JPH11278280A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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JPH11278280A
JPH11278280A JP10079229A JP7922998A JPH11278280A JP H11278280 A JPH11278280 A JP H11278280A JP 10079229 A JP10079229 A JP 10079229A JP 7922998 A JP7922998 A JP 7922998A JP H11278280 A JPH11278280 A JP H11278280A
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JP
Japan
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airbag
steering wheel
airbag device
horn
switch
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JP10079229A
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Inventor
Kazuo Yanagidaira
和男 柳平
Aki Yokoyama
亜紀 横山
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングホイールに備えたスイッチ装置
の操作性を良好にする。外観を良好にする。 【解決手段】 支持機構12により、ステアリングホイー
ル本体2のボスプレート9に対して、エアバッグ装置4
のベースプレート24を上下動自在に支持する。スポーク
部7に設けたスポーク側ブラケット部18に対向して、エ
アバッグ装置4の3か所に、スイッチ装置41を係合して
取り付ける。スイッチ装置41のホーンスプリング44によ
り、エアバッグ装置4を上昇限に支持する。エアバッグ
装置4のカバー体26を押動すると、いずれかのスイッチ
装置41の接点部43a ,45c 同士が接触して、ホーンを吹
鳴する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ装置およ
びエアバッグ装置を備えたステアリングホイールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ステアリングホイール本体の乗員
側にエアバッグ装置(エアバッグモジュール)を備えた
ステアリングホイールが用いられている。
【0003】そして、このステアリングホイールにホー
ンスイッチを設ける構成として、例えば、特開平8−3
18806号公報に記載されたいわゆるフローティング
タイプの構成が知られている。この構成は、ステアリン
グホイール本体のボス部の乗員側に相対向する接点を備
えたホーンスイッチ機構を設け、このホーンスイッチ機
構により、エアバッグ装置全体を弾性的に進退可能に支
持している。しかしながら、このようなフローティング
タイプの構成では、ボス部のボスプレート上にホーンス
イッチ機構を配置し、さらにこのホーンスイッチ機構上
にエアバッグ装置が配置されるため、ボス部の厚みすな
わち乗員側への突出寸法が大きくなるとともに、エアバ
ッグ装置と他の部分との間の可動のための間隙が大きく
なり、外観の向上が困難となる。
【0004】この点、例えば、実開平7−31562号
公報に示されるように、エアバッグ装置のカバー体の上
側に凹部を形成し、この凹部にホーンスイッチを組み込
んだ構成が知られている。しかしながら、この構成で
は、ホーンボタンがカバー体とは別体になり、意匠が制
限される。
【0005】さらに、例えば、実開平4−107169
号公報に示されるように、エアバッグ装置のカバー体の
下側に凹部を形成し、この凹部にホーンスイッチを組み
込んだ構成が知られている。しかしながら、この構成で
は、ホーンスイッチの操作可能範囲が小さくなり、操作
性の向上が困難になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平8−318
806号公報記載のいわゆるフローティングタイプの構
成では、ボス部のボスプレート上にホーンスイッチ機構
を配置し、さらにこのホーンスイッチ機構上にエアバッ
グ装置が配置されるため、ボス部の厚みすなわち乗員側
への突出寸法が大きくなるとともに、エアバッグ装置と
他の部分との間の可動のための間隙が大きくなり、外観
の向上が困難となる。また、実開平7−31562号公
報に示されるように、エアバッグ装置のカバー体の上側
に凹部を形成し、この凹部にホーンスイッチを組み込ん
だ構成では、ホーンボタンがカバー体とは別体になり、
意匠が制限される。さらに、例えば、実開平4−107
169号公報に示されるように、エアバッグ装置のカバ
ー体の下側に凹部を形成し、この凹部にホーンスイッチ
を組み込んだ構成では、ホーンスイッチの操作可能範囲
が小さくなり、操作性の向上が困難になる。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、操作性が良好なスイッチ装置を備えるとともに外
観が良好なステアリングホイールを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のステアリ
ングホイールは、ステアリングホイール本体と、膨張展
開するエアバッグ、このエアバッグを収納したエアバッ
グ収納部、および前記エアバッグを覆うカバー体を備え
たエアバッグ装置と、このエアバッグ装置を前記ステア
リングホイール本体に対して所定範囲で進退自在に支持
する支持機構と、相対向する接点部、およびこれら接点
部を互いに離間させる付勢手段を備え、前記エアバッグ
装置と前記ステアリングホイール本体との間で、前記エ
アバッグ収納部の外周側に離間して配置されたスイッチ
装置とを具備したものである。
【0009】そして、この構成では、エアバッグ装置を
押動することにより、スイッチ装置の付勢手段の付勢力
に抗してエアバッグ装置が移動し、相対向する接点部が
互いに接触する。そして、エアバッグ装置のカバー体が
スイッチ装置の操作部を兼ねるため、スイッチ装置を操
作可能な範囲が広がり、操作性が向上するとともに、外
観が容易に向上する。また、支持機構とスイッチ装置と
を分離して配置することにより、それぞれの構造が簡略
化されるとともに、絶縁が容易になり、製造コストが低
減される。さらに、スイッチ装置はエアバッグを収納し
たエアバッグ収納部の外周側に離間して設けたため、ス
イッチ装置とエアバッグ収納部とがかさならず、ステア
リングホイールを薄型化して、外観の向上が可能にな
る。また、スイッチ装置がエアバッグ装置の外周部に配
置されるため、押動時にエアバッグ装置が傾むきやす
く、操作ストロークを小さくし、操作性の向上が可能に
なる。
【0010】請求項2記載のステアリングホイールは、
請求項1記載のステアリングホイールにおいて、スイッ
チ装置は、ユニット化され、エアバッグ装置およびステ
アリングホイール本体の少なくとも一方に係合して取り
付けられたものである。
【0011】そして、この構成では、組み立て工程が簡
略化され、製造コストが低減される。また、スイッチ装
置をステアリングホイールに組み込む前に単品で作動確
認が可能になり、工程歩留まりが向上する。さらに、ユ
ニット化によりスイッチ装置の精度を容易に向上できる
ため、操作ストロークを小さく設定し、エアバッグ装置
とステアリングホイール本体との間隙を小さくすること
が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のステアリングホイ
ールの一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】図1において、1は自動車のステアリング
ホイールで、このステアリングホイール1は、ステアリ
ングホイール本体2と、このステアリングホイール本体
2の乗員側に装着されたエアバッグ装置(エアバッグモ
ジュール)4となどから構成されている。なお、ステア
リングホイール1は、通常所定の角度に傾斜した状態で
用いられるものであるが、以下、エアバッグ装置4の正
面側すなわち乗員側を上側とし、エアバッグ装置4の裏
面側すなわち車体側を下側として説明する。
【0014】そして、ステアリングホイール本体2は、
図1および図2に示すように、円環状をなすリム部5
と、このリム部5の内側に位置するボス部6と、これら
リム部5とボス部6とを連結する複数の、本実施の形態
では3本のスポーク部7とから構成されている。また、
ボス部6の下部には、ステアリングシャフトに嵌着され
る略円筒状のボス8が設けられているとともに、このボ
ス8に、被取付部材としてのボスプレート9が溶接など
して固着されあるいは一体に形成されている。そして、
このボスプレート9から、スポーク部7の芯金7aが一体
に延設されあるいは溶接などして固着され、さらに、こ
のスポーク部7の芯金7aに、リム部5の芯金5aが一体に
あるいは溶接などして固着されている。また、これらリ
ム部5の芯金5aの外周部と、スポーク部7の芯金7aのリ
ム部5側の部分の外周部とには、軟質の発泡ポリウレタ
ンなどからなる表皮部10が形成されている。
【0015】また、ボス部6には、樹脂製の下部カバー
(裏カバー)11が取り付けられ、ボス部6の下側部が覆
われている。さらに、この下部カバー11の内側あるいは
下側部には、車体側とステアリングホイール1側とを電
気的に接続する電気的な接続装置であるクロックスプリ
ングあるいはケーブル式コネクタ装置などとも呼ばれる
環状のケーブル用リール装置が取り付けられている。ま
た、ステアリングシャフトおよびケーブル用リール装置
の一部を覆って、コラムカバーが設けられている。
【0016】さらに、ボスプレート9の両側部には、支
持機構12を構成するボス側ブラケット部14が設けられて
いる。そして、このボス側ブラケット部14は、ボスプレ
ート9から一体に上側に立ち上げられ、両側方向に貫通
する通孔14a が形成されているとともに、このボス側ブ
ラケット部14の内側面には、通孔14a に連通するナット
15が固着されている。そして、このナット15には、ボス
側ブラケット部14の外面側から挿入されたステップボル
ト(段付ボルト)16の先端のねじ部16a が螺合されてい
る。また、このねじ部16a の基端側には、ねじ部16a よ
り径大な円柱部16b が形成されているとともに、この円
柱部16b の外周に嵌着された絶縁性を有する樹脂製の縦
長のブッシュ17が、ステップボルト16の頭部16c とボス
側ブラケット部14との間に挟まれている。
【0017】また、3本のスポーク部7の芯金7aには、
それぞれスポーク側ブラケット部18が取り付けられてい
る。そして、各スポーク側ブラケット部18は、例えば金
属板をL字状に折曲してなり、両端部は、芯金7aに沿っ
て一部切り欠かれた上、溶接などして芯金7aに固着され
ている。また、スポーク側ブラケット部18の上面は、略
水平状のスイッチ受部18a となり、各スイッチ受部18a
には、上下に貫通する案内通孔18b が形成されている。
【0018】一方、エアバッグ装置4は、図1および図
3に示すように、ベース体としてのベースプレート24、
袋状のエアバッグ25、このエアバッグ25を覆う樹脂製の
カバー体26、ガスを噴射するインフレータ27、および、
エアバッグ25やインフレータ27などをベースプレート24
に固定するリテーナ(リテーナリング)29となどを組み
合わせて構成されている。
【0019】そして、ベースプレート24は、金属板など
導電性を有する材質から一体に形成され、略多角形平板
状をなす基板部24a と、この基板部24a の略全周の周縁
部から下方に折曲された周板部24b となどが設けられて
いる。そして、基板部24a には、円孔状をなすインフレ
ータ用通孔が形成されているとともに、このインフレー
タ用通孔の外周に位置して複数箇所にボルト用通孔が形
成されている。また、周板部24b には、所定間隔で係合
片部あるいはリベット用通孔が形成されているととも
に、両側部に位置して支持機構12を構成する上下方向に
長い支持孔30が形成されている。
【0020】また、エアバッグ25は、二枚の円形の基布
を重ねて外周を縫合などして袋状に形成され、底部中央
には、インフレータ用通孔が形成されているとともに、
このインフレータ用通孔の外周に位置して、4か所にボ
ルト用通孔が形成されている。
【0021】さらに、カバー体26は、合成樹脂にて一体
に形成され、ステアリングホイール本体2のボス部6お
よびスポーク部7の一部を覆う被覆部26a と、この被覆
部26a の下面から下側に突設された略多角形筒状をなす
取付片部26b とが設けられている。そして、この取付片
部26b と、被覆部26a と、このカバー体26の下側に取り
付けられるベースプレート24とで囲まれた部分が、折り
畳んだエアバッグ25を収納するエアバッグ収納部31とな
り、このエアバッグ収納部31に面して、被覆部26a の裏
面には、薄肉に形成した脆弱なテアライン26d が平面略
H字状などに形成されている。さらに、取付片部26b に
は、所定間隔で係合孔部26e あるいはリベット用通孔が
形成されているとともに、両側に位置して切欠部26f が
形成されている。
【0022】また、この取付片部26b の外側の、各スポ
ーク部7を覆う部分には、スイッチ取付部33が一体に形
成されている。そして、各スイッチ取付部33は、被覆部
26aから下方に向かって一体に突設された略四角筒状を
なし、下端の開口33a が外側方に臨んで傾斜していると
ともに、両側一対の係止孔33b が形成されている。
【0023】また、インフレータ27は、内部に推進薬な
どを充填した略円柱状のインフレータ本体(容器)を備
え、このインフレータ本体の上側部には、周方向に向か
い所定の間隔でガス噴射口が形成されているとともに、
インフレータ本体の高さ方向の略中央部からは外周側に
フランジ部が突設され、このフランジ部には、4か所に
ボルト用通孔が形成されている。また、インフレータ本
体の底部からは、図示しないリード線などが導出され、
起動用の電力が供給されるようになっている。
【0024】また、リテーナ29は、略円環状をなす金属
製のリテーナ本体を有しており、このリテーナ本体に
は、図示しない複数の通孔が形成され、あるいは取付ボ
ルト(スタッドボルト)が固着されている。
【0025】そして、このエアバッグ装置4は、リテー
ナ29をインフレータ用通孔からエアバッグ25の内側に挿
入し、リテーナ29の各取付ボルトあるいは別体のリベッ
トをエアバッグ25およびベースプレート24のボルト用通
孔に挿入し、ナットを螺合しあるいはリベットをかしめ
などして、ベースプレート24にエアバッグ25およびイン
フレータ27を固着する。また、エアバッグ25を所定の形
状に小さく折り畳み、このエアバッグ25を覆うようにし
てカバー体26を被せ、ベースプレート24の周板部24b の
外側に、カバー体26の取付片部26b を嵌合する。この状
態で、ベースプレート24の周板部24b の係合片部がカバ
ー体26の取付片部26b の係合孔部26e に係合され、さら
に、各係合片部をかしめ、あるいは、ベースプレート24
およびカバー体26に形成した各リベット用通孔に締結手
段であるリベットを挿入してかしめることにより、カバ
ー体26がベースプレート24に固着されている。
【0026】さらに、このエアバッグ装置4のカバー体
26の各スイッチ取付部33には、それぞれ同じ形状のスイ
ッチ装置(ボタンユニット、接点機構)41が嵌め込ま
れ、図示しない所定の配線がなされて、エアバッグモジ
ュールアッシーが構成されている。
【0027】そして、このスイッチ装置41は、図1、図
3、図5に示すように、ホーンボタンカバー42、上部コ
ンタクトプレート43、付勢手段としてのホーンスプリン
グ44、下部コンタクトプレート45、ホーンボタン46、お
よびねじ47などにて構成されている。
【0028】そして、ホーンボタンカバー42は、絶縁性
を有する合成樹脂にて、スイッチ取付部33に嵌合する下
面を開口した箱状に形成されている。また、このホーン
ボタンカバー42には、前後の壁部に、上下方向に伸びる
案内溝42a が形成されているとともに、両側の壁部に
は、外側に突出する爪部42b が形成されている。また、
ホーンボタンカバー42の内側には、上端部より一段下が
った位置に、コンタクト受部42c が形成されているとと
もに、このコンタクト受部42c からさらに下方に向かい
略円筒状のばね受部42d が形成されている。さらに、こ
のばね受部42d には上下に貫通する案内孔42e が形成さ
れている。
【0029】また、上部コンタクトプレート43は、導電
性を有する金属板にて形成され、ホーンボタンカバー42
のコンタクト受部42c の下面側に位置して、ホーンボタ
ンカバー42の樹脂に覆われるようにインサート成形され
ている。そして、上部コンタクトプレート43は、二か所
が樹脂に覆われず下面に露出する接点部43a となってい
る。
【0030】そして、ホーンボタン46は、絶縁性を有す
る合成樹脂にて、上面を開口した箱状に形成され、ホー
ンボタンカバー42の下側に組み合わされて、スイッチ装
置41の外郭を構成している。また、このホーンボタン46
からは、上側に向かって一対の案内片46a が突設されて
いる。また、ホーンボタン46の中央部には、下側に向か
って、円筒状をなすボタン位置決め部46b が突設されて
いるとともに、上側に向かって、円筒状をなす接点位置
決め部46c が突設されている。また、接点位置決め部46
c の下側には、接点受座46d が形成されている。
【0031】また、ホーンスプリング44は、弾性体とし
てのばねであるコイルスプリングで構成されている。
【0032】そして、下部コンタクトプレート45は、導
電性を有する金属板にて形成され、環状部45a と、この
環状部45a から斜め上方に延設された脚片部45b とを備
え、この脚片部45b の先端側に、接点部45c が形成され
ている。
【0033】そして、このスイッチ装置41は、ホーンボ
タン46の接点位置決め部46c に下部コンタクトプレート
45の環状部45a とホーンスプリング44とを挿入した状態
で、ホーンボタン46をホーンボタンカバー42の下側に組
み合わせることにより、ホーンボタン46の案内片46a が
ホーンボタンカバー42の案内溝42a に摺動自在に係合す
るとともに、ホーンボタン46の接点位置決め部46c がホ
ーンボタンカバー42の案内孔42e に挿入されて、ホーン
ボタン46がホーンボタンカバー42に対して所定範囲で進
退自在に支持される。また、この状態で、上部コンタク
トプレート43の接点部43a と下部コンタクトプレート45
の接点部45c とが接離可能に対向するとともに、ホーン
スプリング44は、上端部がホーンボタンカバー42のばね
受部42dに嵌合し、これら接点部43a ,45c 同士を離間
させる方向に付勢して、接点が通常開かれた押しボタン
であるスイッチ装置41が構成されている。さらに、接点
位置決め部46c の上端部に、ホーンボタンカバー42のコ
ンタクト受部42c の上側から、ワッシャ48を介してねじ
47を螺合することにより、ホーンボタン46とホーンボタ
ンカバー42とが強固に抜け止めされている。
【0034】そして、これらスイッチ装置41を取り付け
たエアバッグ装置4をステアリングホイール本体2に取
り付ける際は、ステアリングホイール本体2に対して、
位置合わせしたエアバッグ装置4を押下げ、ベースプレ
ート24の支持孔30とボスプレート9の通孔14a すなわち
ナット15とを位置合わせする。そして、支持孔30に、樹
脂製のブッシュ17を介してステップボルト16を挿入し、
ナット15に螺合して締め付ける。この状態で、ブッシュ
17が長孔である支持孔30に滑接し、エアバッグ装置4が
ステアリングホイール本体2に対して所定の範囲で上下
動自在に支持される。一方、この状態で、各スイッチ装
置41は、ボタン位置決め部46b が案内通孔18b に挿入し
て位置決めされるとともに、ホーンボタン46がスポーク
側ブラケット部18のスイッチ受部18a 上に当接し、ホー
ンスプリング44の付勢力により、エアバッグ装置4全体
を上昇限に位置させる。
【0035】そこで、本実施の形態では、操作者が、エ
アバッグ装置4のスイッチ装置41上を押圧した場合は、
エアバッグ装置4が傾きながら押し下げられ、スイッチ
装置41の接点部43a ,45c 同士が接触して、図示しない
配線を介して車体側に設けたホーンが吹鳴される。ま
た、操作者が、エアバッグ装置4のスイッチ装置41から
離れた場所、例えばエアバッグ装置4の中央部を押圧し
た場合は、エアバッグ装置4の全体が下降し、少なくと
も1か所の接点が閉じて、ホーンが吹鳴される。
【0036】このように、本実施の形態によれば、エア
バッグ装置4を押動することにより、スイッチ装置41の
ホーンスプリング44の付勢力に抗してエアバッグ装置4
を移動させ、相対向する接点部43a ,45c を互いに接触
させてスイッチを閉じ、ホーンを吹鳴する、エアバッグ
モジュール組み込み式フローティングホーン機構を構成
できる。そして、エアバッグ装置4のカバー体26の全体
がスイッチ装置41の操作部を兼ねるため、スイッチ装置
41を操作可能な範囲が広がり、操作性を向上できるとと
もに、外観を容易に向上できる。
【0037】また、作動時に大きな力が加わるエアバッ
グ装置4を強固に支持する支持機構12と、スイッチ装置
41とを分離して配置したため、それぞれの構造を簡略化
できるとともに、絶縁が容易になり、製造コストを低減
できる。
【0038】また、スイッチ装置41をユニット化し、エ
アバッグ装置4に係合して取り付け可能にしたため、組
み立て工程を簡略化し、製造コストを低減できる。さら
に、スイッチ装置41をステアリングホイール1に組み込
む前に単品で作動確認でき、工程歩留まりを向上でき
る。さらに、ユニット化によりスイッチ装置41の精度を
容易に向上できるため、操作ストロークを小さく設定
し、エアバッグ装置4とステアリングホイール本体2と
の間の可動のための間隙を小さくでき、外観を向上でき
る。
【0039】そして、各スイッチ装置41は、エアバッグ
25を収納したエアバッグ収納部31の外周側に離間して設
けたため、スイッチ装置41とエアバッグ収納部31とが重
ならず、モジュール可動式(フローティング方式)とし
ながら、ステアリングホイール1を薄型化して、外観を
向上できる。
【0040】さらに、スイッチ装置41をエアバッグ装置
4の外周部、特に、スポーク部7の被覆端末部7bの直近
に配置するこにより、押動時にエアバッグ装置4が傾む
きやすく、操作ストロークを小さくして操作性を向上で
きるとともに、外観合わせ品質を向上できる。
【0041】なお、上記の実施の形態では、スイッチ装
置41は、エアバッグ装置4に係合して取り付けたが、ね
じなどを用いて取り付けても良く、また、ステアリング
ホイール本体2側のボスプレート9やスポーク部7の芯
金7aなどに係合やねじ止めなどで取り付けてもよい。
【0042】また、スイッチ装置41の構成も、上記の構
成に限られず、種々の構成の押しボタンスイッチを採り
得るとともに、ユニット化せず、エアバッグ装置4およ
びステアリングホイール本体2の一方あるいは両方に組
み込むこともできる。
【0043】例えば、図6に示すように、スポーク部7
の芯金7aに、固定接点51を設けるとともに、この芯金7a
に絶縁材52を介して基端部をビス53で固定した板ばね54
に、固定接点51に対向する可動接点55を設けることもで
きる。そして、エアバッグ装置4には、カバー体26の被
覆部26a から下方に向かってリブ56を突設し、エアバッ
グ装置4を押動した際に、可動接点55を固定接点51側に
押圧するようになっている。
【0044】また、エアバッグ装置4を上下動可能に支
持する支持機構12も種々の形態を採り得るもので、図6
に示す実施の形態のように、ボスプレート9の通孔14a
を上下方向に伸びる長孔とする一方、ベースプレート24
の案内孔30を円孔とし、ブッシュ61を嵌着したステップ
ボルト16およびナット15をベースプレート24に固定し、
ボスプレート9に対して摺接させることもできる。
【0045】また、ステアリングホイール1も、種々の
形状を採り得るもので、例えば、4本スポークのステア
リングホイールに対して、4個のスイッチ装置を用いる
こともできる。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載のステアリングホイールに
よれば、エアバッグ装置を押動することにより、スイッ
チ装置の付勢手段の付勢力に抗してエアバッグ装置が移
動し、相対向する接点部が互いに接触する。そして、エ
アバッグ装置のカバー体がスイッチ装置の操作部を兼ね
るため、スイッチ装置を操作可能な範囲が広がり、操作
性を向上できるとともに、外観を容易に向上できる。ま
た、支持機構とスイッチ装置とを分離して配置すること
により、それぞれの構造を簡略化できるとともに、絶縁
が容易になり、製造コストを低減できる。さらに、スイ
ッチ装置はエアバッグを収納したエアバッグ収納部の外
周側に離間して設けたため、スイッチ装置とエアバッグ
収納部とがかさならず、ステアリングホイールを薄型化
して、外観を向上できる。また、スイッチ装置がエアバ
ッグ装置の外周部に配置されるため、押動時にエアバッ
グ装置が傾むきやすく、操作ストロークを小さくし、操
作性を向上できる。
【0047】請求項2記載のステアリングホイールによ
れば、請求項1記載の効果に加え、スイッチ装置をユニ
ット化し、エアバッグ装置およびステアリングホイール
本体の少なくとも一方に係合して取り付けたため、組み
立て工程を簡略化し、製造コストを低減できる。また、
スイッチ装置をステアリングホイールに組み込む前に単
品で作動確認でき、工程歩留まりを向上できる。さら
に、ユニット化によりスイッチ装置の精度を容易に向上
できるため、操作ストロークを小さく設定し、エアバッ
グ装置とステアリングホイール本体との間隙を小さくで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステアリングホイールの一実施の形態
を示す一部の断面図である。
【図2】同上ステアリングホイールのステアリングホイ
ール本体側の一部の分解斜視図である。
【図3】同上ステアリングホイールのエアバッグ装置側
の一部の分解斜視図である。
【図4】同上ステアリングホイールの組み立て工程を示
す説明図である。
【図5】同上ステアリングホイールのスイッチ装置の分
解斜視図である。
【図6】本発明のステアリングホイールの他の実施の形
態を示す一部の断面図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 ステアリングホイール本体 4 エアバッグ装置 12 支持機構 25 エアバッグ 26 カバー体 31 エアバッグ収納部 41 スイッチ装置 43a ,45c 接点部 44 付勢手段としてのホーンスプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイール本体と、 膨張展開するエアバッグ、このエアバッグを収納したエ
    アバッグ収納部、および前記エアバッグを覆うカバー体
    を備えたエアバッグ装置と、 このエアバッグ装置を前記ステアリングホイール本体に
    対して所定範囲で進退自在に支持する支持機構と、 相対向する接点部、およびこれら接点部を互いに離間さ
    せる付勢手段を備え、前記エアバッグ装置と前記ステア
    リングホイール本体との間で、前記エアバッグ収納部の
    外周側に離間して配置されたスイッチ装置とを具備した
    ことを特徴とするステアリングホイール。
  2. 【請求項2】 スイッチ装置は、ユニット化され、エア
    バッグ装置およびステアリングホイール本体の少なくと
    も一方に係合して取り付けられたことを特徴とする請求
    項1記載のステアリングホイール。
JP10079229A 1998-03-26 1998-03-26 ステアリングホイール Pending JPH11278280A (ja)

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