JP2003292926A - 粘着剤組成物 - Google Patents

粘着剤組成物

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JP2003292926A
JP2003292926A JP2002102628A JP2002102628A JP2003292926A JP 2003292926 A JP2003292926 A JP 2003292926A JP 2002102628 A JP2002102628 A JP 2002102628A JP 2002102628 A JP2002102628 A JP 2002102628A JP 2003292926 A JP2003292926 A JP 2003292926A
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pressure
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JP2002102628A
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English (en)
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Shintarou Yukimitsu
新太郎 幸光
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ポリオキシアルキレン系重合体を用
いた粘着剤のもつ優れた特性を損なうことなく、かつ、
生産性に優れ、大量の溶剤やイソシアネート等毒性が危
惧される物質を使用しない粘着剤組成物を得ることを目
的とする。 【解決手段】(A)1分子中に少なくとも1個のアルケ
ニル基を有するポリオキシアルキレン系重合体、(B)
1分子中に平均2個以上のヒドロシリル基を含有する化
合物、(C)ヒドロシリル化触媒を含有する粘着剤組成
物において、(B)成分が、(A)成分であるポリオキ
シアルキレン系重合体1分子あたり平均0.3個以上2
個未満に相当するヒドロシリル基量を有するように含有
されることを特徴とする粘着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粘着剤組成物に関す
る。さらに詳しくは、1分子中に少なくとも1個のアル
ケニル基を有するポリオキシアルキレン系重合体、1分
子中に平均2個以上のヒドロシリル基を有する化合物、
およびヒドロシリル化触媒を主成分とする、付加型硬化
性の粘着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】付加型硬化性オリゴマー型粘着剤とし
て、1分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有する
化合物に、1分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基
を含有する化合物、ヒドロシリル化触媒、および粘着付
与樹脂を配合した粘着剤組成物が提案されている(特開
平4-145188号)。
【0003】特に、アルケニル基を有する化合物とし
て、ポリオキシアルキレン系重合体を用いた場合、この
構造のもつ各種被着体への親和性、親水性、化学的安定
性等の特性から、再剥離をはじめ各種用途への展開が検
討されている。
【0004】前記組成物は、硬化速度が速く、ライン生
産に好適である特徴を有しているが、良好な粘着特性を
得るためには大量の粘着付与樹脂を配合する必要がある
ことから、配合作業が煩雑である上、基材へ塗布するた
めには加熱するか、粘着付与樹脂を溶解するために溶剤
を添加しなければならず、加熱設備や換気設備が必要で
あった。また、大量の粘着付与樹脂の添加は、着色の発
生や高温での物性低下等の問題を引き起こし、ポリオキ
シアルキレン系重合体を用いた粘着剤の有する優れた特
徴を損なう場合があった。
【0005】一方、ポリオキシアルキレン系重合体を用
いた他の粘着剤として、特開平07−310066号等
で開示されているウレタン架橋を用いた粘着剤が知ら
れ、皮膚への粘着性、透湿性、吸水性等の優れた特性を
有することが報告されているが、ウレタン架橋を用いる
ため、硬化速度の調整が困難であったり、毒性が危惧さ
れる未反応イソシアネートを残存する等の問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
なポリオキシアルキレン系重合体を用いた粘着剤のもつ
優れた特性を損なうことなく、かつ、生産性に優れ、大
量の溶剤やイソシアネート等毒性が危惧される物質を使
用しない粘着剤組成物を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は種々の検討を
行った結果、(A)1分子中に少なくとも1個のアルケ
ニル基を有するポリオキシアルキレン系重合体、(B)
1分子中に平均2個以上のヒドロシリル基を有する化合
物、(C)ヒドロシリル化触媒からなる粘着剤組成物に
おいて、(B)成分が、(A)成分であるポリオキシア
ルキレン系重合体1分子あたり平均0.3個以上2個未
満という特定範囲のヒドロシリル基量を有するように含
有されることで、大量の粘着付与樹脂を配合しなくとも
良好な粘着特性が発現し、かつ充分に速いライン速度に
て硬化することを見出し、本発明の完成に至った。
【0008】更に、組成物中の有機溶剤含有量が20重
量%未満であり、かつ、23℃における組成物の粘度
(B型粘度計を用いて測定)が100Pa・s以下の粘
着性組成物を用いることにより、基材への塗工が容易
で、かつ、従来の粘着性組成物のような溶剤対策を必要
としないため、設備負荷が大幅に低減できることを見出
し、本発明の完成に至った。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の(A)成分である、1分
子中に少なくとも1個のアルケニル基を有するポリオキ
シアルキレン系重合体としては特に制限はなく、各種の
ものを用いることができる。具体的には、重合体の主鎖
が、一般式(1)で示される繰り返し単位を有するもの
があげられる。一般式(1): −R1−O− (1) (式中、R1は2価のアルキレン基) 一般式(1)におけるR1は、炭素数1〜14の、さら
には2〜4の、直鎖状もしくは分岐状のアルキレン基が
好ましい。一般式(1)で示される繰り返し単位の具体
例としては、−CH2O −、−CH2CH2O−、−CH
2CH(CH3)O−、−CH2CH (C25)O−、−
CH2C(CH32O−、−CH2CH2CH2CH2O−
等が挙げられる。ポリオキシアルキレン系重合体の主鎖
骨格は、1種類だけの繰り返し単位からなってもよい
し、2種類以上の繰り返し単位からなってもよい。特
に、入手性、作業性の点から、−CH2CH(CH3)O
−を主な繰り返し単位とする重合体が好ましい。また、
重合体の主鎖にはオキシアルキレン基以外の繰り返し単
位が含まれていてもよい。この場合、重合体中のオキシ
アルキレン単位の総和は、80重量%以上、特には90
重量%以上が好ましい。
【0010】(A)成分の重合体の構造は、直鎖状の重
合体でも分岐を有する重合体でもよく、また、その混合
物でもよいが、良好な粘着性を得るため、直鎖状の重合
体を50重量%以上含有することが好ましい。
【0011】(A)成分の重合体の分子量は、数平均分
子量で500 〜50,000が好ましく、5,000
〜30,000がさらに好ましい。数平均分子量が50
0未満のものでは、得られる硬化物が脆くなりすぎる傾
向があり、逆に数平均分子量が50,000を越えると
高粘度になりすぎて作業性が著しく低下するため好まし
くない。数平均分子量は、各種の方法で測定可能である
が、通常、ポリオキシアルキレン系重合体の末端基分析
からの換算や、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)
法での測定が一般的である。
【0012】(A)成分の重合体においては、重量平均
分子量と数平均分子量との比(Mw/Mn)が1.6以
下と、極めて分子量分布が狭い(Mw/Mn比が小さ
い)ものが好ましい。この場合、組成物の粘度が低くな
り、作業性が向上する傾向がある。Mw/Mnの値は、
より好ましくは1.5以下であり、さらに好ましくは
1.4以下である。分子量分布は各種の方法で測定可能
であるが、通常、ゲル浸透クロマトグラフィー(GP
C)法での測定が一般的である。
【0013】(A)成分中のアルケニル基としては特に
制限はないが、下記の一般式(2)で示されるアルケニ
ル基が好適に用いられる。一般式(2): H2C =C(R2 )− (2) (式中、R2は水素又はメチル基である)アルケニル基
のポリオキシアルキレン系重合体への結合様式としては
特に制限はないが、たとえば、アルケニル基の直接結
合、エーテル結合、エステル結合、カーボネート結合、
ウレタン結合、ウレア結合等が挙げられる。
【0014】(A)成分の重合体の具体例としては一般
式(3): {H2C =C(R3)−R4−O }aR5 (3) (式中、R3は水素又はメチル基、R4は炭素数1 〜2
0の2価の炭化水素基であって、1個以上のエーテル基
が含まれていてもよい、R5はポリオキシアルキレン系
重合体残基であり、aは正の整数である。)で示される
重合体が挙げられる。R4は具体的には、−CH2−、−
CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、−CH2CH(C
3)CH2 −、−CH2CH2CH2CH2−,−CH2
2OCH 2 CH2 −、または−CH2CH2OCH2CH
2CH2 −などを挙げることができる。合成上の容易さ
からは−CH2 −が好ましい。
【0015】(A)成分の重合体の他の具体例としては
一般式(4): {H2C=C(R3)−R4−O2C}aR5 (4) (式中、R3 ,R4 ,R5 及びa は上記と同じ)で示
されるエステル結合を有する重合体が挙げられる。
【0016】また、次の一般式(5): {H2C =C(R3)}a R5 (5) (式中、R3、R5 及びa は上記と同じ)で示される重
合体も挙げられる。さらに、次の一般式(6): {H2C =C(R3)−R4−O2CO }aR5 (6) (式中、R3、R4、R5及びaは上記と同じ)で示され
るカーボネート結合を有する重合体も挙げられる。
【0017】ポリオキシアルキレン系重合体(A)の重
合方法は、特開昭50−13496号等に開示されるオ
キシアルキレンの通常の重合法(苛性アルカリを用いる
アニオン重合法)、特開昭50−149797号等に開
示されるこの重合体を原料とした鎖延長反応方法による
重合法、特開平7−179597号等に開示されるセシ
ウム金属触媒を用いる重合法、特開昭61−19763
1号、特開昭61−215622号、特開昭61−21
5623号、特開昭61−218632号に開示される
ポルフィリン/アルミ錯体触媒を用いる重合法、特公昭
46−27250号及び特公昭59−15336号等に
開示される複合金属シアン化物錯体触媒を用いる重合
法、特開平10−273512号等に開示されるポリフ
ォスファゼン塩からなる触媒を用いる重合法等により得
ることができる。
【0018】実用上、触媒の入手性、重合の安定性の点
から、複合金属シアン化物錯体触媒を用いる方法が好ま
しい。複合金属シアン化物錯体触媒の製法は、公知の方
法が利用可能である。例えば、米国特許第3,278,
457号、同3,278,459号、同5,891,8
18号、同5,767,323号、同5,767,32
3号、同5,536,883号、同5,482,908
号、同5,158,922号、同4,472,560
号、同6,063,897号、同5,891,818
号、同5,627,122号、同5,482,908
号、同5,470,813号、同5,158,922号
等に記載の方法が好ましい。
【0019】1分子中に少なくとも1個のアルケニル基
を有するポリオキシアルキレン系重合体(A)の合成方
法は、ポリオキシアルキレン系重合体を製造するための
通常の重合法(苛性アルカリを用いるアニオン重合法)
や、この重合体を原料とした鎖延長反応方法のほか、特
開昭61−197631号、特開昭61−215622
号、特開昭61−215623号、特開昭61−218
632号、特公昭46−27250号及び特公昭59−
15336号などに記載された方法により得ることがで
きる。
【0020】ポリオキシアルキレン系重合体にアルケニ
ル基を導入する方法については、種々の方法を用いるこ
とができる。たとえば、アリルグリシジルエーテルのよ
うなアルケニル基を有するモノマーとオキシアルキレン
モノマーとの共重合によって導入することができる。ま
た、主鎖あるいは側鎖に水酸基、アルコキシド基等の官
能基を有するオキシアルキレン重合体に、これらの官能
基に対して反応性を有する官能基及びアルケニル基を有
する有機化合物を反応させることによって、アルケニル
基を主鎖あるいは側鎖に導入することができる。特にア
ルケニル基が重合体の主鎖末端に存在する場合には、硬
化物における有効網目鎖長が大きくなり、機械的特性に
優れた硬化物を得ることができる点から好ましい。
【0021】上記の官能基に対して反応性を有する官能
基及びアルケニル基を有する有機化合物の例としては、
アクリル酸、メタクリル酸、酢酸ビニル、アクリル酸ク
ロライド若しくはアクリル酸ブロマイド等の炭素数3〜
20の不飽和脂肪酸の酸ハライド、酸無水物、アリルク
ロロホルメート、アリルクロライド、アリルブロマイ
ド、ビニル(クロロメチル)ベンゼン、アリル(クロロ
メチル)ベンゼン、アリル(ブロモメチル)ベンゼン、
アリル(クロロメチル)エーテル、アリル(クロロメト
キシ)ベンゼン、1 −ブテニル(クロロメチル)エー
テル,1 −ヘキセニル(クロロメトキシ)ベンゼン、
アリルオキシ(クロロメチル)ベンゼン等が挙げられ
る。
【0022】アルケニル基は、重合体(A)1分子中に
少なくとも1個、好ましくは1〜5個、より好ましく
は、1.5〜3個存在するのがよい。重合体(A)1分
子中に含まれるアルケニル基の数が1個未満になると、
硬化性が不充分になり、また5個以上になると網目構造
があまりに密となるため、良好な粘着特性を示さなくな
る場合がある。
【0023】本発明における(B)成分である1分子中
に平均2個以上のヒドロシリル基を含有する化合物は、
ヒドロシリル基を有するものであれば特に制限無く用い
ることができるが、原材料の入手性や(A)成分への相
溶性の面から、特に有機成分で変性されたオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサンが好ましい。上記有機成分で
変性されたポリオルガノハイドロジェンシロキサンは、
1分子中に平均して2〜8個のヒドロシリル基を有する
ものがより好ましい。ポリオルガノハイドロジェンシロ
キサンの構造を具体的に示すと、例えば、
【0024】
【図1】 (式中、2≦m+n≦50、2≦m、0≦nである。R
は、主鎖の炭素数が2〜20の炭化水素基で1個以上の
フェニル基を含有してもよい)、
【0025】
【図2】 (式中、0≦m+n≦50、0≦m、0≦nである。R
は、主鎖の炭素数が2〜20の炭化水素基で1個以上の
フェニル基を含有してもよい)、又は、
【0026】
【図3】 (式中、3≦m+n≦20、2≦m≦19、0≦n<1
8である。Rは、主鎖の炭素数が2〜20の炭化水素基
で1個以上のフェニル基を含有してもよい)等で示され
る鎖状又は環状のものや、これらのユニットを2個以上
有する、以下の
【0027】
【図4】 (式中、1≦m+n≦50、1≦m、0≦nである。R
は、主鎖の炭素数が2〜20の炭化水素基で1個以上の
フェニル基を含有してもよい。2≦aである。R 2は2
〜4価の有機基であり、R1は2価の有機基である。た
だし、R1は、R2の構造によってはなくても構わな
い。)、
【0028】
【図5】 (式中、0≦m+n≦50、0≦m、0≦nである。R
は、主鎖の炭素数が2〜20の炭化水素基で1個以上の
フェニル基を含有してもよい。2≦aである。R 2は2
〜4価の有機基であり、R1 は2価の有機基である。た
だし、R1は、R2の構造によってはなくても構わな
い。)、又は
【0029】
【図6】 (式中、3≦m+n≦50、1≦m、0≦nである。R
は、主鎖の炭素数が2〜20の炭化水素基で1個以上の
フェニル基を含有してもよい。2≦aである。R 2は2
〜4価の有機基であり、R1は2価の有機基である。た
だし、R1は、R2の構造によってはなくても構わな
い。)等が挙げられる。
【0030】また、これら(B)成分は、(A)成分及
び(C)成分との相溶性、又は、系中での分散安定性が
良好なものが好ましい。特に系全体の粘度が低い場合に
は、(B)成分として上記各成分との相溶性の低いもの
を使用すると、相分離が起こり硬化不良を引き起こすこ
とがある。
【0031】(A)成分及び(C)成分との相溶性、又
は、分散安定性が比較的良好な(B)成分を具体的に示
すと、以下のものが挙げられる。
【0032】
【図7】
【0033】
【図8】 式中、nは4以上10以下の整数であり、2≦k≦1
0、0≦l≦5であり、Rは炭素数8以上の炭化水素基
である。
【0034】(B)成分のより具体的な例としては、ポ
リメチルハイドロジェンシロキサンを、(A)成分との
相溶性確保と、SiH量の調整のために、α−オレフィ
ン、スチレン、α−メチルスチレン、アリルアルキルエ
ーテル、アリルアルキルエステル、アリルフェニルエー
テル、アリルフェニルエステル等により変性した化合物
が例示され、一例として、以下の構造があげられる。
【0035】
【図9】 但し、2≦m≦20、1≦n≦20である。
【0036】本発明における組成物が、粘着付与樹脂を
無添加または少量添加で粘着特性を発現できる詳細なメ
カニズムは不明であるが、本発明により得られる硬化物
が適当な架橋密度を有することや、分子鎖の一部が架橋
せずに自由に運動している分子が存在することが粘着特
性の発現に有効であると推定している。そのため、本発
明では(B)成分であるヒドロシリル基含有化合物が、
(A)成分であるポリオキシアルキレン系重合体1分子
あたり平均0.3個以上2個未満のヒドロシリル基量を
有するように組成物中に含有されることが重要であり、
さらには1個以上1.8個未満の範囲で含有されること
が好ましい。(B)成分が、組成物中にヒドロシリル基
量が平均2個を超えるように含有されると、架橋密度が
高くなり、粘着付与樹脂を無添加または少量添加におい
て粘着特性を得ることはできなくなる。前記ヒドロシリ
ル基量が平均0.3個未満になると、架橋が緩くなりす
ぎて、再剥離時の糊残りの発生や高温で特性保持が低下
する危惧があるため好ましくない。
【0037】このように(A)成分と(B)成分の配合
比率を特定の範囲で選択することで、粘着付与樹脂を配
合しなくとも良好な粘着特性が発現できること、さら
に、架橋剤である(B)成分の使用量が従来技術に比べ
て実質的に大幅に減量されたにもかかわらず、硬化速度
がそれほど低下せず、実用上充分に速いライン速度にて
硬化させることができることは従来の技術の知見からは
容易に予測できないことである。
【0038】本発明の(C)成分であるヒドロシリル化
触媒としては特に限定されず、任意のものを使用でき
る。具体的に例示すれば、塩化白金酸、白金の単体、ア
ルミナ、シリカ、カーボンブラック等の担体に固体白金
を担持させたもの;白金−ビニルシロキサン錯体{例え
ば、Ptn(ViMe2SiOSiMe2Vi)m 、Pt
〔(MeViSiO)4m};白金−ホスフィン錯体
{例えば、Pt(PPh34 、Pt(PBu34 };
白金−ホスファイト錯体{例えば、Pt〔P(OPh)
34 、Pt〔P(OBu)34 (式中、Meはメチ
ル基、Buはブチル基、Viはビニル基、Phはフェニ
ル基を表し、n、mは整数を表す)、Pt(acac)
2 (ただし、acacは、アセチルアセトナトを表
す)、また、Ashbyらの米国特許第3159601
及び3159662号に記載された白金−炭化水素複合
体、並びにLamoreauxらの米国特許第3220
972号に記載された白金アルコラート触媒も挙げられ
る。
【0039】また、白金化合物以外の触媒の例として
は、RhCl(PPh33 、RhCl3、Rh/Al2
3 、RuCl3 、IrCl3 、FeCl3 、AlCl
3 、PdCl2・2H2O、NiCl2 、TiCl4 等が
挙げられる。
【0040】これらの触媒は単独で使用してもよく、2
種以上併用しても構わない。触媒活性の点から、塩化白
金酸、白金−オレフィン錯体、白金−ビニルシロキサン
錯体、Pt(acac)2等が好ましい。触媒使用量と
しては特に制限はないが、(A)成分中のアルケニル基
1molに対して10-8〜10-1molの範囲で用いる
のがよい。好ましくは10-6〜10-2molの範囲で用
いるのがよい。10-8mol未満では、硬化速度が遅
く、また硬化性が不安定になる可能性が高い。逆に10
-1molを越える場合は、ポットライフの確保が困難で
あるため好ましくない。
【0041】また、本発明の粘着剤組成物には保存安定
性を改良する目的で、保存安定性改良剤を使用すること
ができる。この保存安定性改良剤としては、本発明の
(B)成分の保存安定剤として知られている通常の安定
剤であって所期の目的を達成するものであればよく、特
に限定されるものではない。具体的には、脂肪族不飽和
結合を含有する化合物、有機リン化合物、有機硫黄化合
物、窒素含有化合物、スズ系化合物、有機過酸化物等を
好適に用いることができる。具体的には、2−ベンゾチ
アゾリルサルファイド、ベンゾチアゾール、チアゾー
ル、ジメチルアセチレンダイカルボキシレート、ジエチ
ルアセチレンダイカルボキシレート、2,6−ジ−t−
ブチル−4−メチルフェノール、ブチルヒドロキシアニ
ソール、ビタミンE、2−(4−モルフォジニルジチ
オ)ベンゾチアゾール、3−メチル−1−ブテン−3−
オール、アセチレン性不飽和基含有オルガノシロキサ
ン、アセチレンアルコール、3−メチル−1−ブチル−
3−オール、ジアリルフマレート、ジアリルマレエー
ト、ジエチルフマレート、ジエチルマレエート、ジメチ
ルマレエート、2−ペンテンニトリル、2,3−ジクロ
ロプロペン等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0042】また、本発明の粘着剤組成物には、必要に
応じて、各種支持体(金属芯、プラスチックフィルム、
金属ホイル、紙等)に対する接着性を向上させるための
接着付与剤を添加することができる。接着付与剤の例と
しては、各種シランカップリング剤やエポキシ樹脂等が
挙げられる。特にエポキシ基、メタクリロイル基、ビニ
ル基等の官能基を有するシランカップリング剤は、硬化
性に及ぼす影響も小さく、接着性の発現にも効果が大き
いため使いやすい。但し、使用できるシランカップリン
グ剤としては、これらに限定されるものではない。ま
た、シランカップリング剤やエポキシ樹脂と併用して、
シリル基やエポキシ基を反応させるための触媒を添加す
ることができる。これらの使用にあたっては、ヒドロシ
リル化反応に対する影響を考慮しなければならない。
【0043】また、本発明の粘着剤組成物には、各種充
填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、界面活性剤、
溶剤、シリコン化合物を適宜添加してもよい。上記充填
剤の具体例としては、シリカ微粉末、炭酸カルシウム、
クレー、タルク、酸化チタン、亜鉛華、ケイソウ土、硫
酸バリウム等が挙げられる。これらの充填剤の中では、
特にシリカ微粉末、とりわけ粒子径が50〜70nm
(BET比表面積が50〜380m2 /g)程度の微粉
末シリカが好ましく、その中でも表面処理を施した疎水
性シリカが、強度を好ましい方向に改善する働きが大き
いので特に好ましい。
【0044】さらに、本発明では、タック等の特性を上
げるため、必要に応じて粘着付与樹脂を添加することが
可能である。上記粘着付与樹脂としては、例えば、テル
ペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、石油樹脂、ロジン
エステル等が例示され、用途に合わせて自由に選択する
ことができる。
【0045】また、特性改善の面から、フェノール樹
脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、キシレン樹脂等の樹
脂類を添加することが可能である。また、アクリル粘着
剤、スチレンブロック系粘着剤、オレフィン系粘着剤等
の粘着剤成分を同様の目的から添加することが可能であ
る。
【0046】本発明の粘着剤組成物では、粘着付与樹脂
を無添加または少量添加により、粘着特性を発現できる
ことから、従来、粘着付与樹脂等の高融点成分を溶解す
るために必要としてきた溶剤の添加を大幅に減少するこ
とができる。
【0047】また、本発明の粘着剤組成物は、(A)成
分であるポリオキシアルキレン系重合体の分子量、及び
/又は(B)成分のヒドロシリル基含有化合物の分子量
若しくは構造を適宜選択することにより、溶剤を実質的
に無添加または少量添加で、常温で流動可能な組成物を
得ることができることから、粘着剤組成物中の有機溶剤
含有量が20重量%未満、より好ましくは5重量%未満
であり、かつ、23℃における組成物の粘度が100P
a・s以下、より好ましくは50Pa・s以下である粘
着剤組成物を得ることができる。組成物の粘度が100
Pa・s以上の場合、ロールコーター等通常の塗工装置
での塗布が困難となる。
【0048】これらの粘着剤組成物は、含有される有機
溶剤量が少ないため、アクリル粘着剤等を粘着塗布する
時に問題であった環境への溶剤揮散および粘着剤中の含
有溶剤による室内環境や皮膚刺激問題の対策として有効
である。また、常温で流動性を有することから、ホット
メルト粘着剤等を粘着塗布する時に問題であった温度コ
ントロールやタンク加熱等の問題も発生しない。さら
に、加熱のみにより、すみやかに硬化するため、UV硬
化や電子線硬化のような新たな設備が不要である。
【0049】本発明においては、ヒドロシリル化触媒を
用いたアルケニル基に対するSi−H基の付加反応によ
って硬化性組成物が硬化するので、硬化速度が非常に速
く、ライン生産を行う上で好都合である。また、特開平
07−310066号等で開示されているようなウレタ
ン架橋を用いた場合のように、未反応イソシアネートが
残存する等の問題がない。
【0050】次に、本発明の粘着剤組成物による粘着製
品の製造方法を製造プロセスの例を挙げて説明する。た
だし、上記の製造方法においては、支持体に粘着剤組成
物を塗布し熱硬化させるものであればよく、以下の例に
限定されるものではない。
【0051】支持体上にコーターで本発明の粘着剤組成
物を塗布し、これを加熱硬化させて粘着製品を得る。支
持体としては、合成樹脂製又は変成天然物製のフィル
ム、紙、あらゆる種類の布、金属箔等を用いることがで
きる。支持体の具体例としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエステル、ポリウレタン、セロハン、含浸
紙、コート紙、上質紙、クラフト紙、布、アセテート
布、不織布、ガラス布、金属箔が挙げられるが、これら
に限定されるわけではない。これらはそれぞれ単独で用
いてもよいし、少なくとも2種以上を積層して用いても
よい。
【0052】塗布は、支持体に直接塗布する方法、また
は離形紙に塗布し硬化後、基剤に転写する方法のいずれ
もが使用可能である。
【0053】支持体や離形紙等への塗工性を確保するた
めには、ハジキ防止剤や離形性促進剤等の添加物を入れ
ることが有効である。ハジキ防止剤、離形性促進剤とし
ては、シリコーン系、アクリル系、フッソ系等が使用で
きる。
【0054】離形紙に塗布し硬化後、基剤に転写する方
法の場合の離形紙としては、シリコーン系、オレフィン
系、フッソ系等の離形剤を塗布したものを使用すること
ができ、コストや剥離性の確保の面から、オレフィン系
や無溶剤シリコーン系の離形剤の使用が特に好ましい。
【0055】熱硬化させる方法は特に限定されないが、
その温度は、使用する重合体及び添加される化合物等の
種類により異なるが、通常50℃〜180℃の範囲内が
好ましい。硬化時間は、使用する重合体、添加される化
合物、反応温度等により異なるが、通常0.1分〜24
時間、好ましくは1分〜10時間、さらに好ましくは1
分〜1時間の範囲内である。
【0056】本発明の粘着剤組成物は硬化速度が速く、
ライン生産にも好適である。また、製造時溶剤を用い
ず、粘着付与樹脂等の熱可塑性成分を少量または全く含
まないので、衛生的であり、粘着特性の温度依存性や剥
離速度依存性が小さく粘着特性が安定している。
【0057】本発明の粘着剤組成物は、事務一般用、医
療用、衛生材料用、紙オムツ用、PPフィルム接着用、
再剥離用、一般包装用、電気用、固定用の各種粘着製品
用途に使用可能である。本発明の粘着剤組成物を用いた
粘着製品は、包装用粘着テープ、事務用粘着テープ、塗
装マスキング用テープ、電気絶縁用粘着テープ、結束用
粘着テープ、保護用粘着テープ、識別・装飾用粘着テー
プ及びシート、サージカルテープ、救急ばんそうこう、
経皮吸収テープ製剤、スポーツテープ、医療用粘着テー
プ、両面粘着テープ、電磁波障害対策フィルム及びテー
プ、再剥離フィルム及びテープ、化粧板フィルム、半導
体チップ搬送用テープ、マーキングフィルム、深絞り加
工用保護フィルム、ガラス飛散防止フィルム、発泡粘着
テープ、防水・止水テープ、防食用粘着テープ、表面保
護用粘着テープ、ダイシング用粘着テープ、バックグラ
インド用粘着テープ、印刷用粘着シート、粘着ラベル等
に使用できる。
【0058】上記の粘着製品化に際しては、これら用途
に合わせて、薬剤や電磁波吸収材料、光吸収剤、発泡成
分等を添加することができる。
【0059】
【実施例】次に、実施例により本発明の粘着剤組成物を
具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【0060】(合成例1)(アルケニル基を有するポリ
オキシアルキレン系重合体) 数平均分子量2,000のポリオキシプロピレンジオー
ルを開始剤として、複合金属シアン化物錯体触媒を用い
て、プロピレンオキシドを重合することにより得られた
数平均分子量が10,200(末端の水酸基とアリル基
の分析より計算)のポリオキシプロピレンジオールを得
た。該ポリオキシプロピレンジオール100重量部に対
して、ナトリウムメチラートの28%メタノール溶液
4.1重量部を加えた後、130℃でメタノールが回収
されなくなるまで減圧脱揮を行った。ついでアリルクロ
ライド2.5重量部を加え5時間反応させた後、未反応
のアリルクロライドを減圧脱揮により除去した。その
後、ヘキサンと水により精製し、1分子中に概ね2個の
アリル末端を有するポリオキシアルキレン系重合体(A
−1)を得た。この重合体(A−1)は、粘度が7Pa
・sの淡黄色液体であり、ヨウ素価数より求めたアリル
含有量は、0.22mmol/gであった。
【0061】(合成例2)(アルケニル基を有するポリ
オキシアルキレン系重合体) 数平均分子量2,000のポリオキシプロピレンジオー
ルを開始剤として、合成例1と同様にして、数平均分子
量17,500(末端の水酸基とアリル基の分析より計
算)のポリオキシプロピレンジオールを得、さらに合成
例1と同様にして、1分子中に概ね2個のアリル末端を
有するポリオキシアルキレン系重合体(A−2)を得
た。この重合体(A−2)は、粘度が35Pa・sの淡
黄色液体であり、ヨウ素価数より求めたアリル含有量
は、0.13mmol/gであった。
【0062】(合成例3)(アルケニル基を有するポリ
オキシアルキレン系重合体) 数平均分子量が2,000 のポリオキシプロピレンジ
オールにナトリウムメチラートとジクロルメタンを加
え、数平均分子量14,000(末端の水酸基とアリル
基の分析より計算)のポリオキシプロピレンジオールを
得、さらに合成例1と同様にして、、1分子中に概ね2
個のアリル末端を有するポリオキシアルキレン系重合体
(A−3)を得た。この重合体(A−3)は、粘度が1
6Pa・sの淡黄色液体であり、ヨウ素価数より求めた
アリル含有量は、0.20mmol/gであった。
【0063】(実施例1〜5)及び(比較例1〜4) 合成例1〜3で得たポリオキシアルキレン系重合体(A
−1〜3)と、(B)成分として以下に示したヒドロシ
リル化合物(B−1)(m=5、n=3、SiH基含有
量=4.1mmol/g)、または(B−2)(m=
3、n=2、SiH基含有量=4.2mmol/g)、
テルペンフェノール系粘着性付与剤(ヤスハラケミカル
製S−145)、ヒンダードフェノール系酸化防止剤
(チバガイギー社製イルガノックス1010)、及び白
金ビニルシロキサン(3%白金キシレン溶液)、マレイ
ン酸ジメチルを表1に示す配合量に従って計量した。な
お、テルペンフェノール系粘着性付与剤は固体のため、
同重量部のトルエンに溶解し、溶液として添加した後、
溶剤を減圧脱揮した。
【0064】
【図10】 得られた粘着剤組成物を23℃でトキメック製BM型粘
度計で粘度測定後、窒素シール下で保存して、23℃2
4時間後のポットライフをゲル化の有無で判断した。
【0065】室温下でロールコーターを用い、表面コロ
ナ放電処理ポリエステルフィルム(厚さ25μm)上
に、粘着剤組成物の厚さが25μm になるように塗工
し、塗布状態を目視で確認した。
【0066】粘着剤組成物を塗布したフィルムを130
℃で2分間加熱することで硬化させ、硬化性、保持力、
粘着力を測定した。硬化性は、130℃で2分間加熱し
た後、硬化状態を目視で確認した。保持力は、上記作製
した粘着フィルムをステンレス板SUS304被着体に
貼りあわせ(2.5cm×2.5cm)、80℃雰囲気
中で500gの荷重をかけ、1時間放置した後の変位を
調べた。粘着力は、上記作製した粘着フィルムを、25
mm幅のステンレス板SUS304被着体に貼り、60
分放置後に23 ℃で200mm/minの速度で18
0度剥離試験を行ない、剥離に要する力を測定した。結
果を表1に示す。
【0067】
【表1】 実施例1〜5に示されるように、(B)成分が、(A)
成分であるポリオキシアルキレン系重合体1分子あたり
平均0.3個以上2個未満のヒドロシリル基量に相当す
るヒドロシリル量を有するように含有された粘着剤組成
物では、実質的に溶剤を含有することなく、室温で塗布
できた。また、ポットライフが十分存在し、且つ、硬化
が2分以内と早く、更に良好な粘着特性を有した。
【0068】一方、比較例1に示されるように、(B)
成分が少ない場合は硬化性が著しく悪く、比較例2、3
に示されるように、(B)成分が多すぎる場合は、粘着
特性が悪かった。また、比較例4に示されるように、粘
着性付与剤を大量に入れ、粘度が100Pa・s以上と
なる場合は、高粘度のため、良好な塗布性が得られなか
った。
【0069】
【発明の効果】(A)1分子中に少なくとも1個のアル
ケニル基を有するポリオキシアルキレン系重合体、
(B)1分子中に平均2個以上のヒドロシリル基を含有
する化合物、(C)ヒドロシリル化触媒を含有する粘着
剤組成物において、(B)成分が、(A)成分であるポ
リオキシアルキレン系重合体1分子あたり平均0.3個
以上2個未満に相当するヒドロシリル基量を含有するよ
うに特定の範囲で組成物中に含有されることで、組成物
に大量の溶剤を用いなくても良好な作業性を示し、大量
の粘着付与樹脂を配合しなくとも良好な粘着特性が発現
し、かつ充分に速いライン速度を有する効果を発現す
る。
【0070】また、当該粘着剤組成物中の有機溶剤含有
量が20重量%未満であり、かつ、23℃における組成
物の粘度(B型粘度計を用いて測定)が100Pa・s
以下であることにより、加熱塗布装置や換気装置等特別
な装置を用いることなく、粘着剤を製造することが可能
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)1分子中に少なくとも1個のアルケ
    ニル基を有するポリオキシアルキレン系重合体、(B)
    1分子中に平均2個以上のヒドロシリル基を含有する化
    合物、(C)ヒドロシリル化触媒を含有する粘着剤組成
    物において、(B)成分が、(A)成分であるポリオキ
    シアルキレン系重合体1分子あたり平均0.3個以上2
    個未満のヒドロシリル基量を有するように含有されるこ
    とを特徴とする粘着剤組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載の粘着剤組成物中の有機溶剤
    含有量が20重量%未満であり、かつ、23℃における
    組成物の粘度が100Pa・s以下であることを特徴と
    する粘着剤組成物。
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