JP2009232565A - ワイヤハーネスプロテクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスの解体作業性を効率化して、分別回収できる環境性能に優れたワイヤハーネスプロテクタを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネスプロテクタ10は、ワイヤハーネス収容部23を備えた中空筒状のプロテクタ本体11と、プロテクタ本体の外面に形成された、構造物に取り付けるための取付部と、取付部とは反対側のプロテクタ本体の部分に形成され、ワイヤハーネス延長方向に延長する割れ目部を有しており、割れ目部によって観音開き状に開閉可能である開閉部16,17と、開閉部の外面に設けられた複数の係止部20,21と、割れ目部を覆うように開閉部の外面に配置され、複数の係止部にそれぞれ係脱自在に係合する複数の被係止部24を有するベルト状ロック部材12とを備える。解体する時は、ワイヤハーネスとともにベルト状ロック部材を引き上げ、被係止部と係止部との係合が解除され、ワイヤハーネスが開閉部を押し上げて開放される。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワイヤハーネスを収容して構造物に取り付けられるワイヤハーネスプロテクタに関し、特に、環境対応策として、構造物上のワイヤハーネスの分別回収のための解体作業を容易にするための改良に関する。
近年、廃棄物中の資源のリサイクル化等により環境への負荷を軽減する環境対応策の一つとして、使用済み製品の廃棄時に各種の部品の分別回収のための解体作業を容易にする工夫等が要求されている。
このような分別回収を容易にするワイヤハーネスプロテクタの一例として、図11、図12に示すように、ウェルドライン101を破断させながらワイヤハーネスWを引き出すようにしたワイヤハーネスプロテクタ100がある(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に開示されたワイヤハーネスプロテクタ100では、ワイヤハーネスWを収容する本体102の一端から他端までの構造物取付側にウェルドライン101が設けられており、本体102に装着されたクリップ103が車両のボディパネル等の構造物Bに嵌め込まれることで、ワイヤハーネスWが構造物B上に配索される。
分別回収のための解体時に、ワイヤハーネスWを構造物Bから剥すに際し、ワイヤハーネスWに専用の治具を引っ掛けてワイヤハーネスWを図9中の左方向に向けて引っ張ることで、ワイヤハーネスWとともにワイヤハーネスプロテクタ100が構造物Bから分離される。
そして、本体102からクリップ103を抜き出して、ワイヤハーネスプロテクタ100をひっくり返しにしてウェルドライン101を上面に向けてから、ワイヤハーネスプロテクタ100を一方の手で押さえ、他方の手でウェルドライン101を押すようにワイヤハーネスWを引っ張り上げる。
すると、ウェルドライン101の一端に荷重がかかり、ワイヤハーネスWの引き上げに伴ってウェルドライン101が一端から他端に向けて連続的に破断されていくことで、ワイヤハーネスWがワイヤハーネスプロテクタ100から分離される。
ワイヤハーネスWがワイヤハーネスプロテクタ100から分離されることで、銅線等を含むワイヤハーネスWと、樹脂材料からなるワイヤハーネスプロテクタ100と、が分別される。
特開2007−221870号公報
ところが、上記特許文献1に開示されたワイヤハーネスプロテクタ100は、以下の四つの課題を有する。
課題の一つ目は、分別のための解体時に、本体102に挿通されているクリップ103を本体102から分離させるに際し、専用の治具によりクリップ103を本体102から抜き出すか、或いは、カッター等でクリップ103を切断する等しなければならないことである。その場合、ワイヤハーネスWが長尺であると、クリップ103を本体102から抜き出す作業が面倒であり、カッター等で切断する作業とともに、解体作業を簡単に行えないおそれがある。
課題の二つ目は、同じく分別のための解体時に、構造物B側に配置されているウェルドライン101がワイヤハーネスWの引き上げ方向に向くように、ワイヤハーネスプロテクタ100をひっくり返さなければならないので、その作業をし難いことである。
課題の三つ目は、同じく分別のための解体時に、ウェルドライン101を目印にしてワイヤハーネスWを引き上げるために、作業者がウェルドライン101を探さなければならなず、そのため、作業者に熟練を要することになって、経験の浅い作業者では、作業が容易でないことである。
課題の四つ目は、ワイヤハーネスWの位置決めをするために、ワイヤハーネスプロテクタ100の端部をワイヤハーネスWにテープ巻きしている場合、分別のための解体時に、カッター等で、そのテープ巻きを破断しなければならない。そのため、作業性が良好とは言えないことである。
本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、ワイヤハーネスを構造物から取り外す作業を簡単にすることで分別回収のための解体作業性を良好にし、且つ効率化することができる環境性能に優れたワイヤハーネスプロテクタを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 構造物に取り付け可能なワイヤハーネスプロテクタであって、
ワイヤハーネスをその延長方向に沿って収容するためのワイヤハーネス収容部として中空部を備えた中空筒状のプロテクタ本体と、
該プロテクタ本体の外面に形成された、前記構造物に取り付けるための取付部と、
該取付部とは反対側の前記プロテクタ本体の部分に形成され、前記延長方向に延長する割れ目部を有しており、該割れ目部によって観音開き状に開閉可能である開閉部と、
前記割れ目部を挟んで両側に位置するように前記開閉部の外面に設けられた複数の係止部と、
前記割れ目部を覆うように前記開閉部の外面の上に配置され、前記割れ目部を形成し且つ前記延長方向と交差する方向に対向する前記開閉部の分割面どうしが対向状態に保持されるように前記複数の係止部にそれぞれ係脱自在に係合する複数の被係止部を有するベルト状ロック部材と、
を備え、
前記ベルト状ロック部材が、前記プロテクタ本体から前記延長方向に張り出すように延長しており、
前記ワイヤハーネス収容部に前記ワイヤハーネスが収容され且つ前記ベルト状ロック部材の前記被係止部が前記係止部と係合した状態で、当該ワイヤハーネスが当該ベルト状ロック部材側に該ベルト状ロック部材とともに引き上げられた際に、前記被係止部と前記係止部との係合が解除され、これにより前記ワイヤハーネスが前記開閉部を押し上げて開放し且つ前記割れ目部を介して前記ワイヤハーネス収容部から導出されることを特徴とするワイヤハーネスプロテクタ。
(2) 前記ベルト状ロック部材の前記プロテクタ本体から前記延長方向に張り出すように延長した部分が、前記ワイヤハーネスにテープ巻きで結束されることを特徴とする前記(1)記載のワイヤハーネスプロテクタ。
(3) 前記プロテクタ本体に、前記取付部として前記構造物への取付け用のクリップが一体に形成されていることを特徴とする前記(1)または(2)記載のワイヤハーネスプロテクタ。
(4) 前記プロテクタ本体の前記係止部が突起であり、前記ベルト状ロック部材の前記被係止部が前記突起と係合する孔であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか記載のワイヤハーネスプロテクタ。
(5) 前記プロテクタ本体の前記係止部が孔であり、前記ベルト状ロック部材の前記被係止部が前記孔に係合する突起であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか記載のワイヤハーネスプロテクタ。
(6) 前記プロテクタ本体の前記係止部各々が、前記分割面と面一となる分割面を有する分割自在な突起対であることを特徴とする前記(4)記載のワイヤハーネスプロテクタ。
(7) 前記プロテクタ本体の前記係止部が前記開閉部のそれぞれの外面に設けられて、単独で係止部を構成し、前記ベルト状ロック部材の前記被係止部は前記係止部のそれぞれに対応して設けられていることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか記載のワイヤハーネスプロテクタ。
前記(1)の構成によれば、ワイヤハーネスをベルト状ロック部材とともに引き上げることで、ベルト状ロック部材が係止突起から係止解除され、開閉部がワイヤハーネス収容部を開放する。これにより、分別のための解体時に、ワイヤハーネスを引き上げるだけで、ワイヤハーネスをプロテクタから離脱することができるとともに構造物から簡単に分離することができ、作業性を良好にして効率化を図ることができる。
上記(2)の構成によれば、ベルト状ロック部材がワイヤハーネスにテープ巻きで結束されることで、ワイヤハーネスがテープ巻きによりベルト状ロック部材に一体化されるために、ワイヤハーネスの配索状態ではワイヤハーネスとプロテクタとが適正に位置決めされ、ワイヤハーネスの姿勢が安定する。また、解体時には、ワイヤハーネスを引き上げるだけで、一体化されたワイヤハーネスとベルト状ロック部材とをいっしょに引き上げることができる。そのため、ワイヤハーネスの構造物からの分離をさらに簡単に行うことができる。
上記(3)の構成によれば、ワイヤハーネスプロテクタを構造物へ取付ける際に、ワイヤハーネスプロテクタを構造物に直接取り付けることができる。そのため、従来のもののように、本体にクリップを装着する必要がなくなるので、配索作業を簡単に行うことができる。
上記(4)、(5)の構成によれば、簡単な構成で係止部を形成できるので、プロテクタ本体、ベルト状ロック部材の製造が容易である。
上記(6)の構成によれば、1つの係止孔で分割された係止突起対を係止できるので、ベルト状ロック部材の構成が簡単であり、製造が容易である。
上記(7)の構成によれば、開閉部のそれぞれが確実に係止されるので、ワイヤハーネスの収容状態を安定して保持することができる。
本発明に係るワイヤハーネスプロテクタでは、構造物上に配索されているワイヤハーネスを構造物から取り外す際に、ワイヤハーネスをベルト状ロック部材とともに引き上げるだけで、プロテクタ本体のワイヤハーネス収容部が開放されて、ワイヤハーネスを構造物から取り外すことができる。
即ち、ワイヤハーネスを構造物から取り外す際に、ワイヤハーネスを取り外すための専用の治具や、クリップおよびテープ巻きを切断するためのカッター等を必要とせずに、極めて簡単にワイヤハーネスを構造物から取り外すことができる。
従って、ワイヤハーネスが配索されている構造物を廃棄する際における、ワイヤハーネスの分別回収のための解体作業を容易に且つ効率化することができ、廃棄物中の資源のリサイクル化等の環境対応に適したワイヤハーネスの分離・分別回収を容易にすることができる。
以下、本発明に係るワイヤハーネスプロテクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図8は本発明に係るワイヤハーネスプロテクタの一実施形態を示すもので、図1は本発明に係るワイヤハーネスプロテクタの一実施形態に適用されるプロテクタ本体の前方斜め上方から視た外観斜視図、図2は図1に示したプロテクタ本体のI−I線断面図、図3は本発明に係るワイヤハーネスプロテクタの一実施形態に適用されるベルト状ロック部材の前方斜め上方から視た外観斜視図、図4は本発明に係るワイヤハーネスプロテクタの一実施形態の前方斜め上方から視た外観斜視図である。
また、図5は図4に示したワイヤハーネスプロテクタのII−II線断面図、図6はワイヤハーネスプロテクタからワイヤハーネスを取り外す手順の第1段階を説明する側面図、図7は図6に示したワイヤハーネスプロテクタからワイヤハーネスを取り外す手順の第2段階を説明する側面図、図8は図6に示したワイヤハーネスプロテクタからワイヤハーネスを取り外す手順の第3段階を説明する側面図である。
この一実施形態のワイヤハーネスプロテクタ10は、ワイヤハーネスWを収容するプロテクタ本体11と、このプロテクタ本体11に装着されるベルト状ロック部材12と、を備えて、ワイヤハーネスWを車両のボディパネル等の構造物Bに固定するものである。
図1に示すように、プロテクタ本体11は、若干の可撓性を有する樹脂材等の高分子材料を用いて、断面視矩形C字形状の筒状に形成されている。
プロテクタ本体11は、底板13と、底板13の両側端部に接続された一対の側板14,15と、側板14,15の上端部に接続された一対の天板である開閉部16,17とを有する。
開閉部16,17は、底板13の半分の幅寸法を有しており、その中央端縁部に、長手方向(ワイヤハーネスの軸方向)の一端部開口側から他端部開口側までの全長に渡って一対の分割面18,19をそれぞれ有する。分割面18,19は、ワイヤハーネスWの軸方向に平行に配置されて割れ目部27を構成している。
また、プロテクタ本体11は、分割面18,19と同一の面を有して、開閉部16,17上に4対の分割係止突起20,21をそれぞれ有する。
図2に示すように、プロテクタ本体11は、底板13の下面中央部に、構造物Bへの取付け用の2個のクリップ22が一体に形成されている。
プロテクタ本体11は、一対の分割面18,19が当接されることで、分割係止突起20,21が一体の係止突起形状に形作られる。そして、プロテクタ本体11は、内側に、ワイヤハーネス収容部23が形成される。
図3に示すように、ベルト状ロック部材12は、弾性を有する樹脂材等の高分子材料を用いて、プロテクタ本体11よりも小さい厚さ寸法を有して板形状に形成されている。
また、ベルト状ロック部材12は、プロテクタ本体11よりも長く、プロテクタ本体11からオーバーハング状に張り出す長さ寸法を有しており、プロテクタ本体11の4個の分割係止突起20,21に対応した4箇所に係止孔24をそれぞれ有する。
そして、ベルト状ロック部材12は、反係止孔24側に、プロテクタ本体11からオーバーハングする張出部25を有する。この張出部25は、ワイヤハーネスWと結束するためのテープ巻き付け部として機能する。
図4に示すように、ワイヤハーネスプロテクタ10は、一対の分割面19,20がそれぞれ当接されて一体の係止突起形状に形作られる分割係止突起20,21に、ベルト状ロック部材12の係止孔24がそれぞれ係止されることで、プロテクタ本体11とベルト状ロック部材12とが一体的に組み立てられる。
図5に示すように、ベルト状ロック部材12がプロテクタ本体11に装着されることで、分割面19,20がそれぞれ当接された状態が保持され、プロテクタ本体11が箱形状に形成される。
図6に示すように、ワイヤハーネスプロテクタ10は、使用にあたり、プロテクタ本体11のワイヤハーネス収容部23にワイヤハーネスWが収められ、プロテクタ本体11の分割係止突起20,21に、ベルト状ロック部材12の係止孔24がそれぞれ係止される。
そして、プロテクタ本体11のクリップ22が構造物Bに形成されているクリップ孔B1に係止されてから、ワイヤハーネスWの位置決め、即ち、プロテクタ本体11のワイヤハーネス収容部23内において、ワイヤハーネスWを筒方向に前後させてワイヤハーネスWの弛みや余長を無くした後に、ベルト状ロック部材12の張出部25にテープ巻き26が施される。
これにより、ワイヤハーネスWとワイヤハーネスプロテクタ10との組体が構造物Bに取り付けられて、ワイヤハーネスWが構造物B上の所定位置に配索される。
次に、図6、図7、図8を参照して、ワイヤハーネスプロテクタ10からワイヤハーネスWを取り外す手順について説明する。
ワイヤハーネスWが配索されている構造物Bを廃棄する必要が生じた際に、まず、ワイヤハーネスWが構造物Bから離れる方向である図6中の矢印方向に引き上げられる。このとき、ワイヤハーネスWは、テープ巻き26によって、ベルト状ロック部材12の張出部25において結束されているために、ワイヤハーネスWの引き上げ力がテープ巻き26を介してベルト状ロック部材12の張出部25に与えられる。
図7に示すように、ワイヤハーネスWがベルト状ロック部材12とともに構造物Bから離れる方向に引き上げられることで、ベルト状ロック部材12が、プロテクタ本体11側を凸として弓なり形状にしなり始め、これに伴う反力により、4個の係止孔24のうちの、張出部25寄りの係止孔24が、プロテクタ本体11の分割係止突起20,21から外れる。
これにより、プロテクタ本体11は、分割面18,19からなる割れ目部27を有する開閉部16,17が、その割れ目部27の長手方向一端側から弾性変形されながら観音開き状に開かれていき、ワイヤハーネス収容部23が開放され始める。
図8に示すように、ワイヤハーネスWがさらに引き上げられることで、ベルト状ロック部材12がしなり続け、その反力により、4個の係止孔24のうちの、残りの係止孔24が、プロテクタ本体11の分割係止突起20,21から順次外れていく。
これにより、プロテクタ本体11の開閉部16,17が開かれて、ワイヤハーネス収容部23が開放され、ワイヤハーネスWとベルト状ロック部材12とがプロテクタ本体11から離脱することで分別がなされる。
このとき、解体作業者は、ワイヤハーネスを取り外すための専用の治具や、クリップおよびテープ巻きを切断するためのカッター等を用いずに、ワイヤハーネスWを引き上げるだけの単純作業を行うこととなる。
以上説明したように、ワイヤハーネスプロテクタ10によれば、構造物B上に配索されているワイヤハーネスWを構造物Bから取り外す際に、ワイヤハーネスWをベルト状ロック部材12とともに引き上げるだけで、プロテクタ本体11が開放されて、ワイヤハーネスWを構造物Bから取り外すことができる。
即ち、ワイヤハーネスWを構造物Bから取り外す際に、ワイヤハーネスWを取り外すための専用の治具や、クリップおよびテープ巻きを切断するためのカッター等を必要とせずに、極めて簡単にワイヤハーネスWを構造物から取り外すことができる。
従って、ワイヤハーネスWが配索されている構造物Bを廃棄する際における、ワイヤハーネスWの分別回収のための解体作業を容易に且つ効率化することができ、廃棄物中の資源のリサイクル化等の環境対応に適したワイヤハーネスWの分離・分別回収を容易にすることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、テープ巻きによってワイヤハーネスをベルト状ロック部材に連結するのに代えて、一般に市販されている結束ファスナー等の汎用手段を用いたり、或いは、ベルト状ロック部材の張出部にワイヤハーネスを保持するためのC字形状の把持部を形成したりしても良い。また、ベルト状ロック部材をワイヤハーネスに結束せずに、ワイヤハーネスをベルト状ロック部材の張出部に重なるように引き上げるようにしても良い。
また、図9に示すように、一対の開閉部のそれぞれに、並列に独立した係止突起を設けても良い。この場合、ベルト状ロック部材の係止孔は、図10に示すように、係止突起に対応して並列に設けられる。また、プロテクタ本体に係止孔を設け、ベルト状ロック部材に係止突起を設けてもよい。
さらに、ベルト状ロック部材は、図示した樹脂製に代えて、金属製であっても良い。そうすれば、ワイヤハーネスといっしょにベルト状ロック部材をプロテクタ本体から分離することで、銅線等を含むワイヤハーネスおよび金属製のベルト状ロック部材と、樹脂材料からなるプロテクタ本体と、を分別できるために、分別作業の効率をさらに向上させることができる。
本発明に係るワイヤハーネスプロテクタの一実施形態に適用されるプロテクタ本体の前方斜め上方から視た外観斜視図である。 図1に示したプロテクタ本体のI−I線断面図である。 本発明に係るワイヤハーネスプロテクタの一実施形態に適用されるベルト状ロック部材の前方斜め上方から視た外観斜視図である。 本発明に係るワイヤハーネスプロテクタの一実施形態の前方斜め上方から視た外観斜視図である。 図4に示したワイヤハーネスプロテクタのII−II線断面図である。 ワイヤハーネスプロテクタからワイヤハーネスを取り外す手順の第1段階を説明する側面図である。 図6に示したワイヤハーネスプロテクタからワイヤハーネスを取り外す手順の第2段階を説明する側面図である。 図6に示したワイヤハーネスプロテクタからワイヤハーネスを取り外す手順の第3段階を説明する側面図である。 プロテクタ本体の変形例の斜視図である。 ベルト状ロック部材の変形例の斜視図である。 従来のワイヤハーネスプロテクタの断面図である。 図9に示したワイヤハーネスプロテクタからワイヤハーネスを取り外す際の概略図である。
符号の説明
10 ワイヤハーネスプロテクタ
11 プロテクタ本体
12 ベルト状ロック部材
18 分割面(割れ目部)
19 分割面(割れ目部)
20 分割係止突起(係止突起)
21 分割係止突起(係止突起)
22 クリップ
23 ワイヤハーネス収容部
24 係止孔(被係止部)
26 テープ巻き
27 割れ目部
B 構造物
W ワイヤハーネス

Claims (7)

  1. 構造物に取り付け可能なワイヤハーネスプロテクタであって、
    ワイヤハーネスをその延長方向に沿って収容するためのワイヤハーネス収容部として中空部を備えた中空筒状のプロテクタ本体と、
    該プロテクタ本体の外面に形成された、前記構造物に取り付けるための取付部と、
    該取付部とは反対側の前記プロテクタ本体の部分に形成され、前記延長方向に延長する割れ目部を有しており、該割れ目部によって観音開き状に開閉可能である開閉部と、
    前記割れ目部を挟んで両側に位置するように前記開閉部の外面に設けられた複数の係止部と、
    前記割れ目部を覆うように前記開閉部の外面の上に配置され、前記割れ目部を形成し且つ前記延長方向と交差する方向に対向する前記開閉部の分割面どうしが対向状態に保持されるように前記複数の係止部にそれぞれ係脱自在に係合する複数の被係止部を有するベルト状ロック部材と、
    を備え、
    前記ベルト状ロック部材が、前記プロテクタ本体から前記延長方向に張り出すように延長しており、
    前記ワイヤハーネス収容部に前記ワイヤハーネスが収容され且つ前記ベルト状ロック部材の前記被係止部が前記係止部と係合した状態で、当該ワイヤハーネスが当該ベルト状ロック部材側に該ベルト状ロック部材とともに引き上げられた際に、前記被係止部と前記係止部との係合が解除され、これにより前記ワイヤハーネスが前記開閉部を押し上げて開放し且つ前記割れ目部を介して前記ワイヤハーネス収容部から導出されることを特徴とするワイヤハーネスプロテクタ。
  2. 前記ベルト状ロック部材の前記プロテクタ本体から前記延長方向に張り出すように延長した部分が、前記ワイヤハーネスにテープ巻きで結束されることを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネスプロテクタ。
  3. 前記プロテクタ本体に、前記取付部として前記構造物への取付け用のクリップが一体に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のワイヤハーネスプロテクタ。
  4. 前記プロテクタ本体の前記係止部が突起であり、前記ベルト状ロック部材の前記被係止部が前記突起と係合する孔であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のワイヤハーネスプロテクタ。
  5. 前記プロテクタ本体の前記係止部が孔であり、前記ベルト状ロック部材の前記被係止部が前記孔に係合する突起であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のワイヤハーネスプロテクタ。
  6. 前記プロテクタ本体の前記係止部各々が、前記分割面と面一となる分割面を有する分割自在な突起対であることを特徴とする請求項4記載のワイヤハーネスプロテクタ。
  7. 前記プロテクタ本体の前記係止部が前記開閉部のそれぞれの外面に設けられて、単独で係止部を構成し、前記ベルト状ロック部材の前記被係止部は前記係止部のそれぞれに対応して設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載のワイヤハーネスプロテクタ。
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