JP2002211742A - ガラスびん整列コンベヤ装置 - Google Patents

ガラスびん整列コンベヤ装置

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JP2002211742A
JP2002211742A JP2001010056A JP2001010056A JP2002211742A JP 2002211742 A JP2002211742 A JP 2002211742A JP 2001010056 A JP2001010056 A JP 2001010056A JP 2001010056 A JP2001010056 A JP 2001010056A JP 2002211742 A JP2002211742 A JP 2002211742A
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JP
Japan
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glass bottle
traveling
belt
glass
conveyor device
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JP2001010056A
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English (en)
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Tsunehiro Ezaki
歴弘 江崎
Akiji Kobayashi
明司 小林
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Rasa Industries Ltd
Original Assignee
Rasa Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水濡れのガラスびんも確実に整列させること
ができるガラスびん整列コンベヤ装置を提供する。 【解決手段】 下方から上方に向かってガラスびんGを
搬送する断面略V字状の搬送面を形成する2つの走行ベ
ルト14、24を備え、一方の走行ベルト14の搬送面
は、他方の走行ベルト24の搬送面よりも滑りやすく設
定し、かつガラスびんGに搬送力を伝える突起17を所
定の間隔をおいて複数設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投入された複数本
のガラスびんを、軸線方向に順次一列に整列させつつ搬
送するためのガラスびん整列コンベヤ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年における資源の有効活用や廃棄物処
理場の延命といった観点から、使用済みのガラスびんを
回収して、再利用を図る要請が高まっている。ところ
で、このようにして回収された使用済みのガラスびん
は、大きさや着色等において様々なものが混在してい
る。そこで、これら回収された種々多数本の使用済みガ
ラスびんを自動化された装置を用いて分別するに際して
は、ぞの前段において、ホッパ等に投入された上記ガラ
スびんを一列に整列させたうえで、順次後段の色識別装
置などの分別工程に搬送する必要がある。
【0003】本出願人は、先に特開2000―1186
84号において、使用済み回収ガラスびんを受けるホッ
パー部と、このホッパー部の傾斜側面に合わせた細長い
スカート部と、このスカート部の傾斜面に合わせた走行
ベルト面を有する一対のベルトコンベヤとを有し、2つ
の上記走行ベルト面間でガラスびんを1本のみ挟持可能
とし、それ以外のガラスびんは、上記2つの走行ベルト
面間で挟持される1本のガラスびんの上に重なり、かつ
上記2つのスカート部のいずれか一方と接触して搬送し
て、上記スカート部の終了により当該走行ベルトの横方
向に自動的に滑落可能としたガラスびん整列コンベヤ装
置を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】当該ガラスびん整列コ
ンベヤ装置によれば、2つの走行ベルト面間で1本のガ
ラスびんのみを挟持可能としたので、簡易な構造によっ
て、ホッパに投入された様々な形態の複数の使用済みガ
ラスびんを、互いの重なりを解きつつ、軸線方向に順次
一列に整列させつつ後工程に搬送することができるとい
う利点を有する。しかしながら、上記ガラスびん整列コ
ンベヤ装置にあっては、例えば、雨天時等に回収された
使用済みガラスびんのように、表面が水濡れしてるガラ
スびんを処理する際に、当該ガラスびんと走行ベルトの
搬送面との間にスリップが生じ、この結果ガラスびんの
搬送能力が低下する場合があることから、その改善が望
まれていた。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、表面が濡れたガラスびんについても、確実に一列
に整列させることができるガラスびん整列コンベヤ装置
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係るガラスびん整列コンベヤ装置は、互いに逆方向に
傾斜することにより断面略V字状の搬送面を形成し、下
方から上方に向かってガラスびんを搬送する一対の走行
ベルトを備え、上記一対の走行ベルトの間にて挟持した
ガラスびんを一列に整列させつつ搬送するガラスびん整
列コンベヤ装置において、上記走行ベルトのうちの一方
の走行ベルトの搬送面に、ガラスびんに搬送力を伝達す
る突起を、所定間隔をおいて複数設けるとともに、当該
一方の走行ベルトの搬送面を、他方の走行ベルトの搬送
面よりも摩擦係数が小さくなるように形成したことを特
徴とするものである。
【0007】ここで、上記走行ベルトとしては、ガラス
びんを円滑に搬送するために、表面に摩擦係数を高める
ためのプロファイル加工が施されたゴムベルトを使用す
ることが好適であり、さらに上記突起が形成された一方
の走行ベルトの搬送面における摩擦係数を0.1〜0.
4の範囲に設定し、他方の走行ベルトの搬送面における
摩擦係数を0.9〜1.5の範囲に設定することが好ま
しい。また、突起を設ける間隔は、1.8リットルびん
の全長よりも幾分長い寸法に設定することが好ましい。
【0008】次いで、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、上記2つの走行ベルトの間に
重なって位置するガラスびんに、上方から所定の搬送抵
抗を付与する整列板を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図8は、本発明に係るガラ
スびん整列コンベヤ装置の一実施形態を示すもので、こ
のガラスびん整列コンベヤ装置は、図1中の左側下方の
ホッパー1内に投入された多数のガラスびんを1列に整
列させつつ、図1中の右側上方に向かって矢印A方向に
搬送するものである。このように、ガラスびんを搬送す
るために、図2に示すように、第1、第2の2つのベル
トコンベヤ10、20が備えられている。ここで、第1
のベルトコンベヤ10は、減速機付きのモータ11(図
1および図6参照)によって駆動される上側の駆動プー
リー12と、下側の従動プーリー13との間に、走行ベ
ルト14が掛け渡されたものである。他方、第2のベル
トコンベヤ20は、減速機付きのモータ21(図6参
照)によって駆動される上側の駆動プーリー22と、下
側の従動プーリー23との間に、走行ベルト24が掛け
渡されたものである。
【0010】そして、走行ベルト14の搬送面は、図3
〜図6中において右上方に傾斜し、また走行ベルト24
の搬送面は図3〜図6中において左上方に傾斜してお
り、これらの搬送面によって、中央に所定の隙間W1
(図2および図3参照)をもつ断面略V字状の搬送面が
形成されている。この断面略V字状の搬送面のなす角度
αは略90度、隙間W1は約25mmである。また、隙
間W1は、整列対象のガラスびんの最小径の0.5〜
0.7倍に設定され、走行ベルト14、24の外側縁の
間隔W2(図3参照)は、整列対象のガラスびんの最大
径の0.6〜0.7倍に設定されている。
【0011】図3中に示す符号1Aは、ホッパー1の左
右の側板であり、図4および図5中に示す符号2、3
は、左右のガイド板である。これらガイド板2、3は、
断面略V字状の搬送面の延長線上に位置して傾斜するよ
うに、走行ベルト14、24の外側に備えられている。
また、図3から図6中の符号15および25は、それぞ
れ走行ベルト14、24の複数の中間部位を支持するた
めのコンベヤ支持構造体であり、ブラケット16、26
を介して装置本体の定位置に取り付けられている。走行
ベルト14、24の内周面のそれぞれには、長手方向に
延在する断面凸状の桟14A,24Aが形成されてお
り、コンベヤ支持構造体15、25には、それらの桟1
4A,24Aと嵌合するガイド溝15A,25Aが形成
されている。
【0012】また、一方の走行ベルト14は、その搬送
面の摩擦係数が0.1〜0.4の範囲になるようにプロ
ファイル加工が施されたゴムベルトによって構成されて
おり、他方の走行ベルト24は、その搬送面の摩擦係数
が0.9〜1.5の範囲になるようにプロファイル加工
が施されたゴムベルトによって構成されている。この結
果、走行ベルト14の搬送面は、走行ベルト24の搬送
面よりも、滑りやすくなるように設定されている。
【0013】このような条件を満たすためには、例え
ば、走行ベルト14として三ツ星社製のUHタイプの低
摩擦係数のベルトを用い、走行ベルト24として三ツ星
社製のラフトップ(SS)タイプの高摩擦係数のベルト
を用いることができる。さらに、走行ベルト14の搬送
面には、図8に示すように、その長手方向に所定の間隔
Lずつ離間して複数の突起17が設けられている。本実
施形態においては、走行ベルト14の搬送面上に取り付
けられる平面略T字状の金具によって、所定の高さの突
起17が形成されている。この間隔Lは、例えば、ドリ
ンクびんの長さの3倍から10倍程度に設定する。
【0014】また、左右のガイド板2上には、軸線Oを
中心として回動自在の複数の整列板31が搬送方向Aに
沿って千鳥状に配備されている。すなわち、ガイド板2
上に取り付けられた取付板32に、平面長方形の整列板
31の基端部がヒンジ33によって取り付けられ、この
整列板31がガイド板2に直交する軸線Oを中心として
矢印B1,B2方向に回動自在とされている。この整列
板31には、図8に示すようなL字状のストッパ34が
取り付けられており、このストッパ34がガイド板2の
側縁の部材35に当接することによって、自重によって
矢印B1方向に回動する整列板31の回動限位置が規制
されている。
【0015】次に、以上の構成からなるガラスびん整列
コンベヤ装置の作用について説明する。第1、第2のベ
ルトコンベヤ10、20の走行ベルト14、24は、図
中矢印Aで示す搬送方向に等速駆動され、これによって
ホッパー1内に投入されたガラスびんGは、それらの走
行ベルト14、24によって矢印A方向に搬送される。
これに伴って、上記ガラスびんGは、自重によって断面
略V字状の走行ベルト14、24の間に入り込み、その
軸線が矢印Aの搬送方向と一致する姿勢を安定姿勢とし
て、徐々に一列に整列されつつ搬送される。
【0016】この際に、表面が水濡れしたガラスびんG
は、走行ベルト14、24の搬送面との間にスリップを
生じやすいために搬送され難い。しかし、その水濡れの
ガラスびんGは、図7および図8に示すように、摩擦係
数が小さい走行ベルト14上を滑って突起17に係合
し、当該突起17から伝達される搬送力によって、走行
ベルト14、24の間に整列されつつ、これら走行ベル
ト14、24と共に搬送される。その際、滑りにくい走
行ベルト24は、整列されたガラスびんGとの間の比較
的大きな摩擦抵抗によって、そのガラスびんGの姿勢の
乱れを抑止する。また、突起17の間隔Lは、最長のガ
ラスびんGが少なくとも1つ整列可能な大きさに設定さ
れているために、比較的大径のガラスびんGも確実に搬
送することができる。
【0017】さらに、走行ベルト14、24の間に整列
されたガラスびんGの上に重なる余分なガラスびんG
は、走行ベルト14、24上から外れて側板1Aおよび
ガイド板2、3上に位置する。したがって、その余分な
ガラスびんGは、走行ベルト14、24からの搬送力が
直接伝えられないため、その大部分が搬送されず、その
僅かなもののみが走行ベルト14、24上のガラスびん
Gに引きずられるようにして搬送される。しかし、その
余分なガラスびんGは、整列板31の先端部に当たっ
て、走行ベルト14、24の間に整列するように均され
る。
【0018】また、整列板31は、重なった上方のガラ
スびんGが当接した際に、整列板31の自重に抗して矢
印B2方向に回動することにより、そのガラスびんGに
適度な搬送抵抗を付与する。また、走行ベルト14、2
4上のガラスびんGに引きずられるようにして、ガイド
板2、3上に過剰な数のガラスびんGが位置した場合、
その過剰なガラスびんGはガイド板2、3上から、余剰
びん受け18(図1参照)内に落下して回収される。
【0019】このようにして、ホッパー1内のガラスび
んGは、水濡れの如何に拘わらず、確実に軸線方向に一
列に整列されつつ搬送されて行く。そして、一列に整列
されたガラスびんGは、その配列姿勢のまま、色識別装
置などが備わる後続の処理工程に送られる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および2
に記載のガラスびん整列コンベヤ装置によれば、下方か
ら上方に向かってガラスびんを搬送する断面略V字状の
搬送面を形成する2つの走行ベルトの内、一方の走行ベ
ルトの搬送面は、他方の走行ベルトの搬送面よりも滑り
やすく設定し、かつガラスびんに搬送力を伝える突起を
所定の間隔をおいて複数設けたことにより、上記一方の
走行ベルト上の突起に引っ掛けるようにしてガラスびん
を搬送して、水濡れのガラスびんであっても確実に一列
に整列させつつ搬送することができる。
【0021】また、請求項2に記載のガラスびん整列コ
ンベヤ装置によれば、2つの走行ベルトの間に重なって
位置するガラスびんに所定の搬送抵抗を付与する整列板
を備えることにより、重なったガラスびんを整列しやす
く均して、より確実にガラスびんを順次一列に整列させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のガラスびん整列コンベヤ
装置の概略側面図である。
【図2】図1のII矢視図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う概略断面図であ
る。
【図4】図1のIV−IV線に沿う概略断面図である。
【図5】図1のV−V線に沿う概略断面図である。
【図6】図1のVI−VI線に沿う概略断面図である。
【図7】図1のガラスびん整列コンベヤ装置の要部の平
面図である。
【図8】図1のガラスびん整列コンベヤ装置の要部の斜
視図である。
【符号の説明】
1 ホッパー 1A 側板 2、3 ガイド板 10、20 ベルトコンベヤ 11、21 モータ 12、22 駆動プーリー 13、23 従動プーリー 14、24 走行ベルト 15、25 コンベヤ支持構造体 16、26 ブラケット 17 突起 31 整列板 32 取付板 33 ヒンジ 34 ストッパ G ガラスびん

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに逆方向に傾斜することにより断面
    略V字状の搬送面を形成し、下方から上方に向かってガ
    ラスびんを搬送する一対の走行ベルトを備え、上記一対
    の走行ベルトの間にて挟持したガラスびんを一列に整列
    させつつ搬送するガラスびん整列コンベヤ装置におい
    て、 上記走行ベルトのうちの一方の走行ベルトの搬送面に、
    上記ガラスびんに搬送力を伝達する突起を、所定間隔を
    おいて複数設けるとともに、当該一方の走行ベルトの搬
    送面を、他方の走行ベルトの搬送面よりも摩擦係数が小
    さくなるように形成したことを特徴とするガラスびん整
    列コンベヤ装置。
  2. 【請求項2】 上記2つの走行ベルトの間に重なって位
    置するガラスびんに、上方から所定の搬送抵抗を付与す
    る整列板を設けたことを特徴とする請求項1に記載のガ
    ラスびん整列コンベヤ装置。
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