JPH07226829A - 原稿読み取り装置 - Google Patents

原稿読み取り装置

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JPH07226829A
JPH07226829A JP6019415A JP1941594A JPH07226829A JP H07226829 A JPH07226829 A JP H07226829A JP 6019415 A JP6019415 A JP 6019415A JP 1941594 A JP1941594 A JP 1941594A JP H07226829 A JPH07226829 A JP H07226829A
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JP
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glass
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optical
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JP6019415A
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English (en)
Inventor
Fumitaka Aoki
文孝 青木
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Original Assignee
Copyer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 原稿ガラスまたは光学的手段を共用して使用
しようとする場合でも、それぞれの機構において最もピ
ントの合う位置に光学系を調節でき、画像読み取りの際
の解像力の低下が防止され、細線または細小文字の再現
性がよく、画像品質が向上し、読み取りの際の原稿上方
の欠落が防止される。 【構成】 第1および第2原稿読み取り機構とに共通な
原稿ガラス50を設け、原稿ガラス50の位置を変更す
る位置変更手段100を設ける。また前記光学的手段の
光学的距離を変更する光学距離変更手段を設け、また光
学的手段は複数のミラーで構成されるミラー間の距離を
変更し、また光学距離変更手段は焦点距離およびレンズ
位置をそれぞれ変更することが可能なズームレンズで、
前記光学的距離変更手段が同じ原稿読み取り倍率に対し
て第1および第2原稿読み取り機構でズームレンズの焦
点距離およびレンズ位置を変更し、また光学距離変更手
段は光軸上に挿入される高透光性の高屈折率ガラスから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ、原稿スキャンナー等の光学的に原稿の情報
を読み取る原稿読み取り装置、詳しくは原稿ガラスに対
して相対的に移動する光学的手段により原稿ガラス上の
原稿を読み取る第1原稿読み取り機構と、原稿ガラスに
対して相対的に原稿を移動させながら原稿を読み取る第
2原稿読み取り機構とを有する原稿読み取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミ
リ、原稿スキャンナー等の光学的に原稿の情報を読み取
る原稿読み取り装置は、原稿を載置するための原稿ガラ
ス、原稿ガラスの下から原稿に光を照射する照明系、ミ
ラーおよびレンズから構成された光学系および光情報受
容手段、例えば複写機では電子写真用感光体、あるいは
ファックシミリその他ではCCD素子等から構成されて
いた。
【0003】また、原稿読み取り機構としては、原稿ガ
ラス上に載置した原稿の画像情報を、原稿ガラスに対し
て相対的に移動する照明系および光学系からなる光学的
手段により読み取る原稿読み取り機構と、原稿ガラスの
上に原稿を載置するのではなく、ローラ対などの原稿移
動手段により、原稿ガラスに対して相対的に原稿を移動
させながら原稿の画像情報を、光学的手段により読み取
る原稿読み取り機構とがあり、この両方を備えた原稿読
み取り装置が、電子写真機等で製品化されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な2種類の原稿読み取り機構の両方を備えた原稿読み取
り装置では、次のような問題があった。
【0005】すなわち、原稿ガラスの上に載置した原稿
の画像情報を、原稿ガラスに対して相対的に移動する照
明系および光学系からなる光学的手段により読み取る原
稿読み取り機構の場合には、原稿を原稿ガラスの上に密
着保持するから、光学系のピントが原稿を載置する原稿
ガラスの上面に一致するように、光学系を調節する。
【0006】一方、原稿ガラスの上に原稿を載置するの
ではなく、ローラ対などの原稿移動手段により、原稿ガ
ラスに対して相対的に原稿を移動させながら、原稿の画
像情報を光学的手段により読み取る原稿読み取り機構の
場合には、原稿の移動の抵抗を小さくしてスムーズに移
動させるため、原稿を原稿ガラスから離して移動させる
ので、光学的ピントを原稿ガラス上面よりさらに上方位
置に一致するように、光学系を調節する必要がある。
【0007】従って、上記の2種類の原稿読み取り機構
の両方を備えた原稿読み取り装置において、原稿ガラス
あるいは光学的手段を共用して使用しようとする場合に
は、それぞれの機構での最もピントの合う位置が異なる
ために、少なくともどちらか一方の機構に対してしか、
最良のピント位置に光学系を調節することができなかっ
た。
【0008】ピント位置がずれると画像読み取りの解像
力が低下し、電子写真複写機等では細線または細小文字
の再現性が悪化し、画像品質が低下する。あるいはファ
クシミリまたは原稿スキャナー等では読み取りの際に、
原稿情報の一部が欠落するという問題があった。
【0009】本発明の目的は、上記問題点を改善するた
めに、上記2種類の原稿読み取り機構を備えた原稿読み
取り装置において、原稿ガラスまたは光学的手段を共用
して使用しようとする場合でも、それぞれの機構におい
て最もピントの合う位置に光学系を調節でき、よって画
像読み取りの際の解像力の低下が防止され、電子写真複
写機等では細線または細小文字の再現性がよく、画像品
質が向上し、またファクシミリまたは原稿スキャナー等
では読み取りの際の原稿情報の欠落が防止される原稿読
み取り装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、原稿ガラスの上に載置された原稿を前記
原稿ガラスに対して相対的に移動する光学的手段により
読み取る第1原稿読み取り機構と、前記原稿ガラスに対
して相対的に原稿を移動させながら原稿を光学的手段に
より読み取る第2原稿読み取り機構とを有する原稿読み
取り装置において、前記原稿ガラスが前記第1および第
2原稿読み取り機構とに共通に設けられ、前記原稿ガラ
スの位置を変更する位置変更手段を設けることを特徴と
する原稿読み取り装置である。
【0011】本発明の他の態様によれば、原稿ガラスの
上に載置された原稿を前記原稿ガラスに対して相対的に
移動する光学的手段により読み取る第1原稿読み取り機
構と、前記原稿ガラスに対して相対的に原稿を移動させ
ながら原稿を光学的手段により読み取る第2原稿読み取
り機構とを有する原稿読み取り装置において、前記光学
的手段が前記第1および第2原稿読み取り機構とに共通
に設けられ、前記光学的手段の光学的距離を変更する光
学距離変更手段を設けることを特徴とする原稿読み取り
装置である。
【0012】本発明のさらに他の態様によれば、光学的
手段は、複数のミラーで構成されるミラー間の距離を変
更するものである。
【0013】本発明のさらに他の態様によれば、光学的
手段は、焦点距離およびレンズ位置をそれぞれ変更する
ことが可能なズームレンズで、前記光学距離変更手段が
同じ原稿読み取り倍率に対して第1および第2原稿読み
取り機構とでズームレンズの焦点距離およびレンズ位置
を変更するものである。
【0014】本発明のさらに他の態様によれば、光学距
離変更手段は、光軸上に挿入される高透光性の部材であ
る。
【0015】本発明のさらに他の態様によれば、高透光
性部材は、高屈折率ガラスからなる。
【0016】
【作用】本発明の原稿読み取り装置を採用することによ
り、第1および第2原稿読み取り機構とに共通な原稿ガ
ラスを設け、前記原稿ガラスの位置を変更する位置変更
手段を設け、また前記光学的手段の光学的距離を変更す
る光学距離変更手段を設け、また光学距離変更手段は複
数のミラーで構成されるミラー間の距離を変更し、また
光学的手段は焦点距離およびレンズ位置をそれぞれ変更
することが可能なズームレンズで、前記光学的距離変更
手段が同じ原稿読み取り倍率に対して第1および第2原
稿読み取り機構とでズームレンズの焦点距離およびレン
ズ位置を変更し、また光学距離変更手段は光軸上に挿入
される高透光性の部材で、また高透光性部材は高屈折率
ガラスからなることによって、原稿ガラスまたは光学的
手段を共用して使用しようとする場合でも、それぞれの
機構において最もピントの合う位置に光学系を調節で
き、画像読み取りの際の解像力の低下が防止され、電子
写真複写機等では細線または細小文字の再現性がよく、
画像品質が向上し、またファクシミリまたは原稿スキャ
ナー等では読み取りの際の原稿情報の欠落が防止され
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて、詳
細に説明する。
【0018】図1および図2は本発明が実施された電子
写真複写機の光学系における原稿読み取り装置の一実施
例の概略構成図を示す。図1に示すように原稿ガラス5
0の上に載置された原稿Dは、原稿ガラス50に対して
相対的に移動する光学的手段によって、読み取る第1読
み取り機構を使用した状態である。
【0019】また、図2に示すように原稿ガラス50に
対して相対的に移動させながら、原稿を光学的手段によ
って読み取る第2読み取り機構を使用した状態である。
【0020】図1では第2読み取り機構で使用する原稿
送り装置は、退避位置にあって図示されていない。ま
た、図2では第1読み取り機構で使用する圧板110
は、退避位置にあって図示されていない。
【0021】図1を用いて第1読み取り機構を説明す
る。
【0022】原稿Dを載置する原稿ガラス50が電子写
真複写機の上面に配設されている。原稿Dを原稿ガラス
50に密着させるために、圧板110により原稿Dの上
から押圧されている。
【0023】原稿ガラス50の一端には、原稿読み取り
装置本体に固定された支持軸101aに回転自在に支持
されたガラス支持金具101が取り付けられている。原
稿ガラス50は支持軸101aを軸として回転揺動す
る。
【0024】原稿ガラス50の他端には、ガラス受け1
02が取り付けられている。ガラス位置変更カム100
は、ガラス受け102を介して下から原稿ガラス50を
支持している。
【0025】カム軸100aは図示省略の駆動手段によ
り回転し、適宜の回転位置でその姿勢を保持することが
できる。ガラス位置変更カム100は、カム軸100a
に対して形成され、カム軸100aの回転位置により、
原稿ガラス50の高さを変更することができる。
【0026】第1読み取り機構を使用する場合には、図
1に示すように光学系のピント位置Aと、原稿ガラス5
0の高さとが一致するように、カム軸100aを回転さ
せ、ガラス位置変更カム100を高位位置にして、原稿
ガラス50の位置を高くする。光学系は、移動自在な第
1ミラー台51ならびに第2ミラー台54と、レンズ5
7および固定の第4ミラー58とから構成されいる。
【0027】第1ミラー台51には、第1ミラー52
と、照明ランプ53とが配設され、原稿ガラス50に沿
って移動自在である。また、第2ミラー台54には、第
2ミラー55と第3ミラー56とが配設され、第2ミラ
ー台54は、第1ミラー台51と同方向に半分の速度で
移動する。
【0028】第1ミラー台51と第2ミラー台54と
は、原稿ガラス50上のピント位置Aから、レンズ57
のに中心までの光軸距離を一定に保ちながら、移動する
ように構成されている。
【0029】原稿ガラス50の上に置かれた原稿Dを、
照明ランプ53によって照明し、第1ミラー台51およ
び第2ミラー台54を移動させながら、原稿画像の反射
光をレンズ57および第4ミラー58を経て、図示省略
の感光ドラム上の露光部に結像させるものとする。
【0030】回転させた感光ドラム上で、帯電、露光、
ブランク露光、現像、転写、分離、クリーニング、前除
電露光等の画像形成プロセスを行い、感光ドラム上にト
ナー像を形成し、同時にカセットから転写材を給紙し、
感光ドラム上の画像形成動作に同期させて転写部に搬送
し、感光ドラム上のトナー像を転写材に転写し、搬送部
により定着器に搬送し、定着器でトナー像を転写材に定
着させ、排紙ローラにより機外に排出し複写物を得るも
のである。また、原稿サイズに応じて変えることができ
る。
【0031】図2により第2読み取り機構を説明する。
【0032】第2読み取り機構を使用する場合には、圧
板110を退避位置に退避させ、代りに原稿送り装置1
20を原稿ガラス50上に移動する。
【0033】第1ミラー台51ならびに第2ミラー台5
4を、図示省略の手段により、原稿送り装置120に対
応した固定時位置に移動させ、その位置に保持させる。
光学系のピント位置は、第1読み取り機構を使用した場
合のピント位置Aと同じ位置である。
【0034】同時に、カム軸100aを回転させ、ガラ
ス位置変更カム100を低位位置にし、原稿ガラス50
の位置を低くする。
【0035】原稿ガラス50の低位位置への移動と共
に、原稿送り装置120の位置が下がり、原稿送り装置
120の原稿通過の位置と光学系のピント位置Aとを一
致させるように設けた図示省略の位置決め部材により、
原稿送り装置120は所定の固定時位置に保持される。
【0036】このように、第2読み取り機構を使用可能
な状態にした後、原稿Dの搬送を開始し、移動する原稿
Dを照明ランプ53によって照明し、原稿画像の反射光
を、位置を固定した第1ミラー台51および第2ミラー
台54、さらにレンズ57および第4ミラー58を経
て、図示省略の感光ドラム上の露光部に結像させる。そ
の後の動作は第1読み取り機構の場合と同様である。
【0037】以上のように、第1原稿読み取り機構と第
2原稿読み取り機構とに共通の原稿ガラスと、原稿ガラ
スの位置を変更する位置変更手段とを有することによ
り、光学系のピント位置を変えることなく、第1原稿読
み取り機構での原稿位置と、第2原稿読み取り機構での
原稿位置とを一致させ、どちらの読み取り機構を用いた
場合でも、原稿を最良のピント位置にすることができ、
従って画像読み取りの解像力の低下を防止し、電子写真
複写機等では細線および細小文字の再現性をよくして画
像品質を向上させ、またはファクシミリおよび原稿スキ
ャナー等では読み取りの際の原稿情報の欠落を防止する
ことができる。
【0038】図3は本発明が実施された電子写真複写機
の光学系における原稿読み取り装置の他の実施例の概略
構成図を示す。図において原稿Dが載置された原稿ガラ
ス50が、電子写真複写機の上面に配設されている。こ
の原稿ガラス50の位置は固定されている。原稿ガラス
50の上に載置された原稿Dを、原稿ガラス50に対し
て相対的に移動する光学的手段により読み取る機構が第
1読み取り機構である。
【0039】第1読み取り機構で使用する圧板110
(図1)および第2読み取り機構で使用する原稿送り装
置(図2)は省略されている。光学系は、移動自在な第
1ミラー台51ならびに第2ミラー台54と、レンズ5
7および固定の第4ミラー58とから構成されている。
第1ミラー台51には、第1ミラー52と、照明ランプ
53とが配設され、原稿ガラス50に沿って移動自在で
ある。
【0040】第2ミラー台54は、第1ミラー台51と
同方向に半分の速度で移動する。第2ミラー台54に
は、第2ミラー55と第3ミラー56とを保持する移動
台131が、レール132によって図3の左右方向に移
動可能に取付けられている。
【0041】バネ133は、移動台131を図3の左右
方向に付勢している。移動台位置変更カム134は、カ
ム軸134aに対して偏心して形成されている。カム軸
134aは、図示省略の部材を介して回転可能に第2ミ
ラー台54に支持されている。カム軸134aは図示省
略の駆動手段により回転し、適宜の回転位置でその姿勢
を保持することができる。
【0042】カム軸134aの回転位置を変更させるこ
とにより、移動台位置変更カム134がバネ133の左
方向への付勢に対抗して移動台131を移動させ、第2
ミラー台54上で移動台131の左右方向の位置を変更
することができる。
【0043】第1読み取り機構を用いる場合には、移動
台位置変更カム134を、図3の実線の姿勢に保持し、
移動台131を左端位置にする。この時、光学系のピン
ト位置は、原稿ガラス50の原稿載置面の位置Aと一致
する。
【0044】コピー動作を開始し、原稿ガラス50上に
載置された原稿Dを照明ランプ53によって照明し、第
1ミラー台51および第2ミラー台54を移動させなが
ら原稿画像の反射光を、レンズ57および第4ミラー5
8を経て、図示省略の感光ドラム上の露光部に結像させ
る。画像形成動作については、図1と同様であるから説
明を省略する。
【0045】第2読み取り機構を使用する場合には、図
示省略の原稿送り装置を原稿ガラス50上に移動する。
【0046】原稿送り装置に対応した固定時位置に、第
1ミラー台51ならびに第2ミラー台54を図示省略の
手段により移動させ、固定時位置に保持する。同時に、
カム軸134aを回転させ、移動台位置変更カム134
を図3の鎖線の姿勢に保持し、移動台131を右端位置
に移動させる。その結果、左端位置から右位置までの移
動距離△xの長さの2倍だけ、光学系のピント位置は原
稿ガラス50の原稿載置面の上方に移動する。
【0047】この際、ピント位置Bを、図示省略の原稿
送り装置の原稿通過の位置と一致させるように、移動台
位置変更カム134のカム形状を選定して置く。また
は、移動距離△xの長さを調整可能とする移動可能なス
トッパ部材を左端位置に設け、位置Aと位置Bとの間の
長さを適正にするように、移動距離△xを調節して置く
ものとする。
【0048】このように、第2読み取り機構を使用可能
な状態にした後、図示省略の原稿搬送装置により、原稿
Dの搬送を開始し、移動する原稿Dを照明ランプ53に
より照明し、原稿画像の反射光を、位置を固定した第1
ミラー台51および第2ミラー第54、さらにレンズ5
7および第4ミラー58を経て、図示省略の感光ドラム
上の露光部に結像させる。その後の動作は、第1読み取
り機構の場合と同様である。
【0049】本実施例では、原稿ガラス50が固定さ
れ、第1および第2ミラー台51,54が移動する光学
系を持った原稿読み取り装置を実施例として説明する
も、これに限るものではなく、第1および第2ミラー台
51,54が固定され、原稿ガラス50が移動する光学
系を有する原稿読み取り装置にも適用することができ
る。
【0050】図4は本発明が実施された電子写真複写機
の光学系における原稿読み取り装置のさらに他の実施例
の概略構成図を示す。図において原稿Dが載置された原
稿ガラス50は、原稿読み取り装置の上面に配設されて
いる。原稿ガラス50の位置は固定されている。
【0051】第2ミラー台54には、第2ミラー55と
第3ミラー56を保持する移動台131が取り付けられ
ている。移動台131は、回転支軸54aを軸に回転揺
動する。バネ133は、移動台131を図4の左方向に
付勢している。
【0052】移動台位置変更カム134は、カム軸13
4aに対して偏心して形成してある。カム軸134a
は、図示省略の部材を介して回転可能に第2ミラー台5
4に支持されている。カム軸134aは図示省略の駆動
手段により回転し、適宜の回転位置でその姿勢を保持す
ることができる。
【0053】カム軸134aの回転位置を変更させるこ
とにより、移動台位置変更カム134がバネ133の左
方向への付勢に対抗して移動台131を移動させ、第2
ミラー台54上で移動台131の左右方向の回転位置を
変更することができる。
【0054】第1読み取り機構を用いる場合には、移動
台位置変更カム134を、図4の実線の姿勢に保持し、
移動台131を左端位置にする。この際、光学系のピン
ト位置は、原稿ガラス50の原稿載置面の位置Aと一致
する。その後のコピー動作については説明を省略する。
【0055】第2読み取り機構を使用する場合には、図
示省略の原稿送り装置を原稿ガラス50上に移動する。
【0056】原稿送り装置に対応した固定時位置に、第
1ミラー台51ならびに第2ミラー台54を図示省略の
手段により移動させ、固定時位置に保持する。同時に、
カム軸134aを回転させ、移動台位置変更カム134
を図4の鎖線の姿勢に保持し、移動台131を右端位置
に移動させる。その結果、光学系のピント位置は原稿ガ
ラス50の原稿載置面の上方の位置Bに移動する。
【0057】この際、ピント位置Bを、図示省略の原稿
送り装置の原稿通過の位置と一致させるように、移動台
位置変更カム134のカム形状を選定して置く。また
は、移動距離の長さを調整可能とする移動可能なストッ
パ部材を左端位置に設け、位置Aと位置Bとの間の長さ
を適正にするように、移動距離を調節して置くものとす
る。その後のコピー動作については説明を省略する。
【0058】図5は本発明のさらに他の実施例の概略構
成図を示す。図において原稿Dが載置された原稿ガラス
50は、原稿読み取り装置の上面に配設されている。原
稿ガラス50の位置は固定されている。
【0059】原稿ガラス50の上に載置した原稿Dを、
原稿ガラス50に対して相対的に移動する光学的手段に
より読み取る機構が、第1読み取り機構である。また、
原稿ガラス50に対して相対的に原稿Dを移動させなが
ら原稿Dを光学的手段により読み取る機構が第2読み取
り機構である。第1読み取り機構で使用される圧板およ
び第2読み取り機構で使用される原稿送り装置は省略さ
れている。
【0060】光学系は、移動自在な第1ミラー台51お
よび第2ミラー台54と、ズームレンズ57aおよび固
定の第4ミラー58とから構成されている。第1ミラー
台51には、第1ミラー52と、照明ランプ53とが配
設され、原稿ガラス50に沿って移動自在である。ま
た、第2ミラー台54には、第2ミラー55と第3ミラ
ー56とが配設され、第2ミラー台54は、第1ミラー
台51と同方向に半分の速度で移動する。
【0061】第1ミラー台51と第2ミラー台54と
は、原稿ガラス50上のピント位置Aからズームレンズ
57aの中心までの光軸距離を一定に保持しながら、移
動するように構成されている。
【0062】ズームレンズ57aは、レンズ移動台14
0に保持され、レール141によって、光軸方向に移動
可能に設けられ、図示省略の駆動手段により、位置を移
動させることができる。また、ズームレンズ57aは焦
点距離fを変更可能に構成され、図示省略の駆動手段に
より焦点距離fを変更することができる。
【0063】第1読み取り機構を使用する場合には、ズ
ームレンズ57aは図の実線位置に保持される。この
際、ズームレンズ57aの焦点距離と位置は、例えば複
写倍率が等倍の場合、原稿面位置Aからレンズ中心まで
の光軸距離と、図示省略の感光体表面からレンズ中心ま
での光軸距離とが等しく、かつその光軸が焦点距離の2
倍であるような関係になっている。
【0064】コピー動作を開始し、原稿ガラス50上に
置かれた原稿Dを照明ランプ53によって照明し、第1
ミラー台51および第2ミラー台54を移動させながら
原稿画像の反射光を、ズームレンズ57aおよび第4ミ
ラー58を経て、図示省略の感光ドラム上の露光部に結
像させる。このコピー動作については説明を省略する。
【0065】第2読み取り機構を使用する場合には、図
示省略の原稿送り装置を原稿ガラス50上に移動する。
【0066】原稿送り装置に対応した固定時位置に、第
1ミラー台51および第2ミラー台54を、図示省略の
移動手段により移動させ、固定時位置に保持する。この
時、例えば複写倍率が等倍の場合、図5の左方向にレン
ズ移動台140を△xだけ移動させ、鎖線の位置に保持
する。また、焦点距離fをf+(△x/2)に変更す
る。
【0067】その結果、ズームレンズ57aの移動した
距離△xの長さの2倍だけ、光学系のピント位置は原稿
ガラス50の原稿載置面の上方の位置Bに移動する。そ
の際のピント位置Bを、図示省略の原稿送り装置の原稿
通過の位置と一致させるように、移動距離△xを設定し
ておくものとする。このコピー動作については説明を省
略する。
【0068】図6は本発明のさらに他の実施例の概略構
成図を示す。図において原稿Dが載置された原稿ガラス
50は、原稿読み取り装置の上面に配設されている。原
稿ガラス50の位置は固定されている。
【0069】原稿ガラス50の上に載置した原稿Dを、
原稿ガラス50に対して相対的に移動する光学的手段に
より読み取る機構が、第1読み取り機構である。また、
原稿ガラス50に対して相対的に原稿Dを移動させなが
ら、原稿Dを光学的手段により読み取る機構が第2読み
取り機構である。第1読み取り機構で使用される圧板お
よび第2読み取り機構で使用される原稿送り装置は省略
されている。
【0070】光学系は、移動自在な第1ミラー台51な
らびに第2ミラー台54と、レンズ57および固定の第
4ミラー58とから構成されている。
【0071】高屈折率ガラス150はガラスホルダ15
1に保持されている。このガラスホルダ151は、支軸
151aを介して、第2ミラー台55とレンズ57との
間の光軸上に回転揺動自在に取り付けられている。ま
た、バネ133はガラスホルダ151を図6の右方向に
付勢し、ストッパ152は高屈折率ガラス150の右端
の位置決めをする。
【0072】図示省略の駆動手段により、ガラスホルダ
151を回転させ、図6の破線で示すように、高屈折率
ガラス151を光軸上から離脱させることができる。
【0073】第1ミラー台51には第1ミラー52と、
照明ランプ53とが配設され、原稿ガラス50に沿って
移動自在である。
【0074】第2ミラー台54には第2ミラー55と第
3ミラー56とが配設され、第2ミラー台54は第1ミ
ラー台51と同方向に半分の速度で移動する。
【0075】第1ミラー台51と第2ミラー台55と
は、原稿ガラス50上のピント位置Aからレンズ57の
中心までの光軸距離を一定に保持しながら移動するよう
に構成されている。
【0076】第1読み取り機構を使用する場合には、高
屈折率ガラス150は、図6の実線の位置に保持され
る。コピー動作を開始し、原稿ガラス50の上に置かれ
た原稿Dを照明ランプ53によって照明し、第1ミラー
台51および第2ミラー台54を移動させながら原稿画
像の反射光を、レンズ57および第4ミラー58を経
て、図示省略の感光ドラム上の露光部に結像させる。そ
の後のコビー動作については説明を省略する。
【0077】第2読み取り機構を使用する場合には、図
示省略の原稿送り装置を原稿ガラス50上に移動する。
この原稿送り装置に対応した固定時位置に、第1ミラー
台51および第2ミラー台54を、図示省略の駆動手段
により移動させ、固定時位置に保持する。同時に、駆動
手段により支軸151aを回転させ、高屈折率ガラス1
50を図6の破線の位置に移動させる。
【0078】その結果、光学系のピント位置は、高屈折
率ガラス150の屈折率による光軸距離の変化分だけ、
原稿ガラス50の原稿載置面の上方の位置Bに移動す
る。この時のピント位置Bを、図示省略の原稿送り装置
の原稿通過の位置と一致させるように、高屈折率ガラス
150の屈折率による光軸距離の変化分の長さを設定し
ておくものとする。第2読み取り機構を使用可能な状態
にした後のコピー動作については、説明を省略する。
【0079】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、適宜の設計的変更を行うことにより、他
の態様においても実施することができるもので、高屈折
率ガラス150の代りに、図7(A)に示すような平行
四辺形の断面を有する棒状ガラス155または図8
(A)に示すような一対の三角プリズム156を組み合
せたものを光軸上に設け、光軸に対する角度(図7
(B))を変更したり、位置関係(図8(B))を変更
することにより、光軸距離を変更するものでもよい。
【0080】
【発明の効果】上述の説明ですでに明らかなように、本
発明の原稿読み取り装置は、第1および第2原稿読み取
り機構とに共通な原稿ガラスを設け、前記原稿ガラスの
位置を変更する位置変更手段を設け、また前記光学的手
段の光学的距離を変更する光学距離変更手段を設け、ま
た光学的手段は複数のミラーで構成されるミラー間の距
離を変更し、また光学的手段は焦点距離およびレンズ位
置をそれぞれ変更することが可能なズームレンズで、前
記光学的距離変更手段が同じ原稿読み取り倍率に対して
第1および第2原稿読み取り機構とでズームレンズの焦
点距離およびレンズ位置を変更し、また光学距離変更手
段は光軸上に挿入される高透光性の部材で、また高透光
性部材は高屈折率ガラスからなることによって、従来技
術の問題点が容易に解決され、原稿ガラスまたは光学的
手段を共用して使用しようとする場合でも、それぞれの
機構において最もピントの合う位置に光学系を調節で
き、画像読み取りの際の解像力の低下が防止され、電子
写真複写機等では細線または細小文字の再現性がよく、
画像品質が向上し、ファクシミリまたは原稿スキャナー
等では読み取りの際の原稿情報の欠落が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施された電子写真複写機の光学系に
おける原稿読み取り装置の一実施例の概略構成図であ
る。
【図2】図1の原稿読み取り装置の他の使用状態の概略
構成図である。
【図3】本発明の他の実施例の概略構成図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例の斜視図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例の概略構成図であ
る。
【図6】本発明のさらに他の実施例の概略構成図であ
る。
【図7】原稿読み取り装置の光学系の部分構成図であ
る。
【図8】原稿読み取り装置の光学系の他の部分構成図で
ある。
【符号の説明】
50 原稿ガラス 51 第1ミラー台 54 第2ミラー台 57 レンズ 57a ズームレンズ 100,134 カム 110 圧板 120 原稿送り装置 131 移動台 150 高屈折率ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 27/50 A G06T 1/00 H04N 1/04 G06F 15/64 325 F H04N 1/12 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿ガラスの上に載置された原稿を前記
    原稿ガラスに対して相対的に移動する光学的手段により
    読み取る第1原稿読み取り機構と、前記原稿ガラスに対
    して相対的に原稿を移動させながら原稿を光学的手段に
    より読み取る第2原稿読み取り機構とを有する原稿読み
    取り装置において、前記原稿ガラスが前記第1および第
    2原稿読み取り機構とに共通に設けられ、前記原稿ガラ
    スの位置を変更する位置変更手段を設けることを特徴と
    する原稿読み取り装置。
  2. 【請求項2】 原稿ガラスの上に載置された原稿を前記
    原稿ガラスに対して相対的に移動する光学的手段により
    読み取る第1原稿読み取り機構と、前記原稿ガラスに対
    して相対的に原稿を移動させながら原稿を光学的手段に
    より読み取る第2原稿読み取り機構とを有する原稿読み
    取り装置において、前記光学的手段が前記第1および第
    2原稿読み取り機構とに共通に設けられ、前記光学的手
    段の光学的距離を変更する光学距離変更手段を設けるこ
    とを特徴とする原稿読み取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、光学距離変更
    手段は、複数のミラーで構成されるミラー間の距離を変
    更するものであることを特徴とする原稿読み取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の記載において、光学的手段
    は、焦点距離およびレンズ位置をそれぞれ変更すること
    が可能なズームレンズで、前記光学的距離変更手段が同
    じ原稿読み取り倍率に対して第1および第2原稿読み取
    り機構で前記ズームレンズの焦点距離およびレンズ位置
    を変更するものであることを特徴とする原稿読み取り装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2の記載において、光学距離変更
    手段は、光軸上に挿入される高透光性の部材であること
    を特徴とする原稿読み取り装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、高透光性部材
    は、高屈折率ガラスからなることを特徴とする原稿読み
    取り装置。
JP6019415A 1994-02-16 1994-02-16 原稿読み取り装置 Pending JPH07226829A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006211032A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Ricoh Co Ltd 画像読取装置および画像形成装置
JP2007258830A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、及び画像形成装置
US7352498B2 (en) 2003-08-11 2008-04-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Optical image scanner with adjustable object plane

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