JP2015105173A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで精度よくシート種を判別することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】撓み収容部163は、搬送路165においてレジストローラ157の上流側に設けられ、回転停止中のレジストローラ157に当接した用紙Sをさらにレジストローラ157側へ進行させることで生成される用紙Sの撓みを収容する。規制部164は、搬送路165において撓み収容部163の上流側に設けられ、用紙Sの撓みが搬送路165の上流側へ広がることを制限する。光学センサ161は、搬送路165において規制部164の上流側に設けられ、規制部164とレジストローラ157に当接した用紙Sの後端との間で、シートの光学的情報を取得する。
【選択図】図7

Description

本発明は、メディアセンサを備える画像形成装置に関する。
従来、複写機やファクシミリ、複合機等の画像形成装置では、搬送中のシート(記録媒体)上に画像が形成される。このようなシートの種類は多種多様であり、材質、表面性、厚さ等が異なる種々のシートが使用される。そのため、特定種のシートにおいて良好な画像形成品質が得られたとしても、他種のシートでは画像形成品質が低下することもある。例えば、表面の凹凸が少ないシートにおいて最適化した画像形成条件で表面の凹凸が大きなシートに画像形成を行うと、凹部内に記録材が進入するため、記録材が存在すべき箇所にシート表面が露出しやすくなる。
この種の問題に対応するため、使用するシート種をユーザが事前に指定する構成も採用されている。しかしながら、ユーザによる指定が忘れられ、低品質な印刷物が出力されてしまうことも多い。そのため、シート種別を自動的に検知する機能を備えた画像形成装置も市販されている。シート種別を検知する手法として、メディアセンサによるシート種の判別が広く使用されている(例えば、特許文献1から特許文献3等)。メディアセンサは光学センサにより構成され、シートに光を照射し、透過率や反射率、反射光の波長等からシート種を判別する。
例えば、特許文献1は、記録媒体の表面画像をCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子により取得し、当該画像の陰影に基づいて記録媒体の表面性を検出する画像形成装置を開示している。
また、特許文献2は、記録媒体の表面画像をCCD等の撮像素子により取得する構成において、記録媒体の停止時に表面画像を取得する画像形成装置を開示している。この構成では、撮像素子は、画像形成タイミングに合わせてシートを送り出すためにシートが一時的に停止するレジストローラの上流側に配置される。
さらに、特許文献3は、1枚目に搬送される記録媒体の表面画像を停止させた状態で取得するとともに、2枚目以降に搬送される記録媒体の表面画像を搬送中に取得する画像形成装置を開示している。この構成では、2枚目以降に搬送される記録媒体については、1枚目の記録媒体の搬送中の表面画像と、2枚目の記録媒体の搬送中の表面画像とに基づいて、記録媒体が同種であるか否かを判定している。
特開平11−271037号公報 特開2003−302885号公報 特開2006−292951号公報
特許文献1が開示する技術では、シート(記録媒体)の搬送中に表面画像を取得する構成であるため、ブレのない表面画像を取得するには、シャッター速度の速い高価な撮像素子を使用する必要がある。また、シャッター速度の速い撮像素子で良好な表面画像を取得するためには、シートに照射する光の光量も大きくする必要がある。そのため、装置が高コストになってしまう。一方、特許文献2、3が開示する技術では、シートを停止させた状態で表面画像を取得する構成であるため、シャッター速度が比較的遅い撮像素子も使用可能であり、大光量の光源が必須となることもない。そのため、比較的低コストで装置を実現することができる。
装置を低コストで実現するために従来の機構に変更を加えない観点では、シートを停止させる位置は、従来もシートが停止されていた位置である、レジストローラの上流側近傍とすることが好ましいといえる。レジストローラは、シートの斜行を整合することを目的としており、停止中のシートには撓みが生成される。すなわち、シートの先端が停止中のレジストローラに到達した後、シートをさらに進行させることで撓みが生成され、この撓みの生成時にシートの斜行が整合される。したがって、特許文献2、3が開示する構成では、この撓みが生成された部分の表面画像を取得することになる。
しかしながら、上述のように、画像形成装置に使用されるシートは多種多様であり、シートの先端が停止中のレジストローラに到達した後、シートを同量だけ進行させても、撓みの量もシート種に応じて変化する。撓みの量が変化すると、シート表面と撮像素子との間の距離が変化してしまう。被写界深度の大きな撮像素子を使用することで、シート表面と撮像素子との間の距離が変化した場合でも、鮮明な表面画像を取得することが可能になるが、高コストになってしまう。また、仮に、鮮明な表面画像が取得できた場合であっても、撓み量が異なると、光源とシート表面とのなす角が変動してしまうため、反射光や透過光を同一条件で取得することができない。すなわち、誤検知を生じる可能性がある。
一方、低コストな撮像素子を使用した場合、シート表面と撮像素子との間の距離が変化してしまう状況下において、全ての状態について鮮明な表面画像を取得することはできない。したがって、誤検知を生じる可能性がある。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みてなされたものであって、低コストで精度よくシート種を判別することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明は以下の技術的手段を採用している。すなわち、本発明に係る画像形成装置は、作像部、シート搬送路、レジストローラ、撓み収容部、規制部、及び光学センサを備える。作像部は、シート上に画像を形成する。当該シートは、シート搬送路を通じて作像部へ搬送される。レジストローラは、シート搬送路において作像部の上流側に設けられ、作像部の画像形成タイミングに合わせて作像部へ向けてシートを送出する。撓み収容部は、シート搬送路においてレジストローラの上流側に設けられ、回転停止中のレジストローラに当接したシートをさらにレジストローラ側へ進行させることで生成されるシートの撓みを収容する。規制部は、シート搬送路において撓み収容部の上流側に設けられ、シートの撓みがシート搬送路の上流側へ広がることを制限する。光学センサは、シート搬送路において規制部の上流側に設けられ、規制部とレジストローラに当接したシートの後端との間で、シートの光学的情報を取得する。ここで、光学的情報とはシート種判別に資する情報を意味する。
この画像形成装置によれば、シートに撓みのない状態で光学センサによりシートの光学的情報を取得することができる。すなわち、シート種に関わらず、同一の状態でシートの光学的情報を取得することができる。その結果、シート種の判別の精度を向上させることができる。また、光学センサとシート表面との距離は同一であるため、比較的安価な光学センサを使用することができる。
上述の画像形成装置において、規制部は、シート幅方向の一部又は全体に設けられた、シート表面に垂直な方向へのシートの移動を制限する部材により構成することができる。また、規制部は、シートを挟持する、一方向クラッチを備えるローラ対により構成することもできる。
本発明によれば、低コストで精度よくシート種を判別することができる。
本発明の一実施形態における複合機の全体構成を示す概略構成図 本発明の一実施形態における複合機のハードウェア構成を示す図 本発明の一実施形態における複合機を示す機能ブロック図 本発明の一実施形態における複合機が備えるメディアセンサ近傍の構成の一例を示す概略構成図 本発明の一実施形態における複合機が実施する撓み生成時の動作を示すタイミングチャート 本発明の一実施形態における複合機が実施する撓み生成動作を示す模式図 本発明の一実施形態における複合機が実施する撓み生成動作を示す模式図 従来の複合機における撓みが生成された用紙を示す模式図 本発明の一実施形態における複合機が備える規制部の一例を示す平面図 本発明の一実施形態における複合機が備える規制部の他の例を示す図 本発明の一実施形態における複合機が実施する用紙種(シート種)判別手順の一例を示すフロー図 本発明の一実施形態における複合機が備えるメディアセンサ近傍の構成の他の例を示す概略構成図
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながらより詳細に説明する。以下では、デジタル複合機として本発明を具体化する。
図1は本実施形態におけるデジタル複合機の全体構成の一例を示す概略構成図である。図1に示すように、複合機100は、画像読取部120及び画像形成部140を含む本体101と、本体101の上方に取り付けられたプラテンカバー102とを備える。本体101の上面にはコンタクトガラス等の透明板からなる原稿台103が設けられており、原稿台103はプラテンカバー102によって開閉されるようになっている。また、プラテンカバー102は、原稿搬送装置110を備えている。なお、複合機100の前面には、ユーザが複合機100に複写開始やその他の指示を与えたり、複合機100の状態や設定を確認したりすることができる操作パネル171が設けられている。
原稿台103の下方には、画像読取部120が設けられている。画像読取部120は、走査光学系121により原稿の画像を読み取りその画像のデジタルデータ(画像データ)を生成する。原稿は、原稿台103や原稿搬送装置110に載置することができる。走査光学系121は、第1キャリッジ122や第2キャリッジ123、集光レンズ124を備える。第1キャリッジ122には線状の光源131及びミラー132が設けられ、第2キャリッジ123にはミラー133及び134が設けられている。光源131は、原稿を照明する。ミラー132、133、134は、原稿からの反射光を集光レンズ124に導き、集光レンズ124はその光像をラインイメージセンサ125の受光面に結像する。
この走査光学系121において、第1キャリッジ122及び第2キャリッジ123は、副走査方向136に往復動可能に設けられている。第1キャリッジ122及び第2キャリッジ123を副走査方向136に移動することによって、原稿台103に載置された原稿の画像をイメージセンサ125で読み取ることができる。原稿搬送装置110にセットされた原稿の画像を読み取る場合、画像読取部120は、第1キャリッジ122及び第2キャリッジ123を画像読取位置に合わせて一時的に静止させ、画像読取位置を通過する原稿の画像をイメージセンサ125で読み取る。イメージセンサ125は、受光面に入射した光像から、例えば、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色に対応する原稿の画像データを生成する。
生成された画像データは、画像形成部140において用紙(シート)に印刷することができる。また、生成された画像データは、図示しないネットワークインタフェイス等を介して、ネットワークを通じて他の機器へ送信することもできる。
画像形成部140は、画像読取部120で得た画像データや、上記ネットワークを通じて他の機器から受信した画像データを用紙に印刷する。画像形成部140は、感光体ドラム141を備える。感光体ドラム141は一定速度で一方向に回転する。感光体ドラム141の周囲には、回転方向の上流側から順に、帯電器142、露光器143、現像器144、中間転写ベルト145が配置されている。帯電器142は、感光体ドラム141表面を一様に帯電させる。露光器143は、一様に帯電した感光体ドラム141の表面に、画像データに応じて光ビームを照射し、感光体ドラム141上に静電潜像を形成する。現像器144は、その静電潜像にトナーを付着させ、感光体ドラム141上にトナー像を形成する。中間転写ベルト145は、感光体ドラム141上のトナー像を用紙に転写する。画像データがカラー画像である場合、中間転写ベルト145は、各色のトナー像を同一の用紙に転写する。なお、RGB形式のカラー画像は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)形式の画像データに変換され、各色の画像データが露光器143に入力される。
画像形成部140は、手差しトレイ151、給紙カセット152、153、154等から、中間転写ベルト145と転写ローラ146との間の転写部160(作像部)に用紙を給送する。手差しトレイ151や各給紙カセット152、153、154には、様々なサイズの用紙を載置又は収容することができる。画像形成部140は、ユーザの指定した用紙や、自動検知した原稿のサイズに応じた用紙を選択し、選択した用紙を給送ローラ155により手差しトレイ151やカセット152、153、154から給紙する。給紙された用紙は搬送路165(シート搬送路)を通じて搬送され、搬送路165に設けられた搬送ローラ156やレジストローラ157で転写部160に搬送される。レジストローラ157は、転写部160における画像形成タイミングに合わせて転写部160へ向けて用紙を送出する。トナー像が転写された用紙は、搬送ベルト147により定着器148に搬送される。定着器148は、ヒータを内蔵した定着ローラ158及び加圧ローラ159を有しており、熱と押圧力によってトナー像を用紙に定着する。画像形成部140は、定着器148を通過した用紙を排紙トレイ149へ排紙する。
公知のように、レジストローラ157は、用紙の斜行を解消する機能を有する。すなわち、用紙の先端が停止中のレジストローラ157に到達した後、搬送ローラ156が用紙をさらに進行させることで撓みが生成され、この撓みの生成時に用紙の斜行が整合される。搬送路165においてレジストローラ157の上流側には用紙の撓みを収容する空間である撓み収容部163が設けられており、撓んだ用紙に折り目等が生成されないようになっている。
搬送路165においてレジストローラ157の上流側には、レジストセンサ162が配置されている。レジストセンサ162は、搬送路165の対応位置に用紙が存在するか否かを検知する。レジストセンサ162により用紙が検知された時点から、用紙サイズに応じて予め指定された期間だけ搬送ローラ165を回転駆動することで上述の撓みが形成される。撓み生成時に、レジストローラ157は回転駆動されない。なお、レジストセンサ162は、発光部及び受光部が一方面に配置された反射型フォトセンサ(フォトリフレクタ)や発光部と受光部とが対向して配置された透過型フォトセンサ(フォトインタラプタ)等の非接触型センサにより構成することができる。また、マイクロスイッチ等の接触型センサを使用して構成することもできる。
また、本実施形態では、搬送路165において撓み収容部163の上流側には、用紙の撓みが搬送路165の上流側へ広がることを制限する規制部164が設けられている。この例では、規制部164は、用紙を挟持するローラ対により構成されている。さらに、規制部164の上流側には、用紙の光学的情報を取得するメディアセンサ161(光学センサ)も配置されている。メディアセンサ161については後述する。
図2は、複合機における制御系のハードウェア構成図である。本実施形態の複合機100は、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204及び原稿搬送装置110、画像読取部120、画像形成部140における各駆動部に対応するドライバ205が内部バス206を介して接続されている。ROM203やHDD204等はプログラムを格納しており、CPU201はその制御プログラムの指令にしたがって複合機100を制御する。例えば、CPU201はRAM202を作業領域として利用し、ドライバ205とデータや命令を授受することにより上記各駆動部の動作を制御する。また、HDD204は、画像読取部120により得られた画像データや、他の機器からネットワークを通じて受信した画像データの蓄積にも用いられる。
内部バス206には、操作パネル171や各種のセンサ207も接続されている。操作パネル171は、ユーザの操作を受け付け、その操作に基づく信号をCPU201に供給する。また、操作パネル171は、CPU201からの制御信号にしたがって自身が備えるディスプレイに操作画面を表示する。センサ207は、プラテンカバー102の開閉検知センサや原稿台103上の原稿検知センサ、定着器148の温度センサ、搬送される用紙又は原稿の検知センサなど各種のセンサを含む。
CPU201は、例えばROM203に格納されたプログラムを実行することで、以下の各手段(機能ブロック)を実現するとともに、これらセンサからの信号に応じて各手段の動作を制御する。
図3は、本実施形態の複合機の用紙種判別(シート種判別)に関連する部分を示す機能ブロック図である。図3に示すように、複合機100は、搬送制御部301及び用紙種判別部302を備える。搬送制御部301は、搬送ローラ156及びレジストローラ157の駆動を制御する。なお、搬送制御部301には、搬送ローラ156及びレジストローラ157を回転駆動するための、モータ、モータ制御部、電磁クラッチ、ギア群等が含まれる。また、以下では、レジストローラ157及び搬送ローラ156の回転速度は同一であるとする。
搬送制御部301は、回転停止中のレジストローラ157に当接した用紙に上述の撓みを生成させる。この場合、搬送制御部301は、レジストローラ157の回転停止を維持した状態で、搬送ローラ156を回転駆動する。
用紙種判別のために、用紙の光学的情報を取得するメディアセンサ161は、レジストローラに当接した用紙について光学的情報を取得する。当該光学的情報は、用紙種判別部302に入力され、入力された光学的情報に基づいて用紙種判別部302が用紙種(例えば、表面粗さ等)を判別する。そして、画像形成部140は、用紙種判別部302が判別した用紙種に応じて画像形成条件(感光体ドラム202の帯電量(帯電器の印加電圧)、露光光の強度、転写ローラ206の印加電圧等)を調整する。
以下、搬送制御部301による撓み生成についてより具体的に説明する。図4は、本実施形態の複合機が備えるメディアセンサ近傍の構成を示す概略構成図である。なお、図4では、左方が用紙搬送方向の下流側であり、右方が用紙搬送方向の上流側である。したがって、用紙Sは図中の右方から左方へ搬送されることになる。また、図4では、搬送路165を便宜上破線で示している。
図4に示すように、搬送路165においてレジストローラ157の上流側に撓み収容部163が設けられている。上述のように、撓み収容部163は、斜行解消のために用紙Sに生成された撓みを収容する空間として機能し、撓んだ用紙Sに折り目等が形成されることを防止する。撓み収容部163の上流側には規制部164が設けられている。特に限定されないが、この例では、搬送路165を搬送される用紙Sを挟持する2つのローラ166(ローラ対)により規制部164が構成されている。規制部164は、用紙Sの撓みが搬送路165の上流側へ広がることを制限する。ここでは、ローラ166は、一方向クラッチを備えており、当該一方向クラッチを機能させることで図中に点線矢印で示す順方向(レジストローラ157へ用紙Sを送り出す方向)にのみ回転するようになっている。特に限定されないが、ローラ166は従動ローラであり、ローラ166のニップ部を通過する用紙Sとの摩擦力により回転する。
規制部164の上流側には搬送ローラ156が配置されている。図4では、搬送ローラ156が回転駆動されている状態を示すため、その回転方向を矢印で示している。ローラ166と搬送ローラ156との間には、用紙Sの到達を検知するレジストセンサ162が配置されている。この例では、レジストセンサ162はフォトリフレクタにより構成されており、その発光部は搬送路165を搬送される用紙Sと対向している。レジストセンサ162は用紙幅方向(搬送方向と垂直な方向)の中央部に配置されている。
さらに、複合機100は、図4に示すように、搬送路165において規制部164の上流側に、用紙の光学的情報を取得するメディアセンサ161を備える。メディアセンサ161は光源401及び受光部402を含む。光源401は、規制部164の上流側近傍の、用紙幅方向の中央部を照明する。受光部402は、搬送路165を搬送される用紙Sが光源401の照明領域に存在する状態において、用紙表面からの反射光を受光する。したがって、メディアセンサ161は、規制部164とレジストローラ157に当接した用紙Sの後端との間で、用紙Sの光学的情報を取得することになる。
この例では、光源401は、LED(Light Emitting Diode)からなり、受光部402はCCD等の撮像素子からなる。この構成では、用紙Sの光学的情報として用紙の表面画像が取得される。例えば、表面画像において陰影を検出することで用紙表面の凹凸を検知することができる。また、撮像素子により特定波長の反射光を検出することでも、用紙表面の凹凸(濃度)を検知することができる。さらに、表面画像より用紙の色を検知することも可能である。
図5は、図4に示す構成において、搬送制御部301が撓みを生成する際の動作を示すタイミングチャートである。図5では、レジストセンサ162の検知状態、搬送ローラ156の駆動状態、レジストローラ157の駆動状態のそれぞれを示している。レジストセンサ162の検知状態では、High状態は用紙Sを検出している状態に対応し、Low状態は用紙Sを検知していない状態に対応する。搬送ローラ156の駆動状態では、High状態は搬送ローラ156を回転駆動している状態に対応し、Low状態は搬送ローラ156を回転駆動していない状態に対応する。レジストローラ157の駆動状態では、High状態はレジストローラ157を回転駆動している状態に対応し、Low状態はレジストローラ157を回転駆動していない状態に対応する。
給紙カセット152、153、154等から用紙が搬出され、予め指定された時間が経過すると、搬送制御部301は搬送ローラ156の回転駆動を開始する。搬送ローラ156が回転駆動されている状態で用紙Sが搬送ローラ156に到達すると(図4参照)、用紙Sは搬送ローラ156によりレジストローラ157へ向けて送出される。この過程で、用紙Sの先端がレジストセンサ162と対向する位置に到達すると、図5に示すように、レジストセンサ162は用紙検知状態(High状態)になる。
搬送制御部301は、レジストセンサ162が用紙検知状態になった時点から、用紙サイズごとに予め指定された時間T0の間、搬送ローラ156の回転駆動を継続する。ここで、時間T0は、用紙Sの先端がレジストセンサ162に対向する位置からレジストローラ157に当接する位置まで、搬送ローラ156の回転駆動により搬送されるのに必要な時間T1よりも大きく設定されている。そのため、レジストローラ157に先端が当接した用紙Sは、時間T0−T1に対応する距離だけ、さらに進行させられる。その結果、用紙Sのレジストローラ157の近傍部分に撓みが生成される。なお、以上の過程では、搬送制御部301は、レジストローラ157を回転駆動することがなく、レジストローラ157は停止状態にある。
図6は、以上の撓み生成の過程において、用紙Sがローラ166のニップ部に到達した状態を示す図である。当該状態で用紙Sがレジストローラ157に向けて進行すると、ローラ166は、図6に示すように用紙Sとの摩擦力により回転を開始する。また、上述のように、ローラ166は一方向クラッチを備えるため、ローラ166に挟持された用紙Sはレジストローラ157側にしか進行することができない。
また、図7は、以上の撓み生成過程において、撓みが発生した用紙Sを示す図である。図7において、搬送ローラ156は停止している。図7に示すように、用紙Sの撓みは撓み収容部163に収容されており、撓みの上流側はローラ166に挟持されている。上述のように、ローラ166は逆方向に回転することがないため、用紙Sの撓みが搬送路165の上流側へ広がることがない。
メディアセンサ161は、以上のような搬送制御部310による撓み生成動作が完了した後に、ローラ166(規制部164)と用紙Sの後端との間で用紙Sの光学的情報を取得する。このとき、メディアセンサ161は用紙Sに撓みのない状態で用紙Sの光学的情報を取得することができる。メディアセンサ161による用紙Sについての光学的情報の取得が完了すると、搬送制御部301は、転写部160における画像形成タイミングに合わせてレジストローラ157を回転駆動する。また、搬送ローラ156を自由状態にする。自由状態とは、各ローラが外力により自由に回転できる状態を意味する。これにより、用紙Sの後端が搬送ローラ156に挟持されている場合でも、レジストローラ157を回転駆動することで用紙Sを転写部160に送出することができる。
図8は、従来構成において撓みが生成された用紙を示す模式図である。図8では、用紙種が異なることに起因して撓み量が異なる2つの用紙を併記している。例えば、図8に示す状態でメディアセンサにより用紙Sの表面画像を取得する場合、実線矢印で示す、レジストローラ157の近傍では、撓みの量が異なり、用紙表面と受光部との距離が異なっている。そのため、図8に示す2つの用紙種では同一の条件で表面画像を取得できないことが理解できる。また、点線矢印で示すレジストローラ157からある程度上流側に離れた位置でも、上流側への撓みの広がり方が異なり、用紙表面と受光部との距離が異なっている。そのため、図8に示す2つの用紙種では同一の条件で表面画像を取得できないことが理解できる。
なお、ローラ166は、用紙幅方向の全体にわたって配置されてもよいが、ローラ166が用紙Sを挟持する力が強いと、撓み生成時に斜行が解消できないことも考えられる。そのため、ローラ166は、用紙幅方向の一部に配置されてもよい。例えば、図9(a)に示すように、用紙幅方向の2カ所にローラ166を配置してもよく、図9(b)に示すように、用紙幅方向の1カ所にローラ166を配置してもよい。なお、ローラ166の用紙幅方向の配置位置は、搬送路165を搬送可能なすべての用紙に対して当接できる位置であれば特に限定されない。
また、上述の例では、規制部164をローラ166により構成したが、規制部164は、用紙の撓みが搬送路165の上流側へ広がることを制限できればよく、その構造は特に限定されない。すなわち、ローラ166に代えて、用紙表面に垂直な方向への用紙Sの移動を制限する部材を採用することもできる。例えば、図10に示すように、搬送路165部分に用紙Sが通過するスリットを備える板状の部材167が、搬送路165と交差する状態で配置された構成を採用することができる。なお、この場合、図10に示すように、用紙Sと対向する板状部材167の部分は、用紙Sの表面を傷つけることがないように、面取りがなされていることが好ましい。また、この構成においても、板状部材167は、用紙幅方向の全体にわたって配置されてもよく、用紙幅方向の一部に配置されてもよい。
図11は、複合機100が実施する用紙種(シート種)判別手順の一例を示すフロー図である。当該手順は、例えば、複合機100において、画像形成指示が入力され、給送ローラ155の駆動が開始された等、画像形成処理の開始をトリガとして開始される。
当該手順が開始すると、搬送制御部301は搬送ローラ156の回転駆動を開始する(ステップS1101)。その後、レジストセンサ162が用紙の先端を検出すると、搬送制御部301は、用紙サイズに応じて予め指定された時間が経過するまで待機する(ステップS1102、S1103No)。予め指定された時間が経過すると、搬送制御部301は、搬送ローラ156の回転駆動を停止する(ステップS1103Yes、S1104)。このとき、搬送制御部301はメディアセンサ161に撓み生成動作が完了した旨を通知する。
当該通知を受けたメディアセンサ161は、用紙の光学的情報を取得する(ステップS1105)。メディアセンサ161は、取得した光学的情報を用紙種判別部302に入力する。当該入力に応じて用紙種判別部302は、入力された光学的情報に基づいて用紙種を判別する(ステップS1106)。このとき、画像形成部140は、用紙種判別部302により判別された用紙種に応じて画像形成条件を調整する(ステップS1107)。
その後、転写部160における画像形成タイミングに整合する用紙送出タイミングが到来すると、搬送制御部301はレジストローラ157を回転駆動するとともに、搬送ローラ156を自由状態にする(ステップS1108No、S1108Yes)。これにより、用紙は転写部160へ向けて送出される(ステップS1109)。
なお、上記実施形態では、メディアセンサ161が用紙表面における反射光に基づいて光学的情報を取得する構成としたが、用紙の透過光に基づいて光学的情報を取得する構成を採用することもできる。すなわち、メディアセンサ161は、図12に示すように、光源403を、搬送路165を挟む状態で受光部402と対向する位置に備えてもよい。この構成では、用紙種判別部302は用紙厚等の情報も取得することが可能になる。
以上説明したように、この複合機100では、用紙Sに撓みのない状態でメディアセンサ161が用紙Sの光学的情報を取得できる。すなわち、用紙種に関わらず、同一の状態で用紙の光学的情報を取得することができる。その結果、用紙種の判別の精度を向上させることができる。また、メディアセンサ161と用紙表面との距離は同一であるため、比較的安価なセンサを採用することができる。
なお、上述した各実施形態は本発明の技術的範囲を制限するものではなく、既に記載したもの以外でも、本発明の範囲内で種々の変形や応用が可能である。例えば、上記実施形態では、電子写真方式を採用した画像形成装置を例示したが、本発明は、インクジェット方式を採用した画像形成装置にも適用可能である。また、メディアセンサは、用紙種判別に資する光学的情報を取得可能であればよく、撮像素子を備えるセンサに限らず、任意の構成を採用可能である。さらに、上記実施形態では、規制部と搬送ローラとを別部材としたが、搬送ローラが規制部を兼ねる構成を採用することも可能である。
また、図11に示したフローチャートは、等価な作用を奏する範囲において、各ステップの順序を適宜変更可能である。
さらに、上述の実施形態では、デジタル複合機として本発明を具体化したが、当該装置に限らず、ファクシミリ、複写機等の任意の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。
本発明によれば、低コストで精度よくシート種を判別することができ、画像形成装置として有用である。
100 複合機
140 画像形成部
156 搬送ローラ
157 レジストローラ
160 転写部(作像部)
161 メディアセンサ(光学センサ)
162 レジストセンサ
163 撓み収容部
164 規制部
165 搬送路(シート搬送路)
166 ローラ(規制部)
167 板状部材(規制部)
301 搬送制御部
302 用紙種判別部

Claims (3)

  1. シート上に画像を形成する作像部と、
    前記作像部へシートを搬送するシート搬送路と、
    前記シート搬送路において前記作像部の上流側に設けられ、前記作像部の画像形成タイミングに合わせて前記作像部へ向けてシートを送出するレジストローラと、
    前記シート搬送路において前記レジストローラの上流側に設けられ、回転停止中の前記レジストローラに当接したシートをさらに前記レジストローラ側へ進行させることで生成されるシートの撓みを収容する撓み収容部と、
    前記シート搬送路において前記撓み収容部の上流側に設けられ、前記シートの撓みがシート搬送路の上流側へ広がることを制限する規制部と、
    前記シート搬送路において前記規制部の上流側に設けられ、前記規制部と前記レジストローラに当接したシートの後端との間で、当該シートの光学的情報を取得する光学センサと、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記規制部が、シート幅方向の一部又は全体に設けられた、シート表面に垂直な方向への前記シートの移動を制限する部材により構成される、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記規制部が、前記シートを挟持する、一方向クラッチを備えるローラ対により構成される、請求項2に記載の画像形成装置。
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