JP2002220363A - 1つ又はそれ以上のエタノールアミンの製造方法 - Google Patents

1つ又はそれ以上のエタノールアミンの製造方法

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JP2002220363A
JP2002220363A JP2001369143A JP2001369143A JP2002220363A JP 2002220363 A JP2002220363 A JP 2002220363A JP 2001369143 A JP2001369143 A JP 2001369143A JP 2001369143 A JP2001369143 A JP 2001369143A JP 2002220363 A JP2002220363 A JP 2002220363A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C213/00Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C213/08Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton by reactions not involving the formation of amino groups, hydroxy groups or etherified or esterified hydroxy groups
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 1つ又はそれ以上のエタノールアミン(I)
を、エタノールアミン(I)とは異なる1つ又はそれ以
上のエタノールアミン(II)から製造するための経済
的かつ効率的な方法を提供する。 【解決手段】モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン及びトリエタノールアミンからなる群から選択される
1つ又はそれ以上のエタノールアミン(I)を、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、O,N,N−トリス(2−ヒドロキシエチル)
エタノールアミン、N−(2−アミノエチル)エタノー
ルアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、
N−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン及びN,N′
−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジンからなる群
から選択され、エタノールアミン(I)とは異なる1つ
又はそれ以上のエタノールアミン(II)の変換により
製造する方法において、エタノールアミン(II)を、
場合によりアンモニアの存在で、強塩基で処理すること
を特徴とする、1つ又はそれ以上のエタノールアミン
(I)を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つ又はそれ以上
のエタノールアミン(I)を、これとは異なるエタノー
ルアミン(II)の変換により製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルカノールアミン類は、多数の工業的
応用のための基本的製品である。エタノールアミン類、
例えばトリエタノールアミン(TEA)又はその副次製
品が、例えば、ガス洗浄用の洗浄液、植物保護組成物、
石けん、洗濯用洗剤及びシャンプー中で並びに分散剤及
び乳化剤として使用される。
【0003】エタノールアミン類は、アミン類とエチレ
ンオキシドとの反応によるアミン類のヒドロキシエチル
化により製造されることができる、Ullmann's Encyclop
ediaof Industrial Chemistry、エタノールアミン類及
びプロパノールアミン− N−アルキル化エタノールア
ミン類の項目参照。
【0004】モノエタノールアミン(MEA)、ジエタ
ノールアミン(DEA)及びトリエタノールアミン(T
EA)は、GB-A-760215又はEP-A-673920に記載されてい
るように、液相中で、加圧下及び高められた温度で、ア
ンモニアとエチレンオキシドを反応させることにより製
造される。
【0005】この方法において、エタノールアミン混合
物は、主成分としてMEA、DEA及びTEAを含んで
形成され、ついでこれは複数の段階で蒸留により後処理
される。生じるエタノールアミン混合物の組成は、該方
法の結果として、狭い制限内で変化しうるにすぎない。
従って、エタノールアミン、例えばDEAの製造におい
て、他のエタノールアミン類(MEA、TEA)は、カ
ップリング生成物として自動的に形成する。例えば、D
EAの高い要求が存在する場合には、許容されるべきカ
ップリング生成物MEA及びTEAの過剰生成による一
部の情況下に満足されうるにすぎない。
【0006】従って、特別なエタノールアミンを、他の
エタノールアミン類の変換により製造する試みが欠如し
ていた。
【0007】US-A-4264776には、活性炭触媒の存在で、
第三アミン類を酸素で接触酸化して第二アミン類を得る
ことが記載されている。この特許明細書の例2によれ
ば、TEAは、活性炭上で115℃で、定義されていな
い選択率でDEAへの変換率60%で反応される。TE
AのCラジカルは、該方法において、例えばギ酸に酸
化的分解される。
【0008】米国特許第4328370号明細書には、低級ト
リアルカノールアミン類を、高められた温度で水素添加
触媒の存在でのアンモニアとの反応により、モノアルカ
ノールアミン及びジアルカノールアミン類に変換するこ
とが記載されている。この特許明細書の実施例によれ
ば、TEAは、アンモニアとPd/C又はPd/Al
及び場合によりHの存在で200〜300℃で反
応されてDEA及びMEAを得ることができる。DEA
及びMEAの形成の選択率は、増大する変換率に伴い減
少する。MEA及びDEAの全収率(総和)は、66%
の変換率及び79.7%の選択率で50%までである。
【0009】米国特許第5693866号明細書には、アルカ
ノールアミン類の色品質の改善の目的のための、アルカ
ノールアミン類をアルカリ金属水酸化物で処理すること
が記載されており、その際、アルカノールアミン類は化
学的に変化されない。実施例において、TEAは、16
5〜176℃の温度で、3〜65時間の期間に亘りNa
OHで処理される。
【0010】本発明の課題は、経済的に賢い方法で過剰
に製造されるエタノールアミン(II)を利用するため
に、1つ又はそれ以上のエタノールアミン(I)を、エ
タノールアミン(I)とは異なる1つ又はそれ以上のエ
タノールアミン(II)から製造するための経済的かつ
効率的な方法を提供することである。
【0011】この課題は、モノエタノールアミン、ジエ
タノールアミン及びトリエタノールアミンからなる群か
ら選択される1つ又はそれ以上のエタノールアミン
(I)を、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、O,N,N−トリス(2−
ヒドロキシエチル)エタノールアミン、N−(2−アミ
ノエチル)エタノールアミン、N−(2−ヒドロキシエ
チル)ピペラジン、N−(2−ヒドロキシエチル)モル
ホリン及びN,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピ
ペラジンからなる群から選択され、エタノールアミン
(I)とは異なる1つ又はそれ以上のエタノールアミン
(II)の変換により製造する方法により達成されるこ
とが見出され、その際、エタノールアミン(II)は、
場合によりアンモニアの存在で、強塩基で処理される。
【0012】エタノールアミン(I)は、単一のエタノ
ールアミン(II)又は2つ又はそれ以上のエタノール
アミン(II)の混合物から製造されてよい。
【0013】例えば、ジエタノールアミンは、純粋なモ
ノエタノールアミン又は純粋なトリエタノールアミンを
強塩基で処理することにより得られてよい。モノエタノ
ールアミンは、純粋なジエタノールアミンの処理により
得られてよい。その上、トリエタノールアミンが一般に
得られる。
【0014】ジエタノールアミンは、有利に、モノエタ
ノールアミン及びトリエタノールアミンを含む混合物を
強塩基で処理することにより製造される。好ましい混合
物は、TEA及びMEAを10:1〜1:10のモル比
で含有する。
【0015】エタノールアミン(I)の処理は、アンモ
ニアの存在で実施されてよい。例えば、ジエタノールア
ミンは、トリメタノールアミン及びアンモニアを含む混
合物の処理により製造されてよい。
【0016】その上、モノエタノールアミンが一般に得
られる。好ましい混合物は、TEA及びアンモニアを1
0:1〜1:20のモル比で含有する。
【0017】また、モノエタノールアミンは、ジエタノ
ールアミン及びアンモニアを含む混合物の処理により得
られてもよい。
【0018】変換において使用される前記のエタノール
アミン混合物は、別のエタノールアミン類を含んでいて
よい。上記で挙げられた2つ又はそれ以上又は全てのエ
タノールアミン(II)を含む複雑なエタノールアミン
混合物を使用することも可能である。出発エタノールア
ミン混合物は、部分的に既に、製造すべきエタノールア
ミン(I)を含んでいてよい。例は、次の方法により得
られることができるような工業等級のエタノールアミン
混合物である: − アンモニア又は第一アミン若しくは第二アミンとエ
チレンオキシドの反応による、例えばEP-A-673920によ
る; − α,β−不飽和アルデヒド、例えばアクロレインへ
のアンモニア又は第一アミン若しくは第二アミンの1,
4−付加及び引き続く還元、例えば水素添加による; − α,β−不飽和酸、例えばアクリル酸又はα,β−
不飽和エステル、例えばアクリル酸エステルへのアンモ
ニア又は第一アミン若しくは第二アミンの1,4−付加
及び引き続く還元、例えば水素添加による; − α,β−不飽和ニトリル、例えばアクリロニトリル
への水の1,4−付加及び引き続く還元、例えば水素添
加による; − 第一アルコール又は第二アルコール類のアミノ化又
はヒドロキシアルデヒド類又はヒドロキシケトン類の還
元的アミノ化による。
【0019】N−(2−アミノエチル)エタノールアミ
ン(AEEA)は、水素及び水素添加、脱水素又はアミ
ノ化触媒の存在でのモノエタノールアミン又はアンモニ
アとエチレンオキシドとの反応により得られることがで
きる。
【0020】価値のある生成物(製造すべきエタノール
アミン(I))を含有しないエタノールアミン混合物か
ら出発するのが好ましい、それというのも、価値のある
生成物も、反応条件下で段階的に分解されうるからであ
る。
【0021】強塩基の作用下に、n個の2−ヒドロキシ
エチル基を有するエタノールアミン類を、n−1個の2
−ヒドロキシエチル基を有する次のより低級のエタノー
ルアミン及びエチレンオキシドに分解することが仮定さ
れる。中間体として形成されるエチレンオキシドは、受
容体、有利にアンモニア又はモノエタノールアミンによ
り捕捉されて、相応する次のより高級のエタノールアミ
ンを形成する。従って、本発明によれば、n個の2−ヒ
ドロキシエチル基を有するエタノールアミンを、n+1
個の2−ヒドロキシエチル基を有するエタノールアミン
及びn−1個の2−ヒドロキシエチル基を有するエタノ
ールアミン又はアンモニアの混合物から製造することが
好ましい。エチレンオキシドも、挙げられた他のエタノ
ールアミン類(O,N,N−トリス(2−ヒドロキシエ
チル)エタノールアミン、N−(2−アミノエチル)エ
タノールアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラ
ジン、N−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン及び
N,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン)
から遊離し、これらは一般に、価値のある生成物を表し
ていない。従って、これらは同様に有利に出発混合物中
に存在していてよい。出発物質混合物中に存在する2−
ヒドロキシエチルアミノ単位(HO−CH−CH
N)は、主として全体的に保持される。
【0022】本発明による方法は、殊に、重要なエタノ
ールアミン類、例えばMEA、DEA及びTEAを、互
いに経済的に変換する、殊にMEA及び/又はTEAか
らDEAを製造することを可能にする。この反応におい
て製造される副生成物は、カップリング生成物、例えば
N,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、
O−エトキシル化生成物、例えばO−(2−ヒドロキシ
エチル)トリエタノールアミン及びより高いエトキシル
化度を有する生成物である。しかしながら、先行技術に
比較して、これらの生成物は、廃棄するのではなくて、
例えば、セメント助剤として使用されることができる。
【0023】エタノールアミン(II)は、強塩基で処
理される。適した塩基は、顕著な範囲でエタノールアミ
ン類を脱プロトン化されることができる全ての強塩基で
ある。好ましい強塩基は、塩基性アルカリ金属及びアル
カリ土類金属水酸化物、アルカリ金属アルコキシド及び
塩基性金属酸化物、例えば希土類金属の酸化物、例えば
LiOH、NaOH、KOH、CsOH、Ba(O
H)、Ca(OH)、ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド及び酸化ラ
ンタンである。塩基は、固体として又は水溶液又はアル
コール性溶液として使用されてよい。特に好ましい強塩
基は、NaOH及びKOHである。
【0024】エタノールアミン(II)は、不活性溶剤
中に溶解して又は分散して存在していてよい。適した溶
剤は、アルコール類、例えばメタノール、エタノール、
イソプロパノール、n−プロパノール、n−ブタノー
ル、2−エチルヘキサノール、エーテル類、例えばテト
ラヒドロフラン及び1,4−ジオキサン、脂肪族炭化水
素及び芳香族炭化水素又はその混合物、例えばペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、石油エーテル、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、Mihagol及び水である。
【0025】本発明による方法は、一般に180℃を上
回り、有利に180〜270℃、特に有利に190〜2
60℃、殊に200〜250℃の温度で、常用の反応装
置、例えばオートクレーブ、管型反応器又は撹拌釜反応
器中で実施される。反応時間は、有利に0.5〜20時
間であり、かつ出発混合物の組成、価値のある所望の生
成物、使用される強塩基及び反応温度により支配され
る。これらのパラメーターの選択は、幾つかの予備実験
により当業者により直接に最適化されることができる。
長すぎる反応時間は、価値のある生成物の収率を低下さ
せうる、それというのも、価値のある化合物も、反応条
件下で分解されうるからである。形成される価値のある
生成物を、例えば蒸留により、反応混合物から連続的に
除去し、従ってこれを分解に対して保護することが特に
有利である。
【0026】本発明は、以下の例により詳細に記載され
る。
【0027】
【実施例】アンモニアの存在でのTEAの反応 比較例C1 TEA 60g及びアンモニア30gを、塩基性化合物
を添加せずに、撹拌オートクレーブ中で250℃で3時
間撹拌する。
【0028】例1 TEA 60g、アンモニア27g及びKOH 6g
を、撹拌オートクレーブ中で250℃で3時間撹拌す
る。
【0029】例2 TEA 60g、アンモニア32g及びNaOH 6g
を、撹拌オートクレーブ中で250℃で3時間撹拌す
る。
【0030】ついで試料を反応器空間から除去し、冷却
し、無水トリフルオロ酢酸で誘導体化し、内部標準とし
てジエチレングリコールジメチルエーテルに対するガス
クロマトグラフィーを用いて定量分析する。
【0031】実験の結果は、第1表に与えられている。
【0032】第1表
【0033】
【表1】
【0034】* N,N′−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)ピペラジン ** O−(2−ヒドロキシエチル)トリエタノールア
ミン 比較例と比較して、NaOH又はKOHの存在で、低級
エタノールアミンMEA及びDEAが、顕著に増大した
変換率及び少なくとも比較可能な選択率で得られること
は明らかである。
【0035】TEA及びMEAの反応 一般的な手順 他に記載されていない限り、TEA 20g(0.13
mol)及びMEA10g(0.16mol)を、与え
られた強塩基性化合物2gで、50ml撹拌オートクレ
ーブ中で予備混合し、与えられた温度で与えられた時間
撹拌する。ついで、試料を、反応器空間から取り、冷却
し、無水トリフルオロ酢酸で誘導体化し、内部標準とし
てジエチレングリコールジメチルエーテルに対するガス
クロマトグラフィーにより定量分析する。
【0036】次の例において、一般的な手順から誘導が
なされた。
【0037】比較例C2 MEA/TEA混合物を塩基性化合物を添加せずに加熱
する。
【0038】例3 TEA 30gをKOH 2gと共に加熱する。
【0039】例4 MEA 30gをKOH 2gと共に加熱する。
【0040】例13 TEA 24g及びMEA 6gをKOH 2.4gと
共に加熱する。
【0041】例19 MEA/TEA混合物を水2g中に溶解したNaOH
2gと共に加熱する。
【0042】例20 MEA/TEA混合物を、エタノール5g中に溶解した
NaOH 2gと共に加熱する。
【0043】実験の結果は第2表中に与えられている。
【0044】第2表
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】実施例から、次のことが明らかである: − 受容体、例えばアンモニア又はMEAの添加は、エ
タノールアミン(I)の収率を増大させる(例3、4及
び9); − 反応時間及び温度は、塩基性化合物に合わされるべ
きである(例5〜22); − 反応は、有利に出発エタノールアミン類(MEA及
びTEA)の部分的な変換で終了する、それというの
も、形成された価値のある生成物(DEA)は、分解す
るからである(例7〜9); − 塩基性化合物は、溶液として添加されてもよい(例
21及び22); − 変換は、高級エタノールアミンから低級エタノール
アミンへと進行するだけではなく、その逆も進行する
(例3及び4)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト シュルツ ドイツ連邦共和国 バート デュルクハイ ム イム ルステングート 70 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC52 BB11 BB14 BB25 BB31 BC10 BE10 BE14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノエタノールアミン、ジエタノールア
    ミン及びトリエタノールアミンからなる群から選択され
    る1つ又はそれ以上のエタノールアミン(I)を、モノ
    エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
    ルアミン、O,N,N−トリス(2−ヒドロキシエチ
    ル)エタノールアミン、N−(2−アミノエチル)エタ
    ノールアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジ
    ン、N−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン及びN,
    N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジンからな
    る群から選択され、エタノールアミン(I)とは異なる
    1つ又はそれ以上のエタノールアミン(II)の変換に
    より製造する方法において、エタノールアミン(II)
    を、場合によりアンモニアの存在で、強塩基で処理する
    ことを特徴とする、1つ又はそれ以上のエタノールアミ
    ン(I)を製造する方法。
  2. 【請求項2】 モノエタノールアミンを処理する、請求
    項1記載のジエタノールアミンの製造方法。
  3. 【請求項3】 トリエタノールアミンを処理する、請求
    項1記載のジエタノールアミンの製造方法。
  4. 【請求項4】 モノエタノールアミンとトリエタノール
    アミンとを含む混合物を処理する、請求項1記載のジエ
    タノールアミンの製造方法。
  5. 【請求項5】 トリエタノールアミンとアンモニアとを
    含む混合物を処理する、請求項1記載のジエタノールア
    ミン及び場合によりモノエタノールアミンの製造方法。
  6. 【請求項6】 使用される強塩基が、アルカリ金属塩
    基、アルカリ土類金属塩基又はアルカリ金属アルコキシ
    ドである、請求項1から5までのいずれか1項記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 使用される強塩基が、水酸化ナトリウム
    又は水酸化カリウムである、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 強塩基を水溶液又はアルコール性溶液と
    して使用する、請求項6又は7記載の方法。
  9. 【請求項9】 エタノールアミンが、不活性溶剤中に溶
    解して存在する、請求項1から8までのいずれか1項記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 処理を、180℃〜270℃で0.5
    時間〜20時間の期間に亘り実施する、請求項1から9
    までのいずれか1項記載の方法。
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