JP2002119124A - コンバイン等の音声警報装置 - Google Patents

コンバイン等の音声警報装置

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JP2002119124A
JP2002119124A JP2000314043A JP2000314043A JP2002119124A JP 2002119124 A JP2002119124 A JP 2002119124A JP 2000314043 A JP2000314043 A JP 2000314043A JP 2000314043 A JP2000314043 A JP 2000314043A JP 2002119124 A JP2002119124 A JP 2002119124A
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buzzer
threshing
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voice
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JP2000314043A
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Inventor
Hiroshi Iwamoto
岩本  浩
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンバイン等の作業時に、各装置の異常状態が
発生したときはモニタランプの点灯とブザーによる報知
のみでは異常内容の認識と理解に時間が掛かり対応が遅
れる。 【解決手段】脱穀装置1から排出される脱穀処理後の排
藁を引き継いで排藁搬送装置2により排藁処理装置3へ
搬送して排藁処理を行うときに、これらの排藁搬送処理
経路の異常状態と、脱穀処理後に選別回収した穀粒のグ
レンタンク6内における満杯状態と、作業時にエンジン
7の回転数が設定値以下に低下した状態とを各々検出し
たときは、ブザー4と共に音声を発する音声報知器5に
より検出内容を報知させることを特徴とするコンバイン
等の音声警報装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバイン等の
音声警報装置に関し、作業時に各装置における種々のチ
ェック事項の検出により、必要に応じブザー及び音声報
知器により報知させるもの等の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来では、コンバイン等の作業時に、各
装置における異常状態の発生や設定領域の超過等を検出
したときは、モニタランプの点灯及びブザーによる報知
を行わせるものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなモ
ニタランプの点灯及びブザーによる報知のみでは、各装
置における異常状態の発生内容や設定領域の超過内容等
を認識できるまでに時間が掛かるという不具合があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、脱穀
装置1から排出される脱穀処理後の排藁を引き継いで排
藁搬送装置2により排藁処理装置3へ搬送して排藁処理
を行うときに、これらの排藁搬送処理経路における異常
状態の発生を検出したときは、ブザー4と共に音声を発
する音声報知器5により検出内容を報知させることを特
徴とするコンバイン等の音声警報装置の構成とする。
【0005】請求項2の発明は、脱穀装置1で脱穀処理
された穀粒を選別回収して一時貯留するグレンタンク
(又はホッパ)6内の満杯状態を検出したときは、ブザ
ー4と共に音声を発する音声報知器5により検出内容を
報知させることを特徴とする請求項1記載のコンバイン
等の音声警報装置の構成とする。
【0006】請求項3の発明は、作業時にエンジン7の
回転数が設定値以下に低下した状態を検出したときは、
ブザー4と共に音声を発する音声報知器5により検出内
容を報知させることを特徴とする請求項1記載のコンバ
イン等の音声警報装置の構成とする。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、上記の構成により、コン
バイン等の作業時に、脱穀装置1で脱穀処理された穀稈
は排藁となって排出され、この排出された排藁は排藁搬
送装置2により排藁処理装置3としてのカッタ装置又は
ノッタ装置へ送られ排藁処理を行った後土壌面に放出さ
れる。これら一連の排藁作業において、例えば、排藁搬
送装置2における排藁の詰り、及び排藁処理装置3にお
けるノッタの紐切れ等の状態を異常センサ等により検出
したときは、この検出したことをまずブザー4により報
知させ、その後音声報知器5にて検出内容を音声報知さ
せる。
【0008】請求項2の発明では、上記の構成により、
コンバイン等の作業時に、脱穀装置1で脱穀処理を行っ
た後選別回収された穀粒を、脱穀装置1の一側に配設し
ているグレンタンク(又はホッパ)6内へ送って一時貯
留させる。このグレンタンク6内に貯留された穀粒量が
満杯になった状態を満杯センサ等により検出したとき
は、この検出したことをまずブザー4により報知させ、
その後音声報知器5にて検出内容を音声報知させる。
【0009】請求項3の発明では、上記の構成により、
コンバイン等の作業時に、脱穀装置1での脱穀処理時に
穀稈の扱深さや含水率及び車速等により負荷が過大とな
りエンジン7の回転数が大きく低下することがある。こ
のエンジン7回転数の低下が予め設定されている回転数
以下となった状態をエンジン回転センサ等により検出し
たときは、この検出したことをまずブザー4により報知
させ、その後音声報知器5にて検出内容を音声報知させ
る。
【0010】
【発明の効果】請求項1の発明では、上記作用の如く、
脱穀処理後の排藁を排藁搬送装置2により排藁処理装置
3へ搬送して排藁処理を行うものにおいて、これら排藁
搬送処理経路における異常状態の発生を検出したとき
は、この検出をまずブザー4により報知させ、その後音
声報知器5にて検出内容を音声報知させることにより、
従来の如く、モニタランプの点灯とブザー4により報知
させるもののように、検出内容つまり異常内容を認識で
きるまでに時間が掛かるということがなく、異常内容を
音声で報知させるからオペレータ及び第3者が素早く理
解して対応することができる。
【0011】請求項2の発明では、上記作用の如く、脱
穀処理後に選別回収された穀粒をグレンタンク6内へ送
って一時貯留を行うものにおいて、このグレンタンク6
内に貯留された穀粒量の満杯状態を検出したときは、こ
の検出をまずブザー4により報知させ、その後音声報知
器5にて検出内容を音声報知させることにより、従来の
如く、モニタランプの点灯とブザー4により報知させる
もののように、検出内容つまり満杯状態を認識できるま
でに時間が掛かるということがなく、満杯状態を音声で
報知させるからオペレータ及び第3者が素早く理解して
対応することができる。
【0012】請求項3の発明では、上記作用の如く、脱
穀処理時に負荷が過大となりエンジン7の回転数が低下
するものにおいて、このエンジン7の回転数が設定回転
数以下となった状態を検出したときは、この検出をまず
ブザー4により報知させ、その後音声報知器5にて検出
内容を音声報知させることにより、従来の如く、モニタ
ランプの点灯とブザー4により報知させるもののよう
に、検出内容つまり回転数低下状態を認識できるまでに
時間が掛かるということがなく、回転数の低下状態を音
声で報知させるからオペレータ及び第3者が素早く理解
して対応することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施例をコン
バインについて図面に基づき説明する。図13はコンバ
インの全体構成を示すもので、車台8の下部側に土壌面
を走行する左右一対の走行クローラ9を張設した走行装
置10を配設すると共に、該車台8上には、フィードチ
ェン11に挟持搬送して供給される穀稈を脱穀し、この
脱穀された穀粒を選別回収して一時貯留するグレンタン
ク6と、このタンク6に貯留された穀粒を機外へ排出す
る排穀オーガ12を備えた脱穀装置1を載置構成してい
る。
【0014】該脱穀装置1の前方に、前端側から未刈穀
稈を分草する分草体13と、分草された穀稈を引き起こ
す引起部14と、引き起こされた穀稈を刈り取る刈刃部
15と、この刈り取られた穀稈を掻き込むと共に、搬送
途上において扱深さを調節して搬送される穀稈を引き継
いで該フィードチェン11へ受け渡しする供給調節搬送
部16等を有する刈取装置17を、油圧駆動による刈取
昇降シリンダ17aにより土壌面に対して昇降自在なる
よう該車台8の前端部へ懸架構成している。
【0015】該刈取装置17の一側にコンバインの操作
制御を行う操作装置18と、この操作のための操作席1
9を設け、この操作席19の後方側に前記グレンタンク
6を配置すると共に下方側にエンジン7を搭載し、該操
作装置18と操作席19を覆うキャビン20を配設す
る。これら脱穀装置1,走行装置10,刈取装置17,
操作装置18,エンジン7,キャビン20等によってコ
ンバインの機体21を構成している。
【0016】該脱穀装置1の構成は、図8及び図9に示
す如く、上部側に脱穀室22と処理室23を下部側に選
別室24を各々配置し、該脱穀室22には穀稈を脱穀処
理する扱胴25を入口側となる前部から出口側となる後
部に向けて軸架内装すると共に、処理室23には、その
前半部分に還元された二番物を前方に送りながら選別室
24へ漏下させる撹拌胴と、後半部分に脱穀物を再処理
する処理胴を連接した撹拌処理胴26を扱胴25と平行
して軸架内装して構成させる。
【0017】穀稈の搬送通路に沿って穀稈を挟持搬送す
る前記フィードチェン11と、扱胴25の略下半部を包
囲する扱網27と、この扱網27の出口側端部に脱穀排
塵物を排出する脱穀排塵口28とを設けて構成させる。
該選別室24には、脱穀処理されて扱網27から漏下し
た脱穀物を揺動移送しながら選別を行う縦長の揺動選別
棚29を、該扱胴25の軸方向に沿ってその入口側部を
上手側として出口側に向け架設すると共に、この揺動選
別棚29の上手側下方に羽根の回転により選別風を起風
する唐箕30を配設して構成させる。
【0018】該揺動選別棚29と唐箕30によって選別
された一番穀粒を収容して横送り集穀する一番螺旋31
と、二番物を収容して横送り集積する二番螺旋32とを
各々揺動選別棚29の下方に配設すると共に、揺動選別
棚29の下手側上方に横断流ファン等により脱穀排塵を
機外へ排塵する排塵ファン33を、上部ガイド33aと
下部ガイド33bによりファン排塵口33cを形成して
構成させる。
【0019】該排塵ファン33のファン排塵口33c
を、脱穀装置1の出口側壁34に装架した多数の円盤刃
によって排藁を裁断処理して機外へ放出する排藁処理装
置3としてのカッタ装置3aの適宜位置に開口すると共
に、このカッタ装置3aの後部に、このカッタ装置3a
との切り替えにより排藁を適宜大きさに結束して機外へ
放出するノッタ装置3bを連接装架して構成させる。
【0020】前記脱穀室22の出口側仕切板35を隔て
て脱穀後の排藁を後方側の該カッタ装置3a及びノッタ
装置3bへ搬送する排藁搬送装置2を、排藁の株元側寄
りを挾持搬送する株元搬送チェン2a及びその株元挟持
杆36と、排藁の穂先側寄りを挾持搬送する穂先搬送チ
ェン2b及びその穂先挟持杆37とを、前記フィードチ
ェン11の終端部近傍位置から排藁処理装置3へ向け
て、平面視適宜間隔で略平行状態に斜設配置して構成さ
せる。
【0021】前記フィードチェン11の出口側と排藁搬
送装置2の入口側の間に排藁の詰りをON・OFF検出
する異常センサとしての排藁センサ38を配置すると共
に、排藁処理装置3としてのノッタ装置3bの結束紐経
路に紐切れをON・OFF検出する異常センサとしての
紐切れセンサ39を配設して構成させる。
【0022】前記一番螺旋31によって横送りされた穀
粒は、脱穀装置1の右側壁40に沿って立設させる揚穀
螺旋を内装した揚穀筒41によって上方へ揚送され、こ
の揚穀筒41の上端排出口41aから前記グレンタンク
6内に穀粒を投入して一時貯留を行うと共に、貯留穀粒
の満杯状態をON・OFF検出する満杯センサ42を適
宜位置に配設して構成させる。
【0023】図7に示す如く、該刈取装置17の引起部
14の下方で掻込みベルト43の前端側近傍に刈取穀稈
の有無をON・OFF検出する穀稈センサ44と、脱穀
装置1のフィードチェン11前端側近傍に搬送穀稈の有
無をON・OFF検出する挟持杆センサ45と、前記エ
ンジン7の発電機の発生電圧によりエンジン回転数を検
出するエンジン回転センサ46と、前記車台8の適宜位
置に機体21の傾斜状態の限度をON・OFF検出する
傾斜センサ47とを配設して構成させる。
【0024】該脱穀装置1を駆動する脱穀クラッチレバ
ー48の入・切操作によりON・OFFする脱穀スイッ
チ49を係合配置し、機体21の前後進の切り替えと車
速の主変速を行う主変速レバー50を設けると共に、こ
のレバー50の前進側操作時にONし後進側操作時にO
FFするバックスイッチ51を係合配置して構成させ
る。
【0025】前記各センサ類の検出により報知させるブ
ザー4と、この検出により検出内容を音声報知させる音
声報知器5と、ブザー4及び音声報知器5の作用を停止
させる停止スイッチ52と、排藁詰り,紐切れ,穀粒満
杯,回転低下等の検出により各々点灯させるモニタラン
プ53とを各々適宜位置に配設して構成させる。
【0026】図6に示す如く、CPUを主体的に配し自
動回路の演算制御を行うと共に、モニタや報知関係を自
動的に制御するモニタ制御機能54cを内蔵するコント
ローラ54を設け、このコントローラ54の入力側へ、
入力インタフェース54aを介して前記排藁センサ3
8,紐切れセンサ39,満杯センサ42,穀稈センサ4
4,挟持杆センサ45,エンジン回転センサ46,傾斜
センサ47,脱穀スイッチ49,バックスイッチ51,
停止スイッチ52等を各々接続して構成させる。
【0027】該コントローラ54の出力側へ、出力イン
タフェース54bを介して前記ブザー4と、音声報知器
5と、各モニタランプ53と、エンジン7を自動的に停
止させるエンジン自動停止リレー55とを各々接続して
構成させる。コンバインの作業時に、刈取装置17によ
り刈り取られた未刈穀稈は供給調節搬送部16を経て脱
穀装置1へ供給され、脱穀装置1で脱穀処理された穀稈
は排藁となって排出される。この排出された排藁は排藁
搬送装置2の株元搬送チェン2aと穂先搬送チェン2b
によって、排藁処理装置3のカッタ装置3a又はノッタ
装置3bへ送られ排藁処理を行った後土壌面に放出され
る。
【0028】これら一連の排藁作業において、排藁の詰
りを排藁センサ38によって検出したときは、図1のタ
イムチャートに示す如く、脱穀スイッチ49のON時に
排藁センサ38がONすることにより、モニタ制御機能
54cの処理によって、例えば、1秒後にエンジン自動
停止リレー55が作用してエンジン7を7.5秒間停止
させると共に、ブザー4の報知作用と、排藁詰りのモニ
タランプ53の点灯作用を行い、これら各作用の開始か
ら2秒後に音声報知器5により音声で「排藁が詰りまし
た」と報知作用させる。
【0029】該ブザー4及び音声報知器5の報知作用は
停止スイッチ52に停止させることができるが、これら
の報知作用が停止してもモニタランプ53の点灯作用は
排藁センサ38のOFFか、又は脱穀スイッチ49がO
FFするまで継続させる。このように、最初にブザー4
により報知作用を行ってオペレータに異常状態を認識さ
せ、その後異常内容を音声により報知作用させるから、
オペレータ及び第3者が素早く理解して対応することが
できる。
【0030】また、排藁処理装置3のノッタ装置3bの
紐切れを紐切れセンサ39によって検出したときは、図
2のタイムチャートに示す如く、脱穀スイッチ49のO
N時に紐切れセンサ39がONすることにより、モニタ
制御機能54cの処理によって、ブザー4の報知作用を
行うと共に、紐切れのモニタランプ53の点灯作用を行
い、これらの各作用開始から若干遅れて音声報知器5に
より音声で「紐が切れました」と報知作用させる。
【0031】このように、最初にブザー4により報知作
用を行ってオペレータに異常状態を認識させ、その後異
常内容を音声により報知作用させるから、オペレータ及
び第3者が素早く理解して対応することができる。ま
た、脱穀装置1で脱穀処理後に選別処理を行った穀粒
を、揚穀筒41によりグレンタンク6内へ投入して一時
貯留を行うときに、この貯留穀粒の満杯状態を満杯セン
サ42により検出したときは、図3のタイムチャートに
示す如く、脱穀スイッチ49のON時に満杯センサ42
がONすることにより、モニタ制御機能54cの処理に
よって、例えば、2秒間ブザー4の報知作用を行うと共
に、穀粒満杯のモニタランプ53の点灯作用を行い、こ
のブザー4の停止後音声報知器5により音声で「満杯に
なりました」と報知作用させる。
【0032】なお、ブザー4及び音声報知器5の報知作
用は停止スイッチ52により停止させることができる
が、ブザー4の報知作用は、例えば2秒間で自動的に停
止させるようにしてもよい。このように、最初にブザー
4により報知作用を行ってオペレータに異常状態を認識
させ、その後異常内容を音声により報知作用させるか
ら、オペレータ及び第3者が素早く理解して対応するこ
とができる。
【0033】また、脱穀装置1の脱穀処理時に、穀稈の
扱深さや含水率及び車速等により負荷が過大となりエン
ジン7の回転数が低下するときに、この低下状態をエン
ジン回転センサ46により検出したときは、図4のタイ
ムチャートに示す如く、バックスイッチ51のONによ
る前進時に脱穀スイッチ49がONで、穀稈センサ44
と挟持杆センサ45がONし、エンジン回転センサ46
の検出値が設定回転数以下になることにより、モニタ制
御機能54cにより処理を行わせる。
【0034】このモニタ制御機能54cの処理よって、
例えば、1秒後にブザー4を2秒間報知作用させると共
に、回転低下のモニタランプ53の点灯作用を行い、ブ
ザー4の停止後音声報知器5により音声で「車速を低速
にしてください」と報知作用させる。
【0035】該ブザー4及び音声報知器5の報知作用は
停止スイッチ52により停止させることができるが、こ
れらの報知作用が停止してもモニタランプ53の点灯作
用はエンジン回転センサ46の検出値が設定回転数を回
復するか、又は脱穀スイッチ49がOFFするまで継続
させる。
【0036】なお、ブザー4による報知作用を解除して
いるときに、新たにエンジン回転センサ46の検出値が
設定回転数以下になったときは、再度1秒後にブザー4
を2秒間報知作用させると共に、回転低下のモニタラン
プ53の点灯作用を行い、ブザー4の停止後音声報知器
5により行う音声報知作用を、停止スイッチ52により
停止させた場合でも1回のみは音声により報知作用させ
る。
【0037】これらのブザー4及び音声報知器5の報知
作用と各モニタランプ53の点灯作用は、エンジン7の
回転数が100rpm以下では作用しない。このよう
に、最初にブザー4により報知作用を行ってオペレータ
に異常状態を認識させ、その後異常内容を音声により報
知作用させるから、オペレータ及び第3者が素早く理解
して対応することができる。
【0038】また、コンバインの作業時に、圃場への出
し入れや畦越え等において機体21が予め設定された角
度以上に左右側へ傾斜したときに、この傾斜状態を傾斜
センサ47が検出したときは、図5のタイムチャートに
示す如く、脱穀スイッチ49のOFF時に傾斜センサ4
7がONすることにより、モニタ制御機能54cの処理
によって、例えば、1秒後にブザー4を報知作用させる
と共に、音声報知器5により音声で「転倒する恐れがあ
ります」と報知作用させる。
【0039】該ブザー4及び音声報知器5の報知作用は
停止スイッチ52により停止させることができるが、ブ
ザー4の報知作用を解除した後でも、新たに傾斜センサ
47がONしたときは再度ブザー4の報知作用を行わせ
る。なお、脱穀スイッチ49のON時つまり刈取作業時
には報知作用は行わない。
【0040】このように、ブザー4により報知作用を行
ってオペレータに異常状態を認識させると共に、異常内
容を音声により報知作用させるから、オペレータ及び第
3者が素早く対応でき安全を確保することができる。
(従来では、傾斜限度の判断基準が無く危険であった)
また、図10に示す如く、前記グレンタンク6は一時貯
留された穀粒を機外へ排出する底部螺旋56を該タンク
6の底部に軸装して設け、その始端側を該タンク6外部
の伝動軸57にオーガクラッチ57aを介して連結し、
終端側を該タンク6から後部外壁に沿って立設する縦排
穀オーガ58の下端位置に設けた連接メタル59まで延
長させると共に、縦排穀オーガ58に内装している縦搬
送螺旋58aの下端部に連結連動して構成させる。
【0041】該縦排穀オーガ58の上端位置に排穀接続
メタル60を設け、この排穀接続メタル60に、縦搬送
された穀粒を引き継いで横搬送する横搬送螺旋12aを
内装した前記排穀オーガ12を接続配設し、この排穀オ
ーガ12先端部の穀粒排出口12bに穀粒の有無を検出
する穀粒センサ61を配置して構成させる。
【0042】該排穀オーガ12を排穀昇降シリンダ62
により昇降させると共に、縦排穀オーガ58の下部側外
周に設けた旋回ギヤ63と、旋回モータ64に軸止した
駆動ギヤ64aとを噛合連動して、縦排穀オーガ58の
回動により排穀オーガ12を水平方向に旋回可能なるよ
う構成させる。
【0043】図11に示す如く、CPUを主体的に配し
自動回路の演算制御を行うと共に、排穀オーガ12の作
用を自動的に制御させるオーガ制御機能65cを内蔵す
るコントローラ65を設け、このコントローラ65の入
力側へ、入力インタフェース65aを介して前記穀粒セ
ンサ61と、オーガクラッチ57aの入・切によりON
・OFFするクラッチスイッチ66とを各々接続して構
成させる。
【0044】該コントローラ65の出力側へ、出力イン
タフェース65bを介して前記音声報知器5と、排穀オ
ーガ12を上げ又は下げ作用させる上げバルブ67a,
下げバルブ67bと、旋回モータ64により旋回させる
旋回モータリレー68とを各々接続して構成させる。
【0045】該グレンタンク6が満杯になったときは、
このタンク6に貯留された穀粒を外部の収納装置へ排出
させるが、この穀粒排出時に、図12のタイムチャート
に示す如く、クラッチスイッチ66がONで穀粒センサ
61がOFFしたときは、例えば、3秒後に音声報知器
5により音声で「排出が終りました」と報知作用させる
と共に、オーガクラッチ57aを切り、その後更に音声
で「自動収納します」と報知作用させ、次に上げバルブ
67aをONして該オーガ12を上げた後、旋回モータ
リレー68をONして旋回を行った後、下げバルブ67
bのONにより定位置に収納させる。
【0046】このように、穀粒排出時の監視が不要とな
るためオペレータの負担が少なくなると共に、排穀オー
ガ12収納の全自動化が可能となり安全性を確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀処理後の排藁搬送の詰りを音声で報知させ
る状態を示すタイムチャート。
【図2】脱穀後の排藁ノッタの紐切れを音声で報知させ
る状態を示すタイムチャート。
【図3】グレンタンク貯留穀粒の満杯を音声で報知させ
る状態を示すタイムチャート。
【図4】作業時のエンジン回転数低下を音声で報知させ
る状態を示すタイムチャート。
【図5】作業時に機体の設定傾斜限度を音声で報知させ
る状態を示すタイムチャート。
【図6】異常状態のモニタや報知関係を自動的に制御す
る電気回路を示すブロック図。
【図7】機体の各装置部におけるセンサ及びスイッチ類
の配置状態を示す概略側面図。
【図8】脱穀装置の全体構成を示す側面図。
【図9】脱穀装置の全体構成を示す平面図。
【図10】グレンタンクからの排穀オーガの穀粒排出経
路と昇降旋回駆動を示す側面図。
【図11】排穀オーガの穀粒排出と収納を自動的に制御
する電気回路を示すブロック図。
【図12】排穀オーガの穀粒排出と収納を音声で報知さ
せる状態を示すタイムチャート。
【図13】コンバインの全体構成を示す側面図。
【符号の説明】
1.脱穀装置 2.排藁搬送装置 3.排藁処理装置 4.ブザー 5.音声報知器 6.グレンタンク(又はホッパ) 7.エンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B074 AA01 BA18 CD09 DA01 DA02 DB01 DB04 DC01 DC03 DC04 EA13 EB04 ED02 ED03 2B076 AA03 EB05 EC02 EC05 EC06 EC07 EC17 EC19 EC23 ED23 2B098 AC01 AE01 AS01 AT04 AU03 2B396 JA04 JC06 KA04 PC05 PC06 PC12 PE06 QA25 QE31 5C087 AA02 AA37 AA42 BB02 DD03 DD08 DD40 EE05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀装置1から排出される脱穀処理後の
    排藁を引き継いで排藁搬送装置2により排藁処理装置3
    へ搬送して排藁処理を行うときに、これらの排藁搬送処
    理経路における異常状態の発生を検出したときは、ブザ
    ー4と共に音声を発する音声報知器5により検出内容を
    報知させることを特徴とするコンバイン等の音声警報装
    置。
  2. 【請求項2】 脱穀装置1で脱穀処理された穀粒を選別
    回収して一時貯留するグレンタンク(又はホッパ)6内
    の満杯状態を検出したときは、ブザー4と共に音声を発
    する音声報知器5により検出内容を報知させることを特
    徴とする請求項1記載のコンバイン等の音声警報装置。
  3. 【請求項3】 作業時にエンジン7の回転数が設定値以
    下に低下した状態を検出したときは、ブザー4と共に音
    声を発する音声報知器5により検出内容を報知させるこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンバイン等の音声警報
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014155441A (ja) * 2013-02-14 2014-08-28 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 作業車両の音声アシスト装置
JP2015008637A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 井関農機株式会社 コンバイン
WO2024070213A1 (ja) * 2022-09-28 2024-04-04 日立建機株式会社 建設機械

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