JP2002212520A - マスキングテープ - Google Patents
マスキングテープInfo
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Abstract
分な粘着性があり、かつ、表面の凹凸が激しい多孔質材
料の建築材に対しても、表面追随性が良く保持性も良い
マスキングテープを提供する。 【解決手段】 含浸処理と背面処理を施した伸び率3〜
8%の和紙基材の上に、一分子中に平均して1個以上の
ケイ素原子結合アルケニル基を有する生ゴム状のジオル
ガノポリシロキサンであるシリコーン系の感圧接着剤を
塗布したことを特徴とする撥水処理を施した建築材に用
いるマスキングテープ。
Description
用いる粘着テープに関し、さらに詳しくは、工事現場に
おいて、窓枠や外壁目地部にシーリング材を入れるとき
に、窓枠や外壁の建築材の表面が汚れないようにするマ
スキングテープおよび、外壁の塗装の際、塗装しない部
分に塗料が付着しないようにするマスキングテープおよ
びマスカーに関する。
ト、ALC、陶板外壁材などの多孔質材料は、水の浸透
が問題となっている。とくに陶板外壁材は、最近の建築
材であって、撥水処理されたものが発売されている。例
えば、黒崎播磨社製陶板外壁材(商品名「ハリウォー
ル」)などがある。最近このような多孔質材料の水の浸
透を防ぐために、多孔質材料の表面を撥水処理すること
が行われている。しかし、撥水処理した多孔質材料の表
面は、粘着テープが付着しにくく、シーリング材を入れ
る工事の際や、塗装工事の際に、マスキングテープを貼
り付けることができず、すぐに剥がれ落ちてしまってい
た。
る撥水処理剤は、シロキサンを形成するシリコーン系の
化合物であり、安全性、作業性、浸透性、耐久性を備え
た撥水処理剤が求められており、このような性質を満た
すものの一つとして、最近、アルキルアルコキシシラン
系の化合物が用いられるようになった。本発明において
は、建築材料として用いられている、撥水処理した多孔
質材料の表面に対して、十分な粘着性があり、かつ、表
面の凹凸が激しい多孔質材料の建築材に対しても、表面
追随性が良く保持性も良いマスキングテープを提供す
る。
び率3〜8%のテープ基材を用いて、その上に、一分子
中に平均して1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を
有する生ゴム状のジオルガノポリシロキサンと架橋剤、
反応抑制剤、触媒等を配合したシリコーン系の感圧接着
剤を塗布することにより、撥水処理を施した凹凸の激し
い建築材にも十分に対応できるマスキングテープを開発
したものである。
は、例えば、木材パルプ、マニラ麻などの天然繊維や、
レーヨン、ポリビニルアルコールまたはビニロン、ポリ
アミド、ポリオレフィン、ポリエステル、アクリルなど
の合成繊維が挙げられ、長網抄紙機、短網抄紙機、円網
抄紙機あるいは、その組み合わせなどの公知の抄紙機に
より製造される。紙基材には、強度を向上させたり、感
圧接着剤あるいは剥離剤との接着を十分なものにする目
的や、感圧接着剤あるいは剥離剤の必要以上の支持体へ
の含浸吸収を防ぐ目的で、含浸剤を含有させたり、感圧
接着剤層側の支持体の片面にアンカー剤(アンダーコー
ト剤)の層を設けたり、感圧接着剤層側とは反対の支持
体の背面に背面処理剤の層を設けてもよい。テ−プ基材
の伸び率が3%以下では、表面追随性が悪くなり、伸び
率8%以上では、作業性が悪くなるので、3%〜8%が
望ましい。
着剤は、一分子中に平均して1個以上のケイ素原子結合
アルケニル基を有する生ゴム状のジオルガノポリシロキ
サンであり、これに架橋剤や反応抑制剤や触媒等を配合
したものである。さらに詳しくは、例えば特開2000
−80345号公報で開示されているシリコーン系感圧
接着剤、(A)(a)一分子中に平均して1個以上のケイ素
原子結合アルケニル基を有する生ゴム状のジオルガノポ
リシロキサンと(b)式:R1 3SiO 1/2(式中、R1は置
換もしくは非置換の一価炭化水素基である。)で示され
るシロキサン単位と式:SiO4/2で示されるシロキサ
ン単位から本質的に成り、式:SiO4/2で示されるシ
ロキサン単位に対する式:R1 3SiO1/2で示されるシ
ロキサン単位のモル比が0.5〜1.0であるオルガノポ
リシロキサンレジンとの混合物もしくは部分縮合物10
0重量部、(B)アリルエーテル化合物 0.01〜5重量
部、(C)一分子中に平均して2個以上のケイ素原子結合
水素原子を有するオルガノポリシロキサン、(D)白金系
触媒、および(E)有機溶剤 5〜500重量部からなる
シリコーン系感圧接着剤である。(A)成分は本組成物の
主成分であり、(a)一分子中に平均して1個以上のケイ
素原子結合アルケニル基を有する生ゴム状のジオルガノ
ポリシロキサンと(b)式:R1 3SiO1/2(式中、R1は
置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。)で示さ
れるシロキサン単位と式:SiO4/2で示されるシロキ
サン単位から本質的に成り、式:SiO4/2で示される
シロキサン単位に対する式:R1 3SiO1/2で示される
シロキサン単位のモル比が0.5〜1.0であるオルガノ
ポリシロキサンレジンとの混合物もしくは部分縮合物で
ある。(a)成分の生ゴム状のジオルガノポリシロキサン
は、一分子中に平均して1個以上のケイ素原子結合アル
ケニル基を有するが、これは、ケイ素原子結合アルケニ
ル基が一分子中に平均して1個未満であると、得られる
感圧接着剤層の凝集力(保持力)が低下するためであ
る。(a)成分の分子構造は実質的に直鎖状であるが、分
子鎖の一部に分枝を有していてもよい。(a)成分中のア
ルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基、ブ
テニル基、ペンテニル基が挙げられ、特に、ビニル基で
あることが好ましい。(a)成分中のアルケニル基以外の
ケイ素原子結合の基としては、例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘプチル基
等のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基等
のアリール基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキ
ル基;クロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,
3,3−トリフルオロプロピル基等のハロゲン化アルキ
ル基等の置換もしくは非置換の一価炭化水素基が挙げら
れ、特に、メチル基、フェニル基であることが好まし
い。さらに、(a)成分を(b)成分と部分縮合させる場合
には、(a)成分の一分子中に平均して0.1個以上のケ
イ素原子結合の水酸基もしくは加水分解性基を有するこ
とが好ましい。このケイ素原子結合の加水分解性基とし
ては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基
等のアルコキシ基;アセトキシ基;イソプロペノキシ
基;アミノキシ基が挙げられる。(a)成分は生ゴム状で
あり、特に、可塑度(JIS C 2123に規定される
方法に準じて測定されたウイリアム可塑度:25℃、
4.2gの球状試料、3分後の値)が100〜160の
範囲内であるような生ゴム状であることが好ましい。ま
た、(b)成分は、式:R1 3SiO1/2で示されるシロキ
サン単位と式:SiO4/2で示されるシロキサン単位か
ら本質的に成るオルガノポリシロキサンレジンであり、
その他少量の、式:R1 2SiO2/2で示されるシロキサ
ン単位や式:R1SiO3/2で示されるシロキサン単位を
有していてもよい。上式中、R1は置換もしくは非置換
の一価炭化水素基であり、例えば、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘプチル基等
のアルキル基;ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペン
テニル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル基、キ
シリル基等のアリール基;ベンジル基、フェネチル基等
のアラルキル基;クロロメチル基、3−クロロプロピル
基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等のハロゲン
化アルキル基が挙げられ、特に、メチル基、ビニル基、
フェニル基であることが好ましい。さらに、(b)成分を
(a)成分と部分縮合させる場合には、(b)成分中に平均
して0.2重量%以上のケイ素原子結合の水酸基もしく
は加水分解性基を有することが好ましい。このケイ素原
子結合の加水分解性基としては前記と同様の基が例示さ
れる。また、(b)成分中の式:SiO4/2で示されるシ
ロキサン単位に対する式:R1 3SiO1/2で示されるシ
ロキサン単位のモル比は0.5〜1.0の範囲内であり、
好ましくは、0.6〜0.9の範囲内である。これは、こ
のモル比がこの範囲の下限未満であると、粘着力が低下
する傾向があるからであり、一方、この範囲の上限をこ
えると、凝集力(保持力)が低下する傾向があるからで
ある。(a)成分と(b)成分を混合したり、あるいはこれ
らの成分を部分縮合する際、これらの成分の配合量とし
ては、(a)成分と(b)成分の重量比が2:8〜8:2の
範囲内であることが好ましく、特に、これが3:7〜
7:3の範囲内であることが好ましい。そして、(a)成
分と(b)成分を部分縮合する方法としては、例えば、こ
れらの成分を加熱する方法、これらの成分を水酸化カリ
ウム、水酸化バリウム等の塩基;アンモニア水;メチル
アミン、エチルアミン、プロピルアミン等のアミン類;
テトラブチルチタネート、テトライソブチルチタネート
等のチタン化合物;オクチル錫ジアセテート等の錫化合
物;ヘキサメチルジシラザン等の触媒の存在下で縮合反
応させる方法が挙げられる。(B)成分のアリルエーテル
化合物は、本組成物を硬化して得られる感圧接着剤層に
支持体に対する投錨力を付与するための成分である。こ
のような(B)成分としては、グリセリンモノアリルエー
テル、グリセリンジアリルエーテル、エチレングリコー
ルモノアリルエーテル、ペンタエリスリトールモノアリ
ルエーテル、ペンタエリスリトールジアリルエーテル、
ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、トリメチロ
ールプロパンモノアリルエーテル、トリメチロールプロ
パンジアリルエーテル、トリメチロールプロパントリア
リルエーテル、アリルグリシジルエーテルが例示され
る。本組成物において、(B)成分の配合量は、(A)成分
100重量部に対して0.01〜5重量部の範囲内であ
り、好ましくは、0.1〜1重量部の範囲内である。こ
れは、(B)成分の配合量が、この範囲の下限未満である
場合には、得られる感圧接着剤層に良好な投錨力を付与
することができなくなるからであり、一方、この範囲の
上限をこえる場合には、得られる感圧接着剤層の凝集力
(保持力)が低下する傾向があるからである。(C)成分
は本組成物の硬化剤であり、一分子中に平均して2個以
上のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロ
キサンである。(C)成分中のケイ素原子の結合位置とし
ては、例えば、分子鎖末端および/または分子鎖側鎖が
挙げられる。(C)成分中の水素原子以外のケイ素原子結
合の基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基
等のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、
ナフチル基等とアリール基;ベンジル基、フェネチル基
等のアラルキル基;クロロメチル基、3−クロロプロピ
ル基、3,3,3−トリフロロプロピル基等のハロゲン
化アルキル基等の置換もしくは非置換の一価炭化水素基
が挙げられ、特に、メチル基、フェニル基であることが
好ましい。このような(C)成分の分子構造としては、例
えば、直鎖状、分枝鎖状、環状、網状、分子鎖の一部に
分枝を有する直鎖状が挙げられ、特に、直鎖状であるこ
とが好ましい。(C)成分の25℃における粘度として
は、1〜500,000センチポイズの範囲内であるこ
とが好ましく、特に、5〜100,000センチポイズ
の範囲内であることが好ましい。このような(C)成分の
オルガノポリシロキサンとしては、例えば、分子鎖両末
端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリ
シロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジ
メチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共
重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチ
ルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン・メチ
ルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチル
ハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサ
ン、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封
鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサ
ン共重合体、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロ
キシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキ
サン共重合体、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシ
ロキシ基封鎖メチルフェニルポリシロキサン、式:R2 3
SiO1/2で示されるシロキサン単位と式;R2HSiO
1/2で示されるシロキサン単位と式:SiO4/2で示され
るシロキサン単位からなるオルガノシロキサン共重合
体、式:R2 2HSiO1/2で示されるシロキサン単位と
式:SiO4/2で示されるシロキサン単位からなるオル
ガノシロキサン共重合体、式:R2HSiO2 /2で示され
るシロキサン単位と式:R2SiO3/2で示されるシロキ
サン単位または式:HSiO3/2で示されるシロキサン
単位からなるオルガノシロキサン共重合体、およびこれ
らのオルガノポリシロキサンの二種以上の混合物が挙げ
られる。上式中、R2はアルケニル基以外の置換もしく
は非置換の一価炭化水素基であり、例えば、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、ヘプチル基等のアルキル基;フェニル基、トリル
基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基;ベンジル
基、フェネチル基等のアラルキル基;クロロメチル基、
3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフロロプロピ
ル基等のハロゲン化アルキル基が挙げられる。本組成物
において(C)成分の配合量は、本組成物中の脂肪族不飽
和基の合計1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合
水素原子が0.7〜10.0モルの範囲内となる量であ
り、好ましくは、これが0.8〜5.0モルの範囲内とな
る量であり、特に好ましくは、これが1.0〜4.0モル
の範囲内となる量である。これは、(C)成分の配合量
が、この範囲の下限未満であると、得られるシリコーン
系感圧接着剤が十分に硬化しなくなったり、また、得ら
れる感圧接着剤層の凝集力(保持力)が低下するためで
あり、一方、この範囲の上限をこえると、得られる感圧
接着剤層の剥離紙もしくは剥離フィルムに対する剥離抵
抗が大きくなったり、また、この剥離抵抗が経時的に大
きくなったりするためである。(D)成分の白金系触媒
は、本組成物を付加反応により硬化させるための硬化触
媒である。このような(D)成分としては、塩化白金酸、
塩化白金酸のアルコール溶液、白金のオレフィン錯体、
白金の1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチ
ルジシロキサン錯体、白金のカルボニル錯体、白金を担
持した粉体が例示される。本組成物において(D)成分の
配合量は、本組成物中のオルガノシロキサン成分に対し
て、本成分中の白金金属が重量単位で0.1〜1000p
pmの範囲内となる量であり、好ましくは、1〜500pp
mの範囲内となる量である。これは、(D)成分の配合量
が、この範囲の下限未満であると、得られるシリコーン
系感圧接着剤の硬化が著しく遅くなるためであり、一
方、この範囲の上限をこえても硬化速度の著しい向上は
みられず、むしろ、得られるシリコーン系感圧接着剤に
着色等の問題を生じるおそれがあるからである。(E)成
分の有機溶剤は、本組成物の塗工性を向上させるための
成分であり、このような(E)成分の有機溶剤としては、
本組成物の硬化反応を阻害せず、かつ、本組成物を十分
に溶解できるものであれば限定されず、例えば、トルエ
ン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトンが挙げられる。
本組成物において、(E)成分の配合量は、(A)成分10
0重量部に対して5〜500重量部の範囲内の量であ
り、好ましくは、50〜200重量部の範囲内の量であ
る。これは、(E)成分の配合量が、この範囲の下限未満
であるシリコーン系感圧接着剤を支持体上、あるいは剥
離紙上に薄く塗工することが困難であるためであり、一
方、この範囲の上限をこえるシリコーン系感圧接着剤
は、固形分濃度が小さく、支持体上、あるいは剥離紙上
に形成される感圧接着層が著しく薄くなってしまう傾向
があるからである。本組成物は上記(A)成分〜(E)成分
からなるが、その他任意の成分として、本組成物の硬化
速度を調節するために反応抑制剤を配合することができ
る。この反応抑制剤としては、3−メチル−1−ブチン
−3−オール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−
オール、3−メチル−1−ペンテン−3−オール、3−
フェニル−1−ブチン−3−オール等のアルキンアルコ
ール、3−メチル−3−ペンテン−1−イン、3,5−
ジメチル−3−ヘキセン−1−イン等とエンイン化合
物;1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−
テトラビニルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7
−テトラメチル−1,3,5,7−テトラヘキセニルシ
クロテトラシロキサン等のアルケニルシロキサンが例示
される。このような反応抑制剤の配合量は、本組成物の
硬化速度を調節するために有効な量であり、一般には、
(A)成分100重量部に対して5重量部以下であること
が好ましい。
開示されているシリコーン系感圧接着剤(A)(a)一分子
中に平均して1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を
有する生ゴム状のジオルガノポリシロキサンと(b)R1 3
SiO1/2単位(式中、R1は置換もしくは非置換の一価
炭化水素基である。)とSiO4/2単位から本質的に成
り、SiO4/2単位に対するR1 3SiO1/2単位のモル比
が0.5〜1.0であるオルガノポリシロキサンレジン
の混合物もしくは部分縮合物 100重量部、(B)アル
ケニル基含有化合物の白金錯体、(C)アルケニル基およ
び/またはアルキニル基を有する付加反応抑制剤有効
量、および(D)一分子中に平均して2個以上のケイ素原
子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサンからな
るシリコーン系感圧接着剤などが挙げることができる。
(B)成分のアルケニル基含有化合物の白金錯体は、本組
成物を付加反応により硬化させるための硬化触媒であ
る。このアルケニル基含有化合物としては、例えば、ブ
タジエン、ヘキサジエン等のオレフィン;1,3−ジビ
ニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、
1,1,3,3−テトラビニル−1,3−ジメチルジシ
ロキサン等のアルケニルシロキサンが挙げられる。この
ような(B)成分としては、(A)成分との相溶性が良好で
あることから、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テ
トラメチルジシロキサンの白金錯体、1,1,3,3−
テトラビニル−1,3−ジメチルジシロキサンの白金錯
体であることが好ましい。(B)成分の配合量は、(A)成
分に対する本成分中の白金金属が重量単位で0.1〜1
000ppmの範囲内となる量であり、好ましくは、1
〜500ppmの範囲内となる量である。これは、(A)
成分に対する(B)成分中の白金金属が重量単位でこの範
囲未満であると、得られるシリコーン系感圧接着剤の硬
化が著しく遅くなるためであり、一方、この範囲をこえ
ると、得られるシリコーン系感圧接着剤に着色等の問題
を生じるからである。(C)成分のアルケニル基および/
またはアルキニル基を有する付加反応抑制剤は、本組成
物の硬化速度を調節するための成分である。このような
(C)成分としては、例えば、3−メチル−1−ブチン−
3−オール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オ
ール、3−メチル−1−ペンテン−3−オール、3−フ
ェニル−1−ブチン−3−オール等のアルキンアルコー
ル、3−メチル−3−ペンテン−1−イン、3,5−ジ
メチル−3−ヘキセン−1−イン等とエンイン化合物;
1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テト
ラビニルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テ
トラメチル−1,3,5,7−テトラヘキセニルシクロ
テトラシロキサン等のアルケニルシロキサンが挙げられ
る。(C)成分の配合量は、本組成物の硬化速度を調節す
るための有効量であり、一般には、(A)成分100重量
部に対して5重量部以下であることが好ましい。これ
は、(C)成分の配合量が(A)成分100重量部に対して
5重量部をこえると、得られるシリコーン系感圧接着剤
の硬化速度が著しく遅くなるからである。(D)成分は本
組成物の硬化剤であり、一分子中に平均して2個以上の
ケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサ
ンである。(D)成分中のケイ素原子の結合位置として
は、例えば、分子鎖末端および/または分子鎖側鎖が挙
げられる。(D)成分中の水素原子以外のケイ素原子に結
合する基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル
基等のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル
基、ナフチル基等とアリール基;ベンジル基、フェネチ
ル基等のアラルキル基;クロロメチル基、3−クロロプ
ロピル基、3,3,3−トリフロロプロピル基等のハロ
ゲン化アルキル基等の一価炭化水素基が挙げられ、特
に、メチル基、フェニル基であることが好ましい。この
ような(D)成分の分子構造としては、例えば、直鎖状、
分枝鎖状、環状、網状、一部分枝を有する直鎖状が挙げ
られ、特に、直鎖状であることが好ましい。(D)成分の
25℃における粘度としては、1〜500,000セン
チポイズの範囲内であることが好ましく、特に、5〜1
00,000センチポイズの範囲内であることが好まし
い。このような(D)成分のオルガノポリシロキサンと
しては、例えば、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封
鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末端
トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチル
ハイドロジェンシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリ
メチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイ
ドロジェンシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重
合体、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基
封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルハ
イドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチ
ルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチル
ハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルフェニルポリシロ
キサン、式:R2 3SiO1/2で示されるシロキサン単位
と式;R2HSiO1/2で示されるシロキサン単位と式:
SiO4/2で示されるシロキサン単位からなるオルガノ
ポリシロキサン共重合体、式:R2 2SiO1/2で示され
るシロキサン単位と式:SiO4/2で示されるシロキサ
ン単位からなるオルガノポリシロキサン共重合体、式:
R2HSiO2/2で示されるシロキサン単位と式:R2S
iO3/2で示されるシロキサン単位または式:HSiO
3/2で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシ
ロキサン共重合体、およびこれらのオルガノポリシロキ
サンの二種以上の混合物が挙げられる。上式中、R2は
アルケニル基以外の一価炭化水素基であり、例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基、ヘプチル基等のアルキル基;フェニル
基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール
基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;クロ
ロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリ
フロロプロピル基等のハロゲン化アルキル基が挙げられ
る。 (D)成分の配合量は、(A)成分中のアルケニル
基、(B)成分中のアルケニル基、および(C)成分中のア
ルケニル基および/またはアルキニル基の合計に対し
て、本成分中のケイ素原子結合水素原子がモル比で0.
80〜3.0の範囲内となる量であり、好ましくは、
0.80〜2.0の範囲内となる量であり、特に好まし
くは、0.80〜1.2の範囲内となる量である。これ
は、(D)成分の配合量がこの範囲未満であると、得られ
るシリコーン系感圧接着剤が十分に硬化しなくなった
り、また凝集力(保持力)が低下するためであり、一
方、この範囲をこえると、得られるシリコーン系感圧接
着剤の剥離紙もしくは剥離フィルムに対する剥離抵抗が
大きくなり、さらにこの剥離抵抗が経時的に大きくなる
ためである。
付与樹脂としては、特に限定されないが、例えば、テル
ペン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂、フェノール系
樹脂、芳香族炭化水素変性テルペン樹脂、ロジン系樹
脂、変性ロジン系樹脂、ロジン誘導体、脂肪族合成石油
系樹脂、芳香族合成石油系樹脂、脂環族合成石油系樹
脂、クマロン−インデン樹脂、キシレン樹脂、スチレン
系樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂などが挙げられる。
これら成分の中で、分子中に水素添加可能な不飽和の二
重結合を有するものについては、その水素添加品も使用
可能であるとともに、官能基を有するものについては該
官能基と反応することができる各種架橋剤、例えば、金
属化合物、アミノ化合物、エポキシ化合物、イソシアネ
ート化合物などを併用して架橋させてもよい。架橋剤は
それぞれに応じて1種又は2種、粘着付与樹脂は1種の
み用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。粘着付与樹脂を配合する場合、その配合量は、ベー
スポリマー100重量部に対して、通常5〜100重両
部の範囲で選択される。
剤、顔料としては、特に限定されないが、例えば、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸アルミニウム、硫
酸カルシウム、硫酸バリウム、亜硫酸カルシウム、けい
酸アルミニウム、タルク、シリカ、ウォラストナイト、
ゼオライト、けい藻土、けい砂、軽石粉、スレート粉、
アルミナホワイト、グラファイト、二硫化モリブデン、
酸化チタン、超微粒子酸化チタン、亜鉛華、黒色酸化
鉄、雲母状酸化鉄、鉛白、ホワイトカーボン、モリブデ
ンホワイト、カーボンブラック、リサージ、リトポン、
バライト、カドミウム赤、カドミウム水銀赤、ベンガ
ラ、モリブデン赤、鉛丹、黄鉛、カドミウム黄、バリウ
ム黄、ストロンチウム黄、チタン黄、チタンブラック、
酸化クロム緑、酸化コバルト、コバルト緑、コバルト・
クロム緑、群青、紺青、コバルト青、セルリアン青、マ
ンガン紫、コバルト紫などの無機系のもの、再生ゴム、
ゴム粉末、エボナイト粉末、セラック、木粉、ココナッ
トやし殻粉、コルク粉、セルロースパウダー、木材パル
プ、紙、布、不溶性アゾ顔料、溶性アゾ顔料、縮合アゾ
顔料、フタロシアニンブルー、染色レーキなどの有機系
のものが挙げられる。これら顔料は1種のみ用いてもよ
いし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。充填剤、
顔料を配合する場合、その配合量は、ベースポリマー1
00重量部に対して、通常5〜250重両部の範囲で選
択される。
剤としては、特に限定されないが、例えば、プロセスオ
イル、液状ポリブタジエン、液状ポリイソブチレン、液
状ポリイソプレン、液状テルペン系樹脂、液状テルペン
フェノール系樹脂、液状ロジン系樹脂、液状石油系樹
脂、液状クマロン−インデン樹脂、液状キシレン樹脂、
液状スチレン樹脂、流動パラフィン、塩化パラフィン、
パラフィンワックス、エチレンとα−オレフィンのコオ
リゴマー、ホワイトオイル、ペトロラタム、石油スルホ
ン酸塩、ギルソナイト、石油アスファルト、フタル酸エ
ステル誘導体、イソフタル酸誘導体、テトラヒドロフタ
ル酸誘導体、アジピン酸誘導体、アゼライン酸誘導体、
セバシン酸誘導体、ドデカン−2−酸誘導体、マレイン
酸誘導体、フマル酸誘導体、トリメリット酸誘導体、ク
エン酸誘導体、イタコン酸誘導体、オレイン酸誘導体、
リシノール酸誘導体、ステアリン酸誘導体、その他脂肪
酸誘導体、スルホン酸誘導体、リン酸誘導体、グルター
ル酸誘導体、その他のモノエステル系可塑剤、グリコー
ル誘導体、グリセリン誘導体、パラフィン誘導体、エポ
キシ誘導体、重合形可塑剤、動植物油脂系可塑剤などが
挙げられる。これら成分の中で、分子中に水素添加可能
な不飽和の二重結合を有するものについては、その水素
添加品も使用可能であるとともに、官能基を有するもの
については該官能基と反応することができる各種架橋
剤、例えば、金属化合物、アミノ化合物、エポキシ化合
物、イソシアネート化合物などを併用して架橋させても
よい。架橋剤はそれぞれに応じて1種又は2種、感圧接
着付与剤は1種のみ用いて感圧接着付与剤は1種のみ用
いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
防止剤としては、特に限定されないが、例えば、ナフチ
ルアミン系のもの、ジフェニルアミン系のもの、p−フ
ェニレンジアミン系のもの、アミン混合物、その他アミ
ン系のもの、キノリン系のもの、ヒドロキノン誘導体、
モノフェノール系のもの、ビス,トリス,ポリフェノール
系のもの、チオビスフェノール系のもの、ヒンダードフ
ェノール系のもの、亜りん酸エステル系のものなどが挙
げられる。これら老化防止剤は1種のみ用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよい。老化防止剤
を配合する場合、その配合量は、ベースポリマー100
重量部に対して、通常0.1〜5重量部の範囲で選択さ
れる。
線防止剤としては、特に限定されないが、例えば、サリ
チル酸誘導体、ベンゾフェノン系のもの、ベンゾトリア
ゾール系のものなどが挙げられる。使用される紫外線吸
収剤として用いられるサリチル酸誘導体としては、例え
ば、サリチル酸フェニル、サリチル酸−P−オクチルフ
ェニル、サリチル酸−P−第三ブチルフェニルなどが挙
げられる。また、ベンゾフェノン系のものとしては、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロ
キシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−
ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ−5−スルホベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2’−カル
ボキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
−5−スルホベンゾフェノン・トリヒドレート、2−ヒ
ドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−オクタデシロキシベンゾフェノン、2,
2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4−
ドデシロキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−メタクリロキ
シ)プロポキシベンゾフェノン、ビス(2−メトキシ−
4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルフェニル)メタンなど
が挙げられる。また、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸
収剤としては、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチル
−フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロ
キシ−3’,5’−ジ−第三ブチル−フェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−第三ブ
チル−5’−メチル−フェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾ−ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ
−第三ブチル−フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール、2−(2’−ヒドロキシ−4’−n−オクトキシ
フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキ
シ−5’−n−第三ブチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−第三ア
ミルフェニル)ベンゾトリアゾ―ル、2−[2’−ヒド
ロキシ−3’−(3”,4”,5”,6”−テトラヒドロ
フタルイミドメチル)−5’−メチルフェニル]ベンゾ
トリアゾール、2,2−メチレンビス[4−(1,1,3,
3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリア
ゾール−2−イル)フェノール]などが挙げられる。そ
の他、シアノアクリレート系の紫外線架橋剤としては、
例えば、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’−
ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,
3’−ジフェニルアクリレートなどが挙げられる。紫外
線吸収剤は1種のみ用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。紫外線吸収剤を配合する場合、そ
の配合量は、ベースポリマー100重量部に対して、通
常0.1〜5重両部の範囲で選択される。
る方法としては通常用いられる方法、例えば、グラビア
コータ法、ロールコータ法、リバースコータ法、ドクタ
ーブレード法、バーコータ法、コンマコータ法、ファウ
ンテンダイコータ法、リップコータ法、ナイフコータ法
などが用いられ、とりわけグラビアコータ法、コンマコ
ータ法、リップコータ法が好ましい。また、感圧接着剤
の塗布厚さは乾燥厚みで、通常5〜300μm、好まし
くは10〜100μmである。
(水を含む)に溶解、あるいは分散させて用いられる
が、その使用形態に特に制限はない。本発明において
は、スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)にアク
リル系樹脂を配合したものが好適に用いることができ
る。しかし、以下のようなものを用いてもよい。例え
ば、天然ゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、ブタジエン
ゴム、イソブチレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合
ゴム、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合ゴム、ス
チレン−イソプレン共重合ゴム、スチレン−イソプレン
−スチレン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン
共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン−イソプレ
ン共重合ゴム、ブタジエン−(メタ)アクリル酸共重合
ゴム、ブタジエン−(メタ)アクリル酸エステル共重合
ゴム、(メタ)アクリル酸グラフト天然ゴム、(メタ)
アクリル酸エステルグラフト天然ゴム、スチレングラフ
ト天然ゴム、アクリロニトリルグラフト天然ゴム、合成
イソプレンゴム、エチレン−プロピレン共重合ゴム、エ
チレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム、エチレン−酢
酸ビニル共重合ゴム、エチレン−(メタ)アクリル酸共
重合ゴム、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重
合ゴム、エチレン−アクリロニトリル共重合ゴム、ポリ
エーテルウレタンゴム、ポリエステルウレタンゴム、液
状イソプレンゴム、液状ブタジエン、液状スチレン−ブ
タジエン共重合ゴム、液状アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合ゴム、液状オキシプロピレンゴムなどの合成ゴ
ム(合成エラストマー)や、セラック、ポリビニルアル
コ−ル、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ポリ
塩化ビニル、(メタ)アクリル酸共重合体、(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体などの樹脂、(メタ)アクリ
ル酸、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロ
ニトリル、ヒドロキシ(メタ)アクリレート、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、スチレン、N−アルキロール基やN−
アルコキシアルキル基を有するモノマーよりなる群から
選ばれた少なくとも2種以上の共重合樹脂などがある。
また、含浸剤としてはこのほかにも、ハロゲン基、クロ
ルスルホン基、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、エ
ポキシ基などの官能基を有するエラストマーも使用され
る。具体的には、クロロブチルゴム、ブロモブチルゴ
ム、クロロプレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、塩素
化ポリエチレン、クロルスルホン化ポリエチレン、カル
ボキシル化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、
液状クロロプレンゴム、液状カルボキシル化ポリイソプ
レンゴム、液状カルボキシル化ポリブタジエン、液状ヒ
ドロキシル化ポリイソプレン、液状ヒドロキシル化ポリ
ブタジエンゴム、液状アミノ化ポリブタジエンゴムなど
も用いられる。これら含浸剤は、ランダム体、ブロック
体、グラフト体あるいはそれらの変成体の何れであって
もよく、1種のみ用いてもよいし、2種以上組み合わせ
て用いてもよい。また、官能基を有するものについて
も、該官能基と反応することができる各種架橋剤、例え
ば、金属化合物、アミノ化合物、エポキシ化合物、イソ
シアネート化合物などを併用して架橋させてもよい。架
橋剤はそれぞれに応じて1種又は2種以上組み合わせて
使用され、架橋を行うと主に耐溶剤性などが向上する。
含浸剤にも上記記載の充填剤、顔料、老化防止剤、紫外
線吸収剤などを配合してもよい。充填剤、顔料を配合す
る場合の配合量、老化防止剤を配合する場合の配合量、
紫外線吸収剤を配合する場合の配合量はそれぞれエラス
トマーあるいは樹脂100重量部に対して、通常5〜2
50重量部、0.1〜5重量部、0.1〜5重量部の範
囲で選ばれる。
面処理剤は通常、溶剤(水を含む)に溶解、あるいは分
散させて用いられるが、その使用形態に特に制限はな
い。また、その成分にも特に制限はなく、例えば、天然
ゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、イ
ソブチレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、ス
チレン−ブタジエン−スチレン共重合ゴム、スチレン−
イソプレン共重合ゴム、スチレン−イソプレン−スチレ
ン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエン−イソプレン共重合
ゴム、ブタジエン−(メタ)アクリル酸共重合ゴム、ブ
タジエン−(メタ)アクリル酸エステル共重合ゴム、
(メタ)アクリル酸グラフト天然ゴム、(メタ)アクリ
ル酸エステルグラフト天然ゴム、スチレングラフト天然
ゴム、アクリロニトリルグラフト天然ゴム、合成イソプ
レンゴム、エチレン−プロピレン共重合ゴム、エチレン
−プロピレン−ジエン共重合ゴム、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合ゴム、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合ゴ
ム、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合ゴ
ム、エチレン−アクリロニトリル共重合ゴム、ポリエー
テルウレタンゴム、ポリエステルウレタンゴム、液状イ
ソプレンゴム、液状ブタジエン、液状スチレン−ブタジ
エン共重合ゴム、液状アクリロニトリル−ブタジエン共
重合ゴム、液状オキシプロピレンゴムなどの合成ゴム
(合成エラストマー)や、セラック、ポリビニルアルコ
−ル、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩
化ビニル、(メタ)アクリル酸共重合体、(メタ)アク
リル酸エステル共重合体などの樹脂、(メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニ
トリル、ヒドロキシ(メタ)アクリレート、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、スチレン、N−アルキロール基やN−
アルコキシアルキル基を有するモノマーよりなる群から
選ばれた少なくとも2種以上の共重合樹脂などの挙げら
れる。これらアンカー剤(アンダーコート剤)および背
面処理剤は、ランダム体、ブロック体、グラフト体ある
いはそれらの変成体の何れであってもよく、1種のみ用
いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。ま
た、分子中に水素添加可能な不飽和の二重結合を有する
ものについては、その水素添加物も使用可能であるとと
もに、硫黄を含む加硫剤、無機加硫剤、樹脂加硫剤など
の種々の加硫剤の他、オキシム類、ニトロソ化合物、ポ
リアミン、ポリエチレンイミン、有機ペルオキシドなど
の架橋剤で架橋させてもよい。また、官能基を有するも
のについても、該官能基と反応することができる各種架
橋剤、例えば、金属化合物、アミノ化合物、エポキシ化
合物、イソシアネート化合物などを併用して架橋させて
もよい。架橋剤はそれぞれに応じて1種又は2種以上組
み合わせて使用され、架橋を行うと主に耐溶剤性などが
向上する。アンカー剤(アンダーコート剤)および背面
処理剤にも上記記載の充填剤、顔料、老化防止剤、紫外
線吸収剤などを配合してもよい。充填剤、顔料を配合す
る場合の配合量、老化防止剤を配合する場合の配合量、
紫外線吸収剤を配合する場合の配合量はそれぞれエラス
トマーあるいは樹脂100重量部に対して、通常5〜2
50重量部、0.1〜5重量部、0.1〜5重量部の範
囲で選ばれる。アンカー剤(アンダーコート剤)および
背面処理剤の塗布量は、通常、乾燥重量で0.5〜40
g/平方メートル、好ましくは1〜20g/平方メート
ルの範囲で選択される。
ば、以下に示すものが挙げられる。 1)アルキルペンダント系剥離剤 (a)ステアリルアクリレートとアクリル酸、アクリロ
ニトリルまたは酢酸ビニルの共重合物 (b)ステアリルアクリルアミドとアクリル酸またはア
クリロニトリルの共重合物 (c)ステアリルビニルエーテルとアクリル酸、無水マ
レイン酸またはアクリロニトリルの共重合物 (d)セルロースまたはポリビニルアルコールと塩化ス
テアロイルとの反応生成物 (e)ポリビニルアルコール、部分アセタール化ポリビ
ニルアルコール、セルロース誘導体、ポリエステルなど
の活性水素をもつポリマーをステアリルイソシアネート
などの脂肪族イソシアネートで変性したもの 2)縮合ワックス系剥離剤 (a)ベヘニルアミノプロピルアミンまたはα−モノス
テアレートとジカルボン酸またはポリイソシアネート化
合物との反応性成物であるポリアミド、ポリエステル、
ポリウレタン (b)長鎖アルキルワーナー錯塩 (c)シェラックワックス 3)ポリエチレンイミン誘導体 (a)ポリ(N−ステアロイルエチレンイミン) (b)ポリエチレンイミンと脂肪族イソシアネート、例
えば、C18H37NCOとの反応生成物であるアルキル尿
素誘導体 4)フッ素系剥離剤 一般的に剥離剤層は背面処理剤の層を介して設けられる
が、直接基材背面に設けても良い。この剥離剤層は、ロ
ール状に巻回した粘着テープの剥離あるいは展開をスム
ーズにするのに有効である。これら剥離剤は1種のみ用
いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。ま
た、官能基を有するものについては、該官能基と反応す
ることができる各種架橋剤、例えば、金属化合物、アミ
ノ化合物、エポキシ化合物、イソシアネート化合物など
を併用して架橋させてもよい。架橋剤はそれぞれに応じ
て1種又は2種以上組み合わせて使用され、架橋を行う
と主に耐溶剤性などが向上する。剥離剤の塗布量は、乾
燥重量で通常0.0001〜20g/平方メートル、好
ましくは0.01〜10g/平方メートルの範囲で選択
される。
状あるいは円筒状の巻回物である支持体を巻戻しながら
供給し、その片面に上記シリコーン系感圧接着剤を常法
で塗被し、感圧接着剤層を内側に巻き込むように適当な
芯材を中にして巻回することによって得られる巻回物の
形状で提供されるが、ロール状ないしシート状の剥離紙
を台紙として用いることによって、例えば予め1辺を10
0mm〜1000mm程度の適宜長さに設定したマスキングシー
ト、あるいは文字や図形を描くためのカッティングシー
トの形状で提供してもよい。マスカーに係る塗装用養生
材では、本発明のマスキングテープを用いて、マスキン
グテープの粘着面の長尺方向片側縁を養生シート材の側
縁に沿って貼着して、全体をロール状に巻回したものと
する。この塗装用養生材の概略を図1に示す。通常、養
生用あるいは塗装用マスキングテ−プは、被塗装面の保
護の為、紙、フィルムなどのシート状養生材を組み合わ
せて使用されるが、使用現場にて養生材をマスキングテ
ープで貼り付けていく方法では作業効率が悪くなる。し
たがって、予めマスキングテープ1の粘着面の長尺片側
側縁を養生シート材2の側縁に沿って貼着し、全体をロ
ール上に巻回しておけば、被塗装養生面に沿って展開す
るだけで良いので、作業効率が格段に高まる。なお、養
生シート材2を折り込んでおき、ロール状に巻回した養
生材の長さを短縮することにしてもよい。例えば、養生
シート材2としてポリエチレンフィルムを用い、マスキ
ングテープ1と平行に前記養生シート材2を2つないし
4つに折り畳んだまま全体をロール状に巻回しておけ
ば、養生材の長さが格段に短くなり、包装・運搬などの
取扱いに便利である。また、マスキングテープ1を巻回
した部分と養生シート材2を巻回した部分の巻径がほぼ
等しくなるので、商品として取扱い性が一層向上する利
点も得られる。
剤の乾燥は通常用いられる方法、例えばドラムドライヤ
ー乾燥機、エアジェット乾燥機、フローティング乾燥機
等で行われ、乾燥状態としては表層が凹凸状態にあるも
の(感圧接着剤層中に気泡、泡が存在するもの、クレー
ター等が存在するもの)でも平滑なもの(感圧接着剤層
中に気泡が存在しないもの、クレーター等が存在しない
もの)でもよい。
鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシ
ロキサン(ビニル基含有量=0.02重量%)45重量
部、ケイ素原子結合の水酸基の含有量が0.5重量%で
あり、式:(CH3)3SiO1/2で示されるシロキサン単
位と式:SiO4/2で示されるシロキサン単位からな
り、式:SiO4/2で示されるシロキサン単位に対する
式:(CH3)3SiO1/2で示されるシロキサン単位のモ
ル比が0.7であるメチルポリシロキサンレジン55重
量部、トリメチロールプロパンジアリルエーテル0.4
8重量部、粘度20センチポイズの分子鎖両末端トリメ
チルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン(ケイ素原子結合水素原子の含有量=1.6重量%)1.
5重量部を混合した。次いで、この混合物に反応抑制剤
として3−メチル−1−ブチン−3−オール0.2重量
部を混合し、これをトルエン150重量部に溶解した
後、さらに白金の1,3−ジビニル−1,1,3,3−
テトラメチルジシロキサン錯体を上記のオルガノシロキ
サンの合計量に対して白金金属が重量単位で100ppm
となる量を加えて、不揮発分40重量%のシリコーン系
感圧接着剤を調製した。この接着剤中の脂肪族不飽和基
の合計1モルに対するケイ素原子結合水素原子は2.8
7モルであった。 <塗布方法>コンマコーター <背面処理剤>アクリル酸とアクリル酸エステルの共重
合体
とアクリル酸エステル共重合体とのブレンド品 <感圧接着剤>分子鎖両末端にケイ素原子結合水酸基を
有する、可塑度が160である生ゴム状のジメチルシロ
キサン・メチルビニルシロキサン共重合体(ビニル基の
含有量=0.065重量%)23重量部とケイ素原子結
合水酸基を2.0重量%含有する、(CH3)3SiO1/2
単位とSiO4/2単位から本質的に成り、SiO4/2単位
に対する(CH3)3SiO1/2単位のモル比が0.7であ
るオルガノポリシロキサンレジン37重量部をキシレン
40重量部に均一に混合して、次いで、この系にメチル
アミン水を0.1重量部添加した。この系を70℃に加
熱しながら1時間攪拌した後、この系内に窒素ガスを流
しながら140℃で2時間加熱攪拌してメチルアミンを
留去した。その後、この系にキシレンを加えて、オルガ
ノポリシロキサン成分が60重量%となるようにして、
220ポイズであるシリコーン系感圧接着剤用オルガノ
ポリシロキサンのキシレン溶液を調製した。次に、(A)
成分として、このシリコーン系感圧接着剤用オルガノポ
リシロキサンのキシレン溶液(ビニル基の含有量=0.
0150重量%)100重量部、(B)成分として、1,
3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキ
サンの白金錯体を500センチポイズである分子鎖両末
端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサ
ンに溶解した触媒(ビニル基の合計含有量=2.4重量
%)0.9重量部(白金金属の含有量としては0.01
重量部)、(C)成分として、3−メチル−1−ブチン−
3−オール0.2重量部、および任意の成分として、ト
ルエン50重量部を混合した後、これに(D)成分とし
て、5センチポイズの分子鎖両末端トリメチルシロキシ
基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロ
キサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子の含有量=
0.78重量%)0.46重量部{(A)成分中のビニル
基と(B)成分中のビニル基と(C)成分中のアセチニル基
の合計量1モルに対するこの共重合体中のケイ素原子結
合水素原子のモル数は0.95である。}を添加して、
オルガノポリシロキサン成分が40重量%であるシリコ
ーン系感圧接着剤を調製した。 <塗布方法>コンマコーター <背面処理剤>アクリル酸とアクリル酸エステルの共重
合体
キシルアクリル酸エステル共重合体に代えたほかは、実
施例1と同じようにして、マスキングテープを作成し
た。
コキシシラン(東レ・ダウコーニング・シリコーン社
製、商品名「ドライシールS」)で撥水処理した陶板外壁
材に感圧接着させてその性能を調べた。その結果を表1
に示す。 [性能試験方法]なお、本実施例において用いた性能試
験方法は以下の通りである。 粘着力:JIS−Z−0237に基づき、撥水処理した
陶板外壁材に、貼り付け面積が幅25mm×長さ100
mmとなるように試験片を貼り付け、引き剥がした際の
粘着力を次の基準で判定した。 ◎: 極めて強い ○: 強い △: 弱い ×: 極めて弱い
付け面積が幅25mm×長さ100mmとなるように試
験片を貼り付けた後、その試験片の一方に重さ約20g
のおもりを付け、23℃×65%RHの条件で、90度
の角度に垂らすことにより試験片の剥がれ落ちるまでの
時間を測定した。 ◎: 10分以上 ○: 5分〜10分 △: 30秒〜5分 ×: すぐに剥がれる
さ100mmのものを用い、また被着体には撥水処理し
た陶板外壁材を使用し、23℃×65%RHの条件で、
被着体に完全に追従させるように貼り付けた時の貼り付
け易さ(追従し易さ)を測定者が判断し、次の基準で判
定した。 ◎: 極めて良い ○: 良い △: 普通 ×: 悪い
うに、凹凸のある撥水処理した建築材に対して、良好な
感圧接着力、感圧接着保持性、表面追従性を発揮できる
ことが確認された。
Claims (7)
- 【請求項1】 含浸処理と背面処理を施した伸び率3〜
8%の和紙基材の上に、一分子中に平均して1個以上の
ケイ素原子結合アルケニル基を有する生ゴム状のジオル
ガノポリシロキサンであるシリコーン系の感圧接着剤を
塗布したことを特徴とする撥水処理を施した建築材に用
いるマスキングテープ。 - 【請求項2】 シリコーン系感圧接着剤が、(A)(a)一
分子中に平均して1個以上のケイ素原子結合アルケニル
基を有する生ゴム状のジオルガノポリシロキサンと(b)
式:R1 3SiO1/2(式中、R1は置換もしくは非置換の
一価炭化水素基である。)で示されるシロキサン単位と
式:SiO4/2で示されるシロキサン単位から本質的に
成り、式:SiO4/2で示されるシロキサン単位に対す
る式:R1 3SiO1/2で示されるシロキサン単位のモル
比が0.5〜1.0であるオルガノポリシロキサンレジン
との混合物もしくは部分縮合物 100重量部、(B)ア
リルエーテル化合物 0.01〜5重量部、(C)一分子中
に平均して2個以上のケイ素原子結合水素原子を有する
オルガノポリシロキサン、(D)白金系触媒、および(E)
有機溶剤5〜500重量部からなる請求項1記載の撥水
処理を施した建築材に用いるマスキングテープ。 - 【請求項3】 シリコーン系感圧接着剤が、(A)(a)一
分子中に平均して1個以上のケイ素原子結合アルケニル
基を有する生ゴム状のジオルガノポリシロキサンと(b)
R1 3SiO1/2単位(式中、R1は置換もしくは非置換の
一価炭化水素基である。)とSiO4/2単位から本質的
に成り、SiO4/2単位に対するR1 3SiO1/2単位のモ
ル比が0.5〜1.0であるオルガノポリシロキサンレ
ジンの混合物もしくは部分縮合物 100重量部、(B)
アルケニル基含有化合物の白金錯体、(C)アルケニル基
および/またはアルキニル基を有する付加反応抑制剤有
効量、および(D)一分子中に平均して2個以上のケイ素
原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサンから
なる請求項1記載の撥水処理を施した建築材に用いるマ
スキングテープ。 - 【請求項4】 基材の背面に、剥離層を設けた請求項1
〜請求項3のいずれか一つに記載された撥水処理を施し
た建築材に用いるマスキングテープ。 - 【請求項5】 建築材表面に施された撥水処理剤が、シ
ロキサンを形成するシリコーン系の化合物である請求項
1〜請求項4のいずれか一つに記載されたマスキングテ
ープ。 - 【請求項6】 建築材表面に施された撥水処理のシリコ
ーン系の化合物が、アルコキシル基を1〜3有するアル
キルアルコキシシランである請求項5に記載されたマス
キングテープ。 - 【請求項7】 建築材が陶板外壁材である請求項1〜請
求項6のいずれか一つに記載されたマスキングテープ。
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