JP2002217690A - 可変周波数パルス発生装置 - Google Patents

可変周波数パルス発生装置

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JP2002217690A JP2001009523A JP2001009523A JP2002217690A JP 2002217690 A JP2002217690 A JP 2002217690A JP 2001009523 A JP2001009523 A JP 2001009523A JP 2001009523 A JP2001009523 A JP 2001009523A JP 2002217690 A JP2002217690 A JP 2002217690A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも、ノイズ、消費電流および発熱を
削減可能な可変周波数パルス発生装置を得ること。 【解決手段】 第1のデータ保持回路14に保持される
前のディジタル加算器13の出力θ2と第1の基準値D
1および第2の基準値D2とをそれぞれ第1のデータ比
較器15および第2のデータ比較器16で比較すること
により、パルス列fout出力制御の1サイクルを、基
準クロックの4周期(T1〜T4)から2周期(T1〜
T2)に変更し、さらに、第1のデータ保持回路14の
出力θ1と第1の基準値D1とを第3のデータ比較器1
9で比較することにより、オーバーフロー信号のラッチ
タイミングを基準クロックfbのT4からT1に変更す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望の周波数のパ
ルスを生成可能な可変周波数パルス発生装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の可変周波数パルス発生装置
について説明する。従来の可変周波数パルス発生装置の
一例としては、特開平11−220364号公報に記載
のものである。図12は、上記公報に記載の可変周波数
パルス発生装置の構成を示す図である。
【0003】図12において、100は従来の可変周波
数パルス発生回路であり、101は第1の基準値D1を
反転するビット反転器であり、102は反転器101出
力とパルス数設定値Psとのいずれか一方を選択するデ
ータセレクタであり、103は後述する第1のデータ保
持回路104出力のθ1とデータセレクタ102出力と
を加算するディジタル加算器であり、104は基準クロ
ックfbのT2のタイミングでディジタル加算器103
出力のθ2をラッチする第1のデータ保持回路であり、
105は第1のデータ保持回路104出力のθ1と第1
の基準値D1とを比較する第1のデータ比較器であり、
106は第1のデータ保持回路104出力のθ1と第2
の基準値D2とを比較する第2のデータ比較器であり、
107は2つの比較結果に基づいて出力値(Highま
たはLow)を判定するパルス発生回路であり、108
はパルス発生回路107出力のfdを基準クロックfb
のT3のタイミングでラッチしてパルス列foutを出
力する第2のデータ保持回路であり、109は第1のデ
ータ比較器105の比較結果に基づいて基準クロックf
bのT4に同期したオーバーフロー防止信号fobを出
力するオーバーフロー防止回路である。
【0004】なお、制御クロック周波数fcは「fb/
4」であり、第1の基準値D1は「fc×n」であり、
第2の基準値D2は「(fc/2)×n」である。ま
た、n秒時間当りのパルス数設定値Psは「Vp×n」
であり、その値は「0≦Ps≦{(fc/2)×n}」
の範囲で1単位に設定可能である。ただし、nは出力パ
ルスの最大周期であり、Vpは速度設定値である。
【0005】ここで、従来の可変周波数パルス発生装置
の動作について説明する。反転器101では、26ビッ
ト表記された基準値D1のビット反転値を出力する。デ
ータセレクタ102では、S端子が0の場合(θ1≦D
1)に、端子Aのパルス数設定値Ps(26ビット表
記)を端子Yに出力し、S端子が1の場合(θ1>D
1)に、端子Bの基準値D1のビット反転値を端子Yに
出力する。
【0006】ディジタル加算器103では、CIN端子
が0の場合(θ1≦D1)に、データセレクタ102出
力のパルス数設定値Psと第1のデータ保持回路104
出力のθ1とを加算し、CIN端子が1の場合(θ1>
D1)に、データセレクタ102出力とCIN=1との
和である−(fc×n)と第1のデータ保持回路104
出力のθ1とを加算し、それぞれの場合について加算結
果θ2(26ビット表記)を出力する。第1のデータ保
持回路104では、基準クロックfbのT2およびオー
バーフロー防止信号fobのタイミングで、上記加算結
果θ2をラッチし、データθ1(26ビット表記)を出
力する。
【0007】第1のデータ比較器105では、第1のデ
ータ保持回路104出力のθ1と第1の基準値D1とを
比較する。そして、θ1>D1の場合に、オーバーフロ
ー信号として1を出力する。第2のデータ比較器106
では、第1のデータ保持回路104出力のθ1と第2の
基準値D2とを比較する。パルス発生回路107では、
両方の比較結果を判定し、たとえば、両比較器による比
較結果が0≦θ2<D2(=(fc/2)×n)の場合
に、判定結果fdとして0を出力し、D2≦θ2<D1
(=fc×n)の場合に1を出力し、D1≦θ2の場合
に0を出力する。第2のデータ保持回路108では、基
準クロックfbのT3のタイミングで、上記判定結果f
dをラッチし、パルス列foutを出力する。
【0008】オーバーフロー防止回路109では、基準
クロックfbのT4のタイミングで上記第1のデータ比
較器105出力のオーバーフロー信号を受け取り、オー
バーフロー防止信号fobを出力する。
【0009】図13は、従来の可変周波数パルス発生装
置の動作を示すタイミングチャートである。まず、速度
変化タイミングΔtが、基準クロックfbのT1のタイ
ミングと速度の変化時期に同期して変化し、さらに、当
該基準クロックfbのT1のタイミングで、加減速速度
がラッチされる。なお、この動作は、図12に記載の構
成以外の部分で実行される。
【0010】つぎに、第1のデータ保持回路104で
は、基準クロックfbのT2のタイミングで、ディジタ
ル加算器103出力のθ2をラッチする。つぎに、第2
のデータ保持回路108では、基準クロックfbのT3
のタイミングで、パルス発生回路107出力のfdをラ
ッチし、パルス列foutを出力する。
【0011】つぎに、オーバーフロー防止回路109で
は、基準クロックfbのT4のタイミングで、第1のデ
ータ保持回路104出力のθ1に対してオーバーフロー
防止処理を行う。すなわち、オーバーフローしている場
合(θ1>D1、かつfb=High)に、オーバーフ
ロー防止信号fob(=High)を出力する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来の可変周波数パルス発生装置においては、速度の設
定からオーバーフロー防止処理を完了するまでに、すな
わち、パルス列fout出力制御の1サイクルに、基準
クロック4周期分の制御が必要となり、実際に所望周波
数のパルス列を得るためには、8倍以上の周波数の基準
クロックが必要になる(図13参照)。そのため、従来
の可変周波数パルス発生装置では、基準クロックの高速
化に伴って、装置全体のノイズ、消費電流および発熱が
大幅に増大する、という問題があった。
【0013】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、従来よりも、ノイズ、消費電流および発熱を削減
可能な可変周波数パルス発生装置を得ることを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかる可変周波数パル
ス発生装置にあっては、パルス列の出力制御の1サイク
ルを、基準クロックの2周期で実行する構成とし、たと
えば、前記基準クロックによって規定された第1の基準
値を反転する反転手段(後述する実施の形態の反転器1
1に相当)と、オーバーフロー状態となった場合に、反
転後の第1の基準値を選択し、それ以外の場合に、設定
速度によって変化する所定の値を選択する選択手段(デ
ータセレクタ12に相当)と、前記基準クロックの第2
周期およびオーバーフロー防止信号の所定タイミングで
現在の加算値である前段の出力をラッチするデータ保持
手段(第1のデータ保持回路14に相当)と、前記選択
結果とラッチ後のデータとを加算する加算手段(ディジ
タル加算器13に相当)と、前記加算結果と前記第1の
基準値とを比較する第1の比較手段(第1のデータ比較
器15に相当)と、前記加算結果と「第1の基準値/
2」となる第2の基準値とを比較する第2の比較手段
(第2のデータ比較器16に相当)と、「0≦加算結果
<第2の基準値」が成立するか、「第2の基準値≦加算
結果<第1の基準値」が成立するか、または「第1の基
準値≦加算結果」が成立するか、を判定し、当該判定結
果に応じた特定信号を出力する判定手段(パルス発生回
路17に相当)と、前記基準クロックの第2周期の所定
タイミングで前記特定信号をラッチし、所望周波数のパ
ルス列を出力するパルス列出力手段(第2のデータ保持
回路18に相当)と、前記データ保持手段にてラッチ後
のデータと前記第1の基準値とを比較し、「ラッチ後の
データ≧第1の基準値」が成立する場合に、オーバーフ
ロー状態であると判断する第3の比較手段(第3のデー
タ比較器19に相当)と、オーバーフロー状態であると
判断された場合に、前記基準クロックの第1周期の所定
タイミングで、オーバーフロー防止信号を出力するオー
バーフロー防止手段(オーバーフロー防止回路20に相
当)と、を備えることを特徴とする。
【0015】つぎの発明にかかる可変周波数パルス発生
装置にあっては、パルス列の出力制御の1サイクルを、
基準クロックの2周期で実行する構成とし、たとえば、
設定速度によって変化する所定の値と前記基準クロック
の第2周期の所定タイミングでラッチされたデータとを
加算する加算手段(ディジタル加算器21に相当)と、
前記加算結果から前記基準クロックによって規定された
第1の基準値を減算する減算手段(ディジタル減算器2
2に相当)と、前記加算結果と前記第1の基準値とを比
較し、「加算結果≧第1の基準値」が成立する場合に、
オーバーフロー状態であると判断する第1の比較手段
(第1のデータ比較器25に相当)と、前記加算結果と
「第1の基準値/2」となる第2の基準値とを比較する
第2の比較手段(第2のデータ比較器26に相当)と、
オーバーフロー状態となった場合に前記減算結果を選択
し、それ以外の場合に前記加算結果を選択する選択手段
(データセレクタ23に相当)と、前記基準クロックの
第2周期の所定タイミングで前記選択結果をラッチする
データ保持手段(第1のデータ保持回路24に相当)
と、前記各比較結果に基づいて、「0≦加算結果<第2
の基準値」が成立するか、「第2の基準値≦加算結果<
第1の基準値」が成立するか、または「第1の基準値≦
加算結果」が成立するか、を判定し、当該判定結果に応
じた特定信号を出力する判定手段(パルス発生回路27
に相当)と、前記基準クロックの第2周期の所定タイミ
ングで前記特定信号をラッチし、所望周波数のパルス列
を出力するパルス列出力手段(第2のデータ保持回路2
8に相当)と、を備えることを特徴とする。
【0016】つぎの発明にかかる可変周波数パルス発生
装置にあっては、パルス列の出力制御の1サイクルを、
基準クロックの2周期で実行する構成とし、たとえば、
前記基準クロックによって規定された基準値を反転する
反転手段と、オーバーフロー状態となった場合に、反転
後の基準値を選択し、それ以外の場合に、設定速度によ
って変化する所定の値を選択する選択手段と、前記基準
クロックの第2周期およびオーバーフロー防止信号の所
定タイミングで現在の加算値である前段の出力をラッチ
するデータ保持手段と、前記選択結果とラッチ後のデー
タとを加算する加算手段と、前記加算結果と前記基準値
とを比較する第1の比較手段と、「オーバーフローの回
数が偶数」かつ「0≦加算結果<基準値」が成立する
か、「オーバーフローの回数が偶数」かつ「基準値≦加
算結果」が成立するか、「オーバーフローの回数が奇
数」かつ「0≦加算結果<基準値」が成立するか、また
は「オーバーフローの回数が奇数」かつ「基準値≦加算
結果」が成立するか、を判定し、当該判定結果に応じた
特定信号を出力する判定手段(パルス発生回路17cに
相当)と、前記基準クロックの第2周期の所定タイミン
グで前記特定信号をラッチし、所望周波数のパルス列を
出力するパルス列出力手段と、前記データ保持手段にて
ラッチ後のデータと前記基準値とを比較し、「ラッチ後
のデータ≧基準値」が成立する場合に、オーバーフロー
状態であると判断する第2の比較手段と、オーバーフロ
ー状態であると判断された場合に、前記基準クロックの
第1周期の所定タイミングで、オーバーフロー防止信号
を出力するオーバーフロー防止手段と、を備えることを
特徴とする。
【0017】つぎの発明にかかる可変周波数パルス発生
装置にあっては、パルス列の出力制御の1サイクルを、
基準クロックの2周期で実行する構成とし、たとえば、
前記基準クロックによって規定された第1の基準値を反
転する反転手段と、オーバーフロー状態となった場合
に、反転後の第1の基準値を選択し、それ以外の場合
に、設定速度によって変化する所定の値を選択する選択
手段と、前記基準クロックの第2周期およびオーバーフ
ロー防止信号の所定タイミングで現在の加算値である前
段の出力をラッチするデータ保持手段と、前記選択結果
とラッチ後のデータとを加算する加算手段と、前記加算
結果と前記第1の基準値とを比較する第1の比較手段
と、前記加算結果と「第1の基準値/2」となる第2の
基準値とを比較する第2の比較手段と、「0≦加算結果
<第2の基準値」が成立するか、「第2の基準値≦加算
結果<第1の基準値」が成立するか、「第1の基準値≦
加算結果<(第2の基準値×3)」が成立するか、また
は「(第2の基準値×3)≦加算結果」が成立するか、
を判定し、当該判定結果に応じた特定信号を出力する判
定手段(パルス発生回路17dに相当)と、前記基準ク
ロックの第2周期の所定タイミングで前記特定信号をラ
ッチし、所望周波数のパルス列を出力するパルス列出力
手段と、前記データ保持手段にてラッチ後のデータと前
記第1の基準値とを比較し、「ラッチ後のデータ>第1
の基準値」が成立する場合に、オーバーフロー状態であ
ると判断する第3の比較手段(第3のデータ比較器19
dに相当)と、オーバーフロー状態であると判断された
場合に、前記基準クロックの第1周期の所定タイミング
で、オーバーフロー防止信号を出力するオーバーフロー
防止手段と、を備えることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる可変周波
数パルス発生装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に
説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定
されるものではない。
【0019】実施の形態1.図1は、本発明にかかる可
変周波数パルス発生装置の実施の形態1の構成を示す図
である。図1において、1aは本実施の形態の可変周波
数パルス発生回路であり、11は第1の基準値D1を反
転するビット反転器であり、12は反転器11出力とパ
ルス数設定値Psとのいずれか一方を選択するデータセ
レクタであり、13は後述する第1のデータ保持回路1
4出力のθ1とデータセレクタ12出力とを加算するデ
ィジタル加算器であり、14は基準クロックfbのT2
のタイミングでディジタル加算器13出力のθ2をラッ
チする第1のデータ保持回路であり、15はディジタル
加算器13出力のθ2と第1の基準値D1とを比較する
第1のデータ比較器であり、16はディジタル加算器1
3出力のθ2と第2の基準値D2とを比較する第2のデ
ータ比較器であり、17は2つの比較結果に基づいて出
力値(HighまたはLow)を判定するパルス発生回
路であり、18はパルス発生回路17出力のfdを基準
クロックfbのT2のタイミングでラッチしてパルス列
foutを出力する第2のデータ保持回路であり、19
は第1のデータ保持回路14出力のθ1と第1の基準値
D1とを比較する第3のデータ比較器であり、20は第
3のデータ比較器19の比較結果に基づいてオーバーフ
ロー防止信号fobを出力するオーバーフロー防止回路
である。
【0020】なお、本実施の形態において、制御クロッ
ク周波数fcは「fb/2」であり、第1の基準値D1
は「fc×n」であり、第2の基準値D2は「(fc/
2)×n」である。また、n秒時間当りのパルス数設定
値Psは「Vp×n」であり、その値は「0≦Ps≦
{(fc/2)×n}」の範囲で1単位に設定可能であ
る。ただし、nは出力パルスの最大周期であり、Vpは
速度設定値である。
【0021】また、本実施の形態では、一例として、基
準クロック周波数fbをfb=32MHzとし、出力パ
ルスの最大周期nをn=2秒として説明する。この場
合、制御クロック周波数fcはfc=fb/2=32M
Hz/2=16MHzとなり、第1の基準値D1はD1
=fc×n=16MHz×2=32Mとなり、第2の基
準D2はD2=(fc/2)×n=(16MHz/2)
×2=16Mとなり、n秒時間当りのパルス数設定値
(以降、パルス数設定値と呼ぶ)Psは0≦Ps≦16
MHzとなる。したがって、速度設定値Vpは0≦Vp
≦8MHzとなる。
【0022】ここで、上記本実施の形態の可変周波数パ
ルス発生装置の動作について説明する。反転器11で
は、26ビット表記された基準値D1のビット反転値を
出力する。データセレクタ12では、S端子が0の場合
(θ1<D1)に、端子Aのパルス数設定値Ps(26
ビット表記)を端子Yに出力し、S端子が1の場合(θ
1≧D1)に、端子Bの基準値D1のビット反転値を端
子Yに出力する。
【0023】ディジタル加算器13では、CIN端子が
0の場合(θ1<D1)に、データセレクタ12出力の
パルス数設定値Psと第1のデータ保持回路14出力の
θ1とを加算し、CIN端子が1の場合(θ1≧D1)
に、データセレクタ12出力とCIN=1との和である
−(fc×n)と第1のデータ保持回路14出力のθ1
とを加算し、それぞれの場合について加算結果θ2(2
6ビット表記)を出力する。第1のデータ保持回路14
では、基準クロックfbのT2およびオーバーフロー防
止信号fobのタイミングで、上記加算結果θ2をラッ
チし、データθ1(26ビット表記)を出力する。
【0024】第1のデータ比較器15では、ディジタル
加算器13出力のθ2と第1の基準値D1とを比較す
る。第2のデータ比較器16では、ディジタル加算器1
3出力のθ2と第2の基準値D2とを比較する。パルス
発生回路17では、両方の比較結果を判定し、たとえ
ば、両比較器による比較結果が0≦θ2<D2(=(f
c/2)×n)の場合に、判定結果fdとして0を出力
し、D2≦θ2<D1(=fc×n)の場合に1を出力
し、D1≦θ2の場合に0を出力する。第2のデータ保
持回路18では、基準クロックfbのT2のタイミング
で、上記判定結果fdをラッチし、パルス列foutを
出力する。
【0025】第3のデータ比較器19では、第1のデー
タ保持回路14出力のθ1と第1の基準値D1とを比較
し、θ1<D1の場合に0を出力し、θ1≧D1の場合
に1を出力する。オーバーフロー防止回路20では、基
準クロックfbのT1のタイミングで上記第3のデータ
比較器19出力を受け取り、オーバーフロー防止信号f
obを出力する。
【0026】図2は、実施の形態1の可変周波数パルス
発生装置の動作を示すタイミングチャートである。ま
ず、速度変化タイミングΔtが、基準クロックfbのT
1のタイミングと速度の変化時期に同期して変化し、さ
らに、当該基準クロックfbのT1のタイミングで、加
減速速度がラッチされる。なお、この動作は、図1に記
載の構成以外の部分で実行される。
【0027】つぎに、第1のデータ保持回路14では、
基準クロックfbのT2のタイミングで、ディジタル加
算器13出力のθ2をラッチする。同時に、第2のデー
タ保持回路18では、パルス発生回路17出力のfdを
ラッチし、パルス列foutを出力する。
【0028】つぎに、オーバーフロー防止回路20で
は、基準クロックfbのT1のタイミングで、第1のデ
ータ保持回路14出力のθ1に対してオーバーフロー防
止処理を行う。すなわち、オーバーフローしている場合
(θ1≧D1、かつfb=High)に、オーバーフロ
ー防止信号fob(=High)を出力する。なお、本
実施の形態では、上記処理を、基準クロックfbのT1
およびT2のタイミングで繰り返し実行する。
【0029】図3は、実施の形態1の可変周波数パルス
発生装置を動作させた場合の各部の出力結果を示す図で
ある。なお、ここでは、基準クロックをfb=32MH
zとし、出力パルスの最大周期をn=2秒とし、パルス
数設定値をPs=8→16MHzとし(すなわち、速度
設定値Vpを4→8MHzとし)た場合を想定する。し
たがって、制御クロック周波数はfc=16MHzとな
り、第1の基準値はD1=32Mとなり、第2の基準値
はD2=16Mとなる。
【0030】図3において、たとえば、経過時間0秒
(初期状態:0/32MHz)の時点では、パルス数設
定値Ps(Vp×n),第1のデータ保持回路14の出
力値θ1,オーバーフロー信号,ディジタル加算器13
の出力値θ2,fdの値,foutの値,がいずれも0
(初期値)である。
【0031】経過時間1/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値PsがVp×n=4M
Hz×2=8MHzであり、第1のデータ保持回路14
は、前(経過時間0秒)の出力値θ1(=0)を保持す
る。また、第3のデータ比較器19では、オーバーフロ
ー信号として0(θ1<D1)を出力し、ディジタル加
算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が0であ
るため、θ2=θ1+Ps=0+8MHz=8MHzと
なる。また、パルス発生回路17の出力値fdは、0≦
θ2<D2であるため、fd=0となり、第2のデータ
保持回路18の出力値foutは、前のfoutの値を
保持し、fout=0となる。
【0032】経過時間2/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14の出力値θ1は、直前(経過時間1/32MH
z)の出力値θ2をラッチし、θ1=8MHzとなる。
また、第3のデータ比較器19では、オーバーフロー信
号として0(θ1<D1)を出力し、ディジタル加算器
13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が0であるた
め、θ2=θ1+Ps=8MHz+8MHz=16MH
zとなる。また、パルス発生回路17の出力値fdは、
D2≦θ2<D1であるため、fd=1となり、第2の
データ保持回路18の出力値foutは、直前のfd
(=0)の値をラッチし、fout=0となる。
【0033】経過時間3/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14は、前(経過時間2/32MHz)の出力値θ1
(=8MHz)を保持する。また、第3のデータ比較器
19では、オーバーフロー信号として0(θ1<D1)
を出力し、ディジタル加算器13の出力値θ2は、オー
バーフロー信号が0であるため、θ2=θ1+Ps=8
MHz+8MHz=16MHzとなる。また、パルス発
生回路17の出力値fdは、D2≦θ2<D1であるた
め、fd=1となり、第2のデータ保持回路18の出力
値foutは、前のfout(=0)の値を保持し、f
out=0となる。
【0034】経過時間4/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14の出力値θ1は、直前(経過時間3/32MH
z)の出力値θ2をラッチし、θ1=16MHzとな
る。また、第3のデータ比較器19では、オーバーフロ
ー信号として0(θ1<D1)を出力し、ディジタル加
算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が0であ
るため、θ2=θ1+Ps=16MHz+8MHz=2
4MHzとなる。また、パルス発生回路17の出力値f
dは、D2≦θ2<D1であるため、fd=1となり、
第2のデータ保持回路18の出力値foutは、直前の
fd(=1)の値をラッチし、fout=1となる。
【0035】経過時間5/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14は、前(経過時間4/32MHz)の出力値θ1
(=16MHz)を保持する。また、第3のデータ比較
器19では、オーバーフロー信号として0(θ1<D
1)を出力し、ディジタル加算器13の出力値θ2は、
オーバーフロー信号が0であるため、θ2=θ1+Ps
=16MHz+8MHz=24MHzとなる。また、パ
ルス発生回路17の出力値fdは、D2≦θ2<D1で
あるため、fd=1となり、第2のデータ保持回路18
の出力値foutは、前のfout(=1)の値を保持
し、fout=1となる。
【0036】経過時間6/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14の出力値θ1は、直前(経過時間5/32MH
z)の出力値θ2をラッチし、θ1=24MHzとな
る。また、第3のデータ比較器19では、オーバーフロ
ー信号として0(θ1<D1)を出力し、ディジタル加
算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が0であ
るため、θ2=θ1+Ps=24MHz+8MHz=3
2MHzとなる。また、パルス発生回路17の出力値f
dは、D1≦θ2であるため、fd=0となり、第2の
データ保持回路18の出力値foutは、直前のfd
(=1)の値をラッチし、fout=1となる。
【0037】経過時間7/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14は、前(経過時間6/32MHz)の出力値θ1
(=24MHz)を保持する。また、第3のデータ比較
器19では、オーバーフロー信号として0(θ1<D
1)を出力し、ディジタル加算器13の出力値θ2は、
オーバーフロー信号が0であるため、θ2=θ1+Ps
=24MHz+8MHz=32MHzとなる。また、パ
ルス発生回路17の出力値fdは、D1≦θ2であるた
め、fd=0となり、第2のデータ保持回路18の出力
値foutは、前のfout(=1)の値を保持し、f
out=1となる。
【0038】経過時間8/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14の出力値θ1は、直前(経過時間7/32MH
z)の出力値θ2をラッチし、θ1=32MHzとな
る。また、第3のデータ比較器19では、オーバーフロ
ー信号として1(θ1≧D1)を出力し、ディジタル加
算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が1であ
るため、θ2=θ1−D1=32MHz−32MHz=
0MHzとなる。また、パルス発生回路17の出力値f
dは、0≦θ2<D2であるため、fd=0となり、第
2のデータ保持回路18の出力値foutは、直前のf
d(=0)の値をラッチし、fout=0となる。
【0039】経過時間9/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値PsをVp×n=16
MHzに変更し、第1のデータ保持回路14の出力値θ
1は、直前(経過時間8/32MHz)の出力値θ2を
ラッチし、θ1=0MHzとなる。また、第3のデータ
比較器19では、オーバーフロー信号として0(θ1<
D1)を出力し、ディジタル加算器13の出力値θ2
は、オーバーフロー信号が0であるため、θ2=θ1+
Ps=0MHz+16MHz=16MHzとなる。ま
た、パルス発生回路17の出力値fdは、D2≦θ2<
D1であるため、fd=1となり、第2のデータ保持回
路18の出力値foutは、前のfout(=0)の値
を保持し、fout=0となる。
【0040】経過時間10/32MHz(fbのT2の
タイミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間
と同様にVp×n=16MHzであり、第1のデータ保
持回路14の出力値θ1は、直前(経過時間9/32M
Hz)の出力値θ2をラッチし、θ1=16MHzとな
る。また、第3のデータ比較器19では、オーバーフロ
ー信号として0(θ1<D1)を出力し、ディジタル加
算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が0であ
るため、θ2=θ1+Ps=16MHz+16MHz=
32MHzとなる。また、パルス発生回路17の出力値
fdは、D2≦θ2<D1であるため、fd=1とな
り、第2のデータ保持回路18の出力値foutは、直
前のfd(=1)の値をラッチし、fout=1とな
る。
【0041】以降、本実施の形態においては、経過時間
11/32MHz,経過時間12/32MHz,…につ
いても上記と同様に動作し、図3に示すような出力が得
られる。
【0042】図4は、実施の形態1の可変周波数パルス
発生装置の出力波形を示す図である。上記可変周波数パ
ルス発生装置では、経過時間0〜8[31.25ns単
位]の間、すなわち、31.25×8=250nsの
間、速度設定値がVp=4MHzであり、出力パルスf
outも4MHzとなっており、速度設定値Vpどおり
のパルスが出力されていることがわかる。一方、経過時
間8〜16[31.25ns単位]の間、すなわち、3
1.25×8=250nsの間は、速度設定値Vp=8
MHzであり、出力パルスfoutも8MHzとなって
おり、ここでも、速度設定値Vpどおりのパルスが出力
されていることがわかる。このように、本実施の形態の
可変周波数パルス発生装置では、速度設定値の変化に対
応して出力パルスも変化する。
【0043】このように、本実施の形態においては、第
1のデータ保持回路14に保持される前のディジタル加
算器13の出力θ2と第1の基準値D1および第2の基
準値D2とをそれぞれ第1のデータ比較器15および第
2のデータ比較器16で比較することで、パルス列fo
ut出力制御の1サイクルを、基準クロックの4周期
(T1〜T4)から2周期(T1〜T2)に変更した。
また、第1のデータ保持回路14の出力θ1と第1の基
準値D1とを第3のデータ比較器19で比較すること
で、オーバーフロー信号のラッチタイミングを基準クロ
ックfbのT4からT1に変更した。これにより、制御
サイクルを短縮できるため、従来技術と比較して、ノイ
ズ、消費電流および発熱を低減することができる。
【0044】実施の形態2.図5は、本発明にかかる可
変周波数パルス発生装置の実施の形態2の構成を示す図
である。図5において、1bは本実施の形態の可変周波
数パルス発生回路であり、21は後述する第1のデータ
保持回路24出力のθ1とパルス数設定値Psとを加算
するディジタル加算器であり、22はディジタル加算器
21出力のθ2から第1の基準値D1を減算するディジ
タル減算器であり、23はディジタル加算器21出力の
θ2とディジタル減算器22出力のθ3とのいずれか一
方を選択するデータセレクタであり、24はデータセレ
クタ23の出力を基準クロックfbのT2のタイミング
でラッチする第1のデータ保持回路であり、25はディ
ジタル加算器21出力のθ2と第1の基準値D1とを比
較する第1のデータ比較器であり、26はディジタル加
算器21出力のθ2と第2の基準値D2とを比較する第
2のデータ比較器であり、27は2つの比較結果に基づ
いて出力値(HighまたはLow)を判定するパルス
発生回路であり、28はパルス発生回路27出力のfd
を基準クロックfbのT2のタイミングでラッチしてパ
ルス列foutを出力する第2のデータ保持回路であ
る。
【0045】なお、本実施の形態において、制御クロッ
ク周波数fcは「fb/2」であり、第1の基準値D1
は「fc×n」であり、第2の基準値D2は「(fc/
2)×n」である。また、n秒時間当りのパルス数設定
値Psは「Vp×n」であり、その値は「0≦Ps≦
{(fc/2)×n}」の範囲で1単位に設定可能であ
る。ただし、nは出力パルスの最大周期であり、Vpは
速度設定値である。
【0046】また、本実施の形態では、一例として、基
準クロック周波数fbをfb=32MHzとし、出力パ
ルスの最大周期nをn=2秒として説明する。この場
合、制御クロック周波数fcはfc=fb/2=32M
Hz/2=16MHzとなり、第1の基準値D1はD1
=fc×n=16MHz×2=32Mとなり、第2の基
準D2はD2=(fc/2)×n=(16MHz/2)
×2=16Mとなり、n秒時間当りのパルス数設定値
(以降、パルス数設定値と呼ぶ)Psは0≦Ps≦16
MHzとなる。したがって、速度設定値Vpは0≦Vp
≦8MHzとなる。
【0047】ここで、上記本実施の形態の可変周波数パ
ルス発生装置の動作について説明する。ディジタル加算
器21では、パルス数設定値Ps(26ビット表記)と
第1のデータ保持回路24出力のθ1(26ビット表
記)とを加算し、加算結果θ2(26ビット表記)を出
力する。ただし、0≦θ2<((fc/2)×n+fc
×n)となる。ディジタル減算器22では、ディジタル
加算器21の出力θ2から第1の基準値D1を減算し、
減算結果θ3(26ビット表記)を出力する。ただし、
−(fc×n)≦θ3<((fc/2)×n)となる。
【0048】データセレクタ23では、S端子が1の場
合(θ2<D1)に、端子Bのデータθ2を端子Yに出
力し、S端子が0の場合(θ2≧D1)に、端子Aのデ
ータθ3を端子Yに出力する。第1のデータ保持回路2
4では、基準クロックfbのT2のタイミングで、デー
タセレクタ23出力をラッチし、データθ1(26ビッ
ト表記)を出力する。ただし、0≦θ1<(fc×n)
となる。
【0049】第1のデータ比較器25では、ディジタル
加算器21出力のθ2と第1の基準値D1とを比較す
る。第2のデータ比較器26では、ディジタル加算器2
1出力のθ2と第2の基準値D2とを比較する。パルス
発生回路27では、両方の比較結果を判定し、たとえ
ば、両比較器による比較結果が0≦θ2<D2(=(f
c/2)×n)の場合に、判定結果fdとして0を出力
し、D2≦θ2<D1(=fc×n)の場合に1を出力
し、D1≦θ2の場合に0を出力する。第2のデータ保
持回路28では、基準クロックfbのT2のタイミング
で、上記判定結果fdをラッチし、パルス列foutを
出力する。
【0050】図6は、実施の形態2の可変周波数パルス
発生装置の動作を示すタイミングチャートである。ま
ず、速度変化タイミングΔtが、基準クロックfbのT
1のタイミングと速度の変化時期に同期して変化し、さ
らに、当該基準クロックfbのT1のタイミングで、加
減速速度がラッチされる。なお、この動作は、図5に記
載の構成以外の部分で実行される。
【0051】つぎに、第1のデータ保持回路24では、
基準クロックfbのT2のタイミングで、データセレク
タ23の出力をラッチする。同時に、第2のデータ保持
回路28では、パルス発生回路27出力のfdをラッチ
し、パルス列foutを出力する。
【0052】図7は、実施の形態2の可変周波数パルス
発生装置を動作させた場合の各部の出力結果を示す図で
ある。なお、ここでは、基準クロックをfb=32MH
zとし、出力パルスの最大周期をn=2秒とし、パルス
数設定値をPs=8→16MHzとし(すなわち、速度
設定値Vpを4→8MHzとし)た場合を想定する。し
たがって、制御クロック周波数はfc=16MHzとな
り、第1の基準値はD1=32Mとなり、第2の基準値
はD2=16Mとなる。
【0053】図7において、たとえば、経過時間0秒
(初期状態:0/32MHz)の時点では、パルス数設
定値Ps(Vp×n),第1のデータ保持回路24の出
力値θ1,ディジタル加算器21の出力値θ2,ディジ
タル減算器22の出力値θ3,Pinの値,fdの値,
foutの値,がいずれも0(初期値)である。
【0054】経過時間1/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値PsがVp×n=4M
Hz×2=8MHzであり、第1のデータ保持回路24
は、前(経過時間0秒)の出力値θ1(=0)を保持す
る。また、ディジタル加算器21の出力値θ2は、θ2
=θ1+Ps=0+8MHz=8MHzとなり、ディジ
タル減算器22の出力値θ3は、θ3=θ2−D1=8
MHz−32MHz=−24MHzとなり、このとき、
データセレクタ23の出力Pinはθ2となる。また、
パルス発生回路27の出力値fdは、0≦θ2<D2で
あるため、fd=0となり、第2のデータ保持回路28
の出力値foutは、前のfoutの値を保持し、fo
ut=0となる。
【0055】経過時間2/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路24の出力値θ1は、直前(経過時間1/32MH
z)の出力値Pin=θ2をラッチし、θ1=8MHz
となる。また、ディジタル加算器21の出力値θ2は、
θ2=θ1+Ps=8MHz+8MHz=16MHzと
なり、ディジタル減算器22の出力値θ3は、θ3=θ
2−D1=16MHz−32MHz=−16MHzとな
り、このとき、データセレクタ23の出力Pinはθ2
となる。また、パルス発生回路27の出力値fdは、D
2≦θ2<D1であるため、fd=1となり、第2のデ
ータ保持回路28の出力値foutは、直前のfd(=
0)の値をラッチし、fout=0となる。
【0056】経過時間3/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値PsがVp×n=4M
Hz×2=8MHzであり、第1のデータ保持回路24
は、前(経過時間2/32MHz)の出力値θ1(=8
MHz)を保持する。また、ディジタル加算器21の出
力値θ2は、θ2=θ1+Ps=8MHz+8MHz=
16MHzとなり、ディジタル減算器22の出力値θ3
は、θ3=θ2−D1=16MHz−32MHz=−1
6MHzとなり、このとき、データセレクタ23の出力
Pinはθ2となる。また、パルス発生回路27の出力
値fdは、D2≦θ2<D1であるため、fd=1とな
り、第2のデータ保持回路28の出力値foutは、前
のfoutの値を保持し、fout=0となる。
【0057】経過時間4/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路24の出力値θ1は、直前(経過時間3/32MH
z)の出力値Pin=θ2をラッチし、θ1=16MH
zとなる。また、ディジタル加算器21の出力値θ2
は、θ2=θ1+Ps=16MHz+8MHz=24M
Hzとなり、ディジタル減算器22の出力値θ3は、θ
3=θ2−D1=24MHz−32MHz=−8MHz
となり、このとき、データセレクタ23の出力Pinは
θ2となる。また、パルス発生回路27の出力値fd
は、D2≦θ2<D1であるため、fd=1となり、第
2のデータ保持回路28の出力値foutは、直前のf
d(=1)の値をラッチし、fout=1となる。
【0058】経過時間5/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値PsがVp×n=4M
Hz×2=8MHzであり、第1のデータ保持回路24
は、前(経過時間4/32MHz)の出力値θ1(=1
6MHz)を保持する。また、ディジタル加算器21の
出力値θ2は、θ2=θ1+Ps=16MHz+8MH
z=24MHzとなり、ディジタル減算器22の出力値
θ3は、θ3=θ2−D1=24MHz−32MHz=
−8MHzとなり、このとき、データセレクタ23の出
力Pinはθ2となる。また、パルス発生回路27の出
力値fdは、D2≦θ2<D1であるため、fd=1と
なり、第2のデータ保持回路28の出力値foutは、
前のfoutの値を保持し、fout=1となる。
【0059】経過時間6/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路24の出力値θ1は、直前(経過時間5/32MH
z)の出力値Pin=θ2をラッチし、θ1=24MH
zとなる。また、ディジタル加算器21の出力値θ2
は、θ2=θ1+Ps=24MHz+8MHz=32M
Hzとなり、ディジタル減算器22の出力値θ3は、θ
3=θ2−D1=32MHz−32MHz=0MHzと
なり、このとき、データセレクタ23の出力Pinはθ
3となる。また、パルス発生回路27の出力値fdは、
D1≦θ2であるため、fd=0となり、第2のデータ
保持回路28の出力値foutは、直前のfd(=1)
の値をラッチし、fout=1となる。
【0060】経過時間7/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値PsがVp×n=4M
Hz×2=8MHzであり、第1のデータ保持回路24
は、前(経過時間6/32MHz)の出力値θ1(=2
4MHz)を保持する。また、ディジタル加算器21の
出力値θ2は、θ2=θ1+Ps=24MHz+8MH
z=32MHzとなり、ディジタル減算器22の出力値
θ3は、θ3=θ2−D1=32MHz−32MHz=
0MHzとなり、このとき、データセレクタ23の出力
Pinはθ3となる。また、パルス発生回路27の出力
値fdは、D1≦θ2であるため、fd=0となり、第
2のデータ保持回路28の出力値foutは、前のfo
utの値を保持し、fout=1となる。
【0061】経過時間8/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路24の出力値θ1は、直前(経過時間7/32MH
z)の出力値Pin=θ3をラッチし、θ1=0MHz
となる。また、ディジタル加算器21の出力値θ2は、
θ2=θ1+Ps=0MHz+8MHz=8MHzとな
り、ディジタル減算器22の出力値θ3は、θ3=θ2
−D1=8MHz−32MHz=−24MHzとなり、
このとき、データセレクタ23の出力Pinはθ2とな
る。また、パルス発生回路27の出力値fdは、0≦θ
2<D2であるため、fd=0となり、第2のデータ保
持回路28の出力値foutは、直前のfd(=0)の
値をラッチし、fout=0となる。
【0062】経過時間9/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値PsをVp×n=16
MHzに変更し、第1のデータ保持回路24は、前(経
過時間8/32MHz)の出力値θ1(=0MHz)を
保持する。また、ディジタル加算器21の出力値θ2
は、θ2=θ1+Ps=0MHz+16MHz=16M
Hzとなり、ディジタル減算器22の出力値θ3は、θ
3=θ2−D1=16MHz−32MHz=−16MH
zとなり、このとき、データセレクタ23の出力Pin
はθ2となる。また、パルス発生回路27の出力値fd
は、D2≦θ2<D1であるため、fd=1となり、第
2のデータ保持回路28の出力値foutは、前のfo
utの値を保持し、fout=0となる。
【0063】経過時間10/32MHz(fbのT2の
タイミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間
と同様にVp×n=16MHzであり、第1のデータ保
持回路24の出力値θ1は、直前(経過時間9/32M
Hz)の出力値Pin=θ2をラッチし、θ1=16M
Hzとなる。また、ディジタル加算器21の出力値θ2
は、θ2=θ1+Ps=16MHz+16MHz=32
MHzとなり、ディジタル減算器22の出力値θ3は、
θ3=θ2−D1=32MHz−32MHz=0MHz
となり、このとき、データセレクタ23の出力Pinは
θ3となる。また、パルス発生回路27の出力値fd
は、D1≦θ2であるため、fd=0となり、第2のデ
ータ保持回路28の出力値foutは、直前のfd(=
1)の値をラッチし、fout=1となる。
【0064】以降、本実施の形態においては、経過時間
11/32MHz,経過時間12/32MHz,…につ
いても上記と同様に動作し、図7に示すような出力が得
られる。なお、実施の形態2の可変周波数パルス発生装
置の出力波形については、先に説明した図4と同様に、
速度設定値の変化に対応して変化する。
【0065】このように、本実施の形態においては、第
1のデータ保持回路24に保持される前のディジタル加
算器21の出力θ2と第1の基準値D1および第2の基
準値D2とをそれぞれ第1のデータ比較器25および第
2のデータ比較器26で比較することで、パルス列fo
ut出力制御の1サイクルを、基準クロックの4周期
(T1〜T4)から2周期(T1〜T2)に変更した。
また、ディジタル減算器22がディジタル加算器21の
出力値θ2から第1の基準値D1を減算し、第1のデー
タ比較器25による比較結果がθ2≧D1を満たす場合
に、データセレクタ23が減算結果であるθ3を選択/
出力することで、ディジタル加算器21のオーバーフロ
ーを防止した。これにより、制御サイクルを短縮できる
ため、従来技術と比較して、ノイズ、消費電流および発
熱を低減することができる。
【0066】実施の形態3.図8は、本発明にかかる可
変周波数パルス発生装置の実施の形態3の構成を示す図
である。なお、先に説明した実施の形態1と同様の構成
については同一の符号を付してその説明を省略する。こ
こでは、実施の形態1と異なる動作についてのみ説明す
る。
【0067】図8において、1cは本実施の形態の可変
周波数パルス発生回路であり、17cは第2のデータ比
較器16の比較結果に基づいて出力値(Highまたは
Low)を判定するパルス発生回路である。なお、実施
の形態1と同様に、制御クロック周波数fcは「fb/
2」であり、第2の基準値D2は「(fc/2)×n」
である。また、本実施の形態では、一例として、基準ク
ロック周波数fbをfb=32MHzとし、出力パルス
の最大周期nをn=2秒として説明する。
【0068】ここで、上記本実施の形態の可変周波数パ
ルス発生装置の動作について説明する。反転器11で
は、25ビット表記された基準値D2のビット反転値を
出力する。データセレクタ12では、S端子が0の場合
(θ1<D2)に、端子Aのパルス数設定値Ps(25
ビット表記)を端子Yに出力し、S端子が1の場合(θ
1≧D2)に、端子Bの基準値D2のビット反転値を端
子Yに出力する。
【0069】ディジタル加算器13では、CIN端子が
0の場合(θ1<D2)に、データセレクタ12出力の
パルス数設定値Psと第1のデータ保持回路14出力の
θ1とを加算し、CIN端子が1の場合(θ1≧D2)
に、データセレクタ12出力とCIN=1との和である
−((fc/2)×n)と第1のデータ保持回路14出
力のθ1とを加算し、それぞれの場合について加算結果
θ2(25ビット表記)を出力する。第1のデータ保持
回路14では、基準クロックfbのT2およびオーバー
フロー防止信号fobのタイミングで、上記加算結果θ
2をラッチし、データθ1(25ビット表記)を出力す
る。
【0070】第2のデータ比較器16では、ディジタル
加算器13出力のθ2と第2の基準値D2とを比較す
る。パルス発生回路17cでは、第2のデータ比較器1
6の比較結果を判定し、たとえば、比較結果が0≦θ2
<D2(=(fc/2)×n)でかつオーバーフローが
偶数回の場合に判定結果fdとして0を出力し、D2≦
θ2かつオーバーフローが偶数回の場合に1を出力し、
0≦θ2<D2(=(fc/2)×n)かつオーバーフ
ローが奇数回の場合に1を出力し、D2≦θ2かつオー
バーフローが奇数回の場合に0を出力する。第2のデー
タ保持回路18では、基準クロックfbのT2のタイミ
ングで、上記判定結果fdをラッチし、パルス列fou
tを出力する。
【0071】第3のデータ比較器19では、第1のデー
タ保持回路14出力のθ1と第2の基準値D2とを比較
し、θ1<D2の場合に0を出力し、θ1≧D2の場合
に1を出力する。オーバーフロー防止回路20では、基
準クロックfbのT1のタイミングで上記第3のデータ
比較器19出力を受け取り、オーバーフロー防止信号f
obを出力する。
【0072】なお、実施の形態3の可変周波数パルス発
生装置のラッチタイミングについては、先に説明した図
2と同様であるためその説明を省略する。
【0073】図9は、実施の形態3の可変周波数パルス
発生装置を動作させた場合の各部の出力結果を示す図で
ある。なお、ここでは、基準クロックをfb=32MH
zとし、出力パルスの最大周期をn=2秒とし、パルス
数設定値をPs=8→16MHzとし(すなわち、速度
設定値Vpを4→8MHzとし)た場合を想定する。し
たがって、制御クロック周波数はfc=16Mとなり、
第2の基準値はD2=16Mとなる。
【0074】図9において、たとえば、経過時間0秒
(初期状態:0/32MHz)の時点では、パルス数設
定値Ps(Vp×n),第1のデータ保持回路14の出
力値θ1,オーバーフロー信号,ディジタル加算器13
の出力値θ2,fdの値,foutの値,がいずれも0
(初期値)である。
【0075】経過時間1/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値PsがVp×n=4M
Hz×2=8MHzであり、第1のデータ保持回路14
は、前(経過時間0秒)の出力値θ1(=0)を保持す
る。また、第3のデータ比較器19では、オーバーフロ
ー信号として0(θ1<D2)を出力し、ディジタル加
算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が0であ
るため、θ2=θ1+Ps=0+8MHz=8MHzと
なる。また、パルス発生回路17cの出力値fdは、オ
ーバーフロー回数が0(0は偶数とする)かつ0≦θ2
<D2であるため、fd=0となり、第2のデータ保持
回路18の出力値foutは、前のfoutの値を保持
し、fout=0となる。
【0076】経過時間2/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14の出力値θ1は、直前(経過時間1/32MH
z)の出力値θ2をラッチし、θ1=8MHzとなる。
また、第3のデータ比較器19では、オーバーフロー信
号として0(θ1<D2)を出力し、ディジタル加算器
13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が0であるた
め、θ2=θ1+Ps=8MHz+8MHz=16MH
zとなる。また、パルス発生回路17cの出力値fd
は、オーバーフロー回数が0かつD2≦θ2であるた
め、fd=1となり、第2のデータ保持回路18の出力
値foutは、直前のfd(=0)の値をラッチし、f
out=0となる。
【0077】経過時間3/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14は、前(経過時間2/32MHz)の出力値θ1
(=8MHz)を保持する。また、第3のデータ比較器
19では、オーバーフロー信号として0(θ1<D2)
を出力し、ディジタル加算器13の出力値θ2は、オー
バーフロー信号が0であるため、θ2=θ1+Ps=8
MHz+8MHz=16MHzとなる。また、パルス発
生回路17cの出力値fdは、オーバーフロー回数が0
かつD2≦θ2であるため、fd=1となり、第2のデ
ータ保持回路18の出力値foutは、前のfout
(=0)の値を保持し、fout=0となる。
【0078】経過時間4/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14の出力値θ1は、直前(経過時間3/32MH
z)の出力値θ2をラッチし、θ1=16MHzとな
る。また、第3のデータ比較器19では、オーバーフロ
ー信号として1(θ1≧D2)を出力し、ディジタル加
算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が1であ
るため、θ2=θ1−D2=16MHz−16MHz=
0MHzとなる。また、パルス発生回路17cの出力値
fdは、オーバーフロー回数が1かつ0≦θ2<D2で
あるため、fd=1となり、第2のデータ保持回路18
の出力値foutは、直前のfd(=1)の値をラッチ
し、fout=1となる。
【0079】経過時間5/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14の出力値θ1は、直前(経過時間4/32MH
z)の出力値θ2をラッチし、θ1=0MHzとなる。
また、第3のデータ比較器19では、オーバーフロー信
号として0(θ1<D2)を出力し、ディジタル加算器
13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が0であるた
め、θ2=θ1+Ps=0MHz+8MHz=8MHz
となる。また、パルス発生回路17cの出力値fdは、
オーバーフロー回数が1かつ0≦θ2<D2であるた
め、fd=1となり、第2のデータ保持回路18の出力
値foutは、前のfout(=1)の値を保持し、f
out=1となる。
【0080】経過時間6/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14の出力値θ1は、直前(経過時間5/32MH
z)の出力値θ2をラッチし、θ1=8MHzとなる。
また、第3のデータ比較器19では、オーバーフロー信
号として0(θ1<D2)を出力し、ディジタル加算器
13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が0であるた
め、θ2=θ1+Ps=8MHz+8MHz=16MH
zとなる。また、パルス発生回路17cの出力値fd
は、オーバーフロー回数が1かつD2≦θ2であるた
め、fd=0となり、第2のデータ保持回路18の出力
値foutは、直前のfd(=1)の値をラッチし、f
out=1となる。
【0081】経過時間7/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14は、前(経過時間6/32MHz)の出力値θ1
(=8MHz)を保持する。また、第3のデータ比較器
19では、オーバーフロー信号として0(θ1<D2)
を出力し、ディジタル加算器13の出力値θ2は、オー
バーフロー信号が0であるため、θ2=θ1+Ps=8
MHz+8MHz=16MHzとなる。また、パルス発
生回路17cの出力値fdは、オーバーフロー回数が1
かつD2≦θ2であるため、fd=0となり、第2のデ
ータ保持回路18の出力値foutは、前のfout
(=1)の値を保持し、fout=1となる。
【0082】経過時間8/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14の出力値θ1は、直前(経過時間7/32MH
z)の出力値θ2をラッチし、θ1=16MHzとな
る。また、第3のデータ比較器19では、オーバーフロ
ー信号として1(θ1≧D2)を出力し、ディジタル加
算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が1であ
るため、θ2=θ1−D2=16MHz−16MHz=
0MHzとなる。また、パルス発生回路17cの出力値
fdは、オーバーフロー回数が2かつ0≦θ2<D2で
あるため、fd=0となり、第2のデータ保持回路18
の出力値foutは、直前のfd(=0)の値をラッチ
し、fout=0となる。
【0083】経過時間9/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値PsをVp×n=16
MHzに変更し、第1のデータ保持回路14の出力値θ
1は、直前(経過時間8/32MHz)の出力値θ2を
ラッチし、θ1=0MHzとなる。また、第3のデータ
比較器19では、オーバーフロー信号として0(θ1<
D2)を出力し、ディジタル加算器13の出力値θ2
は、オーバーフロー信号が0であるため、θ2=θ1+
Ps=0MHz+16MHz=16MHzとなる。ま
た、パルス発生回路17cの出力値fdは、オーバーフ
ロー回数が2かつD2≦θ2であるため、fd=1とな
り、第2のデータ保持回路18の出力値foutは、前
のfout(=0)の値を保持し、fout=0とな
る。
【0084】経過時間10/32MHz(fbのT2の
タイミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間
と同様にVp×n=16MHzであり、第1のデータ保
持回路14の出力値θ1は、直前(経過時間9/32M
Hz)の出力値θ2をラッチし、θ1=16MHzとな
る。また、第3のデータ比較器19では、オーバーフロ
ー信号として1(θ1≧D2)を出力し、ディジタル加
算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が1であ
るため、θ2=θ1−D2=16MHz−16MHz=
0MHzとなる。また、パルス発生回路17cの出力値
fdは、オーバーフロー回数が3かつ0≦θ2<D1で
あるため、fd=1となり、第2のデータ保持回路18
の出力値foutは、直前のfd(=1)の値をラッチ
し、fout=1となる。
【0085】以降、本実施の形態においては、経過時間
11/32MHz,経過時間12/32MHz,…につ
いても上記と同様に動作し、図9に示すような出力が得
られる。なお、実施の形態3の可変周波数パルス発生装
置の出力波形については、先に説明した図4と同様に、
速度設定値の変化に対応して変化する。
【0086】このように、本実施の形態においては、第
1のデータ保持回路14に保持される前のディジタル加
算器13の出力θ2と第2の基準値D2とを第2のデー
タ比較器16で比較することで、パルス列fout出力
制御の1サイクルを、基準クロックの4周期(T1〜T
4)から2周期(T1〜T2)に変更した。また、第1
のデータ保持回路14の出力θ1と第2の基準値D2と
を第3のデータ比較器19で比較することで、オーバー
フロー信号のラッチタイミングを基準クロックfbのT
4からT1に変更した。これにより、制御サイクルを短
縮できるため、従来技術と比較して、ノイズ、消費電流
および発熱を低減することができる。
【0087】また、本実施の形態においては、オーバー
フロー回数が偶数回か奇数回かを判定し、当該判定結果
と第2のデータ比較器16による比較結果に基づいてパ
ルスを発生することとした。これにより、前述の実施の
形態1よりもゲート数を削減できる。
【0088】実施の形態4.図10は、本発明にかかる
可変周波数パルス発生装置の実施の形態4の構成を示す
図である。なお、先に説明した実施の形態1と同様の構
成については同一の符号を付してその説明を省略する。
ここでは、実施の形態1と異なる動作についてのみ説明
する。
【0089】図10において、1dは本実施の形態の可
変周波数パルス発生回路であり、17dは2つの比較結
果に基づいて出力値(HighまたはLow)を判定す
るパルス発生回路であり、19dは第1のデータ保持回
路14出力のθ1と第1の基準値D1とを比較する第3
のデータ比較器である。なお、本実施の形態では、一例
として、基準クロック周波数fbをfb=32MHzと
し、出力パルスの最大周期nをn=2秒として説明す
る。
【0090】ここで、上記本実施の形態の可変周波数パ
ルス発生装置の動作について説明する。データセレクタ
12では、S端子が0の場合(θ1≦D1)に、端子A
のパルス数設定値Ps(26ビット表記)を端子Yに出
力し、S端子が1の場合(θ1>D1)に、端子Bの基
準値D1のビット反転値を端子Yに出力する。
【0091】ディジタル加算器13では、CIN端子が
0の場合(θ1≦D1)に、データセレクタ12出力の
パルス数設定値Psと第1のデータ保持回路14出力の
θ1とを加算し、CIN端子が1の場合(θ1>D1)
に、データセレクタ12出力とCIN=1との和である
−(fc×n)と第1のデータ保持回路14出力のθ1
とを加算し、それぞれの場合について加算結果θ2(2
6ビット表記)を出力する。
【0092】パルス発生回路17dでは、第1および第
2のデータ比較器の比較結果を判定し、たとえば、両比
較器による比較結果が0≦θ2<D2(=(fc/2)
×n)の場合に判定結果fdとして0を出力し、D2≦
θ2<D1(=fc×n)の場合に1を出力し、D1≦
θ2<(D2×3)の場合に0を出力し、(D2×3)
≦θ2の場合に1を出力する。
【0093】第3のデータ比較器19dでは、第1のデ
ータ保持回路14出力のθ1と第1の基準値D1とを比
較し、θ1≦D1の場合に0を出力し、θ1>D1の場
合に1を出力する。
【0094】なお、実施の形態4の可変周波数パルス発
生装置のラッチタイミングについては、先に説明した図
2と同様であるためその説明を省略する。
【0095】図11は、実施の形態4の可変周波数パル
ス発生装置を動作させた場合の各部の出力結果を示す図
である。なお、ここでは、基準クロックをfb=32M
Hzとし、出力パルスの最大周期をn=2秒とし、パル
ス数設定値をPs=8→16MHzとし(すなわち、速
度設定値Vpを4→8MHzとし)た場合を想定する。
したがって、制御クロック周波数はfc=16MHzと
なり、第1の基準値はD1=32MHzとなり、第2の
基準値はD2=16MHzとなる。
【0096】図11において、たとえば、経過時間0秒
(初期状態:0/32MHz)の時点では、パルス数設
定値Ps(Vp×n),第1のデータ保持回路14の出
力値θ1,オーバーフロー信号,ディジタル加算器13
の出力値θ2,fdの値,foutの値,がいずれも0
(初期値)である。
【0097】経過時間1/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値PsがVp×n=4M
Hz×2=8MHzであり、第1のデータ保持回路14
は、前(経過時間0秒)の出力値θ1(=0)を保持す
る。また、第3のデータ比較器19dでは、オーバーフ
ロー信号として0(θ1≦D1)を出力し、ディジタル
加算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が0で
あるため、θ2=θ1+Ps=0+8MHz=8MHz
となる。また、パルス発生回路17dの出力値fdは、
0≦θ2<D2であるため、fd=0となり、第2のデ
ータ保持回路18の出力値foutは、前のfoutの
値を保持し、fout=0となる。
【0098】経過時間2/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14の出力値θ1は、直前(経過時間1/32MH
z)の出力値θ2をラッチし、θ1=8MHzとなる。
また、第3のデータ比較器19dでは、オーバーフロー
信号として0(θ1≦D1)を出力し、ディジタル加算
器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が0である
ため、θ2=θ1+Ps=8MHz+8MHz=16M
Hzとなる。また、パルス発生回路17dの出力値fd
は、D2≦θ2<D1であるため、fd=1となり、第
2のデータ保持回路18の出力値foutは、直前のf
d(=0)の値をラッチし、fout=0となる。
【0099】経過時間3/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14は、前(経過時間2/32MHz)の出力値θ1
(=8MHz)を保持する。また、第3のデータ比較器
19dでは、オーバーフロー信号として0(θ1≦D
1)を出力し、ディジタル加算器13の出力値θ2は、
オーバーフロー信号が0であるため、θ2=θ1+Ps
=8MHz+8MHz=16MHzとなる。また、パル
ス発生回路17dの出力値fdは、D2≦θ2<D1で
あるため、fd=1となり、第2のデータ保持回路18
の出力値foutは、前のfout(=0)の値を保持
し、fout=0となる。
【0100】経過時間4/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14の出力値θ1は、直前(経過時間3/32MH
z)の出力値θ2をラッチし、θ1=16MHzとな
る。また、第3のデータ比較器19dでは、オーバーフ
ロー信号として0(θ1≦D1)を出力し、ディジタル
加算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が0で
あるため、θ2=θ1+Ps=16MHz+8MHz=
24MHzとなる。また、パルス発生回路17dの出力
値fdは、D2≦θ2<D1であるため、fd=1とな
り、第2のデータ保持回路18の出力値foutは、直
前のfd(=1)の値をラッチし、fout=1とな
る。
【0101】経過時間5/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14は、前(経過時間4/32MHz)の出力値θ1
(=16MHz)を保持する。また、第3のデータ比較
器19dでは、オーバーフロー信号として0(θ1≦D
1)を出力し、ディジタル加算器13の出力値θ2は、
オーバーフロー信号が0であるため、θ2=θ1+Ps
=16MHz+8MHz=24MHzとなる。また、パ
ルス発生回路17dの出力値fdは、D2≦θ2<D1
であるため、fd=1となり、第2のデータ保持回路1
8の出力値foutは、前のfout(=1)の値を保
持し、fout=1となる。
【0102】経過時間6/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14の出力値θ1は、直前(経過時間5/32MH
z)の出力値θ2をラッチし、θ1=24MHzとな
る。また、第3のデータ比較器19dでは、オーバーフ
ロー信号として0(θ1≦D1)を出力し、ディジタル
加算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が0で
あるため、θ2=θ1+Ps=24MHz+8MHz=
32MHzとなる。また、パルス発生回路17dの出力
値fdは、D1≦θ2<(D2×3)であるため、fd
=0となり、第2のデータ保持回路18の出力値fou
tは、直前のfd(=1)の値をラッチし、fout=
1となる。
【0103】経過時間7/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14は、前(経過時間6/32MHz)の出力値θ1
(=24MHz)を保持する。また、第3のデータ比較
器19dでは、オーバーフロー信号として0(θ1≦D
1)を出力し、ディジタル加算器13の出力値θ2は、
オーバーフロー信号が0であるため、θ2=θ1+Ps
=24MHz+8MHz=32MHzとなる。また、パ
ルス発生回路17dの出力値fdは、D1≦θ2<(D
2×3)であるため、fd=0となり、第2のデータ保
持回路18の出力値foutは、前のfout(=1)
の値を保持し、fout=1となる。
【0104】経過時間8/32MHz(fbのT2のタ
イミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間と
同様にVp×n=8MHzであり、第1のデータ保持回
路14の出力値θ1は、直前(経過時間7/32MH
z)の出力値θ2をラッチし、θ1=32MHzとな
る。また、第3のデータ比較器19dでは、オーバーフ
ロー信号として0(θ1≦D1)を出力し、ディジタル
加算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が1で
あるため、θ2=θ1+Ps=32MHz+8MHz=
40MHzとなる。また、パルス発生回路17dの出力
値fdは、D1≦θ2<(D2×3)であるため、fd
=0となり、第2のデータ保持回路18の出力値fou
tは、直前のfd(=0)の値をラッチし、fout=
0となる。
【0105】経過時間9/32MHz(fbのT1のタ
イミング)では、パルス数設定値PsをVp×n=16
MHzに変更し、第1のデータ保持回路14は、前(経
過時間8/32MHz)の出力値θ1(=32MHz)
を保持する。また、第3のデータ比較器19dでは、オ
ーバーフロー信号として0(θ1≦D1)を出力し、デ
ィジタル加算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信
号が0であるため、θ2=θ1+Ps=32MHz+1
6MHz=48MHzとなる。また、パルス発生回路1
7dの出力値fdは、(D2×3)≦θ2であるため、
fd=1となり、第2のデータ保持回路18の出力値f
outは、前のfout(=0)の値を保持し、fou
t=0となる。
【0106】経過時間10/32MHz(fbのT2の
タイミング)では、パルス数設定値Psが前の経過時間
と同様にVp×n=16MHzであり、第1のデータ保
持回路14の出力値θ1は、直前(経過時間9/32M
Hz)の出力値θ2をラッチし、θ1=48MHzとな
る。また、第3のデータ比較器19dでは、オーバーフ
ロー信号として1(θ1>D1)を出力し、ディジタル
加算器13の出力値θ2は、オーバーフロー信号が1で
あるため、θ2=θ1−D1=48MHz−32MHz
=16MHzとなる。また、パルス発生回路17dの出
力値fdは、D2≦θ2<D1であるため、fd=1と
なり、第2のデータ保持回路18の出力値foutは、
直前のfd(=1)の値をラッチし、fout=1とな
る。
【0107】以降、本実施の形態においては、経過時間
11/32MHz,経過時間12/32MHz,…につ
いても上記と同様に動作し、図11に示すような出力が
得られる。なお、実施の形態4の可変周波数パルス発生
装置の出力波形については、先に説明した図4と同様
に、速度設定値の変化に対応して変化する。
【0108】このように、本実施の形態においては、第
1のデータ保持回路14に保持される前のディジタル加
算器13の出力θ2と第1の基準値D1および第2の基
準値D2とをそれぞれ第1のデータ比較器15および第
2のデータ比較器16で比較することで、パルス列fo
ut出力制御の1サイクルを、基準クロックの4周期
(T1〜T4)から2周期(T1〜T2)に変更した。
また、第1のデータ保持回路14の出力θ1と第1の基
準値D1とを第3のデータ比較器19dで比較すること
で、オーバーフロー信号のラッチタイミングを基準クロ
ックfbのT4からT1に変更した。これにより、制御
サイクルを短縮できるため、従来技術と比較して、ノイ
ズ、消費電流および発熱を低減することができる。
【0109】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、データ保持手段に保持される前の加算手段の出力
と、第1の基準値および第2の基準値と、をそれぞれ第
1の比較手段および第2の比較手段で比較することによ
り、パルス列の出力制御の1サイクルを、基準クロック
の4周期(T1〜T4)から2周期(T1〜T2)に変
更した。また、データ保持手段の出力と第1の基準値と
を第3の比較手段で比較することにより、オーバーフロ
ー信号のラッチタイミングを基準クロックの第4周期
(T4)から第1周期(T1)に変更した。これによ
り、制御サイクルを短縮できるため、従来技術と比較し
て、ノイズ、消費電流および発熱を低減することができ
る、という効果を奏する。
【0110】つぎの発明によれば、データ保持手段に保
持される前の加算手段の出力と、第1の基準値および第
2の基準値と、をそれぞれ第1の比較手段および第2の
比較手段で比較することにより、パルス列の出力制御の
1サイクルを、基準クロックの4周期(T1〜T4)か
ら2周期(T1〜T2)に変更した。また、減算手段
が、加算手段の出力値から第1の基準値を減算し、第1
の比較手段による比較結果が「加算結果≧第1の基準
値」を満たす場合に、選択手段が、当該減算結果を選択
/出力することにより、加算手段のオーバーフローを防
止した。これにより、制御サイクルを短縮できるため、
従来技術と比較して、ノイズ、消費電流および発熱を低
減することができる、という効果を奏する。
【0111】つぎの発明によれば、さらに、オーバーフ
ロー回数が偶数回か奇数回かを判定し、当該判定結果と
第2の比較手段による比較結果に基づいてパルスを発生
することとした。これにより、ゲート数を大幅に削減で
きる、という効果を奏する。
【0112】つぎの発明によれば、データ保持手段に保
持される前の加算手段の出力と、第1の基準値および第
2の基準値と、をそれぞれ第1の比較手段および第2の
比較手段で比較することにより、パルス列の出力制御の
1サイクルを、基準クロックの4周期(T1〜T4)か
ら2周期(T1〜T2)に変更した。また、データ保持
手段の出力と第1の基準値とを第3の比較手段で比較す
ることにより、オーバーフロー信号のラッチタイミング
を基準クロックの第4周期(T4)から第1周期(T
1)に変更した。これにより、制御サイクルを短縮でき
るため、従来技術と比較して、ノイズ、消費電流および
発熱を低減することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる可変周波数パルス発生装置の
実施の形態1の構成を示す図である。
【図2】 実施の形態1の可変周波数パルス発生装置の
動作を示すタイミングチャートである。
【図3】 実施の形態1の可変周波数パルス発生装置を
動作させた場合の各部の出力結果を示す図である。
【図4】 実施の形態1の可変周波数パルス発生装置の
出力波形を示す図である。
【図5】 本発明にかかる可変周波数パルス発生装置の
実施の形態2の構成を示す図である。
【図6】 実施の形態2の可変周波数パルス発生装置の
動作を示すタイミングチャートである。
【図7】 実施の形態2の可変周波数パルス発生装置を
動作させた場合の各部の出力結果を示す図である。
【図8】 本発明にかかる可変周波数パルス発生装置の
実施の形態3の構成を示す図である。
【図9】 実施の形態3の可変周波数パルス発生装置を
動作させた場合の各部の出力結果を示す図である。
【図10】 本発明にかかる可変周波数パルス発生装置
の実施の形態4の構成を示す図である。
【図11】 実施の形態4の可変周波数パルス発生装置
を動作させた場合の各部の出力結果を示す図である。
【図12】 従来の可変周波数パルス発生装置の構成を
示す図である。
【図13】 従来の可変周波数パルス発生装置の動作を
示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d 可変周波数パルス発生回路、
11 ビット反転器、12,23 データセレクタ、1
3,21 ディジタル加算器、14,24 第1のデー
タ保持回路、15,25 第1のデータ比較器、16,
26 第2のデータ比較器、17,17c,17d,2
7 パルス発生回路、18,28 第2のデータ保持回
路、19,19d 第3のデータ比較器、20 オーバ
ーフロー防止回路、22 ディジタル減算器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス列の出力制御の1サイクルを、基
    準クロックの2周期で実行する可変周波数パルス発生装
    置において、 前記基準クロックによって規定された第1の基準値を反
    転する反転手段と、 オーバーフロー状態となった場合に、反転後の第1の基
    準値を選択し、それ以外の場合に、設定速度によって変
    化する所定の値を選択する選択手段と、 前記基準クロックの第2周期およびオーバーフロー防止
    信号の所定タイミングで現在の加算値である前段の出力
    をラッチするデータ保持手段と、 前記選択結果とラッチ後のデータとを加算する加算手段
    と、 前記加算結果と前記第1の基準値とを比較する第1の比
    較手段と、 前記加算結果と「第1の基準値/2」となる第2の基準
    値とを比較する第2の比較手段と、 「0≦加算結果<第2の基準値」が成立するか、「第2
    の基準値≦加算結果<第1の基準値」が成立するか、ま
    たは「第1の基準値≦加算結果」が成立するか、を判定
    し、当該判定結果に応じた特定信号を出力する判定手段
    と、 前記基準クロックの第2周期の所定タイミングで前記特
    定信号をラッチし、所望周波数のパルス列を出力するパ
    ルス列出力手段と、 前記データ保持手段にてラッチ後のデータと前記第1の
    基準値とを比較し、「ラッチ後のデータ≧第1の基準
    値」が成立する場合に、オーバーフロー状態であると判
    断する第3の比較手段と、 オーバーフロー状態であると判断された場合に、前記基
    準クロックの第1周期の所定タイミングで、オーバーフ
    ロー防止信号を出力するオーバーフロー防止手段と、 を備えることを特徴とする可変周波数パルス発生装置。
  2. 【請求項2】 パルス列の出力制御の1サイクルを、基
    準クロックの2周期で実行する可変周波数パルス発生装
    置において、 設定速度によって変化する所定の値と前記基準クロック
    の第2周期の所定タイミングでラッチされたデータとを
    加算する加算手段と、 前記加算結果から前記基準クロックによって規定された
    第1の基準値を減算する減算手段と、 前記加算結果と前記第1の基準値とを比較し、「加算結
    果≧第1の基準値」が成立する場合に、オーバーフロー
    状態であると判断する第1の比較手段と、 前記加算結果と「第1の基準値/2」となる第2の基準
    値とを比較する第2の比較手段と、 オーバーフロー状態となった場合に前記減算結果を選択
    し、それ以外の場合に前記加算結果を選択する選択手段
    と、 前記基準クロックの第2周期の所定タイミングで前記選
    択結果をラッチするデータ保持手段と、 前記各比較結果に基づいて、「0≦加算結果<第2の基
    準値」が成立するか、「第2の基準値≦加算結果<第1
    の基準値」が成立するか、または「第1の基準値≦加算
    結果」が成立するか、を判定し、当該判定結果に応じた
    特定信号を出力する判定手段と、 前記基準クロックの第2周期の所定タイミングで前記特
    定信号をラッチし、所望周波数のパルス列を出力するパ
    ルス列出力手段と、 を備えることを特徴とする可変周波数パルス発生装置。
  3. 【請求項3】 パルス列の出力制御の1サイクルを、基
    準クロックの2周期で実行する可変周波数パルス発生装
    置において、 前記基準クロックによって規定された基準値を反転する
    反転手段と、 オーバーフロー状態となった場合に、反転後の基準値を
    選択し、それ以外の場合に、設定速度によって変化する
    所定の値を選択する選択手段と、 前記基準クロックの第2周期およびオーバーフロー防止
    信号の所定タイミングで現在の加算値である前段の出力
    をラッチするデータ保持手段と、 前記選択結果とラッチ後のデータとを加算する加算手段
    と、 前記加算結果と前記基準値とを比較する第1の比較手段
    と、 「オーバーフローの回数が偶数」かつ「0≦加算結果<
    基準値」が成立するか、「オーバーフローの回数が偶
    数」かつ「基準値≦加算結果」が成立するか、「オーバ
    ーフローの回数が奇数」かつ「0≦加算結果<基準値」
    が成立するか、または「オーバーフローの回数が奇数」
    かつ「基準値≦加算結果」が成立するか、を判定し、当
    該判定結果に応じた特定信号を出力する判定手段と、 前記基準クロックの第2周期の所定タイミングで前記特
    定信号をラッチし、所望周波数のパルス列を出力するパ
    ルス列出力手段と、 前記データ保持手段にてラッチ後のデータと前記基準値
    とを比較し、「ラッチ後のデータ≧基準値」が成立する
    場合に、オーバーフロー状態であると判断する第2の比
    較手段と、 オーバーフロー状態であると判断された場合に、前記基
    準クロックの第1周期の所定タイミングで、オーバーフ
    ロー防止信号を出力するオーバーフロー防止手段と、 を備えることを特徴とする可変周波数パルス発生装置。
  4. 【請求項4】 パルス列の出力制御の1サイクルを、基
    準クロックの2周期で実行する可変周波数パルス発生装
    置において、 前記基準クロックによって規定された第1の基準値を反
    転する反転手段と、 オーバーフロー状態となった場合に、反転後の第1の基
    準値を選択し、それ以外の場合に、設定速度によって変
    化する所定の値を選択する選択手段と、 前記基準クロックの第2周期およびオーバーフロー防止
    信号の所定タイミングで現在の加算値である前段の出力
    をラッチするデータ保持手段と、 前記選択結果とラッチ後のデータとを加算する加算手段
    と、 前記加算結果と前記第1の基準値とを比較する第1の比
    較手段と、 前記加算結果と「第1の基準値/2」となる第2の基準
    値とを比較する第2の比較手段と、 「0≦加算結果<第2の基準値」が成立するか、「第2
    の基準値≦加算結果<第1の基準値」が成立するか、
    「第1の基準値≦加算結果<(第2の基準値×3)」が
    成立するか、または「(第2の基準値×3)≦加算結
    果」が成立するか、を判定し、当該判定結果に応じた特
    定信号を出力する判定手段と、 前記基準クロックの第2周期の所定タイミングで前記特
    定信号をラッチし、所望周波数のパルス列を出力するパ
    ルス列出力手段と、 前記データ保持手段にてラッチ後のデータと前記第1の
    基準値とを比較し、「ラッチ後のデータ>第1の基準
    値」が成立する場合に、オーバーフロー状態であると判
    断する第3の比較手段と、 オーバーフロー状態であると判断された場合に、前記基
    準クロックの第1周期の所定タイミングで、オーバーフ
    ロー防止信号を出力するオーバーフロー防止手段と、 を備えることを特徴とする可変周波数パルス発生装置。
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