JP2001315846A - キャリアテープ - Google Patents

キャリアテープ

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JP2001315846A
JP2001315846A JP2000132368A JP2000132368A JP2001315846A JP 2001315846 A JP2001315846 A JP 2001315846A JP 2000132368 A JP2000132368 A JP 2000132368A JP 2000132368 A JP2000132368 A JP 2000132368A JP 2001315846 A JP2001315846 A JP 2001315846A
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JP
Japan
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carrier tape
hole
storage cup
apertures
synthetic resin
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Application number
JP2000132368A
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English (en)
Inventor
Takehiko Uchida
健彦 内田
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Nippo Co Ltd
Original Assignee
Nippo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に極小の部品の収納等に適した紙製キャリ
アテープを提供するもので、孔内の毛羽を遮断して基板
製作の歩留まりの低下を防止する。 【解決手段】 紙を積層して所望の厚さにしたキャリア
テープ基体に一定間隔で連続して孔を穿設し、その孔に
合成樹脂又は金属からなる収納カップを嵌入構成し、部
品収納後トップテープで被覆するという手段を用いた。
収納カップはインサート成型する、別途成型したものを
接着剤で嵌着する、孔上面の樹脂被膜を吸引又はプレス
して形成する等の手段で構成する。また、収納カップの
底部に検査孔を設け、部品の有無を検査可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子部品や精密
機器用部品等の収納、保管、運搬、供給に使用するキャ
リアテープの改良に関するもので、特に極小の部品の収
納等に適したキャリアテープを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種電子部品等の収納用のキ
ャリアテープとしては、プラスチックテープに真空成
型、プレス成形等で収納凹部を連続的に設けると共に該
収納凹部に沿って一定間隔のガイド用送り孔を穿設し、
各収納凹部に電子部品等を収納した後、剥離可能なトッ
プテープで被覆して専用リールに巻き取るようにしたも
のが知られている。
【0003】しかしながら、近年の各種機器の小型化に
伴い、それらに使用する基板の実装部品の大きさも極小
サイズ(例えば長さ1ミリ前後からそれ以下)のものが
多用され、その部品の大きさに見合う収納部を有する極
めて細いキャリアテープが使用されている。この場合、
リールからテープを繰り出しながらトップテープを剥が
し、送り孔を利用して自動的に製造ラインに供給するの
であるが、部品自体が軽く小さいためにその移動中にテ
ープに生じる振動で収納凹部から部品が脱落してしまう
という障害がしばしば生じていた。
【0004】一方、このような振動を吸収し部品の脱落
を防止するものとして、例えば図4の部分拡大断面図に
示すように、紙を幾層にも重ねて部品の大きさに見合う
所定の厚さのテープ状(イ)とし、これに連続的に貫通
孔(ロ)を穿設したうえ、下面をボトムテープ(ハ)で
被覆して該孔を有底の収納部とし、これらに部品(P)
を収納したうえ、上面に剥離可能なトップテープ(ニ)
を貼着した構成のキャリアテープも従来から広く利用さ
れている。
【0005】しかし、紙を積層してテープ状にしたもの
は、収納用の貫通孔を穿設する際に該部に紙の繊維によ
る毛羽(ケバ)が生じる。この毛羽は極小部品を収納部
から取り出す際に障害となっていた他、収納した部品に
毛羽が付いたまま回路に実装された場合には、回路のシ
ョート等によって回路基板の製造の歩留まりが悪くなる
という問題が指摘されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、紙製キャリ
アテープにおける毛羽の発生を防止して各種障害が生じ
ないようにしたキャリアテープを提供することを目的と
したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来のキャリアテー
プが有する課題を解決するため本発明は、電子部品等を
収納する紙製キャリアテープにおいて、紙を複数枚積層
して所望の厚さに構成したキャリアテープ基体に一定間
隔で連続して孔を穿設し、該孔内に合成樹脂からなる収
納カップを嵌入構成し、部品収納後トップテープで孔を
被覆するという構成を採用した。
【0008】また、上記収納カップの底部に検査孔を設
けるという手段も採用した。
【0009】そして、具体的に収納カップを構成するも
のとして、収納カップをインサート成型によって孔内に
設けるという手段、別途成型した収納カップを接着剤で
孔内に嵌着するという手段、孔の上面に貼着した合成樹
脂被膜をプレス又は吸引して孔内に収納カップを形成す
るという手段をそれぞれ採用した。
【0010】更に、収納カップを別途成型する場合、合
成樹脂に代えて金属で成型するという手段も採用した。
【0011】上記構成にかかる本発明のキャリアテープ
は、穿設した孔に別途収納カップを嵌入することによ
り、穿設時に発生した紙の繊維の毛羽を収納部品から完
全に遮断するものである。従って、部品の取り出し時に
毛羽が障害となったり、毛羽が付着した部品を実装する
ことによる回路基板の製造の歩留まりの悪化を防止する
ことが可能となった。
【0012】また、収納カップの底部に検査孔を設ける
ことにより、該検査孔より収納部品の有無を検知できる
ようにしている。
【0013】そして、上記収納カップは、インサート成
型等種々の手段により構成可能とし、また合成樹脂に代
えて金属でも成型可能として、広い用途に対応したもの
としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるキャリアテ
ープの好ましい幾つかの実施形態を、図面に従って説明
する。図1は本発明品の一部切欠斜視図であり、図にお
いて、1は紙を複数枚積層して部品の大きさに見合う所
望の厚さに構成したキャリアテープ基体、2、2・・は
このキャリアテープ基体1の長さ方向に一定間隔で連続
して穿設した孔である。この孔の平面形状は収納する部
品の形状に合わせて任意に選択できることは勿論であ
る。3、3・・は各孔2に嵌入して設けた有底の収納カ
ップであって、合成樹脂で構成したものである。各種部
品はこの収納カップ3に個別に収納し、上面開口部を剥
離可能なトップテープ(図示せず)で被覆してキャリア
テープとする。各孔に合成樹脂からなる収納カップ3を
嵌入したことによって、紙製テープに孔2を穿設したと
きに生じる紙の繊維の毛羽と収納部品の間を遮断し、部
品に毛羽が付着することがなくなり、基板製造時の歩留
まりが著しく向上する。
【0015】また、4は必要に応じて収納カップ3の底
部に設けた検査孔であって、センサー等によって各収納
カップ3内に部品が収納されているか否かを検知できる
ようにしたものである。また、5、5・・は部品供給時
のガイド用の送り孔である。
【0016】上記収納カップ3は、孔2の断面の毛羽を
部品から遮断するような構成であればよく、種々の手段
によって構成できる。具体的に例えば、図2に示す部分
拡大断面図において、(A)は収納カップ3aをインサ
ート成型によって孔内に設けたものである。図3はその
製造工程における成型金型の一例の部分断面を示すもの
で、所定の孔2を連続して設けたキャリアテープ基体1
を矢印方向に供給し、上下から挟定する型6に溶融合成
樹脂7を流し込んで複数の収納カップ3aを連続的に成
型するようにしている。
【0017】また、図2の(B)、(C)は上記インサ
ート成型の他の例を示すもので、収納カップ3b、3c
の開口部又は底部に鍔を形成するようにしたものであ
る。尚、図(A)〜(C)において、インサート成型に
よらないで、予め図示したような形状の合成樹脂製の収
納カップ3a、3b、3cを多数成型しておき、キャリ
アテープ基体1に設けた孔2に接着剤で嵌め込み固定す
るようにしたものであってもよい。更にこの場合には、
収納カップを合成樹脂に代えて金属で構成するようにし
てもよい。
【0018】また(D)は孔2を穿設したキャリアテー
プ基体1の上面に合成樹脂被膜8を貼り付け、プレス又
は吸引によって孔2内に収納カップ3dを形成するよう
にしたものである。
【0019】以上要するに、紙製キャリアテープ基体1
に一定間隔で連続的に設けた孔2に、合成樹脂または金
属の収納カップを嵌入構成して、孔2の内側の毛羽と収
納部品とを確実に遮断するようにして、部品に毛羽が付
着することを防止したものである。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明にかかるキャ
リアテープは、紙製キャリアテープに連続的に穿設した
孔内に合成樹脂または金属からなる収納カップを嵌着し
て構成したものであるから、孔の穿設時に毛羽が生じて
も、収納カップによって毛羽と収納部品との間が確実に
遮断される。従って、部品を取り出す際に毛羽が障害と
なることがなく、また、毛羽が部品に付着して回路基板
の製造の歩留まりを悪くすることを確実に防止できると
いう優れた効果が期待できるものである。
【0021】また、収納カップの底部に検査孔を設ける
ことによって、該検査孔を通じて収納カップ内の部品の
有無を簡単に検知することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるキャリアテープの実施の一例を
示す一部切欠斜視図である。
【図2】本発明にかかるキャリアテープの実施態様を示
す部分拡大断面図である。
【図3】キャリアテープの製造の一例を示す部分断面図
である。
【図4】従来のキャリアテープの一例を示す部分拡大断
面図である。
【符号の説明】
1 キャリアテープ基体 2 孔 3 収納カップ 4 検査孔 5 送り孔 8 合成樹脂被膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品等を収納する紙製キャリアテープ
    において、紙を複数枚積層して所望の厚さに構成したキ
    ャリアテープ基体に一定間隔で連続して孔を穿設し、該
    孔内に合成樹脂からなる収納カップを嵌入構成し、部品
    収納後トップテープで孔を被覆することを特徴とするキ
    ャリアテープ。
  2. 【請求項2】上記収納カップの底部に検査孔を設けた請
    求項1記載のキャリアテープ。
  3. 【請求項3】収納カップをインサート成型によって孔内
    に設けた請求項1又は請求項2記載のキャリアテープ。
  4. 【請求項4】別途成型した収納カップを接着剤で孔内に
    嵌着した請求項1又は請求項2記載のキャリアテープ。
  5. 【請求項5】孔の上面に貼着した合成樹脂被膜をプレス
    又は吸引して孔内に収納カップを形成した請求項1又は
    請求項2記載のキャリアテープ。
  6. 【請求項6】収納カップを合成樹脂に代え金属で成型し
    た請求項4記載のキャリアテープ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003059775A1 (fr) * 2002-01-10 2003-07-24 Kaneko Denki Kabushiki Kaisha Bande transporteuse et appareil d'approvisionnement en articles comprenant une telle bande transporteuse
JP2006141858A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Toppan Printing Co Ltd 化粧料容器及びその製造方法
JP2008174252A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Murata Mfg Co Ltd チップ型電子部品の収納テープおよびテーピング電子部品連の製造方法
CN100415610C (zh) * 2002-04-04 2008-09-03 东京威尔斯股份有限公司 纸制载体带的制造方法

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