JPH10129388A - エアバッグ装置のカバー体 - Google Patents

エアバッグ装置のカバー体

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JPH10129388A
JPH10129388A JP8290917A JP29091796A JPH10129388A JP H10129388 A JPH10129388 A JP H10129388A JP 8290917 A JP8290917 A JP 8290917A JP 29091796 A JP29091796 A JP 29091796A JP H10129388 A JPH10129388 A JP H10129388A
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JP
Japan
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plate
cover body
airbag
cover
switch
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Pending
Application number
JP8290917A
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English (en)
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Kazuhiro Kaneko
和弘 金子
Michitaka Suzuki
道孝 鈴木
Toshiyuki Sugiyama
俊幸 杉山
Michael Anthony Bans
マイケル アンソニー バンス
Akio Kawamoto
明生 川本
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/215Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member
    • B60R2021/21543Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member with emblems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
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    • B60R21/215Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member
    • B60R21/2165Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member characterised by a tear line for defining a deployment opening
    • B60R21/21656Steering wheel covers or similar cup-shaped covers
    • B60R21/21658Steering wheel covers or similar cup-shaped covers with integrated switches, e.g. horn switches

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  • Steering Controls (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグ装置のカバー体にスイッチ機構を
取り付ける。スイッチ機構の操作感を良好にする。製造
コストを低減する。 【解決手段】 エアバッグを覆うカバー本体21を樹脂に
て形成する。エンブレムスイッチ31は、被覆部22の表面
22a 側に、弾性体である可動接点35d と固定接点42b と
を備えたユニットを配置する。可動接点35d を押動する
可動プレート34に、装飾プレート33を取り付ける。固定
プレート36と保持プレート37とで被覆部22を挟持し、エ
ンブレムスイッチ31をカバー本体21の被覆部22に強固に
取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膨張展開するエア
バッグを覆うとともにスイッチ機構を備えたエアバッグ
装置のカバー体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の運転者を衝突の衝撃など
から保護するために、ステアリングホイールのボス部に
備えられたエアバッグ装置が知られている。そして、こ
のエアバッグ装置は、ガスを噴射するインフレータと、
インフレータの噴射するガスにより膨張展開するエアバ
ッグと、折り畳まれて収納されたエアバッグを覆うカバ
ー体と、これらインフレータ、エアバッグ、およびカバ
ー体などを取り付けたベースプレートとなどを備えてい
る。そして、このエアバッグ装置は、車両の衝突を検出
すると、すなわち、車両の所定以上の急激な減速を検出
すると、インフレータからガスを噴射してエアバッグを
膨張させ、このエアバッグの膨張の圧力により、軟質樹
脂にて形成したカバー体を所定のテアラインで破断して
扉状に展開させてエアバッグの突出口を形成し、この突
出口からエアバッグを突出させた上、乗員の前方に膨張
展開させるようになっている。
【0003】また、この種のエアバッグ装置において、
ホーンなどのスイッチの操作性を向上するために、エア
バッグ装置のカバー体にスイッチ機構を組み込み、カバ
ー体を押動することによりホーンなどを作動させる構成
が知られている。
【0004】例えば、特開平1−202568号公報に
記載されているように、カバー体を補強する布製のイン
サートにスイッチ機構を縫い込み、カバー体の成形時
に、スイッチ機構をカバー体の内部に一体的に設ける構
成が知られている。
【0005】しかしながら、この公報に記載された構成
では、射出成形などされる樹脂製のカバー体の内部にス
イッチ機構を設けるため、カバー体の成形時に、液状の
樹脂がスイッチ機構の内部に侵入しないように気密を確
保する必要があり、また、カバー体の塗装などが必要な
場合には、マスキングなどが必要になる場合があって、
製造工程が煩雑化し、製造コストが上昇する問題を有し
ている。
【0006】また、例えば、特開平7−40838号公
報に記載されているように、カバー体の裏面側に膜状の
スイッチ(メンブレンスイッチ)を配置するとともに、
この膜状のスイッチの裏面側を剛性パネルによって覆
い、カバー体を押動した際には、このカバー体を介して
膜状のスイッチを押動し、回路を閉じる構成が知られて
いる。
【0007】しかしながら、この公報に記載された構成
では、膜状のスイッチは、樹脂製のカバー体の裏面側に
配置され、すなわち、カバー体の内側に折り畳んで収納
されたエアバッグに対向して配置される。そして、エア
バッグは、カバー体の内側の所定の容積に収納可能に折
り畳まれるが、常に一定の状態に折り畳まれるものでは
ないため、エアバッグを折り畳んだ状態での硬さ、すな
わち、カバー体を押動した際のエアバッグの変形量およ
び変形に要する力が一定ではなく、スイッチを作動させ
るストロークにばらつきが生じるなどして、操作感の向
上が困難である問題を有している。また、折り畳んで収
納されたエアバッグの復元力によりカバー体が隆起変形
しようとするため、スイッチの取り付け構造に格別の工
夫を要することになり、製造工程が煩雑化し、製造コス
トが上昇する問題を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、スイッ
チ機構を樹脂製のカバー体の成形時に埋込などして設け
る構成では、樹脂からスイッチ機構を保護するために、
製造工程が煩雑になり、製造コストが上昇する問題を有
している。また、カバー体の裏面側に膜状のスイッチを
配置する構成では、折り畳まれたカバー体の一定でない
復元力が加わるため、操作感の向上が困難であるととも
に、スイッチの取り付け構造に格別の工夫を要すること
になり、製造コストが上昇する問題を有している。
【0009】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、スイッチ機構の操作感が良好であるとともに、煩
雑な製造工程を要せず製造コストを低減できるエアバッ
グ装置のカバー体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエアバッ
グ装置のカバー体は、膨張展開するエアバッグを覆う被
覆部と、この被覆部に取り付けられるスイッチ機構とを
具備し、前記スイッチ機構は、前記被覆部の表面側に配
置されるベース部材と、このベース部材の表面側に進退
可能に配置されたトップ部材と前記ベース部材側に配置
された固定接点と前記トップ部材側に配置され前記固定
接点と接離可能に設けられた可動接点と、この可動接点
を固定接点に対して隔離方向に付勢する付勢手段とを備
えたものである。
【0011】そして、この構成では、トップ部材を押動
することにより、付勢手段の付勢力に抗して可動接点が
移動し、固定接点と接離され、回路が開閉される。スイ
ッチ機構は、被覆部とは別体をなし、例えば、樹脂を金
型に射出などして被覆部を形成した後に取り付けされる
ので、インサート成形などにくらべて煩雑な工程を要せ
ず、製造が容易になり、製造コストが低減される。さら
に、スイッチ機構の押動操作の際に、カバー体の変形や
折り畳まれたエアバッグの復元力などが影響しにくいた
め、容易に操作感の向上が可能になる。
【0012】請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体
は、請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体におい
て、トップ部材は、装飾体を備えたものである。
【0013】そして、この構成では、スイッチ機構を構
成する装飾体により、カバー体の外観が向上する。
【0014】請求項3記載のエアバッグ装置のカバー体
は、請求項1または2記載のエアバッグ装置のカバー体
において、被覆部の裏面側に配置される保持体と、この
保持体とベース部材とを連結する連結体とを備えたもの
である。
【0015】そして、この構成では、ベース部材と保持
体とで被覆部を挟持し、スイッチ機構が被覆部に強固に
固定される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアバッグ装置の
カバー体の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】図2において、1はエアバッグ装置で、こ
のエアバッグ装置1は、図示しない車両である自動車の
ステアリングホイールに備えられるようになっている。
なお、ステアリングホイールは、通常傾斜した状態で備
えられるものであるが、以下、乗員側であるエアバッグ
装置1側を上側(正面側)、車体側であるステアリング
シャフト側を下側として説明する。そして、このステア
リングホイールは、ステアリングホイール本体と、この
ステアリングホイール本体の乗員側の中央部に取り付け
られてセンターパッドとしての外観を有するエアバッグ
装置(エアバッグモジュール)1となどから構成されて
いる。また、このステアリングホイール本体は、握り操
舵部である環状のリム部(リング部)と、このリム部の
内側に位置するボス部(パッド部)と、これらリム部と
ボス部とを連結した4本のスポーク部とから構成され、
車両を操舵できるようになっている。そして、ボス部の
下側には、ステアリングシャフトに嵌着されるボスが配
置され、このボスに、ボスプレートが一体または別体に
形成して固着されている。
【0018】また、エアバッグ装置1は、ベースプレー
ト11と、このベースプレート11に取り付けられるカバー
体20、図示しないエアバッグ、およびインフレータとな
どから構成されている。
【0019】そして、ベースプレート11は、金属板をプ
レス成形などして、略平板状をなす基板部と、この基板
部の周縁部から下方に向かって延設された筒状の周板部
11bとが形成されており、この周板部11b の両側部に設
けた取付部11c が、ステアリングホイール本体のボスプ
レートにボルトなどにより取り付けられている。また、
基板部には、円孔状のインフレータ取付孔が形成され、
このインフレータ取付孔に下側から嵌合して、ガスを噴
射するインフレータが取り付けられている。さらに、基
板部の上面には、インフレータの上側を覆うようにし
て、袋状のエアバッグが小さく折り畳んだ状態で取り付
けられている。
【0020】さらに、折り畳まれたエアバッグを覆うよ
うにして、ベースプレート11に、カバー体(エアバッグ
カバー、ケース体)20が取り付けられている。そして、
このカバー体20は、図1ないし図3に示すように、例え
ば、熱可塑性エラストマーなどの合成樹脂を用いた射出
成形により一体に形成されたカバー本体21を備えてい
る。また、このカバー本体21は、エアバッグが収納され
たボス部およびスポーク部の一部を覆う被覆部22と、こ
の被覆部22の裏面22b から下側に突設された略角筒状を
なす取付壁部23とを有している。
【0021】また、カバー本体21の被覆部22には、被覆
部22の他の部分より脆弱な破断部としてのテアライン24
が形成されている。そして、このテアライン24は、被覆
部22の裏面22b 側を溝状に凹設して薄肉に形成され、略
中央部を両側方向に横断する中央破断線と、この中央破
断線に連接され、被覆部22の両側部近傍を前後方向に伸
びる両側一対の側部破断線とから平面略H字状に構成さ
れている。そして、このテアライン24により、被覆部22
の取付壁部23に囲まれた部分には、前後に対をなす扉片
部が区画形成されている。
【0022】そして、このカバー本体21は、取付壁部23
をベースプレート11の周板部11b の外側などに嵌合した
状態で、これら取付壁部23と周板部11b とにそれぞれ形
成された通孔にリベットRを挿入してかしめることによ
り、取付壁部23が周板部11bに固着され、ベースプレー
ト11に取り付けられている。
【0023】さらに、カバー本体21の被覆部22の略中央
部には、中央破断線の前側、すなわち、前側の扉片部に
位置して、スイッチ取付部28が一体に形成され、このス
イッチ取付部28に、平面円形状をなすスイッチ機構とし
てのエンブレムスイッチ31が取り付けられている。
【0024】そして、このスイッチ取付部28には、被覆
部22の表面22a 側が円盤状に凹設された円盤状凹部29が
形成されている。そして、この円盤状凹部29の中央部に
は、表面22a 側から裏面22b 側に貫通する平面矩形状の
固定孔29a が形成されているとともに、この固定孔29a
に隣接して、平面矩形状の電線通孔29b が形成されてい
る。さらに、この円盤状凹部29の外縁部近傍には、それ
ぞれ円孔状をなす取付通孔29c が等間隔で3か所に形成
されているとともに、これら取付通孔29c 同士の間に位
置して、取付通孔29c よりも径寸法の大きい逃げ通孔29
d が形成されている。
【0025】また、エンブレムスイッチ31は、装飾体と
しての装飾プレート33、トップ部材としての可動プレー
ト34、付勢手段としての接点プレート35、ベース部材と
しての固定プレート36、保持体としての保持プレート3
7、取付座41、連結体としての3個の段付きピン42、3
個のEリング43、ビス44、およびリード線45から構成さ
れている。
【0026】そして、装飾プレート33は、例えば、アル
ミニウム合金のプレートで、平面円形状で平面状あるい
は表面側に膨出する曲面状をなす表板部33a を備え、こ
の表板部33a の表面側に、ロゴ、図形などが印刷などし
て表示されている。また、この表板部33a の周縁部から
は、下方に向かって円筒状をなす低丈の周壁33b が延設
されているとともに、この周壁33b の下端部の所定の複
数箇所からは、さらに下方に向かって係合片33c が延設
されている。
【0027】また、可動プレート34は、円環板状をなす
本体部34a を備え、この本体部34aには、下方に向かう
3個の円柱状のガイドピン34b が一体に固着されてい
る。さらに、各ガイドピン34b の下端部近傍には、係止
溝34c が形成されている。
【0028】そして、接点プレート35は、弾性および導
電性を有する金属板などにて、六角形板状をなす基部35
a と、この基部35a から斜め上方に放射状に延設された
弾性変形可能な腕部35b とが形成されている。また、基
部35a の中央には、円孔35cが形成されているととも
に、各腕部35b の先端部近傍は所定の形状に折曲され、
それぞれ可動接点35d が形成されている。
【0029】また、固定プレート36は、円板状をなし、
中央部には、平面矩形状の固定孔36a が形成されている
とともに、この固定孔36a に隣接して、平面矩形状の電
線通孔36b が形成されている。さらに、外縁部近傍に
は、それぞれ円孔状をなす取付通孔36c が等間隔で3か
所に形成されているとともに、これら取付通孔36c 同士
の間に位置して、円孔状をなす支持通孔(ガイド孔)36
d が形成されている。
【0030】また、保持プレート37は、導電性を有する
金属板などにて略円環板状に形成され、径方向を長手方
向とする樋部37a が折曲して形成されているとともに、
外周側に端子片37b が一体に突設されている。さらに、
この保持プレート37には、円周方向を長手方向とする3
個の係合孔37c が形成されている。そして、各係合孔37
c は、円孔状をなす大径部37d と、この大径部37d から
周方向に延設された幅狭部37e とから構成されている。
【0031】一方、取付座41は、矩形板状をなす基部41
a と、この基部41a の下側に突設された一対のアンカー
部41b とが、例えば樹脂などにて一体に形成されてい
る。そして、基部41a の略中央部には、アンカー部41b
同士の間に貫通する円孔41c が形成されている。また、
アンカー部41b は、平面状をなす内側面を互いに僅かな
間隔を介して対向しているとともに、外側面には、外側
に突出する角部が形成されている。
【0032】また、段付きピン42は、導電性を有し、ガ
イドピン34b と同様の形状をなし、円柱状をなす軸部42
a の上端部に径大な頭部となる固定接点42b が形成され
ているとともに、下端部近傍には係止溝42c が形成され
ている。
【0033】そして、Eリング43は、弾性的に変形可能
な金属などにて略C字状に形成されている。
【0034】また、リード線45は、先端部に環状のリン
グ端子45a がかしめて接続されている。
【0035】次に、このエンブレムスイッチ31の組み立
て工程およびカバー本体21の被覆部22への取り付け工程
を説明する。
【0036】まず、カバー本体21は、金型を用いた射出
成形の後、脱脂、ポリウレタン系の塗膜形成などの処理
を行い、完成した状態とする。
【0037】そして、エンブレムスイッチ31について
は、まず、装飾プレート33を可動プレート34の上側から
被せ、各係合片33c を内側に折り曲げて、可動プレート
34を抱え込むように固定する。
【0038】また、固定プレート36については、各取付
通孔36c に上側から段付きピン42を挿入するとともに、
固定孔36a に上側から取付座41のアンカー部41b を挿入
する。この状態で、取付座41の基部41a の上面に接点プ
レート35の基部35a を乗せて円孔41c ,35c 同士を位置
合せし、さらに、リード線45のリング端子45a を介して
ビス44を螺合して締め付ける。すると、ビス44をねじ込
むに従い、取付座41のアンカー部41b が互いに拡開して
固定孔36a にがたつくことなく強固に固定される。ま
た、この時、接点プレート35の各可動接点35d を段付き
ピン42の固定接点42b の上方に位置合わせする。
【0039】次に、装飾プレート33を取り付けた可動プ
レート34のガイドピン34b を固定プレート36の支持通孔
36d に上側から挿入し、固定プレート36の下面側で係止
溝34c にEリングを差し込んで係止する。この状態で、
可動プレート34は、ガイドピン34b に支持され、固定プ
レート36に対して進退自在に支持されるとともに、接点
プレート35の各腕部35b の弾性力により固定プレート36
から離間する方向に付勢される。
【0040】そして、このように組み立てられたユニッ
トは、段付きピン42をそれぞれ取付通孔29c に挿入しな
がら、被覆部22の円盤状凹部29に表面22a 側から配置す
る。この状態で、被覆部22の裏面22b 側において、保持
プレート37の係合孔37c の大径部37d に、段付きピン42
の先端部を挿入し、図1に示す矢印A方向に保持プレー
ト37を回転する。すると、各係合孔37c の幅狭部37e
に、各段付きピン42の係止溝42c が係止される。この状
態で、固定プレート36と保持プレート37とにより被覆部
22が挟持され、カバー本体21の被覆部22に、エンブレム
スイッチ31が強固に取り付けられる。
【0041】なお、この状態で、Eリング43を接続した
可動プレート34のガイドピン34b は、被覆部22の逃げ通
孔29d の内側に進退自在に挿入される。また、可動プレ
ート34は、固定プレート36から電気的に絶縁された状態
になっている。さらに、可動接点35d を設けた接点プレ
ート35にリング端子45a を圧接して一端を接続されたリ
ード線45は、固定プレート36および円盤状凹部29の電線
通孔36b ,29b を介して被覆部22の裏面22b 側に導出
し、さらに、保持プレート37の樋部37a の上側を通し、
車体側に設けたホーン機構に接続する。また、固定接点
42b を設けた段付きピン42に接続された保持プレート37
の端子片37b にも、図示しないリード線を接続し、車体
のアースに接続する。
【0042】このように構成されたエンブレムスイッチ
31は、負荷が加わっていない状態では、接点プレート35
の各腕部35b の弾性力により、可動プレート34は上方に
位置し、可動接点35d と固定接点42b とが離間してい
る。そして、装飾プレート33を介して押動操作部となる
可動プレート34を押動すると、この可動プレート34が接
点プレート35の各腕部35b の弾性力に抗して可動接点35
d を押し下げる。そして、可動接点35d が固定接点42b
に接触した状態で、回路が閉じ、ホーンが吹鳴されるよ
うになっている。
【0043】また、自動車が衝突した際などには、図示
しない衝突診断ユニットが車体の受ける衝撃を感知し
て、インフレータの点火器が起動され、充填した推進薬
を燃焼させることにより、インフレータの周面に形成さ
れたガス噴射口からエアバッグの内部に窒素ガスなどが
急速に噴射され、折り畳まれたエアバッグが急激に膨張
する。すると、このエアバッグの膨張の圧力により、カ
バー体20の被覆部22が内側から押圧されて変形し、テア
ライン24が所定の部位から破断する。続いて、エアバッ
グの膨張の圧力により、テアライン24に沿って破断が進
行して被覆部22が開裂し、前後一対の扉片部(膨出扉)
が形成される。そして、さらに、エアバッグが膨張する
と、前側の扉片部にエンブレムスイッチ31が保持された
まま、これら扉片部が前後に展開してエアバッグの突出
口が形成され、この突出口を通ってエアバッグが外側に
突出し、乗員とステアリングホイール本体との間に広く
膨張展開して、乗員に加わる衝撃を緩和するようになっ
ている。
【0044】そして、本実施の形態によれば、エンブレ
ムスイッチ31は、可動部分が折り畳まれたエアバッグに
接することがなく、また、被覆部22とエアバッグとの間
に挟まれる位置にもないため、これらエアバッグ装置1
の構成部品から操作性が影響を受けることがなく、温度
変化による誤作動などもないため、これらの構成部品か
らの影響を軽減するための工夫を必要とせず、構造を簡
略化して、製造コストを低減することができる。
【0045】また、操作者は、可動プレート34を介して
可動接点を直接的に押動操作するため、操作感を容易に
良好にすることができる。さらに、ばね接点部材である
接点プレート35を介して回路を開閉するため、適度な手
応えとクリック感とを得ることができる。
【0046】さらに、エンブレムスイッチ31は、成形
し、仕上げ加工などを完全に施したカバー本体21に取り
付けることができるため、成形歩留まりによりスイッチ
部品が無駄になることがなく、製造工程を簡略化し、作
業性および工程歩留を良好にすることができ、製造コス
トを低減することができる。さらに、ネットインサート
入りポリウレタンエアバッグカバー、異なる樹脂を組み
合わせた二層成形エアバッグカバー、単層のエラストマ
ーからなる射出成形法によるエアバッグカバーなどに対
して、自由に組み合わせることができる。
【0047】また、エンブレムスイッチ31は、固定プレ
ート36と保持プレート37とで被覆部22を挟持して、エア
バッグ装置1の作動の前後にわたり、被覆部22にエンブ
レムスイッチ31を強固かつ確実に保持することができ
る。
【0048】さらに、エアバッグを覆うカバー体20の被
覆部22に、この被覆部22とは別部材の装飾プレート33を
取り付けることにより、被覆部22に装飾部を一体に形成
する構成に比べて、カバー体20の外観を向上し、車室内
の装飾性を高めることができる。特に、スイッチにエン
ブレムを組み合わせるときは、殺風景なカバー体の外観
を向上できるが、さらに、硬目の牛皮などに刻印などし
たもの、木目フィルムを貼着したものを用いることもで
き、逆に、カバー本体21の表面と同一の絞、艶を付けて
スイッチ機構を目立たないようにすることもできる。
【0049】また、上記の実施の形態では、例えば、付
勢手段と可動接点とを兼ねた接点プレート35を用いた
が、各部材は適宜一体または別体に形成することができ
る。例えば、可動接点は、可動プレートに一体に設け、
固定接点は固定プレートに一体に設けることもできる。
そして、付勢手段も、板ばね状の部材に限られず、例え
ば、弾性体であるコイルスプリングなどを用いることも
できる。また、可動プレート34は、3個のガイドピン34
b で固定プレート36に進退自在に支持し、固定プレート
36は、3個の段付きピン42で保持プレート37に連結した
が、例えば、中央部に設けた1個のガイドピンで可動プ
レートを進退自在に支持するとともに、このガイドピン
に嵌合する筒状の絶縁部材により固定プレートと保持プ
レートとを連結することもできる。
【0050】また、上記の各実施の形態は、ステアリン
グホイール本体に装着するエアバッグ装置1にホーンス
イッチを設ける構成ついて説明したが、エアバッグ装置
の形状、取り付け位置、あるいはスイッチの用途は上記
のものに限られず、例えば、インスツルメントパネルに
内蔵する助手席搭乗者用のエアバッグ装置、前席のシー
トバックに内蔵する後席用のエアバッグ装置、あるい
は、側面衝突用にドアや座席横に設けられるエアバッグ
装置などに適用することもできる。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載のエアバッグ装置のカバー
体によれば、スイッチ機構は、被覆部とは別体をなし、
例えば、樹脂を金型に射出などして被覆部を形成した後
に取り付けできるため、インサート成形などにくらべて
煩雑な工程を要せず、製造が容易になり、製造コストを
低減できる。さらに、スイッチ機構の押動操作の際に、
カバー体の変形や折り畳まれたエアバッグの復元力など
が影響しにくいため、操作感を容易に向上することがで
きる。
【0052】請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体
によれば、請求項1記載の効果に加え、トップ部材に備
えた装飾体により、カバー体の外観を向上することがで
きる。
【0053】請求項3記載のエアバッグ装置のカバー体
によれば、請求項1または2記載の効果に加え、ベース
部材と保持体とで被覆部を挟持し、スイッチ機構を被覆
部に強固に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアバッグ装置のカバー体の一実施の
形態を示す一部の分解斜視図である。
【図2】同上エアバッグ装置の斜視図である。
【図3】同上エアバッグ装置の一部の断面図である。
【符号の説明】
1 エアバッグ装置 20 カバー体 22 被覆部 22a 表面 22b 裏面 31 スイッチ機構としてのエンブレムスイッチ 33 装飾体としての装飾プレート 34 トップ部材としての可動プレート 35 付勢手段としての接点プレート 35d 可動接点 36 ベース部材としての固定プレート 37 保持体としての保持プレート 42 連結体としての段付きピン 42b 固定接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バンス マイケル アンソニー 静岡県富士市青島町218番地 日本プラス ト株式会社内 (72)発明者 川本 明生 静岡県富士市青島町218番地 日本プラス ト株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張展開するエアバッグを覆う被覆部
    と、この被覆部に取り付けられるスイッチ機構とを具備
    し、 前記スイッチ機構は、 前記被覆部の表面側に配置されるベース部材と、 このベース部材の表面側に進退可能に配置されたトップ
    部材と前記ベース部材側に配置された固定接点と前記ト
    ップ部材側に配置され前記固定接点と接離可能に設けら
    れた可動接点と、 この可動接点を固定接点に対して隔離方向に付勢する付
    勢手段とを備えたことを特徴とするエアバッグ装置のカ
    バー体。
  2. 【請求項2】 トップ部材は、装飾体を備えたことを特
    徴とする請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体。
  3. 【請求項3】 被覆部の裏面側に配置される保持体と、 この保持体とベース部材とを連結する連結体とを備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載のエアバッグ装
    置のカバー体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007008380A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Ashimori Ind Co Ltd ホーンスイッチ付きエアバッグ装置
JP2016124384A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 日本プラスト株式会社 エアバッグ装置のカバー体
JP2019001463A (ja) * 2018-10-02 2019-01-10 日本プラスト株式会社 エアバッグ装置のカバー体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016124384A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 日本プラスト株式会社 エアバッグ装置のカバー体
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