JP2002211507A - 紙製キャリアテープの製造方法 - Google Patents
紙製キャリアテープの製造方法Info
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Abstract
納凹部の底部の一部を押し出しピンの突出に対し適当な
強度とするとともに、チップ収納凹部の底部に孔を有さ
ないように加工する紙製キャリアテープの製造方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 第1工程において紙製キャリアテープ基
材1aに貫通孔2が開孔され、その後、第2工程におい
てパンチ5を貫通孔2上に押し当てることにより、紙製
キャリアテープ基材1aの貫通孔2上にチップ収納凹部
3を成形するとともに、紙製キャリアテープ基材1aの
一部により貫通孔2を閉じる。このようにして紙製キャ
リアテープ1は製造される。このように紙製キャリアテ
ープ1は第1工程および第2工程を経て製造されるの
で、チップ収納凹部3は精度良く成形され、チップ収納
凹部3の底部が孔を有することはないが、また簡単に開
孔できる。
Description
をプリント基板等に取り付けるマウンタに、チップ状電
子部品を供給する紙製キャリアテープの製造方法に関す
る。
基板等に取り付けるマウンタに、チップ状電子部品を供
給するキャリアテープには、プラスチック製と紙製とが
知られている。
れたプラスチック製キャリアテープの製造方法を示す図
である。図5に示す例においては、まず図5(a)に示
すように、プラスチック製キャリアテープ基材11a
に、目的とするチップ収納凹部3の口域より狭い口域の
貫通孔2を開孔する。次に図5(b)に示すように、パ
ンチを貫通孔2上に押し当て、貫通孔2上に所望深さT
1のチップ収納凹部3をプレス加工により成形してプラ
スチック製キャリアテープ11が製造される。
通孔2の側壁の一部が押圧され、この押圧されたプラス
チック容積に対応するプラスチックが、貫通孔2のチッ
プ収納凹部3底部側の開口部にせり出し底部となるが、
プラスチックは非圧縮性のため底部を閉じると所望深さ
T1まで凹部ができないため、通常は小孔14を残し所
望深さT1を決めている。
うに成形される。
ープ基材1aの厚さ方向に貫通孔2を開孔し、紙製キャ
リアテープ基材1aの底部にボトムテープ12を貼付し
て貫通孔2の底部側の開口を閉じて凹部を成形する。次
にこの凹部をチップ収納凹部3としてチップ状電子部品
を収納しトップテープ(図示せず)で蓋をして、紙製キ
ャリアテープ1が製造される。
アテープ基材1aにプレス加工で凹部を設けて、この凹
部をチップ収納凹部3とした紙製キャリアテープ1が製
造される。
アテープ基材1aにプレス加工で凹部を設けて、この凹
部をチップ収納凹部3とする。また、チップ収納凹部3
の底部に、チップ状電子部品をチップ収納凹部3の底部
側から開口方向に向かって押し出すため、押し出しピン
13を挿通させる押し出しピン用開孔14が設けられる
ことにより、紙製キャリアテープ1が製造される。
が促進されてきたチップを収納するチップ収納凹部3を
有するキャリアテープには以下のような条件が必要とさ
れる。すなわち、(i)チップ状電子部品がチップ収納
凹部3内で固定収納されること、(ii)チップ収納凹部
3の底部には強度が弱い部分が存在すること、(iii)
チップ収納凹部3の底部には孔が無いこと、例えばチッ
プ状電子部品をキャリアテープにより搬送中に、チップ
状電子部品がチップ収納凹部3内で固定収納されず移動
してしまうと、搬送されたチップ収納凹部3内のチップ
状電子部品をマウンタで正確に捕捉することができな
い。チップ状電子部品をマウンタで正確に捕捉すること
ができなければ、チップ状電子部品をマウンタによりプ
リンタ基盤等に正確に取り付けることができない。従っ
て、チップ収納凹部3が成形されるキャリアテープには
上記(i)の条件は重要である。
ップ状電子部品を吸着するが、一般にこの吸着力は弱い
ので、チップ収納凹部3よりチップ状電子部品を取り出
す際には、通常、チップ状電子部品をチップ収納凹部3
の底部側よりチップ収納凹部3の開口方向に向かって押
し出しピン13により押し出す必要がある。このときチ
ップ収納凹部3の底部が堅固ならば押出ピン13には強
い力が必要となり、押し出しピン13による押し出し力
が強すぎるとチップ状電子部品を傷つけることがある。
また、チップ収納凹部3の底部が堅固な場合、押し出し
ピン13による押し出し力が強くなり、押し出し力が弱
い場合に比べ、押し出しに伴いチップ収納凹部3の底部
が粉砕し、その粉砕片が飛散してしまうので、チップ状
電子部品をマウンタに取り付けられた真空吸着装置等で
取り出す際に、真空吸着装置等を詰まらせることがあ
る。従って、弱い力でチップ状電子部品を押し出す方が
望ましい。そのためには、チップ収納凹部3の底部に強
度が弱い部分を設け、強度が弱い部分から押し出しピン
13を押し出す必要がある。従って、チップ収納凹部3
が成形されるキャリアテープには上記(ii)の条件が重
要となる。
すると、この孔からゴミが侵入して、このゴミがチップ
収納凹部3に収納されているチップ状電子部品に付着し
て、チップ状電子部品のマウンタによるプリンタ基盤等
への取り付けを阻害することがある。従って、チップ状
電子部品へのゴミの付着を防止する防塵対策の観点よ
り、チップ収納凹部3が成形されるキャリアテープには
(iii)の条件は重要である。
い、上記(i)(ii)(iii)の条件は、さらに重要な
ものとなる。
の製造方法において、例えば図5に示すプラスチック製
キャリアテープ11の製造方法では、所望形状のチップ
収納凹部3をパンチを用いたプレス加工により精度良く
成形することができるので、上記(i)の条件を満たす
ことができる。また所望深さT1のチップ収納凹部3を
得るためにプレス加工により押圧されたプラスチック容
積と、チップ収納凹部3の底部側の貫通孔2の開口容積
と、が等しければ、チップ収納凹部3の底部の孔は無く
なる。しかしながら、加工精度およびプラスチックが非
圧縮性であることを考慮すれば、プレス加工により貫通
孔2におけるチップ収納凹部3の底部の孔が縮小され
て、孔が無くなった場合には、所望深さT1を有するチ
ップ収納凹部3を成形することは難しい。従って、所望
深さT1を有するチップ収納凹部3を得るためには、チ
ップ収納凹部3を成形した後においても、チップ収納凹
部3の底部に孔を有していることが必要である。このこ
とは上記(iii)の条件を満たさない。また、チップ収
納凹部3成形の際のプレス加工によりプラスチックは融
着するので、チップ収納凹部3の底部は全面に渡って堅
固なものとなり、上記(ii)の条件を満たすことは難し
い。
て、例えば、図6(a)に示す紙製キャリアテープ1で
は、貫通孔2の底部にボトムテープ12を貼付し、貫通
孔2の蓋部にトップテープを貼付する必要がある。従っ
て、ボトムテープ材およびトップテープ材という新たな
材料を必要とするとともに、加工工程が複雑化する。
1は、チップ収納凹部3の底部が薄い場合であっても、
チップ収納凹部3を成形するためのプレス加工により、
チップ収納凹部3の底部は圧縮され堅固なものとなって
いる。従って、上記(ii)の条件を満たすことは難し
い。また、チップ収納凹部3を成形するために紙製キャ
リアテープ基材1aに直接プレス加工してキャリアテー
プ1を製造すると、図7に示すようにチップ収納凹部3
同士の間隔が狭い場合には、チップ収納凹部3をプレス
加工で開孔する際に、先に開孔したチップ収納凹部3の
側壁を押圧するので、先に開孔したチップ収納凹部3の
側壁の形状が変形してしまい、上記(i)の条件を満た
すことは難しい。
1は、チップ収納凹部3の底部に孔を有するので、上記
(iii)の条件を満たさない。
ものであり、チップ状電子部品を傷つけることなく、チ
ップ状電子部品を押し出しピンにより押し出すことを可
能とするとともに、貫通孔からのゴミの侵入を防ぐこと
ができるキャリアテープを製造する紙製キャリアテープ
の製造方法を提供することを目的とする。
テープ基材に、貫通孔を紙製キャリアテープ基材の厚さ
方向に開孔する第1工程と、パンチを貫通孔上に押し当
てることにより、紙製キャリアテープ基材の貫通孔上に
チップ収納凹部を成形するとともに、紙製キャリアテー
プ基材の一部により貫通孔を閉じて紙製キャリアテープ
を成形する第2工程とを備えたことを特徴とする紙製キ
ャリアテープの製造方法である。
キャリアテープ基材に、貫通孔を開孔する。次に第2工
程において、パンチを貫通孔上に押し当てることによ
り、紙製キャリアテープ基材の貫通孔上にチップ収納凹
部を成形するとともに、紙製キャリアテープ基材の一部
により貫通孔を閉じる。このため、チップ収納凹部を精
度良く成形し、また、チップ収納凹部の底部に強度の弱
い部分を形成するとともに、チップ収納凹部の底部から
孔を無くすことができる。
施の形態について説明する。図1および図2は本発明の
実施の形態を示す図である。ここで図1は紙製キャリア
テープの製造方法の第1工程を示す図であり、図2はそ
の第2工程を示す図である。また、図1(a)は第1工
程における紙製キャリアテープを上方から見た図であ
り、図1(b)は図1(a)のA−A部分における断面
図である。また、図2(a)は第2工程における紙製キ
ャリアテープを上方から見た図であり、図2(b)は図
2(a)のB−B部分における断面図である。
キャリアテープ基材1aの厚さは、0.31mm、0.43mm、0.
61mm、0.75mm、0.95mm等に規格化されており、例えば規
格の一つである厚さ0.61mmの紙製キャリアテープ基材1
aが準備される。この紙製キャリアテープ基材1aは、
第1工程において、図1に示すように、その厚さ方向に
開孔されて、貫通孔2が成形される。このとき貫通孔2
の平面形状は四角形状となっている。また、貫通孔2を
成形する際、同時に、キャリアテープ送り用孔4が紙製
キャリアテープ基材1aの所望位置に紙製キャリアテー
プ基材1aの厚さ方向に開孔される。なお、貫通孔2お
よびキャリアテープ送り用孔4は、各々パンチ5a、5
bによるプレス加工によって成形されるが、他の加工方
法で成形されてもよい。
に、パンチ5を貫通孔2上に押し当て受台6との間で紙
製キャリアテープ基材1aに対してプレス加工を施すこ
とにより、紙製キャリアテープ基材1aの貫通孔2上に
チップ収納凹部3を成形するとともに、パンチ5により
延ばされた紙製キャリアテープ基材1aの一部により貫
通孔2を閉じることができる。すなわち紙製キャリアテ
ープ基材1aはプラスチック材料のような非圧縮性材料
と異なり、圧縮性材料からなっているため、受台6と、
貫通孔2上に押し当てられたパンチ5との間でプレス加
工されると容易に圧縮され、同時に貫通孔2の平面形状
に沿って貫通孔2の周辺から中心に向かって延ばされ
る。この場合、貫通孔2は平面四角形状をなしているの
で、貫通孔2の4方向から紙製キャリアテープ基材1a
が中心に向かって延ばされて相互に突き合わせ合い、平
面X字状の合わせ目20を形成しながら貫通孔2を閉じ
る。
平面X字状の合わせ目20を形成することができる。こ
の合わせ目20は、後述のように小さな力で容易に分離
可能となっている。
ープ送り用孔4を基準に成形される。また、図4に示す
ように、チップ収納凹部3を成形するために用いられる
パンチ5は棒状かつ先端に棒軸に対して直角な平面を有
しており、このような形状を持つため、紙製キャリアテ
ープ基材1aを精度良く加工することができる。また、
チップ収納凹部3の平面形状はチップに合わせた四角或
いは長方形形状となっている。
テープ基材1aの厚さ方向の深さをT1とし、紙製キャ
リアテープ基材1aの厚さのうち第2工程においてチッ
プ収納凹部3が成形されない部分の厚さをT2とし、第
2工程で成形されるチップ収納凹部3の口域面積(平面
形状面積)をS1とし、S1のうち第1工程で成形され
る貫通孔2の口域面積を除外した面積をS2とし、V1
をV1=S2(T1+T2)とし、V2をV2=S1・
T2とし、ρをρ=V1/V2とした場合、3<ρ<
6.5となるように加工される。
納して搬送するための紙製キャリアテープ1を製造する
ことができる。
いてチップ収納凹部3の口域より狭い口域を有する貫通
孔2を紙製キャリアテープ基材1aに開孔した後、第2
工程において貫通孔2上に所望形状の開口を有するチッ
プ収納凹部3をプレス加工により成形するので、チップ
収納凹部3成形の際のプレス加工に伴う紙製キャリアテ
ープ1aへの押圧力を、貫通孔2側に向かって逃がすこ
とができる。従って、チップ収納凹部3をプレス加工で
開孔する際に、先に開孔したチップ収納凹部3の側壁を
図7で説明したように圧迫することはないので、先に開
孔したチップ収納凹部3の側壁の形状が変形することも
ない。
部3の底部に合わせ目ができるかどうかにより決定され
る。例えば、貫通孔2の平面形状が円形の場合には、チ
ップ収納凹部3底部側の貫通孔2の開口部を、チップ収
納凹部3成形の際のプレス加工時に閉じることはできる
が合わせ目20ができないので堅固になり易く、押出ピ
ン13でチップ収納凹部3の底を突き破ることは難しく
なるので、四角形等、平面多角形状を有することが好ま
しい。
されるのと同時にキャリアテープ送り用孔4が開口され
るので、貫通孔2とキャリアテープ送り用孔4との相対
位置を精度良く定めることができる。従って、第2工程
において、キャリアテープ送り用孔4を基準として、貫
通孔2上にチップ収納凹部3を成形することができ、チ
ップ収納凹部3と貫通孔2との相対位置についても精度
よく定めることができる。
ップ収納凹部3の成形の際のプレス加工により押圧され
た紙製キャリアテープ基材1aの一部が、貫通孔2の開
口部を完全に閉じるため、チップ収納凹部3の底部が孔
を有することはない。このとき、チップ収納凹部3の底
部全域は、受台6とパンチ5との間でプレス加工により
圧縮されるので、チップ状電子部品Wを収納支持するの
に十分過ぎる強度を有する。しかしながら、紙製キャリ
アテープ基材1aの原料は繊維となっているので、プレ
ス加工により押圧されても押圧部は、プラスチック製キ
ャリアテープ11のように融着することはない。
チップ収納凹部3成形の際にプレス加工により貫通孔2
方向に紙製キャリアテープ基材1aが延ばされ貫通孔2
を閉ざした部分は、紙が延ばされて成形されるので、他
のチップ収納凹部3の底部に比べ強度が弱くなってお
り、さらに、貫通孔2を閉じる紙製キャリアテープ基材
1aはX字状の合わせ目20を形成している。
子部品を、チップ収納凹部3の底部側から開口方向に向
かって、押し出しピン13により押し出す場合、押し出
しピン13により合わせ目20を容易に破断することが
でき、チップ状電子部品Wを傷つけない程度の弱い力
(例えば0.1〜0.2N程度)で押し出すことができると共
に、チップ収納凹部3底面が粉砕することも無い。
有する紙製であるので、チップ収納凹部3を成形する時
に、チップ収納凹部3底部側の貫通孔2を完全に閉ざし
ても、所望深さT1を正確に有するチップ収納凹部3を
成形することができる。
の場合には、収納されたチップ状電子部品Wが移動して
固定収納されないことも考えられるが、チップ収納凹部
3を四角形状等のように、チップ収納凹部3の平面形状
における重心からチップ収納凹部3の外周までの距離を
一定にさせないことにより、チップ状電子部品Wをチッ
プ収納凹部3内で固定することができると共に、チップ
収納凹部3底部に合わせ面を作ることができる。
3の底部をスムーズに突き破ることができるようなチッ
プ収納凹部3の底部の強度を考慮すると、ρは3<ρ<
6.5であることが好ましい。
製キャリアテープ基材1aに貫通孔2を開孔する第1工
程と、パンチ5を貫通孔2上に押し当て、チップ収納凹
部3を成形するとともに底部を紙製キャリアテープ基材
1aの一部により貫通孔2を閉じる第2工程と、により
紙製キャリアテープ1を加工するので、チップ状電子部
品Wが固定収納される所望形状のチップ収納凹部3を精
度良く成形することができる。また、チップ収納凹部3
の底部側の貫通孔2の開口部は、圧縮性を有する紙製キ
ャリアテープ基材1aの一部により、チップ収納凹部3
の底部に強度の弱い部分を成形するとともに、完全に閉
ざされるので、チップ収納凹部3の底部から孔を無くす
ことができる。
貫通孔を紙製キャリアテープ基材の厚さ方向に開孔する
第1工程と、パンチを貫通孔上に押し当て、チップ収納
凹部を成形するとともに紙製キャリアテープ基材の一部
により貫通孔を閉じる第2工程とから紙製キャリアテー
プを加工する。従って、チップ状電子部品が固定収納さ
れる所望形状のチップ収納凹部を精度良く成形すること
ができるので、チップ状電子部品はマウンタにより正確
に捕捉される。また、貫通孔のチップ収納凹部の底部側
の開口部は、圧縮性を有する紙製キャリアテープ基材の
一部により、完全に閉ざされ、チップ収納凹部の底部に
強度の弱い部分を成形するので、チップ状電子部品を傷
つけることなく押し出しピンによりチップ状電子部品を
押し出すことができる。さらに、チップ収納凹部の底部
は孔を有さないので、チップ状電子部品を搬送中にチッ
プ状電子部品にゴミが付着しないようにすることができ
る。
実施の形態における第1工程を示す図。
実施の形態における第2工程を示す図。
実施の形態におけるチップ収納凹部の底部を押出ピンで
押し出す状況を示す図。
実施の形態におけるパンチを示す図。
法を示す図。
図。
Claims (8)
- 【請求項1】紙製キャリアテープ基材に、貫通孔を紙製
キャリアテープ基材の厚さ方向に開孔する第1工程と、 パンチを貫通孔上に押し当てることにより、紙製キャリ
アテープ基材の貫通孔上にチップ収納凹部を成形すると
ともに、紙製キャリアテープ基材の一部により貫通孔を
閉じて紙製キャリアテープを成形する第2工程とを備え
たことを特徴とする紙製キャリアテープの製造方法。 - 【請求項2】第1工程において、貫通孔を成形する際、
同時に、紙製キャリアテープ基材の厚さ方向にキャリア
テープ送り用孔を開孔し、第2工程において、キャリア
テープ送り用孔を基準にしてチップ収納凹部を成形する
ことを特徴とする請求項1記載の紙製キャリアテープの
製造方法。 - 【請求項3】第2工程において用いられるパンチは、棒
状かつ先端に棒軸に対して直角な平面を有することを特
徴とする請求項1乃至2のいずれか一項に記載の紙製キ
ャリアテープの製造方法。 - 【請求項4】第2工程において、パンチにより延ばされ
た紙製キャリアテープ基材によって、貫通孔を完全に閉
じることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に
記載の紙製キャリアテープの製造方法。 - 【請求項5】第2工程で成形されるチップ収納凹部は、
チップ収納凹部の平面形状における重心からチップ収納
凹部の平面形状の各外周部までの距離が一定でないこと
を特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の紙
製キャリアテープの製造方法。 - 【請求項6】第2工程で成形されるチップ収納凹部の平
面形状は、円形でないことを特徴とする請求項5記載の
紙製キャリアテープの製造方法。 - 【請求項7】第1工程で成形される貫通孔の平面形状
は、四角形であることを特徴とする請求項1乃至6のい
ずれか一項に記載の紙製キャリアテープの製造方法。 - 【請求項8】第2工程において成形されるチップ収納凹
部の紙製キャリアテープ基材の厚さ方向の深さをT1と
し、 紙製キャリアテープ基材の厚さのうち、第2工程におい
てチップ収納凹部が成形されない部分の厚さをT2と
し、 第2工程で成形されるチップ収納凹部の口域面積をS1
とし、 S1のうち第1工程で成形される貫通孔の口域面積を除
外した面積をS2とし、 V1をV1=S2(T1+T2)とし、 V2をV2=S1・T2とし、 ρをρ=V1/V2とした場合、 3<ρ<6.5となることを特徴とする請求項1乃至7
のいずれか一項に記載の紙製キャリアテープの製造方
法。
Priority Applications (3)
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JP3880799B2 JP3880799B2 (ja) | 2007-02-14 |
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