JP2011195266A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yoshiaki Tashiro
義昭 田代
Yuichiro Tanaka
裕一郎 田中
Hironori Daigo
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Abstract

【課題】被画像形成媒体の搬送性を向上させることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、用紙T(被画像形成媒体)を搬送する搬送路Lと、搬送路Lに配置されるレジストローラ302と、搬送路Lにおけるレジストローラ302よりも用紙Tの搬送方向における上流側に配置され、レジストローラ302と共に用紙Tに撓みを形成する中間ローラ304と、レジストローラ302及び中間ローラ304により形成される用紙Tの撓みの量を測定する撓み量測定部301と、撓み量測定部301により測定された用紙Tの撓み量に基づいて、当該用紙Tの撓み量を一定に保つために中間ローラ304の回転速度を制御する制御部90とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、用紙等の被画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
コピー機等の画像形成装置には、トナー画像が表面に形成されると共に、トナー画像を用紙(被画像形成媒体)に転写する感光体ドラムと、感光体ドラムよりも用紙の搬送方向の上流側に配置され、感光体ドラムとの間において用紙の撓みを形成するレジストローラと、用紙における感光体ドラムとレジストローラとの間の部分の撓み量を測定する撓み量センサとを備えるものがある。このような画像形成装置は、撓み量センサの検知結果に基づいてレジストローラの回転速度を制御して、感光体ドラム及びレジストローラにより形成される用紙の撓みの量を適正にすることにより、用紙に形成される画像が乱れてしまうことを防止している(特許文献1参照)。
特開平1−176746号公報
特許文献1に記載された画像形成装置は、用紙の撓み量を適正に保つことにより、用紙に形成される画像が乱れてしまうことを防止しているが、用紙の搬送性を向上させてはいない。すなわち、画像形成装置は、レジストローラに用紙が搬入される場合に、搬入(搬送)途中で用紙の搬送速度が変化することにより、レジストローラの搬送負荷を一定にすることができないときには、用紙詰り(JAM)等が発生して、用紙の搬送性が低下する。
本発明は、被画像形成媒体の搬送性を向上させることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、被画像形成媒体を搬送する搬送路と、前記搬送路に配置されるレジストローラと、前記搬送路における前記レジストローラよりも被画像形成媒体の搬送方向における上流側に配置され、前記レジストローラと共に被画像形成媒体に撓み部分を形成する中間ローラと、レジストローラを回転させる第1駆動部と、中間ローラを回転させる第2駆動部と、前記レジストローラ及び前記中間ローラにより形成される被画像形成媒体の撓みの量を測定する撓み量測定部と、前記レジストローラの回転速度及び前記中間ローラの回転速度を変えるためにそれぞれ前記第1駆動部及び前記第2駆動部を制御すると共に、前記撓み量測定部により測定された被画像形成媒体の撓み量に基づいて、当該被画像形成媒体の撓み量を一定に保つために前記中間ローラの回転速度を変えるよう第2駆動部を制御する制御部と、を備える画像形成装置に関する。
また、前記撓み量測定部は、搬送路における前記レジストローラと前記中間ローラとの間において被画像形成媒体が撓む側に配置され、被画像形成媒体における撓みが形成された部分の変形に追従するように、被画像形成媒体の撓みが形成された部分に接触する接触部を備えることが好ましい。
本発明によれば、被画像形成媒体の搬送性を向上させることができる。
画像形成装置の一実施形態に係るコピー機の全体構成を説明するための図である。 コピー機の機能構成を示すブロック図である。 中間ローラと撓み量測定部との位置関係を説明するための図である。 レジストローラと、中間ローラと、撓み量測定部とが配置された箇所の拡大図である。 コピー機の特徴的な動作について説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の画像形成装置の一実施形態に係るコピー機について説明する。まず、コピー機1の全体構成について説明する。図1は、画像形成装置の一実施形態に係るコピー機1の全体構成を説明するための図である。
コピー機1は、原稿搬送部10と、原稿読取部20と、用紙搬送部30と、画像形成部40と、転写部50と、定着部60とを備える。
原稿搬送部10は、ADF(Auto Document Feeder)であり、原稿載置部11と、第1送りローラ12と、ガイド13と、タイミングローラ対14と、原稿排出部15とを備える。第1送りローラ12は、原稿載置部11に載置された原稿Gを1枚ずつ順にタイミングローラ対14に供給する。タイミングローラ対14は、原稿読取部20が原稿Gを読み取るタイミングと、原稿Gが原稿読取部20によって読み取られる位置(ガイド13が配置されている位置)に原稿Gを供給するタイミングとを合わせるために、原稿Gの搬送又は原稿Gの搬送停止を行う。ガイド13は、搬送された原稿Gを後述する第1読取面21aに導く。原稿排出部15は、原稿読取部20によって読み取られた(ガイド13を通過した)原稿Gをコピー機本体2の外部に排出する。
原稿排出部15におけるコピー機本体2の外側には、原稿集積部16が形成される。原稿集積部16には、原稿排出部15から排出された原稿Gが積層して集積される。
原稿読取部20は、第1読取面21aと、第2読取面22aとを備える。第1読取面21aは、ガイド13に対向して配置された第1コンタクトガラス21の上面に沿って形成され、原稿Gを読み取る面となる。第2読取面22aは、第1読取面21aに隣接して(図1に示す場合では、第1読取面21aの右側の大部分に亘って)配置される。第2読取面22aは、原稿搬送部10を用いずに原稿Gを読み取る場合に用いられる。第2読取面22aは、原稿Gが載置される第2コンタクトガラス22の上面に沿って形成され、原稿Gを読み取る面となる。
また、原稿読取部20は、照明部23と、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27と、撮像部28とをコピー機本体2の内部に備える。照明部23と第1ミラー24とは、それぞれ副走査方向Xに移動する。第2ミラー25と第3ミラー26とは、図1において照明部23及び第1ミラー24の左側に配置される。さらに、第2ミラー25及び第3ミラー26は、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27とを介した第1読取面21a又は第2読取面22aから撮像部28までの距離(光路長)を一定に保ちつつ、それぞれ副走査方向Xに移動する。
照明部23は、原稿Gに光を照射する光源である。第1ミラー24、第2ミラー25及び第3ミラー26は、光路長を一定に保ちつつ、原稿Gによって反射された光を結像レンズ27に導くためのミラーである。結像レンズ27は、第3ミラー26から入射した光を撮像部28に結像させる。撮像部28は、主走査方向(副走査方向Xに直交する方向)に沿って並べられた複数の撮像素子を備える。撮像素子は、入射された光を電気信号に変換することにより、結像された光像に基づいて画像データを得るための素子であり、例えば、電荷結合素子(CCD)等である。
用紙搬送部30は、第2送りローラ31と、第3送りローラ32と、用紙排出部34とを備える。また、用紙Tを搬送する搬送路Lは、第2送りローラ31から後述する中間ローラ304までの第1搬送路L1と、第3送りローラ32から後述する中間ローラ304までの第2搬送路L2と、中間ローラ304から用紙排出部34までの第3搬送路L3とを備える。
第2送りローラ31は、給紙カセット36に収容される用紙T(被画像形成媒体)を搬送路Lに供給する。第3送りローラ32は、手差しトレイ37に載置される用紙T(被画像形成媒体)を搬送路Lに供給する。用紙排出部34は、トナー画像が定着された用紙Tをコピー機本体2の外部に排出する。用紙排出部34におけるコピー機本体2の外側には、排紙集積部35が形成される。排紙集積部35には、用紙排出部34から排出された用紙Tが積層して集積される。
画像形成部40は、感光体ドラム41と、帯電部42と、レーザスキャナユニット43と、現像器44と、クリーニング部45と、トナーカートリッジ46と、1次転写ローラ47と、中間転写ベルト48と、対向ローラ49とを備える。
感光体ドラム41(41a,41b,41c,41d)は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローそれぞれのトナー画像を形成するために、感光体又は像担持体として機能する。各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの周囲には、感光体ドラム41の回転方向に沿って上流側から下流側へ順に、帯電部42と、レーザスキャナユニット43と、現像器44と、クリーニング部45とが配置される。帯電部42は、感光体ドラム41の表面を帯電させる。レーザスキャナユニット43は、感光体ドラム41の表面から離れて配置され、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに関する画像データに基づいて感光体ドラム41の表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム41の表面には、露光された部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。現像器44は、感光体ドラム41の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する。クリーニング部45は、除電器(図示せず)によって感光体ドラム41の表面が除電された後のその表面に残るトナー等を除去する。
トナーカートリッジ46は、現像器44に供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ46と現像器44とは、トナー供給路(図示せず)により接続されている。
1次転写ローラ47(47a,47b,47c,47d)は、中間転写ベルト48における各感光体ドラム41a,41b,41c,41dとは反対側にそれぞれ配置される。中間転写ベルト48は、画像形成部40及び転写部50を通過するベルトである。中間転写ベルト48の一部分は、各感光体ドラム41a,41b,41c,41dと各1次転写ローラ47a,47b,47c,47dとの間に挟み込まれ、各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの表面に形成されたトナー画像が1次転写される。対向ローラ49は、環状形状の中間転写ベルト48の内側に配置され、中間転写ベルト48を図1に示す矢印A方向に進行させるための駆動ローラである。
転写部50は、2次転写ローラ51を備える。2次転写ローラ51は、中間転写ベルト48における対向ローラ49とは反対側に配置され、中間転写ベルト48の一部分を対向ローラ49との間に挟みこむ。さらに、2次転写ローラ51は、中間転写ベルト48に1次転写されたトナー画像を用紙Tに2次転写させる。
定着部60は、加熱回転体61と、加圧回転体62とを備える。加熱回転体61と加圧回転体62とは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで、トナーを溶融及び加圧し、そのトナーを用紙Tに定着させる。
次に、コピー機1の機能構成について説明する。図2は、コピー機1の機能構成を示すブロック図である。
コピー機1は、上述した構成要素(原稿搬送部10、原稿読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60)を備える。なお、図1を用いて説明した構成要素については、その説明を省略する。さらに、コピー機1は、上述した機能構成に加えて、操作部70と、記憶部80と、制御部90とを備える。
操作部70は、テンキー(図示せず)、タッチパネル(図示せず)及びスタートキー(図示せず)等を備える。テンキーは、印刷部数等の数字を入力するために操作される。タッチパネルは、種々の機能(一例として、印刷倍率の設定機能や、複数のページを1枚の用紙Tに割り付ける機能(2in1等))が割り当てられた複数のキー等を表示する。タッチパネルに表示されたキーは、種々の機能のうちのいずれかをコピー機1に実行させるために操作(タッチ)される。スタートキーは、印刷を実行させるために操作される。操作部70は、いずれかのキーが操作されることにより、このキーが操作されたことを表す信号を制御部90に供給する。
記憶部80は、ハードディスク又は半導体メモリ等から構成される。記憶部80は、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに基づく画像データを記憶する。また、記憶部80は、コピー機1において利用される制御プログラム、及びこの制御プログラムによって利用されるデータ等を記憶する。
制御部90は、原稿搬送部10と、原稿読取部20と、操作部70を構成する上述したタッチパネルとを制御する。
原稿載置部11に載置された原稿Gをコピーする場合を示して、制御部90の機能(動作)の一例を説明する。まず、制御部90は、操作部70を構成する上記のスタートキーが操作されたことを示す信号が供給されることにより、スタートキーが操作されたことを検知する。次に、制御部90は、原稿搬送部10の第1送りローラ12を駆動させて原稿Gを第1読取面21aに供給する。制御部90は、原稿読取部20により第1読取面21aに供給された原稿Gに基づく画像データを生成させ、その画像データを記憶部80に一時記憶する。制御部90は、記憶部80に一時記憶された画像データに基づいて用紙Tにトナー画像を形成するために、用紙搬送部30と、画像形成部40と、転写部50と、定着部60とをそれぞれ制御する。すなわち、制御部90は、第2送りローラ31又は第3送りローラ32を駆動させて、用紙Tを転写部50に搬送させる。また、制御部90は、画像データに基づいて色毎に生成された色画像データをそれぞれレーザスキャナユニット43に供給し、レーザスキャナユニット43から照射されるレーザ光により感光体ドラム41に静電潜像を形成させる。制御部90は、現像器44により感光体ドラム41にトナー画像を形成させ、このトナー画像を中間転写ベルト48に1次転写させる。制御部90は、中間転写ベルト48に1次転写されたトナー画像を2次転写ローラ51によって用紙Tに2次転写させる。制御部90は、加熱回転体61が所定の温度に加熱されるよう制御して、その加熱回転体61により用紙Tに2次転写されたトナー画像のトナーを溶融させると共に、加熱回転体61に圧接される加圧回転体62よりトナーを用紙Tに定着させる。さらに、制御部90は、トナー画像が定着された用紙Tを用紙搬送部30により用紙排出部34から排出させる。
以下、本実施形態に係るコピー機1の特徴部分の構成について説明する。図3は、中間ローラ304と撓み量測定部301との位置関係を説明するための図である。
図1又は図2に示すように、コピー機1は、撓み量測定部301と、レジストローラ302と、第1駆動部303と、中間ローラ304と、第2駆動部305とを備える。
レジストローラ302は、搬送路L(第3搬送路L3)に配置される。レジストローラ302は、転写部50にトナー画像が形成されるタイミングと、転写部50に用紙Tを供給するタイミングとを合わせるために、用紙Tの搬送又は用紙Tの搬送停止を行う。また、レジストローラ302は、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正を行う。
第1駆動部303は、レジストローラ302を回転させるためのモータである。
中間ローラ304は、搬送路Lにおけるレジストローラ302よりも用紙Tの搬送方向の上流側に配置され、レジストローラ302と共に用紙Tに撓みを形成する。すなわち、中間ローラ304は、搬送路Lの上流から搬送されてきた用紙Tを搬送路Lの下流側に(レジストローラ302へ向けて)搬送する。この場合、レジストローラ302の回転が停止する一方、中間ローラ304が所定の時間だけ回転することにより、又はレジストローラ302の回転速度よりも速い回転速度で中間ローラ304が回転することにより、中間ローラ304によって搬送される用紙Tにおけるレジストローラ302と中間ローラ304との間の部分には、撓みが生じる。
第2駆動部305は、中間ローラ304を回転させるためのモータである。
撓み量測定部301は、レジストローラ302及び中間ローラ304により形成される用紙Tの撓みの量を測定する。すなわち、図3に示すように、撓み量測定部301は、中間ローラ304の下流側に配置される。撓み量測定部301は、搬送路Lを搬送されている用紙Tにおける撓みが形成された部分の変形に追従するように、用紙Tにおける撓みが形成された部分に接触する接触部を備えた接触式センサ、及び用紙Tに接触しない非接触式センサのうちのいずれであってもよいが、好ましくは接触式センサであればよい。
接触式センサ(撓み量測定部301)は、例えば、図4に示す構成になっている。図4は、レジストローラ302と、中間ローラ304と、撓み量測定部301とが配置された箇所の拡大図である。
図4に示す接触式センサ(撓み量測定部301)は、搬送路Lにおけるレジストローラ302と中間ローラ304との間において用紙Tが撓む側に配置される。撓み量測定部301は、接触部としての接触アーム301aと、測定アーム301bと、支点部301cと、光学式センサ301dとを備える。
接触アーム301aは、第3搬送路L3の内部に一部が配置されることにより、第3搬送路L3を搬送される用紙Tに接触可能とされる。測定アーム301bは、例えば、対向して配置される光学式センサ301dによって移動量が測定される。支点部301cは、コピー機本体2に結合されると共に、接触アーム301a及び測定アーム301bのそれぞれの一端が接続される。支点部301cは、接触アーム301aを矢印A1、A2方向に移動させることが可能であると共に、測定アーム301bを矢印B1、B2方向に移動させることが可能である。すなわち、撓み量測定部301は、支点部301cを支点として、接触アーム301a及び測定アーム301bを回動させることが可能である。したがって、撓み量測定部301は、接触アーム301aが矢印A1方向に移動する場合に、測定アーム301bが矢印B1方向に移動する。一方、撓み量測定部301は、支点部301cを支点として、接触アーム301aが矢印A2に移動する場合に、測定アーム301bが矢印B2方向に移動する。撓み量測定部301は、光学式センサ301dの測定結果に基づいて用紙Tの撓み量を得る。なお、撓み量測定部301の動作については、後述する。
また、不図示の非接触式センサ(撓み量測定部)は、例えば、用紙Tに向けて光を出射する発光素子と、用紙Tによって反射された光を受光する2つの受光素子(第1受光素子及び第2受光素子)とを備える。撓み量測定部は、第1受光素子によって受光される受光量と、第2受光素子によって受光される受光量との比に基づいて用紙Tが撓む部分の傾斜角度を検出し、検出された傾斜角度に基づいて用紙Tの撓み量を得る。
制御部90は、撓み量測定部301により測定された用紙Tの撓み量に基づいて、この用紙Tの撓み量を一定に保つために中間ローラ304の回転速度を変えるよう第2駆動部305を制御する。すなわち、制御部90は、中間ローラ304によって搬送路Lの下流側に搬送されている用紙Tにおけるレジストローラ302と中間ローラ304との間の部分に形成される撓みの量が、その用紙T内において一定に保たれるように、中間ローラ304を回転させる第2駆動部305を制御する。この場合、制御部90は、レジストローラ302の回転速度が一定になるよう第1駆動部303を制御する。
次に、図4を参照して、撓み量測定部301の動作について説明する。
まず、レジストローラ302の回転が停止している場合に、中間ローラ304によって用紙Tが搬送路Lの下流側に送られることにより、用紙Tの先端がレジストローラ302に接触したときには、用紙Tにおけるレジストローラ302と中間ローラ304との間の部分は、図4のP1に示す状態のように、直線状になる。用紙TがP1に示す状態になる場合、撓み量測定部301は、支点部301cを支点として、二点差線で示すように、接触アーム301aが矢印A2方向に移動して用紙Tに接触すると共に、測定アーム301bが矢印B2方向に移動する。この場合、光学式センサ301dにより測定アーム301bまでの距離が測定されることに基づいて、撓み量測定部301により測定される用紙Tの撓み量δは、0となる。
次に、用紙Tの先端がレジストローラ302に接触した状態から、レジストローラ302の回転が停止する一方、中間ローラ304が回転した場合、用紙Tにおけるレジストローラ302と中間ローラ304との間の部分には、図4のP2に示す状態のように撓みが生じる。用紙TがP2に示す状態になる場合、撓み量測定部301は、支点部301cを支点として、実線で示すように、接触アーム301aが矢印A1方向に移動すると共に、測定アーム301bが矢印B1方向に移動する。
次に、図4における用紙TがP2に示す状態となる場合から、レジストローラ302の回転が停止する一方、中間ローラ304が回転した場合、用紙Tにおけるレジストローラ302と中間ローラ304との間の部分には、図4のP3に示す状態のようにさらに撓みが生じる。用紙TがP3に示す状態になる場合、撓み量測定部301は、二点差線で示すように、接触アーム301aが矢印A1方向に移動すると共に、測定アーム301bが矢印B1方向に移動する。
このように撓み量測定部301は、支点部301cを支点として接触アーム301a及び測定アーム301bが移動して、光学式センサ301dにより測定アーム301bまでの距離が測定されることに基づいて、用紙Tの撓み量を測定する。
次に、コピー機1の特徴的な動作について説明する。図5は、コピー機1の特徴的な動作について説明するためのフローチャートである。
ステップST1において、制御部90は、中間ローラ304が所定の回転速度Nm[rpm]にて回転するよう第2駆動部305を制御する一方、レジストローラ302の回転が停止するよう第1駆動部303を制御する。
ステップST2において、用紙Tは、中間ローラ304によって搬送路Lの下流側に向けて搬送されることによりレジストローラ302に接触する。
ステップST3において、制御部90は、ステップST1により中間ローラ304を回転させるよう制御して、中間ローラ304によって用紙Tの搬送を開始させた後、所定の時間を経過した場合に中間ローラ304の回転を停止させるよう制御する。これにより、中間ローラ304によって搬送された用紙Tにおけるレジストローラ302と中間ローラ304との間の部分には、撓みが生じる。
ステップST4からステップST10は、中間ローラ304によって挟まれている用紙Tが搬送路Lの下流側に搬送されることにより、中間ローラ304から用紙Tがなくなるまで、繰り返し行われる。
ステップST5において、撓み量測定部301は、レジストローラ302と中間ローラ304との間に配置される用紙Tの撓み量δを測定する。
すなわち、撓み量測定部301は、ステップST1からステップST3が行われることにより、レジストローラ302及び中間ローラ304が停止している状態(用紙Tの搬送が停止している状態)における用紙Tの撓み量(初期値)を測定し、又は、後述するようにステップST7からステップST9のいずれかが行われることにより、レジストローラ302及び中間ローラ304のいずれも回転している状態(用紙Tが搬送されている状態)における用紙Tの撓み量を測定する。
ステップST6において、制御部90は、ステップST5において測定された撓み量δが、0<δ≦aと、a<δ≦bと、b<δとのうちいずれであるのかを判断する。ここで、a及びbのそれぞれの値は、適宜設定される値であり、a<bの関係を満たす値である。撓み量δが0<δ≦aであると判断される場合には、ステップST7に進む。撓み量δがa<δ≦bであると判断される場合には、ステップST8に進む。撓み量δがb<δであると判断される場合には、ステップST9に進む。
ステップST7において、制御部90は、中間ローラ304が回転速度Nm1[rpm]で回転するよう第2駆動部305を制御すると共に、レジストローラ302が回転速度Nr[rpm]で回転するよう第1駆動部303を制御する。
ステップST8において、制御部90は、中間ローラ304が回転速度Nm2[rpm]で回転するよう第2駆動部305を制御すると共に、レジストローラ302が回転速度Nr[rpm]で回転するよう第1駆動部303を制御する。
ステップST9において、制御部90は、中間ローラ304が回転速度Nm3[rpm]で回転するよう第2駆動部305を制御すると共に、レジストローラ302が回転速度Nr[rpm]で回転するよう第1駆動部303を制御する。
ここで、中間ローラ304の回転速度Nm1と、Nm2と、Nm3とのそれぞれは、Nm1<Nm2<Nm3の関係を満たすようになっている。
ステップST7からステップST9において、制御部90は、第2駆動部305を制御することに基づいて、用紙Tの撓み量δに応じて中間ローラ304の回転速度を制御すると共に、第1駆動部303を制御することに基づいて、用紙Tの撓み量δにかかわらずレジストローラ302の回転速度が一定になるよう制御する。このため、コピー機1は、レジストローラ302と中間ローラ304との間に配置される用紙Tの撓み量δを一定に保つことが可能になる。
なお、本実施形態では、ステップST6の判断の結果、ステップST7からステップST9の3つの処理うちいずれかの処理を行うが、この形態に限定されることはない。すなわち、本発明は、ステップST6の判断の結果、4つ以上の処理のうちいずれかの処理を行う構成であればよい。
ステップST11において、制御部90は、中間ローラ304に用紙Tが挟まれていないので、中間ローラ304の回転が停止するよう第2駆動部305を制御する。
ステップST12において、制御部90は、ステップST11として中間ローラ304の回転を停止させてから所定の時間を経過した場合に、レジストローラ302の回転が停止するよう第1駆動部303を制御する。
以上説明したように、本実施形態のコピー機1によれば、以下の効果が奏される。
すなわち、本実施形態のコピー機1によれば、制御部90が、撓み量測定部301により測定された用紙Tの撓み量δに基づいて、この用紙Tの撓み量δを一定に保つために中間ローラ304の回転速度を制御するので、用紙Tの搬送速度を一定に保つことができる。したがって、コピー機1は、レジストローラ302の搬送負荷を一定に保つことができ、ひいてはJAM等の発生を防止して、用紙Tの搬送性を向上させることができる。
また、本実施形態のコピー機1によれば、撓み量測定部301が、用紙Tに接触する接触部(接触アーム)を備えた接触式センサであるため、非接触式センサに比べて用紙Tの撓み量δを正確に測定することができる。すなわち、撓み量測定部301が非接触式センサである場合、用紙Tにおける光の反射面の精度に応じて撓み量δの測定精度は変わってしまう。この点、撓み量測定部301が接触式センサである場合、接触部(接触アーム)によって用紙Tを検知するので、撓み量δの測定精度が向上する。また、接触式センサが非接触式センサに比べて安価であるため、接触式センサを用いたコピー機1は、コストを低下させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、種々の形態で実施することができる。
本実施形態のコピー機1は、カラーコピー機であるが、この形態に限定されることはなく、モノクロコピー機であってもよい。
また、本実施形態のコピー機1は、中間転写ベルト48を介して用紙Tにトナー画像を転写している(間接転写方式)が、この形態に限定されることはなく、感光体ドラムに形成されたトナー画像を直接に用紙Tに転写してもよい(直接転写方式)。
また、本実施形態のコピー機1は、用紙Tの片面を印刷する構成であるが、これに限定されることはなく、用紙の両面を印刷する構成であってもよい。
また、本発明の画像形成装置は、上述したコピー機1に限定されることはない。すなわち、本発明の画像形成装置は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能及びスキャナ機能を備える複合機であってもよく、ファクシミリやプリンタであってもよい。
また、本発明の画像形成装置によってトナー画像が定着される被画像形成媒体は用紙Tに限定されることはなく、例えば、OHP(オーバヘッドプロジェクタ)シート等のフィルムシートであってもよい。
1…コピー機(画像形成装置)、90…制御部、301…撓み量測定部、302…レジストローラ、303…中間ローラ、L…搬送路

Claims (2)

  1. 被画像形成媒体を搬送する搬送路と、
    前記搬送路に配置されるレジストローラと、
    前記搬送路における前記レジストローラよりも被画像形成媒体の搬送方向における上流側に配置され、前記レジストローラと共に被画像形成媒体に撓み部分を形成する中間ローラと、
    レジストローラを回転させる第1駆動部と、
    中間ローラを回転させる第2駆動部と、
    前記レジストローラ及び前記中間ローラにより形成される被画像形成媒体の撓みの量を測定する撓み量測定部と、
    前記レジストローラの回転速度及び前記中間ローラの回転速度を変えるためにそれぞれ前記第1駆動部及び前記第2駆動部を制御すると共に、前記撓み量測定部により測定された被画像形成媒体の撓み量に基づいて、当該被画像形成媒体の撓み量を一定に保つために前記中間ローラの回転速度を変えるよう第2駆動部を制御する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記撓み量測定部は、搬送路における前記レジストローラと前記中間ローラとの間において被画像形成媒体が撓む側に配置され、被画像形成媒体における撓みが形成された部分の変形に追従するように、被画像形成媒体の撓みが形成された部分に接触する接触部を備える
    請求項1に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018065691A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 キヤノンファインテックニスカ株式会社 原稿搬送装置、および画像読取装置

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