JP2002238101A - 電動自動車の警告発生装置 - Google Patents

電動自動車の警告発生装置

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JP2002238101A
JP2002238101A JP2001032470A JP2001032470A JP2002238101A JP 2002238101 A JP2002238101 A JP 2002238101A JP 2001032470 A JP2001032470 A JP 2001032470A JP 2001032470 A JP2001032470 A JP 2001032470A JP 2002238101 A JP2002238101 A JP 2002238101A
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啓司 石川
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q5/00Arrangement or adaptation of acoustic signal devices
    • B60Q5/005Arrangement or adaptation of acoustic signal devices automatically actuated
    • B60Q5/008Arrangement or adaptation of acoustic signal devices automatically actuated for signaling silent vehicles, e.g. for warning that a hybrid or electric vehicle is approaching

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気自動車の警告発生装置において、高速道
路等の走行中に、警告音の発生を禁止する。 【解決手段】 ステップ120にて障害物が存在すると
判定されたとき、ダミー音発生器10によって、ダミー
音を、内蔵タイマによる設定時間だけ継続的に、スピー
カ20から出力させる(ステップ140、150、17
0)。その後、ステップ110にて、電気自動車の走行
道路が高速道路等であると判定されたとき、内蔵タイマ
による設定時間の間、ダミー音の発生を継続的に禁止す
る(ステップ160、170)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動自動車に搭載
されて、歩行者などに警告音を発生する警告発生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気自動車やハイブリット車とい
った電動自動車が実現化されている。この電動自動車
は、走行源として電動モータを具備して、排気ガスの排
出を低減するようにしており、電動自動車は、電動モー
タの駆動にて走行しているときには、ガソリンエンジン
で駆動する自動車(以下、カソリン車という)に比べ
て、駆動音(騒音)を小さくできるものの、音をたてず
に近寄ってくる為、歩行者などにとっては、電動自動車
の接近を知ることが困難であった。
【0003】これに対して、電動自動車では、走行中
に、カソリン車の駆動音(騒音)のダミー音を歩行者な
どに向け発生させて、歩行者などに電動自動車の接近を
知らせる警告発生装置が提案されている(実用新案登録
第2571331号公報、特開平10−2011001
号公報参照)。
【0004】しかし、電動自動車が、例えば高速道路等
を走行しているときには、警告発生装置によって、ダミ
ー音を歩行者などに向け発生させる必要がない。このた
め、特開平11−27810号公報に示されているよう
に、カメラやレーダ等の障害物検出機器を採用し、この
機器によって歩行者の存在が自動的に検出されたとき、
ダミー音を発生させるものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電動自動車
の警告発生装置では、上述のカメラやレーダ等の障害物
検出機器によって、歩行者と歩行者以外の物と判断する
ことが難しい。このため、例えば、障害物検出機器が、
電動自動車の前方にて歩行者以外の物(例えば、ガード
レール、若しくは塀)検出したとき、ダミー音を自動的
に発生させるといった不具合が生じる。
【0006】本発明は、上記点に鑑み、電動自動車が、
警告音を発生する必要がない道路を走行しているとき、
警告音の発生を禁止するようにした電動自動車の警告発
生装置を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、走行用電動
機を有する電動自動車に適用されて、電動自動車の走行
に対する障害物を検出する障害物検出手段(30、4
0)と、障害物検出手段によって障害物が検出されたと
き、警告音を発生する警告音発生手段(10、20)
と、電動自動車の走行道路を検出する走行道路検出手段
(50)と、検出された走行道路に応じて、警告音発生
手段による警告音の発生を禁止する禁止手段(160)
とを有することを特徴とする。
【0008】これにより、禁止手段は、走行道路に応じ
て、警告音発生手段による警告音の発生を禁止するた
め、電動自動車が、警告音を発生する必要がない道路を
走行しているとき、歩行者以外の物に対して、ダミー音
を自動的に発生させることを防止できため、歩行者に対
するダミー音の発生を精度良く行うことができる。
【0009】具体的には、走行道路検出手段としては、
請求項2に記載の発明のように、地図情報を有して、電
動自動車の走行位置を検出するとともに、この検出され
た走行位置と地図情報とに基づいて走行道路を検出する
ようにしてもよい。また、請求項3に記載の発明のよう
に、走行道路検出手段は、電動自動車の走行道路を、電
動自動車の外部から送信された送信信号によって検出し
てもよい。
【0010】一般的に、電動自動車が、警告音を発生す
る必要がない道路を走行し始めたとき、所定期間の間に
て、禁止手段による警告音を発生の禁止を解除する必要
がない。そこで、請求項4に記載の発明のように、継続
手段(170)が、禁止手段による警告音の発生の禁止
を、少なくとも所定期間の間にて継続させるようにして
もよい。なお、所定期間は、設定可能にしてもよい。
【0011】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する一実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示
す一例である。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に本発明に
係る電動自動車の警告発生装置の第1実施形態を示す。
本第1実施形態では、電動自動車としては、走行用駆動
源として走行用電動モータだけを具備する電気自動車が
採用されている。図1は、警告発生装置の電気的構成を
示すブロック図である。警告発生装置は、図1に示すよ
うに、ダミー音発生器10、スピーカ20、カメラ3
0、障害物検出器40、ナビゲーション50、モニタ6
0、及び制御器70から構成されている。
【0013】ダミー音発生器10は、制御器70により
制御されて、カソリン車の駆動音のダミー音を、スピー
カ20から出力させる。スピーカ20は、電気自動車の
うち外側に配置されて、ダミー音を電気自動車の外方に
向け出力することになる。カメラ30は、電気自動車の
うち前側に装備されて、電気自動車に対して前方の画像
情報を検出する。カメラ30としては、電荷結合素子
(CCD)等が採用されている。また、障害物検出器4
0は、カメラ30からの画像情報に応じて、電気自動車
の前方に存在する存在物を検出する。
【0014】但し、例えば、超音波センサ(或いは、赤
外線センサ)を、カメラ30に代えて、採用して、障害
物検出器40は、超音波センサの検出に基づいて、電気
自動車の前方に存在する障害物を検出するようにしても
よい。
【0015】ナビゲーション50は、地図情報のデータ
ベースを有するとともに、複数の人工衛星の各々からの
送信信号を受信して、これら送信信号に基づいて電気自
動車の走行位置を検出して、さらに、この走行位置とデ
ータベースとに基づいて電気自動車の走行中の走行道路
を検出する。モニタ60は、ナビゲーション50により
検出された走行位置と、この走行位置に対応する地図情
報を表示する。なお、モニタ60は、電気自動車内のイ
ンストメントパネルにてその後方に向けて配置されてい
る。
【0016】さらに、制御器70は、マイクロコンピュ
ータを有して、障害物検出処理を実行する。そして、制
御器70による障害物検出処理は、バッテリから警告発
生装置への給電開始(キーON)にて実行が開始される
とともに、給電停止される迄、実行が継続される。な
お、給電開始は、電気自動車のイグニッションキーへの
給電開始のための操作によって行われる一方、給電停止
は、イグニッションキーへの給電停止のための操作によ
って行われる。以下、制御器70の障害物検出処理につ
き図2を参照して説明する。制御器70は、図2示すフ
ローチャートに従って障害物検出処理を実行する。
【0017】先ず、ナビゲーション50からその検出さ
れた自動車の走行道路を取り込み(ステップ100)、
電気自動車の走行道路が高速道路であるか否かを判定す
る(ステップ110)。ここで、電気自動車の走行道路
が高速道路でないとき、障害物検出器40からの検出信
号を取り込んで(ステップ120)、この取り込まれた
検出信号に基づいて電気自動車の前方に障害物が存在す
るか否かを判定する(ステップ130)。
【0018】次に、ステップ130で、電気自動車の前
方に障害物が存在すると判定されたとき、ダミー音発生
器10によって、カソリン車の駆動音のダミー音(警告
音)を、スピーカ20から出力させる(ステップ14
0、150)。その後、ステップ170に進んで、内蔵
タイマのクロック動作を開始させて、内蔵タイマによる
設定時間が経過すると、ステップ100に進む。これに
より、ダミー音の発生は、少なくとも、設定時間の間、
継続されることになる。なお、ダミー音の発生は、給電
停止時にて、停止する。
【0019】次に、ステップ110で、電気自動車の走
行道路が高速道路であると判定されたとき、ダミー音の
発生を禁止する(ステップ160)。その後、ステップ
170に進み、内蔵タイマのクロック動作を開始させ
て、内蔵タイマによる設定時間が経過すると、ステップ
100に進む。これにより、ダミー音の発生を禁止は、
少なくとも設定時間の間、継続される。そして、ダミー
音の発生を禁止は、設定時間の経過後、ステップ110
にて、電気自動車の走行道路が高速道路でないと判定さ
れるまで、継続されることになる。
【0020】なお、ステップ130で、電気自動車の前
方に障害物が存在しないと判定されたとき、ステップ1
60に進んで、ダミー音の発生を停止する。これによ
り、ダミー音の発生は、内蔵タイマによる設定時間の経
過後にて、障害物が存在すると判定されるまで、継続し
て停止されることになる。
【0021】以下、第1実施形態の特徴について述べ
る。即ち、上述の如く、電気自動車の走行道路が高速道
路であると判定されたとき、ダミー音の発生をに禁止す
る。このため、高速道路において、歩行者以外の物に対
して、ダミー音を自動的に発生させることを防止できた
め、歩行者に対するダミー音の発生を精度良く行うこと
ができる。
【0022】また、電動自動車が、高速道路を走行し始
めたとき、所定期間の間にて、ダミー音の発生の禁止を
解除する必要がないため、上述の如く、ダミー音の発生
の禁止は、少なくとも設定時間の間、継続されるので、
消費電力を低減することができる。
【0023】なお、上記第1実施形態では、電気自動車
が高速道路を走行しているとき、ダミー音の発生を禁止
するようにした例について説明したが、これに限らず、
警告音を発生する必要がない道路(例えば、郊外の幹線
道路や自動車専用道路)を、電気自動車が走行している
とき、ダミー音の発生を禁止してもよい。
【0024】(第2実施形態)上記第1実施形態では、
ナビゲーション50により検出された電気自動車の走行
道路に基づいて電気自動車の走行道路が高速道路である
か否かを判定するようにした例について説明したが、こ
れに限らず、ETC(有料道路自動料金収受システム)
の入口ゲートから送信される有料道路区間内信号(電気
自動車が入口ゲートを通過したことを意味する)を受信
して、この有料道路区間内信号を受信したとき、ダミー
音の発生を禁止してもよい。この場合の構成を図3に示
す。
【0025】図3において、警告発生装置は、ダミー音
発生器10、スピーカ20、カメラ30、障害物検出器
40、アンテナ80、ETC受信機90、及び、制御器
70Aから構成されている。図3において、図1中の同
一符号は、同一物、或いは、実質的同一物を示す。ET
C受信機90は、アンテナ80を通して、有料道路区間
内信号を受信して、制御器70Aに送信する。制御器7
0Aは、マイクロコンピュータを有して、障害物検出処
理を実行する。第2実施形態では、図2に示すフローチ
ャートに代えて、図4に示すフローチャートが採用され
ている。図4において、図2中の同一符号は、同一ステ
ップである。
【0026】以下、制御器70Aの障害物検出処理につ
き図4を参照して説明する。制御器70は、図4示すフ
ローチャートに従って障害物検出処理を実行する。先
ず、障害物検出器40からの検出信号を取り込んで(ス
テップ120)、この取り込まれた検出信号に基づいて
電気自動車の前方に障害物が存在するか否かを判定する
(ステップ130)。
【0027】次に、ステップ130で、電気自動車の前
方に障害物が存在すると判定されたとき、ステップ18
0に進んで、アンテナ80を通してETC受信機90を
経て有料道路区間内信号を受信したか否かを判定する。
これにより、電気自動車が有料道路を走行しているか否
かを判定できる。ここで、ステップ180で、有料道路
区間内信号を受信した判定されたとき、ダミー音の発生
を、内蔵タイマの設定期間だけ、継続して禁止する(ス
テップ160、170)。なお、ステップ180で、有
料道路区間内信号を受信していないと判定されたとき、
ステップ140、150の処理がなされる。
【0028】以下、第2実施形態の特徴について述べ
る。すなわち、上述の如く、アンテナ80を通してET
C受信機90を経て有料道路区間内信号を受信したと
き、ダミー音の発生を、内蔵タイマによる設定時間の
間、継続的に禁止する。このため、上記第1実施形態と
実施的に同様に、有料道路において、歩行者以外の物に
対して、ダミー音を自動的に発生させることを防止でき
るため、歩行者に対するダミー音の発生を精度良く行う
ことができる。
【0029】また、上記第1、2実施形態では、電動自
動車としては、電気自動車を適用した例について説明し
たが、これに限らず、電動自動車としては、走行用電動
モータと走行用内燃機関(エンジン)とを有するハイブ
リット車を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電気自動車の警告
発生装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す制御器の作動を示すフローチャート
である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る電気自動車の警告
発生装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示す制御器の作動を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10…ダミー音発生器、20…スピーカ、70…制御
器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用電動機を有する電動自動車に適用
    されて、 前記電動自動車の走行に対する障害物を検出する障害物
    検出手段(30、40)と、 前記障害物検出手段によって前記障害物が検出されたと
    き、警告音を発生する警告音発生手段(10、20)
    と、 前記電動自動車の走行道路を検出する走行道路検出手段
    (50)と、 前記検出された走行道路に応じて、前記警告音発生手段
    による前記警告音の発生を禁止する禁止手段(160)
    とを有することを特徴とする電動自動車の警告発生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記走行道路検出手段は、地図情報を有
    して、前記電動自動車の走行位置を検出するとともに、
    この検出された走行位置と前記地図情報とに基づいて前
    記走行道路を検出することを特徴とする請求項1に記載
    の電動自動車の警告発生装置。
  3. 【請求項3】 前記走行道路検出手段は、前記電動自動
    車の走行道路を、前記電動自動車の外部から送信された
    送信信号によって検出することを特徴とする請求項1に
    記載の電動自動車の警告発生装置。
  4. 【請求項4】 前記禁止手段による警告音の発生の禁止
    を、少なくとも所定期間の間にて継続させる継続手段
    (170)を有することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1つに記載の電動自動車の警告発生装置。
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