JPH06262054A - 造粒方法および装置ならびにそれにより得られた造粒物 - Google Patents

造粒方法および装置ならびにそれにより得られた造粒物

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JPH06262054A
JPH06262054A JP5048831A JP4883193A JPH06262054A JP H06262054 A JPH06262054 A JP H06262054A JP 5048831 A JP5048831 A JP 5048831A JP 4883193 A JP4883193 A JP 4883193A JP H06262054 A JPH06262054 A JP H06262054A
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薫 栗田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 均質で均一な粒径の球形造粒物を得ることが
できる造粒コーティング技術を提供する。 【構成】 容器1の底部に設けた回転板2を回転させて
該回転板2上で粒子を遠心転動させながら粉末原料と結
合剤液を容器1内に供給することにより造粒コーティン
グを行う方法および装置。容器1内の粒子層Mの上面の
位置をセンサ18で検出し、その検出信号に応答してス
プレーノズル13の結合剤液供給口の位置を粒子層Mの
上面の変化に対応して自動的に変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は造粒技術、特に医薬品、
食品等に利用する球形粒子の製造や、この球形粒子を核
としてこの上にさらに粉末コーティングを行う方法およ
び装置ならびにその方法あるいは装置によって得られた
造粒物に関する。
【0002】
【従来の技術】球形やそれに近い形状の粒子の製造や、
このような粒子上にさらに薬品などの粉末を付着させ
る、いわゆる粉末コーティングを行うには、底部に水平
あるいは皿状の回転円板を有する容器に粉末を仕込んで
結合剤を噴霧して粉末どうしを凝集結合させ、あるいは
さらにこれに粉末を散布する方法と、核となる粒子を仕
込んでおき、これに粉末と結合剤液を供給して核の上に
粉末を付着させて所望の形状に造粒する方法とがある。
【0003】いずれの前記造粒方法においても、造粒物
を球形やそれに近い形状としたり、粉末コーティングの
層を均一で緻密なものにするには、前記装置の回転円板
上を粒子層が遠心転動することが必要であって、粒子の
すべてが浮遊流動状態にあってはならない。すなわち、
上記の目的の造粒工程では回転円板上には、これによっ
て支持されている粒子層が必ず存在する。
【0004】そして、造粒やコーティングのための結合
剤液や操作中添加させる粉体は、この粒子上に供給され
る。結合剤液はノズルから噴霧して加えるのが普通であ
るが、この際、噴霧液滴の空間密度が適切でないと、局
部的に粒子が濡れすぎて団塊が生成されたり、濡れが不
十分で粒子と粉体、あるいは粉体どうしを強固に結合す
ることができなくなってしまう。
【0005】ところで、噴霧液滴の空間密度は、供給口
(スプレーノズル)からの距離が大きくなるにしたがっ
て減少するので、結合剤液の供給口と粒子層の上面との
間隔は一定の範囲内にあることが必要である。
【0006】上記間隔が小さすぎると、粒子層の影響で
噴霧気流が乱されて液滴の空間密度に偏りを生じ、濡れ
すぎや濡れ不足の個所を生じてしまう。
【0007】それとは逆に、上記間隔が大きすぎると、
粒子層に噴霧液滴が到達する前に液滴の速度が落ちて、
乾燥あるいは流動のための気流によって液滴が系外に逃
散したり、器壁に液滴が付着して不良発生の原因になっ
たり、液滴の溶剤が蒸発して微粉を形成したり(ダステ
ィング)するなど、工程上あるいは操作上の要請からも
上記間隔には適正値が存在する。
【0008】また、粉体を供給する場合は、その供給口
が粒子層上面と近すぎると局部的に粉体密度が過剰にな
って、均一な製品ができなかったり、団塊を生じたりす
る。それとは逆に、供給口と粒子層上面が離れすぎてい
ると、器壁に粉体が付着したり、粉末が乾燥や流動のた
めの空気流により系外に逃散したりする。このため、粉
末供給口についても、粒子層上面との間隔には適正値が
存在する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の目的
の造粒においては、処理容器の内容物は粉末の添加や結
合剤液の添加により次第に増量し、このため粒子層上面
は造粒の進行に伴って次第に上昇する。したがって、前
記間隔は経時的に減少していくので、全造粒工程を通じ
てこれを適正範囲に保つことができない。
【0010】しかしながら、上記したような事実、すな
わち噴霧される結合剤液供給口や粉末供給口と粒子層上
面の間隔が造粒の仕上がりに対して大きな要因となって
いるということは、従来知られてはいなかった。
【0011】すなわち、従来も造粒作業の熟練者は、経
験的に操業中スプレーガンの位置を変えるような操作を
したほうが、仕上がり、収率等において良好な結果が得
られることを知ってはいたが、前記の問題点が造粒やコ
ーティングの不具合の発生の主要な原因であることは明
確に認識されておらず、未解明のまま残っており、本発
明者らによって初めて解明されたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した問題点を解決す
るには、最も単純な方法として、粒子層上面と結合剤液
供給口、あるいはさらに粉末供給口との間隔を常に適正
範囲に、できれば一定に保つように作業員が監視してこ
れらの供給口の位置を調節すればよいことが分かった。
しかし、このような方法は極めて煩雑で、人手を要し、
正確さに欠け、またGMP上も好ましくなかった。
【0013】本発明者らは、粒子層上面の位置をセンサ
により検出し、この結果によってこれら供給口の位置を
適正範囲に保つように自動的に可変調節することによ
り、良好な結果を得て、本発明を完成した。
【0014】すなわち、本発明の造粒方法は、その水平
断面形状が円形の容器の底部に該容器断面の円と同心の
円形の縁部を有する回転板を設け、該容器の内壁と該回
転板の該縁部とで形成される間隙を通じて該容器内へ気
体を送入しつつ該回転板を回転させて、粒子を遠心流動
させながら、粉末と結合剤液とを供給して造粒を行う方
法であって、該回転板により支持されている粒子層の上
面の位置をセンサにより検出し、前記センサからの信号
にしたがって、結合剤液供給口の位置を自動的に変化さ
せるものである。
【0015】また、本発明の造粒装置は、円形の水平断
面形状を有する容器と、この容器の底部に設けられ、該
容器の断面形状の円と同心の円形の縁部を有する回転板
と、前記容器内に粉末原料を供給する粉末供給手段と、
前記容器内に結合剤液を供給する結合剤液供給手段と、
前記容器の内壁と前記回転板の前記縁部との間で形成さ
れる間隙と、前記間隙を通じて前記容器内に気体を送入
する手段と、前記回転板を回転させる手段とからなる造
粒装置であって、前記回転板の上に支持されている粒子
層の上面の位置を検出するセンサと、このセンサからの
信号に応答して前記結合剤液供給手段の結合剤液供給口
の位置を自動的に変化させる第1の位置可変手段とから
なるものである。
【0016】さらに、本発明の造粒物は、前記した造粒
方法および(または)装置によって得られるものであ
る。
【0017】
【作用】本発明の造粒方法および装置によれば、容器内
の回転板上の粒子層の上面位置をセンサで検出し、結合
剤液供給口および(または)粉末供給口の位置を自動的
に変化させることにより、粒子層の上面に対する結合剤
液供給および(または)粉末供給口の位置が常に最適な
関係に保たれるので、粒子層の増減にかかわらず、常に
安定した良質の造粒コーティングを行うことができる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の造粒方法を実施するために
用いられる造粒装置の一実施例を示す断面図である。
【0019】本実施例の造粒装置はいわゆる遠心流動型
ないし遠心転動型造粒コーティング装置と呼ばれている
構造のものである。
【0020】この造粒装置においては、造粒用の容器1
はその水平断面形状が円形である円筒状の構造を有して
いる。
【0021】この容器1の底部には、円板状の回転板2
が水平に設けられ、この回転板2は回転軸3の回りに回
転可能である。回転板2の円形の縁部2aは容器1の水
平断面の円と同心であり、その縁部2aと容器1の内壁
との間には、環状の間隙4が形成されている。
【0022】前記回転板2の下方には、エアチャンバ5
が形成され、このエアチャンバ5には、図示しないブロ
ワからプレフィルタ6および空気調節装置7を経て、エ
アが供給され、このエアはスリットエアとして前記環状
の間隙4から容器1の内部に送入される。空気調節装置
7は冷却器7aと温度調節器付きの加熱器7bと加湿器
7cとを有している。
【0023】一方、容器1の内部に造粒用の粉末8を供
給するため、たとえばスクリューフィーダ式の粉末供給
装置9が設けられている。
【0024】また、容器1内に造粒用の結合剤液10を
供給するため、タンク11に定量供給ポンプ12を経て
連通するスプレーノズル13が該容器1内に配設されて
いる。タンク11からの結合剤液10はスプレーノズル
13に供給される高圧エア14と共に該スプレーノズル
13から噴出される。
【0025】容器1の底部近くには、造粒された製品を
取り出すための製品排出装置15が設けられている。一
方、容器1の上部には、カバー16が設けられている。
【0026】さらに、本実施例においては、プログラム
コントローラ17が設けられ、容器1内に送入されるエ
アによって該容器1内に供給される水分および該エアの
排出に伴って容器1から逸出する水分を計算して求め
た、核となる粒子の表面における液/固比が所定のプロ
グラムに従った値となるように粉末8と結合剤液10と
を供給するため、粉末供給装置9と定量供給ポンプ12
などの結合剤液供給装置をプログラム制御するよう構成
されている。
【0027】また、本実施例においては、容器1内にお
ける粒子層Mの上面の位置を検出するためにセンサ18
が設けられている。このセンサ18は粒子層Mの上面の
位置の変化を検出し、それに応答してスプレーノズル1
3の結合剤液供給口の位置および粉末供給装置9の粉末
供給口23の位置を自動的に可変制御するためのもので
ある。
【0028】そのため、センサ18はコントローラ19
と、このコントローラ19で作動制御されるアクチュエ
ータ20とに接続されている。該アクチュエータ20は
たとえばエアまたは油圧シリンダもしくはモータなどよ
りなり、スプレーノズル13とアーム22を介して物理
的に剛性結合され、該アーム22を自動的に上下動させ
ることによってスプレーノズル13の結合剤液供給口の
位置を粒子層Mの上面に対して所定距離、たとえば常時
一定の距離に保つ第1の位置可変手段として機能する。
【0029】また、本実施例においては、アクチュエー
タ20はアーム22を介して粉末供給装置9の粉末供給
口23と物理的に剛性結合され、該粉末供給口23の位
置を上下方向に自動的に可変制御する。
【0030】そのため、本実施例の粉末供給装置9にお
ける粉末供給出口部は途中で弯曲した可撓部9aとして
形成され、アーム22の上下動に追従して弯曲または伸
長して粉末供給口23の位置を可変制御できるようにな
っている。
【0031】次に、本実施例の作用について説明する。
【0032】まず、造粒コーティング操作にあたって、
容器1内には核となる粒子が供給される。そして、回転
軸3を図示しない駆動源で回転させて回転板2を回転さ
せる一方、図示しないブロワからエアチャンバ5および
間隙4を経て容器1内にエアを供給しながら、容器1内
に粉末供給装置9から粉末8、タンク11からスプレー
ノズル13を経て結合剤液10を供給する。
【0033】それにより、回転板2の上では、粒子が遠
心流動ないし遠心転動され、粉末8と結合剤液10とに
よって造粒コーティングが行われる。
【0034】その際、本実施例においては、容器1内に
送入されるエアによって該容器1内に供給される水分
と、該容器1からのエアの排出に伴って該容器1内から
逸出する水分とを計算して求めた、核となる粒子表面に
おける液/固比が、所定のプログラムに従った値となる
ように、粉末供給装置9および定量供給ポンプ12など
の結合剤液供給装置をプログラムコントローラ17によ
り制御して粉末8と結合剤液10とを供給する。それに
より、本実施例の造粒装置において、最適な液/固比で
良好な均一粒径の造粒製品を製造することができる。
【0035】また、本実施例においては、造粒コーティ
ング処理中における回転板2上の粒子層Mの上面の位置
を検出するセンサ18が設けられているので、このセン
サ18は造粒コーティング処理の進行により粉末供給装
置9から容器1内に供給される粉末原料とスプレーノズ
ル13から供給される結合剤液10によって増量されて
上昇する粒子層Mの上面位置の上昇を検出する。
【0036】そして、センサ18による検出信号はコン
トローラ19に送られ、該コントローラ19はアクチュ
エータ20を作動させる。それにより、たとえばアクチ
ュエータ20がシリンダの場合にはそのピストンロッド
20aを後退すなわち上昇させる。
【0037】その結果、ピストンロッド20aのアーム
21を介して剛性結合されたスプレーノズル13が該ピ
ストンロッド20aの上昇動作と共に上昇させる。その
上昇距離と速度は、センサ18による粒子層Mの上面位
置の上昇距離と速度に一致する。
【0038】したがって、スプレーノズル13の結合剤
液供給口と粒子層Mの上面との間の間隔は常に実質的に
一定の状態に保たれ、スプレーノズル13の結合剤液供
給口から噴出される結合剤液10が粒子層Mの上面に到
達した時の条件が実質的に一定となるので、常に均質な
造粒コーティングを安定して実現できる。
【0039】また、本実施例においては、アクチュエー
タ20のピストンロッド20aはアーム22を介して粉
末供給装置9の粉末供給口23に剛性結合されているの
で、ピストンロッド20aの上昇につれて可撓部9aで
屈曲し、粉末供給口23もピストンロッド20aおよび
スプレーノズル13と共に同じ上昇距離と速度で上昇す
る。
【0040】したがって、粉末供給口23から粒子層M
に供給される粉末の供給位置は該粒子層Mに対して常に
実質的に一定となる。
【0041】その結果、粉末供給口23からの粉末供給
条件が実質的に一定となり、均質な造粒コーティングが
可能となる上に、上記したスプレーノズル13の結合剤
液供給口の上昇と粉末供給口23の上昇とが全く同期し
て等量ずつ行われることにより、結合剤液と粉末の両方
の粒子層Mに対する供給条件が実質的に一定となり、常
に均質な粒径の良好な球形粒子が得られ、所望の造粒コ
ーティングを確保できる。
【0042】(実験例1)図1に示す遠心流動型コーテ
ィング装置(フロイント産業株式会社製 CF−130
0)に、核として平均粒径270μmのグラニュー糖2
0kgを仕込み、回転板を80rpmで回転させながら容
器の内壁と回転板の縁部との隙間から空気を送入し、ス
プレーノズルから50重量%蔗糖シロップを噴霧しなが
ら粉末供給装置から粉糖を供給した。
【0043】この際、容器内に送入する空気はブロワか
ら出た空気を冷却器を通して除湿し、次いで温度調節器
付きの加熱器により温度29°±1℃、湿度37.5±0.
5%に調節した。空気量は当初3.5m3/分から徐々に増
加して最終4.5m3/分とした。
【0044】シロップは当初150ml/分から段階的に
増加させて最終で300ml/分とし、粉糖の量を送入さ
れる空気により持ち込まれる水分と、排気により持ち去
られる水分を計算に入れて、液/固比を0.20の一定値
となるプログラムにより計算量を加え、80分間で合計
量118kgを加えた。
【0045】この際、センサとして振動センサを用い、
粒子層との接触により振動出力が一定値を超えたら、セ
ンサ、スプレーノズルおよび粉末供給口を2cm引き上げ
るように設定した。粒子層上面とスプレーノズルの間隔
は10cmとなるようにし、また上記条件ではセンサが約
2cm粒子層に没入したときの振動出力により作動するよ
うにした。また、粉末供給口は、ほぼ粒子層上面に接す
るようにした。
【0046】この方法により、本実験例1では、500
〜710μmの粒径の良好な球形粒子が収率92.2%で
得られた。
【0047】(実験例2)粉末供給口を仕込時の粒子層
上面から20cm上法に固定した他、実験例1と同様に操
作した。
【0048】本実験例2によれば、500〜710μm
の粒径の良好な球形粒子が収率89.3%で得られた。
【0049】(比較例1)実験例2と同様の条件で操作
したが、振動センサを用いず、スプレーノズルは仕込時
の粒子層上面から25cmの間隔とし、位置を固定したま
まとした。
【0050】この場合には、粒子層において団塊が多数
形成され、500〜710μmの収率は65.5%であっ
た。
【0051】(実験例3)センサとしてひずみセンサを
用い、1分間のうち30秒以上ひずみが一定値を超えた
らセンサ、スプレーノズルおよび粉末供給口を3cm引き
上げるように設定した他、実験例1と同様に操作した。
【0052】本実験例3による粒子は均一粒径で球形の
ものであり、その収率は91.9%であった。
【0053】(実験例4)センサとしてのひずみセンサ
のひずみが常に一定となる間隔を保つように設定した
他、実験例3と同様に操作した。
【0054】本実験例4で得られた粒子も均一な粒径の
球形粒子であり、その収率は92.4%であった。
【0055】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0056】たとえば、結合剤液供給口および粉末供給
口の位置の自動可変調節の方法としては、適正範囲内
に、ある間隔の下限値を設定し、間隔がこの値を下回っ
たら別に定めたある間隔に供給口を引き上げる方法、常
に一定間隔を保つように供給口の位置を変える方法など
任意であり、また粒子層上面の瞬間位置により作動させ
ても、一定時間中の平均値により作動させてもよい。
【0057】さらに、センサとしては光学的なもの、電
気的なもの、超音波等によるもの、力学的なものなど任
意であるが、センサの振動の検出、センサの変形の検
出、センサの受ける応力の検出など、粒子層とセンサの
接触による力学的な原理に基づくものが好適とされる一
例である。
【0058】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0059】(1).粒子層の上面の位置を検出して結合剤
液供給口の位置が自動的に変化させることにより、粒子
層に対する結合剤液の供給条件は常に実質的に一定とな
り、常時安定した造粒コーティングが行われ、均質で均
一な粒径の球形造粒物を得ることができる。
【0060】(2).粒子層の上面の位置を検出して粒子層
に対する粉末供給口の位置を自動的に変化させることに
より、粉末の供給条件が常に実質的に一定となり、均質
で均一な粒径の球形造粒物を得ることができる。
【0061】(3).前記(1) ,(2) により、粒子層に対す
る結合剤液および粉末の両供給口の位置を自動的に可変
調節すれば、結合剤液および粉末の両供給条件を常に実
質的に一定に保つことができ、その相乗作用により、さ
らに均質で均一な粒径の球形造粒物を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の造粒方法を実施するために用いられる
造粒装置の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 回転板 2a 縁部 3 回転軸 4 間隙 5 エアチャンバ 6 プレフィルタ 7 空気調節装置 7a 冷却器 7b 加熱器 7c 加湿器 8 粉末 9 粉末供給装置 9a 可撓部 10 結合剤液 11 タンク 12 定量供給ポンプ 13 スプレーノズル 14 高圧エア 15 製品排出装置 16 カバー 17 プログラムコントローラ 18 センサ 19 コントローラ 20 アクチュエータ 20a ピストンロッド 21 アーム 22 アーム 23 粉末供給口 M 粒子層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 七條 伊作 東京都新宿区高田馬場2丁目14番2号 フ ロイント産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その水平断面形状が円形の容器の底部に
    該容器断面の円と同心の円形の縁部を有する回転板を設
    け、該容器の内壁と該回転板の該縁部とで形成される間
    隙を通じて該容器内へ気体を送入しつつ該回転板を回転
    させて、粒子を遠心流動させながら、粉末と結合剤液と
    を供給して造粒を行う方法であって、該回転板により支
    持されている粒子層の上面の位置をセンサにより検出
    し、前記センサからの信号にしたがって、結合剤液供給
    口の位置を自動的に変化させることを特徴とする造粒方
    法。
  2. 【請求項2】 前記結合剤液供給口と前記粒子層の上面
    との間隔が実質的に一定に保たれることを特徴とする請
    求項1記載の造粒方法。
  3. 【請求項3】 前記センサからの信号にしたがって、前
    記粉末供給口の位置を自動的に変化させることを特徴と
    する請求項1,または2記載の造粒方法。
  4. 【請求項4】 前記粉末供給口と前記粒子層の上面との
    間隔が実質的に一定に保たれることを特徴とする請求項
    3記載の造粒方法。
  5. 【請求項5】 前記センサが力学原理に基づくものであ
    ることを特徴とする請求項1,2,3,または4記載の
    造粒方法。
  6. 【請求項6】 円形の水平断面形状を有する容器と、こ
    の容器の底部に設けられ、該容器の断面形状の円と同心
    の円形の縁部を有する回転板と、前記容器内に粉末原料
    を供給する粉末供給手段と、前記容器内に結合剤液を供
    給する結合剤液供給手段と、前記容器の内壁と前記回転
    板の前記縁部との間で形成される間隙と、前記間隙を通
    じて前記容器内に気体を送入する手段と、前記回転板を
    回転させる手段とからなる造粒装置であって、前記回転
    板の上に支持されている粒子層の上面の位置を検出する
    センサと、このセンサからの信号に応答して前記結合剤
    液供給手段の結合剤液供給口の位置を自動的に変化させ
    る第1の位置可変手段とからなることを特徴とする造粒
    装置。
  7. 【請求項7】 前記センサからの信号に応答して前記粉
    末供給手段の粉末供給口の位置を自動的に変化させる第
    2の位置可変手段を備えることを特徴とする請求項6記
    載の造粒装置。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2の位置可変手段が、
    前記センサとコントローラにより作動制御されて前記両
    位置可変手段を同期的に動作させる単一のアクチュエー
    タからなることを特徴とする請求項7記載の造粒装置。
  9. 【請求項9】 前記センサが力学原理に基づくものであ
    ることを特徴とする請求項6,7,または8記載の造粒
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項1,2,3,4,または5の造
    粒方法あるいは請求項6,7,8,または9の造粒装置
    によって得られた造粒物。
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