JP2002233938A - レンズ形状測定装置 - Google Patents
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Classifications
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- G—PHYSICS
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- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B5/00—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
- G01B5/20—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring contours or curvatures
Landscapes
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- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
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Abstract
用して、レンズ装着治具の外径形状の大きさをレンズ回
転軸と略平行な方向において識別することができるレン
ズ形状測定装置を提供すること。 【解決手段】眼鏡レンズMLを挟持するために被加工レ
ンズ眼鏡レンズMLに装着されるレンズ吸着治具200
と、被加工レンズMLを挟持し回転させるためのレンズ
軸23,24とを有し、レンズ軸23,24に挟持され
た眼鏡レンズMLの屈折面に当接される測定子41と、
レンズ軸23,24と略平行な回転軸を中心として測定
子を回動制御する測定子位置切換機構108と、レンズ
軸23,24と略平行な方向における測定子41の移動
距離を測定するための測定部42とを有するレンズ形状
測定装置において、 測定子先端をレンズ回転軸と略平
行な方向に相対移動させ、測定子の測定基準位置から測
定子が当接する位置までの距離を測定部に測定させて、
測定結果によりレンズ装着治具の形状を識別するための
演算制御回路80を有するレンズ形状測定装置。
Description
ズを玉型形状データに対応する位置のコバ厚を測定する
ためのレンズ形状測定に関する。
加工レンズを取り付ける際に、その光学中心位置、乱視
軸等の軸度を合わせるために、吸着カップ、または両面
テープを使用したテープカップ等を用いている。
け加工するためであり、その大きさは、できるだけ小さ
い方が加工の際に小さい動径の玉型形状(眼鏡フレーム
のレンズ枠形状)を加工できることになる。
抗して被加工レンズを保持するためには、被加工レンズ
を挟持(クランプ)する力量を大きくするだけでなく、
被加工レンズを固定する吸着カップの径を大きくするこ
とが有利である。
レンズ固定具、及びそれに装着されるカップ受け、レン
ズ押え部分の外径は、通常のフレームサイズに対して十
分なクランプ力を得られる大きな外径のもの(一般的に
は略25mm)と、通常有り得る最も小さなフレームサ
イズにも対応し得る小さいもの(略16mm〜20m
m)が利用されている。
の吸着カップ等の装着治具を利用するときには、例え
ば、特開平2−190249号公報や特開2000−3
17796号公報に示すように、近年のレンズ研削加工
装置においては、フレーム形状等の玉型形状、加工サイ
ズを予め認識することができるため、作業者に小さい装
着治具を利用するように液晶画面にメッセージ表示した
り、または音声等で知らせることができるが、実際の加
工時に装置自身がその小さな装着治具が取り付けられて
いるのを検知することができないため、加工時にレンズ
装着治具を被加工レンズと共に研削加工する事故が起こ
っていた。
は、眼鏡レンズを研削加工する前に、眼鏡レンズの前側
屈折面及び後側屈折面に測定子を当接させ玉型形状(フ
レーム形状)に倣って屈折面をトレースし眼鏡レンズの
コバ厚の形状測定することによって、眼鏡レンズのコバ
周縁に形成されるヤゲン位置を制御することが一般的に
行われているが、この眼鏡レンズのレンズ形状の測定時
にも、例えば、カニ目フレーム等の小さい外径の玉型形
状(フレーム形状)に仕上げるべき眼鏡レンズに対して
大きな保持具を利用した場合には、測定子がレンズ装着
治具の外径部分を測定してしまい、測定エラーになった
り、場合によっては、測定子に無理な力が掛かり測定子
を破損したりする虞があった。
を解決し、レンズ形状測定のために用いられる測定子を
兼用して、レンズ装着治具の外径形状の大きさを識別す
ることができるレンズ形状測定装置を提供することにあ
る。
解決し、レンズ形状測定のために用いられる測定子を兼
用して、レンズ装着治具の外径形状の大きさをレンズ回
転軸と略平行な方向において識別することができるレン
ズ形状測定装置を提供することにある。
解決し、レンズ形状測定のために用いられる測定子を兼
用して、レンズ装着治具の外径形状の大きさをレンズ回
転軸と略平行な測定子の回転軸方向において識別するこ
とができるレンズ形状測定装置を提供することにある。
るため、請求項1に記載の発明は、被加工レンズを挟持
するために被加工レンズに装着されるレンズ装着治具
と、被加工レンズを挟持し回転させるためのレンズ回転
軸とを有し、レンズ回転軸に挟持された被加工レンズの
屈折面に当接される測定子と、測定子の移動距離を測定
するための測定部とを有するレンズ形状測定装置におい
て、測定部による測定子の移動距離に基づき、レンズ装
着治具の形状を識別するための識別手段を有することを
要旨とする。
に記載の発明は、被加工レンズを挟持するために被加工
レンズに装着されるレンズ装着治具と、被加工レンズを
挟持し回転させるためのレンズ回転軸とを有し、レンズ
回転軸に挟持された被加工レンズの屈折面に当接される
測定子と、レンズ回転軸と略平行な方向における測定子
の移動距離を測定するための測定部とを有するレンズ形
状測定装置において、測定子先端をレンズ回転軸と略平
行な方向に相対移動させ、測定子の測定基準位置から測
定子が当接する位置までの距離を測定部に測定させて、
測定結果によりレンズ装着治具の形状を識別するための
演算制御手段を有することを要旨とする。
に記載の発明は、被加工レンズを挟持するために被加工
レンズに装着されるレンズ装着治具と、被加工レンズを
挟持し回転させるためのレンズ回転軸とを有し、レンズ
回転軸に挟持された被加工レンズの屈折面に当接される
測定子と、レンズ回転軸と略平行な回転軸を中心として
測定子を回動制御する測定子回動手段と、レンズ回転軸
と略平行な方向における測定子の移動距離を測定するた
めの測定部とを有するレンズ形状測定装置において、回
転軸を中心として測定子先端を回動させ、測定子先端が
当接した位置における測定子基準位置からの距離により
レンズ装着治具の形状を識別するための演算制御手段を
有することを要旨とする。
に基づいて説明する。
Fのレンズ枠形状やその型板或いは玉型モデル等から玉
型形状データであるレンズ形状情報(θi,ρi)を読
み取るフレーム形状測定装置(玉型形状データ測定装
置)、2はフレーム形状測定装置から送信等によって入
力された眼鏡フレームの玉型形状データに基づいて生地
レンズ等から眼鏡レンズMLを研削加工するレンズ研削
加工装置(玉摺機)である。尚、フレーム形状測定装置
1には周知のものを用いることができるので、その詳細
な構成やデータ測定方法等の説明は省略する。
装置2の上部には、図1〜図3に示したように、装置本
体3の前側に傾斜する上面(傾斜面)3aが設けられて
いると共に、上面3aの前部側(下部側)に開口する加
工室4が形成されている。この加工室4は、斜め上下に
スライド操作可能に装置本体3に取り付けられたカバー
5で開閉される様になっている。
4の側方に位置させた操作パネル6と、加工室4の上部
開口より後部側に位置させた操作パネル7と、操作パネ
ル7の下部側より後方に位置し且つ操作パネル6,7に
よる操作状態を表示させる液晶表示器8が設けられてい
る。
すように、加工室4を有する研削加工部10が設けられ
ている。この加工室4は、研削加工部10に固定の周壁
11内に形成されている。
たように左右の側壁11a,11b、後壁11c、前壁
11d及び底壁11eを有する。しかも、側壁11a,
11bには円弧状のガイドスリット11a1,11b1
が形成されている(図5(a)又は図7のいずれか参
照)。また、底壁11eは、図5(a),図6に示した
ように後壁11cから手前側下方に円弧状に延びる円弧
状底壁(傾斜底壁)11e1と、円弧状底壁11e1の
前下端から前壁11dまで延びる下底壁11e2を有す
る。この下底壁11e2には、円弧状底壁11e1に近
接させて下方の廃液タンク(図示せず)まで延びる排水
管11fが設けられている。
色透明(例えば、グレー等の有色透明)の一枚のガラス
や樹脂製のパネルから構成され、装置本体3の前後にス
ライドする。
(A)に示すように、眼鏡レンズMLを後述する一対の
レンズ軸23,24によりクランプするための『クラン
プ』スイッチ6aと、眼鏡レンズMLの右眼用・左眼用
の加工の指定や表示の切換え等を行う『左』スイッチ6
b,『右』スイッチ6cと、砥石を左右方向に移動させ
る『砥石移動』スイッチ6d,6eと、眼鏡レンズML
の仕上加工が不十分である場合や試し摺りする場合の再
仕上又は試し摺り加工するための『再仕上/試』スイッ
チ6fと、レンズ回転モード用の『レンズ回転』スイッ
チ6gと、ストップモード用の『ストップ』スイッチ6
hとを備えている。
チ群を加工室4に近い位置に配置することで作業者の動
作の負担を軽減するためである。
(B)に示すように、液晶表示器8の表示状態を切り換
える『画面』スイッチ7aと、液晶表示器8に表示され
た加工に関する設定等を記憶する『メモリー』スイッチ
7bと、レンズ形状情報(θi,ρi)を取り込むため
の『データ要求』スイッチ7cと、数値補正等に使用さ
れるシーソー式の『−+』スイッチ7d(『−』スイッ
チと『+』スイッチとを別々に設けても良い)と、カー
ソル式ポインタ移動用の『▽』スイッチ7eとを液晶表
示器8の側方に配置している。また、ファンクションキ
ーF1〜F6が液晶表示器8の下方に配列されている。
鏡レンズMLの加工に関する設定時に使用されるほか、
加工工程で液晶表示器8に表示されたメッセージに対す
る応答・選択用として用いられる。
に関する設定時(レイアウト画面)においては、ファン
クションキーF1はレンズ種類入力用、ファンクション
キーF2は加工コース入力用、ファンクションキーF3
はレンズ素材入力用、ファンクションキーF4はフレー
ム種類入力用、ファンクションキーF5は面取り加工種
類入力用、ファンクションキーF6は鏡面加工入力用と
して用いられる。
ズ種類としては、『単焦点』、『眼科処方』、『累
進』、『バイフォーカル』、『キャタラクト』、『ツボ
クリ』等がある。尚、『キャタラクト』とは、眼鏡業界
では一般にプラスレンズで屈折度数が大きいものをい
い、『ツボクリ』とは、マイナスレンズで屈折度数が大
きいものをいう。
コースとしては、『オート』、『試し』、『モニタ
ー』、『枠替え』等がある。
工レンズの素材としては、『プラスチック』、『ハイイ
ンデックス』、『ガラス』、『ポリカーボネイト』、
『アクリル』等がある。
フレームFの種類としては、『メタル』、『セル』、
『オプチル』、『平』、『溝掘り(細)』、『溝掘り
(中)』、『溝掘り(太)』等がある。なお、この各
『溝掘り』とは、ヤゲン加工の一種であるヤゲン溝を示
す。
り加工種類としては、『なし』、『小』、『中』、
『大』、『特殊』等がある。
加工としては、『なし』、『あり』、『面取部鏡面』等
がある。
6のモードや種別或いは順序は特に限定されるものでは
ない。また、後述する各タブTB1〜TB4の選択とし
て、『レイアウト』、『加工中』、『加工済』、『メニ
ュー』等を選択するためのファンクションキーを設ける
など、キー数も限定されるものではない。
アウト』タブTB1、『加工中』タブTB2、『加工
済』タブTB3、『メニュー』タブTB4によって切り
替えられ、下方にはファンクションキーF1〜F6に対
応したファンクション表示部H1〜H6を有する。尚、
各タブTB1〜TB4の色は独立しており、後述する各
エリアE1〜E4を除いた周囲の背景も各タブTB1〜
TB4の選択切換と同時に各タブTB1〜TB4と同一
の背景色に切り替わる。
タブTB1が付された表示画面全体(背景)は青色、
『加工中』タブTB2とそのタブTB2が付された表示
画面全体(背景)は緑色、『加工済』タブTB3とその
タブTB3が付された表示画面全体(背景)は赤色、
『メニュー』タブTB4とそのタブTB4が付された表
示画面全体(背景)は黄色で表示されている。
B1〜TB4と周囲の背景とが同一色で表示されるの
で、作業者は現在どの作業中であるのかを容易に認識又
は確認することができる。
に応じたものが適宜表示され、非表示状態の時にはファ
ンクションキーF1〜F6の機能に対応したものとは異
なった図柄や数値、或いは、状態等を表示することがで
きる。また、ファンクションキーF1〜F6を操作して
いる際、例えば、ファンクションキーF1を操作してい
る際には、そのファンクションキーF1をクリックする
毎にモード等の表示が切り替わっても良い。例えば、フ
ァンクションキーF1に対応する各モードの一覧を表示
して(ポップアップ表示)選択操作を向上させることも
可能である。また、ポップアップ表示中の一覧は、文
字、図形又はアイコン等で表わされる。
ブTB2、『加工済』タブTB3を選択した状態の時に
は、アイコン表示エリアE1、メッセージ表示エリアE
2、数値表示エリアE3、状態表示エリアE4に区画し
た状態で表示される。また、『メニュー』タブTB4を
選択した状態の時には、全体的に一つのメニュー表示エ
リアとして表示される。尚、『レイアウト』タブTB1
を選択している状態の時には、『加工中』タブTB2と
『加工済』タブTB3とを表示せず、レイアウト設定が
終了した時点で表示しても良い。
のレイアウト設定は、特願2000−287040号又
は特願2000−290864号と同様であるので、詳
細な説明は省略する。
7,図8の様に装置本体3に固定のトレイ12と、この
トレイ12上に配置されたベース13と、トレイ12に
固定されたベース駆動モータ14と、トレイ12から立
ち上げられた支持部12a(図8参照)に先端が回転可
能に支持されたベース駆動モータ14の出力軸(図示せ
ず)に連動するネジ軸15とを備えている。また、研削
加工部10は、眼鏡レンズMLの回転駆動系16と、眼
鏡レンズMLの研削系17と、眼鏡レンズMLのコバ厚
測定系(コバ厚測定手段)18を備えている。
の後縁部に沿って左右に延びる後側支持部13aと、後
側支持部13aの左端部から前側延びる側方側支持部1
3bから略V字状に形成されている。この後側支持部1
3aの左右両端部上にはVブロック状の軸支持部13
c,13dが固定され、側方側支持部13bの前端部上
にはVブロック状の軸支持部13eが固定されている。
つ、前後に平行に並設された一対の平行ガイドバー1
9,20が配設されている。この平行ガイドバー19,
20の左右両端部は装置本体3内の左右の部分に取り付
けられている。しかも、この平行ガイドバー19,20
には、ベース13の側方側支持部13bが軸線方向に沿
って左右に進退動可能に軸支されている。
には左右に延びるキャリッジ旋回軸21の両端部が配設
されている。22はキャリッジ旋回軸21に取り付ける
キャリッジである。このキャリッジ22は、左右に間隔
をおいて位置且つ前後に延びる軸取付用のアーム部22
a,22bと、左右に延び且つアーム部22a,22b
の後端部間を連設している連設部22cと、連設部22
cの左右中央部に後方に向けて突設した支持突部22d
から二股形状に形成されている。尚、アーム部22a,
22b及び連設部22cはコ字状になっている。このア
ーム部22a,22b間に加工室4を形成する周壁11
が配置されている。
持突部22dを貫通し且つ支持突部22dに保持されて
いると共に、軸支持部13c,13dに対して回動自在
になっている。これにより、キャリッジ22前端部側は
キャリッジ旋回軸21を中心に上下回動できるようにな
っている。尚、キャリッジ旋回軸21は、軸支持部13
c,13dに固定して、支持突部22dをキャリッジ旋
回軸21に対して回動可能且つ軸線方向に移動不能に保
持させても良い。
鏡レンズ(円形の未加工眼鏡レンズ、即ち円形の被加工
レンズ)MLを同軸上で挟持する一対のレンズ軸(レン
ズ回転軸)23,24を備えている。レンズ軸23は、
左右に向けてアーム部22aの先端部を貫通すると共
に、アーム部22aの先端部に軸線回りに回転自在に且
つ軸線方向に移動不能に保持されている。また、レンズ
軸24は、左右に向けてアーム部22bの先端部を貫通
すると共に、アーム部22bの先端部に軸線回りに回転
自在に且つ軸線方向に移動調整可能に保持されている。
この構造には周知の構造が採用されるので、その詳細な
説明は省略する。
体に形成されていて、ガイド部13fにはネジ軸(送り
ネジ)15が螺着されている。そして、ベース駆動モー
タ14を作動させて、ベース駆動モータ14でネジ軸1
5を回転駆動することにより、ガイド部13fがネジ軸
15の軸線方向に進退動され、ベース13がガイド部1
3fと一体に移動する様になっている。この際、ベース
13が一対の平行ガイドバー19,20に案内されて軸
線方向に沿って変位する。
イドスリット11a1,11b1は、キャリッジ旋回軸
21を中心に円弧状に形成されている。そして、ガイド
スリット11a1、11b1には、キャリッジ22に保
持させたレンズ軸23,24の互いに対向する端部が挿
通されている。これによりレンズ軸23,24の対向端
部は周壁11で囲まれた加工室4内に突出している。
(a)に示したように円弧状で断面ハット状のガイド板
P1が取り付けられ、側壁部11bの内壁面には図7に
示したように円弧状で断面ハット状のガイド板P2が取
り付けられている。このガイド板P1,P2にはガイド
スリット11a1,11b1に対応して円弧状に延びる
ガイドスリット11a2′,11b2′が形成されてい
る。
間にはガイドスリット11a1,11a2′を閉成する
カバー板11a2が前後及び上下に移動可能に配設さ
れ、側壁部11bとガイド板P2との間にはガイドスリ
ット11b1,11b2′を閉成するカバー板11b2
が前後及び上下に移動可能に配設されている。また、レ
ンズ軸23,24はカバー板11a2,11b2をそれ
ぞれ摺動自在に貫通している。これによりカバー板11
a2,11b2はレンズ軸23,24にそれぞれ軸線方
向に相対移動可能に取り付けられている。
11a1,11a2′の上下に位置してガイドスリット
11a1,11a2′の上下縁に沿う円弧状のガイドレ
ールGa,Gbが設けられ、ガイド板P2にはガイドス
リット11b1,11b2′の上下に位置してガイドス
リット11b1,11b2′の上下縁に沿う円弧状のガ
イドレールGc,Gdが設けられ、そして、カバー板1
1a2はガイドレールGa,Gbに上下を案内されて円
弧状に上下移動できる様になっており、カバー板11b
2はガイドレールGc,Gdに上下を案内されて円弧状
に上下移動できる様になっている。
円弧状のカバー板11a2を摺動自在に貫通して、レン
ズ軸23、側壁部11a1,ガイド板P1及びカバー板
11a2の組み付け性を良くし、キャリッジ22のレン
ズ軸24が円弧状のカバー板11b2を摺動自在に貫通
して、レンズ軸24、側壁部11b1,ガイド板P2及
びカバー板11b2の組み付け性を良くしている。
の間はシール部材Saを介してシールされていると共
に、カバー板11a2はレンズ軸23にシール部材S
a,Saを介して保持されている。更に、カバー板11
b2とレンズ軸24との間はシール部材Sbを介してシ
ールされていると共に、カバー板11b2はレンズ軸2
4にシール部材Sb,Sbを介して軸線方向に相対移動
可能に保持されている。これにより、レンズ軸23及び
24がガイドスリット11a1,11a2′及び11b
1,11b2′に沿って上下に円弧状に回動すると、カ
バー板11a2,11b2もレンズ軸23,24と一体
に上下に移動できる。尚、シール部材Saは、カバー板
11a2に保持させるか、周縁部をカバー板11a2と
側壁部11aとの間及びカバー板11a2とガイド板P
1との間に配設するかして、レンズ軸23が軸線方向に
移動したとき、レンズ軸23の軸線方向に移動しないよ
うにしても良い。また、同様にシール部材Sbは、カバ
ー板11b2に保持させるか、周縁部をカバー板11b
2と側壁部11bとの間及びカバー板11b2とガイド
板P2との間に配設するかして、レンズ軸24が軸線方
向に移動したとき、レンズ軸24の軸線方向に移動しな
いようにしても良い。
弧状のカバー板11a2と密着するように接近してお
り、側壁部11b1とガイド板P2は円弧状のカバー板
11b2は密着するように接近している。
2は、後側壁11c及び下底壁11e2の近傍まで延設
して、上下端がフィーラ41の側方及び研削砥石35の
上近傍あたりで切れるようにすることにより、ガイド板
P1,P2の上下端を加工室4内に開放して、研削液が
側壁部11a1,11b1の内面に沿って流れるように
することにより、側壁部11a1とガイド板P1との間
及び側壁部11b1とガイド板P2との間に研削液が溜
まることがないようになっている。
軸21を中心に上下回動して、レンズ軸23,24がガ
イドスリット11a1,11b1に沿って上下動したと
き、カバー板11a2,11b2もレンズ軸23,24
と一体に上下動して、ガイドスリット11a1,11b
1がカバー板11a2,11b2で常時閉成された状態
となっていて、周壁11内の研削液等が周壁11の外側
に漏れないようになっている。尚、このレンズ軸23,
24の上下動に伴い、眼鏡レンズMLが研削砥石35に
対して接近・離反する。
ズ軸23,24への装着時並びに研削加工終了後の離脱
時には、レンズ軸23,24がガイド溝11aの中間位
置に位置するように、キャリッジ22が上下方向の回動
中心に位置させられるようになっている。また、キャリ
ッジ22は、コバ厚測定時及び研削加工時に眼鏡レンズ
MLの研削加工量に応じて上下回動制御されて傾斜させ
られる。
レンズ軸23,24の回転駆動系16は、キャリッジ2
2に図示を省略した固定手段で固定されたレンズ軸駆動
用モータ25と、キャリッジ22に回転自在に保持され
且つレンズ軸駆動用モータ25の出力軸に連動する動力
伝達軸(駆動軸)25aと、動力伝達軸25aの先端に
設けられた駆動ギヤ26と、駆動ギヤ26に噛合し且つ
一方のレンズ軸23に取り付けられた従動ギヤ26aを
有する。図8では、駆動ギヤ26にウオームギヤを用
い、従動ギヤ26aにウオームホイールを用いている。
尚、駆動ギヤ26、従動ギヤ26aにはベベルギヤ(傘
歯車)を用いることができる。
23の外端部(レンズ軸24側とは反対側の端部)に固
定されたプーリ27と、キャリッジ22に設けられた動
力伝達機構28と、他方のレンズ軸24の外端部(レン
ズ軸23側とは反対側の端部)に回転自在に保持された
プーリ29とを備えている。このプーリ29は、レンズ
軸24に対して軸線方向に相対移動可能に設けられてい
ると共に、レンズ軸24が軸線方向に移動調整されたと
きに、軸線方向の位置が変化しないようにキャリッジ2
2に設けた図示しない移動規制部材等で移動規制される
ようになっている。
28bと、伝達プーリ28a,28bが両端部に固定さ
れた伝達軸(動力伝達軸)28cを有する。この伝達軸
28cは、レンズ軸23,24と平行に配設されている
と共に、図示しない軸受でキャリッジ22に回転自在に
保持されている。また、動力伝達機構28は、プーリ2
7と伝達プーリ28aとの間に掛け渡された駆動側ベル
ト28dと、プーリ29と伝達プーリ28bとの間に掛
け渡された従動側ベルト28eとを備えている。
力伝達軸25aを回転させると、動力伝達軸25aの回
転が駆動ギヤ26及び従動ギヤ26aを介してレンズ軸
23に伝達されて、レンズ軸23及びプーリ27が一体
に回転駆動される。一方、プーリ27の回転は、駆動側
ベルト28d,伝達プーリ28a,伝達軸28c,伝達
プーリ28b及び従動側ベルト28eを介してプーリ2
9に伝達され、プーリ29及びレンズ軸24が一体に回
転駆動される。この際、レンズ軸24及びレンズ軸23
はと同期して一体的に回転する様になっている。
に固定された砥石駆動モータ30と、砥石駆動モータ3
0の駆動がベルト31を介して伝達される伝達軸32
と、伝達軸32の回転が伝達される砥石軸部33と、砥
石軸部33に固定された研削砥石35を有する。尚、こ
の研削砥石35は、符号を省略した粗研削砥石、ヤゲン
砥石、仕上砥石等を有する。この粗研削砥石、ヤゲン砥
石、仕上砥石は、軸線方向に並設されている。
れた回動アーム駆動モータ36と、この出力軸に固定さ
れたウォームギヤ36aと、周壁11に回転自在に保持
された筒軸状のウオーム37と、ウオーム37に一体的
に固着された中空の回動アーム38と、図5(a)中、
回動アーム38の自由端部に一端部が回転自在に保持さ
れ且つこの自由端部から右方に向けて突出する回転軸3
9と、回転軸39に固定された溝掘砥石40とを備えて
いる。
つ図示しない出力軸が筒状のウオーム軸39a内に挿通
された駆動モータ39aと、回動アーム38内に配設さ
れて駆動モータ39aの出力軸の回転を回転軸39に伝
達する動力伝達機構を有する。
たように眼鏡レンズMLの周縁部に面取加工を施す面取
砥石40a,40bと、面取砥石40aに隣接して回転
軸39に取り付けられた溝掘カッター40cを有する。
また、回動アーム38には、図5(a)中、右方に延び
円弧状カバー38aが取り付けられている。この円弧状
カバー38aは、面取砥石40a,40b及び溝掘カッ
ター40cの下方を覆っている。
4を形成する周壁11の底壁11eは円弧状壁11e1
及び下底壁11e2を有する。この円弧状壁11e1
は、キャリッジ旋回軸21を中心として円弧状に形成さ
れている。
1c及び前壁11dを有する。そして、後壁11cの下
端部の左右方向中央には前方に向けて開口する研削液吐
出ノズル60が研削液供給手段として取り付けられ、前
壁11dには後方に向けて突出する研削液吐出ノズル6
1が研削液供給手段として取り付けられている。尚、研
削液吐出ノズル60は、後壁11cの幅方向全体から研
削液を吐出するように幅広に設けることができる。この
場合には、円弧状底壁11e1のいずれの場所に研削屑
等が飛散してきても、この研削屑を研削液により下方に
洗い流して、研削屑が円弧状底壁11e1に付着するの
を防止できる。
の研削面35aの上部及びレンズ軸23,24側の部分
を覆うように研削液62を吐出して供給する第1の研削
液吐出口(第1の研削液供給手段)63と、研削砥石3
5の研削面35aに対して法線方向から研削液64を供
給する第2の研削液吐出口(第2の研削液供給手段)6
5が一体設けられている。この研削液吐出口63,65
は研削液供給通路61aから分岐している。
後方に向けて円弧状に吐出されると共に、レンズ軸2
3,24より僅かに下方を通過して下方に流下する。こ
こで、研削砥石35の回転中心Oを通る鉛直線を36と
し、鉛直線36と研削面35aとの交点を通る接線を3
7とすると、研削液62は、略接線37と同方向、即ち
矢印68で示したように研削液吐出口63から後方に且
つ接線67と平行な方向に向けて吐出される。
は、研削砥石35の左右方向幅と略同じか、研削砥石3
5の左右方向の幅より幅広に形成されている。これによ
り、研削砥石35の研削面(周面)35aに充分な研削
液を供給できる。
研削液吐出口65の左右方向の幅より幅広に形成されて
いる。しかも、研削液吐出口63の左右両端部は研削液
吐出口65の左右方向両端部より更に突出している。
を研削液吐出口65の左右方向の幅より幅広に形成する
と共に、研削液62を研削面35aと僅かな間隔をおい
て吐出させることにより、研削液吐出口63から吐出さ
れる研削液62が研削面35aと間隔をおいて研削面3
5aのレンズ研削部(レンズ加工点)69側をカーテン
状に覆うことができる。
液64を研削液吐出口65から研削面35aに法線方向
から給水(供給)することにより、レンズ加工点(レン
ズ研削部69)に対して研削液64を十分に給水可能と
なる。この方法の問題は、研削面35aに給水された研
削液が研削砥石35の回転によって上方や後方に飛ばさ
れ、これにより研削液が研削室4の上方や後方に飛散し
てリークし(漏れ)たり、後壁11cやレンズ軸23,
24等を汚したりすることである。
から略接線方向で且つ後方に向けて吐出され、研削砥石
35の研削面35aの上部及びレンズ加工点(レンズ研
削部69)をカーテン状にカバーする。この際、カーテ
ン状の研削液62の幅は、研削液吐出口65から吐出さ
れる研削液64の幅より広く形成されているので、研削
液吐出口65から吐出される研削液64が研削砥石35
の回転により後方に向けて飛散するのが防止される。こ
れにより研削液が研削室4の上方や後方に飛散してリー
クし(漏れ)たり、後壁11cやレンズ軸23,24等
を汚したりすることが防止される。
から略接線方向で且つ後方に向けて吐出される研削液6
2は、研削砥石35の研削面35aに直接接触しない程
度離すことで、研削液62の接線方向給水による水跳ね
防止と、研削液64の法線方向給水による水跳ね防止効
果をより大きくできる。
石35の接線方向に及び研削砥石35の法線方向の二方
向に供給するので、研削砥石35の研削面35a及び眼
鏡レンズMLに研削液をまんべんなく供給することがで
きる。さらに、一つの研削液供給ノズル(研削液供給装
置)61に研削砥石35の接線方向及び法線方向の2つ
の方向に研削液を供給する吐出口63,65を設けたの
で、研削液供給ノズル(研削液供給装置)61及び研削
装置全体を小型化、コンパクト化することができる。 <圧力調整機構45>キャリッジ22のキャリッジ旋回
軸21の近傍には、眼鏡レンズMLの研削砥石35への
圧接量を調整する圧力調整機構45が設けられている。
に、ネジ46によってキャリッジ22に固定されるブラ
ケット47と、ブラケット47に固定された移動子変位
用モータ48と、移動子変位用モータ48の図示しない
出力軸に連動するネジ軸48aと、ネジ軸48aに螺着
された移動子50を有する(図9参照)。しかも、ネジ
軸48aの先端部はブラケット47に回転自在に保持さ
れ、移動子50はネジ軸48aと平行なガイドレール4
9で軸線方向に案内される様になっている。
回転可能に保持された3つのプーリ51,52,53
と、移動子50とスプリング54とに両端が保持された
引っ張り紐55を有する。この引っ張り紐55は、スプ
リング54の引っ張り力によってガイドレール49と略
直交する方向から移動子50を引っ張るようにプーリ5
1,52,53に方向転換されている。尚、スプリング
54の他端はベース13に固定されている。
レール49上の位置によってキャリッジ旋回軸21から
の距離が可変し、その位置に応じてスプリング54の引
っ張り力によるキャリッジ22の先端側における付勢
力、即ち、レンズ軸23,24に挟持された眼鏡レンズ
MLの研削砥石35への付勢圧力が変化することを利用
したものである。尚、ネジ軸48aとガイドレール49
とはレンズ軸23とキャリッジ旋回軸21とに略直交す
る。
の接触状態を、その加圧方向からのずれ、眼鏡レンズM
Lの形状の変化による接触面積の違い、レンズ度数よる
コバ幅違い等の加工条件の変化に応じて移動子50のガ
イドレール49上の位置を変位させることで、スプリン
グ54の引っ張り力が略同一であるにもかかわらず、単
位面積当たりの接触力を調整することができる。
鏡レンズMLの研削加工量に応じて中間位置から傾斜し
ていることから、その傾斜側に圧力調整機構45が位置
することは勿論である。また、キャリッジ22が傾斜し
ている状態にあることから、移動子50を単なる重りと
し、プーリ51,52,53、スプリング54、引っ張
り紐55を廃止しても、キャリッジ22の先端側での付
勢力に相当する作用力を変化させることが可能であるこ
とから、移動子50のガイドレール49上の位置に応じ
て眼鏡レンズMLの研削砥石35への当接圧力を調整す
ることも可能である。 <軸間距離調整手段43>ところで、図9に示すよう
に、レンズ軸23,24と砥石軸部33との間は軸間距
離調整手段(軸間距離調整機構)43によって調整され
る様になっている。
うに軸線が砥石軸部33同一軸線上に位置する回転軸3
4を有する。この回転軸34は図8の支持突部13eの
V溝上に回転自在に支持される。
4に保持させたベース盤56と、ベース盤56に取り付
けられ且つ上面から斜め上方に延びる一対の平行なガイ
ドレール57,57と、ガイドレール57と平行且つ回
動可能にベース盤56に設けられたスクリュー軸(送り
ネジ)58と、ベース盤56の下面に設けられてスクリ
ュー軸58を回転させるパルスモータ59と、スクリュ
ー軸58が螺着され且つガイドレール57,57に上下
動自在に保持された受台60(図7では他の部分の図示
の便宜上図示省略)を有する。
の上方に配設され且つガイドレール57,57に上下動
自在に保持されたレンズ軸ホルダー61と、ガイドレー
ル57,57の上端を保持し且つスクリュー軸58の上
端部を回転自在に保持する補強部材62を備えている。
このレンズ軸ホルダー61は、キャリッジ22の自重と
圧力調整機構45のスプリング54のバネ力により、常
時下方に回動付勢されて受台60に押し付けられるよう
になっている。また、この受台60にはレンズ軸ホルダ
ー61が当接したのを検出するセンサSが取り付けられ
ている。
させてスクリュー軸58を正転又は逆転させることによ
り、受台60がスクリュー軸58によりガイドレール5
7,57に沿って上昇又は降下させられると、レンズ軸
ホルダー61は受台60と一体に上昇又は降下させられ
る。これによりキャリッジ22がキャリッジ旋回軸21
を中心にして回動する。 <コバ厚測定系18>レンズ形状測定装置としてのコバ
厚測定系(レンズコバ厚測定装置)18は、図5
(a),図7に示したように、加工室4の後縁上部に配
設された測定子41と、レンズ軸23,24と平行に設
けられ且つ一端が測定子41と一体に設けられた測定軸
42aと、側壁11bの後縁側上部に近接させて加工室
4の外側に配設された測定部(測定子移動量検出部)4
2を有する。この測定軸42aは側壁11bを貫通して
加工室4の内外に突出している。 (測定子41)測定子41は、図5(a),図7,図1
3〜図18,図23,図24に示したように、フィーラ
ー保持部材100を有すると共に、一対のフィーラー1
01,102を有する。フィーラー保持部材100は、
左右に延びる連設部100aと、連設部100aの左右
両端部に同方向に向けて突設した平行な対向片100
b,10cを有する。また、フィーラー101,102
は、円柱状に形成されていると共に、対向片100b,
100cの先端部に対向して取り付けられている。しか
も、測定子101,102の先端部には、連設部100
aに傾斜して臨む傾斜面101a,102aが形成され
ている。これにより、測定子101,102の先端には
図15に示したように円弧状の接触縁101b,102
bが形成されている。更に、測定子101,102の接
触縁101b,102bの先端101b1,102b1
は対向片100b,100cの先端100b1,100
c1と面一に設けられている。 (測定部42)測定部(測定子移動量検出部)42は、
図13,図14に示した様に、トレイ12に固定された
ブラケット104,105と、ブラケット104,10
5の上端部に取り付けられた固定テーブル106を有す
る。また、測定部12は、固定テーブル106上に配設
された測定子移動量検出機構107及び測定子回動装置
108を有する。 ・測定子移動量検出機構107 この測定子移動量検出機構107は、測定軸42aと同
方向に延び且つ固定テーブル106上に取り付けられた
複数のガイドレール109,110,111(図16参
照)と、ガイドレール109に長手方向に移動自在に装
着(保持)された軸保持用のスライダ(軸保持部材)1
12を有する。
加工室4から突出する部分が図15に示したように側壁
11b側の軸受113と軸受113′を介して軸線回り
に回転自在に取り付けられている。図16,図17中、
115は測定軸42aを挿通するために側壁11bに形
成された挿通孔(貫通孔)である。
は、測定軸42aの外周に嵌挿された蛇腹状のカバー1
14が介装されていて、加工室4内の研削液が挿通孔
(貫通孔)115から測定部12側に漏れるのを防止し
ている。尚、図5(a)、図7では、図示の便宜上、カ
バー114の図示を省略している。
(回転軸)42aと連設部100aとの接続部(連設部
100aの付け根部分)、および、カバー114と挿通
孔115との接続部には、カバー114の二重リング構
造114aによって接続されており、それぞれシールさ
れ、防水処理が施されている。
15(b)に示したように、蛇腹状のカバーの端部に固
着された断面U字状の内側リング114a1と、内側リ
ング114a1の環状溝内に回転自在に配設された外リ
ング114a2を有する。そして、外リング114a2
が側壁11bの軸挿通孔115に嵌着固定されている。
この様な構成の二重リング構造114aによって、測定
子41が測定軸(回転軸)を中心に回動した場合であっ
ても、カバー114がねじれることない。また、加工室
4の挿通孔115を通して測定子341の測定軸(回転
軸)42aが挿通されている。尚、これに類似した構造
をカバー114と測定軸42aの測定子41側との接続
部にも採用して、この分においてもカバー114と測定
軸42aとが相対回転できると共にカバー114と測定
軸42aととの間のシールを行うようにすることができ
る。
ライダ112のガイドレール110側の側面に取り付け
られたプレート116(図14〜図16参照)と、スラ
イダ112の側壁11bとは反対側の端部側面で且つプ
レート116とは反対側の側面に水平に突設されたスト
ッパ軸(ストッパ)117(図13,図15〜図17参
照)を有する。尚、ストッパ軸117は測定軸42aと
直交している。
レート116の上端部にはストッパ軸117と対応して
傾斜するストッパ板部116aが一体に設けられ、プレ
ート116の下端部にはガイドレール110,111の
上方を横切るように水平に延びる水平係止板部116b
が一体に設けられ、プレート116の軸受113′に対
応する位置から水平方向にガイドレール110,111
の上方を横切るバネ取付板部116cが一体に設けられ
ている。この水平係止板部116bの先端部には図21
に示したように位置検出用の細幅の遮光板部116b1
が一体に設けられている。また、バネ取付板部116c
の先端部には図14,図15,図17に示したようにバ
ネ係止ピン118が取り付けられている。
ライドレール110a,111aが長手方向に移動自在
に保持され、スライドレール110aの軸受113′側
の端部上にはバネ支持プレート119が取り付けられて
いる。このバネ支持プレート119には、ガイドレール
111a上まで延びる係止板部(起立板部)119aが
形成されていると共に、係止板部119aに突設された
バネ係止突部119bが設けられている。
3(側壁11b)側の部分には図21,図22に示した
ようにリール取付プレート120が取り付けられてい
る。このリール取付プレート120には、側部に位置す
るリール取付板部120aと水平係止板部116b側に
設けられた係止板部(起立板部)120bを有する。こ
のリール取付板部120aはスライドレール111aの
延びる方向及び上方に向けて延設され、係止板部120
bはスライドレール111aを横切る方向に及び上方に
向けて延設されている。
用のリール121が図13に示した如く支持軸122を
介して回転自在に取り付けられている。そして、リール
121には、図13〜図16,図20に示したように板
バネ123が捲回されている。この板バネ123には、
自己のバネ力でリール121に巻き取られるようなゼン
マイバネ等が用いられる。また、板バネ123の繰り出
し端部には係止板124の基端部(一端部)が固着され
ている。この係止板124の先端部(他端部)は図1
4,図15に示したように下方に向けて円弧状に湾曲す
る湾曲部124aが設けられ、湾曲部124aには係止
穴125が形成されている。この係止穴125にはバネ
係止突部119bが図14の如く挿通されている。
1への捲回力によりバネ支持プレート119をプレート
116の水平係止板部116b側にバネ付勢している
(引っ張る)と共に、リール取付プレート120を水平
係止板部116b側にバネ付勢している。
部の側方には固定テーブル106上に取り付けたブラケ
ット126が配設されている。このブラケット126に
は、水平係止板部116bよりも下側に位置してガイド
レール111の上方水平に突出するストッパ板部126
aが設けられていると共に、上方に向けて起立するセン
サ取付板部126bが設けられている。そして、図21
〜図23に示したように、板バネ121のバネ力によ
り、バネ支持プレート119の係止板部119aがスト
ッパ板部126a及び水平係止板部116bの一側部に
当接させられていると共に、リール取付プレート120
の係止板部120bがスライダ112側のプレート11
6設けた水平係止板部116b及びストッパ板部126
aの他側部に当接させられている。この様な構成により
スライダ116がガイドレール109の移動方向の中央
(移動開始原点)に保持されるようになっている。
6,図18に示したように光電式の原点センサ127が
スライダ112の移動開始原点検出用(測定基準位置検
出用)として取り付けられ、この原点センサ127は発
光素子127aと受光素子127bを有する。そして、
スライダ112が移動開始原点(測定基準位置)にある
時には、水平係止板部116bの先端部に設けた遮光部
116b1が発光素子127aと受光素子127bとの
間に位置して、発光素子127aから受光素子127b
に向かう光を遮断するようになっている。これにより、
スライダ112の移動開始原点が検出されるようになっ
ている。 (移動量検出センサ)また、スライダ112のストッパ
軸117側の側面には、図13〜図17に示したようコ
字状のブラケット128が取り付けられている。このブ
ラケット128と固定テーブル106との間には、スラ
イダ112の移動量、即ち測定軸42a及び測定子41
の移動量を検出する移動量検出センサ(移動量検出手
段)129が介装されている。この移動量検出センサ1
29は、測定軸42aと平行にブラケット128に取り
付けたスケール129aと、このスケール129aの移
動を読みとる読取ヘッド(スライダ)129bを有す
る。この読取ヘッド129bは固定テーブル106にブ
ラケット130を介して固定されている。
えば電磁誘導方式の変位計測スケールであるインダクト
シン(商品名)或いはリニアインダクトコーダ(商品
名)等が用いられている。このインダクトシンは、矩形
波状の導体回路Aを一相だけガラス板などに刻印した細
長いスケールと、スケール上に配設された短いガラス板
に矩形波状の短い長さの導体回路B,Cの二相を2つ隣
接して刻印したスライダ(読取ヘッド)を有する。そし
てスライダがスケール上を長手方向にスライドすさせる
ことにより、導体回路B,Cにはsin波,cos波状の位相
の異なる電圧が誘起され、この位相の異なる電圧から移
動方向及び移動量を絶対量として検出できるようになっ
ている。即ち、このインダクトシンはレゾルバの原理を
利用している。 (測定子位置切換動機構)また、測定子41は、位置切
換手段(測定子回動手段)としての測定子回動装置(測
定子位置切換機構)108により、図7の如く起立した
退避位置と図5の如く水平に倒された測定位置の2位置
のいずれかに切り換えられる様になっている。
置)108は、測定軸42aの軸受113′側端部に固
定された取付板132と、取付板132のスライダ11
2側の面に突設された回動規制ピン(ストッパピン)1
33と、取付板132のスライダ112側とは反対側の
面に突設されたバネ係止ピン134及び回動伝達軸13
5と、バネ係止ピン118,134に両端部が係止され
たコイルスプリング136を有する。
うに起立して、コイルスプリング136が測定軸42a
より上方に位置しているときには、コイルスプリング1
36により回動規制ピン133がストッパ板部116a
に当接させられる様になっている。この位置では、測定
子41が図7及び図13〜図18に示したように起立し
た退避位置に位置させられる様になっている。
ら二点鎖線の様に水平に90°回動して、コイルスプリ
ング136が測定軸42aより下方に位置しているとき
には、回動規制ピン133がコイルスプリング136に
よりストッパ軸117に当接させられる様になってい
る。この位置では、測定子41が図5に示したように水
平に倒された測定位置に位置させられる様になってい
る。
の端部にはブラケット137が取り付けられ、このブラ
ケット137には軸線が測定軸42aの軸線と一致する
軸138を介して大径ギヤ139が回転自在に取り付け
られている。そして、回動伝達軸135が大径ギヤ13
9の周縁部を摺動自在に貫通している。
140が固定され、パルスモータ140の出力軸140
aに取り付けたピニオン141が大径ギヤ139に噛合
させられている。更に、大径ギヤ139の一側面には周
縁から突出する遮光板142が取り付けられ、ブラケッ
ト137には光電式の位置検出センサ143,144が
大径ギヤ139の周方向に90°の間隔をおいてブラケ
ットB1,B2を介して取り付けられている。この位置
検出センサ143は図13(b)に示したように発光素
子143aと受光素子143bを有し、位置検出センサ
144は図14(b)に示したように発光素子144a
と受光素子144bを有する。
と受光素子143bとの間に位置して発光素子143a
から受光素子143bに向かう光を遮断しているときに
は、回動規制ピン133がストッパ板部116aに当接
させられて、測定子41が図7及び図13〜図18に示
したように起立した退避位置に位置させられる様になっ
ている。
受光素子144bとの間に位置して発光素子144aか
ら受光素子144bに向かう光を遮断しているときに
は、回動規制ピン133がストッパ軸117に当接させ
られて、測定子41が図5に示したように水平に倒れた
測定位置に位置させられる様になっている。
ち、操作パネル6,7の各スイッチ)は、図11に示し
たように、CPUを有する演算制御回路(演算制御手
段)80に接続されている。また、この演算制御回路8
0には、記憶手段としてのROM81、記憶手段として
のデータメモリ82、RAM83が接続されていると共
に、補正値メモリ84が接続されている。
イバ85を介して液晶表示器8が接続されていると共
に、パルスモータドライブ86が接続されている。この
パルスモータドライブ86は、演算制御回路80により
作動制御されて、研削加工部10の各種駆動モータ、即
ち、ベース駆動モータ14,レンズ軸駆動用モータ2
5,回動アーム駆動モータ36,移動子変位用モータ4
8及びパルスモータ59、140等を作動制御(駆動制
御)するようになっている。尚、ベース駆動モータ1
4,レンズ軸駆動用モータ25,回動アーム駆動モータ
36,移動子変位用モータ48等にはパルスモータが用
いられる。
イブ86aを介して砥石駆動モータ30,砥石駆動モー
タ39aが接続されていると共に、研削液供給ポンプ
(研削液供給手段)Pが接続されている。この研削液供
給ポンプPは、作動時時に図示しない廃液タンクから濾
過された研削液を研削液供給ノズル60,61に供給す
るようになっている。
88を介して図1のフレーム形状測定装置1が接続さ
れ、フレーム形状測定装置(玉型形状測定装置)1から
のフレーム形状データ,レンズ形状データ等の玉型形状
データが入力されるようになっている。
2の原点センサ127,位置検出センサ143,144
からの検出信号が入力されると共に、移動量検出センサ
(移動量検出手段)129の読取ヘッド(スライダ)1
29bからの移動量検出信号が入力される様になってい
る。
タ14の駆動パルスやフレーム形状測定装置1からの玉
型形状データ(θi,ρi)に基づいて作動制御される
レンズ軸駆動用モータ25,パルスモータ59等の駆動
パルスと、読取ヘッド(スライダ)129bからの移動
量検出信号等から、玉型形状データ(θi,ρi)にお
ける眼鏡レンズMLの前側屈折面(図7中、眼鏡レンズ
の左側の面)の座標位置と後側屈折面(図7中、眼鏡レ
ンズの右側の面)の座標位置をそれぞれ求めて、この求
めた玉型形状データ(θi,ρi)における眼鏡レンズ
MLの前側屈折面の座標位置と後側屈折面の座標位置か
らコバ厚Wiを演算により求めるようになっている。
始後に、フレーム形状測定装置1からのデータ読み込み
や、データメモリ82の記憶領域m1〜m8に記憶され
たデータの読み込みがある場合には、図12に示すよう
に、時分割による加工制御とデータの読み込みやレイア
ウト設定の制御を行う様になっている。
間t2,t3間の期間をT2、時間t3,t4間の期間
をT3、・・・、時間tn−1,tn間の期間をTnと
すると、期間T1,T3…Tnの間で囲う制御が行わ
れ、データの読み込みやレイアウト設定の制御を期間T
2,T4…Tn−1の間に行う。従って、被加工レンズ
の研削加工中に、次の複数の玉型形状データの読み込み
記憶や、データの読み出しとレイアウト設定(調整)等
を行うことができ、データ処理の作業効率を格段に向上
させることができるようになっている。
工装置2の動作制御のための種々のプログラムが記憶さ
れ、データメモリ82には複数のデータ記憶領域が設け
られている。また、RAM83には、現在加工中の加工
データを記憶する加工データ記憶領域83a、新たなデ
ータを記憶する新データ記憶領域83b、フレームデー
タや加工済みデータ等を記憶するデータ記憶領域83c
が設けられている。
なFEEPROM(フラッシュEEPROM)を用いる
こともできるし、メインの電源がオフされても内容が消
えないようにしたバックアップ電源使用のRAMを用い
ることもできる。[作用]次に、この様な構成の演算制御
回路80を有するレンズ研削加工装置の作用を説明す
る。 <レンズ形状データの読み込み>スタート待機状態から
メイン電源がオンされると、演算制御回路80はフレー
ム形状測定装置1からデータ読み込みがあるか否かを判
断する。
の『データ要求』スイッチ7cが押されたか否かが判断
される。そして、『データ要求』スイッチ7cが押され
てデータ要求があれば、フレーム形状測定装置1からレ
ンズ形状情報(θi,ρi)のデータをRAM83のデ
ータ読み込み領域83bに読み込む。この読み込まれた
データは、データメモリ82の記憶領域m1〜m8のい
ずれかに記憶(記録)されると共に、レイアウト画面が
液晶表示器8に表示される。 <眼鏡レンズの周縁加工>また、測定子41は、レンズ
軸23,24間に保持された眼鏡レンズMLの測定開始
前は図7,図13〜図18及び図24の如く起立した状
態にある。この位置では、遮光板142が位置検出セン
サ143の発光素子143aと受光素子143bとの間
に位置して発光素子143aから受光素子143bに向
かう光を遮断すると共に、回動規制ピン133がコイル
スプリング136のバネ力によりストッパ板部116a
に当接させられている。
『左』スイッチ6bが押すことにより、眼鏡レンズML
のコバ厚測定,ヤゲン設定,研削加工等の加工動作を開
始させる。 (レンズ吸着治具の大きさ検出)眼鏡レンズMLの測定
に際し、図26に示したような大径のレンズ吸着治具
(レンズ装着治具)200に眼鏡レンズ(被加工レン
ズ)MLを吸着して、このレンズ吸着治具200を介し
て眼鏡レンズMLをレンズ軸23に取り付けると共にレ
ンズ軸24のレンズ押さえ201で押さえた場合におい
て、例えばカニ目レンズ等のレンズ形状データ(θi,
ρi)の動径ρiがレンズ吸着治具(レンズ装着治具)
200やレンズ押さえ201の径より小さい場合、レン
ズ形状データ(θi,ρi)に基づいて眼鏡レンズML
のコバ厚を測定すると、測定子41が破損する虞があ
る。これを防止するため、演算制御回路80は、以下の
動作をコバ厚測定の前に行う。
モータ14を作動制御して、キャリッジ22を左右(測
定軸42aの軸線方向)に移動させて、レンズ軸23の
先端が測定し41の対向片100b,100c間の中央
に対応する位置(測定子基準位置300)まで移動させ
る。
用モータ14を作動制御して、キャリッジ22を左右
(測定軸42aの軸線方向)に移動させることにより、
レンズ軸23に取付られたレンズ吸着治具(レンズ吸着
装置)200を図27に二点鎖線で示した測定子基準位
置300の位置から実線で示したフィーラー101に対
応する位置まで移動させる。この際、レンズ軸23,2
4,眼鏡レンズML及びレンズ押さえ部材201もレン
ズ吸着治具200と一体に移動する。尚、図27では、
測定子41のフィーラー101,102がレンズ軸2
3,24に接近した状態となっているが、上述の移動で
は図27に示すように測定子41のフィーラー101,
102がレンズ軸23,24に接近してはいない。
ータドライバ86を作動制御してパルスモータ59を正
転させ、パルスモータ59によりスクリュー軸58を正
転させ、受台60をスクリュー軸58によりガイドレー
ル57,57に沿って上昇させて、レンズ軸ホルダー6
1を受台60と一体に上昇させる。これによりキャリッ
ジ22がキャリッジ旋回軸21を中心にして上方に回動
して、レンズ軸23,24間の眼鏡レンズMLが測定子
41のフィーラ101,102間に移動する。この際、
後述する様に測定子41を水平に倒したときに、レンズ
吸着軸200が小径のものであれば、フィーラー101
が当たらない位置までレンズ軸23,24が上昇させら
れる。
タ140を作動制御して、パルスモータ140の回転を
ピニオン141を介して大径ギヤ139に伝達し、遮光
板142が位置検出センサ144側に移動するように大
径ギヤ139を回転駆動する。この大径ギヤ139の回
動は回動伝達軸135を介して取付板132に伝達され
て、取付板132が図19の実線位置から二点鎖線の位
置の方向に回動させられる。この回動により、回動規制
ピン133,バネ係止ピン134及び測定軸42aが取
付板132と一体に回動させられ、測定子41が図24
の二点鎖線で示した起立状態から実線で示した水平位置
の方向に回動させられる。尚、レンズ吸着治具200は
眼鏡レンズMLの前側屈折面に取り付けられているの
で、この回動に伴いフィーラー101,102が眼鏡レ
ンズMLに当たることはない。
には、上述のような取付板132及び測定子41の水平
方向への回動に伴い、取付板132が図19の実線位置
から二点鎖線の位置まで回動させられると共に、回動規
制ピン133,バネ係止ピン134及び測定軸42aが
取付板132と一体に回動させられ、測定子41が図2
4の二点鎖線で示した起立状態から実線で示した水平位
置まで回動させられる。しかも、この場合には、遮光板
142が発光素子144aと受光素子144bとの間に
移動して、発光素子144aから受光素子144bに向
かう光を遮断し、受光素子144が遮光板142を検出
すると、この検出信号が演算制御回路80に入力され
る。この演算制御回路80は、遮光板142を検出する
と、パルスモータ140の作動を停止させる。これによ
り演算制御回路80は、レンズ吸着治具200及びンズ
押さえ部材201が小径のものであると判断する。
径)のときには、上述のような取付板132及び測定子
41の水平方向への回動に伴い、取付板132が図19
の実線位置から二点鎖線の位置まで回動させられる前
に、測定子41のフィーラー101が図24の二点鎖線
で示した起立状態から実線で示した水平位置の手前で図
25に示したようにレンズ吸着治具200に当接する。
しかも、この場合には、遮光板142が発光素子144
aと受光素子144bとの間に移動する手前で停止する
ので、発光素子144aから受光素子144bに向かう
光が遮断されない。この様な測定子41が水平に回動す
る時間は略一定であるので、測定子41が垂直な状態か
ら水平に倒れるまでの時間になったときに、発光素子1
44aから受光素子144bに向かう光が遮光板142
で遮断されない状態が一定時間続いたときには、演算制
御回路80はレンズ吸着治具200が大径であると判断
する。そして、演算制御回路80は、パルスモータ14
0を停止させる。
読み込んだレンズ形状データ(θi,ρi)の動径ρi
の最小のものがレンズ吸着治具200の半径より大きい
か否かを判断して、カニ目レンズ等のレンズ形状がレン
ズ吸着治具200の外形からはみ出すと判断した場合に
は、パルスモータ140を逆転させて上述とは逆に測定
子41を起立させて退避させると共に、レンズ吸着治具
200及びンズ押さえ部材201を大径のものから小径
のものに交換するように、例えば「レンズ吸着治具及び
ンズ押さえ部材を小径のものに交換してください。」等
のメッセージを液晶表示器8に表示させる。
2がレンズ装着治具と接触しない場合には、演算制御回
路80は「レンズ装着治具の形状は、大きな外径のもの
ではない」と認識し、そのままフィーラ101,102
により眼鏡レンズ(被加工レンズ)MLの前後屈折面に接
触させ、コバ厚の形状Wiの測定を開始する。
200をフィーラ101に対応させて、フィーラー10
1をレンズ吸着治具200に周面から当接させるように
したが、必ずしもこれに限定されるものではない。
02の中央に眼鏡レンズMLが位置するようにベース駆
動用モータ14を作動制御して、キャリッジ22を左右
(測定軸42aの軸線方向)に移動させた後、測定子4
1を水平に倒したときに、測定子41のフィーラ10
1,102がレンズ軸23,24に僅かな間隔をおいて
近接するようにし、更にベース駆動用モータ14を作動
制御して、キャリッジ22を左右(測定軸42aの軸線
方向)に移動させ、フィーラー101を眼鏡レンズML
の前側屈折面側に移動させる。この移動により、測定子
41及び測定軸42aの移動が移動量検出センサ129
の読取ヘッド129bにより検出されとき、この検出位
置までのキャリッジ22及びレンズ軸23,24の移動
量をベース駆動用モータ14の駆動パルス数から求め
て、フィーラー101が測定子基準位置300の近傍ま
で移動されたか否かで、レンズ吸着治具200が大径で
あるか小径であるかを判断することもできる。レンズ吸
着治具200が大径の場合には、フィーラ101がレン
ズ吸着治具200の側面に当接するので、フィーラ10
1がレンズ吸着治具200の側面に当接するまでのキャ
リッジ22及びレンズ軸23,24の移動量が、フィー
ラー101が小径のレンズ吸着治具200の側面に当た
らない場合と比べて少なくなるからである。 (コバ厚Wiの算出)この後、演算制御回路80は、演
算制御回路80は、パルスモータ140を作動制御し
て、測定子41が図5に示したように水平に倒れた測定
置まで回動させて停止させた後、レンズ形状データ(θ
i,ρi)に基づいて、パルスモータドライバ86を作
動制御してルスモータ59を正転又は逆転させ、パルス
モータ59によりスクリュー軸58を正転又は逆転さ
せ、受台60をスクリュー軸58によりガイドレール5
7,57に沿って上昇又は降下させて、レンズ軸ホルダ
ー61を受台60と一体に上昇又は降下させる。この
際、角度θi、動径ρiのi=0にフィーラ101が対
応するようにする。この後、演算制御回路80は、パル
スモータドライバ86を介してベース駆動モータ14を
作動制御して、測定子41の一方のフィーラ101を眼
鏡レンズMLの表面(前側屈折面)の角度θi、動径ρ
iのi=0の位置に図26,27の如く当接させる。
(図15では右方)に移動させられ、測定軸42aが測
定子41と一体に同方向に移動させられる。この際、測
定軸42aを保持するスライダ112も図15中右方に
移動し、プレート116もスライダ112と一体に同方
向に移動する。この移動により、プレート116の水平
係止板部116bがリール取付プレート120の係止板
部120bを図21,図22中右方に押圧して、リール
取付プレート120及びリール121をスライドレール
11aと一体に図15中右方に移動変位させる。このと
き、バネ支持プレート119の係止板部119aは、図
22,図23の如く固定テーブル106に固定されたブ
ラケット126のストッパ板部126aに当接させられ
ていて、図15中右方に移動できない。この結果、リー
ル121に捲回された板バネ123は、リール取付プレ
ート120及びリール121の右方への移動に伴い、リ
ール121から繰り出されて、スライダ112を係止板
部102b及び水平係止板部116bを介して図15中
左方にバネ付勢する。
方向に移動する際、取付板132,コイルスプリング1
36及び回動伝達軸135もスライダ112と一体に同
方向に移動して、回動伝達軸135は大径ギヤ139に
対して軸線方向に相対移動する。
動用モータ25をパルスモータドライバ86で作動制御
して、レンズ軸23,24及び眼鏡レンズMLを所定角
度θi(i=0,1,2,・・・n)毎に回転させる。し
かも、演算制御回路80は、パルスモータ59をパルス
モータドライバ86により作動制御して、角度θi(i
=0,1,2,・・・n)に対応する動径ρiの位置に、
一方のフィーラ101が眼鏡レンズMLの当接した状態
で測定子41を測定軸42aの軸線方向に進退移動させ
る。この様にして、演算制御回路80は、玉型形状デー
タすなわちレンズ形状データ(θi,ρi)に基づい
て、フィーラ101の眼鏡レンズMLへの当接位置を角
度θi毎に動径ρiの位置に順次変えさせる。
方向(図5,図15中左右)に移動させられ、測定軸4
2aが測定子41と一体に左右動させられる。この測定
軸42aの左右動に伴い、スライダ112及び移動量検
出センサ129のスケール129aが一体に測定軸42
aの移動方向に進退移動し、この進退移動方向及び進退
移動量が移動量検出センサ129の読取ヘッド129b
により検出され、この進退移動方向及び進退移動量が演
算制御回路80に入力される。そして、演算制御回路8
0は、読取ヘッド129bの進退移動量及び進退移動方
向の出力信号から、測定子41及びフィーラー101の
先端の移動位置を初期位置(測定子基準位置300)か
らの絶対位置座標として求める。
モータ14,レンズ軸駆動用モータ25及びパルスモー
タ59の駆動パルスと、読取ヘッド129bからの検出
信号(フィラー移動量検出信号)等から、レンズ形状デ
ータ(θi,ρi)における眼鏡レンズMLの前側屈折
面(図7中、眼鏡レンズの左側の面)の座標位置を求め
て、データメモリ82の記憶領域m1〜m8のいずれか
に記憶(記録)させる。
定子41の他方のフィーラ102を眼鏡レンズMLの裏
面(後側屈折面)に当接させて、眼鏡レンズMLの後側
屈折面(図7中、眼鏡レンズの右側の面)の座標位置を
レンズ形状データ(θi,ρi)に対応させて求めて、
この求めた眼鏡レンズMLの後側屈折面の座標位置をデ
ータメモリ82の記憶領域m1〜m8のいずれかに記憶
(記録)させる。
レンズMLの裏面に当接させられると、測定子41が図
5中右(図15では左方)に移動させられ、測定軸42
aが測定子41と一体に同方向に移動させられる。この
際、測定軸42aを保持するスライダ112も図15中
左方に移動し、プレート116もスライダ112と一体
に同方向に移動する。この移動に際して、プレート11
6の水平係止板部116bがバネ支持プレート119の
係止板部119aを図21,図22中右方に押圧変位さ
せる。この際、リール取付プレート120の係止板部1
20bは、図22,図23の様に固定テーブル106に
固定されたブラケット126のストッパ板部126aに
当接させられて、図15中左方に移動できない。この結
果、リール121に捲回された板バネ123は、リール
取付プレート120及びリール121の左方への移動に
伴い、リール121から繰り出されて、スライダ112
を係止板部119a及び水平係止板部116bを介して
図15中右方にバネ付勢する。
レンズ形状データ(θi,ρi)における眼鏡レンズM
Lの前側屈折面の座標位置と後側屈折面の座標位置から
コバ厚Wiを演算により求める。 (測定子41の退避)そして、演算制御回路80は、こ
の様な測定が終了すると、測定子41を以下のようにし
て、図5及び図13〜図18に示した様に起立させて退
避させる。即ち、演算制御回路80は、まずパルスモー
タドライバ86を介してベース駆動モータ14を作動制
御して、眼鏡レンズMLを測定子41のフィーラ10
1,102から離してフィーラ101,102の中央に
位置させる。この後、演算制御回路80は、パルスモー
タドライバ86を作動制御してパルスモータ59を正転
させ、パルスモータ59によりスクリュー軸58を逆転
させ、受台60をスクリュー軸58によりガイドレール
57,57に沿って降下させて、レンズ軸ホルダー61
を受台60と一体に降下させる。これによりキャリッジ
22がキャリッジ旋回軸21を中心にして下方に回動し
て、レンズ軸23,24間の眼鏡レンズMLが測定子4
1のフィーラ101,102間から外れる。
140を作動制御して、パルスモータ140の回転をピ
ニオン141を介して大径ギヤ139に伝達し、遮光板
142が位置検出センサ143側に移動するように大径
ギヤ139を回転駆動する。そして、遮光板142が発
光素子143aと受光素子143bとの間に移動して、
発光素子143aから受光素子143bに向かう光を遮
断し、受光素子143が遮光板142を検出すると、こ
の検出信号が演算制御回路80に入力される。この演算
制御回路80は、遮光板142を検出すると、パルスモ
ータ140の作動を停止させる。
軸135を介して取付板132に伝達されて、取付板1
32が図19の二点鎖線の位置からの実線の位置まで回
動させられる。この回動により、回動規制ピン133,
バネ係止ピン134及び測定軸42aが取付板132と
一体に回動させられ、回動規制ピン133がストッパ板
部116aに当接させられる一方、測定子41が図7及
び図13〜図18に示したように起立した退避位置まで
回動させられる。 (ヤゲンの設定)演算制御回路80は、この様にしてコ
バ厚Wiが求められると、眼鏡レンズMLのレンズ形状
データ(θi,ρi)におけるヤゲン位置を予め設定さ
れた比率で求めて、データメモリ82の記憶領域m1〜
m8のいずれかに記憶(記録)させる。このヤゲンの求
め方は周知の方法を用いることができるので、その詳細
な説明は省略する。 (加工データの算出)この後、演算制御回路80は、眼
鏡レンズの処方箋に基づく瞳孔間距離PDやフレーム幾
何学中心間距離FPD等のデータ、上寄せ量等から、レ
ンズ形状データ(θi,ρi)に対応する眼鏡レンズM
Lの加工データ(θi′,ρi′)を求めて、加工デー
タ記憶領域83aに記憶させる。 (研削加工)この後、演算制御回路80は、モータドラ
イブ56aにより砥石駆動モータ30を作動制御して、
研削砥石35を図6中、時計回り方向に回転駆動制御す
る。この研削砥石35は、上述したように粗研削砥石
(平砥石),ヤゲン砥石,仕上砥石等を有する。
憶領域83aに記憶させた加工データ(θi′,ρ
i′)に基づいて、パルスモータドライバ86を介して
レンズ軸駆動モータ25を駆動制御し、レンズ回転軸2
3,24及び眼鏡レンズMLを図6中半時計回り方向に
回転制御する。
記憶領域83aに記憶させた加工データ(θi′,ρ
i′)に基づいて、まずi=0の位置でパルスモータド
ライバ86を作動制御することによりパルスモータ59
を駆動制御して、スクリュー軸58を逆転させ、受台6
0を所定量ずつ降下させる。この受台60の降下に伴
い、レンズ軸ホルダー61がキャリッジ22の自重及び
加工圧調整機構45のスプリング54のバネ力で受台6
0と一体に降下する。
ズMLが研削砥石35の研削面35aにキャリッジ22
の自重及び加工圧調整機構45のスプリング54のバネ
力で当接した後は、受台60のみが降下させられる。こ
の降下により受台60がレンズ軸ホルダー61から下方
に離反すると、この離反したことがセンサSにより検出
され、このセンサSからの検出信号が演算制御回路80
に入力される。この演算制御回路80は、センサSから
の検出信号を受けた後、更にパルスモータ59を駆動制
御して、受台60を所定量だけ微小に降下させる。
i′)のi=0において、研削砥石35が眼鏡レンズM
Lを所定量研削する。この研削に伴いレンズ軸ホルダー
61が降下して受台60に当接すると、センサSがこれ
を検出して検出信号を出力し、この検出信号が演算制御
回路80に入力される。
受けると、加工データ(θi′,ρi′)のi=1にお
いて、i=0におけるようにして、眼鏡レンズMLを研
削砥石35により研削加工させる。そして、演算制御回
路80は、この様な制御をi=n(360°)行って、
加工データ(θi′,ρi′)の角度θi′毎に動径ρ
i′となるように眼鏡レンズMLの周縁を研削砥石35
の符号を省略した粗研削砥石により研削加工する。
は、研削液供給用のポンプPを作動させて、研削液吐出
ノズル61の第1の研削液吐出口(第1の研削液供給手
段)63から研削液62を吐出させると共に、研削液吐
出ノズル61の第2の研削液吐出口(第2の研削液供給
手段)65から研削液64を吐出させる。
削面35aに対して法線方向から供給される。そして、
この研削液65は、研削砥石35の回転に伴いレンズ研
削部69側に充分に流れて、レンズ研削部69を充分に
冷却した後、レンズ研削部69で研削される眼鏡レンズ
MLの研削屑70と共に後ろ斜め下方に飛ばされる。し
かも、研削液64は、研削砥石35の幅方向全体に充分
に供給されるので、眼鏡レンズMLの研削砥石35への
接触位置が左右方向でずれていても、レンズ研削部69
に供給される研削液が不足するようなことは生じない。
液吐出口(第1の研削液供給手段)63から吐出される
研削液62は、研削砥石35の接線と平行な方向で且つ
加工室4の後方に向けられて、眼鏡レンズML側のレン
ズ研削部69を研削砥石35とレンズ軸23,24との
間でカーテン状に覆う。しかも、この際、研削液62
は、研削砥石35の上部及び後部を幅方向全体で覆っ
て、第2の研削液吐出口(第2の研削液供給手段)65
から研削砥石35に向けて吐出され、且つ研削砥石35
の回転方向に向けて移動させられる研削液64の一部
が、研削砥石35の回転により後方に飛散させられて
も、加工室4の上方及び円弧状底壁11e1側にリーク
(飛散)するのを未然に防止する。これによりカバー5
や円弧状底壁11e1が汚れたりするのが防止される。
また、ガイドスリット11a1,11b1はカバー板1
1a2,11b2で覆われているので、眼鏡レンズML
を研削砥石35により研削する際に、研削屑が研削液と
共に側壁11a,11b側に飛散しても、研削屑や研削
液がガイドスリット11a1,11b1から外方にリー
クするのが防止される。
の研削液の供給は、研削砥石35の接線方向に吐出され
る研削液を超えて飛び出さない限り、研削面35aに直
接吐出されるのであれば、方向は限定されない。
等は、大半が下底壁11e2上に流下して、排水管11
fから図示しない廃液タンク内に流下して捕集される。
のポンプPを作動させて、研削液71を研削液吐出ノズ
ル60から円弧状底壁11e1の中央上に左右に広がる
ように扇状に吐出させ、円弧状底壁11e1の左右方向
中央上端部から下方に向けて左右に広がるように流下さ
せる。これにより、研削屑70及び研削液62は、一部
が円弧状底壁11e1の下部側に飛散しても、流下する
研削液71により下方に洗い落とされて、排水管11f
から図示しない廃液タンク内に流下して捕集される。
砥石35の符号を省略したヤゲン砥石で、加工データ
(θi′,ρi′)の形状に粗研削された眼鏡レンズM
Lの周縁部に、ヤゲン加工をする。この際も、研削液は
上述した粗研削砥石による研削と同様に吐出される。ま
た、研削砥石35は左右に並設した粗研削砥石とヤゲン
砥石を有していて、粗研削時とヤゲン加工時では眼鏡レ
ンズMLの研削砥石35への接触位置を左右に移動させ
る。しかし、この様な場合でも研削液64は、研削砥石
35の幅方向全体に充分に供給されるので、眼鏡レンズ
MLの周縁部を研削砥石35の粗研削砥石で粗研削加工
する場合も、研削砥石35の粗研削砥石に隣接するヤゲ
ン砥石で粗研削された眼鏡レンズMLの周縁部にヤゲン
加工する場合にも、レンズ研削部69に供給される研削
液が不足するようなことは生じない。 [変形例]以上説明した実施例において、ガイド板P1,
P2及びカバー板11a2,11b2は、図28〜図3
1に示したようなセクター状のガイド板P1′,P2′
及び円弧状のカバー板300,300に代えることもで
きる。
開放するセクター状の切欠301,301がそれぞれ形
成され、この各切欠301を覆うようにセクター状のガ
イド板P1′,P2′がそれぞれ配設されている。この
ガイド板P1′,P2′は構成が同じであり、カバー板
300,300も構成が同じである。
図30に示したように複数のビスBで着脱可能に側壁1
1a、11bの内壁面にそれぞれ取り付けられている。
このガイド板P1′(及びP2′)には、図28(b)
に示したように側壁11a,11b側に突出するガイド
突部G1′,G2′が設けられている。
に示したように、ガイド板P1′(又はP2′)の上縁
に沿って両端まで円弧状に延びている。また、ガイド突
部G2′は、ガイド板P1′(又はP2′)の下縁中央
部に切円柱状に突設したもので、上面が小円形状のガイ
ド面となっている。
には、ガイド突部G1′の両端部に接するように配設さ
れ且つ周面が鏡面加工された金属製で円柱状のガイドピ
ン302,302が着脱可能に螺着されている。
P2′に設けられたガイドスリットである。このガイド
スリット303,303は発明の実施の形態1に示した
ガイドスリット11a2′,11b2′と同じである。
延びる軸挿通孔304が形成されていると共に、下縁部
中央に位置させて小円形状のガイド突部305が形成さ
れている。
1′,G2′間に位置すると共に、側壁11aとガイド
板P1′(及び側壁11bとガイド板P2′)との間に
介装されている。しかも、図29,図31に示したよう
に、カバー板300の円弧状の上面はガイドピン30
2,302に当接させられ、カバー板300のガイド突
部305,305はガイド突部G2′の上面に当接して
いる。また、側壁11a(及び11b)とカバー板30
0(300)の間にはシール部材S(s)が介装されて
いる。尚、レンズ軸23(24)は、シール部材S,軸
挿通孔304及びガイドスリット304を摺動自在に貫
通している。
24が円弧状のガイドスリット304,304に沿って
上下に円弧状に回動すると、カバー板300,300も
レンズ軸23,24と一体に円弧状に上下動する。この
際、カバー板300は、上面がガイドピン302,30
2で案内され、下部の小突起であるガイド突部305,
305がガイド突部G2′の円弧面で案内されるので、
摩擦抵抗が非常に少ない状態で上下に円弧運動させられ
る。
ズ軸23,24とカバー板300とがキャリッジ旋回軸
21の半径方向へ相対移動するのを許容するので、カバ
ー板300やガイド部材P1′,P2′の各部に寸法誤
差や組み付け誤差があっても、カバー板300の上下方
向への滑らかな円弧運動を許容することができる。
2′の両側が下方に開放しているので、ガイド部材P
1′と側壁11a又はガイド部材P2′と側壁11bの
間に侵入する研削液や研削屑が下方に流下して溜まりに
くく、たとえ溜まったとしても、ビスBを緩めてガイド
部材P1′,P2′を側壁11a,11bから取り外す
ことで容易に清掃できる。
0と共に軸線方向に移動させられると、連酢軸23,2
4はシール部材Sやガイド部材P1′及びP2′、カバ
ー板300に対して摺動移動する。
発明は、被加工レンズを挟持するために被加工レンズに
装着されるレンズ装着治具と、被加工レンズを挟持し回
転させるためのレンズ回転軸とを有し、レンズ回転軸に
挟持された被加工レンズの屈折面に当接される測定子
と、測定子の移動距離を測定するための測定部とを有す
るレンズ形状測定装置において、測定部による測定子の
移動距離に基づき、レンズ装着治具の形状を識別するた
めの識別手段を有する構成としたので、コバ厚形状測定
に用いられる測定子を兼用することによって、レンズ装
着治具の外径形状の大きさ等を識別することができる。
挟持するために被加工レンズに装着されるレンズ装着治
具と、被加工レンズを挟持し回転させるためのレンズ回
転軸とを有し、レンズ回転軸に挟持された被加工レンズ
の屈折面に当接される測定子と、レンズ回転軸と略平行
な回転軸を中心として測定子を回動制御する測定子回動
手段と、レンズ回転軸と略平行な方向における測定子の
移動距離を測定するための測定部とを有するレンズ形状
測定装置において、測定子先端をレンズ回転軸と略平行
な方向に相対移動させ、測定子の測定基準位置から測定
子が当接する位置までの距離を測定部に測定させて、測
定結果によりレンズ装着治具の形状を識別するための演
算制御手段を有する構成としたので、レンズ形状測定の
ために用いられる測定子を兼用して、レンズ装着治具の
外径形状の大きさをレンズ回転軸と略平行な方向におい
て識別することができる。また、レンズ装着治具の外径
形状が大きい場合に、測定子とレンズ装着治具との衝突
により精密なレンズ形状測定に必須の測定子の破損を防
ぐことができる。
挟持するために被加工レンズに装着されるレンズ装着治
具と、被加工レンズを挟持し回転させるためのレンズ回
転軸とを有し、レンズ回転軸に挟持された被加工レンズ
の屈折面に当接される測定子と、レンズ回転軸と略平行
な回転軸を中心として測定子を回動制御する測定子回動
手段と、レンズ回転軸と略平行な方向における測定子の
移動距離を測定するための測定部とを有するレンズ形状
測定装置において、 回転軸を中心として測定子先端を
回動させ、測定子先端が当接した位置における測定子基
準位置300からの距離によりレンズ装着治具の形状を
識別する構成としたので、レンズ装着治具の外径形状の
大きさをレンズ回転軸と略平行な測定子の回転軸方向に
おいて識別することができる。また、レンズ装着治具の
外径形状が大きい場合に、測定子とレンズ装着治具との
衝突により精密なレンズ形状測定に必須の測定子の破損
を防ぐことができる。
を備えるレンズ研削加工装置とフレーム形状測定装置と
の関係を示す説明図である。
を示し、(A)はカバー閉成状態の斜視図、(B)はカ
バー開放状態の斜視図である。
を示し、(A)はカバー閉成状態の平面図、(B)はカ
バー開放状態の平面図である。
を示し、(A)は第1の操作パネルの拡大説明図、
(B)は液晶表示器の正面図である。
を示し、(a)は加工室内の加工主要部の斜視図、
(b)は(a)のカバー板部の断面図である。
ベース等を後方からみた斜視図である。
示す側面図である。
図である。
イムチャートである。
図、(b)は(a)の位置検出センサの説明図、
(c),(d)は(a)のフィーラーの要部斜視図であ
る。
(b)は(a)の位置検出センサの説明図である。
カバーの側壁への取付部の拡大断面図である。
作用説明図である。
分平面図である。
である。
との関係を示す作用説明図である。
との関係を示す作用説明図である。
工装置を示し、(a)は加工室内の加工主要部の斜視
図、(b)は(a)のカバー板部の断面図である。
た説明図ある。
側から見た説明図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】被加工レンズを挟持するために被加工レン
ズに装着されるレンズ装着治具と、被加工レンズを挟持
し回転させるためのレンズ回転軸とを有し、レンズ回転
軸に挟持された被加工レンズの屈折面に当接される測定
子と、測定子の移動距離を測定するための測定部とを有
するレンズ形状測定装置において、 測定部による測定子の移動距離に基づき、レンズ装着治
具の形状を識別するための識別手段を有することを特徴
とするレンズ形状測定装置。 - 【請求項2】被加工レンズを挟持するために被加工レン
ズに装着されるレンズ装着治具と、被加工レンズを挟持
し回転させるためのレンズ回転軸とを有し、レンズ回転
軸に挟持された被加工レンズの屈折面に当接される測定
子と、レンズ回転軸と略平行な方向における測定子の移
動距離を測定するための測定部とを有するレンズ形状測
定装置において、 測定子先端をレンズ回転軸と略平行な方向に相対移動さ
せ、測定子の測定基準位置から測定子が当接する位置ま
での距離を測定部に測定させて、測定結果によりレンズ
装着治具の形状を識別するための演算制御手段を有する
ことを特徴とするレンズ形状測定装置。 - 【請求項3】被加工レンズを挟持するために被加工レン
ズに装着されるレンズ装着治具と、被加工レンズを挟持
し回転させるためのレンズ回転軸とを有し、レンズ回転
軸に挟持された被加工レンズの屈折面に当接される測定
子と、レンズ回転軸と略平行な回転軸を中心として測定
子を回動制御する測定子回動手段と、レンズ回転軸と略
平行な方向における測定子の移動距離を測定するための
測定部とを有するレンズ形状測定装置において、 回転軸を中心として測定子先端を回動させ、測定子先端
が当接した位置における測定子基準位置からの距離によ
りレンズ装着治具の形状を識別するための演算制御手段
を有することを特徴とするレンズ形状測定装置。
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