JP2002226301A - 全量噴射型エアゾール及びその効力増強方法 - Google Patents

全量噴射型エアゾール及びその効力増強方法

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JP2002226301A
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修 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴霧粒子の拡散性にすぐれ、使用時に床面等
の濡れが少ないことはもちろん、十分な殺虫効力を備え
た全量噴射型エアゾール、及びその効力増強方法の提
供。 【課題の解決手段】 A)有効成分、B)沸点が200
℃以上の高沸点溶剤、C)炭素数2又は3の低級アルコ
ールを含有するエアゾール原液と、噴射剤を含み、B/
Cの容量比率が1/10〜1/1であり、かつ噴霧粒子
の平均粒子径が30μm以下である全量噴射型エアゾー
ル、及び全量噴射型エアゾールの効力増強方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全量噴射型エアゾール
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、有効成分を含むエアゾール原
液と噴射剤を容器内に封入し、容器のボタンを押すこと
で噴口からエアゾール内容物を害虫に向かって噴射する
空間用又は塗布用エアゾール殺虫剤が広く使用されてい
る。また近年、一旦ボタンを押すと容器内の内容物を短
時間で全量噴射し、簡単に広い空間を処理できる全量噴
射型エアゾールも普及している。この全量噴射型エアゾ
ールは、同じ使い方の燻煙剤と異なり、火災の危険性が
ないこと、更に有効成分が高温に接しないため熱分解に
よるロスがない等のメリットを有している。しかし反
面、全量噴射型エアゾールは、広い空間を処理するた
め、害虫に向かって直接噴霧するタイプのエアゾールと
比べると満足のいく殺虫効果が得られない場合がある。
そこで、新規殺虫成分の導入や処方の改良などが試みら
れているが十分とはいえないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、噴霧粒子の
拡散性にすぐれ、使用時に床面等の濡れが少ないことは
もちろん、十分な殺虫効力を備えた全量噴射型エアゾー
ル、及びその効力増強方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】上
記課題を解決するため、本発明者らは、全量噴射型エア
ゾール内容物の処方等について鋭意研究を重ね、A)有
効成分、B)沸点が200℃以上の高沸点溶剤、C)炭
素数2又は3の低級アルコールを含有するエアゾール原
液と、噴射剤を含み、B/Cの容量比率を1/10〜1
/1とし、かつ噴霧粒子の平均粒子径を30μm以下と
することによって目的を達成できうることを知見し、本
発明を完成した。
【0005】すなわち請求項1の発明は、A)有効成
分、B)沸点が200℃以上の高沸点溶剤、C)炭素数
2又は3の低級アルコールを含有するエアゾール原液
と、噴射剤を含み、B/Cの容量比率が1/10〜1/
1であり、かつ噴霧粒子の平均粒子径が30μm以下で
ある全量噴射型エアゾールに係るものである。
【0006】本発明で用いる有効成分としては、例えば
ピレスロイド系殺虫剤、オキサジアゾール系殺虫剤及び
式I
【化5】 (式中、R1 はハロゲン原子を表し、R2 は炭素数1〜
4のアルキル基を表す。)で表される化合物から選ばれ
た1種又は2種以上があげられる。
【0007】ピレスロイド系殺虫剤としては、例えばフ
ェノトリン、ぺルメトリン、シフェノトリン、シペルメ
トリン、レスメトリン、フタールスリン、アレスリン、
プラレトリン、フラメトリン、イミプロトリン、エトフ
ェンプロックス等が例示される。なお、化学構造中に不
斉炭素あるいは二重結合等を含み、これらに基づく光学
異性体や幾何異性体等が存在する場合は、これらの各々
または任意の混合物も本発明に包含されることはもちろ
んである。
【0008】オキサジアゾール系殺虫剤としてはメトキ
サジアゾンが代表的で、ピレスロイド抵抗性害虫対策に
有効である。また、式I
【化6】 (式中、R1 はハロゲン原子を表し、R2 は炭素数1〜
4のアルキル基を表す。)で表される化合物は、屋内塵
性ダニ類に卓効を示すといわれ、例えば,2−メトキシ
カルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンア
ニリド等があげられる。これらの有効成分は所望の殺虫
効力を得るために、通常エアゾール内容物全体量に対し
て0.01〜10.0W/V%配合される。
【0009】上記の有効成分の外に、他の種類の殺虫剤
や、ハイドロプレン、メトプレン、ピリプロキシフェン
等の昆虫成長阻害剤、サリチル酸フェニル、3−ヨード
−2−プロピニルブチルカーバメート等の殺ダニ剤、カ
ビ類、菌類等を対象とした防カビ剤、抗菌剤や殺菌剤を
配合しても構わない。防カビ剤、抗菌剤や殺菌剤として
は、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−(4−チア
ゾリル)ベンツイミダゾール、トリホリン、3−メチル
−4−イソプロピルフェノール、o−フェニルフェノー
ル等を例示できる。
【0010】本発明で用いる溶剤は、これと、噴霧粒子
の拡散性や使用時の床面等の濡れはもちろん、殺虫効力
との関係をも検討した結果、エアゾール原液中に、B)
沸点が200℃以上の高沸点溶剤、C)炭素数2又は3
の低級アルコールを含み、B/Cの容量比率を1/10
〜1/1としたことに特徴を有する。従来溶剤として
は、有効成分の溶解性、噴射後の速乾性、あるいは毒性
等の見地から、炭素数が8〜16個のケロシン、もしく
はアルコールを主体としたものがよく用いられてきた
が、殺虫効力との関連性を示唆する技術文献はなかっ
た。沸点が200℃以上の高沸点溶剤としては、炭素数
が12のノルマルパラフィン〔ドデカン:216℃〕、
炭素数が12〜14のノルマルパラフィン〔ネオチオゾ
ール(中央化成):225〜247℃〕、炭素数が14
〜16のノルマルパラフィン〔NP−SH(サンテクノ
ケミカル):235〜270℃〕、炭素数が13〜16
のイソパラフィン〔IP−2028(出光石油化学):
213〜262℃〕、N−メチルピロリドン(216
℃)、炭酸プロピレン(247℃)等があげられるが、
これらに限定されるものではない。一方、炭素数2又は
3の低級アルコールとしては、エタノール、イソプロパ
ノール等があげられる。全量噴射型エアゾールにおい
て、B)及びC)の混合物が殺虫効力の増強に寄与する
理由は定かではないが、薬剤の昆虫体表での皮膚浸透性
の向上、後に述べる粒子径への影響、あるいは有効成分
に対する安定化作用などが関与しているものと考えられ
る。
【0011】なお、エアゾール内容物の性状、性能を損
なわない限りにおいて、グリコールエーテル類、ケトン
類、エステル類、ピロリドン系などの他の種類の有機溶
剤、あるいは水などを適宜混和してもよいことはもちろ
んである。また、水を溶剤として用いた水性エアゾール
組成物は、エアゾール原液における引火性の問題を解消
することができ、メリットが大きい。
【0012】更に、本発明で用いるエアゾール原液に
は、上記成分以外に、ピレスロイド系殺虫剤の共力剤、
安定剤、防錆剤、乳化剤、分散剤、香料、賦形剤等を必
要に応じて適宜配合してもよい。ピレスロイド系殺虫剤
の共力剤としては、ピペロニルブトキサイド、イソボル
ニルチオシアノアセテート、N−(2−エチルヘキシ
ル)−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプタ−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド等、安定剤としては、BH
T、BHA等、防錆剤としては、安息香酸ナトリウム、
クエン酸アンモニウム等、乳化剤としては、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル等の各種乳化剤を例示できるが、もちろんこ
れらのみに限定されるものではない。
【0013】噴射剤としては、ジメチルエーテル、液化
石油ガス(LPG)、フロンガス、圧縮ガス(窒素ガ
ス、炭酸ガス等)等があげられ、所望の処方や噴射性能
に合わせて適宜種類や配合量を調整することができる。
例えば、有効成分として式Iの化合物を選択した場合に
は、ジメチルエーテルが主体で、これを50容量%以上
含むのが好ましい。また本発明では、噴霧粒子の平均粒
子径を30μm以下とする要件を満足させるために、前
記エアゾール原液と噴射剤の比率は、10/90〜50
/50(容量比)の範囲に設定するとよい。
【0014】本発明の全量噴射型エアゾールを噴射させ
るためのエアゾール噴射装置は、内容物を充填したエア
ゾール容器、バルブ、該バルブのステム部分に装填され
るアクチュエーター等から構成される。アクチュエータ
ーには、噴口を含む噴射ボタン、遅延噴射機構部、これ
をカバーするスリーブ等が装着されるが、使用者に対す
る安全性を確保するうえで、噴射ボタン作動後5秒〜1
分のタイムラグを設けて噴射する遅延噴射機構を備えた
ものが好ましい。
【0015】遅延噴射機構としては、例えば、その本
体空間部に流入する内容物の圧力で弁部材が所定長だけ
上方向に移動した時に、それまでの閉状態から開状態へ
と切り替わって内容物が噴出するタイプ(特開2001
−892号公報)や、エアゾール内容物の噴出路に、
エアゾール内容物との接触によって少なくとも一部を溶
解し噴出路を開放する遮閉体を配置したタイプ(特開平
9−301458号公報)や、シリンダを構成する密
閉容器内部に流体が充填されており、作動時、その密閉
容器の底に位置するピストンがエアゾール内圧により流
体内を上方へ押し上げられる時、ピストンに形成された
透孔を通ってその流体が前記シリンダ内をピストンの上
から下に移動するように構成して噴射を調整するタイプ
(特開平10−216577号公報)などを例示できる
が、これら以外にも様々なタイプが開示されている。本
発明にはいずれも適用可能であるが、のタイプが噴射
性能上より優れている。
【0016】本発明では、殺虫効力等の観点からエアゾ
ール噴射物の平均粒子径は30μm以下にする必要があ
るが、エアゾール原液/噴射剤比率、噴射ボタンの噴口
内径、噴射圧等を適宜考慮して設定しうる。なお、エア
ゾール噴射物の粒子径は、通常分布幅を有するが、本発
明では代表値として平均粒子径で示す。平均粒子径が3
0μmを超えると殺虫効力が低下する傾向があり、特に
50μmを超えると問題を生じやすい。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、B)沸点が200℃以上の高沸点溶剤として、炭素
数12〜16の脂肪族炭化水素を用いたものである。
【0018】請求項3の発明は、請求項1又は2の構成
において、有効成分として、ピレスロイド系殺虫剤、オ
キサジアゾール系殺虫剤及び式Iで表される化合物から
選ばれた1種又は2種以上を用いたものである。
【0019】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかの構成において、有効成分として、式Iで表され
る化合物、又はこれとオキサジアゾール系殺虫剤のメト
キサジアゾンを含有し、かつ噴射剤としてジメチルエー
テルを50容量%以上含む全量噴射型エアゾールであ
る。
【0020】請求項5の発明は、 A)有効成分、B)
沸点が200℃以上の高沸点溶剤、C)炭素数2又は3
の低級アルコールを含有するエアゾール原液と、噴射剤
を含み、B/Cの容量比率を1/10〜1/1とし、か
つ噴霧粒子の平均粒子径を30μm以下とした全量噴射
型エアゾールの効力増強方法に係るものである。
【0021】請求項6の発明は、請求項5の構成におい
て、B)沸点が200℃以上の高沸点溶剤として、炭素
数12〜16の脂肪族炭化水素を用いたものである。
【0022】請求項7の発明は、請求項5又は6の構成
において、有効成分として、ピレスロイド系殺虫剤、オ
キサジアゾール系殺虫剤及び式Iで表される化合物から
選ばれた1種又は2種以上を用いたものである。
【0023】請求項8の発明は、請求項5ないし7のい
ずれかの構成において、有効成分として、式Iで表され
る化合物、又はこれとオキサジアゾール系殺虫剤のメト
キサジアゾンを含有し、かつ噴射剤としてジメチルエー
テルを50容量%以上含むようにしたものである。
【0024】本発明の全量噴射型エアゾールは、通常、
エアゾール容器に所定のエアゾール原液を入れバルブ部
分を取付けた後、所定の噴射剤を加圧充填し、更に噴射
ボタンと遅延噴射機構部等を含むアクチュエーターをバ
ルブのステム部分に装填して調製しえる。そして、その
用途、使用目的等に応じて、適宜エアゾール内容物の処
方、バルブ、アクチュエーター等の形状を選択すること
ができ、種々実施の形態が可能である。
【0025】例えば、有効成分として殺虫剤や殺ダニ剤
を含む本発明の全量噴射型エアゾール(100mL容
量)を使用すれば、5分以内で6〜10畳の部屋を火災
の心配なく簡便に処理できるうえ、薬剤感受性害虫はも
ちろん、抵抗性害虫、例えば、アカイエカ、ネッタイシ
マカ、ユスリカ類、イエバエ、チョウバエ、ブユ類等の
双翅目害虫、ゴキブリ類、ノミ類、ナンキンムシ、コナ
ダニ、チリダニ等の屋内塵性ダニ類、イエダニ類、コク
ゾウ等の貯穀害虫、イガ、コイガ、カツオブシムシ等の
衣料害虫等に高い駆除効果を発揮し、その実用性は極め
て高い。また、遅延噴射機構を備えれば、使用者はエア
ゾール噴射物に触れたり吸入することなく部屋から退出
する時間的猶予があり、安全性の点でも優れている。
【0026】
【実施例】つぎに具体的実施例ならびに試験例に基づい
て、本発明の全量噴射型エアゾール及びその効力増強方
法を更に詳細に説明する。
【0027】実施例1 ペルメトリン 1.0g(エアゾール内容物全体量に対
して、1.67W/V%)、メトキサジアゾン 0.7
g(エアゾール内容物全体量に対して、1.17W/V
%)をネオチオゾール3mLとイソプロパノール27m
Lの混合溶剤に溶解したエアゾール原液約30mLをエ
アゾール容器に入れ、該容器にバルブ部分を取付け、該
バルブ部分を通じて、ジメチルエーテル30mL(エア
ゾール内容物全体量に対して、50容量%)を加圧充填
した後、アクチュエーター(上面の外径が12mmの噴
射ボタン1個と前述ののタイプの遅延噴射機構部を含
む)を装填した。
【0028】かかるエアゾール噴射装置を25m3 の部
屋の中央に置き、噴射ボタンを押して部屋を退出した。
噴射ボタン作動約10秒後に内容物が噴出し部屋全体に
くまなく拡散した。この時のエアゾール噴射物の平均粒
子径は28μmで、使用後の床面等の濡れは少なく、ま
た1日後の調査でゴキブリや屋内塵性ダニ類に対して高
い殺虫、殺ダニ効力を示すことが確認された。
【0029】試験例 実施例1に準じて表1に示す各種全量噴射型エアゾール
を調製した。これを、面積10m2 、高さ2.5mの部
屋の中央に置き、噴射試験を行って、噴霧粒子の拡散
性、ゴキブリに対する殺虫効力、及び床面の濡れの観点
から評価した。評価結果は、○、△、×で、併せて表1
に示した。
【0030】
【表1】
【0031】試験の結果、本発明の全量噴射型エアゾー
ルは、噴霧粒子の拡散性にすぐれ、床面の濡れが少ない
ことはもちろん、殺虫効力も高く、すべての点で優れて
いることが認められた。一方、B)沸点が200℃以上
の高沸点溶剤と、C)低級アルコールを用いてもB/C
の容量比率が1/10〜1/1の範囲を外れる場合(比
較例1、2)、Bとして200℃未満の高沸点溶剤を用
いた場合(比較例3、4)、噴霧粒子の平均粒子径が3
0μmを超える場合(比較例5)は不適であった。
【0032】
【発明の効果】本発明は、噴霧粒子の拡散性にすぐれ、
使用時に床面等の濡れが少ないことはもちろん、十分な
殺虫効力を備えた全量噴射型エアゾール、及びその効力
増強方法を提供するので、その実用性は極めて高い。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)有効成分、B)沸点が200℃以上
    の高沸点溶剤、C)炭素数2又は3の低級アルコールを
    含有するエアゾール原液と、噴射剤を含み、B/Cの容
    量比率が1/10〜1/1であり、かつ噴霧粒子の平均
    粒子径が30μm以下であることを特徴とする全量噴射
    型エアゾール。
  2. 【請求項2】 B)沸点が200℃以上の高沸点溶剤
    が、炭素数12〜16の脂肪族炭化水素であることを特
    徴とする請求項1に記載の全量噴射型エアゾール。
  3. 【請求項3】 有効成分が、ピレスロイド系殺虫剤、オ
    キサジアゾール系殺虫剤及び式I 【化1】 (式中、R1 はハロゲン原子を表し、R2 は炭素数1〜
    4のアルキル基を表す。)で表される化合物から選ばれ
    た1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の全量噴射型エアゾール。
  4. 【請求項4】 有効成分として、式I 【化2】 (式中、R1 はハロゲン原子を表し、R2 は炭素数1〜
    4のアルキル基を表す。)で表される化合物、又はこれ
    とオキサジアゾール系殺虫剤のメトキサジアゾンを含有
    し、かつ噴射剤としてジメチルエーテルを50容量%以
    上含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の全量噴射型エアゾール。
  5. 【請求項5】 A)有効成分、B)沸点が200℃以上
    の高沸点溶剤、C)炭素数2又は3の低級アルコールを
    含有するエアゾール原液と、噴射剤を含み、B/Cの容
    量比率を1/10〜1/1とし、かつ噴霧粒子の平均粒
    子径を30μm以下としたことを特徴とする全量噴射型
    エアゾールの効力増強方法。
  6. 【請求項6】 B)沸点が200℃以上の高沸点溶剤
    が、炭素数12〜16の脂肪族炭化水素であることを特
    徴とする請求項5に記載の全量噴射型エアゾールの効力
    増強方法。
  7. 【請求項7】 有効成分が、ピレスロイド系殺虫剤、オ
    キサジアゾール系殺虫剤及び式I 【化3】 (式中、R1 はハロゲン原子を表し、R2 は炭素数1〜
    4のアルキル基を表す。)で表される化合物から選ばれ
    た1種又は2種以上であることを特徴とする請求項5又
    は6に記載の全量噴射型エアゾールの効力増強方法。
  8. 【請求項8】 有効成分として、式I 【化4】 (式中、R1 はハロゲン原子を表し、R2 は炭素数1〜
    4のアルキル基を表す。)で表される化合物、又はこれ
    とオキサジアゾール系殺虫剤のメトキサジアゾンを含有
    し、かつ噴射剤としてジメチルエーテルを50容量%以
    上含むことを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに
    記載の全量噴射型エアゾールの効力増強方法。
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