JP2002238337A - コンバインの穀粒排出オ−ガ - Google Patents

コンバインの穀粒排出オ−ガ

Info

Publication number
JP2002238337A
JP2002238337A JP2001042060A JP2001042060A JP2002238337A JP 2002238337 A JP2002238337 A JP 2002238337A JP 2001042060 A JP2001042060 A JP 2001042060A JP 2001042060 A JP2001042060 A JP 2001042060A JP 2002238337 A JP2002238337 A JP 2002238337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
auger
grain
vertical
motor
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001042060A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Futagami
伸 二神
Takeshi Mizumoto
武 水本
Junji Doihara
純二 土居原
Koji Izumi
浩二 泉
Kenichiro Takeuchi
賢一朗 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2001042060A priority Critical patent/JP2002238337A/ja
Publication of JP2002238337A publication Critical patent/JP2002238337A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動モ−タを利用して横オ−ガを昇降する構
成において、横オ−ガがオ−ガ受け具に収納された状態
で、更に、下げ操作によりスイッチをONすると、回路
中のブレ−カが切れたり、オ−ガ上下モ−タが破損する
等の課題があった。 【解決手段】 本発明は、下部をグレンタンク1に接続
した縦オ−ガ2の上部に、横オ−ガ3を枢着連結して穀
粒排出オ−ガ4を構成した。該横オ−ガ3は、前記縦オ
−ガ2に対して上下方向に調節する昇降手段5としてオ
−ガ上下モ−タ5aに連結して設けた。該オ−ガ上下モ
−タ5aは、前記横オ−ガ3が下降して収納位置に待機
している状態では、下げ方向に操作されても下げ出力を
出さない構成としたコンバインの穀粒排出オ−ガとして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの穀粒
排出オ−ガに関するもので、農業機械の技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】従来からコンバインは、刈取穀稈を脱穀
する脱穀装置と、脱穀後の穀粒を収納貯溜するためのグ
レンタンクとを併設して刈取脱穀作業を連続的に行うこ
とができる構成としている。そして、グレンタンクは、
作業の進行にともなって順次貯溜される穀粒が満杯に達
すると、内装している排出螺旋から、縦オ−ガと横オ−
ガとからなる一連の穀粒排出オ−ガを利用して、貯溜穀
粒を機外に排出する構成としている。
【0003】そして、前記穀粒排出オ−ガは、縦オ−ガ
の上部に横オ−ガの基部を枢着連結して、排出位置に合
わせるために、上下方向に昇降でき、更に、水平方向に
旋回できる構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来装置にお
いて、縦オ−ガに対して横オ−ガを上下方向に昇降調節
する機構は、油圧シリンダや、電動モ−タ、ポンプ一体
型のシリンダパッケ−ジなどの昇降装置が利用されてい
るが、いずれの構成も横オ−ガを最も低い位置に収納し
た状態において、オ−ガ操作レバ−を下げ操作(ほとん
どの場合、誤操作)すると、種々の問題が生じていた。
【0005】又、既に公知の昇降手段として、電動モ−
タを利用した場合、横オ−ガをオ−ガ受け具に収納した
状態で、更に、オ−ガ上下モ−タの下げスイッチをON
操作すると、回路中のブレ−カが切れたり、オ−ガ上下
モ−タが破損する等の課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものであ
る。まず、請求項1の発明は、下部をグレンタンク1に
接続した縦オ−ガ2の上部に、横オ−ガ3を枢着連結し
て穀粒排出オ−ガ4を構成し、前記横オ−ガ3は、前記
縦オ−ガ2に対して上下方向に調節する昇降手段5に連
結して設け、該昇降手段5は、前記横オ−ガ3が下降し
て収納位置に待機している状態では、下げ方向に操作さ
れても下げ出力を出さない構成としたコンバインの穀粒
排出オ−ガとしている。
【0007】つぎに、請求項2の発明は、横オ−ガ3
を、収納位置で保持するオ−ガ受け具6には収納センサ
7を設け、該収納センサ7は、前記横オ−ガ3を検出す
ると、オ−ガ上下モ−タ5aの下げスイッチ8の回路を
OFFに切り替える構成とした請求項1記載のコンバイ
ンの穀粒排出オ−ガとしている。
【0008】つぎに、請求項3の発明は、オ−ガ上下モ
−タ5aの回路に安全装置9を接続して設け、該安全装
置9は、横オ−ガ3がオ−ガ受け具6に収納された状態
において、オ−ガ上下モ−タ5aの下げスイッチ8をO
N操作すると、設定時間後にはモ−タ5aへの通電をO
FFとする構成とした請求項1、又は請求項2記載のコ
ンバインの穀粒排出オ−ガとしたものである。
【0009】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したから、
まず、請求項1の発明は、横オ−ガが収納位置に待機中
に下げ操作をしても、ブレ−カが切れることがないか
ら、すぐに上げ操作を行なって作業を続行することがで
きる特徴がある。
【0010】つぎに、請求項2の発明は、横オ−ガがオ
−ガ受け具に収納された状態で下げ操作により下げスイ
ッチをONにしても、オ−ガ上下モ−タが焼き付いたり
破損することがない特徴がある。つぎに、請求項3の発
明は、横オ−ガがオ−ガ受け具に収納された状態で下げ
操作により下げスイッチをONにしても、安全装置が機
能して設定時間後に通電をカットして回路を守り、オ−
ガ上下モ−タの保護ができる特徴がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、グレンタンク1は、図4に
示すように、クロ−ラを装備したコンバイン車体11上
に搭載し、脱穀装置から一番揚穀装置を介して搬送され
てきた脱穀・選別後の穀粒を貯溜できる従来から公知の
構成と同様の構成を採用している。そして、グレンタン
ク1は、底部に排出螺旋軸12を伝動可能に軸装して設
け、終端側を縦オ−ガ2の下部まで延長して、内装して
いる揚穀螺旋13の下端部に接続して構成している。
【0012】そして、穀粒排出オ−ガ4は、図4に示す
ように、前記縦オ−ガ2の上部に、屈曲した中継筒を介
して横オ−ガ3の基部を枢着して連結し、その横オ−ガ
3を、連結部を回動支点として、図4に仮想線で示すよ
うに、先端側を上下に回動調節できる構成としている。
実施例の場合、中継筒は、内部の図示を省略したが、中
継螺旋を内装して軸架し、前記縦オ−ガ2内の揚穀螺旋
13と横オ−ガ3に内装している搬送螺旋14とを伝動
可能に接続しており、穀粒の受継ぎ搬送ができる構成と
している。そして、穀粒排出オ−ガ4は、図示は省略す
るが、従来から公知であるように、縦オ−ガ2が旋回機
構によって仮想縦軸を中心に回転し、これに連結してい
る横オ−ガ3が水平面内で旋回できる構成としている。
なお、旋回機構については後述する。
【0013】そして、横オ−ガ3は、先端部に穀粒排出
口15を開口し、旋回機構と昇降手段5とによって設定
された位置にグレンタンク1内の穀粒を排出する構成と
している。6はオ−ガ受け具である。つぎに、昇降手段
5の具体的な実施例の構成と、併せて、その作用、及び
効果について説明する。
【0014】まず、昇降手段5は、図4に示すように、
縦オ−ガ2の上部にオ−ガ上下モ−タ5aを装備し、駆
動ギヤ16に横オ−ガ3側の従動上下ギヤ17を歯合し
て伝動可能に構成し、オ−ガ上下モ−タ5aを正・逆転
駆動して横オ−ガ3を上下調節できるものとしている。
そして、オ−ガ上下モ−タ5aは、図1に並列回路で示
すように、切替えスイッチSを操作して上げスイッチ1
8、又は下げスイッチ8に通電すると、上リレ−18
a、又は下リレ−8aを介して上接点19、又は下接点
20が切り替わって通電し、正転、又は逆転駆動する構
成としている。
【0015】つぎに、収納センサ7は、図1、及び図5
に示すように、上述したオ−ガ受け具6に設け、収納さ
れてきた横オ−ガ3を検出すると、上述の下げスイッチ
8、下リレ−8a側の下げ回路にある収納スイッチ7a
をOFFにする構成としている。
【0016】以上のように、穀粒排出オ−ガ4は、図4
に実線で示すように、横オ−ガ3がオ−ガ受け具6に収
納されている状態では、常に、収納センサ7によって存
在が検出されており、上述した図1の収納スイッチ7a
がOFFを保持している。したがって、オ−ガ上下モ−
タ5aは、図1に示すように、整備点検中や調整中に、
仮に操作間違いにより切替えスイッチSを下げスイッチ
8側に操作しても、通電することがないから下リレ−8
aは機能せず、駆動することはない。
【0017】このように、実施例に係る穀粒排出オ−ガ
4は、横オ−ガ3がオ−ガ受け具6に収納された状態に
あるときには、切替えスイッチSを下げ操作しても、通
電しないからブレ−カが切れることもなく、逆に、すぐ
に上げ操作を行なうことができ作業を続行することが可
能である。
【0018】又、別の構成例として、図2に示すよう
に、安全装置9を下げ回路中の収納スイッチ7a(図1
参照)に代えて接続し、通電を阻止する構成にして回
路、特に、オ−ガ上下モ−タ5aを保護する構成にする
ことができる。この場合、安全装置9は、プロテクタで
あって、通電開始後、所定時間で通電カットが自動的に
可能になっている。そして、実施例の場合、上記所定時
間とは、横オ−ガ3が最も高い位置からオ−ガ受け具6
に達するまでに要する時間を設定している。
【0019】このように構成すると、オ−ガ上下モ−タ
5aは、横オ−ガ3がオ−ガ受け具6に収納された状態
で切替えスイッチSを、下げスイッチ8側に切り替え操
作すると、一度は通電状態に切り替わるが所定時間が経
過するとすぐに通電がカットされて停止する。したがっ
て、オ−ガ上下モ−タ5aは、焼き付き等により破損す
ることがなく、長期間の使用に耐えることができる。
【0020】つぎに、安全装置9は、図1の収納スイッ
チ7a、及び図2の安全装置9に代えて、図3に示すよ
うに、下げ回路側に安全装置9を接続して構成してもよ
い。この実施例の場合、安全装置9は、横オ−ガ3が最
も高い位置からオ−ガ受け具6に達するまでに要する時
間を所定時間に設定しており、これを経過すると、自動
的に下げ回路の通電をカットする構成としている。
【0021】このように構成すると、オ−ガ上下モ−タ
5a、及び下げ回路は、保護されて安全に守られること
になる。つぎに、旋回機構とこれに関連する電気回路
を、図1、乃至図4に基づいて説明する。
【0022】まず、旋回モ−タ25は、図4に示すよう
に、グレンタンク1の後側で縦オ−ガ2に近い位置に装
備し、駆動ギヤ26と縦オ−ガ2の旋回ギヤ27とを歯
合して設け、旋回可能に構成している。そして、旋回モ
−タ25は、図1に示すように、切替えスイッチS1
切り替え操作によって左スイッチ28、又は右スイッチ
29を切り替えて、左リレ−30、又は右リレ−31を
機能させ、左接点32、又は右接点33を切り替えて正
転、又は逆転して左右方向に旋回する回路構成としてい
る。なお、回路中において、34は左リミットスイッ
チ、35は右リミットスイッチである。
【0023】以上の構成によって、穀粒排出オ−ガ4
は、切替えスイッチS1の切り替え操作によって、ま
ず、縦オ−ガ2を旋回し、これの上部に一体に連結して
いる横オ−ガ3を左旋回、又は右旋回しながら穀粒の排
出位置を選択して位置決めすることができる。
【0024】別実施例1 つぎに、図7、乃至図9に基づいて別実施例1を説明す
る。別実施例1は、横オ−ガ30を縦オ−ガ31に対し
て、上下に調節する構成において、オ−ガのロック装置
32に関するものである。
【0025】まず、穀粒排出オ−ガ33は、図9に示す
ように、下部を図外のグレンタンクに接続した縦オ−ガ
31の上部に横オ−ガ30を上下回動調節自由に連結し
て、オペレ−タの手動操作で上下調節する構成としてい
る。なお、図9において、34は揚穀螺旋、35は搬送
螺旋を示す。
【0026】そして、ロックプレ−ト36は、図7、及
び図8に示すように、円弧形状にして外周縁に沿ってロ
ック溝37を連続的に配置して形成し、前記横オ−ガ3
0側に取り付けて構成している。そして、ロックピン3
8は、中間部を固定側に取り付けた部材に枢着したロッ
ク作動ア−ム39の上部に設け、前記ロックプレ−ト3
6のロック溝37に係合する構成とし、そのロック作動
ア−ム39の下部に操作ワイヤ−40を連結して図外の
排出レバ−に連動可能に接続して構成している。
【0027】以上述べた別実施例1において、最も重要
な構成は、ロック装置32の主要部であるロックプレ−
ト36が、ロックピン38を上下両側に逃げないように
確実にロックするロック溝37の形状に形成した点にあ
る。この構成に基づいて、別実施例1に係るロック装置
32は、ロックプレ−ト36とロックピン38との係合
が、横オ−ガ30の上側、及び下側へロック状態を確保
できる特徴がある。
【0028】なお、横オ−ガ30は、ガススプリングで
支持する構成にした場合、筒内に籾がなくなると自然に
上がる場合があり、これを確実に防止できる。 別実施例2 つぎに、図10に基づいて別実施例2を説明する。
【0029】別実施例2は、脱穀装置45の選別制御に
関し、機体内部を流動する選別処理物を、CCDカメラ
43によって検出し、これに基づいて制御を行なわんと
するものである。従来から、脱穀装置45は、機内を流
動する選別処理物の量を検出してその検出情報に基づい
て、圧風唐箕46の選別風量を自動的に増減制御した
り、揺動選別棚47のシ−ブ48の選別間隔を広く、又
は狭く調節制御する構成が知られている。
【0030】まず、脱穀装置45は、図10に示すよう
に、扱室49の下側に揺動選別棚47を揺動可能に支架
して設け、その下方に圧風唐箕46、一番移送螺旋5
0、二番移送螺旋51を設けて構成している。そして、
揺動選別棚47は、図面に示すように、選別方向上手側
から、移送棚52、チャフシ−ブ48、ストロ−ラック
53の順に設けて構成している。
【0031】そして、層厚センサSは、図面に示すよう
に、CCDカメラ43からなり、扱室49の排藁側で揺
動選別棚47の上方位置に設け、棚47上の選別処理物
の流動量を検出する構成としている。そして、コントロ
−ラは、具体的には図示しないが、制御プログラムや基
準デ−タ等を内蔵したメモリを有するマイクロコンピュ
−タの演算制御部からなり、算術、論理および比較演算
等を行なう構成となっている。そして、コントロ−ラ
は、棚47上の検出(撮影)によって上記CCDカメラ
43から入力された検出情報に基づいて、圧風唐箕46
の選別風量を調節(実施例の場合は、唐箕回転数を制御
する構成にしている。)したり、チャフシ−ブ48の選
別間隔を制御調節する構成としている。
【0032】別実施例2は、CCDカメラ43の検出精
度によって、揺動選別棚47上を流動している選別処理
物の層厚(量)を正確に検出できる特徴を利用した制御
である。特に、CCDカメラ43は、層厚を輝度の差異
によって正確に検出することが可能であるから、精度の
高い選別制御が可能である。
【0033】別実施例3 つぎに、図11、及び図12に基づいて別実施例3を説
明する。別実施例3は、脱穀装置の選別制御装置におい
て、処理中の穀粒の水分率(量)と、そのときの穀稈の
搬送量(供給量)とを検出し、それに基づいて揺動選別
棚上の処理物の層厚、及び重量を判断し、選別制御を行
なわんとするものである。
【0034】まず、脱穀装置55は、図12に示すよう
に、扱胴56を内装軸架した扱室57の下方に揺動選別
棚58を支架し、その下方に選別方向の上手側から圧風
唐箕59、一番移送螺旋60、二番移送螺旋61の順に
装備して構成している。そして、上記揺動選別棚58
は、選別方向の上手側から、移送棚62、チャフシ−ブ
63、ストロ−ラック64の順に設けて構成している。
そして、前記圧風唐箕59は、図外のコントロ−ラから
出力される制御信号に基づいて回転速度が増減制御さ
れ、選別風量を自動的に調節する構成としている。そし
て、チャフシ−ブ63は、同様にコントロ−ラから出力
される制御信号に基づいて連続的に配列している選別板
63aの相互の選別間隔を広く、又は狭く調節制御する
構成としている。
【0035】そして、搬送量検出センサ65は、図11
に示すように、刈取前処理装置66の穀稈搬送装置67
に設け、搬送する刈取穀稈の量を検出して図外のコント
ロ−ラに入力する構成としている。そして、穀粒水分セ
ンサ68は、図12に示すように、脱穀装置55の穀稈
供給口69の上方で穂部の通路に臨ませて設け、機内に
供給する穀粒の水分を検出してコントロ−ラに入力する
構成としている。
【0036】そして、コントロ−ラは、具体的には図示
しないが、制御プログラムや基準デ−タ等を内蔵したメ
モリを有するマイクロコンピュ−タの演算制御部からな
り、算術、論理および比較演算等を行なう構成となって
いる。そして、コントロ−ラは、搬送量検出センサ65
と穀粒水分センサ68とから入力された検出情報に基づ
いて演算処理して、揺動選別棚58上の処理物の量(体
積)と重量とを判断して圧風唐箕59とチャフシ−ブ6
3とに制御信号を出力して選別制御を行なう構成として
いる。
【0037】以上のように、別実施例3は、揺動選別棚
58上を流動する選別処理物の体積と、水分含量に基づ
く重量に応じて選別制御ができる特徴があり、例えば、
処理物の量が少なくても、湿って重量がある場合、チャ
フシ−ブ63を閉じて選別風量を下げずに選別作業を適
確に行なうことが可能になった。
【0038】別実施例4 つぎに、図13に基づいて別実施例4を説明する。別実
施例4は、穀稈センサ70と複数の風圧センサ71の検
出情報に基づいて脱穀装置72内の選別処理物の詰まり
状態を判定する装置である。
【0039】まず、穀稈センサ70は、実施例の場合、
脱穀装置72の穀稈供給口73の上側に装備して扱室7
4に供給される穀稈を検出する構成としている。そし
て、複数の風圧センサ71は、揺動選別棚75、及びそ
の上方の機枠にそれぞれ配置して設けているが、以下そ
れを述べる。
【0040】まず、風圧センサ71は、選別網76の上
方に網上風圧センサ71aを、実施例の場合3個を配置
して設け、選別網76を通過した選別風を検出する構成
としている。そして、グレンシ−ブ上風圧センサ71b
は、グレンシ−ブ77の上方に設け、グレンシ−ブ77
を通過した選別風を検出する構成としている。そして、
チャフシ−ブ上風圧センサ71cは、チャフシ−ブ78
の上方に設け、チャフシ−ブ78を通過した選別風を検
出する構成としている。このように、各風圧センサ71
a、71b、71cは、圧風唐箕79から吹き出される
選別風が、選別網76、グレンシ−ブ77、チャフシ−
ブ78をそれぞれ通過したとき、その選別風を検出する
構成としている。
【0041】そして、コントロ−ラは、図示は省略して
いるが、制御プログラムや基準デ−タ等を内蔵したメモ
リを有するマイクロコンピュ−タの演算制御部からな
り、算術、論理および比較演算等を行なう構成としてお
り、上記各センサ70、71から入力された検出情報に
基づいて機内の詰まり状態を判断する構成としている。
【0042】以上の構成によって、別実施例4は、正常
な状態で脱穀選別作用が行われているときには、それぞ
れの風圧センサ71が適正な風圧を検出しており、穀稈
センサ70が供給穀稈量が0であることを検出すると、
それに応じて高い風圧を検出することになる。
【0043】そして、風圧センサ71a、71b、71
cは、穀稈センサ70が供給穀稈が0であることを検出
して所定時間が経過しても適正な風圧が検出できなくな
ると、機内に詰まりが発生したものと判断することにな
る。この場合は、オペレ−タは、各センサ毎に詰まり情
報の警報があるから、詰まり箇所を知ることができる。
通常、脱穀装置72は、濡れ扱ぎ時に処理物が貼り付く
ように滞積して選別風の通過を妨害することがある。
【0044】別実施例5 つぎに、上記別実施例4の変形例について、上記別実施
例4(図13)を参照しながら、図14、及び図15に
基づいて別実施例5を説明する。まず、上述の別実施例
4において説明した風圧センサ71(71a、71b、
71c)で機内の各部の風圧を検出して揺動選別棚75
上の処理物の層厚を検出する選別制御装置において、図
示を省略したがコンバイン車体の旋回操作を検出する旋
回検出スイッチ(旋回操作レバ−に検出スイッチを設け
る)を装備する。この場合、別実施例5は、別実施例4
の穀稈センサ70に代えて上記旋回検出スイッチを装備
する構成としている。
【0045】以上のように構成してコンバイン作業を開
始すると、風圧センサ71は、通常の脱穀選別作業中に
は、各装置76、77、78を通過した選別後の風圧を
検出し、又旋回操作が開始されると、所定のタイミング
差を持って穀稈が供給されない状態になるから、正常の
場合、増大した検出値を検出して入力する。
【0046】ところが、風圧センサ71は、揺動選別棚
75の各部に詰まりが発生し始めると、その詰まった部
位の検出値が低くなり、その結果、濡れ扱ぎを検出する
ことになる(図14のフロ−チャ−ト参照)。そして、
選別制御装置におけるシ−ブ77、78の開度(図13
参照)と、風圧値との関係は、図15のグラフに示すよ
うに、通常の場合(正常な乾燥度合のとき)には比例関
係(実線a参照)を保つように調節制御し、旋回操作時
(点線b参照)は、同一の風圧値に対して通常の開度よ
り広く開いて漏下を促進する制御を行なう構成としてい
る。
【0047】以上のように、別実施例5は、濡れ扱ぎの
状態を早期に検出して対応することができる利点があ
る。なお、別実施例5の場合も、コントロ−ラは、図示
を省略しているが、各風圧センサ71、及び旋回操作レ
バ−(パワステレバ−)の検出スイッチから入力される
検出情報に基づいて脱穀装置72の内部の濡れ状態(詰
り状態)を検出することができる構成を採用している。
【0048】そして、別実施例4、及び別実施例5で説
明した風圧センサ71(図13参照)は、別実施例3の
穀粒水分センサ68(図12参照)と有機的に組み合わ
せて機内を流動する選別処理物を検出する構成の別実施
例が考えられる。このような別実施例を構成すると、選
別制御装置は、風圧の検出値と水分値との両検出値によ
り選別処理物の層厚、内部状態(水分含量)を正確にと
らえて適確な制御ができる特徴がある。
【0049】別実施例6 つぎに、図16、乃至図19に基づいて別実施例6を説
明する。まず、排塵調節板80は、図16、及び図17
に示すように、扱室81の上側板82に回動調節自由に
枢着し、調節連杆83に連結して配置し、従来から知ら
れているように室内の排塵物の送り作用を調節(扱室8
1の負荷状態に応じて調節する)する構成としている。
そして、戻し板84は、図17に平面視で示すように、
上記各排塵調節板80とは逆向きにして取り付け、扱室
81の排塵口85の上方に配置して設けている。
【0050】このように、別実施例6は、複数の排塵調
節板80の後部で排塵口85の上方に配置した戻し板8
4を逆向きにして通常の場合、排塵物にブレ−キをかけ
る角度に傾斜して構成し、四番ささり粒を減少させてロ
スを少なくできるものとしている。
【0051】なお、図16、及び図17において、86
は調節レバ−、87は扱胴である。つぎに、刈取前処理
装置88は、図18に示すように、穀稈搬送装置89を
構成する挟持杆90に穀稈の層厚を計測する穀稈層厚セ
ンサ91を設けて構成している。そして、フィ−ドチエ
ン92は、エンジンから伝動される回転動力を後部の変
速装置93を介して伝動される構成としている。そし
て、コントロ−ラは、図示は省略しているが、前記穀稈
層厚センサ91から入力される検出情報に基づいて変速
装置93に制御信号を出力して変速する構成としてい
る。
【0052】そして、別実施例6の場合、フィ−ドチエ
ン92の変速範囲は、図19のグラフに示すように、中
間部分の一定の穀稈層厚の範囲に設定しており、その範
囲内で搬送穀稈量が多くなれば高速に、減少すれば低速
で搬送するように制御する構成としている。
【0053】このように、別実施例6に係るフィ−ドチ
エン92は、刈取前処理装置88の穀稈搬送装置89か
ら受継穀稈の量に応じて搬送速度が自動制御されるか
ら、扱室81に供給する穀稈量を一定に保ちながら搬送
できる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、要部の並列回路であ
る。
【図2】本発明の実施例であって、要部の並列回路であ
る。
【図3】本発明の実施例であって、要部の並列回路であ
る。
【図4】本発明の実施例であって、一部を破断して示す
作用側面図である。
【図5】本発明の実施例であって、一部の横断面図であ
る。
【図6】本発明の実施例であって、図5の右側面図であ
る。
【図7】本発明の別実施例1であって、要部の側面図で
ある。
【図8】本発明の別実施例1であって、図7の右側面図
である。
【図9】本発明の別実施例1であって、一部破断した側
面図である。
【図10】本発明の別実施例2であって、切断した側面
図である。
【図11】本発明の別実施例3であって、側面図であ
る。
【図12】本発明の別実施例3であって、破断して示す
側面図である。
【図13】本発明の別実施例4であって、切断側面図で
ある。
【図14】本発明の別実施例5であって、フロ−チャ−
トである。
【図15】本発明の別実施例5であって、風圧とシ−ブ
開度の関係を示すグラフである。
【図16】本発明の別実施例6であって、破断して示す
側面図である。
【図17】本発明の別実施例6であって、平面図であ
る。
【図18】本発明の別実施例6であって、側面図であ
る。
【図19】本発明の別実施例6であって、搬送穀稈量と
フィ−ドチエン速度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 グレンタンク 2 縦オ−ガ 3
横オ−ガ 4 穀粒排出オ−ガ 5 昇降手段 5a
オ−ガ上下モ−タ 6 オ−ガ受け具 7 収納センサ 7a
収納スイッチ 8 下げスイッチ 9 安全装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉 浩二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 竹内 賢一朗 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B396 JA04 JC07 KA04 KC05 LA03 LC07 LE02 LE03 LE09 LE18 LR02 LR08 LR13 LR19 MC02 PA30 PA46 QA02 QC01 QE31 RA10 RA28

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部をグレンタンク1に接続した縦オ−
    ガ2の上部に、横オ−ガ3を枢着連結して穀粒排出オ−
    ガ4を構成し、前記横オ−ガ3は、前記縦オ−ガ2に対
    して上下方向に調節する昇降手段5に連結して設け、該
    昇降手段5は、前記横オ−ガ3が下降して収納位置に待
    機している状態では、下げ方向に操作されても下げ出力
    を出さない構成としたコンバインの穀粒排出オ−ガ。
  2. 【請求項2】 横オ−ガ3を、収納位置で保持するオ−
    ガ受け具6には収納センサ7を設け、該収納センサ7
    は、前記横オ−ガ3を検出すると、オ−ガ上下モ−タ5
    aの下げスイッチ8の回路をOFFに切り替える構成と
    した請求項1記載のコンバインの穀粒排出オ−ガ。
  3. 【請求項3】 オ−ガ上下モ−タ5aの回路に安全装置
    9を接続して設け、該安全装置9は、横オ−ガ3がオ−
    ガ受け具6に収納された状態において、オ−ガ上下モ−
    タ5aの下げスイッチ8をON操作すると、設定時間後
    にはモ−タ5aへの通電をOFFとする構成とした請求
    項1、又は請求項2記載のコンバインの穀粒排出オ−
    ガ。
JP2001042060A 2001-02-19 2001-02-19 コンバインの穀粒排出オ−ガ Pending JP2002238337A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001042060A JP2002238337A (ja) 2001-02-19 2001-02-19 コンバインの穀粒排出オ−ガ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001042060A JP2002238337A (ja) 2001-02-19 2001-02-19 コンバインの穀粒排出オ−ガ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002238337A true JP2002238337A (ja) 2002-08-27

Family

ID=18904412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001042060A Pending JP2002238337A (ja) 2001-02-19 2001-02-19 コンバインの穀粒排出オ−ガ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002238337A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013027340A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Yanmar Co Ltd コンバイン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013027340A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Yanmar Co Ltd コンバイン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4109403B2 (ja) コンバインにおける作業クラッチの継断制御装置
JP2002238337A (ja) コンバインの穀粒排出オ−ガ
JP5171685B2 (ja) コンバイン
JP2003180141A (ja) コンバインのチャフ角制御
JP4119313B2 (ja) コンバイン
JPH10113053A (ja) コンバインの選別制御装置
JP3427835B2 (ja) 作業車
WO2010095645A1 (ja) コンバイン
JP2613677B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JP2001258377A (ja) 脱穀装置の選別制御装置
JP4119312B2 (ja) コンバイン
JP2613679B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JP2841293B2 (ja) 脱穀装置
JP2002119124A (ja) コンバイン等の音声警報装置
JP3712666B2 (ja) コンバインの選別制御装置
JP2855523B2 (ja) 脱穀装置
JP2613678B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JPS61234714A (ja) 脱穀機の作動制御装置
JPH11266683A (ja) コンバインの排出オーガの回動制御構成
JP2001161153A (ja) 脱穀装置
JP2003009644A (ja) 穀粒排出装置
JP2832598B2 (ja) 脱穀装置
JPH0889061A (ja) コンバイン
JPH0440440Y2 (ja)
JP2011160722A (ja) コンバイン