JP2001053932A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2001053932A
JP2001053932A JP11224201A JP22420199A JP2001053932A JP 2001053932 A JP2001053932 A JP 2001053932A JP 11224201 A JP11224201 A JP 11224201A JP 22420199 A JP22420199 A JP 22420199A JP 2001053932 A JP2001053932 A JP 2001053932A
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Japan
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mounting
line sensor
plate
line
mounting plate
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JP11224201A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Higashiya
勝弘 東谷
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Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインセンサのライン方向への位置ずれを効
果的に抑制することができるようにする。 【解決手段】 ラインセンサ38を取り付ける取付板7
0と、取付板70を取り付ける調節板74と、取付板7
0を調節板74に取り付けた状態でラインセンサ38の
ライン方向と直交する方向に位置調節する位置調節手段
と、取付板70のライン方向への移動を規制する移動規
制手段とを備える。位置調節手段は、取付板70の折曲
部702及び調節板74の折曲部742を互いに離反す
る方向に付勢する圧縮バネ78,80と、両折曲部70
2,742が互いに離反する方向に付勢された状態で両
折曲部702,742同士を連結するボルト82,84
と、ナット86,88とで構成され、移動規制手段は、
取付板70の取付部に形成された突起90と、調節板7
4の対向部741に形成された長孔92とで構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、スキャナ、それらの機能を併せ持つ複合機等の画
像読取装置に関し、特にはデジタル方式の画像読取装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデジタル方式の画像読取
装置は、例えば、図4(a),(b)に示すように、原
稿載置部に載置された原稿からの反射光RLを結像させ
ることにより原稿画像を読み取るようにしたラインセン
サ100が回路基板102を介して取付板104に取り
付けられ、この取付板104が基台106上の調節板1
08に取り付けられることにより構成されている。
【0003】すなわち、取付板104上部の折曲部11
0と調節板108上部の折曲部112との間に互いに離
反する方向の付勢力を付与する圧縮バネ114が配設さ
れ、この状態で折曲部110に形成されている透孔11
6に挿通されたボルト118が折曲部112に形成され
た螺合孔120に螺合されることにより取付板104が
調整板108に取り付けられている。
【0004】このようなラインセンサ100の取付構造
において、ボルト118の螺合孔120に対する螺合位
置を変更することで圧縮バネ114の弾発力が変化し、
これにより取付板104の調節板108に対する上下方
向の位置調節が行われ、原稿面からの反射光RLがライ
ンセンサ100のセンター位置に正確に入射するように
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ラインセンサ100の取付構造において、ボルト118
と透孔116との間及びボルト118と螺合孔120と
の間に不可避的に間隙が形成されるため、ボルト118
の螺合位置を変更して上下方向の位置調節を行うとき、
取付板104がラインセンサ100の長尺方向であるラ
イン方向に位置ずれし、原稿画像の読取位置が規定位置
からずれてしまう虞があるという問題があった。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、ラインセンサのライン方向への位置ずれを効果的
に抑制することができる画像読取装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、原稿載置部に載置される原稿を
光源により走査し、その反射光をラインセンサに結像さ
せて原稿画像を読み取るようにした画像読取装置であっ
て、前記ラインセンサを取り付ける取付板と、該取付板
を取り付ける調節板と、前記取付板を調節板に取り付け
た状態でラインセンサのライン方向と直交する方向に位
置調節する位置調節手段と、前記取付板の前記ライン方
向への移動を規制する移動規制手段とを備えたことを特
徴としている。
【0008】この構成によれば、取付板をラインセンサ
のライン方向と直交する方向に位置調節するとき、移動
規制手段の存在により取付板のライン方向への移動が規
制される。このため、ラインセンサのライン方向への位
置ずれが抑制され、原稿画像を常に規定位置で読み取る
ことができるようになる。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1に係る
ものにおいて、前記取付板は、ラインセンサを取り付け
る取付部と、該取付部に対して略直角に折り曲げられた
折曲部とを備えると共に、前記調節板は、前記取付部と
対向する対向部と、該対向部に対して略直角に折り曲げ
られた折曲部とを備えてなり、前記位置調節手段は、前
記両折曲部を互いに離反する方向に付勢する弾性部材
と、前記両折曲部が互いに離反する方向に付勢された状
態で両折曲部同士を連結する連結部材とからなることを
特徴としている。
【0010】この構成によれば、取付板の折曲部と調節
板の折曲部との間に配設された弾性部材により両折曲部
が互いに離反する方向に付勢された状態で両折曲部同士
が連結部材により連結される。このため、取付板が調節
板に対して安定した状態で取り付けられ、ラインセンサ
のライン方向と直交する方向における位置調節が容易と
なる。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項2に係る
ものにおいて、前記移動規制手段は、前記取付部及び対
向部のいずれか一方に形成された突起と、前記取付部及
び対向部の残る他方に形成され、前記突起を前記ライン
方向に直交する方向に移動可能で、かつ前記ライン方向
に移動不能に受け入れるガイド部とからなることを特徴
としている。
【0012】この構成によれば、突起がガイド部に沿っ
て摺動可能となる結果、取付板はラインセンサのライン
方向への移動が規制された状態で調節板に対してライン
センサのライン方向と直交する方向に位置調節可能とな
る。このため、取付板の位置調節を行うとき、ラインセ
ンサのライン方向への位置ずれが抑制され、原稿画像を
常に規定位置で読み取ることができるようになる。
【0013】また、請求項4の発明は、請求項3に係る
ものにおいて、前記ガイド部は、ラインセンサのライン
方向と直交する方向に沿って形成された長穴からなるも
のであることを特徴としている。
【0014】この構成によれば、突起が長孔内に沿って
摺動可能となる結果、取付板はラインセンサのライン方
向への移動が抑制された状態で調節板に対してラインセ
ンサのライン方向と直交する方向に位置調節可能とな
る。このため、取付板の位置調節を行うとき、ラインセ
ンサのライン方向への位置ずれが抑制され、原稿画像を
常に規定位置で読み取ることができるようになる。
【0015】また、請求項5の発明は、請求項3又は4
に係るものにおいて、前記移動規制手段は、ラインセン
サのライン方向における側部に対応する位置に形成され
ていることを特徴している。
【0016】この構成によれば、ラインセンサのライン
方向における側部に僅かなスペースを設けるだけで移動
規制手段が構成される。このため、ラインセンサの取付
構造をコンパクト化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るデジタル方式の画像読取装置の概略構成を示す内部構
成図である。この図において、画像読取装置10は、複
写機を構成するものであり、本体部12と、この本体部
12の頂部に配設された原稿読取部14とから構成され
ている。
【0018】本体部12は、光学機構16と、光学ユニ
ット18と、像形成部20と、用紙搬送部22と、操作
部24とを備えている。また、原稿読取部14は、本体
部12の頂面開口に装着されたコンタクトガラス26
と、このコンタクトガラス26面を開閉する原稿押え部
28と、この原稿押え部28の上方に配設された自動原
稿給送部30とを備えている。
【0019】光学機構16は、第1光学系32と、第2
光学系34と、レンズ36と、画像読取部であるライン
センサ38とを備えている。第1光学系32は、ハロゲ
ンランプ等からなる露光光源321と、露光光源321
の光を原稿面に反射させる反射板322と、露光光源3
21により照射され、原稿面で反射された原稿画像を水
平方向に向ける反射鏡323とを備えている。第2光学
系34は、反射鏡323で反射された原稿画像をライン
センサ38に結像させるレンズ36に導く複数の反射鏡
341,342を備えている。
【0020】ラインセンサ38は、CCD(Charge Cou
pled Device)等の撮像素子からなるもので、コンタク
トガラス26上に載置される原稿の幅方向(図中の奥行
き方向)サイズに対応した長さ(ライン長)を有してお
り、このラインセンサ38で読み取られた原稿画像は、
所定の信号処理が施された後にデジタル信号に変換さ
れ、図略のメモリに記憶されるようになっている。な
お、このラインセンサ38の本体部12における取付構
造については後述する。
【0021】また、第1光学系32及び第2光学系34
をコンタクトガラス26における図中の左端位置と右端
位置間においてガイドする一対のガイドレール42,4
2(図中では一方のみ図示)が幅方向(図中の奥行き方
向)両端に配設されており、第1,第2光学系32,3
4が図略のモータによりガイドレール42,42に沿っ
て往復動するようにされている。
【0022】光学ユニット18は、上記の図略のメモリ
から読み出されたラインセンサ38で読み取った原稿画
像を後述する感光体ドラム48に露光するものであり、
その読み出された画像データに基づいて生成された変調
信号をレーザー光に変換して出力する発光部44と、こ
の発光部44からのレーザー光を後述する感光体ドラム
48に向けて反射する反射ミラー46とを備えている。
【0023】像形成部20は、図中の時計方向に定速回
転される感光体ドラム48を備えると共に、この感光体
ドラム48の周面に沿って帯電器50と、現像部52
と、クリーニング部54とを順に備えている。感光体ド
ラム48は、図略のモータにより矢印方向に回転駆動さ
れ、帯電器50と対向する位置で静電領域が形成され、
この静電領域に光学ユニット18から出力されるレーザ
ー光により静電潜像が形成され、現像部52と対向する
位置で静電潜像がトナー像に現像される。感光体ドラム
48の下方には転写ローラ56が配設されており、トナ
ー像が形成された感光体ドラム48は、その転写ローラ
56と対向する位置で記録紙(転写紙)にトナー像を転
写し、クリーニング部54と対向する位置で表面に残留
しているトナーが除去される。
【0024】用紙搬送部22は、記録紙(転写紙)を矢
印Aで示す経路に沿って搬送するものであり、記録紙が
集積された状態で収納される給紙カセットを装填するカ
セット装填部58と、このカセット装填部58に装填さ
れた給紙カセットPC内から図略の給紙ローラにより引
き出された記録紙を感光体ドラム48に導く上流側搬送
路60と、感光体ドラム48でトナー像が転写された記
録紙を図中の左方に取り付けられた排出トレー62に導
く下流側搬送路64とを備えている。なお、上流側搬送
路60の適所には搬送ローラ対が配設され、感光体ドラ
ム48の近傍位置にはレジストローラ対が配設されてい
るが図示を省略している。また、下流側搬送路64の適
所には搬送ローラ対が配設され、感光体ドラム48の近
傍位置には定着部が配設されているが図示を省略してい
る。
【0025】操作部24は、本体部12の頂面適所に配
設され、複写動作を開始するためのスタートスイッチ、
露光量を調節するための調整キー、複写部数を設定する
テンキー、記録紙サイズを選択する選択キー、倍率を設
定する倍率設定キー、操作内容等を表示する表示部等に
より構成されている。
【0026】自動原稿給送部30は、載置位置にセット
された複数枚の原稿を1枚ずつ順にコンタクトガラス2
6上に自動給送する一方、読み取りの終了した原稿を順
に載置位置に戻すようにしたものである。
【0027】図2は、ラインセンサ38の本体部12に
おける取付構造を説明するための要部正面図であり、図
3は、図2の左方側から見た側面図である。これらの図
において、ラインセンサ38は、その動作を制御する制
御回路が構成された回路基板381を一体に備えて構成
されており、この回路基板381の四隅に配設された支
持部材68により取付板70に取り付けられると共に、
この取付板70が基台72上の調節板74に取り付けら
れることにより本体部12における所定の箇所に位置決
めされるようになっている。なお、基台72は、図中の
左右両端部に張架されたワイヤ76により図中の左右方
向に沿って移動可能に配設されたものであり、複写倍率
を変更する場合等にレンズ36と共にラインセンサ38
を所定の位置に移動させるようになっている。
【0028】すなわち、取付板70は、ラインセンサ3
8が取り付けられる立直状の取付部701と、この取付
部701の上方において図中の左方に向けて略直角に折
り曲げられた横臥状の折曲部702とを備えており、取
付部701の略中央位置に原稿面からの反射光RLをラ
インセンサ38に導くための透孔703が形成され、折
曲部702の幅方向(図中の奥行き方向)両端にボルト
を貫通させる透孔704,705が形成されている。
【0029】一方、調節板74は、取付板70の取付部
701と対向する位置にある立直状の対向部741と、
この対向部741の上方において図中の左方に向けて略
直角に折り曲げられた横臥状の折曲部742と、対向部
741の下方において図中の左方に向けて略直角に折り
曲げられた横臥状の取付部743とを備え、その取付部
743がねじ止めされる等して基台72に取り付けられ
ており、対向部741の略中央位置に原稿面からの反射
光RLをラインセンサ38に導くための透孔744が形
成され、折曲部742の幅方向(図中の奥行き方向)両
側にボルトを貫通させる透孔745,746が形成され
ている。
【0030】上記取付板70は、その取付部701が調
節板74の対向部741に当接した状態で折曲部702
が調節板74の折曲部742の上方に位置するように配
置され、両折曲部702,742間に圧縮バネ78,8
0を介在させた状態で透孔704,705と透孔74
5,746とにボルト82,84が挿通され、そのボル
ト82,84にナット86,88が螺合されることによ
り、両折曲部702,742が互いに離反する方向に付
勢された状態で調節板74に固定されている。
【0031】このようなラインセンサ38の取付構造に
おいて、ボルト82,84のナット86,88に対する
螺合位置を変更することで圧縮バネ78,80の弾発力
が変化し、これにより取付板70の折曲部702と調節
板74の折曲部742との間隔が調整され、原稿面から
の反射光RLがラインセンサ38のセンター位置に正確
に入射するようにされる。すなわち、圧縮バネ78,8
0と、ボルト82,84と、ナット86,88とで、取
付板70を調節板74に取り付けるための取付手段が構
成され、同時に取付板70をラインセンサ38のライン
方向と直交する方向(すなわち、本実施形態では上下方
向)に位置調節する位置調節手段が構成されることにな
る。
【0032】また、取付板70の取付部701には、ラ
インセンサ38のライン方向における一方端部に対応す
る位置に横断面円形の突起90が形成され、調節板74
の対向部741には、突起90に対向する位置に突起9
0を受け入れるガイド部としての長孔92が形成されて
いる。この長孔92は、その長手方向がラインセンサ3
8のライン方向と直交する方向(すなわち、本実施形態
では上下方向)に沿って形成されており、突起90は、
その外径寸法が長孔92の幅寸法と略一致するように設
定され、長孔92内を摺動可能となるように形成されて
いる。
【0033】このため、ボルト82,84のナット8
6,88に対する螺合位置を変えて取付板70をライン
センサ38のライン方向と直交する方向に位置調節する
ことができるにもかかわらず、この位置調節を行うとき
に取付板70がラインセンサ38のライン方向へ不用意
に移動しないようになる。すなわち、突起90と長孔9
2とで取付板70のラインセンサ38におけるライン方
向への移動を規制する移動規制手段が構成され、ライン
センサ38はコンタクトガラス26上にセットされた原
稿位置に対応して正確に原稿画像を読み取ることができ
るようになる。
【0034】本発明の実施形態に係る画像読取装置10
は、上記のように構成され、取付板70のライン方向へ
の移動を規制する突起90と長孔92とからなる移動規
制手段を備えているので、取付板70をラインセンサ3
8のライン方向と直交する方向に位置調節するとき、取
付板70のライン方向への移動を規制することができる
結果、ラインセンサ38のライン方向への位置ずれを効
果的に抑制することができるようになる。
【0035】また、取付板70の折曲部702と調節板
74の折曲部742との間に配設された圧縮バネ78,
80により両折曲部702,742が互いに離反する方
向に付勢された状態で両折曲部702,742同士がボ
ルト82,84とナット86,88とにより連結される
ため、取付板70を調節板74に対して安定した状態で
取り付けることができ、ラインセンサ38のライン方向
と直交する方向における位置調節を正確に行うことがで
きるようになる。
【0036】また、移動規制手段を構成する突起90と
長孔92とは、ラインセンサ38のライン方向における
側部に対応する位置に形成されているので、取付板70
と調節板74の側部に僅かなスペースを設けるだけで移
動規制手段を構成することができ、ラインセンサ38の
取付構造をコンパクト化することができる。
【0037】なお、本発明に係る画像読取装置10は、
上記実施形態のものに限定されるものではなく、以下に
述べるような種々の変形態様を採用することが可能であ
る。
【0038】すなわち、上記実施形態では、取付板70
の折曲部702と調節板74の折曲部742とを連結す
るボルト82,84はナット86,88に螺合させるよ
うにしたものであるが、調節板74の折曲部742に螺
合孔を形成し、ボルト82,84をその螺合孔に螺合さ
せることによりナット86,88を用いないようにする
こともできる。この場合、ボルト82,84を調節板7
4の折曲部742側から取付板70の折曲部702に向
けて取り付けるときは、取付板70の折曲部702に螺
合孔を形成すればよい。
【0039】また、上記実施形態では、圧縮バネ78,
80により取付板70の折曲部702と調節板74の折
曲部742とに対して互いに離反させる方向の付勢力を
与えるようにしているが、圧縮バネ78,80に代えて
ゴム弾性を有する部材を用いるようにすることもでき
る。
【0040】また、上記実施形態では、突起90を取付
板70の取付部701に形成し、長孔92を調節板74
の対向部741に形成することにより移動規制手段を構
成しているが、突起90を調節板74の対向部741に
形成し、長孔92を取付板70の取付部701に形成す
ることにより移動規制手段を構成することもできる。ま
た、突起90のガイド部としての長孔92に代え、対向
部741の取付部701に対向する側に一対のガイド板
を所定の間隔を設けて突出させ、この一対のガイド板に
より突起90を摺動させるガイド部を構成するようにし
てもよい。また、突起90は横断面円形に形成したもの
であるが、横断面四角形に形成することも可能である。
このように突起90を横断面四角形に形成した場合は、
取付板70をラインセンサ38のライン方向と直交する
方向に位置調節するときに回転動作が規制されて取付板
70が傾かないようになり、高精度で位置調節を行うこ
とができるようになる。
【0041】また、上記実施形態では、突起90と長孔
92とからなる移動規制手段をラインセンサ38のライ
ン方向における一方の側部に対応する位置にだけ形成す
るようにしているが、同様の構成になる移動規制手段を
ライン方向における他方の側部に対応する位置にも形成
することができる。このように、ラインセンサ38のラ
イン方向における両側部に対応する位置に移動規制手段
を構成した場合は、突起90を横断面四角形に形成した
場合と同様に取付板70が傾かないようになり、高精度
で取付板70の位置調節を行うことができるようにな
る。
【0042】また、上記実施形態では、画像読取装置1
0は、複写機を構成するものとして説明しているが、フ
ァクシミリ、スキャナ、複合機等を構成する場合にも適
用が可能であることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、取付板のライン方向への移動を規制する移動規
制手段を備えているので、ラインセンサのライン方向へ
の位置ずれを効果的に抑制することができる。
【0044】また、請求項2の発明によれば、位置調節
手段が、取付板の折曲部と調節板の折曲部とを互いに離
反する方向に付勢する弾性部材と、両折曲部が互いに離
反する方向に付勢された状態で両折曲部同士を連結する
連結部材とからなるので、取付板を調節板に対して安定
した状態で取り付けることができ、ラインセンサのライ
ン方向と直交する方向における位置調節を容易に行うこ
とができる。
【0045】また、請求項3の発明によれば、移動規制
手段が、取付部及び対向部のいずれか一方に形成された
突起と、取付部及び対向部の残る他方に形成され、突起
をライン方向に直交する方向に移動可能で、かつライン
方向に移動不能に受け入れるガイド部とからなるので、
原稿画像を常に規定位置で読み取ることができるように
なる。
【0046】また、請求項4の発明によれば、ガイド部
は、ラインセンサのライン方向と直交する方向に沿って
形成された長穴からなるものであるので、ガイド部の構
成を簡素化することができる。
【0047】また、請求項5の発明によれば、移動規制
手段が、ラインセンサのライン方向における側部に対応
する位置に形成されているので、ラインセンサの取付構
造をコンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像読取装置の概略
構成を示す内部構成図である。
【図2】図1に示す画像読取装置におけるラインセンサ
の取付構造を説明するための正面図である。
【図3】図2に示すラインセンサの取付構造の側面図で
ある。
【図4】従来例のラインセンサの取付構造を説明するた
めの図で、(a)はその正面図、(b)はその側面図で
ある。
【符号の説明】
10 画像読取装置 26 コンタクトガラス(原稿載置部) 38 ラインセンサ 70 取付板 74 調節板 78,80 圧縮バネ(弾性部材) 82,84 ボルト(連結部材) 86,88 ナット 90 突起 92 長孔(ガイド部) 321 露光光源(光源) 701 取付部 702 折曲部 741 対向部 742 折曲部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿載置部に載置される原稿を光源によ
    り走査し、その反射光をラインセンサに結像させること
    により原稿画像を読み取るようにした画像読取装置であ
    って、前記ラインセンサを取り付ける取付板と、該取付
    板を取り付ける調節板と、前記取付板を調節板に取り付
    けた状態でラインセンサのライン方向と直交する方向に
    位置調節する位置調節手段と、前記取付板の前記ライン
    方向への移動を規制する移動規制手段とを備えたことを
    特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記取付板は、ラインセンサを取り付け
    る取付部と、該取付部に対して略直角に折り曲げられた
    折曲部とを備えると共に、前記調節板は、前記取付部と
    対向する対向部と、該対向部に対して略直角に折り曲げ
    られた折曲部とを備えてなり、前記位置調節手段は、前
    記両折曲部を互いに離反する方向に付勢する弾性部材
    と、前記両折曲部が互いに離反する方向に付勢された状
    態で両折曲部同士を連結する連結部材とからなることを
    特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記移動規制手段は、前記取付部及び対
    向部のいずれか一方に形成された突起と、前記取付部及
    び対向部の残る他方に形成され、前記突起を前記ライン
    方向と直交する方向に移動可能で、かつ前記ライン方向
    に移動不能に受け入れるガイド部とからなることを特徴
    とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部は、ラインセンサのライン
    方向と直交する方向に沿って形成された長穴からなるも
    のであることを特徴とする請求項3記載の画像読取装
    置。
  5. 【請求項5】 前記移動規制手段は、ラインセンサのラ
    イン方向における側部に対応する位置に形成されている
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1297131C (zh) * 2001-01-19 2007-01-24 佳能株式会社 图象阅读设备

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CN1297131C (zh) * 2001-01-19 2007-01-24 佳能株式会社 图象阅读设备

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