JP2947028B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JP2947028B2
JP2947028B2 JP5272648A JP27264893A JP2947028B2 JP 2947028 B2 JP2947028 B2 JP 2947028B2 JP 5272648 A JP5272648 A JP 5272648A JP 27264893 A JP27264893 A JP 27264893A JP 2947028 B2 JP2947028 B2 JP 2947028B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のステアリン
グホイールや助手席前方のインストルメントパネル等に
配設されるエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パッドをバッグホルダに取り付け
るエアバッグ装置では、パッド下面から下方へ延びて取
付孔を備えた取付片部が、取付片部の取付孔と、当板及
びバッグホルダの側壁に設けられた取付孔と、に挿入さ
れるリベットにより、当板とバッグホルダの側壁とで挟
持されて、バッグホルダの側壁に固定されていた。
【0003】なお、当板は、金属製としており、パッド
が取付片部を含めて合成樹脂から形成されるため、金属
製のバッグホルダの側壁に対する取付片部の締結強度を
向上させるために配設されるものである。
【0004】さらに、エアバッグの膨らむ際に、パッド
が上方へ引っ張られることから、その動きに対する強度
を確保するために、取付片部の下端に当板側に延びるフ
ランジ部を設け、そのフランジ部を当板下端面に当接さ
せるようにして、パッドの取付片部を当板とバッグホル
ダの側壁とで挟持していた(特開平3−189252号
公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、リベッ
トによる固着作業時に、取付片部、当板、及びバッグホ
ルダの側壁の各取付孔の位置決めを行なう必要がある
が、この固着時には、折り畳まれたエアバッグを押えつ
つパッドの取付片部の取付孔を、他の取付孔と一致させ
る必要があり、パッドがエアバッグに押されてずれ易
い。
【0006】そのため、取付片部のフランジ部に当板の
下端を当接させていても、取付片部と当板とが相対的に
水平方向へずれて、各取付孔の位置決めに手間取ること
となっていた。
【0007】この場合、当板の取付孔の形成部位に、取
付片部側に凹んで底壁と周壁とを有する取付座を設け、
その取付座の底壁に取付孔を設ける。また、取付片部の
取付孔周縁に、当板の取付座を嵌合させる取付凹部を形
成して、上記課題に対処することが考えられる。
【0008】しかし、このように構成した場合、当板の
取付座を取付片部の取付凹部に嵌合させることができる
ため、両者の取付孔の位置決めを容易に行なえるもの
の、取付片部の凹部の深さを、取付片部の厚さが比較的
薄いため、十分に確保することができず、パッドの上方
への移動に対する抵抗が十分でない。
【0009】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、取付片部と当板との取付孔の位置決め作業の容易
さを確保して、パッドの上方への引張力に十分対抗でき
るエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエアバッ
グ装置は、エアバッグの周囲を覆うパッドが、下方へ延
びて取付孔を有する取付片部を備え、該取付片部が、前
記取付孔と、当板及びバッグホルダの側壁に設けられた
取付孔と、に挿入される固着手段により、当板とバッグ
ホルダの側壁とで挟持されて、前記バッグホルダの側壁
に固定されるエアバッグ装置であって、前記取付片部
が、外周面側に、底壁と周壁とを有するように凹んで、
前記底壁に前記取付孔を貫通させて構成される取付凹部
を備え、前記当板が前記取付片部の前記取付凹部に嵌
合できるように、前記取付片部側に凹み、前記取付凹部
の底壁に当接する底壁と、前記取付凹部の周壁に嵌合さ
れる周壁とを有して、前記底壁に前記取付孔を配設し
取付座を備え、前記取付座の周壁の下部側における前
記底壁側に、切欠部が形成され前記取付座における
前記底壁の前記切欠部側の下端面が、前記取付凹部にお
ける前記周壁の下部側と、対向するように、構成され
いることを特徴とする。
【0011】
【発明の作用・効果】この発明に係るエアバッグ装置で
は、パッドの取付片部の取付凹部に当板の取付座を嵌合
させれば、取付片部と当板との取付孔が一致するため、
各取付孔の位置決めが容易となる。
【0012】また、当板、パッドの取付片部、及びバッ
グホルダの側壁の各取付孔に固着手段を挿入させて、取
付片部を当板とバッグホルダの側壁とで挟持させた後で
は、パッドが上方へ引っ張られても、当板の取付座にお
ける底壁下端面がパッドの取付片部における取付凹部の
周壁下部側に食い込むこととなって、十分対抗すること
となる。
【0013】したがって、この発明に係るエアバッグ装
置では、取付片部と当板との取付孔の位置決め作業の容
易さを確保して、パッドの上方への引張力に十分対抗で
きる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0015】実施例のエアバッグ装置Mは、図1に示す
ように、折り畳まれたエアバッグ1と、エアバッグ1の
周囲を覆うパッド2と、エアバッグ1を膨らませるため
のガスを供給するインフレーター8と、エアバッグ1・
パッド2・インフレーター8を保持するバッグホルダ9
と、から構成され、ステアリングホイールに配置される
ものである。
【0016】エアバッグ1は、下部の円形の開口部1a
周縁を、円環状として複数のボルト12aを一体化させ
た板金製のリテーナ12に押えられ、貫通したボルト1
2aにナット13が螺合することにより、バッグホルダ
9に取り付けられている。
【0017】なお、リテーナ12のボルト12aは、イ
ンフレーター8のフランジ部8bも貫通して、ナット1
3止めされるため、インフレーター8もバッグホルダ9
に保持されることとなる。
【0018】バッグホルダ9は、板金製として、図1・
3に示すように、長方形形状の底壁10と、底壁10の
周縁から下方へ延びる四角筒形状の側壁11と、を備え
て構成されている。
【0019】底壁10には、中央に、インフレーター8
のガス吐出口8aを備えた上部側を挿入させる挿通孔1
0aが形成され、挿通孔10aの周囲には、ボルト12
aを挿入させる貫通孔10bが形成されている。なお、
この底壁10には、エアバッグ装置Mをステアリングホ
イールに取り付けるための図示しないナット等の取付手
段が配設されている。
【0020】側壁11には、固着手段としてのリベット
19によって、パッド2を固定するための、複数の取付
孔11aが所定位置に形成されている。
【0021】パッド2は、図1・3に示すように、合成
樹脂製として、折り畳まれたエアバッグ1の上方を覆う
天井壁部3と、天井壁部3の下面から四角筒形状に下方
へ延びる取付片部4と、が形成されている。
【0022】取付片部4には、図1〜4に示すように、
外周面側に、凹んで形成される取付凹部5と係止凹部7
とが形成され、各取付凹部5の底壁5aの中央には、リ
ベット19を挿入させる取付孔6が貫通されている。な
お、取付凹部5の開口形状は丸穴状として、係止凹部7
の開口形状は四角穴状としている。
【0023】取付片部4をバッグホルダ9の側壁11に
固定するための当板14は、板金製のコ字形状として、
実施例の場合には、パッド2の取付片部4を2分割して
覆えるように、2枚使用されている。
【0024】各当板14は、取付片部4の各取付凹部5
に対応した取付座15と、取付片部4の各係止凹部7に
対応した切り起こし爪17と、を備えている。また、各
当板14の両端付近の下部には、取付片部4の下端を係
止できるように、鉤状の係止爪18が形成されている。
【0025】各取付座15は、取付片部4の各取付凹部
5に嵌合できるように、凹んで形成され、取付凹部5の
底壁5aに当接する底壁15aと、取付凹部5の周壁5
bに嵌合される略円筒状の周壁15cと、を備えて構成
されている。底壁15aの中央には、取付孔6と対応し
て、リベット19を挿入させる取付孔16が形成されて
いる。さらに、各取付座15には、周壁15cの下部側
における底壁15a側に、切欠部15dが形成され
各取付座15における底壁15aの切欠部15d側の
端面15bが、取付凹部5における周壁5bの下部側
と、対向できるように、構成されている。
【0026】各切り起こし爪17は、取付片部4の各係
止凹部7内に嵌合できて、先端17aを係止凹部7の周
壁7aの下部側に当接可能としている。
【0027】実施例のエアバッグ装置Mの組立作業につ
いて説明すると、まず、エアバッグ1の開口部1a周縁
の内周面側にリテーナ12を配置させてエアバッグ1を
折り畳む。
【0028】つぎに、エアバッグ1とインフレーター8
とをリテーナ12のボルト12aを利用してバッグホル
ダ9に取り付ける。
【0029】その後、パッド2の取付片部4をバッグホ
ルダ9の側壁11の外周面側に配置させるとともに、取
付片部4の外周面側に、2枚の当板14を配置させる。
その際、各係止爪18で取付片部4の下端に係止させる
とともに、各取付座15をそれぞれの取付凹部5に嵌合
させるとともに、各切り起こし爪17をそれぞれの係止
凹部7に嵌合させる。
【0030】すると、取付片部4の各取付孔6と各当板
14の各取付孔16とが容易に一致することから、バッ
グホルダ9の各取付孔11aに対して、取付孔6と取付
孔16とを一致させて、リベット19を挿入して締結す
れば、パッド2の取付片部4をバッグホルダ9の側壁1
1に固定することができる。
【0031】さらに、バッグホルダ9の図示しない取付
手段を利用すれば、エアバッグ装置Mをステアリングホ
イールに取り付けることができることとなる。
【0032】このエアバッグ装置Mのステアリングホイ
ールへの取付後においては、インフレーター8からのガ
スを供給されてエアバッグ1が膨張する際、パッド2の
天井壁部3が破断するまで、取付片部4が上方へ引っ張
られても、当板14における各取付座15の底壁下端面
15bが取付片部4の取付凹部5における周壁5bの下
部側に食い込むこととなって、十分対抗することとな
り、既述の発明の作用・効果の欄で述べたと同様な効果
を奏することとなる。
【0033】なお、実施例のエアバッグ装置Mでは、パ
ッド2の取付片部4に当板14を配置させる際、当板1
4の係止爪18を取付片部4を係止させることから、当
板14が取付片部4から外れ難く、また、取付座15を
取付凹部5に嵌合させるとともに、切り起こし爪17を
取付片部4の係止凹部7に嵌合させることから、一層、
取付片部4の取付孔6と当板14の取付孔16との位置
合せを容易にすることができる。
【0034】また、実施例のエアバッグ装置Mでは、パ
ッド2の取付片部4や当板14に設けた取付孔6・16
に挿入する固着手段として、リベット19を利用するも
のを示したが、他に、ボルト・ナット等を固着手段とし
て利用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すエアバッグ装置の断面
図である。
【図2】同実施例の要部拡大断面図である。
【図3】同実施例の部分省略分解斜視図である。
【図4】同実施例の要部拡大分解斜視図である。
【符号の説明】
1…エアバッグ、 2…パッド、 4…取付片部、 5…取付凹部、 6…取付孔、 9…バッグホルダ、 11…側壁、 11a…取付孔、 14…当板、 15…取付座、 15a…底壁、 15b…下端面、 15c…周壁、 15d…切欠部、 16…取付孔、 19…(固着手段)リベット、 M…エアバッグ装置。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 21/16 - 21/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグの周囲を覆うパッドが、下方
    へ延びて取付孔を有する取付片部を備え、 該取付片部が、前記取付孔と、当板及びバッグホルダの
    側壁に設けられた取付孔と、に挿入される固着手段によ
    り、当板とバッグホルダの側壁とで挟持されて、前記バ
    ッグホルダの側壁に固定されるエアバッグ装置であっ
    て、前記取付片部が、外周面側に、底壁と周壁とを有するよ
    うに凹んで、前記底壁に前記取付孔を貫通させて構成さ
    れる取付凹部を備え、 前記当板が前記取付片部の前記取付凹部に嵌合できる
    ように、前記取付片部側に凹み、前記取付凹部の底壁に
    当接する底壁と、前記取付凹部の周壁に嵌合される周壁
    を有して、前記底壁に前記取付孔を配設した取付座
    を備え、 前記取付座の周壁の下部側における前記底壁側に、切欠
    部が形成され前記取付座における 前記底壁の前記切欠部側の下端面
    が、前記取付凹部における前記周壁の下部側と、対向す
    るように、構成されていることを特徴とするエアバッグ
    装置。
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