JP2002218623A - ワイヤハーネス用プロテクタおよびプロテクタの車体固定構造 - Google Patents

ワイヤハーネス用プロテクタおよびプロテクタの車体固定構造

Info

Publication number
JP2002218623A
JP2002218623A JP2001008230A JP2001008230A JP2002218623A JP 2002218623 A JP2002218623 A JP 2002218623A JP 2001008230 A JP2001008230 A JP 2001008230A JP 2001008230 A JP2001008230 A JP 2001008230A JP 2002218623 A JP2002218623 A JP 2002218623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
protector
side walls
locked
fixing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001008230A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Watanabe
満 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2001008230A priority Critical patent/JP2002218623A/ja
Publication of JP2002218623A publication Critical patent/JP2002218623A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロテクタを車体より簡単に取り外せるよう
にして、リサイクル性を高める。 【解決手段】 断面凹形状で、対向する両側壁内面に被
係止部を突設していると共に、底面よりL形状の係止脚
部を突設し、これら係止脚部の先端を、プロテクタ固定
用の車体穴に挿入してスライド固定させる固定部材と、
内部にワイヤハーネスを貫通させる断面逆凹形状で、そ
の両側壁に近接・離反する方向に弾性を持たせると共に
該両側壁の外面に上記被係止部と係止する係止部を設け
たワイヤハーネス収容部材とからなり、ワイヤハーネス
収容部材の両側壁を固定部材の両側壁に沿って内嵌し、
該両側壁を弾性変形させて上記係止部を被係止部に係止
させる一方、ワイヤハーネス収容部材の外方への引き出
し作用で両側壁を弾性変形させて係止部を被係止部より
外せる構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネス用
プロテクタおよびプロテクタの車体固定構造に関し、詳
しくは、廃車時等におけるワイヤハーネスの車体からの
取り外しを容易として、リサイクル可能とするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の車体に沿って配索されるワ
イヤハーネスW/Hは、外部干渉材がある位置では、図
7(A)に示すように、ワイヤハーネスW/Hを保護す
るため、プロテクタ1の内部に挿通させている。該プロ
テクタ1は上面開口の樋形状の本体1aにワイヤハーネ
ス挿通後に蓋2を被せてロック結合している。プロテク
タ1の底面には一体的に突設したクランプ3、あるいは
プロテクタ1に取り付けたクランプ4を図7(B)に示
すように、車体5のクランプ穴5aに挿入係止して固定
している。具体的には、クランプ3の羽根形状の係止部
3aをクランプ穴5aに弾性変形させて挿入し、羽根部
先端の係止段部3aをクランプ穴5aの内周面に係止し
て固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにプロテク
タ1に設けた羽根状のクランプ3を車体5のクランプ穴
5aに挿入係止する構造であると、廃車時においてワイ
ヤハーネスW/Hを車体5から取り外す時に、まず、ク
ランプ3の車体への固定を解く必要がある。しかしなが
ら、上記羽根状のクランプ3を車体5から取り外すに
は、係止段部3aが挿入された車体裏面側から、クラン
プ穴5aの内周に係止されている係止段部3aの係止を
解く必要があり、該取り外し作業を容易に行うことがで
きない。よって、ワイヤハーネスのリサイクル性が悪く
なる問題がある。
【0004】さらに、プロテクタ1は本体1aと蓋2と
からなり、本体1aに蓋2をロックしているため、車体
5からプロテクタ1を取り外した後、さらに、本体1a
と蓋2とのロックを解除して、プロテクタ1からワイヤ
ハーネスW/Hを取り出す必要があり、リサイクル性を
より悪いものとしている。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、廃車時等におけるリサイクル性を高めるため、プロ
テクタを車体より容易に取り外せるようにすると共に、
プロテクタからワイヤハーネスを容易に取り出せるよう
にすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第一に、樹脂成型品よりなる固定部材と
ワイヤハーネス収容部材の2部材からなり、上記固定部
材は、断面凹形状で、対向する両側壁内面に被係止部を
突設していると共に、底面よりL形状の係止脚部を突設
し、これら係止脚部の先端を、プロテクタ固定用の車体
穴に挿入してスライド固定させる形状とする一方、上記
ワイヤハーネス収容部材は、内部にワイヤハーネスを貫
通させる断面逆凹形状で、その両側壁に近接・離反する
方向に弾性を持たせると共に該両側壁の外面に上記被係
止部と係止する係止部を設け、上記ワイヤハーネス収容
部材の両側壁を固定部材の両側壁に沿って内嵌し、該両
側壁を弾性変形させて上記係止部を被係止部に係止させ
る一方、ワイヤハーネス収容部材の外方への引き出し作
用で両側壁を弾性変形させて係止部を被係止部より外せ
る構成としていることを特徴とするワイヤハーネス用プ
ロテクタを提供している。
【0007】上記のように、本発明のプロテクタでは、
固定部材の底面より突設しているL形状の係止脚部を車
体穴にスライド挿入する構造としているので、プロテク
タを車体より容易に取り外すことができる。また、固定
部材とワイヤハーネス収容部材からなるプロテクタへの
ワイヤハーネスの取り付けは、ワイヤハーネス収容部材
の下面開口からワイヤハーネスを挿通させた後、該ワイ
ヤハーネス収容部材の両側壁を固定部材の両側壁に沿っ
て押し込むと、両側壁の上記係止部が近接する方向に弾
性変形しつつ、固定部材の被係止部の間を通過し、その
離反する方向に復元し係止することで、ワイヤハーネス
収容部材を固定部材と簡単に組みつけることができる。
一方、ワイヤハーネス収容部材を外方へ引き出すと、両
側壁は弾性変形して係止部が被係止部より外れ、ワイヤ
ハーネス収容部材と固定部材は容易に分解して、ワイヤ
ハーネスを取り出すことができる。
【0008】好ましくは、上記固定部材の両側壁の内面
中間位置に上記被係止部を突設している一方、上記ワイ
ヤハーネス収容部材は、ワイヤハーネス貫通部より先端
側の両側壁を近接方向に屈曲させて窪み状の上記係止部
を設け、該係止部より先端側に向かって湾曲部を設け、
対向する湾曲部の先端間の外径を上記固定部材の対向す
る被係止部間の内径よりも小さく設定すると共に、湾曲
部間の最大外径を被係止部間の内径よりも大きく設定
し、かつ、ワイヤハーネス収容部材を固定部材に嵌合係
止した状態で、ワイヤハーネス収容部材を固定部材より
も突出させ、該突出した部分を把持してワイヤハーネス
収容部材を引き出すと、固定部材の被係止部が上記湾曲
部を撓ませて小径化させ、ワイヤハーネス収容部材が固
定部材より取り外せる構成としている。
【0009】上記のように、ワイヤハーネス収容部材の
対向する湾曲部の先端間の外径を上記固定部材の対向す
る被係止部間の内径よりも小さく設定することで、ワイ
ヤハーネス収容部材の先端を固定部材の被係止部間をス
ムーズに挿入でき、被係止部により湾曲部を撓ませて小
径化させつつ通過させることができる。また、湾曲部間
の最大外径を被係止部間の寸法よりも大きく設定してい
ることで、該湾曲部の最大外径部が該固定部材の対向す
る被係止部を通過したところで、該最大外径部は離反す
る方向に復元し、該被係止部に係止される。
【0010】ワイヤハーネス収容部材の固定部材からの
取り外しに際しては、ワイヤハーネス収容部材の固定部
材よりも突出した部分を把持してワイヤハーネス収容部
材を引き出すと、固定部材の被係止部が上記湾曲部を撓
ませて小径化させ、該最大外径部が固定部材の被係止部
を通過し、ワイヤハーネス収容部材を固定部材から取り
外すことができる。
【0011】さらに、上記ワイヤハーネス収容部材は、
上記係止部および上記湾曲部の先端部の内径が小さくか
つ弾性を有しているので、ワイヤハーネスを湾曲部の先
端側から挿入することができると同時に、挿入後のワイ
ヤハーネスをクリップ状に安定的に保持することができ
る。また、取り外しについても、ワイヤハーネスを上記
湾曲部の先端方向へ引っ張るだけで容易に抜き出すこと
ができる。
【0012】本発明は、第二に、逆L形状の両側壁から
なるプロテクタ固定部を車体より突設し、上記両側壁の
近接する先端横枠部を被係止部とする一方、樹脂成形品
よりなるプロテクタを設け、該プロテクタは内部にワイ
ヤハーネスを貫通させる断面逆凹型形状で、その両側壁
に近接・離反する方向に弾性を持たせると共に該両側壁
には、ワイヤハーネス貫通部より先端側に、近接方向に
屈曲させて窪み状の係止部を設け、対向する湾曲部の先
端間の外径を上記プロテクタ固定部の被係止部間の内径
より小さく設定すると共に、湾曲部間の最大外径を上記
被係止部間の内径よりも大きく設定し、上記プロテクタ
の両側壁をプロテクタ固定部の両側壁に沿って内嵌し、
該両側壁を弾性変形させて上記係止部を被係止部に係止
させる一方、プロテクタ固定部より突出した部分を把持
してプロテクタを引き出すと、プロテクタ固定部材の被
係止部が上記湾曲部を撓ませて小径化させ、プロテクタ
がプロテクタ固定部材より取り外せる構成としているプ
ロテクタの車体固定構造を提供している。
【0013】上記第二の発明では、車体側に逆L形状の
両側壁からなるプロテクタ固定部を突設させ、上記両側
壁の近接する先端横枠部を被係止部とすることで、ワイ
ヤハーネス用プロテクタは上記第一発明のワイヤハーネ
ス収容部材のみから構成している。これによりプロテク
タの部品点数を削減することができると共に、プロテク
タの部材同士の取り付け/取り外しの作業を無くすこと
ができる。
【0014】リサイクル時にプロテクタを車体より取り
外す場合、プロテクタを外方へ引き出すことにより、そ
の係止部が車体のプロテクタ固定部の被係止部により撓
まされて小径化し、被係止部の間より係止部が抜き出
て、プロテクタが車体より取り外される。また、プロテ
クタを車体から取り外した後は、プロテクタの開口から
ワイヤハーネスを引き出すだけでよく、プロテクタから
のワイヤハーネスの取り外し作業をワンタッチで行うこ
とができ、リサイクル性を高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図5は第一実施形態を示
す。図1に示すように、ワイヤハーネス用のプロテクタ
10は、ワイヤハーネスW/Hを貫通させるワイヤハー
ネス収容部材11と、ワイヤハーネス収容部材11の保
持と車体への固定を行なう固定部材13とからなる。
【0016】ワイヤハーネス収容部材11は、内部にワ
イヤハーネスW/Hを貫通させる断面逆凹形状で、上壁
11bと左右両側壁11cとからなり、長さ方向の前後
両端はワイヤハーネス引き出し口とすると共に、下面は
開口11dとしている。上記左右両側壁11cの下部に
は、両側壁を近接方向に倒U形状に屈曲させた窪み状の
係止部11aを設けている。該係止部11aより先端側
に向かって内方へ円弧状の屈曲させた湾曲部11eを設
けている。この対向する湾曲部11eの間をワイヤハー
ネス差し込み用の下面開口11dとしている。上記係止
部11aより上方の空間をワイヤハーネス挿通部11f
としている。
【0017】上記対向する湾曲部11eの先端11e−
1間の外径をD1とし、湾曲部11の最大外径部11e
−2の間の外径をD2としている。また、左右の係止部
11aの間の外径をD3としている。
【0018】固定部材13は、断面凹形状で、底壁13
cと左右両側壁13dを備え、上面を開口とすると共
に、長さ方向の前後両端は開口としている。対向する両
側壁13dの内面の中間位置に被係止部13aを対向さ
せて突設している。この被係止部13aの先端間の内径
d1はワイヤハーネス収容部材11の湾曲部11eの先
端11e−1間の外径D1よりは大きく、湾曲部11e
の最大外径部11e−2の外径D2より小さく設定して
いる。即ち、D2〉d1〉D1の関係に設定している。
さらに、係止部11aの間の外径D3は被係止部13a
の間の内径d1と同等以下としている。
【0019】固定部材13の底壁13cの4隅からL形
状の係止脚部13bを突設し、その下端に、同一方向に
屈折させた下端係止片13b−1を設けている。
【0020】また、固定部材13の両側壁13dの高さ
はワイヤハーネス収容部材11の両側壁11cの高さよ
り低く設定し、固定部材13にワイヤハーネス収容部材
11を組みつけた状態で、ワイヤハーネス収容部材11
が固定部材13より突出するようにしている。
【0021】上記プロテクタ10を固定する位置の車体
14には、上記係止脚部13bの下端係止片13b−1
を挿入させる穴14bを穿設している。これら車体14
の穴14bには下端係止片13b−1をそれぞれスライ
ド挿入させると固定される構成としている。
【0022】次に、ワイヤハーネス用プロテクタ10を
用いたワイヤハーネスの車体14への固定手順を説明す
る。まず、ワイヤハーネス収容部材11にワイヤハーネ
スW/Hを下端開口11dより挿入し、係止部11aを
通してワイヤハーネス挿通部11fに押し込んで、ワイ
ヤハーネス収容部材11の内部にワイヤハーネスW/H
を保持させる。この状態で、ワイヤハーネス収容部材1
1を固定部材13の内部に押し込み、湾曲部11eを固
定部材13の被係止部13aにより撓ませて通過させ、
係止部11aに被係止部13aを挿入係止させることに
より、ワイヤハーネス収容部材11と固定部材13とを
組みつける。
【0023】上記ワイヤハーネス収容部材11と固定部
材13の組みつけ時、ワイヤハーネス収容部材11の対
向する湾曲部11eの先端間の外径D1を固定部材13
の対向する被係止部13aの内径d1よりも小さく設定
しているため、被係止部13a間にスムーズに挿入で
き、被係止部13aにより湾曲部11eを撓ませて小径
化させつつ通過させることができる。また、湾曲部11
eの最大外径部11e−2の外径D2を被係止部13a
の内径d1よりも大きく設定していることで、該湾曲部
11eの最大外径部11e−2が固定部材13の対向す
る被係止部13aを通過したところで、最大外径部11
e−2は離反する方向に復元し、係止部11aに被係止
部13bが落とし込まれて係止される。
【0024】また、固定部材13の両側壁13dよりワ
イヤハーネス収容部材11の両側壁11cを低くしてい
るため、ワイヤハーネス収容部11の上部は固定部材1
3より突出している。
【0025】このように、ワイヤハーネスW/Hを挿通
させた収容部材11に固定部材13を組みつけておき、
この状態で固定部材13を車体14に取り付ける。即
ち、固定部材13の底壁13aを傾斜させて、L形状の
係止脚部13bの下端係止片13b−1を図4(A)に
示すように、車体14の穴14aにスライド挿入させ
る。このように、挿入させるだけで、図4(B)に示す
ようにプロテクタ10は車体10に固定される。
【0026】廃車時等において、ワイヤハーネスW/
H、プロテクタ10を車体14より取り外す場合、ワイ
ヤハーネス収容部材11の上部が固定部材13よりも突
出させているため、この突出した部分を把持してワイヤ
ハーネス収容部材11を引き出すと、固定部材13の被
係止部13aが上記湾曲部11eを撓ませて小径化さ
せ、最大外径部11eー2が固定部材13の被係止部1
3aを通過し、ワイヤハーネス収容部材11を固定部材
13から取り外すことができる。
【0027】その後、固定部材13の底壁13cを斜め
方向として、係止脚部13bの下端係止片13b−1を
挿入方向と逆方向にスライドさせて、車体14の穴14
aから下端係止片13b−1を抜き出すことができる。
これにより、固定部材13を車体14から簡単に取り外
すことができる。
【0028】取り外されたワイヤハーネス収容部材11
からワイヤハーネスW/Hの取り出しは、ワイヤハーネ
ス収容部材11の前後両側から引き出されているワイヤ
ハーネスW/Hを把持して、下端開口11d側へと引っ
張ることにより、簡単に下端開口11dを通して取り出
すことができる。
【0029】なお、本実施形態はワイヤハーネス収容部
材11では、両側壁を屈曲させて係止部を形成している
が、ワイヤハーネス収容部材11の両側壁の先端部の外
面に、離反する方向に一対の係止爪を突設する構成して
もよい。
【0030】図6(A)(B)は本発明の第二実施形態
を示す。第二実施形態では、車体14’に逆L形状の両
側壁からなるプロテクタ固定部14b’を突設させ、プ
ロテクタ固定部14b’の近接する先端横枠部を被係止
部14c’としている。ワイヤハーネス用プロテクタ1
0’は第一実施形態の上記ワイヤハーネス収容部材11
と同質・同形状であるプロテクタ20の1部材のみで構
成している。
【0031】上記プロテクタ20の両側壁20cの下部
を屈曲させて係止部20a、湾曲部20eを連続して設
け、湾曲部20eの先端20e−1間の外径D1’、湾
曲部20eの最大外径部20e−2間の外径D2’は、
上記プロテクタ固定部14B’の被係止部14c’間の
内径d1’と、D2’〉d1’〉D1’の関係に設定し
ている。
【0032】上記プロテクタ20内にワイヤハーネスW
/Hを挿入し、係止部20aで保持した状態としてお
き、車体14’のプロテクタ固定部14b’にプロテク
タ20を第一実施形態と同様の手法で押し込む。これに
より、プロテクタ固定部14b’の被係止部14c’が
プロテクタ20の係止部20aに挿入係止され、プロテ
クタ20は車体14’に略ワンタッチで簡単に固定でき
る。
【0033】廃車等でワイヤハーネスW/Hを車体1
4’より外してリサイクルする時、プロテクタ20を車
体14’より引き剥がす方向に引っ張ると、湾曲部20
eが被係止部14c’との接触で撓んで小径化し、被係
止部14c’を通過して、プロテクタ20を車体14’
より取り外すことが簡単にできる。
【0034】このように、第二実施形態では、固定部材
を車体側に一体的に形成しているため、プロテクタとし
ては固定部材が不要となり、部品点数を削減することが
できる。但し、車体側にプロテクタ固定部を設けておく
ことが必要となる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のプロテクタはクランプを用いることなく車体に固定し
ているため、廃車等のリサイクル時においてクランプの
取り外し作業を不要とでき、簡単に車体より取り外せる
ためにリサイクル性を高めることができる。また、車体
から取り外した状態でプロテクタは破壊されないので、
プロテクタ自体をリサイクルすることができる。
【0036】プロテクタをワイヤハーネス収容部材と固
定部材との組み合わせで構成した場合には、固定部材に
突設した係止脚部を車体の穴にスライド挿入するだけで
プロテクタを固定できると共に、スライドさせて取り外
すことができ、ワンタッチでプロテクタを車体に取付お
よび取り外すことができる。
【0037】また、車体側にプロテクタ固定部を設けた
場合には、プロテクタはワイヤハーネス収容部材の1部
材のみとなり、部品点数を減らすことができると共に、
車体へのプロテクタの取付及び取り外しもより簡単とな
り、かつ、プロテクタからのワイヤハーネスの引き出し
も簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態のワイヤハーネス用プロテクタ
および車体の分解斜視図である。
【図2】 第一実施形態のワイヤハーネス用プロテクタ
の分解正面図である。
【図3】 (A)はワイヤハーネス収容部材を固定部材
に係止する直前の正面図、(B)はワイヤハーネス収容
部材を固定部材に係止した状態の正面図である。
【図4】 (A)は固定部材の係止脚部を車体穴に取り
付ける直前の拡大断面図、(B)はその取り付けた状態
の拡大断面図である。
【図5】 ワイヤハーネス用プロテクタを車体へ取り付
けた状態の斜視図である。
【図6】 (A)は第二実施形態のワイヤハーネス用プ
ロテクタおよび車体の分解斜視図、(B)は断面図であ
る。
【図7】 (A)は従来例の斜視図、(B)は断面図で
ある。
【符号の説明】
W/H ワイヤハーネス 10 ワイヤハーネス用プロテクタ 11 ワイヤハーネス収容部材 11a 係止部 11c 両側壁 11e 湾曲部 13 固定部材 13a 被係止部 13b 係止脚部 14、14’ 車体 14a 穴 14b’ プロテクタ固定部 14c’ 被係止部 20 プロテクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 3/38 H02G 3/28 F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成型品よりなる固定部材とワイヤハ
    ーネス収容部材の2部材からなり、 上記固定部材は、断面凹形状で、対向する両側壁内面に
    被係止部を突設していると共に、底面よりL形状の係止
    脚部を突設し、これら係止脚部の先端を、プロテクタ固
    定用の車体穴に挿入してスライド固定させる形状とする
    一方、 上記ワイヤハーネス収容部材は、内部にワイヤハーネス
    を貫通させる断面逆凹形状で、その両側壁に近接・離反
    する方向に弾性を持たせると共に該両側壁の外面に上記
    被係止部と係止する係止部を設け、 上記ワイヤハーネス収容部材の両側壁を固定部材の両側
    壁に沿って内嵌し、該両側壁を弾性変形させて上記係止
    部を被係止部に係止させる一方、ワイヤハーネス収容部
    材の外方への引き出し作用で両側壁を弾性変形させて係
    止部を被係止部より外せる構成としていることを特徴と
    するワイヤハーネス用プロテクタ。
  2. 【請求項2】 上記固定部材の両側壁の内面中間位置に
    上記被係止部を突設している一方、 上記ワイヤハーネス収容部材は、ワイヤハーネス貫通部
    より先端側の両側壁を近接方向に屈曲させて窪み状の上
    記係止部を設け、該係止部より先端側に向かって湾曲部
    を設け、対向する湾曲部の先端間の外径を上記固定部材
    の対向する被係止部間の内径よりも小さく設定すると共
    に、湾曲部間の最大外径を被係止部間の内径よりも大き
    く設定し、 かつ、ワイヤハーネス収容部材を固定部材に嵌合係止し
    た状態で、ワイヤハーネス収容部材を固定部材よりも突
    出させ、該突出した部分を把持してワイヤハーネス収容
    部材を引き出すと、固定部材の被係止部が上記湾曲部を
    撓ませて小径化させ、ワイヤハーネス収容部材が固定部
    材より取り外せる構成としている請求項1に記載のワイ
    ヤハーネス用プロテクタ。
  3. 【請求項3】 逆L形状の両側壁からなるプロテクタ固
    定部を車体より突設し、上記両側壁の近接する先端横枠
    部を被係止部とする一方、 樹脂成形品よりなるプロテクタを設け、該プロテクタは
    内部にワイヤハーネスを貫通させる断面逆凹型形状で、
    その両側壁に近接・離反する方向に弾性を持たせると共
    に該両側壁には、ワイヤハーネス貫通部より先端側に、
    近接方向に屈曲させて窪み状の係止部を設け、対向する
    湾曲部の先端間の外径を上記プロテクタ固定部の被係止
    部間の内径より小さく設定すると共に、湾曲部間の最大
    外径を上記被係止部間の内径よりも大きく設定し、 上記プロテクタの両側壁をプロテクタ固定部の両側壁に
    沿って内嵌し、該両側壁を弾性変形させて上記係止部を
    被係止部に係止させる一方、 プロテクタ固定部より突出した部分を把持してプロテク
    タを引き出すと、プロテクタ固定部材の被係止部が上記
    湾曲部を撓ませて小径化させ、プロテクタがプロテクタ
    固定部材より取り外せる構成としているプロテクタの車
    体固定構造。
JP2001008230A 2001-01-16 2001-01-16 ワイヤハーネス用プロテクタおよびプロテクタの車体固定構造 Withdrawn JP2002218623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001008230A JP2002218623A (ja) 2001-01-16 2001-01-16 ワイヤハーネス用プロテクタおよびプロテクタの車体固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001008230A JP2002218623A (ja) 2001-01-16 2001-01-16 ワイヤハーネス用プロテクタおよびプロテクタの車体固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002218623A true JP2002218623A (ja) 2002-08-02

Family

ID=18875875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001008230A Withdrawn JP2002218623A (ja) 2001-01-16 2001-01-16 ワイヤハーネス用プロテクタおよびプロテクタの車体固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002218623A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207669A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Mitsubishi Motors Corp 導管支持装置
JP2009142006A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Yazaki Corp ワイヤーハーネス用プロテクタ
JP2009232565A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Yazaki Corp ワイヤハーネスプロテクタ
JP2009232566A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Yazaki Corp ワイヤハーネスプロテクタ
JP2010209929A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Chuo Spring Co Ltd 固定治具
KR101151902B1 (ko) 2011-05-19 2012-05-31 주식회사 경신 프로텍터 고정장치
JP2014520682A (ja) * 2011-07-18 2014-08-25 アトラス・コプコ・インダストリアル・テクニーク・アクチボラグ 動力工具保持具
CN107332170A (zh) * 2017-07-24 2017-11-07 陈文征 一种线缆接头处的固定结构
WO2023006527A1 (fr) 2021-07-28 2023-02-02 Latelec Dispositif de derivation pour chemin de cables d'aeronef
CN116696910A (zh) * 2023-06-29 2023-09-05 致欧家居科技股份有限公司 阴型连接件、阳型连接件、连接装置、物品和物品组件

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207669A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Mitsubishi Motors Corp 導管支持装置
JP2009142006A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Yazaki Corp ワイヤーハーネス用プロテクタ
JP2009232565A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Yazaki Corp ワイヤハーネスプロテクタ
JP2009232566A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Yazaki Corp ワイヤハーネスプロテクタ
JP2010209929A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Chuo Spring Co Ltd 固定治具
KR101151902B1 (ko) 2011-05-19 2012-05-31 주식회사 경신 프로텍터 고정장치
JP2014520682A (ja) * 2011-07-18 2014-08-25 アトラス・コプコ・インダストリアル・テクニーク・アクチボラグ 動力工具保持具
CN107332170A (zh) * 2017-07-24 2017-11-07 陈文征 一种线缆接头处的固定结构
WO2023006527A1 (fr) 2021-07-28 2023-02-02 Latelec Dispositif de derivation pour chemin de cables d'aeronef
FR3125925A1 (fr) * 2021-07-28 2023-02-03 Latelec Dispositif de dérivation pour chemin de câbles d’aéronef
CN116696910A (zh) * 2023-06-29 2023-09-05 致欧家居科技股份有限公司 阴型连接件、阳型连接件、连接装置、物品和物品组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3695354B2 (ja) ワイヤハーネス用のクランプ
WO2011013392A1 (ja) ワイヤハーネス用プロテクタのロック構造
JP4329752B2 (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JP2002218623A (ja) ワイヤハーネス用プロテクタおよびプロテクタの車体固定構造
JP5454486B2 (ja) ロック構造
JP2008164085A (ja) クリップ
JP2006197659A (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JP3337008B2 (ja) コネクタ
JP3066714B2 (ja) ロック機構
JP5096895B2 (ja) ワイヤーハーネス用プロテクタ
JPH0214247Y2 (ja)
JP2004166336A (ja) ワイヤハーネス外装材のロック構造
JP2003317594A (ja) リレーブロック
JP2009183100A (ja) ワイヤハーネス用クリップ
JP4049242B2 (ja) クリップ
JP2004166452A (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JP2001200815A (ja) ロック機構
JPH06231643A (ja) グロメット
JP4232904B2 (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JP4245935B2 (ja) アシストグリップの取付構造
JP2009234357A (ja) 開閉蓋構造
JP4252859B2 (ja) ロック構造
JPH08222328A (ja) 器壁へのハウジングの取付構造
JP2001056008A (ja) ロック機構
JP2002058139A (ja) ケーブルや配線などの挿通穴の保護カバー

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080401