JP2002251056A - 画像形成装置及び用紙サイズ検出方法 - Google Patents

画像形成装置及び用紙サイズ検出方法

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JP2002251056A
JP2002251056A JP2001050769A JP2001050769A JP2002251056A JP 2002251056 A JP2002251056 A JP 2002251056A JP 2001050769 A JP2001050769 A JP 2001050769A JP 2001050769 A JP2001050769 A JP 2001050769A JP 2002251056 A JP2002251056 A JP 2002251056A
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JP2001050769A
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Hiroyuki Watanabe
裕之 渡辺
Tomoshi Sakata
智志 坂田
Yuuho Ho
有宝 彭
Hideo Yamane
秀夫 山根
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿近傍でそのプラテンガラスの上の原稿の
有無を検知できるようにすると共に、隣り合うセンサ同
士の干渉や、外乱光による影響を低減できるようにす
る。 【解決手段】 原稿紙20を載置するプラテンガラス5
1と、この原稿紙20から原稿を読み取るためにプラテ
ンガラス51下に設けられた原稿読取手段16と、この
原稿紙20を覆い押さえるためにプラテンガラス51上
に設けられたADF40と、プラテンガラス51上の原
稿の有無を検知する原稿検知センサS1を備え、この原
稿検知センサS1がADF40のプラテンガラス51側
に取り付けられるものである。この構成によって、原稿
近傍でそのプラテンガラス51上の原稿紙20の有無を
検知することができるので、原稿検知センサS1を構成
する発光素子及び受光素子の感度調整が容易となるばか
りか、隣り合うセンサ同士の干渉や、外乱光による影響
を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式を
用いた複写機能を有する複写機、複合機、プリンタ、フ
ァクシミリ等に適用して好適な画像形成装置及び用紙サ
イズ検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿を読み取って得た原稿画像デ
ータに基づいて指定用紙に原稿画像を形成するデジタル
複写機が使用される場合が多くなってきた。この種のデ
ジタル複写機は原稿を記録した用紙(以下で原稿紙とい
う)が載置台に載置されたことを検知して、その原稿紙
から原稿を読み取った後に原稿画像を形成するようにな
される。
【0003】図14は従来例に係る複写機10における
原稿検知センサ2の配置例を示す断面の模式図である。
図14に示す複写機10は原稿紙20がA4,B5版等
の定型用紙であること前提にして、原稿検知センサ2が
原稿読取手段の基台(以下でスキャナ底板という)12
上の所定の位置に設けられる。原稿検知センサ2は発光
素子PDと受光素子RDを組み合わせたものである。受
光素子RDは原稿紙20のエッジ直下であって、発光素
子PDからの直接光が入射しない位置に配設される。
【0004】発光素子PDはプラテンガラス51を通し
て原稿エッジに向けて光を照射するようになされる。こ
のスキャナ底板12上にはA4,B5版等の定型用紙の
種類に見合う複数個の発光素子PD及び受光素子RDが
配置される。プラテンガラス51上の原稿紙20はプラ
テンカバー1によって覆圧される。
【0005】この原稿検知センサ2の検知原理によれ
ば、原稿紙20がプラテンガラス51上に載置されてい
ない場合は、発光素子PDから照射された光がプラテン
ガラス51を透過し、受光素子RDでは何も検出されな
い。原稿紙20がプラテンガラス51上に載置されてい
る場合は原稿エッジによって散乱した光が受光素子RD
によって検出される。これにより、原稿紙20の存在を
検出することができる。
【0006】図15は従来例に係る他の複写機10’に
おける位置検出素子5の配置例を示す断面の模式図であ
る。図15に示す複写機10’は原稿紙20がA4,B
5版等の定型用紙であること前提にして、位置検出素子
5がスキャナ底板12上の所定の位置に設けられる。位
置検出素子(以下でPSDという)5は光源3と結像レ
ンズ4とを組み合わせたものである。PSD5は原稿紙
20のエッジを見通せる位置であって、光源3からの直
接光が入射しない位置に配設される。光源3はプラテン
ガラス51を通して原稿エッジを含む原稿紙20の広い
範囲に向けて光を照射するようになされる。プラテンガ
ラス51上の原稿紙20はプラテンカバー1によって覆
圧される。
【0007】このPSD5の検知原理によれば、原稿紙
20がプラテンガラス51上に載置されていない場合
は、光源3から照射された光がプラテンガラス51を透
過し、PSD5では何も検出されない。原稿紙20がプ
ラテンガラス51上に載置されている場合は原稿エッジ
によって散乱した光が結像レンズ4を通して結像され、
PSD5の出力レベルに基づいて原稿エッジが検出され
る。これにより、原稿紙20の存在を検出することがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来方
式の複写機10や10’によれば、スキャナ底板12上
に原稿検知センサ2やPSD5を配置しているので以下
のような問題がある。 複写機10等のプラテンガラス51の上面とスキャ
ナ底板12との間の距離は機種によって異なるため、各
々の機種にあったセンサ設計をする必要がある。しか
も、原稿紙20のサイズに応じた個数の原稿検知センサ
2やPSD5などを準備して配置しなければならず、コ
ストアップに繋がっていた。 複写機10等の機種にもよるが、原稿紙20の原稿
濃度が濃い場合(黒紙)には散乱光が原稿エッジで減少
するため原稿紙20がプラテンガラス51上に載置され
ているにも拘わらず原稿紙20を検知できない場合があ
る。
【0009】そこで、この発明は上述した課題を解決し
たものであって、原稿近傍でその載置台上の原稿紙の有
無を検知できるようにすると共に、隣り合うセンサ同士
の干渉や、外乱光による影響を低減できるようにした画
像形成装置及び用紙サイズ検出方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、か
つ、目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置
は原稿を読み取って所定の用紙に画像形成する装置であ
って、原稿を載置する載置台と、この原稿を読み取るた
めに載置台下に設けられた原稿読取手段と、この原稿を
覆い押さえるために載置台上に設けられた覆圧手段と、
載置台上の原稿の有無を検知する検知手段とを備え、こ
の検知手段が覆圧手段の載置台面側に取り付けられるこ
とを特徴とするものである。
【0011】本発明に係る画像形成装置によれば、原稿
近傍でその載置台上の原稿の有無を検知することができ
るので、検知手段を構成する発光素子及び受光素子の感
度調整が容易となるばかりか、隣り合うセンサ同士の干
渉や、外乱光による影響を低減することができる。
【0012】しかも、これらの発光素子及び受光素子を
同一基板上に多数配置することができるので、検知手段
のコストダウン、強いては画像形成装置の低廉化に寄与
するところが大きい。更には検知手段を分割して発光素
子を原稿読取手段側に配置し、その透過光を覆圧手段側
の受光素子で検出することにより、黒紙のような原稿で
も、原稿の有無を検知することができるようになる。
【0013】本発明に係る用紙サイズ検出方法は所定の
ピッチでライン状に整列させた発光素子又は/及び受光
素子を用いて用紙のサイズを検出する方法であって、用
紙を検知している受光素子の個数、又は、任意の基準位
置から用紙を検知している受光素子に至る個数を計算す
ることにより、用紙のサイズを検出するようになされ
る。本発明に係る用紙サイズ検出方法によれば、任意の
大きさの用紙のサイズを容易かつ高速に検出することが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態としての画像形成装置及び用紙サイズ検
出方法について説明をする。 (1)第1の実施形態 図1Aは、本発明に係る第1の実施形態としての画像形
成装置101の構成例を示す斜視図、図1Bはその側面
のイメージ図である。図2は、その原稿検知センサS1
の配置例を示す模式図である。
【0015】この実施形態では原稿を読み取って所定の
用紙に画像形成する場合に、載置台上の原稿を覆い押さ
える覆圧手段にその原稿の有無を検知する検知手段を取
り付けて、原稿近傍でその載置台上の原稿の有無を検知
できるようにすると共に、隣り合うセンサ同士の干渉
や、外乱光による影響を低減できるようにしたものであ
る。
【0016】図1Aに示す画像形成装置101は原稿2
を読み取って所定の用紙に画像形成する装置である。画
像形成装置101は載置台の一例となるプラテンガラス
51を有しており、原稿を記録した用紙(以下で原稿紙
という)20を載置するようになされる。このプラテン
ガラス51の下には原稿読取手段16が設けられ、原稿
紙20から原稿を読み取るようになされる。このプラテ
ンガラス51の上には覆圧手段の一例となる自動原稿給
紙読取装置(以下でADFともいう)40が取り付けら
れ、原稿紙20を自動給紙して原稿を読み取るようにな
される。
【0017】覆圧手段はADF40に限られることはな
く、通常のプラテンカバーにより構成し、原稿紙20を
覆い押さえるようにしてもよい。このような覆圧手段で
プラテンガラス51面側には検知手段の一例となる図1
Bに示すような原稿検知センサS1が取り付けられ、プ
ラテンガラス51の上に置かれた原稿紙20の有無を検
知するようになされる。原稿検知センサS1には発光素
子及び受光素子を各々1乃至数個ずつを組み合わせて1
ユニットとした反射型の光センサが使用される。この例
では1個の発光素子PD及び2個受光素子RD1,RD
2を組み合わせた光センサが使用される。
【0018】この画像形成装置101で発光素子PD及
び受光素子RD1,RD2が覆圧手段に取り付けられる
場合であって、図2に示す発光素子PDはプラテンガラ
ス51の上に載置された原稿紙20の上側から原稿エッ
ジへ向かって光を照射する位置に配設され、受光素子R
D1,RD2は原稿エッジからの反射光を直接受光可能
な位置に配設される。
【0019】覆圧手段がADF40の場合はプラテンガ
ラス51面側に取付スペースを設け、この中に発光素子
PD及び受光素子RD1,RD2を取り付けるとよい。
また、プラテンカバーの場合は所定の大きさに窓状にカ
バー部材を切り抜き又は凹部状に彫り込み、その凹部状
の取付スペースに発光素子PD及び受光素子RD1等を
取り付けるようにするとよい。プラテンカバーが薄い場
合はプラテンガラス51面と反対側で凸部状にセンサカ
バー部材を設けるようにするとよい。
【0020】ここで原稿紙面(用紙面)とほぼ垂交する
同一面に発光素子PDの光軸と受光素子RDの光軸が含
まれるとき、この原稿紙20のエッジを基準にしてプラ
テンガラス51面からそのエッジを含む線分を法線nと
し、この法線nと発光素子PDの光軸とが成す角度を入
射角θとし、この法線nと受光素子RD1の光軸とが成
す角度を受光角φとしたとき、受光素子は0°≦φ°<
θ°なる関係を満たす位置に配設される。原稿紙20の
エッジを精度良く検出するためである。
【0021】このように、本発明に係る第1の実施形態
としの画像形成装置101によれば、原稿近傍でそのプ
ラテンガラス51の上の原稿紙20の有無を原稿検知セ
ンサS1によって検知することができるので、その光セ
ンサを構成する発光素子PD及び受光素子RD1,RD
2の感度調整が容易となるばかりか、隣り合うセンサ同
士の干渉や、外乱光による影響を低減することができ
る。
【0022】しかも、これらの発光素子PD及び受光素
子RD1,RD2を同一基板上に多数配置することがで
きるので、原稿検知センサS1のコストダウン、強いて
は画像形成装置101の低廉化に寄与するところが大き
い。
【0023】(2)第2の実施形態 図3A及びBは、本発明に係る第2の実施形態としての
画像形成装置102におけるセンサアレイ11の構成例
を示す斜視図である。この実施形態ではセンサアレイ1
1から構成される検知手段が備えられる。なお、第1の
実施形態と同じ名称及び同じ符号のものは同じ機能を有
するためその説明を省略する。
【0024】図3Aに示す画像形成装置102は原稿紙
20を読み取って所定の用紙に画像形成する装置であ
る。画像形成装置102では例えば、ADF40のプラ
テンガラス51面側には検知手段の一例となる、図3B
に示すような反射型のセンサアレイ11が取り付けら
れ、プラテンガラス51の上に置かれた原稿紙20の有
無を検知するようになされる。センサアレイ11はプラ
テンガラス51の上に載置された原稿紙20の上側から
原稿エッジへ向かって光を照射する位置で、その原稿エ
ッジからの反射光を直接受光可能な位置に配設される。
【0025】この場合、ADF40のプラテンガラス5
1面側に取付スペースを設け、この中にセンサアレイ1
1を取り付けるとよい。プラテンカバーの場合は所定の
大きさに窓状にカバー部材を切り抜き又は凹部状に彫り
込み、その凹部状の取付スペースにセンサアレイ11を
取り付けるようにするとよい。プラテンカバーが薄い場
合は第1の実施形態と同様にしてプラテンガラス51面
と反対側に凸部状のセンサカバー部材を設けるようにす
るとよい。
【0026】このセンサアレイ11はn個の発光素子P
D1〜PDn及び受光素子RD1〜RDnを同一基板上
に格子状に配列したものである。原稿紙20の検知原理
は第1の実施形態と同様である。つまり、センサアレイ
11の発光素子PD1等からプラテンガラス51上の原
稿エッジへ向かって光を照射され、原稿エッジからの反
射光をセンサアレイ11の受光素子RD1等によって直
接受光するようになされる(図2参照)。
【0027】このように、本発明に係る第2の実施形態
としての画像形成装置102によれば、原稿近傍でその
プラテンガラス51上の原稿紙20の有無をセンサアレ
イ11によって検知することができるので、センサアレ
イ11を構成する発光素子PD1〜PDn及び受光素子
RD1〜RDnの感度調整が容易となるばかりか、隣り
合うセンサ同士の干渉や、外乱光による影響を低減する
ことができる。
【0028】しかも、これらの発光素子PD1〜PDn
及び受光素子RD1〜RDnを同一基板上に多数配置す
ることができるので、センサアレイ11のコストダウ
ン、強いては画像形成装置102の低廉化に寄与すると
ころが大きい。
【0029】(3)第3の実施形態 図4は、第3の実施形態としての画像形成装置103に
おける透過型センサ13の配置例を示す模式図である。
この実施形態では検知手段を発光素子PDと受光素子R
Dとに分割して所定の位置に配置したものである。つま
り、検知手段の一例となる透過型センサの発光素子PD
を原稿読取手段16側に設け、その受光素子RDを覆圧
手段側に設けるようにしたものである。
【0030】図4に示す画像形成装置103は原稿紙2
0を読み取って所定の用紙に画像形成する装置である。
画像形成装置103では検知手段の一部を構成する発光
素子PDが原稿読取手段の一部を構成するスキャナ底板
12側に配設され、ADF(覆圧手段)40のプラテン
ガラス51面側には受光素子RDが取り付けられるもの
である。この発光素子PD及び受光素子RDにより透過
型センサ13を構成され、プラテンガラス51上に置か
れた原稿紙20の有無を検知するようになされる。この
例で発光素子PDと受光素子RDとは非同一光軸上に設
けられる。つまり、発光素子PDはその光軸が例えば、
原稿エッジにオーバラップするように設けられるが、受
光素子RDは原稿エッジから原稿側へ引っ込んだ位置に
設けられる。原稿無し時の発光素子PDからの透過光を
検出するためである。
【0031】このスキャナ底板12には、プラテンガラ
ス51上の原稿紙20を読み取る光源(露光ランプ)5
3や、図示しないCCD撮像素子、反射鏡等を駆動する
光学系駆動機構が備えられている。この発光素子PDに
関して上述の露光ランプを兼用してもよい。発光素子P
Dが省略でき、部品点数を少なくできる。
【0032】原稿紙20の検知原理は第1及び第2の実
施形態と異なる。つまり、図4に示す透過型センサ13
の発光素子PDからプラテンガラス51を通して、その
プラテンガラス51上へ向かって光を照射され、プラテ
ンガラス51の透過光を受光素子PDによって直接受光
するようになされる。原稿紙20がプラテンガラス51
に有る場合は発光素子PDからの光が遮られるので、受
光素子RDがオフする。原稿紙20がプラテンガラス5
1に無い場合は発光素子PDからの光が遮られないの
で、受光素子RDがオンする。このオン/オフ信号によ
って原稿有無を判別するようになされる。
【0033】このように、本発明に係る第3の実施形態
としての画像形成装置103によれば、原稿近傍でその
プラテンガラス51上の原稿紙20の有無を透過型セン
サ13によって検知することができるので、透過型セン
サ13を構成する発光素子PD及び受光素子RDの感度
調整が容易となる。しかも、その透過光をADF40側
の受光素子RDで検出することにより、黒紙のような原
稿紙20でも、原稿紙20の有無を検知することができ
るようになる。
【0034】(4)第4の実施形態 図5は、第4の実施形態としての画像形成装置104に
おける密着型イメージセンサ17の配置例を示す正面図
である。図6は、密着型イメージセンサ17による原稿
検知例を示す平面図である。この実施形態では検知手段
の一例となる密着型イメージセンサ17が覆圧手段側に
設けられ、原稿検知と共に原稿紙20のサイズを検知す
るものである(用紙サイズ検出方法)。
【0035】図5に示す密着型イメージセンサ17はn
個の発光素子PDi(i=1〜n)及びn個の受光素子
RDi(i=#1〜n)をライン状に並べて細長い枠体
17aに組み込まれたものである。密着型イメージセン
サ17はプラテンガラス51上に載置された原稿紙20
の紙面に対して概略平行であって、その原稿紙20のエ
ッジに対して斜めに配置される。原稿紙20のサイズを
検出するためである。
【0036】この例で密着型イメージセンサ17の受光
素子RD1〜RDnが所定のピッチでライン状に整列さ
れている場合であって、原稿紙20のサイズを判別する
制御装置14が備えられ、プラテンガラス51上に載置
された原稿紙20を検知している受光素子RDiの個
数、又は、任意の基準位置pから原稿紙20を検知して
いる受光素子RDiに至る個数を計算するようになされ
る。
【0037】図6に示す密着イメージセンサ17は原稿
紙20の長さ方向に対して角度θ、例えばθ=45°の
傾きをもって配置されている。この例では、A4版やB
5版などの原稿紙20の中心がプラテンガラス51面の
基準位置pに合わせられる場合であって、A4版の原稿
紙20を検知する場合は、その原稿紙20の隣接する二
辺の所定の点a1,a2を結ぶ長さaを検知するように
なされる。
【0038】このA4版の原稿紙20の長さaは制御装
置14によって算出される。制御装置14では点a1か
らa2の受光素子がオンし、それ以外の受光素子がオフ
することで、オン状態の受光素子の個数が算出され、予
め設定された基準値と比較することにより原稿紙20の
大きさA4版を判別することができる。
【0039】B5版の場合はその原稿紙20の隣接する
二辺の所定の点b1,b2を結ぶ長さbを検知するよう
になされる。制御装置14では点b1からb2の受光素
子PDiがオンし、それ以外の受光素子RDがオフする
ことで、オン状態の受光素子の個数が算出され、予め設
定された基準値と比較することにより原稿紙20の大き
さB5版を判別することができる(用紙サイズ検出方
法)。
【0040】このように、本発明に係る第4の実施形態
としての画像形成装置104によれば、原稿近傍でその
プラテンガラス51上の原稿紙20の有無及びそのサイ
ズを密着型イメージセンサ17によって検知することが
できる。これにより、自動変倍モードのような画像形成
処理を行うことができる。このモードでは原稿紙20の
サイズを検知し、指定された用紙の大きさに最適な倍率
を算出して、その用紙に原稿画像を縮小又は拡大して形
成するようになされる。
【0041】(5)第5の実施形態 図7は、第5の実施形態としての画像形成装置105に
おける密着型イメージセンサ18の構成例を示す正面図
である。図8は、密着型イメージセンサ18による原稿
検知例を示す平面図である。
【0042】この実施形態では検知手段の一例となる密
着型イメージセンサ18が覆圧手段側に設けられ、原稿
検知と共に原稿紙20のサイズを検知するものである。
密着型イメージセンサ18は第4の実施形態に比べて約
半分の長さを有している。
【0043】図7に示す密着型イメージセンサ18はm
個の発光素子PDj(j=1〜m)及びm個の受光素子
RDj(j=#1〜m)をライン状に並べて細長い枠体
18aに組み込まれたものである。密着型イメージセン
サ18はプラテンガラス51上に載置された原稿紙20
の紙面に対して概略平行であって、その原稿紙20のエ
ッジに対して斜めに配置される。原稿紙20の用紙サイ
ズを検出するためである。
【0044】この例で密着型イメージセンサ18の受光
素子RDjが所定のピッチでライン状に整列されている
場合であって、原稿紙20のサイズを判別する制御装置
14が備えられ、プラテンガラス51上に載置された原
稿紙20に関して基準位置Pから原稿紙20を検知して
いる受光素子RDjに至る個数を計算するようになされ
る。
【0045】図8に示す密着イメージセンサ18は原稿
紙20の長さ方向に対して角度θ=45°をもって配置
されている。この例では、A4版やB5版などの原稿紙
20がプラテンガラス51面の一方の側に合わせて配置
される場合であって、A4版の原稿紙20を検知する場
合は、基準位置Pとその原稿紙20の底辺を横切る点c
を結ぶ線分Pcを検知するようになされる。
【0046】このA4版の原稿紙20の大きさは制御装
置14によって、基準位置Pから原稿紙20を検知して
いる受光素子RDjに至る個数が計算される。この例で
基準位置Pから点cの受光素子がオンし、それ以外の受
光素子がオフすることで、オン状態の受光素子の個数が
算出され、予め設定された基準値と比較することによ
り、原稿紙20の大きさA4版を判別することができ
る。
【0047】B5版の場合は基準位置Pとその原稿紙2
0の底辺を横切る点dを結ぶ線分Pdを検知するように
なされる。このB5版の原稿紙20の大きさは制御装置
14によって、基準位置Pから原稿紙20を検知してい
る受光素子RDj’に至る個数が計算される。この例で
基準位置Pから点dの受光素子がオンし、それ以外の受
光素子がオフすることで、オン状態の受光素子の個数が
算出され、予め設定された基準値と比較することによ
り、原稿紙20の大きさB5版を判別することができ
る。
【0048】このように、本発明に係る第5の実施形態
としての画像形成装置105によれば、原稿近傍でその
プラテンガラス51上の原稿紙20の有無及びそのサイ
ズを密着型イメージセンサ18によって検知することが
できる。しかも、第4の実施形態に比べて半分の長さの
センサを具備すればよいので、複写機200のコストダ
ウンを図ることができる。また、第4の実施形態と同様
にして、自動変倍モードのような画像形成処理を行うこ
とができる。
【0049】(6)第6の実施形態 図9は、第6の実施形態としての画像形成装置106に
係る密着型イメージセンサ19の構成例を示す正面図で
ある。図10は、密着型イメージセンサ19による原稿
検知例を示す平面図である。
【0050】この実施形態では検知手段の一例となる密
着型イメージセンサ19が覆圧手段側に設けられ、原稿
検知と共に原稿紙20のサイズを検知するものである。
密着型イメージセンサ19は第5の実施形態と同様にし
て第4の実施形態に比べて約半分の長さを有している。
【0051】図10に示す密着型イメージセンサ19は
m個の発光素子PDj(j=1〜m)及びn個の受光素
子RDj(j=#1〜m)をライン状に並べて細長い枠
体19aに組み込まれたものである。密着型イメージセ
ンサ19はプラテンガラス51上に載置された原稿紙2
0の紙面に対して概略平行であって、その原稿紙20の
エッジに対してほぼ平行に配置される。原稿紙20の用
紙サイズを検出するためである。
【0052】この例で密着型イメージセンサ19の受光
素子が所定のピッチでライン状に整列されている場合で
あって、原稿紙20の用紙サイズを判別する制御装置1
4が備えられ、プラテンガラス51上に載置された原稿
紙20に関して基準位置Pから原稿紙20を検知してい
る受光素子に至る個数を計算するようになされる。
【0053】図10に示す密着イメージセンサ19は原
稿紙20の長さ方向に対して角度θ=90°をもって配
置されている。この例では、A4版やB5版などの原稿
紙20の中心がプラテンガラス51面の基準位置に合わ
せられる場合であって、A4版の原稿紙20を検知する
場合は、基準位置Pとその原稿紙20の底辺を区切る点
eを結ぶ線分Peを検知するようになされる。
【0054】このA4版の原稿紙20の大きさは制御装
置14によって、基準位置Pから原稿紙20を検知して
いる受光素子RDjに至る個数が計算される。この例で
基準位置Pから点eの受光素子がオンし、それ以外の受
光素子がオフすることで、オン状態の受光素子の個数が
算出され、予め設定された基準値と比較することによ
り、原稿紙20の大きさA4版を判別することができ
る。
【0055】B5版の場合は基準位置Pとその原稿紙2
0の底辺を区切る点fを結ぶ線分Pfを検知するように
なされる。このB5版の原稿紙20の大きさは制御装置
14によって、基準位置Pから原稿紙20を検知してい
る受光素子RDj’に至る個数が計算される。この例で
基準位置Pから点fの受光素子がオンし、それ以外の受
光素子がオフすることで、オン状態の受光素子の個数が
算出され、予め設定された基準値と比較することにより
原稿紙20の大きさB5版を判別することができる。
【0056】このように、本発明に係る第6の実施形態
としての画像形成装置106によれば、原稿近傍でその
プラテンガラス51上の原稿紙20の有無及びそのサイ
ズを密着型イメージセンサ19によって検知することが
できる。しかも、第5の実施形態と同様にして第4の実
施形態に比べて半分の長さのセンサを具備すればよいの
で、複写機200のコストダウンを図ることができる。
また、第4及び第5の実施形態と同様にして、自動変倍
モードのような画像形成処理を行うことができる。
【0057】(7)実施例 図11は本発明に係る実施例としてのデジタル複写機2
00の断面の構成例を示す模式図である。この実施例で
デジタル複写機200は白黒用であり、原稿検知機能及
び原稿紙20のサイズ検知に関して画像形成装置101
〜106が応用されるものである。
【0058】このデジタル複写機200には、図11に
示すような自動原稿給紙読取装置(Auto Document F
eed−reader:以下ADFともいう)40及び原稿読取
手段の一例となる画像読み取り部(スキャナ)50が設
けられ、原稿画像が読み取られて画像信号が出力され
る。ADF40は原稿載置部41、給紙ローラ42a、
分離ローラ42b、搬送ローラ43、反転ローラ44、
反転部45及び排紙皿46を有している。また、画像読
み取り部50はプラテンガラス51、ADF用のプラテ
ンガラス52、光源(露光ランプ)53、ミラー54、
55、56、結像光学部57、CCD撮像装置58及び
図示しない光学駆動部を有している。
【0059】このCCD撮像装置58の出力段には画像
処理部21が接続され、画像信号を、等倍、拡大又は縮
小等の画像処理した後の原稿画像データDinが画像形成
部70に出力される。画像形成部70は有機感光体ドラ
ム(感光体)71と、帯電部72と、現像部73と、排
紙ガイド部材27、転写部74及び分離部75を有した
転写・分離電極ユニット15と、クリーニング部76
と、搬送機構77と、定着部78とを有している。
【0060】この有機感光体ドラム(以下感光体ドラム
という)71の上方には帯電部72が配設され、帯電電
位に基づいて予め感光体ドラム71が一様に帯電され
る。感光体ドラム71の例えば斜め右上方には画像書き
込み(露光部)60が設けられ、画像処理部21から出
力された原稿画像データDinに基づいて感光体ドラム7
1が露光され、その感光体ドラム71上に静電潜像が形
成される。
【0061】感光体ドラム71の右側にはトナー及びキ
ャリア(現像剤)が収容された現像部73が配設され、
画像書き込み部60によって露光された静電潜像にトナ
ーが付着され現像される。この例では現像剤には磁性体
であるキャリアと非磁性体のトナーとを混合した二成分
現像剤が使用される。この現像の際には、図示しない現
像スリーブと呼ばれる現像剤担持体によって現像部4か
らトナーのみが感光体ドラム71上の静電潜像に付着さ
れる。
【0062】また、現像部73の下方にはレジストロー
ラ61や給紙ローラ62等が設けられ、用紙30が感光
体ドラム71下に搬送される。レジストローラ61の右
側であって、本体装置の外面には手差しトレイ63が設
けられ、普通紙よりも厚手の葉書等が挿入できるように
なされている。
【0063】更に、感光体ドラム71の下方には排紙ガ
イド部材27、転写部74及び分離部75をユニット化
した転写/分離電極ユニット15が配設され、帯電、露
光、現像を経てその感光体ドラム71上に形成されたト
ナー像が転写/分離される。例えば、給紙カセット30
aから繰り出された用紙30がレジストローラ61でこ
の複写機200の画像制御システムと同期が採られ、そ
の後、給紙ローラ62によって用紙30が感光体ドラム
71下に搬送されると、この転写部74によって、トナ
ー像が用紙30に転写され、それに隣接した分離部75
によって、用紙30が感光体ドラム71から分離され
る。
【0064】この分離部75の下流側には搬送機構部7
7が設けられ、その終端部には定着部78が設けられ
る。定着部78では用紙30上のトナー像が定着され
る。搬送機構部77と上述の帯電部72との間であっ
て、感光体ドラム71に対向してクリーニング部76が
設けられ、感光体ドラム71に残留したトナーがクリー
ニングされる。
【0065】図12はデジタル複写機200の制御系の
構成例を示すブロック図である。図12に示すデジタル
複写機200は制御装置14を有している。制御装置1
4にはADF40が接続され、原稿紙20を読み取って
原稿画像信号Sinの出力するようになされる。制御装置
14にはADF40の他に原稿検知センサS1、原稿サ
イズセンサS2、画像処理部21、給紙制御部24、画
像メモリ28、操作部48、画像書込み部60、画像形
成部70が接続され、原稿有無情報D1、原稿サイズ情
報D2、操作情報D3及び、ADF40から転送されて
きた原稿画像データDinに基づいて用紙30等に原稿画
像を形成するようになされる。
【0066】原稿検知センサS1には第1又は第2の実
施形態で説明したような検知手段が適用され、原稿サイ
ズセンサS2には第3の実施形態で説明したようなセン
サアレイや、第4の実施形態〜第6の実施形態で説明し
たような密着型のイメージセンサ17〜19が使用され
る。
【0067】給紙制御部24は給紙カセット30aや3
0bから用紙30を繰り出し、画像形成部70に搬送す
るように搬送ローラ等を駆動制御する。画像メモリ28
にはADF40による原稿画像データDinが一時記憶さ
れる。画像メモリ28には汎用RAMが使用される。
【0068】操作部48はスタート釦や設定釦などを有
しており、原稿画像を形成する用紙30のサイズを設定
するように操作されたり、自動変倍モードを設定するよ
うに操作される。ここで、自動変倍モードとは画像形成
倍率等に基づいて変倍した原稿画像を不定形サイズの用
紙に形成する動作をいう。
【0069】この制御装置14では原稿サイズセンサS
1により検知された原稿紙20の大きさと、予め設定さ
れた定型サイズの用紙の大きさとを比較して原稿紙20
のサイズに適合した画像形成倍率を計算するようになさ
れる。この機能により、画像形成倍率に基づいて変倍し
た原稿画像を定型サイズの用紙に形成することができ
る。上述の画像メモリ28及び画像処理部21は制御装
置14の中に含めてもよい。画像メモリ28には原稿画
像データDinの他に原稿サイズ情報や画像形成倍率の算
出結果が一時記憶される。一連のコピージョブ等も記憶
される。
【0070】次に、デジタル複写機200の動作例につ
いてを説明する。図13はデジタル複写機200の動作
例を示すフローチャートである。この例では自動変倍モ
ードが設定され、検知手段としては第4の実施形態で説
明した密着型イメージセンサ17が取り付けられる場合
を例に挙げる。しかも、プラテンガラス51上に置かれ
たB5版の原稿紙20から原稿画像を読み取って、その
原稿画像を給紙カセット30aから繰り出したA4版の
用紙30にコピーする場合を想定する。
【0071】これを前提にして、図13に示すフローチ
ャートのステップA1で当該複写機200ではプラテン
ガラス51上に原稿紙20が載置されるのを待機され
る。原稿紙20がプラテンガラス51上に載置された否
かは密着型イメージセンサ17によって検知される。こ
こでユーザはプラテンガラス51上に原稿面を下にした
状態の原稿紙20が載置される。
【0072】その後、ステップA2に移行して制御装置
14では用紙30のサイズをレジスタ等に入力設定す
る。用紙30のサイズはユーザにより操作部48を使用
して設定される。この例ではA4版である。この用紙サ
イズ情報D2がレジスタ等に入力される。その後、ステ
ップA3に移行して制御装置14では自動変倍モード
か、あるいは通常のコピーモードのいずれかが選択され
るのを待つ。この例では自動変倍モードが選択されるの
で、ステップA4に移行してスタート釦が押下されるの
を待機される。
【0073】ステップA4でスタート釦が押下された場
合はステップA5に移行して密着型イメージセンサ17
によって原稿紙20のサイズが検出される。この例では
図6に示した原稿紙20の隣接する二辺の所定の点b
1,b2を結ぶ長さbを検知するようになされる。
【0074】制御装置14では点b1からb2の受光素
子PDiがオンし、それ以外の受光素子RDがオフする
ことで、オン状態の受光素子の個数が算出され、予め設
定された基準値と比較することにより原稿紙20の大き
さB5版を判別することができる。
【0075】そして、ステップA7に移行して原稿紙2
0から原稿画像が読み取られる。ここで光学駆動系がプ
ラテンガラス51に沿って、画像読み取り部50を走査
するようになされる。このとき、画像読み取り部50の
光源53から原稿紙20の画像面に光が照射される。こ
の反射光はミラー54,55,56によって案内され、
その反射光が結像光学系57を介してCCD撮像装置5
8に取り込まれる。これにより、CCD撮像装置58の
受光面に原稿紙20の画像が結像されることでCCD撮
像装置58に原稿画像が取り込まれる。
【0076】ここで読み取られた原稿紙20の原稿画像
信号SinはCCD撮像装置58から画像処理部21へ転
送される。画像処理部21では画像形成倍率115%に
基づいて原稿画像信号Sinを拡大処理を施すようになさ
れる。画像形成倍率は指定され用紙30がA4版で、密
着型イメージセンサ17による原稿サイズ情報D1とし
てB5版が得られる。B5版の原稿紙20の一辺の紙長
さを257mmとし、指定されたA4版の用紙30でそ
の一辺の紙長さを297mmとしたとき、画像形成倍率
は1.15となる。通常のコピーモードの場合はそのま
まの倍率で原稿画像信号Sinが出力される。原稿画像信
号Sinをデジタルデータに変換した後の原稿画像データ
Dinは画像メモリ28に一時格納される。
【0077】なお、ADF40により原稿紙20が自動
給紙される操作モードの場合には、搬送ローラ43の周
囲を原稿紙20が回るようになる。この場合にはプラテ
ンガラス52下に光源53とミラー54とが固定された
状態で、原稿画像が画像読み取り部50によって読み取
られる。
【0078】そして、ステップA8に移行して給紙制御
部24では給紙カセット30aから用紙30が繰り出さ
れて給送される。用紙30は画像形成部70の入り口の
レジストローラ61で制御システムと同期が採られた後
に、給紙ローラ62によって感光体ドラム71下に、よ
り近接する。
【0079】この状態で、ステップA9で画像形成部7
0では画像メモリ28から読み出された原稿画像データ
Dinは画像書き込み部60に出力される。画像書き込み
部60では、原稿画像データDinに応じたレーザ光がレ
ーザダイオードから感光体ドラム71上へ照射されるの
で、この感光体ドラム71に原稿紙20の静電潜像が形
成される。
【0080】この静電潜像は現像部73で現像される
と、感光体ドラム71上にトナー像が形成される。この
トナー像は感光体ドラム71の下部に設けられた転写部
74によって用紙30に転写される。このとき、用紙3
0は感光体ドラム71に吸着される。そして、感光体ド
ラム71に吸着された用紙30は分離部75によって感
光体ドラム71から分離される。この際に、排紙ガイド
部材27により迫り上げられた用紙30が搬送機構部7
7によって分離部75から定着部78へ搬送される。そ
の後、定着部78ではトナー像が熱と圧力とにより定着
される。これにより、B5版の原稿紙20を115%に
拡大した原稿画像をA4版の用紙30に再現性良く形成
することができる。
【0081】トナー像が定着された用紙30はステップ
A10に移行してガイド91を介して排紙される。例え
ば、定着後の用紙30はフィニッシャ部90で出力形態
(ソータ機能など操作指示)に対応して、そのまま機外
に排出されるか、もしくは、再度反転部93で反転され
て排出ローラ95により機外に排出される。上述した原
稿紙20の画像形成が終了した画像形成部70では、感
光体ドラム71に残留付着したトナーがクリーニング部
76により除去され、次の画像形成に対処すべく待機し
ている。
【0082】なお、ステップA3で通常のコピーモード
が選択された場合はステップA6に移行してスタート釦
が押下されるのを待機される。ここでスタート釦が押下
された場合、上述したステップA7〜A10を処理する
ようになされる。ステップA9においては等倍のまま原
稿画像信号Sinがアナログデジタル変換される。変換後
の原稿画像データDinにより、原稿紙20の画像をその
ままの大きさで用紙30に良好にコピーすることができ
る。
【0083】その後、ステップA11に移行して画像形
成処理を全部終了たかが検出される。画像形成処理を全
部終了した場合は、操作部48の待機釦の押下等を検出
して画像形成制御を終了する。画像形成処理を全部終了
していない場合、例えば、コピージョブが画像メモリ2
8に記述されている場合はステップA1に戻る。上述し
た処理を繰り返すようになされる。
【0084】このようにして、本発明に係る実施例とし
てのデジタル複写機200によれば、密着型イメージセ
ンサ17がADF40側に設けられ、原稿検知と共に原
稿紙20のサイズを検知するようになされる。従って、
原稿近傍でそのプラテンガラス51上の原稿紙20の有
無を検知することができるので、密着型イメージセンサ
17を構成する発光素子PDi及び受光素子RDiの感
度調整が容易となるばかりか、隣り合うセンサ同士の干
渉や、外乱光による影響を低減することができる。
【0085】しかも、これらの発光素子PDi及び受光
素子RDiを同一基板上に多数配置することができるの
で、密着型イメージセンサ17のコストダウン、強いて
はデジタル複写機200の低廉化に寄与するところが大
きい。更に自動変倍モードによって、指定された用紙3
0の大きさに最適な倍率を算出して、その用紙に原稿画
像を形成することができる。
【0086】この実施例では白黒用のデジタル複写機2
00について説明したが、これに限られることはなく、
本発明はカラー複写機に適用できることは言うまでもな
い。また、検知手段に関しては第4の実施形態に係る密
着イメージセンサ17を使用する場合について説明した
が、他の実施形態に係る反射型センサやセンサアレイ1
3、密着イメージセンサ18,19を使用してデジタル
複写機200を構成してもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
形成装置によれば、原稿を読み取って所定の用紙に画像
形成する場合に、載置台上の原稿を覆い押さえる覆圧手
段にその原稿の有無を検知する検知手段が取り付けられ
るものである。
【0088】この構成によって、原稿近傍でその載置台
上の原稿の有無を検知することができるので、検知手段
を構成する発光素子及び受光素子の感度調整が容易とな
るばかりか、隣り合うセンサ同士の干渉や、外乱光によ
る影響を低減することができる。
【0089】しかも、これらの発光素子及び受光素子を
同一基板上に多数配置することができるので、検知手段
のコストダウン、強いては画像形成装置の低廉化に寄与
するところが大きい。更には検知手段を分割して発光素
子を原稿読取手段側に配置し、その透過光を覆圧手段側
の受光素子で検出することにより、黒紙のような原稿で
も、原稿の有無を検知することができるようになる。
【0090】本発明に係る用紙サイズ検出方法によれ
ば、所定のピッチでライン状に整列させた発光素子又は
/及び受光素子を用いて用紙のサイズを検出する際に、
用紙を検知している受光素子の個数、又は、任意の基準
位置から用紙を検知している受光素子に至る個数を計算
するようになされる。従って、任意の大きさの用紙のサ
イズを容易かつ高速に検出することができる。この発明
は、電子写真方式を用いた複写機能を有する複写機、複
合機、プリンタ、ファクシミリ等に適用して極めて好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは本発明に係る第1の実施形態としての画像
形成装置101の構成例を示す斜視図、Bは原稿検知セ
ンサS1の側面のイメージ図である。
【図2】原稿検知センサS1の動作例を示す模式図であ
る。
【図3】A及びBは第2の実施形態としての画像形成装
置102におけるセンサアレイ11の構成例を示す斜視
図である。
【図4】第3の実施形態としての画像形成装置103に
おける透過型センサ13の配置例を示す模式図である。
【図5】第4の実施形態としての画像形成装置104に
おける密着型イメージセンサ17の配置例を示す正面図
である。
【図6】密着型イメージセンサ17による原稿検知例を
示す平面図である。
【図7】第5の実施形態としての画像形成装置105に
おける密着型イメージセンサ18の構成例を示す正面図
である。
【図8】密着型イメージセンサ18による原稿検知例を
示す平面図である。
【図9】第6の実施形態としての画像形成装置106に
おける密着型イメージセンサ19の構成例を示す正面図
である。
【図10】密着型イメージセンサ19による原稿検知例
を示す平面図である。
【図11】本発明に係る実施例としてのデジタル複写機
200の断面の構成例を示す模式図である。
【図12】デジタル複写機200の制御系の構成例を示
すブロック図である。
【図13】デジタル複写機200の動作例を示すフロー
チャートである。
【図14】従来例に係る複写機10における原稿検知セ
ンサ2の配置例を示す断面の模式図である。
【図15】他の複写機10’におけるPSD5の配置例
を示す断面の模式図である。
【符号の説明】
11 センサアレイ(検出手段) 13 透過型センサ(検出手段) 14 制御装置 17,18,19 密着型イメージセンサ(検出手段) 21 画像処理部 24 給紙制御部 40 自動原稿給紙読取装置(覆圧手段) 48 操作部 50 原稿読み取り部(原稿読取手段) 51 プラテンガラス(載置台) 53 光源(露光ランプ) S1 原稿検知センサ(検知手段) S2 原稿サイズセンサ(検知手段) 70 画像形成部 101〜106 画像形成装置 200 デジタル複写機
フロントページの続き (72)発明者 彭 有宝 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 山根 秀夫 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 2H076 AA06 AA57 AA58 BA07 BA47 BB03 BB04 3F048 AA02 AB02 BA07 BB10 CA03 CB03 CB05 DA08 DB02 DB06 DB07 DB09 DB13 DC15 5C062 AB32 AC11 AC67 AD06 BA00 BA01 5C072 AA01 BA13 BA20 RA01 RA02 XA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取って所定の用紙に画像形成
    する装置であって、 前記原稿を載置する載置台と、 前記原稿を読み取るために前記載置台下に設けられた原
    稿読取手段と、 前記原稿を覆い押さえるために前記載置台上に設けられ
    た覆圧手段と、 前記載置台上の原稿の有無を検知する検知手段とを備
    え、 前記検知手段が前記覆圧手段の載置台面側に取り付けら
    れることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記覆圧手段は自動原稿給紙読取装置又
    はプラテンカバーから構成されることを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は、 発光素子及び受光素子を各々1乃至数個ずつを組み合わ
    せて1ユニットとした反射型センサであることを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段は、 多数の発光素子及び受光素子を同一基板上に格子状に配
    列したセンサアレイであることを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段が発光素子及び受光素子か
    ら構成される場合であって、 前記発光素子は、 前記載置台上に載置された原稿の上側から原稿エッジへ
    向かって光を照射する位置に配設され、 前記受光素子は、 前記原稿エッジからの反射光を直接受光可能な位置に配
    設され、 前記原稿の用紙面とほぼ垂交する同一面に前記発光素子
    の光軸と受光素子の光軸が含まれるとき、 前記原稿のエッジを基準にして載置台面から該エッジを
    含む線分を法線とし、 前記法線と前記発光素子の光軸とが成す角度を入射角θ
    °とし、 前記法線と前記受光素子の光軸とが成す角度を受光角φ
    °としたとき、 前記受光素子は、 0°≦φ°<θ°なる関係を満たす位置に配設されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段が発光素子及び受光素子か
    ら構成される場合であって、 前記受光素子は、 前記覆圧手段側に設けられ、 前記発光素子は前記原稿読取手段側に設けられることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記発光素子には露光ランプが兼用され
    ることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記検知手段は、 前記載置台上に載置された原稿の紙面に対して概略平行
    であって、該原稿のエッジに対して平行又は斜めに配置
    されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記発光素子又は/及び受光素子がライ
    ン状に整列されている場合であって、 前記載置台上に載置された原稿を検知している受光素子
    の個数、又は、任意の基準位置から原稿を検知している
    受光素子に至る個数を計算することにより前記原稿の用
    紙サイズを判別する制御装置が備えられることを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 所定のピッチでライン状に整列させた
    発光素子又は/及び受光素子を用いて用紙のサイズを検
    出する方法であって、 前記用紙を検知している受光素子の個数、又は、任意の
    基準位置から用紙を検知している受光素子に至る個数を
    計算することにより前記用紙のサイズを検出することを
    特徴とする用紙サイズ検出方法。
JP2001050769A 2001-02-26 2001-02-26 画像形成装置及び用紙サイズ検出方法 Pending JP2002251056A (ja)

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