JP2002218172A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
画像読取装置及び画像形成装置Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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- H04N1/03—Details of scanning heads ; Means for illuminating the original for picture information pick-up with photodetectors arranged in a substantially linear array
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- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/04—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
- H04N1/10—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using flat picture-bearing surfaces
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- H04N1/1017—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using flat picture-bearing surfaces with sub-scanning by translatory movement of at least a part of the main-scanning components the main-scanning components remaining positionally invariant with respect to one another in the sub-scanning direction
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- H04N1/19—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays
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- Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
- Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品同士の精度を向上させ、画像の幾何学的
な精度を向上させた信頼性の高い画像読取装置及び画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 イメージセンサ構成部材を収容している
枠体１４には、両端に２つの副走査方向位置決め部とし
ての長穴１５，１６と、長穴１５，１６の間に主走査方
向位置決め部１７と、が設けられている。
な精度を向上させた信頼性の高い画像読取装置及び画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 イメージセンサ構成部材を収容している
枠体１４には、両端に２つの副走査方向位置決め部とし
ての長穴１５，１６と、長穴１５，１６の間に主走査方
向位置決め部１７と、が設けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、スキャ
ナ、複写機、プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置な
どの、原稿の画像を読み取ったり、シート上に画像を形
成する、画像読取装置や画像形成装置に関するものであ
る。
ナ、複写機、プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置な
どの、原稿の画像を読み取ったり、シート上に画像を形
成する、画像読取装置や画像形成装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、複写機や、複写機能とファクシミ
リ機能を有する複合機、オートドキュメントフィーダ
（ＡＤＦ）を有するイメージスキャナとして、原稿をガ
ラス面上に固定して走査する機能と光学系を固定して原
稿を移動させながら走査する（流し読み）機能の双方を
持った装置が提案されている。
リ機能を有する複合機、オートドキュメントフィーダ
（ＡＤＦ）を有するイメージスキャナとして、原稿をガ
ラス面上に固定して走査する機能と光学系を固定して原
稿を移動させながら走査する（流し読み）機能の双方を
持った装置が提案されている。
【０００３】たとえば、図１０に示すように画像読取部
において画像読取手段である密着型イメージセンサ（Ｃ
ＩＳ）１がガラス２の下に配置されている。ＣＩＳ１を
副走査方向に移動させながら、ガラス２上に載置された
静止原稿Ｄ１を読み取り、あるいは第２ガラス２ａでは
静止するＣＩＳ１が移動する原稿Ｄ２を読み取るように
なっている。
において画像読取手段である密着型イメージセンサ（Ｃ
ＩＳ）１がガラス２の下に配置されている。ＣＩＳ１を
副走査方向に移動させながら、ガラス２上に載置された
静止原稿Ｄ１を読み取り、あるいは第２ガラス２ａでは
静止するＣＩＳ１が移動する原稿Ｄ２を読み取るように
なっている。
【０００４】ここで、従来の密着型イメージセンサの構
成例を説明する。図１１はいわゆる導光体光源としてＬ
ＥＤ３とこのＬＥＤ３からの光を原稿へと導く導光体４
を含んでいる。ＬＥＤ３は導光体４の長手方向のいずれ
かの端部に固定されており（図示例では手前側に１個設
けられる）、ＬＥＤ３から発せられた光は導光体４内で
反射を繰り返しながら進行することで、導光体４の全長
から出射する。
成例を説明する。図１１はいわゆる導光体光源としてＬ
ＥＤ３とこのＬＥＤ３からの光を原稿へと導く導光体４
を含んでいる。ＬＥＤ３は導光体４の長手方向のいずれ
かの端部に固定されており（図示例では手前側に１個設
けられる）、ＬＥＤ３から発せられた光は導光体４内で
反射を繰り返しながら進行することで、導光体４の全長
から出射する。
【０００５】導光体４から出射した光は、図１１（Ｂ）
のようにガラス２上に載置された静止原稿に照射され、
その反射光がセルフォックレンズアレイ５を介してＣＣ
Ｄ等の１次元受光素子アレイ６に結像するようになって
いる。なお、これらのイメージセンサ構成部材は、枠体
７内に配置構成される。
のようにガラス２上に載置された静止原稿に照射され、
その反射光がセルフォックレンズアレイ５を介してＣＣ
Ｄ等の１次元受光素子アレイ６に結像するようになって
いる。なお、これらのイメージセンサ構成部材は、枠体
７内に配置構成される。
【０００６】あるいはまた、従来の密着型イメージセン
サの構成例として、光源として複数のＬＥＤを列設した
ＬＥＤアレイを持ち、セルフォックレンズアレイの両側
にそのＬＥＤアレイが一対配置されるものが知られてい
る。
サの構成例として、光源として複数のＬＥＤを列設した
ＬＥＤアレイを持ち、セルフォックレンズアレイの両側
にそのＬＥＤアレイが一対配置されるものが知られてい
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【０００８】イメージセンサ構成部材を収容している枠
体７には、図１２に示すように、位置決め用丸穴７ａと
長穴７ｂとが設けられており、キャリッジ８のボス８ａ
に位置決めされキャリッジ８に装着されて、ＣＩＳ１を
構成している。
体７には、図１２に示すように、位置決め用丸穴７ａと
長穴７ｂとが設けられており、キャリッジ８のボス８ａ
に位置決めされキャリッジ８に装着されて、ＣＩＳ１を
構成している。
【０００９】ここで、キャリッジ８は、軽量化、低コス
ト化の面から樹脂により成形されているため、図１２
（Ｂ）中矢印で示すように長手方向（主走査方向）に反
ってしまう可能性がある。
ト化の面から樹脂により成形されているため、図１２
（Ｂ）中矢印で示すように長手方向（主走査方向）に反
ってしまう可能性がある。
【００１０】キャリッジ８が長手方向（主走査方向）に
反ってしまうと、ボス８ａが倒れてしまい、軸心が傾い
た状態となってしまう。
反ってしまうと、ボス８ａが倒れてしまい、軸心が傾い
た状態となってしまう。
【００１１】この様な状態で、枠体７をキャリッジ８に
取り付けようとすると、枠体７の丸穴７ａと長穴７ｂが
ボス８ａに合わなくなってしまい、無理に組み付けよう
とするとボス８ａが破損してしまう虞があった。
取り付けようとすると、枠体７の丸穴７ａと長穴７ｂが
ボス８ａに合わなくなってしまい、無理に組み付けよう
とするとボス８ａが破損してしまう虞があった。
【００１２】また、枠体７の丸穴７ａと長穴７ｂがボス
８ａに組み付けられても、組み付け後の樹脂の形状変化
や（枠体７が光源を収容していることによる）温度変化
によってキャリッジ８が長手方向（主走査方向）に反っ
てしまい、ボス８ａは丸穴７ａや長穴７ｂにその形状変
化を規制されて破損してしまう虞があった。
８ａに組み付けられても、組み付け後の樹脂の形状変化
や（枠体７が光源を収容していることによる）温度変化
によってキャリッジ８が長手方向（主走査方向）に反っ
てしまい、ボス８ａは丸穴７ａや長穴７ｂにその形状変
化を規制されて破損してしまう虞があった。
【００１３】また、キャリッジ８の長手方向（主走査方
向）の反りに伴って位置決め用の丸穴７ａがズレてしま
い、すなわち、ＣＩＳ１の移動範囲がズレてしまい、画
像の幾何学的な精度の低下を招く虞があった。
向）の反りに伴って位置決め用の丸穴７ａがズレてしま
い、すなわち、ＣＩＳ１の移動範囲がズレてしまい、画
像の幾何学的な精度の低下を招く虞があった。
【００１４】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、部品
同士の精度を向上させ、画像の幾何学的な精度を向上さ
せた信頼性の高い画像読取装置及び画像形成装置を提供
することにある。
ためになされたもので、その目的とするところは、部品
同士の精度を向上させ、画像の幾何学的な精度を向上さ
せた信頼性の高い画像読取装置及び画像形成装置を提供
することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、原稿を主走査方向に線状に照明す
る光源手段を少なくとも有する光源ユニットと、副走査
方向に移動可能に設けられ、前記光源ユニットが取付け
られる筐体と、を有する走査ユニットを備え、前記光源
手段により照らされた原稿の画像情報を読取る画像読取
装置において、前記光源ユニットは、前記筐体に設けら
れた筐体側位置決め部に対して、副走査方向の位置を規
制される２つの副走査方向位置決め部と、主走査方向に
おいて該２つの副走査方向位置決め部の間に設けられて
主走査方向の位置を規制される主走査方向位置決め部
と、を備えることを特徴とする。
に本発明にあっては、原稿を主走査方向に線状に照明す
る光源手段を少なくとも有する光源ユニットと、副走査
方向に移動可能に設けられ、前記光源ユニットが取付け
られる筐体と、を有する走査ユニットを備え、前記光源
手段により照らされた原稿の画像情報を読取る画像読取
装置において、前記光源ユニットは、前記筐体に設けら
れた筐体側位置決め部に対して、副走査方向の位置を規
制される２つの副走査方向位置決め部と、主走査方向に
おいて該２つの副走査方向位置決め部の間に設けられて
主走査方向の位置を規制される主走査方向位置決め部
と、を備えることを特徴とする。
【００１６】原稿を主走査方向に線状に照明する光源手
段を少なくとも有する光源ユニットと、副走査方向に移
動可能に設けられ、前記光源ユニットが取付けられる筐
体と、前記筐体に固定されるとともに該筐体を副走査方
向に導く走査軸に移動可能に取付けられて、該筐体を副
走査方向に移動可能にする軸受け部材と、を備え、前記
光源手段により照らされた原稿の画像情報を読取る画像
読取装置において、前記光源ユニットは、前記筐体に設
けられた筐体側位置決め部に対して副走査方向の位置を
規制される２つの副走査方向位置決め部と、主走査方向
において前記２つの副走査方向位置決め部の間に設けら
れ、前記軸受け部材に設けられた軸受け側位置決め部に
対して主走査方向の位置を規制される主走査方向位置決
め部と、を備えることを特徴とする。
段を少なくとも有する光源ユニットと、副走査方向に移
動可能に設けられ、前記光源ユニットが取付けられる筐
体と、前記筐体に固定されるとともに該筐体を副走査方
向に導く走査軸に移動可能に取付けられて、該筐体を副
走査方向に移動可能にする軸受け部材と、を備え、前記
光源手段により照らされた原稿の画像情報を読取る画像
読取装置において、前記光源ユニットは、前記筐体に設
けられた筐体側位置決め部に対して副走査方向の位置を
規制される２つの副走査方向位置決め部と、主走査方向
において前記２つの副走査方向位置決め部の間に設けら
れ、前記軸受け部材に設けられた軸受け側位置決め部に
対して主走査方向の位置を規制される主走査方向位置決
め部と、を備えることを特徴とする。
【００１７】主走査方向位置決め部は、主走査方向にお
いて前記光源ユニット本体の略真中に設けられることも
好適である。
いて前記光源ユニット本体の略真中に設けられることも
好適である。
【００１８】主走査方向位置決め部は、主走査方向にお
いて前記筐体の略真中に相当する位置に設けられること
も好適である。
いて前記筐体の略真中に相当する位置に設けられること
も好適である。
【００１９】前記副走査方向位置決め部は、主走査方向
において前記光源ユニット本体の両端部に設けられるこ
とも好適である。
において前記光源ユニット本体の両端部に設けられるこ
とも好適である。
【００２０】前記筐体側位置決め部は凸状形状であると
ともに、前記副走査方向位置決め部及び前記主走査方向
位置決め部は長穴状形状であり、前記光源ユニットは、
前記凸状形状により前記長穴状形状の短軸方向の位置を
規制されることも好適である。
ともに、前記副走査方向位置決め部及び前記主走査方向
位置決め部は長穴状形状であり、前記光源ユニットは、
前記凸状形状により前記長穴状形状の短軸方向の位置を
規制されることも好適である。
【００２１】前記光源ユニットは、発光素子と、該発光
素子の光を原稿へと導く導光体と、を有する光源手段
と、前記光源手段により照らされた原稿の反射光を結像
する結像手段と、前記結像手段により結像された前記反
射光を入射させて原稿の画像情報を読取る光電変換手段
と、を備え、それらを収納する筐体とからなることも好
適である。
素子の光を原稿へと導く導光体と、を有する光源手段
と、前記光源手段により照らされた原稿の反射光を結像
する結像手段と、前記結像手段により結像された前記反
射光を入射させて原稿の画像情報を読取る光電変換手段
と、を備え、それらを収納する筐体とからなることも好
適である。
【００２２】画像形成装置にあっては、上記記載の画像
読取装置と、前記画像読取装置により読取られた画像情
報を記録媒体に形成する画像形成手段と、を備えること
を特徴とする。
読取装置と、前記画像読取装置により読取られた画像情
報を記録媒体に形成する画像形成手段と、を備えること
を特徴とする。
【００２３】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される
装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもので
あり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣
旨のものではない。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される
装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもので
あり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣
旨のものではない。
【００２４】（実施の形態１）図１〜図８を参照して、
実施の形態１に係る画像形成装置について説明する。こ
の実施の形態は本発明を画像形成装置の一例として複写
機に適用したもので、図１は本実施の形態に係る複写機
を前方から見た透視図、図２はその複写機の斜視図、図
３は画像読取部の拡大透視図である。
実施の形態１に係る画像形成装置について説明する。こ
の実施の形態は本発明を画像形成装置の一例として複写
機に適用したもので、図１は本実施の形態に係る複写機
を前方から見た透視図、図２はその複写機の斜視図、図
３は画像読取部の拡大透視図である。
【００２５】まず、複写機全体の概略構成について説明
する。
する。
【００２６】図１、図２および図３において、１０１は
装置本体、１０２はシート原稿Ｄを複数枚積載し、１枚
ずつ分離・搬送するＡＤＦ（オートドキュメントフィー
ダ）圧板、１０３はシート原稿Ｄの表面および原稿台ガ
ラス上のブック原稿の画像情報を読み取る画像読取装置
としての画像読取部、１０４はＬＥＤアレイを使用した
電子写真プリンタからなる記録装置本体、１０５は表示
部・入力キー等により構成される操作部、１０６は原稿
載置台、１０７は原稿台ガラス、１０８は走査ユニット
としての密着型のイメージセンサユニット、１０９は流
し読みガラスである。
装置本体、１０２はシート原稿Ｄを複数枚積載し、１枚
ずつ分離・搬送するＡＤＦ（オートドキュメントフィー
ダ）圧板、１０３はシート原稿Ｄの表面および原稿台ガ
ラス上のブック原稿の画像情報を読み取る画像読取装置
としての画像読取部、１０４はＬＥＤアレイを使用した
電子写真プリンタからなる記録装置本体、１０５は表示
部・入力キー等により構成される操作部、１０６は原稿
載置台、１０７は原稿台ガラス、１０８は走査ユニット
としての密着型のイメージセンサユニット、１０９は流
し読みガラスである。
【００２７】また、１１０はＬＥＤヘッドユニット、１
１１は画像形成部、１１２はカセット給紙部、１１３は
記録装置本体１０４の上部にシート材Ｐを複数枚積載す
ることができるように構成された記録シート排紙部、１
１４はカートリッジカバー部、１１５はＡＤＦ分離部、
１１６は排紙搬送部、１１７は原稿排紙部、１１８はブ
ック原稿を押圧する原稿押え板、１１９は画像読取部１
０３と記録装置本体１０４との接合部、１２０は複写機
の制御部、１２１はシート原稿搬送部、１２２は両面搬
送部カバー、１２３は搬送方向切換部、１２４はレジス
ト搬送部、１２５は記録装置本体１０４内部に配置され
たＭＰ（マルチペーパー）給紙部である。
１１は画像形成部、１１２はカセット給紙部、１１３は
記録装置本体１０４の上部にシート材Ｐを複数枚積載す
ることができるように構成された記録シート排紙部、１
１４はカートリッジカバー部、１１５はＡＤＦ分離部、
１１６は排紙搬送部、１１７は原稿排紙部、１１８はブ
ック原稿を押圧する原稿押え板、１１９は画像読取部１
０３と記録装置本体１０４との接合部、１２０は複写機
の制御部、１２１はシート原稿搬送部、１２２は両面搬
送部カバー、１２３は搬送方向切換部、１２４はレジス
ト搬送部、１２５は記録装置本体１０４内部に配置され
たＭＰ（マルチペーパー）給紙部である。
【００２８】まず、ブック原稿の読取について説明す
る。
る。
【００２９】ＡＤＦ圧板１０２はヒンジ部１０２ａを介
して画像読取部１０３に回動可能に取り付けられてい
る。ヒンジ部１０２ａは装置の背面側左右に各１個（左
側は図示せず）配設され、ＡＤＦ圧板１０２の手前側を
持ち上げることで開閉可能としている（図２、両矢印参
照）。ヒンジ部１０２ａはダンパやカム、バネ部材など
の組合わせによりＡＤＦ圧板１０２を所定の角度（たと
えば７０°）までの開いた状態で静止させることが可能
である。ＡＤＦ圧板１０２が開いた状態では原稿台ガラ
ス１０７上に原稿をセットすることが可能になってい
る。
して画像読取部１０３に回動可能に取り付けられてい
る。ヒンジ部１０２ａは装置の背面側左右に各１個（左
側は図示せず）配設され、ＡＤＦ圧板１０２の手前側を
持ち上げることで開閉可能としている（図２、両矢印参
照）。ヒンジ部１０２ａはダンパやカム、バネ部材など
の組合わせによりＡＤＦ圧板１０２を所定の角度（たと
えば７０°）までの開いた状態で静止させることが可能
である。ＡＤＦ圧板１０２が開いた状態では原稿台ガラ
ス１０７上に原稿をセットすることが可能になってい
る。
【００３０】イメージセンサユニット１０８は発光素子
としてのＬＥＤと樹脂製導光体などからなる光源手段か
ら原稿の画像情報面に光を照射し、画像情報面で反射し
た反射光を結像手段としてのセルフォックレンズ（商
標）で光電変換手段としての一次元センサ素子アレイに
結像して画像情報を読み取るものである。
としてのＬＥＤと樹脂製導光体などからなる光源手段か
ら原稿の画像情報面に光を照射し、画像情報面で反射し
た反射光を結像手段としてのセルフォックレンズ（商
標）で光電変換手段としての一次元センサ素子アレイに
結像して画像情報を読み取るものである。
【００３１】イメージセンサユニット１０８は図４に示
すように、ガイド軸１０３ｃに沿って装置の左右方向に
移動可能になっており、タイミングベルト１０３ａ、駆
動プーリ１０３ｂおよび図示しない駆動モータなどによ
り所望の位置に移動可能である。この場合、筐体として
のキャリッジ１０３ｄを介してガイド軸１０３ｃに支持
されるとともに、スプリング１０３ｅによって上方へ付
勢される。イメージセンサユニット１０８と原稿台ガラ
ス１０７の間にはスペーサ１０８ａが介挿される。イメ
ージセンサユニット１０８はブック読取範囲開始位置１
０７ａからブック読取範囲終了位置１０７ｂまでの所定
の範囲の原稿台ガラス１０７上に置かれた原稿の画像を
等速移動することで読み取るようになっている。
すように、ガイド軸１０３ｃに沿って装置の左右方向に
移動可能になっており、タイミングベルト１０３ａ、駆
動プーリ１０３ｂおよび図示しない駆動モータなどによ
り所望の位置に移動可能である。この場合、筐体として
のキャリッジ１０３ｄを介してガイド軸１０３ｃに支持
されるとともに、スプリング１０３ｅによって上方へ付
勢される。イメージセンサユニット１０８と原稿台ガラ
ス１０７の間にはスペーサ１０８ａが介挿される。イメ
ージセンサユニット１０８はブック読取範囲開始位置１
０７ａからブック読取範囲終了位置１０７ｂまでの所定
の範囲の原稿台ガラス１０７上に置かれた原稿の画像を
等速移動することで読み取るようになっている。
【００３２】原稿台ガラス１０７上部に張り出したジャ
ンプ台１０９ｂの下面には白色シート１０９ｃが配設さ
れ、イメージセンサユニット１０８の読取位置がその下
部にあるときにイメージセンサユニット１０８のシェー
ディング補正を行う。ブックスキャンを行う場合、１回
のスキャンのたびにイメージセンサユニット１０８はジ
ャンプ台１０９ｂの下部を通過するためスキャンのたび
にシェーディング補正を行うことができる。このことは
光源の経時変化に応じて光量が変化する移動型のイメー
ジセンサユニット１０８の光源の影響を減らすために有
効である。
ンプ台１０９ｂの下面には白色シート１０９ｃが配設さ
れ、イメージセンサユニット１０８の読取位置がその下
部にあるときにイメージセンサユニット１０８のシェー
ディング補正を行う。ブックスキャンを行う場合、１回
のスキャンのたびにイメージセンサユニット１０８はジ
ャンプ台１０９ｂの下部を通過するためスキャンのたび
にシェーディング補正を行うことができる。このことは
光源の経時変化に応じて光量が変化する移動型のイメー
ジセンサユニット１０８の光源の影響を減らすために有
効である。
【００３３】原稿押え板１１８は白色シート、スポンジ
などを積層して構成され、原稿台ガラス１０７上に置か
れた原稿の浮きを防止する。原稿押え板１１８は左端１
１８ａがブック読取範囲開始位置１０７ａの左側、右端
１１８ｂがブック読取範囲終了位置１０７ｂの右側まで
延設されている。
などを積層して構成され、原稿台ガラス１０７上に置か
れた原稿の浮きを防止する。原稿押え板１１８は左端１
１８ａがブック読取範囲開始位置１０７ａの左側、右端
１１８ｂがブック読取範囲終了位置１０７ｂの右側まで
延設されている。
【００３４】つぎに、シート原稿Ｄの読取について説明
する。
する。
【００３５】ＡＤＦ分離部１１５は図示しないアクチュ
エータにより上下動可能に配設されたピックアップロー
ラ１１５ａ、分離ローラ１１５ｂ、分離ローラ１１５ｂ
に圧接され逆方向に回転するリタードローラ１１５ｃな
どからなる。
エータにより上下動可能に配設されたピックアップロー
ラ１１５ａ、分離ローラ１１５ｂ、分離ローラ１１５ｂ
に圧接され逆方向に回転するリタードローラ１１５ｃな
どからなる。
【００３６】まず、原稿載置台１０６上に表（おもて）
面を上に向けて積載したシート原稿Ｄをピックアップロ
ーラ１１５ａを下げることで押圧し、分離ローラ１１５
ｂおよびリタードローラ１１５ｃの間に送り込み、リタ
ードローラ１１５ｃと圧接した分離ローラ１１５ｂで１
枚ずつ分離する。つぎに、図示しない押圧バネにより押
圧された分離搬送コロ１２１ａ，１２１ｂと圧接した読
取搬送ローラ１２１ｃにより、原稿ガイド１２１ｄに沿
ってＵターン紙パスを搬送する。
面を上に向けて積載したシート原稿Ｄをピックアップロ
ーラ１１５ａを下げることで押圧し、分離ローラ１１５
ｂおよびリタードローラ１１５ｃの間に送り込み、リタ
ードローラ１１５ｃと圧接した分離ローラ１１５ｂで１
枚ずつ分離する。つぎに、図示しない押圧バネにより押
圧された分離搬送コロ１２１ａ，１２１ｂと圧接した読
取搬送ローラ１２１ｃにより、原稿ガイド１２１ｄに沿
ってＵターン紙パスを搬送する。
【００３７】つぎに、流し読みガラス１０９部に搬送
し、図示しない付勢バネで押圧されたシート原稿押え板
１２１ｅにより、シート原稿Ｄを流し読みガラス１０９
に押圧して密着させつつ、シート原稿読取位置１０９ａ
上でシート原稿Ｄの表面の画像情報を読み取る。このと
き、イメージセンサユニット１０８はシート原稿読取位
置１０９ａに移動する。
し、図示しない付勢バネで押圧されたシート原稿押え板
１２１ｅにより、シート原稿Ｄを流し読みガラス１０９
に押圧して密着させつつ、シート原稿読取位置１０９ａ
上でシート原稿Ｄの表面の画像情報を読み取る。このと
き、イメージセンサユニット１０８はシート原稿読取位
置１０９ａに移動する。
【００３８】つぎに、シート原稿Ｄをジャンプ台１０９
ｂでＡＤＦ圧板１０２側に戻し、押圧バネにより押圧さ
れた読取搬送コロ１２１ｆと圧接した読取搬送ローラ１
２１ｃによって搬送する。
ｂでＡＤＦ圧板１０２側に戻し、押圧バネにより押圧さ
れた読取搬送コロ１２１ｆと圧接した読取搬送ローラ１
２１ｃによって搬送する。
【００３９】さらに、押圧バネによって押圧された排紙
コロ１１７ａと圧接した排紙ローラ１１７ｂにより原稿
排紙トレイ１１７ｃに排紙するようになっている。排紙
ローラ１１７ｂの上流側には読取済みスタンプ１２１ｇ
が配設され、シート原稿Ｄの表面に押印可能になってい
る。
コロ１１７ａと圧接した排紙ローラ１１７ｂにより原稿
排紙トレイ１１７ｃに排紙するようになっている。排紙
ローラ１１７ｂの上流側には読取済みスタンプ１２１ｇ
が配設され、シート原稿Ｄの表面に押印可能になってい
る。
【００４０】原稿載置台１０６はＡＤＦ圧板１０２に固
定的に配設されており、原稿載置台１０６にはシート原
稿Ｄの搬送方向と直角方向（シート原稿Ｄの幅方向）に
スライド可能なスライダ１０６ａが設けられている。こ
のスライダ１０６ａによって原稿載置台１０６上に積載
されたシート原稿Ｄの両サイドを揃えることができるよ
うになっている。また、原稿載置台１０６上には原稿長
さセンサ１０６ｂが配設され、セットされたシート原稿
Ｄの長さを検知することができる。また、ＡＤＦ分離部
１１５にはシート原稿Ｄの幅方向に複数配設された原稿
幅センサ１１５ｄによってシート原稿Ｄの有無と幅を検
知することができる。原稿幅センサ１１５ｄと原稿長さ
センサ１０６ｂの検知出力の組合わせにより原稿サイズ
とセット方向を検知することができる。
定的に配設されており、原稿載置台１０６にはシート原
稿Ｄの搬送方向と直角方向（シート原稿Ｄの幅方向）に
スライド可能なスライダ１０６ａが設けられている。こ
のスライダ１０６ａによって原稿載置台１０６上に積載
されたシート原稿Ｄの両サイドを揃えることができるよ
うになっている。また、原稿載置台１０６上には原稿長
さセンサ１０６ｂが配設され、セットされたシート原稿
Ｄの長さを検知することができる。また、ＡＤＦ分離部
１１５にはシート原稿Ｄの幅方向に複数配設された原稿
幅センサ１１５ｄによってシート原稿Ｄの有無と幅を検
知することができる。原稿幅センサ１１５ｄと原稿長さ
センサ１０６ｂの検知出力の組合わせにより原稿サイズ
とセット方向を検知することができる。
【００４１】また、シート原稿搬送部１２１には原稿給
送センサ１２１ｈと原稿端センサ１２１ｉが配設されて
いる。原稿給送センサ１２１ｈはＡＤＦ分離部１１５か
らシート原稿Ｄが繰り出されたかどうかや、シート原稿
Ｄの後端の通過を検知する。原稿端センサ１２１ｉはシ
ート原稿Ｄの先端および後端の通過を検知し、その出力
は読取のタイミング制御に使用される。
送センサ１２１ｈと原稿端センサ１２１ｉが配設されて
いる。原稿給送センサ１２１ｈはＡＤＦ分離部１１５か
らシート原稿Ｄが繰り出されたかどうかや、シート原稿
Ｄの後端の通過を検知する。原稿端センサ１２１ｉはシ
ート原稿Ｄの先端および後端の通過を検知し、その出力
は読取のタイミング制御に使用される。
【００４２】さて、上述したように本発明のイメージセ
ンサユニット１０８において、光源により原稿を照射
し、原稿からの反射光を結像光学系を介してセンサに入
射させることにより原稿画像を読み取るようになってい
る。
ンサユニット１０８において、光源により原稿を照射
し、原稿からの反射光を結像光学系を介してセンサに入
射させることにより原稿画像を読み取るようになってい
る。
【００４３】ここで、図５は本実施の形態に係るイメー
ジセンサユニット１０８の具体的構成例を示している。
イメージセンサユニット１０８は、光源として発光素子
であるＬＥＤ１０とこのＬＥＤ１０で発せられた光を原
稿へと導く導光体１１を含み、結像光学系を構成するセ
ルフォックレンズアレイ１２の両側に沿って一対の導光
体光源が設けられる。なお、セルフォックレンズアレイ
１２の直下に受光素子としてのセンサ１３が配設され、
イメージセンサ構成部材は枠体（筐体）１４内に光源ユ
ニットとして配置構成される。
ジセンサユニット１０８の具体的構成例を示している。
イメージセンサユニット１０８は、光源として発光素子
であるＬＥＤ１０とこのＬＥＤ１０で発せられた光を原
稿へと導く導光体１１を含み、結像光学系を構成するセ
ルフォックレンズアレイ１２の両側に沿って一対の導光
体光源が設けられる。なお、セルフォックレンズアレイ
１２の直下に受光素子としてのセンサ１３が配設され、
イメージセンサ構成部材は枠体（筐体）１４内に光源ユ
ニットとして配置構成される。
【００４４】ＬＥＤ１０は導光体１１の長手方向のいず
れかの端部に固定されるが、図示例では一方の導光体１
１の一端と他方の導光体１１の他端にそれぞれ１個設け
られる。このように２つの導光体１１の間で反対側に設
け、かつ中心軸Ｃに対して点対称の配置構成とする。
れかの端部に固定されるが、図示例では一方の導光体１
１の一端と他方の導光体１１の他端にそれぞれ１個設け
られる。このように２つの導光体１１の間で反対側に設
け、かつ中心軸Ｃに対して点対称の配置構成とする。
【００４５】各ＬＥＤ１０から発せられた光はそれぞれ
の導光体１１内で反射を繰り返しながら進行すること
で、導光体４の全長から出射する。導光体１１から出射
した光は、図６のように原稿台ガラス１０７上のブック
原稿に照射され、それぞれの反射光がセルフォックレン
ズアレイ１２を通ってセンサ１３に入射する。
の導光体１１内で反射を繰り返しながら進行すること
で、導光体４の全長から出射する。導光体１１から出射
した光は、図６のように原稿台ガラス１０７上のブック
原稿に照射され、それぞれの反射光がセルフォックレン
ズアレイ１２を通ってセンサ１３に入射する。
【００４６】ここで、本発明の特徴的な構成を説明す
る。図７（Ａ）は枠体１４の概略上視図、同図（Ｂ）は
枠体１４とキャリッジ１０３ｄとの組み付けを示す図で
あり、図８は枠体１４とキャリッジ１０３ｄとが組み合
わさった状態を示す概略図である。
る。図７（Ａ）は枠体１４の概略上視図、同図（Ｂ）は
枠体１４とキャリッジ１０３ｄとの組み付けを示す図で
あり、図８は枠体１４とキャリッジ１０３ｄとが組み合
わさった状態を示す概略図である。
【００４７】イメージセンサ構成部材を収容している枠
体１４には、両端に２つの副走査方向位置決め部として
の長穴１５，１６と、長穴１５，１６の間に主走査方向
位置決め部１７と、が設けられている。
体１４には、両端に２つの副走査方向位置決め部として
の長穴１５，１６と、長穴１５，１６の間に主走査方向
位置決め部１７と、が設けられている。
【００４８】そして、キャリッジ１０３ｄには、両端に
ボス１８，１９が設けられ、略中央部にはボス２０が設
けられており、枠体１４の長穴１５，１６は、ボス１
８，１９により主走査方向（長手方向）には自由度を持
ちつつ副走査方向（短軸方向）の位置を規制され、主走
査方向位置決め部１７は、ボス２０により副走査方向に
は自由度を持ちつつ主走査方向（長手方向、短軸方向）
の位置を規制されることにより、枠体１４はボス１８，
１９，２０にガイドされ上下方向（スプリング１０３ｅ
によって上方に付勢されている）のみ移動可能にキャリ
ッジ１０３ｄに保持されている。
ボス１８，１９が設けられ、略中央部にはボス２０が設
けられており、枠体１４の長穴１５，１６は、ボス１
８，１９により主走査方向（長手方向）には自由度を持
ちつつ副走査方向（短軸方向）の位置を規制され、主走
査方向位置決め部１７は、ボス２０により副走査方向に
は自由度を持ちつつ主走査方向（長手方向、短軸方向）
の位置を規制されることにより、枠体１４はボス１８，
１９，２０にガイドされ上下方向（スプリング１０３ｅ
によって上方に付勢されている）のみ移動可能にキャリ
ッジ１０３ｄに保持されている。
【００４９】このように構成されることにより、軽量
化、低コスト化の面から樹脂により成形されるキャリッ
ジ１０３ｄが、長手方向（主走査方向）に反って両端の
ボス１８，１９が倒れて軸心が傾いた状態となってしま
っても、ボス１８，１９と組み合わされる長穴１５，１
６はボスの軸心の傾く方向に長軸すなわち自由度を有す
るのでボスの傾きを許容することができ、ボス１８，１
９が破損してしまうということはなくなる。
化、低コスト化の面から樹脂により成形されるキャリッ
ジ１０３ｄが、長手方向（主走査方向）に反って両端の
ボス１８，１９が倒れて軸心が傾いた状態となってしま
っても、ボス１８，１９と組み合わされる長穴１５，１
６はボスの軸心の傾く方向に長軸すなわち自由度を有す
るのでボスの傾きを許容することができ、ボス１８，１
９が破損してしまうということはなくなる。
【００５０】また、主走査方向位置決め部１７はキャリ
ッジ１０３ｄの略中央部に設けられたボス２０に主走査
方向（長手方向）の位置を規制されているので、キャリ
ッジ１０３ｄが長手方向（主走査方向）に反った場合に
おいて、枠体１４すなわちイメージセンサユニット１０
８の主走査方向（長手方向）のズレを最小限に抑えるこ
とができ、画像の幾何学的な精度を向上させることがで
き、画像品質の低下を防止することが可能となる。
ッジ１０３ｄの略中央部に設けられたボス２０に主走査
方向（長手方向）の位置を規制されているので、キャリ
ッジ１０３ｄが長手方向（主走査方向）に反った場合に
おいて、枠体１４すなわちイメージセンサユニット１０
８の主走査方向（長手方向）のズレを最小限に抑えるこ
とができ、画像の幾何学的な精度を向上させることがで
き、画像品質の低下を防止することが可能となる。
【００５１】また、長穴１５，１６は、ボス１８，１９
により主走査方向（長手方向）には自由度を持ちつつ副
走査方向の位置を規制され、主走査方向位置決め部１７
は、ボス２０により副走査方向には自由度を持ちつつ主
走査方向（長手方向）の位置を規制されており、上方へ
はスプリング１０３ｅによってガラス面に付勢されてい
るので、キャリッジ１０３ｄが長手方向（主走査方向）
に反っても、枠体１４すなわちイメージセンサユニット
１０８が主走査方向（長手方向）や副走査方向にブレる
ことはなく、画像の幾何学的な精度を向上させることが
でき、画像品質が低下することはない。
により主走査方向（長手方向）には自由度を持ちつつ副
走査方向の位置を規制され、主走査方向位置決め部１７
は、ボス２０により副走査方向には自由度を持ちつつ主
走査方向（長手方向）の位置を規制されており、上方へ
はスプリング１０３ｅによってガラス面に付勢されてい
るので、キャリッジ１０３ｄが長手方向（主走査方向）
に反っても、枠体１４すなわちイメージセンサユニット
１０８が主走査方向（長手方向）や副走査方向にブレる
ことはなく、画像の幾何学的な精度を向上させることが
でき、画像品質が低下することはない。
【００５２】（実施の形態２）図９には、実施の形態２
が示されている。なお、実施の形態１と同様の構成部分
については同一の符号を付して、その説明は省略する。
が示されている。なお、実施の形態１と同様の構成部分
については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【００５３】上記実施の形態１では、キャリッジ１０３
ｄの略中央部にボス２０が設けられ、主走査方向位置決
め部１７はボス２０により副走査方向には自由度を持ち
つつ主走査方向（長手方向）の位置を規制されていた
が、本実施の形態では、キャリッジ３０をガイド軸１０
３ｃに沿って移動可能にする軸受け部材４０にボス４１
を設け、このボス４１によって、主走査方向位置決め部
１７は副走査方向には自由度を持ちつつ主走査方向（長
手方向）の位置を規制されるものである。
ｄの略中央部にボス２０が設けられ、主走査方向位置決
め部１７はボス２０により副走査方向には自由度を持ち
つつ主走査方向（長手方向）の位置を規制されていた
が、本実施の形態では、キャリッジ３０をガイド軸１０
３ｃに沿って移動可能にする軸受け部材４０にボス４１
を設け、このボス４１によって、主走査方向位置決め部
１７は副走査方向には自由度を持ちつつ主走査方向（長
手方向）の位置を規制されるものである。
【００５４】以下、本実施の形態の特徴的な構成につい
て説明すると、イメージセンサ構成部材を収容している
枠体１４は、両端に２つの副走査方向位置決め部として
の長穴１５，１６と、長穴１５，１６の間に主走査方向
位置決め部１７と、を備えている。
て説明すると、イメージセンサ構成部材を収容している
枠体１４は、両端に２つの副走査方向位置決め部として
の長穴１５，１６と、長穴１５，１６の間に主走査方向
位置決め部１７と、を備えている。
【００５５】そして、キャリッジ３０には両端にボス３
１，３２が設けられ、軸受け部材４０にはボス４１が設
けられており、枠体１４の長穴１５，１６は、ボス３
１，３２により主走査方向（長手方向）には自由度を持
ちつつ副走査方向（短軸方向）の位置を規制され、主走
査方向位置決め部１７は、ボス４１により副走査方向に
は自由度を持ちつつ主走査方向（長手方向、短軸方向）
の位置を規制されることにより、枠体１４はボス３１，
３２，４１にガイドされ上下方向（スプリング１０３ｅ
によって上方に付勢されている）のみ移動可能にキャリ
ッジ３０に保持されている。
１，３２が設けられ、軸受け部材４０にはボス４１が設
けられており、枠体１４の長穴１５，１６は、ボス３
１，３２により主走査方向（長手方向）には自由度を持
ちつつ副走査方向（短軸方向）の位置を規制され、主走
査方向位置決め部１７は、ボス４１により副走査方向に
は自由度を持ちつつ主走査方向（長手方向、短軸方向）
の位置を規制されることにより、枠体１４はボス３１，
３２，４１にガイドされ上下方向（スプリング１０３ｅ
によって上方に付勢されている）のみ移動可能にキャリ
ッジ３０に保持されている。
【００５６】このように構成されることにより、軽量
化、低コスト化の面から樹脂により成形されるキャリッ
ジ３０が、長手方向（主走査方向）に反って両端のボス
３１，３２が倒れて軸心が傾いた状態となってしまって
も、ボス３１，３２と組み合わされる長穴１５，１６は
ボスの軸心の傾く方向に長軸すなわち自由度を有するの
でボスの傾きを許容することができ、ボス３１，３２が
破損してしまうということはなくなる。
化、低コスト化の面から樹脂により成形されるキャリッ
ジ３０が、長手方向（主走査方向）に反って両端のボス
３１，３２が倒れて軸心が傾いた状態となってしまって
も、ボス３１，３２と組み合わされる長穴１５，１６は
ボスの軸心の傾く方向に長軸すなわち自由度を有するの
でボスの傾きを許容することができ、ボス３１，３２が
破損してしまうということはなくなる。
【００５７】さらに、本実施の形態においては、軸受け
部材４０に設けられたボス４１によって主走査方向位置
決め部１７を規制しているので、ガイド軸１０３ｃから
位置決めに関わる介在部品が最小限となり、枠体１４す
なわちイメージセンサユニット１０８の主走査方向（長
手方向）の位置決めの精度を向上させることが可能とな
る。
部材４０に設けられたボス４１によって主走査方向位置
決め部１７を規制しているので、ガイド軸１０３ｃから
位置決めに関わる介在部品が最小限となり、枠体１４す
なわちイメージセンサユニット１０８の主走査方向（長
手方向）の位置決めの精度を向上させることが可能とな
る。
【００５８】また、ボス４１をキャリッジ３０の略中央
部相当部に設けることで、キャリッジ３０が長手方向
（主走査方向）に反った場合において、枠体１４すなわ
ちイメージセンサユニット１０８の主走査方向（長手方
向）のズレを最小限に抑えることができ、画像の幾何学
的な精度を向上させることができ、画像品質の低下を防
止することが可能となる。
部相当部に設けることで、キャリッジ３０が長手方向
（主走査方向）に反った場合において、枠体１４すなわ
ちイメージセンサユニット１０８の主走査方向（長手方
向）のズレを最小限に抑えることができ、画像の幾何学
的な精度を向上させることができ、画像品質の低下を防
止することが可能となる。
【００５９】また、長穴１５，１６は、ボス３１，３２
により主走査方向（長手方向）には自由度を持ちつつ副
走査方向の位置を規制され、主走査方向位置決め部１７
は、ボス４１により副走査方向には自由度を持ちつつ主
走査方向（長手方向）の位置を規制されており、上方へ
はスプリング１０３ｅによってガラス面に付勢されてい
るので、キャリッジ３０が長手方向（主走査方向）に反
っても、枠体１４すなわちイメージセンサユニット１０
８が主走査方向（長手方向）や副走査方向にブレること
はなく、画像の幾何学的な精度を向上させることがで
き、画像品質が低下することはない。
により主走査方向（長手方向）には自由度を持ちつつ副
走査方向の位置を規制され、主走査方向位置決め部１７
は、ボス４１により副走査方向には自由度を持ちつつ主
走査方向（長手方向）の位置を規制されており、上方へ
はスプリング１０３ｅによってガラス面に付勢されてい
るので、キャリッジ３０が長手方向（主走査方向）に反
っても、枠体１４すなわちイメージセンサユニット１０
８が主走査方向（長手方向）や副走査方向にブレること
はなく、画像の幾何学的な精度を向上させることがで
き、画像品質が低下することはない。
【００６０】上述したように、枠体１４と、キャリッジ
１０３ｄまたはキャリッジ３０との位置決め関係におい
て、枠体１４に、主走査方向（長手方向）には自由度を
持ちつつ副走査方向の位置を規制される２つの長穴が設
けられ、その２つの長穴の間に、副走査方向には自由度
を持ちつつ主走査方向（長手方向）の位置を規制される
主走査方向位置決め部が設けられていれば、キャリッジ
１０３ｄまたはキャリッジ３０の長手方向（主走査方
向）の反りによる問題の発生を防止することができる。
１０３ｄまたはキャリッジ３０との位置決め関係におい
て、枠体１４に、主走査方向（長手方向）には自由度を
持ちつつ副走査方向の位置を規制される２つの長穴が設
けられ、その２つの長穴の間に、副走査方向には自由度
を持ちつつ主走査方向（長手方向）の位置を規制される
主走査方向位置決め部が設けられていれば、キャリッジ
１０３ｄまたはキャリッジ３０の長手方向（主走査方
向）の反りによる問題の発生を防止することができる。
【００６１】なお、上述した実施の形態においては、枠
体１４にイメージセンサ構成部材が備えられた例につい
て示したが、枠体１４が、原稿を主走査方向に線状に照
明する光源手段を有する光源ユニットを備えたものであ
れば、光源の熱による温度変化によってキャリッジの長
手方向（主走査方向）の反りによる問題の発生を防止す
ることができる。
体１４にイメージセンサ構成部材が備えられた例につい
て示したが、枠体１４が、原稿を主走査方向に線状に照
明する光源手段を有する光源ユニットを備えたものであ
れば、光源の熱による温度変化によってキャリッジの長
手方向（主走査方向）の反りによる問題の発生を防止す
ることができる。
【００６２】また、上述した実施の形態においては、枠
体側に穴形状を設け、キャリッジ側にボスを設けたが、
枠体側にボスを設けてキャリッジ側を穴形状としてもよ
い。
体側に穴形状を設け、キャリッジ側にボスを設けたが、
枠体側にボスを設けてキャリッジ側を穴形状としてもよ
い。
【００６３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光源ユニットは、筐体に設けられた筐体側位置決め部に
対して、副走査方向の位置を規制される２つの副走査方
向位置決め部と、主走査方向において該２つの副走査方
向位置決め部の間に設けられて主走査方向の位置を規制
される主走査方向位置決め部と、を備えることにより、
部品同士の位置決め精度を向上させることができ、画像
の幾何学的な精度を向上させた信頼性の高い装置を提供
することが可能となる。
光源ユニットは、筐体に設けられた筐体側位置決め部に
対して、副走査方向の位置を規制される２つの副走査方
向位置決め部と、主走査方向において該２つの副走査方
向位置決め部の間に設けられて主走査方向の位置を規制
される主走査方向位置決め部と、を備えることにより、
部品同士の位置決め精度を向上させることができ、画像
の幾何学的な精度を向上させた信頼性の高い装置を提供
することが可能となる。
【図１】実施の形態１に係る画像形成装置を前方から見
た透視図である。
た透視図である。
【図２】実施の形態１に係る画像形成装置の斜視図であ
る。
る。
【図３】実施の形態１に係る画像形成装置の画像読取部
の拡大透視図である。
の拡大透視図である。
【図４】実施の形態１に係る画像形成装置の画像読取部
の内部構造を示す図である。
の内部構造を示す図である。
【図５】実施の形態１に係るイメージセンサユニットの
構成例を示す斜視図である。
構成例を示す斜視図である。
【図６】実施の形態１に係るイメージセンサユニットの
構成例を示す断面図である。
構成例を示す断面図である。
【図７】実施の形態１に係るイメージセンサユニットの
構成部品を示し、（Ａ）は枠体の概略上視図、（Ｂ）は
枠体とキャリッジとの組み付けを示す図である。
構成部品を示し、（Ａ）は枠体の概略上視図、（Ｂ）は
枠体とキャリッジとの組み付けを示す図である。
【図８】実施の形態１に係るイメージセンサユニットの
構成部品を示し、枠体とキャリッジとが組み合わさった
状態を示す概略図である。
構成部品を示し、枠体とキャリッジとが組み合わさった
状態を示す概略図である。
【図９】実施の形態２に係るイメージセンサユニットの
構成部品を示し、枠体とキャリッジとが組み合わさった
状態を示す概略図である。
構成部品を示し、枠体とキャリッジとが組み合わさった
状態を示す概略図である。
【図１０】従来の画像読取装置における画像読取部の内
部構造を示す図である。
部構造を示す図である。
【図１１】従来のイメージセンサユニットの構成例を示
す図である。
す図である。
【図１２】従来のイメージセンサユニットの構成例を示
す図である。
す図である。
１０ ＬＥＤ １１ 導光体 １２ セルフォックレンズアレイ １３ センサ １４ 枠体 １５，１６ 長穴 １７ 主走査方向位置決め部 １８，１９，２０，３１，３２，４１ ボス ３０，１０３ｄ キャリッジ ４０ 軸受け部材 １０１ 装置本体 １０２ ＡＤＦ圧板 １０３ 画像読取部 １０３ｃ ガイド軸 １０３ｅ スプリング １０４ 記録装置本体 １０５ 操作部 １０６ 原稿載置台 １０７ 原稿台ガラス １０８ イメージセンサユニット １０９ 流し読みガラス １１０ ＬＥＤヘッドユニット １１１ 画像形成部 １１２ カセット給紙部 １１３ 記録シート排紙部 １１４ カートリッジカバー部 １１５ ＡＤＦ分離部 １１６ 排紙搬送部 １１７ 原稿排紙部 １１８ 原稿押え板 １２０ 制御部 １２１ シート原稿搬送部 １２２ 両面搬送部カバー １２３ 搬送方向切換部 １２４ レジスト搬送部 １２５ ＭＰ給紙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2H108 AA01 AA05 CA01 CB01 2H109 AA13 AA26 5C072 AA01 BA04 BA20 CA05 DA23 DA25 EA07 RA06 XA01 XA04
Claims (8)
- 【請求項１】原稿を主走査方向に線状に照明する光源手
段を少なくとも有する光源ユニットと、 副走査方向に移動可能に設けられ、前記光源ユニットが
取付けられる筐体と、 を有する走査ユニットを備え、前記光源手段により照ら
された原稿の画像情報を読取る画像読取装置において、 前記光源ユニットは、前記筐体に設けられた筐体側位置
決め部に対して、副走査方向の位置を規制される２つの
副走査方向位置決め部と、主走査方向において該２つの
副走査方向位置決め部の間に設けられて主走査方向の位
置を規制される主走査方向位置決め部と、を備えること
を特徴とする画像読取装置。 - 【請求項２】原稿を主走査方向に線状に照明する光源手
段を少なくとも有する光源ユニットと、 副走査方向に移動可能に設けられ、前記光源ユニットが
取付けられる筐体と、 前記筐体に固定されるとともに該筐体を副走査方向に導
く走査軸に移動可能に取付けられて、該筐体を副走査方
向に移動可能にする軸受け部材と、 を備え、前記光源手段により照らされた原稿の画像情報
を読取る画像読取装置において、 前記光源ユニットは、 前記筐体に設けられた筐体側位置決め部に対して副走査
方向の位置を規制される２つの副走査方向位置決め部
と、 主走査方向において前記２つの副走査方向位置決め部の
間に設けられ、前記軸受け部材に設けられた軸受け側位
置決め部に対して主走査方向の位置を規制される主走査
方向位置決め部と、 を備えることを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項３】主走査方向位置決め部は、主走査方向にお
いて前記光源ユニット本体の略真中に設けられることを
特徴とする請求項１または２に記載の画像読取装置。 - 【請求項４】主走査方向位置決め部は、主走査方向にお
いて前記筐体の略真中に相当する位置に設けられること
を特徴とする請求項１，２または３に記載の画像読取装
置。 - 【請求項５】前記副走査方向位置決め部は、主走査方向
において前記光源ユニット本体の両端部に設けられるこ
とを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載の
画像読取装置。 - 【請求項６】前記筐体側位置決め部は凸状形状であると
ともに、前記副走査方向位置決め部及び前記主走査方向
位置決め部は長穴状形状であり、 前記光源ユニットは、前記凸状形状により前記長穴状形
状の短軸方向の位置を規制されることを特徴とする請求
項１乃至５のいずれか１項に記載の画像読取装置。 - 【請求項７】前記光源ユニットは、 発光素子と、該発光素子の光を原稿へと導く導光体と、
を有する光源手段と、 前記光源手段により照らされた原稿の反射光を結像する
結像手段と、 前記結像手段により結像された前記反射光を入射させて
原稿の画像情報を読取る光電変換手段と、を備え、それ
らを収納する筐体とからなることを特徴とする請求項１
乃至６のいずれか１項に記載の画像読取装置。 - 【請求項８】請求項１乃至７のいずれか１項に記載の画
像読取装置と、 前記画像読取装置により読取られた画像情報を記録媒体
に形成する画像形成手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
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