JP2002238454A - 油脂被覆球形粒およびその製造方法 - Google Patents

油脂被覆球形粒およびその製造方法

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fat
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Seiichi Taniguchi
誠一 谷口
Yukio Horiike
幸夫 堀池
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体を取り扱う場合のような飛散や吸湿を防
止して、取り扱い性を向上させた油脂被覆球形粒および
その製造方法、並びに前記油脂被覆球形粒を用いた食品
を提供することである。 【解決手段】 遠心流動型コーティング造粒装置を用い
て、核となる粒子の表面を油脂粉末でコーティングした
油脂被覆球形粒であって、油脂粉末に香料、色素、調味
料、香辛料、酸味料等を任意に保持させることができる
ため、食品等に好適に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、即席麺等の食品用
途に使用される油脂被覆球形粒およびその製造方法に関
する。
【従来の技術】
【0002】即席麺のスープ材には、一般に各種の香
料、色素、調味料、香辛料、酸味料等が粉末形態で添加
されている。例えばガーリック粉末は即席麺に配合され
る代表的な香気香味付与ないし増強成分である。ガーリ
ック粉末のように、少量で極めて強い香気香味を有する
成分を即席麺に使用する場合には、正確な秤量が要求さ
れるが、秤量時、袋詰時、開封時等に飛散しやすく、ま
た粉体であるため、吸湿すると移送時等に目詰まり等を
起こしやすいという問題がある。このような問題は、各
種の香料、色素、調味料、香辛料、酸味料等に共通す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、粉体
を取り扱う場合の飛散や吸湿を防止して、取り扱い性を
向上させた油脂被覆球形粒およびその製造方法、並びに
前記油脂被覆球形粒を用いた食品を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の油脂被覆球形粒
は、核となる粒子の表面を油脂粉末でコーティングし
た、実質的に球形であることを特徴とする。
【0005】本発明における前記油脂粉末は、香料、色
素、調味料、香辛料および酸味料から選ばれる少なくと
も1種を保持させることができる。ここで、油脂粉末が
香料等を保持しているとは、造粒に先立って油脂粉末に
あらかじめ香料等が含有されている場合のほか、造粒後
に表面の油脂粉末に香料等を含浸または付着させる場合
をも含んでいる。
【0006】このように、本発明の油脂被覆球形粒は、
核となる粒子の表面を油脂粉末でコーティングしている
ので、この油脂粉末に香料等を保持させる場合には、粉
状の香料等が飛散するのを防止でき、さらに吸湿をも防
止することができる。また、この油脂被覆球形粒は実質
的に球形であるため、体積が小さくなり、流動性にも優
れているため、取り扱いが容易である。
【0007】本発明で使用される前記油脂粉末は、融点
が35〜80℃であるのが好ましい。これにより、室温
ではほぼ固形状態を維持すると共に、例えば食用時に融
点以上の湯に投入することによって、核粒子から融解し
て湯と混ざり合い、油脂感を付与ないし増強させる。
【0008】本発明にかかる油脂被覆球形粒の第1の製
造方法は、遠心流動型コーティング造粒装置を用いて、
核となる粒子を流動させながら、油脂粉末および結合液
を供給して、油脂粉末で前記粒子をコーティングする造
粒を行うことを特徴とする。この場合、前記油脂粉末お
よび/または結合液には、あらかじめ香料、色素、調味
料、香辛料および酸味料から選ばれる少なくとも1種を
含有させておくことができる。
【0009】本発明にかかる油脂被覆球形粒の第2の製
造方法は、遠心流動型コーティング造粒装置を用いて、
核となる粒子を流動させながら、これに油脂粉末および
結合液を供給して、油脂粉末で前記粒子をコーティング
する造粒を行った後、香料成分、色素、調味料、香辛料
および酸味料から選ばれる少なくとも1種を前記油脂粉
末に保持させることを特徴とする。
【0010】また、本発明の食品は、前記油脂被覆球形
粒を含有したものである。食品としては、例えば中華
麺、そば、うどん、ソーメン等の即席麺が挙げられる
が、これに限定されるものではなく、即席スープ(即席
コンソメスープ、即席ポタージュスープ、みそ汁等)、
即席しるこ、即席ぜんざい等のように、飲食時に湯を加
えるか加熱して飲食する形態の食品であればよく、さら
には湯を加えずにそのまま食することもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の油脂被覆球形粒は、核と
なる粒子(以下、核粒子という)の表面を結合液を用い
て油脂粉末でコーティングしたものである。
【0012】前記核粒子には、結合液によって表面は湿
潤状態になるが、粒子自体の形状を維持するものが使用
される。このような粒子としては、例えば蔗糖(グラニ
ュー糖等)、糖アルコール(還元乳糖、還元パラチノー
ス、粉末還元麦芽糖水飴等)、食塩、寒梅粉等の米粉、
小麦でんぷん、コーンスターチ等のでんぷん類、香辛料
(胡椒、シナモン、山椒等)、その他の加工品が挙げら
れる。核粒子は、粒径が約0.3〜3mm、特に0.5
〜1.5mmであるのが好ましく、必要に応じて、上記
蔗糖等の加工品を前記粒径に造粒した成形物にして使用
することもできる。なお、使用する核粒子は球形である
必要はなく、直方体や不定形物等の任意形状のものがい
ずれも使用可能である。
【0013】前記結合液は核粒子と油脂粉末とを結合さ
せる作用を有する。結合液としては、例えば水が挙げら
れるが、球形への成形性を向上させるうえで、前記した
蔗糖または糖アルコール、あるいはアラビアガム、でん
ぷん等の増粘安定剤を加えた水溶液の形態で使用するの
が好ましい。また、結合液には、香料、色素、調味料、
香辛料および酸味料から選ばれる少なくとも1種が溶解
または分散されていてもよい。これらの成分は、後述す
る油脂粉末が保持する香料、色素、調味料、香辛料また
は酸味料と同一または異なるものを使用することができ
る。
【0014】油脂粉末としては、室温では固体である
が、湯に投入したときに油脂感を付与できるように、融
点が35〜80℃、特に50〜60℃のものを使用する
のが好ましい。このような油脂粉末としては、例えば植
物油脂粉末、動物油脂粉末あるいはそれらの水素添加物
粉末、さらに脂肪酸、脂肪酸モノグリセリド、脂肪酸ジ
グリセリド等が挙げられ、これらは2種以上を混合して
使用してもよい。使用する油脂粉末の粒径は、核粒子の
粒径よりも出来るだけ小さいのが良好な球形度を得るう
えで好ましく、通常、核粒子に対して粒径が約1/2以
下であるのがよい。すなわち、油脂粉末の粒径が核粒子
に対して1/2を超える場合には良好な球形粒を得るこ
とが困難になる。一方、油脂粉末の粒径の下限は特に限
定されないが、粉砕の困難さを考慮すると、核粒子に対
して粒径が1/20を下限とするのがよい。
【0015】前記植物油脂粉末としては、例えばパーム
油、ナタネ油、ヤシ油、大豆油、綿実油、コーン油、ヒ
マワリ油またはそれらの水素添加物の粉末が挙げられ
る。また、動物油脂粉末としては、例えば牛脂、豚脂、
チキンオイル、いわし油またはそれらの水素添加物の粉
末が挙げられる。
【0016】前記脂肪酸としては、例えばステアリン
酸、パルミチン酸、オレイン酸等を挙げることができ
る。前記脂肪酸モノグリセリドとしては、例えばモノス
テアリン酸グリセリド等、前記脂肪酸ジグリセリドとし
ては、例えばジステアリン酸グリセリド等を挙げること
ができる。
【0017】油脂粉末は、香料、色素、調味料、香辛料
および酸味料の1種または2種以上を保持しているのが
好ましい。前記香料としては、例えばメントール粉末、
メントール顆粒、バニリン、エチルバニリン、マルトー
ル、ピペロナール等の常温固体の香料粉末、ペパーミン
ト、レモン、オレンジ等の天然精油または合成香料と天
然香料の調合香料を乳化・粉末化した粉末香料、動植物
抽出エキスに酸味料や甘味料を配合して粉末化した複合
調味粉末香料等を挙げることができる。
【0018】前記色素としては、例えば合成色素、天然
色素の色素単体や天然色素抽出液に賦形剤を配合して粉
末化した粉末色素を挙げることができる。前記調味料と
しては、例えばモノグルタミン酸ソーダ、粉末醤油、粉
末ソース、粉末酢等を挙げることができる。前記香辛料
としては、例えばガーリック、ペッパー、シナモン、デ
ィル、スターアニス、ターメリック、パプリカ等のスパ
イス類、パーブ類の乾燥粉砕物、カレー、ミックススパ
イス等およびこれらの混合物を挙げることができる。前
記酸味料としては、例えばクエン酸、リンゴ酸、フマル
酸、アスコルビン酸や粉末化された酢酸粉末等を挙げる
ことができる。
【0019】また、これら以外にも粉状ビタミン類、機
能性素材等の種々の添加剤を配合することができる。粉
状ビタミン類としては、例えばビタミンC、ビタミン
D、ビタミンA、ビタミンK、ビタミンP等の含有粉末
を挙げることができる。機能性素材としては、例えばD
HA、EPAおよびそれら含有魚油、リノール酸、リノ
レン酸、月見草油、オクタコサノール、シソ油、ロイヤ
ルゼリー、プロポリス、ポリフェノール類、大豆発酵エ
キス等の含有粉末を挙げることができる。
【0020】香料等を保持した油脂粉末は、例えば原料
油脂を加熱して溶融させ、これに所定量の香料等を加
え、均一に混合ないし混練後、冷却し粉砕する等して得
ることができるほか、単に、油脂粉末と上記香料等の粉
末をミキサー等で乾式混合してもよい。また、粘性を増
大させることを目的として油脂粉末に澱粉類(化工澱粉
等)、増粘安定剤等を混合してもよい。
【0021】核粒子に対する油脂粉末のコーティング量
は、用途、球形粒の粒径、使用する材料等に応じて変化
するため、特に限定されるものではないが、通常、核粒
子100重量部に対して油脂粉末は50〜500重量
部、好ましくは120〜250重量部であるのが適当で
ある。
【0022】図1は本発明の油脂被覆球形粒を製造する
のに好適な遠心流動型コーティング造粒装置1を示して
おり、容器2内部には円板状の回転板3が水平に設けら
れ、この回転板3は回転軸4の回りに回転可能である。
回転板3の円形の縁部5は容器2の水平断面の円と同心
であり、その縁部5と容器2の内壁との間には、環状の
間隙6が形成されている。前記回転板の下方のエアー供
給口7からエアー8が供給され、このエアー8はスリッ
トエアーとして前記環状の間隙6から容器2の内部に送
入される。一方、容器2にはその内部に造粒用の結合液
9を供給するためにスプレー装置10が、造粒用の油脂
粉末11を散布するために粉末散布装置12がそれぞれ
設けられている。
【0023】まず、容器2の内部に油脂被覆球形粒の核
となる核粒子を投入し、回転板3を回転させ、エアー8
を供給すると、遠心作用とスリットエアーによる上昇作
用により、回転板3上の核粒子13は、遠心流動を開始
する。この状態で、スプレー装置10から結合液9を噴
霧し、粉末散布装置12から油脂粉末11を散布する
と、結合液9で湿潤状態となった核粒子13の表面に油
脂粉末11が付着する。所定量の油脂粉末の散布を終え
た後、温風等の送風または熱雰囲気下で乾燥させる。つ
いで、必要に応じて、結合液の噴霧と油脂粉末の散布と
を繰り返し行うことにより、所定の粒径または所定の油
脂粉末が付着した球形粒が得られる。この球形粒は、平
均粒径が通常、1.2〜3.0mm程度であるのが適当
である。結合液の噴霧量は油脂粉末の散布量100重量
部に対して50〜200重量部であるのがよい。前記し
た遠心流動型コーティング造粒装置は、特開平6-21
8266号公報、同6-262054号公報等に記載さ
れており、またフロイント産業(株)からも市販されて
いる。
【0024】得られた油脂被覆球形粒には、さらに後加
工として、香料、色素、調味料、香辛料および酸味料か
ら選ばれる1種または2種以上を保持させることができ
る。具体的には、得られた油脂被覆球形粒を、前記香料
等を溶解または分散させた液に浸漬するか、あるいは当
該液を油脂被覆球形粒に噴霧もしくは塗布し、ついで乾
燥させることにより、香料等を保持した油脂被覆球形粒
を得ることができる。かかる後加工は、香料等を含有し
た油脂粉末や結合液を用いて造粒した油脂被覆球形粒に
行ってもよいことは勿論である。香料、色素、調味料、
香辛料または酸味料の保持量は、それらの種類、球形粒
の用途や目的、球形粒の粒径やコーティング油脂粉末量
等によって異なるため、特に制限されるものではない。
【0025】本発明の油脂被覆球形粒は、蔗糖等の核粒
子を油脂粉末でコーティングしたものであるため、その
ままで各種食品に使用することができ、特に即席麺等の
即席食品に適用するときは、飲食時に油脂粉末が湯を溶
融して油脂感を付与することができる。また、油脂粉末
が香料、色素、調味料、香辛料、酸味料等を保持してい
る場合には、食欲を刺激する香気香味または着色が付与
または増強される。なお、本発明の油脂被覆球形粒は、
核粒子、結合液、油脂粉末がいずれも安全性の高いもの
であるゆえ、食品の他、有効成分を含有した医薬品およ
び医薬部外品としても使用可能である。
【0026】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものでは
ない。
【0027】実施例1 (油脂被覆球形粒の製造)核粒子として18〜22メッ
シュパス(開口0.71〜0.85mm)のグラニュー
糖を使用し、これを遠心流動型コーティング造粒装置
(フロイント産業(株)製)に投入し、一定の回転速度で
流動させた。グラニュー糖を流動させながら、表1に示
す組成の結合液を最初は極めて少量でグラニュー糖に噴
霧し、核のグラニュー糖表面を湿潤させた。ついで、表
1に示す組成の油脂粉末を散布した。このとき、油脂粉
末は極めて少量より散布していく。このとき、結合液の
噴霧量と油脂粉末の散布量とは1:1〜1.5(重量
比)の割合であった。散布後、50〜70℃の温風を装
置内に送り、乾燥させた。ついで、結合液の噴霧と油脂
粉末の散布とを繰り返し行って、平均粒径が1.4mm
の油脂被覆球形粒を得た。この球形粒の球形度は0.7
〜0.9であった。なお、表1に示す油脂粉末は、同表
に示す各成分粉末を均一に乾式混合して得られたもので
ある。また、表1に示す結合液は、水に同表に示すグラ
ニュー糖およびアラビアガムを溶解して得られたもので
ある。
【表1】 実施例2 実施例1で得た油脂被覆球形粒100重量部に対して、
ガーリックオイルの50%エタノール溶液を噴霧し乾燥
させて、表面にガーリックオイル0.5重量部が吸着し
た油脂被覆球形粒を得た。 実施例3 実施例1において、油脂粉末中のローストガーリックフ
レーバー加工粉末20.0重量部に代えて、チキンフレ
ーバー粉末(香料)5重量部を用いた他は実施例1と同
様にして油脂被覆球形粒を得た。 実施例4 実施例1において、油脂粉末中のローストガーリックフ
レーバー加工粉末20.0重量部に代えて、βカロチン
粉末(色素)1重量部を用いた他は実施例1と同様にし
て油脂被覆球形粒を得た。 実施例5 実施例1において、ローストガーリックフレーバー加工
粉末20.0重量部を油脂粉末に代えて、結合液に溶解
させて使用した他は、実施例1と同様にして油脂被覆球
形粒を得た。 実施例6 (即席麺の製造)実施例2で得た油脂被覆球形粒0.0
5〜2.0gを、所定量の粉末スープ、具材および油揚
げ乾燥麺と共にカップ型容器に収容して即席中華麺を得
た。この即席中華麺に熱湯を注いで食したところ、前記
油脂被覆球形粒に由来する油脂感とガーリック風味があ
った。
【0028】
【発明の効果】本発明の油脂被覆球形粒は、核となる粒
子の表面を油脂粉末でコーティングしたものであるた
め、油脂粉末に香料、色素、調味料、香辛料、酸味料等
を任意に保持させることができ、食品等に好適に使用す
ることができる。特に、油脂粉末に香料等を保持させる
ことにより、粉状の香料等が飛散するのを防止でき、さ
らに吸湿をも防止することができる。また、本発明の油
脂被覆球形粒は実質的に球形であるため、不定形粒等と
比較して体積が小さく、流動性にも優れているため、秤
量時等の取り扱いが容易である。本発明で使用される前
記油脂粉末は、融点が35〜80℃であるのが好まし
い。これにより、室温ではほぼ固形状態を維持すると共
に、例えば食用時に融点以上の湯に投入することによっ
て、油脂感を付与ないし増強させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠心流動型コーティング造粒装置を示す概略図
である。
【符号の説明】
1 遠心流動型コーティング造粒装置 2 容器 3 回転板 4 回転軸 5 縁部 6 間隙 7 エアー供給口 8 エアー 9 結合液 10 スプレー装置 11 油脂粉末 12 粉末散布装置 13 核粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B026 DC06 DG01 DL02 DL03 DL10 DP10 DX08 4B046 LA05 LB06 LC09 LE15 LG02 LG09 LG11 LG13 LG16 LG25 4B047 LB09 LE06 LF08 LG11 LG23 LG24 LG25 LG26 LP09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】核となる粒子の表面を油脂粉末でコーティ
    ングしたことを特徴とする、実質的に球形の油脂被覆球
    形粒。
  2. 【請求項2】前記油脂粉末が、香料、色素、調味料、香
    辛料および酸味料から選ばれる少なくとも1種を保持し
    ていることを特徴とする請求項1記載の油脂被覆球形
    粒。
  3. 【請求項3】前記油脂粉末の融点が35〜80℃である
    請求項1または2記載の油脂被覆球形粒。
  4. 【請求項4】前記核となる粒子が蔗糖、糖アルコール、
    食塩、澱粉、香辛料またはこれらの成形物の粒子である
    請求項1〜3のいずれかに記載の油脂被覆球形粒。
  5. 【請求項5】遠心流動型コーティング造粒装置を用い
    て、核となる粒子を流動させながら、これに油脂粉末お
    よび結合液を供給して、油脂粉末で前記粒子をコーティ
    ングする造粒を行うことを特徴とする油脂被覆球形粒の
    製造方法。
  6. 【請求項6】前記油脂粉末および/または結合液が、香
    料、色素、調味料、香辛料および酸味料から選ばれる少
    なくとも1種を含有している請求項5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】遠心流動型コーティング造粒装置を用い
    て、核となる粒子を流動させながら、これに油脂粉末お
    よび結合液を供給して、油脂粉末で前記粒子をコーティ
    ングする造粒を行った後、香料、色素、調味料、香辛料
    および酸味料から選ばれる少なくとも1種を前記油脂粉
    末に保持させることを特徴とする油脂被覆球形粒の製造
    方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜4のいずれかに記載の油脂被覆
    球形粒を含有した食品。
  9. 【請求項9】即席麺である請求項8記載の食品。
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