JP3558284B2 - マスキングテープ - Google Patents
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Description
【発明の属する分野】
本発明は、建築材のマスキングに用いる粘着テープに関し、さらに詳しくは、工事現場において、窓枠や外壁目地部にシーリング材を入れるときに、窓枠や外壁の建築材の表面が汚れないようにするマスキングテープおよび、外壁の塗装の際、塗装しない部分に塗料が付着しないようにするマスキングテープおよびマスカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
建築材料とくに、モルタル、コンクリート、ALC、陶板外壁材などの多孔質材料は、水の浸透が問題となっている。
とくに陶板外壁材は、最近の建築材であって、撥水処理されたものが発売されている。例えば、黒崎播磨社製陶板外壁材(商品名「ハリウォール」)などがある。
最近このような多孔質材料の水の浸透を防ぐために、多孔質材料の表面を撥水処理することが行われている。しかし、撥水処理した多孔質材料の表面は、粘着テープが付着しにくく、シーリング材を入れる工事の際や、塗装工事の際に、マスキングテープを貼り付けることができず、すぐに剥がれ落ちてしまっていた。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
建築材に使われている撥水処理剤は、シロキサンを形成するシリコーン系の化合物であり、安全性、作業性、浸透性、耐久性を備えた撥水処理剤が求められており、このような性質を満たすものの一つとして、最近、アルキルアルコキシシラン系の化合物が用いられるようになった。本発明においては、建築材料として用いられている、撥水処理した多孔質材料の表面に対して、十分な粘着性があり、かつ、表面の凹凸が激しい多孔質材料の建築材に対しても、表面追従性が良く保持性も良いマスキングテープを提供する。
【0004】
【解決手段】
本発明は、含浸処理と背面処理を施した伸び率3〜8%のテープ基材を用いて、その上に、一分子中に平均して1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を有する生ゴム状のジオルガノポリシロキサンと架橋剤、反応抑制剤、触媒等を配合したシリコーン系の感圧接着剤を塗布することにより、撥水処理を施した凹凸の激しい建築材にも十分に対応できるマスキングテープを開発したものである。
【0005】
【本発明の実施の形態】
本発明の和紙基材の原料としては、例えば、木材パルプ、マニラ麻などの天然繊維や、レーヨン、ポリビニルアルコールまたはビニロン、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリエステル、アクリルなどの合成繊維が挙げられ、長網抄紙機、短網抄紙機、円網抄紙機あるいは、その組み合わせなどの公知の抄紙機により製造される。紙基材には、強度を向上させたり、感圧接着剤あるいは剥離剤との接着を十分なものにする目的や、感圧接着剤あるいは剥離剤の必要以上の支持体への含浸吸収を防ぐ目的で、含浸剤を含有させたり、感圧接着剤層側の支持体の片面にアンカー剤(アンダーコート剤)の層を設けたり、感圧接着剤層側とは反対の支持体の背面に背面処理剤の層を設けてもよい。テ−プ基材の伸び率が3%以下では、表面追従性が悪くなり、伸び率8%以上では、作業性が悪くなるので、3%〜8%が望ましい。
【0006】
本発明において用いるシリコーン系感圧接着剤は、一分子中に平均して1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を有する生ゴム状のジオルガノポリシロキサンであり、これに架橋剤や反応抑制剤や触媒等を配合したものである。
さらに詳しくは、例えば特開2000−80345号公報で開示されているシリコーン系感圧接着剤、(A)(a)一分子中に平均して1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を有する生ゴム状のジオルガノポリシロキサンと(b)式:R1 3SiO1/2(式中、R1は置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。)で示されるシロキサン単位と式:SiO4/2で示されるシロキサン単位から本質的に成り、式:SiO4/2で示されるシロキサン単位に対する式:R1 3SiO1/2で示されるシロキサン単位のモル比が0.5〜1.0であるオルガノポリシロキサンレジンとの混合物もしくは部分縮合物100重量部、(B)アリルエーテル化合物 0.01〜5重量部、(C)一分子中に平均して2個以上のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサン、(D)白金系触媒、および(E)有機溶剤 5〜500重量部からなるシリコーン系感圧接着剤である。
(A)成分は本組成物の主成分であり、(a)一分子中に平均して1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を有する生ゴム状のジオルガノポリシロキサンと(b)式:R1 3SiO1/2(式中、R1は置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。)で示されるシロキサン単位と式:SiO4/2で示されるシロキサン単位から本質的に成り、式:SiO4/2で示されるシロキサン単位に対する式:R1 3SiO1/2で示されるシロキサン単位のモル比が0.5〜1.0であるオルガノポリシロキサンレジンとの混合物もしくは部分縮合物である。(a)成分の生ゴム状のジオルガノポリシロキサンは、一分子中に平均して1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を有するが、これは、ケイ素原子結合アルケニル基が一分子中に平均して1個未満であると、得られる感圧接着剤層の凝集力(保持力)が低下するためである。(a)成分の分子構造は実質的に直鎖状であるが、分子鎖の一部に分枝を有していてもよい。(a)成分中のアルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基が挙げられ、特に、ビニル基であることが好ましい。(a)成分中のアルケニル基以外のケイ素原子結合の基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘプチル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基等のアリール基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;クロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等のハロゲン化アルキル基等の置換もしくは非置換の一価炭化水素基が挙げられ、特に、メチル基、フェニル基であることが好ましい。さらに、(a)成分を(b)成分と部分縮合させる場合には、(a)成分の一分子中に平均して0.1個以上のケイ素原子結合の水酸基もしくは加水分解性基を有することが好ましい。このケイ素原子結合の加水分解性基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等のアルコキシ基;アセトキシ基;イソプロペノキシ基;アミノキシ基が挙げられる。(a)成分は生ゴム状であり、特に、可塑度(JIS C 2123に規定される方法に準じて測定されたウイリアム可塑度:25℃、4.2gの球状試料、3分後の値)が100〜160の範囲内であるような生ゴム状であることが好ましい。
また、(b)成分は、式:R1 3SiO1/2で示されるシロキサン単位と式:SiO4/2で示されるシロキサン単位から本質的に成るオルガノポリシロキサンレジンであり、その他少量の、式:R1 2SiO2/2で示されるシロキサン単位や式:R1SiO3/2で示されるシロキサン単位を有していてもよい。上式中、R1は置換もしくは非置換の一価炭化水素基であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘプチル基等のアルキル基;ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル基、キシリル基等のアリール基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;クロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等のハロゲン化アルキル基が挙げられ、特に、メチル基、ビニル基、フェニル基であることが好ましい。さらに、(b)成分を(a)成分と部分縮合させる場合には、(b)成分中に平均して0.2重量%以上のケイ素原子結合の水酸基もしくは加水分解性基を有することが好ましい。このケイ素原子結合の加水分解性基としては前記と同様の基が例示される。また、(b)成分中の式:SiO4/2で示されるシロキサン単位に対する式:R1 3SiO1/2で示されるシロキサン単位のモル比は0.5〜1.0の範囲内であり、好ましくは、0.6〜0.9の範囲内である。これは、このモル比がこの範囲の下限未満であると、粘着力が低下する傾向があるからであり、一方、この範囲の上限をこえると、凝集力(保持力)が低下する傾向があるからである。
(a)成分と(b)成分を混合したり、あるいはこれらの成分を部分縮合する際、これらの成分の配合量としては、(a)成分と(b)成分の重量比が2:8〜8:2の範囲内であることが好ましく、特に、これが3:7〜7:3の範囲内であることが好ましい。そして、(a)成分と(b)成分を部分縮合する方法としては、例えば、これらの成分を加熱する方法、これらの成分を水酸化カリウム、水酸化バリウム等の塩基;アンモニア水;メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン等のアミン類;テトラブチルチタネート、テトライソブチルチタネート等のチタン化合物;オクチル錫ジアセテート等の錫化合物;ヘキサメチルジシラザン等の触媒の存在下で縮合反応させる方法が挙げられる。
(B)成分のアリルエーテル化合物は、本組成物を硬化して得られる感圧接着剤層に支持体に対する投錨力を付与するための成分である。このような(B)成分としては、グリセリンモノアリルエーテル、グリセリンジアリルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、ペンタエリスリトールモノアリルエーテル、ペンタエリスリトールジアリルエーテル、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、トリメチロールプロパンモノアリルエーテル、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、トリメチロールプロパントリアリルエーテル、アリルグリシジルエーテルが例示される。
本組成物において、(B)成分の配合量は、(A)成分100重量部に対して0.01〜5重量部の範囲内であり、好ましくは、0.1〜1重量部の範囲内である。これは、(B)成分の配合量が、この範囲の下限未満である場合には、得られる感圧接着剤層に良好な投錨力を付与することができなくなるからであり、一方、この範囲の上限をこえる場合には、得られる感圧接着剤層の凝集力(保持力)が低下する傾向があるからである。
(C)成分は本組成物の硬化剤であり、一分子中に平均して2個以上のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサンである。(C)成分中のケイ素原子の結合位置としては、例えば、分子鎖末端および/または分子鎖側鎖が挙げられる。(C)成分中の水素原子以外のケイ素原子結合の基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等とアリール基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;クロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフロロプロピル基等のハロゲン化アルキル基等の置換もしくは非置換の一価炭化水素基が挙げられ、特に、メチル基、フェニル基であることが好ましい。このような(C)成分の分子構造としては、例えば、直鎖状、分枝鎖状、環状、網状、分子鎖の一部に分枝を有する直鎖状が挙げられ、特に、直鎖状であることが好ましい。(C)成分の25℃における粘度としては、1〜500,000センチポイズの範囲内であることが好ましく、特に、5〜100,000センチポイズの範囲内であることが好ましい。
このような(C)成分のオルガノポリシロキサンとしては、例えば、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルフェニルポリシロキサン、式:R2 3SiO1/2で示されるシロキサン単位と式;R2HSiO1/2で示されるシロキサン単位と式:SiO4/2で示されるシロキサン単位からなるオルガノシロキサン共重合体、式:R2 2HSiO1/2で示されるシロキサン単位と式:SiO4/2で示されるシロキサン単位からなるオルガノシロキサン共重合体、式:R2HSiO2/2で示されるシロキサン単位と式:R2SiO3/2で示されるシロキサン単位または式:HSiO3/2で示されるシロキサン単位からなるオルガノシロキサン共重合体、およびこれらのオルガノポリシロキサンの二種以上の混合物が挙げられる。上式中、R2はアルケニル基以外の置換もしくは非置換の一価炭化水素基であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;クロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフロロプロピル基等のハロゲン化アルキル基が挙げられる。
本組成物において(C)成分の配合量は、本組成物中の脂肪族不飽和基の合計1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子が0.7〜10.0モルの範囲内となる量であり、好ましくは、これが0.8〜5.0モルの範囲内となる量であり、特に好ましくは、これが1.0〜4.0モルの範囲内となる量である。これは、(C)成分の配合量が、この範囲の下限未満であると、得られるシリコーン系感圧接着剤が十分に硬化しなくなったり、また、得られる感圧接着剤層の凝集力(保持力)が低下するためであり、一方、この範囲の上限をこえると、得られる感圧接着剤層の剥離紙もしくは剥離フィルムに対する剥離抵抗が大きくなったり、また、この剥離抵抗が経時的に大きくなったりするためである。
(D)成分の白金系触媒は、本組成物を付加反応により硬化させるための硬化触媒である。このような(D)成分としては、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液、白金のオレフィン錯体、白金の1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体、白金のカルボニル錯体、白金を担持した粉体が例示される。
本組成物において(D)成分の配合量は、本組成物中のオルガノシロキサン成分に対して、本成分中の白金金属が重量単位で0.1〜1000ppmの範囲内となる量であり、好ましくは、1〜500ppmの範囲内となる量である。これは、(D)成分の配合量が、この範囲の下限未満であると、得られるシリコーン系感圧接着剤の硬化が著しく遅くなるためであり、一方、この範囲の上限をこえても硬化速度の著しい向上はみられず、むしろ、得られるシリコーン系感圧接着剤に着色等の問題を生じるおそれがあるからである。
(E)成分の有機溶剤は、本組成物の塗工性を向上させるための成分であり、このような(E)成分の有機溶剤としては、本組成物の硬化反応を阻害せず、かつ、本組成物を十分に溶解できるものであれば限定されず、例えば、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンが挙げられる。本組成物において、(E)成分の配合量は、(A)成分100重量部に対して5〜500重量部の範囲内の量であり、好ましくは、50〜200重量部の範囲内の量である。これは、(E)成分の配合量が、この範囲の下限未満であるシリコーン系感圧接着剤を支持体上、あるいは剥離紙上に薄く塗工することが困難であるためであり、一方、この範囲の上限をこえるシリコーン系感圧接着剤は、固形分濃度が小さく、支持体上、あるいは剥離紙上に形成される感圧接着層が著しく薄くなってしまう傾向があるからである。
本組成物は上記(A)成分〜(E)成分からなるが、その他任意の成分として、本組成物の硬化速度を調節するために反応抑制剤を配合することができる。この反応抑制剤としては、3−メチル−1−ブチン−3−オール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、3−メチル−1−ペンテン−3−オール、3−フェニル−1−ブチン−3−オール等のアルキンアルコール、3−メチル−3−ペンテン−1−イン、3,5−ジメチル−3−ヘキセン−1−イン等とエンイン化合物;1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラヘキセニルシクロテトラシロキサン等のアルケニルシロキサンが例示される。このような反応抑制剤の配合量は、本組成物の硬化速度を調節するために有効な量であり、一般には、(A)成分100重量部に対して5重量部以下であることが好ましい。
【0007】
また、特開平10−110156号公報に開示されているシリコーン系感圧接着剤(A)(a)一分子中に平均して1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を有する生ゴム状のジオルガノポリシロキサンと(b)R1 3SiO1/2単位(式中、R1は置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。)とSiO4/2単位から本質的に成り、SiO4/2単位に対するR1 3SiO1/2単位のモル比が0.5〜1.0であるオルガノポリシロキサンレジンの混合物もしくは部分縮合物 100重量部、(B)アルケニル基含有化合物の白金錯体、(C)アルケニル基および/またはアルキニル基を有する付加反応抑制剤有効量、および(D)一分子中に平均して2個以上のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサンからなるシリコーン系感圧接着剤などが挙げることができる。
(B)成分のアルケニル基含有化合物の白金錯体は、本組成物を付加反応により硬化させるための硬化触媒である。このアルケニル基含有化合物としては、例えば、ブタジエン、ヘキサジエン等のオレフィン;1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,1,3,3−テトラビニル−1,3−ジメチルジシロキサン等のアルケニルシロキサンが挙げられる。このような(B)成分としては、(A)成分との相溶性が良好であることから、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンの白金錯体、1,1,3,3−テトラビニル−1,3−ジメチルジシロキサンの白金錯体であることが好ましい。
(B)成分の配合量は、(A)成分に対する本成分中の白金金属が重量単位で0.1〜1000ppmの範囲内となる量であり、好ましくは、1〜500ppmの範囲内となる量である。これは、(A)成分に対する(B)成分中の白金金属が重量単位でこの範囲未満であると、得られるシリコーン系感圧接着剤の硬化が著しく遅くなるためであり、一方、この範囲をこえると、得られるシリコーン系感圧接着剤に着色等の問題を生じるからである。
(C)成分のアルケニル基および/またはアルキニル基を有する付加反応抑制剤は、本組成物の硬化速度を調節するための成分である。このような(C)成分としては、例えば、3−メチル−1−ブチン−3−オール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、3−メチル−1−ペンテン−3−オール、3−フェニル−1−ブチン−3−オール等のアルキンアルコール、3−メチル−3−ペンテン−1−イン、3,5−ジメチル−3−ヘキセン−1−イン等とエンイン化合物;1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラヘキセニルシクロテトラシロキサン等のアルケニルシロキサンが挙げられる。
(C)成分の配合量は、本組成物の硬化速度を調節するための有効量であり、一般には、(A)成分100重量部に対して5重量部以下であることが好ましい。これは、(C)成分の配合量が(A)成分100重量部に対して5重量部をこえると、得られるシリコーン系感圧接着剤の硬化速度が著しく遅くなるからである。
(D)成分は本組成物の硬化剤であり、一分子中に平均して2個以上のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサンである。(D)成分中のケイ素原子の結合位置としては、例えば、分子鎖末端および/または分子鎖側鎖が挙げられる。(D)成分中の水素原子以外のケイ素原子に結合する基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等とアリール基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;クロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフロロプロピル基等のハロゲン化アルキル基等の一価炭化水素基が挙げられ、特に、メチル基、フェニル基であることが好ましい。このような(D)成分の分子構造としては、例えば、直鎖状、分枝鎖状、環状、網状、一部分枝を有する直鎖状が挙げられ、特に、直鎖状であることが好ましい。(D)成分の25℃における粘度としては、1〜500,000センチポイズの範囲内であることが好ましく、特に、5〜100,000センチポイズの範囲内であることが好ましい。
このような(D)成分のオルガノポリシロキサンとしては、例えば、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルフェニルポリシロキサン、式:R2 3SiO1/2で示されるシロキサン単位と式;R2HSiO1/2で示されるシロキサン単位と式:SiO4/2で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキサン共重合体、式:R2 2SiO1/2で示されるシロキサン単位と式:SiO4/2で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキサン共重合体、式:R2HSiO2/2で示されるシロキサン単位と式:R2SiO3/2で示されるシロキサン単位または式:HSiO3/2で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキサン共重合体、およびこれらのオルガノポリシロキサンの二種以上の混合物が挙げられる。上式中、R2はアルケニル基以外の一価炭化水素基であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;クロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフロロプロピル基等のハロゲン化アルキル基が挙げられる。 (D)成分の配合量は、(A)成分中のアルケニル基、(B)成分中のアルケニル基、および(C)成分中のアルケニル基および/またはアルキニル基の合計に対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子がモル比で0.80〜3.0の範囲内となる量であり、好ましくは、0.80〜2.0の範囲内となる量であり、特に好ましくは、0.80〜1.2の範囲内となる量である。これは、(D)成分の配合量がこの範囲未満であると、得られるシリコーン系感圧接着剤が十分に硬化しなくなったり、また凝集力(保持力)が低下するためであり、一方、この範囲をこえると、得られるシリコーン系感圧接着剤の剥離紙もしくは剥離フィルムに対する剥離抵抗が大きくなり、さらにこの剥離抵抗が経時的に大きくなるためである。
【0008】
シリコーン系感圧接着剤に併用できる粘着付与樹脂としては、特に限定されないが、例えば、テルペン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂、フェノール系樹脂、芳香族炭化水素変性テルペン樹脂、ロジン系樹脂、変性ロジン系樹脂、ロジン誘導体、脂肪族合成石油系樹脂、芳香族合成石油系樹脂、脂環族合成石油系樹脂、クマロン−インデン樹脂、キシレン樹脂、スチレン系樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂などが挙げられる。これら成分の中で、分子中に水素添加可能な不飽和の二重結合を有するものについては、その水素添加品も使用可能であるとともに、官能基を有するものについては該官能基と反応することができる各種架橋剤、例えば、金属化合物、アミノ化合物、エポキシ化合物、イソシアネート化合物などを併用して架橋させてもよい。架橋剤はそれぞれに応じて1種又は2種、粘着付与樹脂は1種のみ用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
粘着付与樹脂を配合する場合、その配合量は、ベースポリマー100重量部に対して、通常5〜100重両部の範囲で選択される。
【0009】
シリコーン系感圧接着剤に併用できる充填剤、顔料としては、特に限定されないが、例えば、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、亜硫酸カルシウム、けい酸アルミニウム、タルク、シリカ、ウォラストナイト、ゼオライト、けい藻土、けい砂、軽石粉、スレート粉、アルミナホワイト、グラファイト、二硫化モリブデン、酸化チタン、超微粒子酸化チタン、亜鉛華、黒色酸化鉄、雲母状酸化鉄、鉛白、ホワイトカーボン、モリブデンホワイト、カーボンブラック、リサージ、リトポン、バライト、カドミウム赤、カドミウム水銀赤、ベンガラ、モリブデン赤、鉛丹、黄鉛、カドミウム黄、バリウム黄、ストロンチウム黄、チタン黄、チタンブラック、酸化クロム緑、酸化コバルト、コバルト緑、コバルト・クロム緑、群青、紺青、コバルト青、セルリアン青、マンガン紫、コバルト紫などの無機系のもの、再生ゴム、ゴム粉末、エボナイト粉末、セラック、木粉、ココナットやし殻粉、コルク粉、セルロースパウダー、木材パルプ、紙、布、不溶性アゾ顔料、溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、フタロシアニンブルー、染色レーキなどの有機系のものが挙げられる。これら顔料は1種のみ用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
充填剤、顔料を配合する場合、その配合量は、ベースポリマー100重量部に対して、通常5〜250重両部の範囲で選択される。
【0010】
シリコーン系感圧接着剤に併用できる可塑剤としては、特に限定されないが、例えば、プロセスオイル、液状ポリブタジエン、液状ポリイソブチレン、液状ポリイソプレン、液状テルペン系樹脂、液状テルペンフェノール系樹脂、液状ロジン系樹脂、液状石油系樹脂、液状クマロン−インデン樹脂、液状キシレン樹脂、液状スチレン樹脂、流動パラフィン、塩化パラフィン、パラフィンワックス、エチレンとα−オレフィンのコオリゴマー、ホワイトオイル、ペトロラタム、石油スルホン酸塩、ギルソナイト、石油アスファルト、フタル酸エステル誘導体、イソフタル酸誘導体、テトラヒドロフタル酸誘導体、アジピン酸誘導体、アゼライン酸誘導体、セバシン酸誘導体、ドデカン−2−酸誘導体、マレイン酸誘導体、フマル酸誘導体、トリメリット酸誘導体、クエン酸誘導体、イタコン酸誘導体、オレイン酸誘導体、リシノール酸誘導体、ステアリン酸誘導体、その他脂肪酸誘導体、スルホン酸誘導体、リン酸誘導体、グルタール酸誘導体、その他のモノエステル系可塑剤、グリコール誘導体、グリセリン誘導体、パラフィン誘導体、エポキシ誘導体、重合形可塑剤、動植物油脂系可塑剤などが挙げられる。これら成分の中で、分子中に水素添加可能な不飽和の二重結合を有するものについては、その水素添加品も使用可能であるとともに、官能基を有するものについては該官能基と反応することができる各種架橋剤、例えば、金属化合物、アミノ化合物、エポキシ化合物、イソシアネート化合物などを併用して架橋させてもよい。架橋剤はそれぞれに応じて1種又は2種、感圧接着付与剤は1種のみ用いて感圧接着付与剤は1種のみ用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0011】
シリコーン系感圧接着剤に併用できる老化防止剤としては、特に限定されないが、例えば、ナフチルアミン系のもの、ジフェニルアミン系のもの、p−フェニレンジアミン系のもの、アミン混合物、その他アミン系のもの、キノリン系のもの、ヒドロキノン誘導体、モノフェノール系のもの、ビス,トリス,ポリフェノール系のもの、チオビスフェノール系のもの、ヒンダードフェノール系のもの、亜りん酸エステル系のものなどが挙げられる。これら老化防止剤は1種のみ用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
老化防止剤を配合する場合、その配合量は、ベースポリマー100重量部に対して、通常0.1〜5重量部の範囲で選択される。
【0012】
シリコーン系感圧接着剤に併用できる紫外線防止剤としては、特に限定されないが、例えば、サリチル酸誘導体、ベンゾフェノン系のもの、ベンゾトリアゾール系のものなどが挙げられる。
使用される紫外線吸収剤として用いられるサリチル酸誘導体としては、例えば、サリチル酸フェニル、サリチル酸−P−オクチルフェニル、サリチル酸−P−第三ブチルフェニルなどが挙げられる。また、ベンゾフェノン系のものとしては、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ−5−スルホベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2’−カルボキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン・トリヒドレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクタデシロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4−ドデシロキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−メタクリロキシ)プロポキシベンゾフェノン、ビス(2−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルフェニル)メタンなどが挙げられる。また、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤としては、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチル−フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−第三ブチル−フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−第三ブチル−5’−メチル−フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ−ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−第三ブチル−フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−4’−n−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−n−第三ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−第三アミルフェニル)ベンゾトリアゾ―ル、2−[2’−ヒドロキシ−3’−(3”,4”,5”,6”−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5’−メチルフェニル]ベンゾトリアゾール、2,2−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]などが挙げられる。その他、シアノアクリレート系の紫外線架橋剤としては、例えば、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレートなどが挙げられる。紫外線吸収剤は1種のみ用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
紫外線吸収剤を配合する場合、その配合量は、ベースポリマー100重量部に対して、通常0.1〜5重両部の範囲で選択される。
【0013】
基材上にシリコーン系感圧接着剤層を設ける方法としては通常用いられる方法、例えば、グラビアコータ法、ロールコータ法、リバースコータ法、ドクターブレード法、バーコータ法、コンマコータ法、ファウンテンダイコータ法、リップコータ法、ナイフコータ法などが用いられ、とりわけグラビアコータ法、コンマコータ法、リップコータ法が好ましい。また、感圧接着剤の塗布厚さは乾燥厚みで、通常5〜300μm、好ましくは10〜100μmである。
【0014】
基材にしみ込ませる含浸剤は通常、溶剤(水を含む)に溶解、あるいは分散させて用いられるが、その使用形態に特に制限はない。
本発明においては、スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)にアクリル系樹脂を配合したものが好適に用いることができる。
しかし、以下のようなものを用いてもよい。
例えば、天然ゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、イソブチレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合ゴム、スチレン−イソプレン共重合ゴム、スチレン−イソプレン−スチレン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン−イソプレン共重合ゴム、ブタジエン−(メタ)アクリル酸共重合ゴム、ブタジエン−(メタ)アクリル酸エステル共重合ゴム、(メタ)アクリル酸グラフト天然ゴム、(メタ)アクリル酸エステルグラフト天然ゴム、スチレングラフト天然ゴム、アクリロニトリルグラフト天然ゴム、合成イソプレンゴム、エチレン−プロピレン共重合ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合ゴム、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合ゴム、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合ゴム、エチレン−アクリロニトリル共重合ゴム、ポリエーテルウレタンゴム、ポリエステルウレタンゴム、液状イソプレンゴム、液状ブタジエン、液状スチレン−ブタジエン共重合ゴム、液状アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、液状オキシプロピレンゴムなどの合成ゴム(合成エラストマー)や、セラック、ポリビニルアルコ−ル、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、(メタ)アクリル酸共重合体、(メタ)アクリル酸エステル共重合体などの樹脂、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル、ヒドロキシ(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、塩化ビニル、スチレン、N−アルキロール基やN−アルコキシアルキル基を有するモノマーよりなる群から選ばれた少なくとも2種以上の共重合樹脂などがある。
また、含浸剤としてはこのほかにも、ハロゲン基、クロルスルホン基、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、エポキシ基などの官能基を有するエラストマーも使用される。具体的には、クロロブチルゴム、ブロモブチルゴム、クロロプレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、塩素化ポリエチレン、クロルスルホン化ポリエチレン、カルボキシル化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、液状クロロプレンゴム、液状カルボキシル化ポリイソプレンゴム、液状カルボキシル化ポリブタジエン、液状ヒドロキシル化ポリイソプレン、液状ヒドロキシル化ポリブタジエンゴム、液状アミノ化ポリブタジエンゴムなども用いられる。
これら含浸剤は、ランダム体、ブロック体、グラフト体あるいはそれらの変成体の何れであってもよく、1種のみ用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。また、官能基を有するものについても、該官能基と反応することができる各種架橋剤、例えば、金属化合物、アミノ化合物、エポキシ化合物、イソシアネート化合物などを併用して架橋させてもよい。架橋剤はそれぞれに応じて1種又は2種以上組み合わせて使用され、架橋を行うと主に耐溶剤性などが向上する。
含浸剤にも上記記載の充填剤、顔料、老化防止剤、紫外線吸収剤などを配合してもよい。充填剤、顔料を配合する場合の配合量、老化防止剤を配合する場合の配合量、紫外線吸収剤を配合する場合の配合量はそれぞれエラストマーあるいは樹脂100重量部に対して、通常5〜250重量部、0.1〜5重量部、0.1〜5重量部の範囲で選ばれる。
【0015】
アンカー剤(アンダーコート剤)および背面処理剤は通常、溶剤(水を含む)に溶解、あるいは分散させて用いられるが、その使用形態に特に制限はない。また、その成分にも特に制限はなく、例えば、天然ゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、イソブチレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合ゴム、スチレン−イソプレン共重合ゴム、スチレン−イソプレン−スチレン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン−イソプレン共重合ゴム、ブタジエン−(メタ)アクリル酸共重合ゴム、ブタジエン−(メタ)アクリル酸エステル共重合ゴム、(メタ)アクリル酸グラフト天然ゴム、(メタ)アクリル酸エステルグラフト天然ゴム、スチレングラフト天然ゴム、アクリロニトリルグラフト天然ゴム、合成イソプレンゴム、エチレン−プロピレン共重合ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合ゴム、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合ゴム、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合ゴム、エチレン−アクリロニトリル共重合ゴム、ポリエーテルウレタンゴム、ポリエステルウレタンゴム、液状イソプレンゴム、液状ブタジエン、液状スチレン−ブタジエン共重合ゴム、液状アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、液状オキシプロピレンゴムなどの合成ゴム(合成エラストマー)や、セラック、ポリビニルアルコ−ル、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、(メタ)アクリル酸共重合体、(メタ)アクリル酸エステル共重合体などの樹脂、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル、ヒドロキシ(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、塩化ビニル、スチレン、N−アルキロール基やN−アルコキシアルキル基を有するモノマーよりなる群から選ばれた少なくとも2種以上の共重合樹脂などの挙げられる。
これらアンカー剤(アンダーコート剤)および背面処理剤は、ランダム体、ブロック体、グラフト体あるいはそれらの変成体の何れであってもよく、1種のみ用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
また、分子中に水素添加可能な不飽和の二重結合を有するものについては、その水素添加物も使用可能であるとともに、硫黄を含む加硫剤、無機加硫剤、樹脂加硫剤などの種々の加硫剤の他、オキシム類、ニトロソ化合物、ポリアミン、ポリエチレンイミン、有機ペルオキシドなどの架橋剤で架橋させてもよい。また、官能基を有するものについても、該官能基と反応することができる各種架橋剤、例えば、金属化合物、アミノ化合物、エポキシ化合物、イソシアネート化合物などを併用して架橋させてもよい。架橋剤はそれぞれに応じて1種又は2種以上組み合わせて使用され、架橋を行うと主に耐溶剤性などが向上する。
アンカー剤(アンダーコート剤)および背面処理剤にも上記記載の充填剤、顔料、老化防止剤、紫外線吸収剤などを配合してもよい。充填剤、顔料を配合する場合の配合量、老化防止剤を配合する場合の配合量、紫外線吸収剤を配合する場合の配合量はそれぞれエラストマーあるいは樹脂100重量部に対して、通常5〜250重量部、0.1〜5重量部、0.1〜5重量部の範囲で選ばれる。
アンカー剤(アンダーコート剤)および背面処理剤の塗布量は、通常、乾燥重量で0.5〜40g/平方メートル、好ましくは1〜20g/平方メートルの範囲で選択される。
【0016】
剥離剤については特に制限はなく、例えば、以下に示すものが挙げられる。
1)アルキルペンダント系剥離剤
(a)ステアリルアクリレートとアクリル酸、アクリロニトリルまたは酢酸ビニルの共重合物
(b)ステアリルアクリルアミドとアクリル酸またはアクリロニトリルの共重合物
(c)ステアリルビニルエーテルとアクリル酸、無水マレイン酸またはアクリロニトリルの共重合物
(d)セルロースまたはポリビニルアルコールと塩化ステアロイルとの反応生成物
(e)ポリビニルアルコール、部分アセタール化ポリビニルアルコール、セルロース誘導体、ポリエステルなどの活性水素をもつポリマーをステアリルイソシアネートなどの脂肪族イソシアネートで変性したもの
2)縮合ワックス系剥離剤
(a)ベヘニルアミノプロピルアミンまたはα−モノステアレートとジカルボン酸またはポリイソシアネート化合物との反応性成物であるポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン
(b)長鎖アルキルワーナー錯塩
(c)シェラックワックス
3)ポリエチレンイミン誘導体
(a)ポリ(N−ステアロイルエチレンイミン)
(b)ポリエチレンイミンと脂肪族イソシアネート、例えば、C18H37NCOとの反応生成物であるアルキル尿素誘導体
4)フッ素系剥離剤
一般的に剥離剤層は背面処理剤の層を介して設けられるが、直接基材背面に設けても良い。この剥離剤層は、ロール状に巻回した粘着テープの剥離あるいは展開をスムーズにするのに有効である。これら剥離剤は1種のみ用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。また、官能基を有するものについては、該官能基と反応することができる各種架橋剤、例えば、金属化合物、アミノ化合物、エポキシ化合物、イソシアネート化合物などを併用して架橋させてもよい。架橋剤はそれぞれに応じて1種又は2種以上組み合わせて使用され、架橋を行うと主に耐溶剤性などが向上する。
剥離剤の塗布量は、乾燥重量で通常0.0001〜20g/平方メートル、好ましくは0.01〜10g/平方メートルの範囲で選択される。
【0017】
本発明のマスキングテープは通常、ロール状あるいは円筒状の巻回物である支持体を巻戻しながら供給し、その片面に上記シリコーン系感圧接着剤を常法で塗被し、感圧接着剤層を内側に巻き込むように適当な芯材を中にして巻回することによって得られる巻回物の形状で提供されるが、ロール状ないしシート状の剥離紙を台紙として用いることによって、例えば予め1辺を100mm〜1000mm程度の適宜長さに設定したマスキングシート、あるいは文字や図形を描くためのカッティングシートの形状で提供してもよい。
マスカーに係る塗装用養生材では、本発明のマスキングテープを用いて、マスキングテープの粘着面の長尺方向片側縁を養生シート材の側縁に沿って貼着して、全体をロール状に巻回したものとする。この塗装用養生材の概略を図1に示す。通常、養生用あるいは塗装用マスキングテ−プは、被塗装面の保護の為、紙、フィルムなどのシート状養生材を組み合わせて使用されるが、使用現場にて養生材をマスキングテープで貼り付けていく方法では作業効率が悪くなる。したがって、予めマスキングテープ1の粘着面の長尺片側側縁を養生シート材2の側縁に沿って貼着し、全体をロール上に巻回しておけば、被塗装養生面に沿って展開するだけで良いので、作業効率が格段に高まる。
なお、養生シート材2を折り込んでおき、ロール状に巻回した養生材の長さを短縮することにしてもよい。例えば、養生シート材2としてポリエチレンフィルムを用い、マスキングテープ1と平行に前記養生シート材2を2つないし4つに折り畳んだまま全体をロール状に巻回しておけば、養生材の長さが格段に短くなり、包装・運搬などの取扱いに便利である。また、マスキングテープ1を巻回した部分と養生シート材2を巻回した部分の巻径がほぼ等しくなるので、商品として取扱い性が一層向上する利点も得られる。
【0018】
基材上に設けられたシリコーン系感圧接着剤の乾燥は通常用いられる方法、例えばドラムドライヤー乾燥機、エアジェット乾燥機、フローティング乾燥機等で行われ、乾燥状態としては表層が凹凸状態にあるもの(感圧接着剤層中に気泡、泡が存在するもの、クレーター等が存在するもの)でも平滑なもの(感圧接着剤層中に気泡が存在しないもの、クレーター等が存在しないもの)でもよい。
【0019】
(実施例1)
<基材>
伸び率が4%の和紙基材
<含浸剤>
スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)
<感圧接着剤>
可塑度が142である、生ゴム状の分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン(ビニル基含有量=0.02重量%)45重量部、ケイ素原子結合の水酸基の含有量が0.5重量%であり、式:(CH3)3SiO1/2で示されるシロキサン単位と式:SiO4/2で示されるシロキサン単位からなり、式:SiO4/2で示されるシロキサン単位に対する式:(CH3)3SiO1/2で示されるシロキサン単位のモル比が0.7であるメチルポリシロキサンレジン55重量部、トリメチロールプロパンジアリルエーテル0.48重量部、粘度20センチポイズの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン(ケイ素原子結合水素原子の含有量=1.6重量%)1.5重量部を混合した。次いで、この混合物に反応抑制剤として3−メチル−1−ブチン−3−オール0.2重量部を混合し、これをトルエン150重量部に溶解した後、さらに白金の1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体を上記のオルガノシロキサンの合計量に対して白金金属が重量単位で100ppmとなる量を加えて、不揮発分40重量%のシリコーン系感圧接着剤を調製した。この接着剤中の脂肪族不飽和基の合計1モルに対するケイ素原子結合水素原子は2.87モルであった。
<塗布方法>
コンマコーター
<背面処理剤>
アクリル酸とアクリル酸エステルの共重合体
【0020】
(実施例2)
<基材>
伸び率が7%の和紙基材
<含浸剤>
スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)とアクリル酸エステル共重合体とのブレンド品
<感圧接着剤>
分子鎖両末端にケイ素原子結合水酸基を有する、可塑度が160である生ゴム状のジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体(ビニル基の含有量=0.065重量%)23重量部とケイ素原子結合水酸基を2.0重量%含有する、(CH3)3SiO1/2単位とSiO4/2単位から本質的に成り、SiO4/2単位に対する(CH3)3SiO1/2単位のモル比が0.7であるオルガノポリシロキサンレジン37重量部をキシレン40重量部に均一に混合して、次いで、この系にメチルアミン水を0.1重量部添加した。この系を70℃に加熱しながら1時間攪拌した後、この系内に窒素ガスを流しながら140℃で2時間加熱攪拌してメチルアミンを留去した。その後、この系にキシレンを加えて、オルガノポリシロキサン成分が60重量%となるようにして、220ポイズであるシリコーン系感圧接着剤用オルガノポリシロキサンのキシレン溶液を調製した。次に、(A)成分として、このシリコーン系感圧接着剤用オルガノポリシロキサンのキシレン溶液(ビニル基の含有量=0.0150重量%)100重量部、(B)成分として、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンの白金錯体を500センチポイズである分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサンに溶解した触媒(ビニル基の合計含有量=2.4重量%)0.9重量部(白金金属の含有量としては0.01重量部)、(C)成分として、3−メチル−1−ブチン−3−オール0.2重量部、および任意の成分として、トルエン50重量部を混合した後、これに(D)成分として、5センチポイズの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子の含有量=0.78重量%)0.46重量部{(A)成分中のビニル基と(B)成分中のビニル基と(C)成分中のアセチニル基の合計量1モルに対するこの共重合体中のケイ素原子結合水素原子のモル数は0.95である。}を添加して、オルガノポリシロキサン成分が40重量%であるシリコーン系感圧接着剤を調製した。
<塗布方法>
コンマコーター
<背面処理剤>
アクリル酸とアクリル酸エステルの共重合体
【0021】
(比較例1)
感圧接着剤を、2−エチルヘキシルアクリル酸エステル共重合体に代えたほかは、実施例1と同じようにして、マスキングテープを作成した。
【0022】
これらマスキングテープを、アルキルアルコキシシラン(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製、商品名「ドライシールS」)で撥水処理した陶板外壁材に感圧接着させてその性能を調べた。その結果を表1に示す。
[性能試験方法]
なお、本実施例において用いた性能試験方法は以下の通りである。
粘着力:
JIS−Z−0237に基づき、撥水処理した陶板外壁材に、貼り付け面積が幅25mm×長さ100mmとなるように試験片を貼り付け、引き剥がした際の粘着力を次の基準で判定した。
◎: 極めて強い
○: 強い
△: 弱い
×: 極めて弱い
【0023】
保持性:
撥水処理した陶板外壁材に、貼り付け面積が幅25mm×長さ100mmとなるように試験片を貼り付けた後、その試験片の一方に重さ約20gのおもりを付け、23℃×65%RHの条件で、90度の角度に垂らすことにより試験片の剥がれ落ちるまでの時間を測定した。
◎: 10分以上
○: 5分〜10分
△: 30秒〜5分
×: すぐに剥がれる
【0024】
表面追従性:
試験片には、幅25mm×長さ100mmのものを用い、また被着体には撥水処理した陶板外壁材を使用し、23℃×65%RHの条件で、被着体に完全に追従させるように貼り付けた時の貼り付け易さ(追従し易さ)を測定者が判断し、次の基準で判定した。
◎: 極めて良い
○: 良い
△: 普通
×: 悪い
【表1】
【0025】
【本発明の効果】
本発明は、表1の結果より明らかなように、凹凸のある撥水処理した建築材に対して、良好な感圧接着力、感圧接着保持性、表面追従性を発揮できることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗装用養生材(マスカー)の概略図である。
【符号の説明】
1.マスキングテープ
2.養生シート材
Claims (5)
- 建築材表面に施された撥水処理剤が、シロキサンを形成するシリコーン系の化合物である建築材に用いるマスキングテープであって、含浸処理と背面処理を施した伸び率3〜8%の和紙基材の上に、( A )( a ) 一分子中に平均して1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を有する生ゴム状のジオルガノポリシロキサンと ( b ) 式:R 1 3 SiO 1/2 (式中、R 1 は置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。)で示されるシロキサン単位と式:SiO 4/2 で示されるシロキサン単位から本質的に成り、式:SiO 4/2 で示されるシロキサン単位に対する式:R 1 3 SiO 1/2 で示されるシロキサン単位のモル比が0 . 5〜1 . 0であるオルガノポリシロキサンレジンとの混合物もしくは部分縮合物
100重量部、 ( B ) アリルエーテル化合物 0 . 01〜5重量部、 ( C ) 一分子中に平均して2個以上のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサン、 ( D ) 白金系触媒、および ( E ) 有機溶剤5〜500重量部からなるシリコーン系の感圧接着剤を塗布したことを特徴とする撥水処理を施した建築材に用いるマスキングテープ。 - シリコーン系感圧接着剤が、(A)(a)一分子中に平均して1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を有する生ゴム状のジオルガノポリシロキサンと(b)R1 3SiO1/2単位(式中、R1は置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。)とSiO4/2単位から本質的に成り、SiO4/2単位に対するR1 3SiO1/2単位のモル比が0.5〜1.0であるオルガノポリシロキサンレジンの混合物もしくは部分縮合物
100重量部、(B)アルケニル基含有化合物の白金錯体、(C)アルケニル基および/またはアルキニル基を有する付加反応抑制剤有効量、および(D)一分子中に平均して2個以上のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサンからなる請求項1記載の撥水処理を施した建築材に用いるマスキングテープ。 - 基材の背面に、剥離層を設けた請求項1又は請求項2に記載された撥水処理を施した建築材に用いるマスキングテープ。
- 建築材表面に施された撥水処理のシリコーン系の化合物が、アルコキシル基を1〜3有するアルキルアルコキシシランである請求項1ないし請求項3のいずれかひとつに記載されたマスキングテープ。
- 建築材が陶板外壁材である請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載されたマスキングテープ。
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