JP2002231094A - ステアリングホイールのホーンスイッチ - Google Patents
ステアリングホイールのホーンスイッチInfo
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Abstract
定した操作性を確保できるステアリングホイールのホー
ンスイッチを提供すること。 【解決手段】2つの接点材37・53と、接点材53を
支持して軽金属材料から形成される支持部材43と、を
備えて、接点材53と支持部材43とが、ホーン作動回
路を形成可能に電気的に導通されるステアリングホイー
ルのホーンスイッチ。接点材53と支持部材43との間
には、接点材53と支持部材43との両者に接触するよ
うに、支持部材43よりも導電性を有した導電体44が
配置される。導電体44は、接点材53を単独で支持部
材43に接触させる場合より、接点材53との接触より
も接触面積を大きくして、若しくは、支持部材53に押
圧されて、支持部材43と接触している。
Description
ングホイールに配置されるホーンスイッチに関するもの
であり、特に、相互に離隔されるように配置される2つ
の接点材と、一方の接点材を支持する軽金属材料から形
成される支持部材とを備えて、接点材相互を接触させる
ことにより、ホーンを作動させることが可能なホーンス
イッチに関する。
チでは、特開平10−106382号公報等で知られて
いるように、固定側接点材を支持してステアリングホイ
ール本体側に支持される固定側基部と、ホーンパッド側
に連結される支持部材としての可動側基部と、を備えて
構成されていた。可動側基部は、エアバッグ装置を配置
させるバッグホルダに形成されるものであり、固定側接
点材と接触することによりホーンを作動可能な可動側接
点材を支持して、固定側基部の上方に配置されていた。
可動側基部と固定側基部との間には、可動側接点材を固
定側接点材から離隔させるように、可動側基部を上方側
へ付勢する付勢手段が配置されており、この付勢手段の
付勢力により、可動側接点材が可動側基部に圧接される
構成であった。そして、通常、可動側基部を備えるバッ
グホルダは、板金で形成されていた。
から、バッグホルダをマグネシウムやアルミニウム等の
軽金属で形成することが望まれている。しかし、軽金属
は表面が酸化しやすく、例えば、軽金属で形成した可動
側基部において、可動側接点材と接触する部位付近の表
面が酸化していると、可動側接点材は、付勢手段の付勢
力だけで可動側基部に圧接される構成であるため、可動
側接点材と可動側部材との接触状態が不良となり易く、
ホーンスイッチの安定した操作性を確保し難かった。
を使用しても、ホーンスイッチの安定した操作性を確保
できるステアリングホイールのホーンスイッチを提供す
ることを目的とする。
ッチは、相互に接触させることによりホーンを作動可能
な2つの接点材と、一方の接点材を支持して軽金属材料
から形成される支持部材と、を備え、接点材の間には、
一方の接点材を他方の接点材から離隔させるように支持
部材側に付勢するコイルばねが配置されて、一方の接点
材と支持部材とが、ホーン作動回路を形成可能に電気的
に導通されているステアリングホイールのホーンスイッ
チであって、一方の接点材と支持部材との間には、接点
材と支持部材との両者に接触するように、支持部材より
導線性を有した導電体が配置され、導電体が、一方の接
点材を単独で支持部材に接触させる場合より、一方の接
点材と支持部材との導通状態を良好にするように、一方
の接点材との接触よりも接触面積を大きくして、若しく
は、支持部材に押圧されて、支持部材と接触しているこ
とを特徴とする。
ングホイール本体と、エアバッグ装置と、を備え、エア
バッグ装置は、軽金属材料から形成されるバッグホルダ
を備え、支持部材は、バッグホルダに配設された可動側
基部として構成され、各接点材は、ステアリングホイー
ル本体側に配置された固定側基部の上面側に支持される
固定側接点材と、固定側基部の上方に配置された可動側
基部の下面側で支持される可動側接点材と、から構成さ
れ、導電体は、支持部材よりも剛性を有した材料で形成
されて、可動側接点材と可動側基部との間に、可動側接
点材と可動側基部との両者に接触するように配置され、
可動側基部と固定側基部との間には、可動側基部の下方
への移動を許容して、可動側基部の固定側基部からの離
隔距離を規定する連結ボルトが配置されており、連結ボ
ルトは、固定側基部の下面側に当接する頭部と、頭部か
ら上方に延びて可動側基部側に形成されるねじ孔に締結
される軸部と、を備え、軸部は、先端側に形成されてね
じ孔に締結される小径の雄ねじ部と、頭部側に形成され
る略筒状の大径部と、から構成され、可動側接点材及び
固定側接点材は、連結ボルトの軸部を挿通可能な挿通孔
を備えた略筒形状とされ、連結ボルトの大径部を導電体
に当接させるようにして、雄ねじ部をねじ孔に締結させ
る構成とすることが好ましい。
に、可動側基部にインサートとして埋設されるナットと
して構成され、ナットは、ねじ孔を備えて連結ボルトに
おける雄ねじ部を締結可能で、かつ、連結ボルトの大径
部に当接可能な構成とされて、可動側接点材に当接して
いる構成とすることが好ましい。
動側基部との間に、可動側接点材と可動側基部との両者
に接触するように配置されるプレートとして構成され、
プレートを、ねじ孔と連通されて、連結ボルトにおける
雄ねじ部を挿通可能な挿通孔を備えるとともに、連結ボ
ルトの大径部に当接可能な構成としてもよい。
する場合には、プレートが、連結ボルト若しくは可動側
接点材に仮組み付けされている構成とすることが好まし
い。
の接点材と支持部材との間に、接点材と支持部材との両
者に接触するように、支持部材より酸化しがたく、導電
性の良好な導電体が介在されており、接点材は導電体に
接触して、支持部材と導電体とが接触することとなる。
そのため、可動側接点材がコイルばねの付勢力だけで導
電体に圧接される構成であっても、操作時に、確実に接
点材から導電体に導電させることができる。また、導電
体は、一方の接点材を単独で支持部材に接触させる場合
より、一方の接点材と支持部材との導通状態を良好にす
るように、一方の接点材との接触よりも接触面積を大き
くして、若しくは、支持部材に押圧されて、支持部材と
接触している。そのため、支持部材表面が酸化しても、
導電体から支持部材への導電性を確保できる。その結
果、接点材から支持部材への導電性を確保できて、ホー
ンスイッチの安定した操作性を確保できる。
ば、連結ボルトの可動側基部側への締結時に、連結ボル
トの大径部を、軽金属材料からなって変形しやすい支持
部材でなく、支持部材より剛性を有した導電体に当接さ
せる構成であるため、強固に締結させることができて、
連結ボルトを締結させる際のがたつきや緩みを防止で
き、十分な取付強度を確保できる。
に、可動側基部にインサートとして埋設されるナットと
して構成され、ナットを、ねじ孔を備えて連結ボルトに
おける雄ねじ部を締結可能で、かつ、連結ボルトの大径
部に当接可能な構成とされて、可動側接点材に当接して
いる構成とすれば、ナットが可動側基部に埋設されるた
め、ナットと接触する可動側基部表面が酸化しがたく、
ナットと可動側基部との接触を安定させることができ
て、一層、接点材から支持部材への導電性を確保できる
こととなる。
動側基部との間に、可動側接点材と可動側基部との両者
に接触するように配置されるプレートとして構成され、
プレートを、ねじ孔と連通されて、連結ボルトにおける
雄ねじ部を挿通可能な挿通孔を備えるとともに、連結ボ
ルトの大径部に当接可能な構成とすれば、連結ボルトを
締結させることによりプレートを可動側基部側に押圧す
ることで、プレートと可動側基部との接触を確保して、
十分な導電性を確保できると同時に、ナットをインサー
トとして可動側基部に埋設させる場合に比して、製造コ
ストを低減させることができる。
くは可動側接点材に仮組み付けされている構成とすれ
ば、プレートを予め連結ボルト若しくは可動側接点材に
仮組み付けして、プレートが連結ボルト若しくは可動側
接点材に保持された状態で、連結ボルトを締結させるこ
とができる。そのため、連結ボルト締結時にプレートを
所定位置に配置させる手間が不要となると同時に、プレ
ートを紛失せずに管理することができて、プレートの取
扱性が良好となる。
に基づいて説明する。
ステアリングホイールWは、図1〜3に示すように、円
環状のリング部Rと、リング部Rの中央に配置されるボ
ス部Bと、リング部Rとボス部Bとを連結する3本のス
ポーク部Sと、を備えて構成され、構成部品上では、ス
テアリングホイール本体1と、ボス部Bの上部に配置さ
れるエアバッグ装置10と、ステアリングホイール本体
1に接続されてエアバッグ装置10を支持するホーンス
イッチHと、から構成されている。
ッグ装置10とホーンスイッチHとを除いた部位を言
い、リング部R・ボス部B・スポーク部Sの各部を連結
するように配置される芯金2を備えている。芯金2にお
けるリング部芯金3とリング部芯金3側の各スポーク部
芯金5とには、合成樹脂製の被覆層6が被覆されてい
る。ボス部Bの部位の芯金4は、図示しないステアリン
グシャフトと接続される鋼製のボス4aと、ボス4aの
周囲を覆ってリング部芯金3やスポーク部芯金5と一体
的に形成されるアルミニウム合金等からなる被覆部4b
と、から構成されている。なお、ステアリングホイール
本体1は、ボス部Bの下部を覆うように、芯金2にねじ
止めされるロアカバー7を備えて構成されている。
うに、膨張可能に折り畳まれた袋状のエアバッグ11、
エアバッグ11に膨張用ガスを供給するインフレーター
13、折り畳まれたエアバッグ11を覆うパッド14、
及び、エアバッグ11・インフレーター13・パッド1
4を保持するバッグホルダ15を備えて構成されてい
る。
13bを備えた略円柱状の本体部13aと、本体部13
aの外周面から突出するフランジ部13cと、を備えて
構成されている。
ッグ11の膨張時に所定部位を破断させる天井壁部14
aと、天井壁部14aの外周縁付近から下方へ延びる略
六角筒形状の側壁部14bと、を備えて構成されてい
る。側壁部14bの内周面には、所定位置に、後述する
バッグホルダ15の側壁部17に設けられた係止爪17
aを係止させる係止部14c(図2参照)が形成されて
いる。また、天井壁部14aの下面には、後述するバッ
グホルダ15の取付片部18(可動側基部43)に当接
する図示しない複数のリブが形成されている。
インフレーター13との保持は、エアバッグ11内に配
置される円環状のリテーナ12が下方へ延びる4本のボ
ルト12a(図3・4参照)を備え、これらのボルト1
2aをエアバッグ11・バッグホルダ15・インフレー
ター13のフランジ部13cに貫通させてナット12b
止めすることにより、行なっている。また、バッグホル
ダ15によるパッド14の保持は、パッド側壁部14b
のリベット19止めと、係止爪17aの係止部14cへ
の係止と、により行なっている。
に、軽量化と形状賦形性を考慮してマグネシウムやアル
ミニウム合金等の軽金属材料からなるダイカスト製と
し、中央にインフレーター本体部13aを下方から挿入
可能な挿通孔16aを備えた横板部16と、横板部16
の前縁側や後縁付近の左右両側から上下方向に延びる側
壁部17と、を備えて構成されている。横板部16の挿
通孔16aの周囲には、リテーナ12の各ボルト12a
を挿通させる貫通孔16bが形成されている。また、バ
ッグホルダ15には、支持部材としての後述する可動側
基部43が一体的に形成されている。
壁部14bの係止部14cに係止される係止爪17aが
形成され、また、所定位置に、パッド側壁部14bをリ
ベット19止めする際の取付孔17b(図2参照)が形
成されている。
延びる3つの取付片部18が形成され、これらの各取付
片部18は、ホーンスイッチHの後述する可動側基部
(支持部材)43を構成するものであり、各可動側基部
43には、導電体としての後述するナット44が埋設さ
れる構成である。ナット44には、後述する連結ボルト
55を締結するためのねじ孔44aが形成されている。
回路の正極側に導通するように、図示しないリード線が
結線されている。
に示すように、各スポーク部Sの近傍におけるパッド1
4周縁の裏面側の3箇所に配設されており、それぞれ、
図11・16に示すように、固定側部材21、可動側部
材41、ばね39、及び、連結ボルト55を備えて構成
されている。固定側部材21は、固定側接点材37を有
してステアリングホイール本体1側に支持され、可動側
部材41は、固定側接点材37と接触することによりホ
ーンを作動可能な可動側接点材53を有して、固定側部
材21の上方に配置されている。ばね39は、コイルば
ねとして、固定側部材21と可動側部材41との間に配
設されて可動側接点材53を固定側接点材37から離隔
させるように上方へ付勢している。連結ボルト55は、
可動側部材41の下方への移動を許容して可動側接点材
53の固定側接点材37からの離隔距離を規定するよう
に、固定側部材21側に可動側部材41側を連結させて
いる。
示すように、ステアリングホイール本体1側に接続され
る固定側基部25と、固定側基部25に連結されて固定
側接点材37を支持する固定側支持材29と、を備えて
構成されている。
部25は、図1・4・6に示すように、1つの板金製の
固定側プレート22に連結されて形成されており、固定
側プレート22は、上方から見てU字形の連結杆部23
と、連結杆部23から上方へ延びる3つの縦板部24
と、各縦板部24の上端から横方向の外方へ延びる3つ
の固定側基部25と、を備えて構成されている。
れぞれ、円形の孔の対称的な位置の両縁に略直角三角形
の孔の斜辺側を付けたような形状で開口した取付孔25
aが、形成され、取付孔25aの周囲には、2つの係止
孔25bが貫通されている。また、各固定側基部25の
外縁側には、スポーク部Sの被覆層6に当接して支持さ
れる支持片部26が形成されている。
となる2つの固定側基部25L・25Rには、図3・4
・6に示すように、それぞれ、外方の縁から下方へ延び
る接続片部27が形成され、各接続片部27には、ナッ
ト27bが固着されて、固定側基部25L・25R(固
定側プレート22)をスポーク部芯金5L・5Rにボル
ト8止めさせるためのねじ孔27aが形成されている。
・16に示すように、ポリアセタール等の絶縁性を有し
た合成樹脂からなって、中央に挿通孔30aを貫通させ
た略円筒形状に形成されている。そして、略円筒状の筒
状部30の下部には、半径方向外方へ延びるフランジ部
31と係止板部34とが、上下方向に間隔を空けて、配
設されている。
ずつずれた位置の4箇所に、上下方向に貫通する貫通孔
31aが形成されている。各貫通孔31aには、固定側
接点材37の後述する接触部37eの突出部37fが挿
通されている。また、フランジ部31には、筒状部30
を中心とする対称の位置に、固定側接点材37の後述す
る切り起こし爪37dを係止する係止環部31dが形成
されている。さらに、フランジ部31の外周縁には、各
貫通孔31aの近傍の位置に、上方へ延びる4つのリン
グ部32が突設されている。各リング部32は、可動側
支持材45の後述する係止突起46aを係止する係合部
を構成するものであり、各係止突起46aを係止させる
ことにより、スイッチアッセンブリーAを形成すること
ができるように構成されている。なお、フランジ部31
は、固定側接点材37の接触部37eを介在させて、コ
イルばね39の下端を支持するばね座の役目も果たす。
せて、固定側基部25の取付孔25aの開口形状に対応
するように、三角板形状として、筒状部30を中心とす
る対称の位置に、2つ配設されている。各係止板部34
の上面には、略半球状の係止突起34aが形成されてい
る。
方へ突出する係止脚35がそれぞれ形成されており、こ
れらの係止脚35は、軸部35bの下端で内側に曲る鉤
部35aが、連結ボルト55の後述する頭部56の下面
を係止することとなる。なお、各係止脚35の軸部35
bの長さは、頭部56の長さより長く、鉤部35aで頭
部56を係止した状態では、図9・10に示すように、
連結ボルト55の後述する雄ねじ部59の上端が、スイ
ッチアッセンブリーAの後述する可動側支持材45から
上方へ突出する長さとしている。
は、固定側基部25の板厚と略等しく設定されており、
フランジ部31と係止板部34とそれらの間の筒状部3
0とは、固定側支持材34を固定側基部25の取付孔2
5aにバヨネット結合させる結合部33を構成してい
る。すなわち、係止板部34・34と筒状部30の下部
とを、取付孔25aに貫通させ、さらに、取付孔25a
の周縁をフランジ部31と係止板部34との間で挟持す
るように、固定側支持材29を90°回転させて、固定
支持材29は、固定側基部25の取付孔25aにバヨネ
ット結合されることとなる。なお、その結合時、各係止
板部34の係止突起34aは、固定側基部25の係止孔
25bに嵌合され、固定側支持材29が周方向に回り止
めされることとなる。また、筒状部30の下端面には、
バヨネット結合時に、固定側支持材29を回転させやす
いように、治具等を嵌め込む凹部30bが形成されてい
る。
16に示すように、ばね鋼から形成されて、中央に挿通
孔37aを貫通させて、固定側支持材29の筒状部30
の上端に対応した略円環状の本体部37bを、上端に備
えるとともに、本体部37bの両縁から下方へ延びる縦
壁部37c・37cを備え、さらに、各縦壁部37cの
下端における両側から、ヒレ状に延びる4つの接触部3
7eを備えて構成されている。各縦壁部37cには、上
端側を切り離した切り起こし爪37dが形成されてい
る。また、各接触部37eには、下方へ隆起するように
突出する突出部37fが形成されている。固定側接点材
37は、固定側支持材29の筒状部30に、接触部37
eを下方にして、縦壁部37c・37c間を嵌め込み、
各切り起こし爪37dを係止環部31bに係止させるこ
とにより、上方への抜けを防止されて、固定側支持材2
9に組み付けられることとなる。この組付時、本体部3
7bは、固定側支持材29の筒状部30の上端面に支持
され、各接触部37eの突出部37fは、固定側支持材
29の各貫通孔31aから下方へ突出することとなる。
そして、固定側接点材37を組み付けた固定側支持材2
9を固定側基部25にバヨネット結合させれば、各突出
部37fが固定側基部25に接触し、固定側接点材37
は、固定側プレート22がスポーク部芯金5L・5Rに
ボルト8止めされる際、突出部37f・固定側プレート
22・芯金5L・5Rを介して、ホーン作動回路の負極
側に導通することとなる。
11・16に示すように、ホーンスイッチHの押下げ操
作用のパッド14に接続される可動側基部43と、可動
側基部43に対して当接することによって連結されて、
可動側接点材53を支持する可動側支持材47と、を備
えて構成されている。実施形態の場合、各可動側基部4
3は、バッグホルダ15の3つの取付片部18から構成
されており、バッグホルダ15が、1つの可動側プレー
ト42としての機能を果たしている。
示すように、可動側接点材53側に端面が露出するよう
に、導電体としてのナット44が埋設されている。ナッ
ト44は、バッグホルダ15(支持部材)より酸化しが
たく、導電性の良好な鋼製としている。そして、ナット
44の中央には、連結ボルト55の雄ねじ部59を螺合
させるねじ孔44aが配設されている。また、ナット4
4における可動側接点材53側に露出する面(下側面)
は、可動側接点材53における接触部53fと当接し、
かつ、連結ボルト55における大径部58が当接する接
触面44bとされている。なお、ナット44は、バッグ
ホルダ15のダイカスト鋳造時に、インサートとして鋳
造型にセットされて、配設されるものである。
・16に示すように、ポリアセタール等の絶縁性を有し
た合成樹脂からなって、中央に挿通孔48aを貫通させ
た略円筒状の筒状部48を備えるとともに、筒状部48
の上端から外方へ延びる円環状のフランジ部49を備
え、さらに、フランジ部49の外周縁から下方へ延びる
円筒状のカバー部50を備えて構成されている。筒状部
48の内周面には、対向する両側に、可動側接点材53
を組み付けるための係止突起48bが突設されている。
フランジ部49は、コイルばね39の上端のばね座49
を構成することとなる。
の操作時における固定側接点材37と可動側接点材53
との相互の接触部位(本体部37b・本体部53bの凸
部53c)の周囲を、非操作時においても覆い可能なよ
うに、コイルばね39も覆って、下方へ延びている。さ
らに、カバー部50の下端外周には、90°ずつずれた
位置に、先端を上方へ屈曲させた4つの係止片部51が
突設されている。これらの係止片部51は、固定側支持
材29の各リング部32に係止される係合部を構成する
ものであり、係合部32・51を係合させて、スイッチ
アッセンブリーAを形成する際に使用する。なお、リン
グ部32の開口形状や係止片部51の配置位置は、ホー
ンを作動させるように可動側支持材47を固定側支持材
29側に接近させても、相互に干渉しないように設定さ
れている。
16に示すように、ばね鋼から形成され、中央に挿通孔
53aを有した略円環状の本体部53bを備えるととも
に、本体部53bの外周縁から上方へ延びる円筒状の縦
壁部53dを備え、さらに、縦壁部53dの上端から外
方へ延びる略四角環状の接触部53fを備えて構成され
ている。本体部53bには、固定側接点材37の本体部
37bに点接触できるように、4つの凸部53cが下方
に突設されている。縦壁部53dには、90°ずつずれ
た位置に、係止孔53eが形成されている。可動側接点
材53は、縦壁部53dを上方から筒状部48内に嵌め
て、各係止孔53eに所定の係止突起48bを係止させ
ることにより、上方への抜けを防止されて、可動側支持
材47に組み付けられている。この組付時には、接触部
53fが、可動側支持材47におけるフランジ部49の
上面に支持され、凸部53cが、可動側支持材47にお
ける筒状部48の下端から下方に突出することとなる。
すように、中央に挿通孔39aを備えた略円筒形状とし
て、上端を可動側支持材47のフランジ部49に当接さ
せ、下端を、固定側接点材37の接触部37eを介在さ
せて、固定側支持材29のフランジ部31に当接させて
いる。
うに、円板状の頭部56と、頭部56から上方に延びる
軸部57と、を備えて構成されている。軸部57は、上
端側に、可動側基部43に配置されるナット44のねじ
孔44aに螺合可能な雄ねじ部59が形成されるととも
に、下端側に、雄ねじ部59より外径寸法を大きくし、
かつ、頭部56より外径寸法を小さくした円柱状の大径
部58が形成されて構成されている。頭部56の外径寸
法は、スイッチアッセンブリーAを構成する固定側接点
材37・可動側接点材53・固定側支持材29・可動側
支持材47・ばね39の挿通孔37a・53a・30a
・48a・39aの内径寸法より大きく、固定側支持材
29の係止脚35・35で下面側を係止可能に形成され
ている。また、軸部57の外径寸法は、挿通孔37a・
53a・30a・48a・39aの内径寸法より小さく
設定されている。
ボルト本体55aとワッシャ55bとの二部品から構成
されて、ワッシャ55bは、外径寸法を大径部58と等
しくした円環状として、大径部58の上端部に配置され
て、大径部58の一部として構成されている。また、ワ
ッシャ55bには、雄ねじ部59に螺合する雌ねじが形
成されており、かつ、雄ねじ部59のねじ条は、大径部
58まで螺刻されておらず、その元部側端部59aと大
径部58の上面との間には、図16に示すように、ワッ
シャ55bの板厚より僅かに大きな間隙が設けられてい
る。そのため、ワッシャ55bは、予め、雄ねじ部59
に螺合させて、元部側端部59aと大径部58との間で
回転自在として、ボルト本体55aに組み付けておくこ
とができる。
58は、ナット44の接触面44bにおけるねじ孔44
aの周縁に当接し、頭部56の上面が、固定側支持材2
9の係止板部34を介在させて、固定側基部25の下面
側における取付孔25aの周縁に当接することから、コ
イルばね39の付勢力によって相互に離隔するように配
置された固定側・可動側接点材37・53の接触部位で
ある本体部37bと凸部53cとの距離、すなわち、ホ
ーンストロークを規定することとなる。ちなみに、係合
部32・51相互を係合させてスイッチアッセンブリー
Aを組み立てた際の、固定側・可動側接点材37・53
の接触部位である本体部37bと凸部53cとの距離
は、連結ボルト55の締結時より、若干、大きく設定さ
れている。
予め、切り起こし爪37d・37dを各係止環部31b
に係止させて、固定側支持材29に固定側接点材37を
組み付けておくとともに、各係止孔53eに係止突起4
8bを係止させて、可動側支持材47に可動側接点材5
3を組み付けておく。
接点材37の各接触部37eを介在させて、フランジ部
31上に当接させ、コイルばね39の上端を可動側支持
材47のフランジ部49の下面に当接させるように、コ
イルばね39を介在させて、固定側支持材29と可動側
支持材47とを接近させ、各リング部32に係止片部5
1を係止させれば、スイッチアッセンブリーAを組み立
てることができる。
48a・39aに軸部57を挿通させて、頭部56の下
面を係止脚35・35に係止させて、スイッチアッセン
ブリーAに連結ボルト55を組み付けておき、さらに、
固定側支持材29の結合部33を固定側基部25の取付
孔25aにバヨネット結合させて、固定側プレート22
に対して、3個ずつのスイッチアッセンブリーAと連結
ボルト55とを取り付けておく。
22に対して3個のスイッチアッセンブリーAを組み付
けた後に、係止脚35・35を利用して、組み付けても
良い。
装置10のバッグホルダ15である可動側プレート42
の各可動側基部43(取付片部18)を各スイッチアッ
センブリーAの上方に配置させて、各連結ボルト55を
下方から回し、可動側基部43に埋設されるナット44
にそれぞれ形成されている各ねじ孔44aに雄ねじ部5
9を螺合させれば、固定側プレート22ごと、3個のホ
ーンスイッチHを組み付けたエアバッグ装置10を形成
することができる。
10への組付は、実際には、エアバッグ装置10を上下
逆に作業台等の上に配置させて、その上方から、各雄ね
じ部59を下面側から突出させた状態で、固定側プレー
ト22を配置させ、各連結ボルト55を締結することと
なる。
たように、エアバッグ11内にリテーナ12を配置させ
て、エアバッグ11を折り畳むとともに、リテーナ12
から延びる各ボルト12aをバッグホルダ15・インフ
レーターフランジ部13cに挿通させてナット12b止
めし、さらに、パッド側壁部14bの各係止部14cに
バッグホルダ側壁部17の係止爪17aを係止させて、
パッド側壁部14bをバッグホルダ側壁部17にリベッ
ト19止めすれば、組み立てておくことができる。
ート22ごとホーンスイッチHを組み付けたならば、固
定側基部25L・25Rの各接続片部27をスポーク部
芯金5L・5Rに当て、芯金5L・5Rの裏面側から芯
金5L・5Rを挿通させてボルト8を各接続片部27の
ねじ孔27aに螺合させれば、ステアリングホイールW
を組み立てることができる。
ール本体1は、予め、ボス部芯金4のボス4aを車両の
ステアリングシャフトに接続させておく。
53は、連結ボルト55をねじ孔44aに螺合させた
際、コイルばね39の付勢力によって、可動側基部43
に埋設されるナット44の接触面44bに接触部53f
が圧接され、可動側プレート42(バッグホルダ15)
に結線された図示しないリード線を介して、ホーン作動
回路の正極側に導通することとなる。また、各ホーンス
イッチHの固定側接点材37は、固定側プレート22が
スポーク部芯金5R・5Lにボルト8止めされる際、接
触部37eの突出部37f・固定側プレート22・芯金
5L・5Rを介して、ホーン作動回路の負極側に導通す
ることとなる。
ホイールWでは、パッド14を押してエアバッグ装置1
0を押し下げれば、コイルばね39の付勢力に抗して、
可動側部材41が固定側部材21に接近して、可動側接
点材53における本体部53bの凸部53cが固定側接
点材37の本体部37bに接触し、ホーンを作動させる
こととなる。
インフレーター13からの膨張用ガスがエアバッグ11
内に流入され、エアバッグ11が、パッド14の天井壁
部14aを押し開いて、大きく膨張することとなる。
は、可動側基部(支持部材)43がマグネシウム等の軽
金属材料で形成されており、可動側基部43内に可動側
基部43より導電性を有した導電体としての鋼製のナッ
ト44が埋設されて、ナット44は可動側接点材53と
可動側基部43(支持部材)との両者に接触する構成で
ある。即ち、可動側接点材53は可動側基部43に直接
接触せず、導電体であるナット44に接触して、ナット
44と可動側基部43とが接触している構成である。そ
のため、可動側接点材53における接触部53fがコイ
ルばね39の上方への付勢力のみによりナット44に圧
接される構成であっても、ナット44が可動側基部43
より酸化しがたく、導電性を良好にしているため、操作
時に、可動側接点材53からナット44に確実に導電さ
せることができる。また、ナット44が、可動側接点材
53における接触部53fとの接触よりも、可動側基部
43に埋設されて、接触面積を大きくして可動側基部4
3と接触しているため、可動側基部43表面が酸化して
も、ナット44から可動側基部43への導電性を確保で
きる。その結果、可動側基部43(支持部材)を備える
バッグホルダ15を軽金属材料で形成しても、操作時
に、確実に可動側接点材53から可動側基部43(支持
部材)に導電させることができて、確実にホーンスイッ
チを作動させることができることとなる。
は、バッグホルダ15を軽金属材料により形成してエア
バッグ装置10を軽量化することができ、かつ、ホーン
スイッチHの操作性を良好にすることができる。
側基部43にインサートとして埋設される構成であるた
め、ナット44と接触する可動側基部43表面が酸化し
難く、ナット44と可動側基部43との接触を安定させ
ることができて、ナット44から可動側基部43に、一
層確実に導電させることができる。
大径部58を、軽金属材料からなって変形しやすい可動
側基部43(支持部材)でなく、可動側基部43より剛
性を有した鋼製のナット44(導電体)に当接させる構
成であるため、連結ボルト55の雄ねじ部59を螺合さ
せる際に、ねじ孔44aの端部付近に座屈が発生しがた
く、連結ボルト55をねじ孔44aに対して強固に締結
させることができて、連結ボルト55を締結させる際の
がたつきや緩みを防止できる。その結果、十分な取付強
度を確保することができる。
は、固定側接点材37と可動側接点材53とを各々支持
した固定側支持材29と可動側支持材47とを、ばね3
9を間に介在させた状態で、かつ、可動側支持材47の
下方への移動を許容した状態で、相互の係合部32・5
1を係合させて、スイッチアッセンブリーAを形成して
いる。そのため、スイッチアッセンブリーAとして、固
定側・可動側接点材37・53、固定側・可動側支持材
29・47、及び、ばね39を、紛失せずに管理するこ
とができて、その後の固定側基部25等への取り付け等
の取り扱いに便利となる。勿論、スイッチアッセンブリ
ーAを構成する固定側・可動側接点材37・53、固定
側・可動側支持材29・47、及び、ばね39は、連結
ボルト55の軸部57を挿通可能な挿通孔37a・53
a・30a・48a・39aを備えた略筒形状としてい
るため、固定側部材21側に仮止めされる連結ボルト5
5と干渉する虞れはない。
では、図9・10に示すように、連結ボルト55が、鉤
部35aで頭部56を係止した状態で、大径部58にお
けるボルト本体55a側の上端部58a付近を可動側接
点材53における本体部53bの上面より上方へ突出さ
せるように構成されている。そのため、組付時に、大径
部58の上端部58aが可動側接点材53の本体部53
bの下面側の縁に引っ掛からず、組付作業が容易とな
る。
に、可動側基部43として、ナット44の接触面44b
が可動側基部43の下面と面一とされ、接触面44bが
可動側接点材53における接触部53fと接触する構成
のものが示されているが、ナットの形状としてはこれに
限られるものではなく、図17に示すように、可動側基
部63(支持部材)に、下方に突出する導電体としての
ナット64を埋設させる構成としてもよい。ナット64
は、中央に形成されるねじ孔64aと、可動側接点材5
3における本体部53bの上面と接触し、かつ、連結ボ
ルト55における大径部58が接触する接触面64b
と、を備えている。この場合、コイルばね39の付勢力
により、ナット64の接触面64bに、可動側接点材5
3における本体部53bの上面が圧接されることとなっ
て、可動側プレート42(バッグホルダ15)に結線さ
れた図示しないリード線を介して、ホーン作動回路の正
極側に導通することとなる。
合、ナット64が下方へ突出していても、連結ボルト5
5が、鉤部35aで頭部56を係止した状態で、雄ねじ
部59の上端を可動側支持材45から上方へわずかに突
出させるように構成されているため、組付時における雄
ねじ部59のねじ孔64aへの挿入が容易となって、組
付作業性が良好である。
て、図18に示すように、中央に、ねじ孔73aを配設
し、下側面におけるねじ孔周縁部分を切り欠いて嵌合凹
部73bを形成しておき、嵌合凹部73bに、導電体と
して、可動側基部73より酸化しがたく導電性の良好な
鋼製とした円環状のプレート74を配置させる構成とし
てもよい。プレート74は、中央に、ねじ孔73aと連
通されて連結ボルト55における雄ねじ部59を挿通可
能な挿通孔74aを備えており、可動側接点材53側に
露出する面(下面)を、可動側接点材53における接触
部53fと接触させ、かつ、連結ボルト55における大
径部58を接触させる接触面74bとしている。
ば、プレート74は、嵌合凹部73bの内側面の略全面
にわたって可動側基部73と接触することとなり、可動
側接点材53の接触部53fとの接触よりも接触面積を
大きくして可動側基部73と接触させることができる。
また、プレート74は、連結ボルト55を締結させるこ
とにより可動側基部73に押圧される構成であるため、
プレート74と可動側基部73との接触を確保して、十
分な導電性を確保できる。また、上記構成では、連結ボ
ルト55の大径部58をプレート74の接触面74bに
当接させて、連結ボルト55を締結することとなって、
雄ねじ部59をねじ孔73aに螺合させる際に、連結ボ
ルト55がねじ孔73aの周縁に直接当接しないため、
ねじ孔73aの周縁に座屈が発生しがたく、連結ボルト
55をねじ孔73aに対して強固に締結させることがで
きて、十分な取付強度を確保することができる。また、
ナット44・64を、バッグホルダ15のダイカスト鋳
造時に、インサートとして、鋳造型にセットして配設す
る場合に比して、製造コストを低減させることができ
る。
成とする場合、図19に示すように、プレート74の挿
通孔74a内周面に、雄ねじ部59を螺合可能な雌ねじ
74cを形成しておけば、スイッチアッセンブリーAを
固定側プレート22に取り付けておく際に、プレート7
4を予め連結ボルト55に仮組み付けしておくことがで
きる。具体的には、プレート74は、雄ねじ部59に螺
合させて、元部側端部59aと大径部58との間で回転
自在として、連結ボルト55の本体部55aに仮組み付
けしておく。そして、プレート74が連結ボルト55に
保持された状態で、連結ボルト55を締結させることが
できる。そのため、連結ボルト55締結時にプレート7
4を嵌合凹部73aに配置させる手間が不要となると同
時に、プレート74を紛失せずに管理することができ
て、プレート74の取扱性が良好となる。また、このよ
うな構成とする場合には、プレート74がワッシャ55
bの役割を果たすこととなるため、図19に示すよう
に、大径部58にワッシャを別途設ける必要がない。
Aに仮組み付けする構成としてもよい。具体的には、図
20・21に示すように、可動側接点材53の接触部5
3f周縁から、可動側基部73側に向かって突出する係
止爪部53gを複数箇所(図20では接触部53fの四
隅)に形成し、接触部53fと係止爪部53gとの間に
プレート74を配置させて、係止爪部53gで、プレー
ト74を仮組み付けする構成としてもよい。なお、係止
爪部53gは、プレート74を配置させた後に、曲げ加
工して形成する。また、可動側基部73におけるねじ孔
73a周縁に配置される部位は、図21に示すように、
可動側基部73とプレート74とが接触するように、プ
レート74側に向かって僅かに突出している。さらに、
プレート74の挿通孔74aは、内周面に雌ねじが形成
されておらず、連結ボルト55の雄ねじ部59を挿通可
能としている。また、プレート74は、周方向に回転自
在なように、係止爪部53gに係止されている。
材53Aに仮組み付けした場合にも、連結ボルト55を
締結させれば、プレート74が、可動側基部73に押圧
されるため、可動側基部73表面が酸化しても、プレー
ト74から可動側基部73への導電性を確保できること
となる。その結果、可動側基部73(支持部材)を備え
るバッグホルダ15を軽金属材料で形成しても、操作時
に、確実に可動側接点材53から可動側基部73(支持
部材)に導電させることができて、確実にホーンスイッ
チを作動させることができることとなる。
接触部53fの四隅に配置されているが、係止爪部53
gの配置場所は上記に限られるものではない。例えば、
係止爪部53gを、それぞれ、接触部53f周縁を構成
する各辺の中央付近に配置させる構成としてもよい。
74を、係止爪部53gを利用して可動側接点材53に
仮組み付けした後、可動側接点材53Aを可動側支持材
47に組み付け、前述の実施形態と同様にしてスイッチ
アッセンブリーを組み立てる。次いで、連結ボルト55
をスイッチアッセンブリーに組み付ければ、その後、前
述の実施形態と同様の手順を経ることにより、ホーンス
イッチHをエアバッグ装置10に組み付けることができ
る。
の仮組み付け方法及び仮組み付け位置は、上記に限られ
るものではなく、例えば、図22・23に示すように、
可動側部材53Bにおける縦壁部53dに、内部側へ突
出する突起部53hを、複数箇所(図例では4箇所)に
形成し、突起部53hと本体部53bとの間にプレート
74を配置させて、突起部53hで、プレート74を仮
組み付けする構成としてもよい。この突起部53hは、
図22に示すように、係止孔53eと干渉しない位置に
形成されている。この場合にも、プレート74の挿通孔
74aは雌ねじを備えず、連結ボルト55の雄ねじ部5
9を挿通可能としている。また、プレート74は、周方
向に回転自在なように、突起部53hに仮組み付けされ
ている。また、可動側基部73におけるねじ孔73a周
縁に配置される部位は、図23に示すように、可動側基
部73とプレート74とが接触するように、プレート7
4側に向かって突出している。このような構成とした場
合、プレート74の接触面74bに、可動側接点材53
Bの本体部53bが圧接されることとなって、可動側プ
レート42(バッグホルダ15)に結線された図示しな
いリード線を介して、ホーン作動回路の正極側に導通す
ることとなる。
形成されているが、突起部53hの配置数はこれに限ら
れるものではなく、複数個配置されていればよい。ま
た、突起部53hの形状も、図例に限られるものではな
く、例えば、縦壁部53dの一部を、内部側に突出する
ように切り起こして形成してもよい。
側接点材53Cの縦壁部53dに、挿通孔53aの軸方
向に沿って、内部側に突出するリブ53iを複数個(図
例では4個)配置させ、プレート74を、リブ53iを
外側に向かって押圧して変形させるように、接触部53
f側から、本体部53bと当接するように押し込んで、
仮組み付けする構成としてもよい。このとき、プレート
74は、リブ53iにより、連結ボルト55組み付け時
に、落下せず、かつ、回転自在なように保持されてい
る。なお、リブ53iは、図例では4個形成されている
が、リブ53iの形成数はこれに限られるものではな
く、単数配置させる構成としてもよい。しかし、仮組み
付け後のプレート74の安定性の見地からは、複数個配
置させることが好ましい。
用されるステアリングホイールの平面図である。
図であり、図1のII−II部位を示す。
図1のIII −III 部位を示す。
バッグ装置の底面図である。
材の可動側プレートを示す平面図である。
材の固定側プレートを示す平面図である。
である。
である。
面図であり、図7のIX−IX部位に対応する。
断面図であり、図8のX−X部位に対応する。
す拡大部分断面図である。
る。
る。
る。
る。
ある。
の使用態様を示す拡大部分断面図である。
イッチの使用態様を示す拡大部分断面図である。
イッチの使用態様を示す拡大部分断面図である。
イッチに使用する可動側接点材を示す斜視図である。
チの使用態様を示す拡大部分断面図である。
イッチに使用する可動側接点材を示す斜視図である。
チの使用態様を示す拡大部分断面図である。
イッチに使用する可動側接点材を示す斜視図である。
チの使用態様を示す拡大部分断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 相互に接触させることによりホーンを作
動可能な2つの接点材と、一方の前記接点材を支持して
軽金属材料から形成される支持部材と、を備え、 前記接点材の間には、前記一方の接点材を他方の接点材
から離隔させるように前記支持部材側に付勢するコイル
ばねが配置されて、 前記一方の接点材と前記支持部材とが、ホーン作動回路
を形成可能に電気的に導通されているステアリングホイ
ールのホーンスイッチであって、 前記一方の接点材と前記支持部材との間には、前記接点
材と前記支持部材との両者に接触するように、前記支持
部材より導電性を有した導電体が配置され、 該導電体が、前記一方の接点材を単独で前記支持部材に
接触させる場合より、前記一方の接点材と前記支持部材
との導通状態を良好にするように、前記一方の接点材と
の接触よりも接触面積を大きくして、若しくは、前記支
持部材に押圧されて、前記支持部材と接触していること
を特徴とするステアリングホイールのホーンスイッチ。 - 【請求項2】 前記ステアリングホイールは、ステアリ
ングホイール本体と、エアバッグ装置と、を備え、 該エアバッグ装置は、軽金属材料から形成されるバッグ
ホルダを備え、 前記支持部材は、前記バッグホルダに配設された可動側
基部として構成され、 前記各接点材は、 前記ステアリングホイール本体側に配置された固定側基
部の上面側に支持される固定側接点材と、 前記固定側基部の上方に配置された前記可動側基部の下
面側で支持される可動側接点材と、 から構成され、 前記導電体は、前記支持部材よりも剛性を有した材料で
形成されて、前記可動側接点材と前記可動側基部との間
に、前記可動側接点材と前記可動側基部との両者に接触
するように配置され、 前記可動側基部と前記固定側基部との間には、前記可動
側基部の下方への移動を許容して、前記可動側基部の前
記固定側基部からの離隔距離を規定する連結ボルトが配
置されており、 該連結ボルトは、前記固定側基部の下面側に当接する頭
部と、該頭部から上方に延びて前記可動側基部側に形成
されるねじ孔に締結される軸部と、を備え、 前記軸部は、先端側に形成されて前記ねじ孔に締結され
る小径の雄ねじ部と、頭部側に形成される略筒状の大径
部と、から構成され、 前記可動側接点材及び前記固定側接点材は、前記連結ボ
ルトの軸部を挿通可能な挿通孔を備えた略筒形状とさ
れ、 前記連結ボルトの大径部を前記導電体に当接させるよう
にして、前記雄ねじ部を前記ねじ孔に締結させることを
特徴とする請求項1記載のステアリングホイールのホー
ンスイッチ。 - 【請求項3】 前記導電体が、前記バッグホルダ鋳造時
に、前記可動側基部にインサートとして埋設されるナッ
トとして構成され、 該ナットは、前記ねじ孔を備えて前記連結ボルトにおけ
る前記雄ねじ部を締結可能で、かつ、前記連結ボルトの
大径部に当接可能な構成とされて、前記可動側接点材に
当接していることを特徴とする請求項2記載のステアリ
ングホイールのホーンスイッチ。 - 【請求項4】 前記導電体が、前記可動側接点材と前記
可動側基部との間に、前記可動側接点材と前記可動側基
部との両者に接触するように配置されるプレートとして
構成され、 該プレートは、前記ねじ孔と連通されて、前記連結ボル
トにおける前記雄ねじ部を挿通可能な挿通孔を備えると
ともに、前記連結ボルトの大径部に当接可能な構成とさ
れていることを特徴とする請求項2記載のステアリング
ホイールのホーンスイッチ。 - 【請求項5】 前記プレートが、前記連結ボルト若しく
は前記可動側接点材に仮組み付けされていることを特徴
とする請求項4記載のステアリングホイールのホーンス
イッチ。
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