JP3651068B2 - エアバッグ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り畳まれたエアバッグを覆うパッドが、パッドに設けられた複数の係止孔をバッグホルダに設けられた係止爪に係止させて、エアバッグを保持したバッグホルダに対して、保持されるエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、係止孔を係止爪に係止させて、パッドをバッグホルダに保持させるエアバッグ装置としては、特開平7−96813号公報に記載されているものが知られている。
【0003】
上記公報記載のエアバッグ装置では、パッドが、折り畳まれたエアバッグを覆い、エアバッグの膨張時に破断する天井壁と、天井壁の外周縁付近の下面から下方へ筒形状に延びて、複数の係止孔を配置させた側壁と、を備えていた。
【0004】
また、バッグホルダは、エアバッグを保持するとともに、パッドの側壁の内側に配置される部位に、外側へ突出する複数の係止爪を配置させて、これらの係止爪の係止孔への挿入係止により、パッドを保持していた。なお、各係止爪の突出量は、パッド側壁の厚さと略等しかった。
【0005】
さらに、パッドの側壁の外側には、エアバッグ膨張時の係止爪の係止孔からの外れ防止のため、側壁の係止孔周縁部位の外側への移動を規制できるように、押え板が配置されていた。
【0006】
この押え板は、エアバッグ装置をステアリングホイールに固定する際に共締めして固定されたり、パッド側壁の全周を包むように配置されてパッド側壁に固定されたり、あるいは、エアバッグに膨張用のガスを供給するインフレーターをバッグホルダに固定する際に共締めして固定されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のエアバッグ装置では、バッグホルダに形成された係止爪が、パッド側壁の全周に対して、同じ突出量であった。
【0008】
そして、筒形状のパッド側壁の各係止孔に係止爪を係止させる際には、バッグホルダの外周縁に、パッド側壁の内周側の全周を嵌めるように配置させて、係止させていた。
【0009】
そのため、各係止孔に係止爪を係止させる際、パッド側壁の対向する部位の相互間の寸法としては、1つの係止爪の突出量の2倍分、広がる必要が生じ、さらに、パッド側壁の他の方向で対向する部位もあることから、各係止爪の突出量がパッド側壁の板厚と略等しい小さなものとしていても、パッド側壁が外側へ広がり難くなって、各係止孔に係止爪を係止させる作業に手間がかかっていた。
【0010】
また、押え板も、パッド側壁の全周を覆っていたことから、大型となり、エアバッグ装置の軽量化を妨げていた。
【0011】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、パッド側壁に設けられた各係止孔にバッグホルダの係止爪を係止させる作業が容易となって、パッドをバッグホルダに容易に組み付けることができ、また、軽量化を図ることができるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るエアバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグを覆って該エアバッグの膨張時に破断する天井壁と、該天井壁の外周縁付近の下面から下方へ筒形状に延びて複数の係止孔を配置させた側壁と、を有したパッドと、
前記エアバッグを保持するとともに、前記パッドの前記側壁の内側に配置される部位に、外側へ突出する複数の係止爪を配置させて、該係止爪の前記係止孔への挿入係止により前記パッドを保持するバッグホルダと、
前記パッドの前記側壁の外側に配置されて、前記パッドの前記側壁における係止孔周縁部位の外側への移動を規制する押え板と、
を備えて構成されるエアバッグ装置であって、
前記押え板が、前記パッドの前記側壁の一部を除いて、配置され、
前記パッドの前記側壁が、前記押え板の配置されない押え板非配置部位と、前記押え板の配置される他部と、から構成され、
前記押え板非配置部位に設けられた前記係止孔に対応する前記係止爪が、前記他部に設けられた前記係止孔に対応する前記係止爪より、突出量を大きくしていることを特徴とする。
【0013】
前記パッドの前記側壁の前記押え板非配置部位と前記他部とは、隙間を有して分断されていることが望ましい。
【0014】
【発明の効果】
本発明のエアバッグ装置では、パッドのバッグホルダへの組付時、まず、バッグホルダにおける突出量の大きな係止爪が配置されている部位に、パッド側壁の押え板非配置部位を被せるようにして、係止孔に突出量の大きな係止爪を挿入係止させ、ついで、パッド側壁の他部を、押し下げ、側壁他部に設けられた係止孔に係止爪を挿入係止させ、その後、押え板を配置させれば、組付完了となる。
【0015】
そして、パッド側壁の他部を押し下げて、係止孔に係止爪を係止させる際には、既に、パッド側壁の一部である押え板非配置部位がバッグホルダの係止爪に係止済みであるため、押え板非配置部位と対向するパッド側壁の他部部位が係止爪を係止させるために押え板非配置部位から広がる寸法は、係止させようとする係止爪の突出量の1つ分となり、その係止爪の突出量が従来と同様としていても、従来の半分となって、押え板非配置部位と対向するパッド側壁の他部部位が余裕を持って広がり、容易に係止爪を係止孔に係止させることができる。
【0016】
また、パッド側壁の押え板非配置部位の外側には、押え板が配置されないことから、パッド側壁の全周に押え板を配置させた従来の場合に比べて、押え板を小型化することができ、押え板の重量を低減することができて、エアバッグ装置の軽量化を図ることができる。ちなみに、押え板非配置部位の外側に、押え板が配置されていなくとも、押え板非配置部位を係止する係止爪の突出量が大きいことから、押え板非配置部位が係止爪から外れる虞れは生じない。
【0017】
したがって、本発明に係るエアバッグ装置では、パッド側壁に設けられた各係止孔にバッグホルダの係止爪を係止させる作業が容易となって、パッドをバッグホルダに容易に組み付けることができ、また、軽量化を図ることができる。
【0018】
そして、パッド側壁の押え板非配置部位を、側壁の他部から隙間を設けて分断させた場合には、押え板非配置部位に突出量の大きな係止爪を係止させた後、側壁他部に係止爪を係止させる際、側壁他部が、押え板非配置部位と分断されて外側へ広がり易くなっているため、一層、容易に係止爪をパッド側壁の他部に設けた係止孔に係止させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
実施形態のエアバッグ装置10は、図1・2・5に示すように、ステアリングホイールWに装着されるものである。
【0021】
ステアリングホイールWは、円環状のリング部Rと、リング部Rの中央のボス部Bと、ボス部Bとリング部Rとを連結する3本のスポーク部Sと、を備えて構成され、ボス部Bの上部に配設されるエアバッグ装置10と、エアバッグ装置10以外のステアリングホイール本体1と、から構成されている。ステアリングホイール本体1は、各部R・B・Sに配置される芯金部2と、リング部R及び各スポーク部Sのリング部R近傍の芯金部2を覆う被覆部3と、ボス部Bの下方を覆うロアカバー4と、から構成されている。
【0022】
エアバッグ装置10は、図2〜5に示すように、折り畳まれて収納されるエアバッグ11と、エアバッグ11に膨張用のガスを供給するインフレーター14と、折り畳まれたエアバッグ11を覆うパッド15と、エアバッグ11・インフレーター14・パッド15を保持してエアバッグ装置10をステアリングホイール本体1に固定するバッグホルダ29と、を備えて構成されている。
【0023】
エアバッグ11は、図2・3・5に示すように、下部に開口部11aを備えた袋状としており、内部に円環状のリテーナ12を配置させて、リテーナ12から下方へ突出する4本のボルト12aを開口部周縁11aに挿通させ、各ボルト12aをバッグホルダ29にナット13止め(図4参照)することにより、バッグホルダ29に保持されている。
【0024】
インフレーター14は、図2・3に示すように、上部にガス吐出口14bを配置させた円柱状の本体14aと、本体14aから突出して貫通孔14dを配置させたフランジ部14cと、を備えて構成され、エアバッグ11をバッグホルダ29に保持させるボルト12aを各貫通孔14dに挿通させて、ナット13止めされる際、エアバッグ11とともにバッグホルダ29に保持されている。
【0025】
パッド15は、図2〜5に示すように、合成樹脂製として、折り畳まれたエアバッグ11を覆う天井壁16と、天井壁16の外周縁の下面から下方へ延びる側壁18と、を備えて構成されている。
【0026】
天井壁16には、インフレーター14からのガスによりエアバッグ11が膨張した際、パッド15から突出させてエアバッグ11を大きく膨張させることができるように、側壁18で囲まれた部位内に、破断し易い薄肉の破断予定部16aが形成されている。また、天井壁16の左右のスポーク部Sの近傍には、スイッチ体17が配置されている。各スイッチ体17は、図5に示すように、それぞれ、取付孔17cを有した板金製の支持プレート17bに支持されて、内部に所定の接点を備え、ボタン17aを押し下げることにより、ホーンを作動させることができるように構成されている。
【0027】
側壁18は、略五角形の筒形状として構成され、ステアリングホイールWの前方側の部位に配置される押え板非配置部位19と、非配置部位19の左右両端から隙間Hを開けて、非配置部位19以外の他部20と、から構成されている。
【0028】
押え板非配置部位19は、後述する押え板43を外側に配置させない部位であり、前後方向に貫通する係止孔19aが、水平方向に、4つ配設されている。なお、28は、天井壁16と押え板非配置部位19や他部20とを連結して、非配置部位19や他部20を補強するリブである。
【0029】
他部20は、図2〜4に示すように、非配置部位19とステアリングホイールWの前後方向で対向する対向部位21と、対向部位21の左右両端から斜め前方に延びる後左部位22・後右部位24と、後左部位22・後右部位24の前端からそれぞれ前方へ延びる前左部位23・前右部位25と、から構成されている。そして、対向部位21に1つ、後左部位22・後右部位24に2つずつの、水平方向に貫通する係止孔26が形成されている。また、前左部位23と前右部位25とには、1つずつの水平方向に貫通する貫通孔27が形成され(図5参照)、これらの貫通孔27は、支持プレート17bと後述する押え板43とをバッグホルダ29に固定する際に使用するリベット45を挿通させるものである。
【0030】
バッグホルダ29は、図1〜5に示すように、板金製として、パッド15の側壁18の内側形状に対応した略五角形の横板部30と、横板部30の外周縁から下方へ延びるように形成された縦板部33と、を備えて構成されている。
【0031】
横板部30の中央には、インフレーター14の本体14aを下方から挿入可能な挿通孔30aが形成され、また、左右の縁には、それぞれ、上方へ曲がった後に下方へ下がるように形成された取付片31が形成されている。各取付片31には、取付孔31aが形成され、これらの取付孔31aに、図5に示すように、既述したリベット45が挿入され、バッグホルダ29にスイッチ体17の支持プレート17bや押え板43が固定されることとなる。
【0032】
さらに、横板部30の左右の縁の下面には、固定ブラケット41が溶接されている。固定ブラケット41は、エアバッグ装置10をステアリングホイール本体1の芯金部2に固定するものであり、所定位置に、ナット41bを溶接させて形成したねじ孔41aが設けられている。そして、エアバッグ装置10は、芯金部2の貫通孔2aを経てねじ孔41aに螺合するボルト5により、ステアリングホイール本体1に固定されることとなる(図5参照)。
【0033】
なお、図1・3に示す符号30bは、リテーナ12の各ボルト12aを挿通させる挿通孔である。
【0034】
縦板部33は、図2〜4に示すように、パッド側壁18における押え板非配置部位19の内側に配置される前部34と、パッド側壁18における対向部位21の内側に配置される後部35と、パッド側壁18における後左部位22の内側に配置される後左部36と、パッド側壁18における後右部位24の内側に配置される後右部37と、から構成されている。
【0035】
そして、前部34には、パッド側壁18の押え板非配置部位19に形成された各係止孔19aに挿入係止させるための、4つの係止爪38が、外側に向って突設されている。これらの係止爪38は、前部34の所定部位をカットするとともに、絞り出して形成されている。そのため、各係止爪38は、根元側の左右両側に補強用のリブ38aを設けた形状としている。
【0036】
また、後部35、後左部36、及び、後右部37には、パッド側壁18のそれぞれの対向部位21・後左部位22・後右部位24に設けられた各係止孔26に挿入係止させるための係止爪39が、外側に向って突設されている。これらの係止爪39も、絞り加工で形成されており、左右両側に補強用のリブ39aを設けた形状としている。
【0037】
各係止爪39における後部35・後左部36・後右部37から突出する突出量h2は、従来と同様に、各係止爪39を係止させるパッド側壁18の対向部位21・後左部位22・後右部位24の肉厚と略等しくされている(図6参照)。一方、各係止爪38の前部34からの突出量h1は、突出量h2より大きく(約2倍)と大きくし、各係止爪38を係止させるパッド側壁18の非配置部位19の肉厚の2倍程度としている。
【0038】
そして、小さい突出量の係止爪39が係止されるパッド側壁18の対向部位21・後左部位22・後右部位24の外側には、図2〜4に示すように、各部位21・22・24がエアバッグ11の膨張時に広がり、各係止爪39が外れないように、押え板43が配置されている。押え板43は、板金製の略U字形として、図3・5に示すように、両端に、リベット43aを挿通させる取付孔43aが形成されている。
【0039】
実施形態のエアバッグ装置10の組み立てについて説明すると、まず、エアバッグ11の内部にリテーナ12を配置させて、開口部11aの周縁から各ボルト12aを突出させ、エアバッグ11を折り畳む。
【0040】
ついで、バッグホルダ横板部30の挿通孔30aの下方からインフレーター本体14aを挿入し、リテーナ12から延びる各ボルト12aを、横板部30の挿通孔30b・フランジ部14cの貫通孔14dを貫通させて、ナット13止めし、バッグホルダ29に対してエアバッグ11とインフレーター14とを組み付ける。
【0041】
その後、図6に示すように、バッグホルダ29の大きな係止爪38が配置されている前部34に、パッド側壁18の押え板非配置部位19を被せるようにして、各係止孔19aに係止爪38を挿入係止させ、ついで、パッド側壁18の対向部位21側を押し下げ、対向部位21や後左部位22・後右部位24の各係止孔26に係止爪39を挿入係止させる。
【0042】
この時、実施形態のエアバッグ装置10では、パッド側壁18の対向部位21側を押し下げて、各係止孔26に係止爪39を係止させる際には、既に、パッド側壁18の一部である押え板非配置部位19がバッグホルダ前部34の係止爪38に係止済みであることから、押え板非配置部位19と対向するパッド側壁18の対向部位21が係止爪39を係止させるために押え板非配置部位19から広がる寸法は、係止させようとする係止爪39の突出量h2の1つ分となり、その係止爪39の突出量h2が従来と同様としていても、従来の半分となることから、押え板非配置部位19と対向するパッド側壁18の対向部位21が余裕を持ってひろがり、容易に各係止爪38を係止孔26に係止させることができる。
【0043】
さらに、実施形態のエアバッグ装置10では、パッド側壁18の押え板非配置部位19が、隙間Hを開けて、側壁18の他部20から分断されており、側壁他部20に係止爪39を係止させる際、側壁他部20が、押え板非配置部位19と分断されて外側へ広がり易くなっているため、一層、容易に係止爪39をパッド側壁18の他部20に設けた係止孔26に係止させることができる。
【0044】
さらにまた、実施形態のエアバッグ装置10では、パッド側壁18の他部20において、押え板非配置部位19に対向する対向部位21以外の、係止爪39を係止させる部位22・24を、相互に対向させることなく、交差するように配置させていることから、これらの後左部位22と後右部位24との係止孔26に係止爪39を係止させる際、広がる方向を一致させずに分散できるため、これらの係止作業も容易に行なうことができる。
【0045】
その後、パッド天井壁16にスイッチ体17・17を配置させるとともに、パッド側壁18の他部20の外側面に、押え板43を配置させ、支持プレート17bの取付孔17c・パッド側壁18の貫通孔27・バッグホルダ取付片31の取付孔31aに、リベット45を装着させて、押え板43とスイッチ体17・17とを配置させれば、エアバッグ装置10の組み付けが完了する。
【0046】
そして、固定ブラケット41のねじ孔41aに、芯金部2の貫通孔2aを経て、ボルト5を螺合させれば、ステアリングホイール本体1にエアバッグ装置10を装着することができる。なお、ステアリングホイール本体1は、予め、車両の図示しないステアリングシャフトに連結させておく。
【0047】
その後、インフレーター14のガス吐出口14bからガスが吐出されれば、エアバッグ11が、パッド天井壁16の破断予定部16aを破断させて、大きく突出するように膨張することとなる。この時、押え板非配置部位19の外側に、押え板43が配置されていなくとも、押え板非配置部位19を係止する係止爪38の突出量h1が大きいことから、押え板非配置部位19が係止爪39から外れる虞れは生じない。
【0048】
この実施形態のエアバッグ装置10では、以上のように、パッド15をバッグホルダ29に容易に組み付けることができ、また、押え板43を小型化することができ、押え板43の重量を低減することができることから、エアバッグ装置10の軽量化を図ることができる。
【0049】
なお、実施形態では、突出量の大きな係止爪38を、押え板非配置部位19とともに、エアバッグ装置10の前方側に配置させたものを示したが、その配置は、実施形態に限定されるものでなく、エアバッグ装置10の後部側に配置させるようにしても良い。
【0050】
また、実施形態では、押え板43をリベット45を利用してバッグホルダ29に固定する場合を示したが、リテーナ12から延びるボルト12aを貫通させる取付片を押え板43に設け、ボルト12aとナット13とを利用して、押え板43をバッグホルダ29に固定させるようにしても良い。
【0051】
さらに、実施形態では、パッド側壁18を略五角筒形状としたものを示したが、略四角筒形状にしても良く、その場合、各係止爪の係止が十分であれば、筒形状の一辺の部位を、大きな突出量の係止爪を係止する押え板非配置部位として、押え板非配置部位と対向する辺の部位の対向部位を、小さな突出量の係止爪可能として、他の辺の部位に、係止孔を設けないようにしても良い。ちなみに、実施形態の場合にも、エアバッグ11の膨張時のパッド15の保持が十分であれば、対向部位21の係止孔26の数を係止爪39の数とともに増加させ、後左部位22や後右部位24の係止孔26を無くし、後左部位22や後右部位24を係止爪39に係止させないようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すエアバッグ装置が配設されるステアリングホイールの平面図である。
【図2】図1のII−II部位の概略断面図である。
【図3】同実施形態の分解斜視図である。
【図4】同実施形態の底面図である。
【図5】図1のV−V部位を示す断面図である。
【図6】同実施形態のバッグホルダにパッドを組み付ける状態を示す図である。
【符号の説明】
10…エアバッグ装置、
11…エアバッグ、
15…パッド、
16…天井壁、
18…側壁、
19…押え板非配置部位、
19a・26…係止孔、
20…他部、
21…対向部位、
29…バッグホルダ、
38・39…係止爪、
43…押え板、
H…隙間。
Claims (2)
- 折り畳まれたエアバッグを覆って該エアバッグの膨張時に破断する天井壁と、該天井壁の外周縁付近の下面から下方へ筒形状に延びて複数の係止孔を配置させた側壁と、を有したパッドと、
前記エアバッグを保持するとともに、前記パッドの前記側壁の内側に配置される部位に、外側へ突出する複数の係止爪を配置させて、該係止爪の前記係止孔への挿入係止により前記パッドを保持するバッグホルダと、
前記パッドの前記側壁の外側に配置されて、前記パッドの前記側壁における係止孔周縁部位の外側への移動を規制する押え板と、
を備えて構成されるエアバッグ装置であって、
前記押え板が、前記パッドの前記側壁の一部を除いて、配置され、
前記パッドの前記側壁が、前記押え板の配置されない押え板非配置部位と、前記押え板の配置される他部と、から構成され、
前記押え板非配置部位に設けられた前記係止孔に対応する前記係止爪が、前記他部に設けられた前記係止孔に対応する前記係止爪より、突出量を大きくしていることを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記パッドの前記側壁の前記押え板非配置部位と前記他部とが、隙間を有して分断されていることを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置。
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