JP2002211174A - 給与明細書帳票 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給与支給者が給与受給者に月毎に付与する給
与明細書をドットプリンタにより記載する給与明細書帳
票を得る。 【解決手段】 ４枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの１
枚目の単片帳票Ａ表面に、給与受給者名、給与支給者
名、給与明細書をドットプリンタにより印字するフォー
ム欄２０を印刷する。２枚目の単片帳票Ｂ表面には、給
与受給者名、給与支給者名をドットプリンタにより複写
印字するフォーム欄２２を印刷する。３枚目の単片帳票
Ｃの裏面には、広告を印刷する。４枚目の単片帳票Ｄ表
面には、給与受給者名、給与支給者名、給与明細書をド
ットプリンタにより複写印字するフォーム欄５０を印刷
する。単片帳票Ｃ表面は、単片帳票Ｂ裏面に貼合せる。
単片帳票Ｃ、Ｄの左右の側縁１５と上部の端縁１６と
は、切り離し可能に貼合せる。単片帳票Ｃ、Ｄの下部の
端縁１８は、切り離し不可能に貼合せる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、給与支給者が給与
受給者に月毎等に付与する給与明細書記載用の給与明細
書帳票に関する。

【０００２】

【従来の技術】給与支給者は、給与受給者に、本給、各
種手当等の支給額と、各種保険、所得税、住民税等の控
除額とが記載された給与明細書を、月毎に付与すること
が、一般におこなわれている。給与支給者が、給与受給
者に支給する給与は、給与明細書とは別に、給与受給者
の銀行口座に振り込まれるのが、一般となっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の給与
明細書の内容は、単に、数字が並んだ単調で、味気のな
いものとなっている。他方、給与明細書の内容は、ダイ
レクトメール等とは異なり、給与受給者が、必ず開封し
て、見るものである。そこで、本発明者は、このよう
な、給与受給者が必ず開封して見る給与明細書に、給与
受給者が関心のある、各種広告を掲載すれば、その効果
が絶大であることに、思いついた。また、その際には、
給与受給者は、給与が自己の銀行口座に振り込まれた直
後の資金豊富な状況にあり、広告商品を購入する可能性
が大であることに、思いついた。そして、このような思
いつきに基づき、給与支給者が給与受給者に月毎等に付
与する給与明細書記載用の給与明細書帳票であって、給
与受給者が関心のある広告が掲載された、ドットプリン
タにより印字される複数枚重ねの給与明細書帳票を開発
した。

【０００４】即ち、本発明者は、給与受給者が関心のあ
る広告が掲載された、ドットプリンタにより給与明細書
が印字又は複写印字される複数枚重ねの給与明細書帳票
を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の給与明細書帳票は、その左右にドットプ
リンタの用紙送り用のスプロケットのピンを引っかける
複数の送り孔が縦に並ぶ外側縁を持ち、その左右の外側
縁より内側に貼合用の内側縁を持つと共に、その上下に
貼合用の端縁を持つ、ほぼ方形状をした４枚重ねの単片
帳票が縦に連なる連続用紙からなり、その最上の１枚目
の単片帳票Ａの表面には、給与受給者の住所及び氏名
と、給与支給者の名称又は氏名と、給与明細書の控えを
ドットプリンタにより印字するフォーム欄が印刷され、
その次の２枚目の単片帳票Ｂ表面の、前記単片帳票Ａ表
面の給与受給者の住所及び氏名と、給与支給者の名称又
は氏名とを印字するフォーム欄に重なり合う部分には、
同じ給与受給者の住所及び氏名と、同じ給与支給者の名
称又は氏名とを前記ドットプリンタにより複写印字する
フォーム欄が印刷されると共に、単片帳票Ｂ表裏面の、
前記単片帳票Ａ表面の給与明細書を印字するフォーム欄
に重なり合う部分には、目隠し用の地紋が印刷され、そ
の次の３枚目の単片帳票Ｃの表面がそれに重なり合う単
片帳票Ｂの裏面に貼合されて、その単片帳票Ｃの裏面に
は、給与受給者に対しての広告が印刷され、その最下の
４枚目の単片帳票Ｄ表面の、前記単片帳票Ａの給与受給
者の氏名と、給与支給者の名称又は氏名と、給与明細書
とを印字するフォーム欄に重なり合う部分には、同じ給
与受給者の氏名と、同じ給与支給者の名称又は氏名と、
同じ給与明細書とを前記ドットプリンタにより複写印字
するフォーム欄が印刷され、単片帳票Ｄ裏面の、前記単
片帳票Ａ表面の給与明細書を印字するフォーム欄に重な
り合う部分には、目隠し用の地紋が印刷され、前記単片
帳票Ｂ表面の給与受給者の住所及び氏名と、給与支給者
の名称又は氏名とを複写印字するフォーム欄に重なり合
う単片帳票Ａの裏面部分と、前記単片帳票Ｄ表面の給与
受給者の氏名と、給与支給者の名称又は氏名と、給与明
細書とを複写印字するフォーム欄に重なり合う単片帳票
Ｃの裏面部分には、それらのフォーム欄に給与受給者の
住所及び氏名又は氏名、給与支給者の名称又は氏名、又
は給与明細書を前記ドットプリンタにより複写印字する
ためのノンカーボン感圧層が形成され、さらに、前記４
枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの左右の外側縁とそれ
よりも内側の単片帳票Ｃ、Ｄの左右の内側縁と単片帳票
Ｃ、Ｄの上下の端縁とが互いに貼合されると共に、前記
４枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの左右の外側縁とそ
れよりも内側の左右の内側縁との境界線部分、その左右
の内側縁とそれよりも内側の単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄと
の境界線部分、その上部の端縁とそれよりも内側の単片
帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄとの境界線部分、及び連続用紙の縦
に連なる単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの上下の境界線部分に
切り離し用のミシン目が刻設されてなることを特徴とし
ている。

【０００６】この給与明細書帳票においては、その４枚
重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄが縦に連なる連続用紙の
左右の外側縁に縦に並ぶ複数の送り孔に、ドットプリン
タの用紙送り用のスプロケットのピンを引っかけること
ができる。そして、４枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ
が縦に連なる連続用紙を、ドットプリンタに順次送り込
んで、その連続用紙の縦に連なる４枚重ねの単片帳票
Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄのそれぞれのフォーム欄に所定の文字又
は数字を印字又は複写印字できる。具体的には、その最
上の１枚目の単片帳票Ａ表面のフォーム欄には、給与受
給者の住所及び氏名と、給与支給者の名称又は氏名と、
給与明細書の控えをドットプリンタにより印字できる。
その次の２枚目の単片帳票Ｂ表面の、前記単片帳票Ａ表
面の給与受給者の住所及び氏名と、給与支給者の名称又
は氏名とを印字する部分に重なり合うフォーム欄には、
同じ給与受給者の住所及び氏名と、同じ給与支給者の名
称又は氏名とを、そのフォーム欄に重なり合う単片帳票
Ａの裏面部分に形成されたノンカーボン感圧層を用い
て、前記ドットプリンタにより複写印字できる。その最
下の４枚目の単片帳票Ｄ表面の、前記単片帳票Ａの給与
受給者の氏名と、給与支給者の名称又は氏名と、給与明
細書とを印字する部分に重なり合うフォーム欄には、同
じ給与受給者の氏名と、同じ給与支給者の名称又は氏名
と、同じ給与明細書とを、そのフォーム欄に重なり合う
単片帳票Ｃの裏面部分に形成されたノンカーボン感圧層
を用いて、前記ドットプリンタにより複写印字できる。

【０００７】前記単片帳票Ｄ表面のフォーム欄に複写印
字された給与明細書の数字は、その単片帳票Ｄ裏面の、
前記単片帳票Ａ表面の給与明細書のフォーム欄に重なり
合う部分に印刷された目隠し用の地紋により、単片帳票
Ｄ裏面側から透けて見えるのを防ぐことができる。同様
にして、前記単片帳票Ｄ表面のフォーム欄に複写印字さ
れた給与明細書の数字は、前記単片帳票Ｂ表裏面の、単
片帳票Ａ表面の給与明細書のフォーム欄に重なり合う部
分に印刷された目隠し用の地紋により、単片帳票Ｂ表面
側から透けて見えるのを防ぐことができる。

【０００８】前記連続用紙の縦に連なる４枚重ねの単片
帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄは、その上下の境界線部分に刻設さ
れた切り離し用のミシン目から単片に切り離すことがで
きる。また、その単片に切り離された４枚重ねの単片帳
票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの左右の外側縁は、該外側縁とそれよ
りも内側の単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄとの境界線部分に刻
設されたミシン目から切り離すことができる。また、そ
の左右の外側縁が切り離された４枚重ねの単片帳票Ａ、
Ｂ、Ｃ、Ｄのうちの、最上の単片帳票Ａであって、その
左右の内側縁と上下の端縁が単片帳票Ｂの左右の内側縁
と上下の端縁に貼合されていない単片帳票Ａは、その他
の単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄから引き剥がすことができる。そ
して、給与支給者は、そのフォーム欄に供与受給者の住
所及び氏名と給与明細書とが印字された単片帳票Ａを、
控え書類に利用できる。その他の３枚重ねの単片帳票
Ｂ、Ｃ、Ｄであって、その最上の単片帳票Ｂ表面に給与
受給者の住所及び氏名が複写印字された３枚重ねの単片
帳票Ｂ、Ｃ、Ｄは、給与明細書として、給与受給者にそ
のまま付与できる。その際には、その３枚重ねの単片帳
票Ｂ、Ｃ、Ｄの単片帳票Ｃ、Ｄの左右の内側縁及び上下
の端縁が互いに貼合されているため、その単片帳票Ｃ、
Ｄの間が他人にむやみに開かれて、単片帳票Ｄ表面のフ
ォーム欄に複写印字された給与明細書の数字を他人に盗
み見られるのを、防ぐことができる。

【０００９】他方、その３枚重ねの単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄ
からなる給与明細書を受け取った給与受給者は、その左
右の内側縁とそれよりも内側の単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄとの
境界線部分、及びその上部の端縁とそれよりも内側の単
片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄとの境界線部分に刻設されたミシン目
から、単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄの左右の内側縁と上部の端縁
を切り離すことができる。そして、その単片帳票Ｃ、Ｄ
の上部と左右の三方が互いに貼合されていない３枚重ね
の単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄであって、その単片帳票Ｃ、Ｄの
下部の端縁が互いに貼合されてなる３枚重ねの単片帳票
Ｂ、Ｃ、Ｄを得ることができる。そして、その３枚重ね
の単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄの単片帳票Ｃ、Ｄの間を、本を開
く要領で開くことができる。そして、その単片帳票Ｄ表
面のフォーム欄に複写印字された給与明細書の数字を見
ることができる。

【００１０】その際には、その給与受給者が必ず開封し
て見る給与明細書が複写印字された単片帳票Ｄ表面に隣
り合う単片帳票Ｃ裏面に印刷された給与受給者が関心の
ある広告を、給与受給者が半ば強制的に同時に見ること
となる。そのために、その広告の効果を大幅に増大させ
ることが、可能となる。

【００１１】本発明の給与明細書帳票においては、前記
左右の外側縁が切り離された３枚重ねの単片帳票Ｂ、
Ｃ、Ｄが、郵便の定型封筒と同じ大きさに形成されて、
その単片帳票Ｂの表面にドットプリンタにより複写印字
される給与受給者の住所及び氏名と、給与支給者の名称
又は氏名のフォーム欄が、定型封筒に記載する郵便の宛
て先の住所及び氏名と、郵便の差し出し人の名称又は氏
名のフォーム欄の体裁をなす構造とすることを好適とし
ている。

【００１２】この場合には、その連続用紙から切り離さ
れた４枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄであって、その
左右の外側縁が切り離された４枚重ねの単片帳票Ａ、
Ｂ、Ｃ、Ｄの最上の単片帳票Ａが剥がされた３枚重ねの
単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄを、郵便の定型封筒と同じ大きさに
形成できる。それと共に、その最上の単片帳票Ｂ表面に
ドットプリンタにより複写印字された給与受給者の住所
及び氏名と、給与支給者の名称又は氏名のフォーム欄
を、定型封筒に記載する郵便の宛て先の住所及び氏名
と、郵便の差し出し人の名称又は氏名のフォームの体裁
をなす構造に形成できる。その結果、その最上の単片帳
票Ｂ表面に郵便切手を貼着等するだけで、その３枚重ね
の単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄからなる給与明細書帳票を、給与
受給者の自宅等に、郵送できる。

【００１３】本発明の給与明細書帳票においては、給与
受給者に対しての広告が裏面に印刷された単片帳票Ｅの
表面が、単片帳票Ｄの裏面に貼合された構造とすること
を好適としている。

【００１４】この場合には、その給与受給者に手渡され
たり郵送されたりする３枚重ねの単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄの
単片帳票Ｄの裏面に貼合された単片帳票Ｅの裏面に印刷
された給与受給者に対しての広告を、その３枚重ねの単
片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄを開く前から、資金豊富な状況にある
給与受給者が半ば強制的に見ることとなる。そのため
に、その広告の効果を高めることができる。

【００１５】

【発明の実施の形態】図１ないし図８は本発明の給与明
細書帳票の好適な実施の形態を示し、図１はその表面
図、図２はその単片帳票Ａの表面図、図３はその単片帳
票Ｂの表面図、図４はその単片帳票Ｂの裏面図、図５は
その単片帳票Ｃの裏面図、図６はその単片帳票Ｄの表面
図、図７はその単片帳票Ｄの裏面図、図８はその側面図
である。以下に、この給与明細書帳票を説明する。

【００１６】図において、１０は、その左右にドットプ
リンタの用紙送り用のスプロケットのピンを引っかける
複数の送り孔１２が縦に並ぶ外側縁１４を持ち、その左
右の外側縁１４より内側に貼合用の内側縁１５を持つと
共に、その上下に貼合用の端縁１６、１８を持つ、ほぼ
方形状をした４枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄが縦に
連なる連続用紙である。

【００１７】４枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの最上
の１枚目の単片帳票Ａの表面には、図２に示したよう
に、給与受給者の住所及び氏名と、給与支給者の名称又
は氏名と、給与明細書の控えをドットプリンタにより印
字するフォーム欄２０が印刷されている。その次の２枚
目の単片帳票Ｂ表面の、単片帳票Ａ表面の給与受給者の
住所及び氏名と、給与支給者の名称又は氏名とを印字す
るフォーム欄２０に重なり合う部分には、図３に示した
ように、同じ給与受給者の住所及び氏名と、同じ給与支
給者の名称又は氏名とを前記ドットプリンタにより複写
印字するフォーム欄２２が印刷されている。それと共
に、単片帳票Ｂ表面の、それ以外の単片帳票Ａ表面の給
与明細書を印字するフォーム欄２０に重なり合う部分を
含む部分には、図３に示したように、目隠し用の地紋３
０が広く印刷されている。さらに、単片帳票Ｂ裏面の、
単片帳票Ａ表面の給与明細書を印字するフォーム欄２０
に重なり合う部分を含むその他の部分にも、図４に示し
たように、目隠し用の地紋３０が印刷されている。その
次の３枚目の単片帳票Ｃの表面は、図８に示したよう
に、それに重なり合う単片帳票Ｂの裏面に貼合されてい
る。単片帳票Ｃの裏面には、図５に示したように、給与
受給者に対しての広告４０が印刷されている。その最下
の４枚目の単片帳票Ｄ表面の、単片帳票Ａの給与受給者
の氏名と、給与支給者の名称又は氏名と、給与明細書と
を印字するフォーム欄２０に重なり合う部分には、図６
に示したように、同じ給与受給者の氏名と、同じ給与支
給者の名称又は氏名と、同じ給与明細書とを前記ドット
プリンタにより複写印字するフォーム欄５０が印刷され
ている。単片帳票Ｄ裏面の、単片帳票Ａ表面の給与明細
書を印字するフォーム欄２０に重なり合う部分を含むそ
の他の部分には、図７に示したように、目隠し用の地紋
３０が広く印刷されている。

【００１８】単片帳票Ｂ表面の給与受給者の住所及び氏
名と、給与支給者の名称又は氏名とを複写印字するフォ
ーム欄２２に重なり合う単片帳票Ａの裏面部分を含む単
片帳票Ａの裏面には、そのフォーム欄２２に給与受給者
の住所及び氏名と、給与支給者の名称又は氏名を前記ド
ットプリンタにより複写印字するためのノンカーボン感
圧層（図示せず）が広く形成されている。同様にして、
単片帳票Ｄ表面の給与受給者の氏名と、給与支給者の名
称又は氏名と、給与明細書とを複写印字するフォーム欄
５０に重なり合う単片帳票Ｃの裏面部分を含む単片帳票
Ｃの裏面には、そのフォーム欄５０に給与受給者の氏名
と、給与支給者の名称又は氏名と、給与明細書を前記ド
ットプリンタにより複写印字するためのノンカーボン感
圧層（図示せず）が広く形成されている。

【００１９】さらに、４枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、
Ｄの左右の外側縁１４とそれよりも内側の単片帳票Ｃ、
Ｄの左右の内側縁１５と単片帳票Ｃ、Ｄの上下の端縁１
６、１８とは、互いに貼合されている。それと共に、４
枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの左右の外側縁１４と
それよりも内側の左右の内側縁１５との境界線部分６
０、その左右の内側縁１５とそれよりも内側の単片帳票
Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄとの境界線部分６２、その上部の端縁１
６とそれよりも内側の単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄとの境界
線部分６４、及び連続用紙１０の縦に連なる単片帳票
Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの上下の境界線部分６６には、切り離し
用のミシン目７０が、単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄを縦断又
は横断して刻設されている。

【００２０】図１ないし図８に示した給与明細書帳票
は、以上のように構成されている。この給与明細書帳票
においては、その４枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄが
縦に連なる連続用紙１０の左右の外側縁１４に縦に並ぶ
複数の送り孔１２に、ドットプリンタの用紙送り用のス
プロケットのピン（図示せず）を引っかけることができ
る。そして、４枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄが縦に
連なる連続用紙１０を、ドットプリンタに順次送り込ん
で、その連続用紙１０の縦に連なる４枚重ねの単片帳票
Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄのそれぞれのフォーム欄２０、２２、５
０に所定の文字又は数字を印字又は複写印字できる。具
体的には、その最上の１枚目の単片帳票Ａ表面のフォー
ム欄２０には、給与受給者の住所及び氏名と、給与支給
者の名称又は氏名と、給与明細書の控えをドットプリン
タにより印字できる。その次の２枚目の単片帳票Ｂ表面
の、単片帳票Ａ表面の給与受給者の住所及び氏名と、給
与支給者の名称又は氏名とを印字するフォーム欄２０に
重なり合うフォーム欄２２には、同じ給与受給者の住所
及び氏名と、同じ給与支給者の名称又は氏名とを、その
フォーム欄２２に重なり合う単片帳票Ａの裏面部分に形
成されたノンカーボン感圧層を用いて、前記ドットプリ
ンタにより複写印字できる。その最下の４枚目の単片帳
票Ｄ表面の、単片帳票Ａの給与受給者の氏名と、給与支
給者の名称又は氏名と、給与明細書とを印字するフォー
ム欄２０に重なり合うフォーム欄５０には、同じ給与受
給者の氏名と、同じ給与支給者の名称又は氏名と、同じ
給与明細書とを、そのフォーム欄５０に重なり合う単片
帳票Ｃの裏面部分に形成されたノンカーボン感圧層を用
いて、前記ドットプリンタにより複写印字できる。

【００２１】単片帳票Ｄ表面のフォーム欄５０に複写印
字された給与明細書の数字は、その単片帳票Ｄ裏面の、
単片帳票Ａ表面の給与明細書のフォーム欄２０に重なり
合う部分に印刷された目隠し用の地紋３０により、単片
帳票Ｄ裏面側から透けて見えるのを防ぐことができる。
同様にして、単片帳票Ｄ表面のフォーム欄５０に複写印
字された給与明細書の数字は、単片帳票Ｂ表裏面の、単
片帳票Ａ表面の給与明細書のフォーム欄２０に重なり合
う部分に印刷された目隠し用の地紋３０により、単片帳
票Ｂ表面側から透けて見えるのを防ぐことができる。そ
して、３枚重ねの単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄを給与受給者に付
与する際に、その単片帳票Ｄ表面のフォーム欄５０に複
写印字された給与明細書の数字が、他人に盗み見られる
のを、防ぐことができる。

【００２２】連続用紙１０の縦に連なる４枚重ねの単片
帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄは、その上下の境界線部分６６に刻
設された切り離し用のミシン目７０から単片に切り離す
ことができる。また、その単片に切り離された４枚重ね
の単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの左右の外側縁１４は、該外
側縁とそれよりも内側の単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ部分と
の境界線部分６０に刻設されたミシン目７０から切り離
すことができる。また、その外側縁１４が切り離された
４枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄのうちの、最上の単
片帳票Ａであって、その左右の内側縁１５と上下の端縁
１６、１８が単片帳票Ｂ表面の左右の内側縁１５と上下
の端縁１６、１８に貼合されていない単片帳票Ａは、そ
の他の単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄから引き剥がすことができ
る。そして、給与支給者は、そのフォーム欄２０に供与
受給者の住所及び氏名と給与明細書とが印字された単片
帳票Ａを、給与明細書の控え書類に利用できる。その他
の３枚重ねの単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄであって、その最上の
単片帳票Ｂ表面に給与受給者の住所及び氏名が複写印字
された３枚重ねの単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄは、給与明細書と
して、給与受給者にそのまま付与できる。その際には、
その３枚重ねの単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄの単片帳票Ｃ、Ｄの
左右の内側縁１５及び上下の端縁１６、１８が互いに貼
合されているため、その単片帳票Ｃ、Ｄの間が他人にむ
やみに開かれて、単片帳票Ｄ表面のフォーム欄５０に複
写印字された給与明細書の数字を他人に盗み見られるの
を、防ぐことができる。

【００２３】他方、その３枚重ねの単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄ
からなる給与明細書を受け取った給与受給者は、図９に
示したように、その左右の内側縁１５とそれよりも内側
の単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄとの境界線部分６２及びその上部
の端縁１６とそれよりも内側の単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄとの
境界線部分６４に刻設されたミシン目７０から、単片帳
票Ｂ、Ｃ、Ｄの左右の内側縁１５と上部の端縁１６を切
り離すことができる。そして、その単片帳票Ｃ、Ｄの上
部と左右の三方が互いに貼合されていない３枚重ねの単
片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄであって、その単片帳票Ｃ、Ｄの下部
の端縁１８が互いに貼合されてなる３枚重ねの単片帳票
Ｂ、Ｃ、Ｄを得ることができる。そして、その３枚重ね
の単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄの単片帳票Ｃ、Ｄの間を、図１０
に示したように、本を開く要領で開くことができる。そ
して、その単片帳票Ｄ表面のフォーム欄５０に複写印字
された給与明細書の数字を見ることができる。

【００２４】その際には、その給与受給者が必ず開封し
て見る給与明細書が複写印字された単片帳票Ｄ表面に隣
り合う単片帳票Ｃ裏面に印刷された給与受給者が関心の
ある広告４０を、給与受給者が半ば強制的に同時に見る
こととなる。そのために、その広告４０の効果を大幅に
増大させることが、可能となる。

【００２５】図１ないし図８に示した給与明細書帳票に
おいては、左右の外側縁１４が切り離された３枚重ねの
単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄを、図１１に示したように、郵便の
定型封筒と同じ大きさ形成すると良い。また、その単片
帳票Ｂのドットプリンタにより複写印字された給与受給
者の住所及び氏名と、給与支給者の名称又は氏名のフォ
ーム欄２２は、定型封筒に記載する郵便の宛て先の住所
及び氏名と、郵便の差し出し人の名称又は氏名のフォー
ム欄の体裁をなす構造とする良い。

【００２６】この場合には、その連続用紙１０から切り
離された４枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄであって、
その左右の外側縁１４が切り離された４枚重ねの単片帳
票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの最上の単片帳票Ａが剥がされた３枚
重ねの単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄを、郵便の定型封筒と同じ大
きさに形成できる。それと共に、その最上の単片帳票Ｂ
表面のドットプリンタにより複写印字された給与受給者
の住所及び氏名と、給与支給者の名称又は氏名のフォー
ム欄２２を、定型封筒に記載する郵便の宛て先の住所及
び氏名と、郵便の差し出し人の名称又は氏名のフォーム
欄の体裁をなす構造に形成できる。その結果、その最上
の単片帳票Ｂ表面に郵便切手８０を貼着等するだけで、
その３枚重ねの単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄからなる給与明細書
帳票を、給与受給者の自宅等に、そのまま郵送できる。

【００２７】図１ないし図８に示した給与明細書帳票に
おいては、図１２に示したように、給与受給者に対して
の広告（図示せず）が裏面に印刷された単片帳票Ｅであ
って、前記単片帳票Ｄと同じか又はそれよりも小さい大
きさの単片帳票Ｅの表面が単片帳票Ｄの裏面に貼合され
た構造とすると良い。

【００２８】この場合には、その給与受給者に手渡され
たり郵送されたりする３枚重ねの単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄの
単片帳票Ｄの裏面に貼合された単片帳票Ｅの裏面に印刷
された給与受給者に対しての広告を、その３枚重ねの単
片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄを開く前から、給与を受け取った直後
の資金豊富な状況にある給与受給者が半ば強制的に見る
こととなる。そのために、その広告の効果を高めること
ができる。また、その広告が印刷された単片帳票Ｅであ
って、単片帳票Ｄ裏面に貼合された単片帳票Ｅが、その
他の３枚重ねの単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄと同じか又はそれよ
りも小さい大きさをしているため、その単片帳票Ｅが、
３枚重ねの単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄからはみ出す等して、３
枚重ねの単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄの郵送等に支障を来すの
を、防ぐことができる。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の給与明細
書帳票によれば、給与受給者に月毎等に付与する給与明
細書記載用の給与明細書帳票であって、ドットプリンタ
により印字又は複写印字する複数枚重ねの簡便な給与明
細書帳票を提供できる。また、給与を受け取った直後の
資金豊富な状態にある給与受給者が関心のある広告が掲
載された、広告効果のある給与明細書帳票を提供でき
る。さらに、給与明細書の内容が給与受給者以外の他人
に盗み見されない隠蔽効果を持つ給与明細書帳票であっ
て、給与受給者にそのまま付与可能な給与明細書帳票を
提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の給与明細書帳票の連続用紙の表面図で
ある。

【図２】本発明の給与明細書帳票の単片帳票Ａの表面図
である。

【図３】本発明の給与明細書帳票の単片帳票Ｂの表面図
である。

【図４】本発明の給与明細書帳票の単片帳票Ｂの裏面図
である。

【図５】本発明の給与明細書帳票の単片帳票Ｃの裏面図
である。

【図６】本発明の給与明細書帳票の単片帳票Ｄの表面図
である。

【図７】本発明の給与明細書帳票の単片帳票Ｄの裏面図
である。

【図８】本発明の給与明細書帳票の側面図である。

【図９】本発明の給与明細書帳票の単片帳票Ｂの表面図
である。

【図１０】本発明の給与明細書帳票を開いた状態の側面
図である。

【図１１】本発明の給与明細書帳票の単片帳票Ｂの表面
図である。

【図１２】本発明の給与明細書帳票の側面図である。

【符号の説明】

１０ 連続用紙 １２ 送り孔 １４ 外側縁 １５ 内側縁 １６ 上部の端縁 １８ 下部の端縁 ２０ フォーム欄 ２２ フォーム欄 ３０ 地紋 ４０ 広告 ５０ フォーム欄 ６０、６２、６４、６６ 境界線部分 ７０ ミシン目 ８０ 郵便切手 Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ 単片帳票

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 その左右にドットプリンタの用紙送り用
   のスプロケットのピンを引っかける複数の送り孔が縦に
   並ぶ外側縁を持ち、その左右の外側縁より内側に貼合用
   の内側縁を持つと共に、その上下に貼合用の端縁を持
   つ、ほぼ方形状をした４枚重ねの単片帳票が縦に連なる
   連続用紙からなり、 その最上の１枚目の単片帳票Ａの表面には、給与受給者
   の住所及び氏名と、給与支給者の名称又は氏名と、給与
   明細書の控えをドットプリンタにより印字するフォーム
   欄が印刷され、 その次の２枚目の単片帳票Ｂ表面の、前記単片帳票Ａ表
   面の給与受給者の住所及び氏名と、給与支給者の名称又
   は氏名とを印字するフォーム欄に重なり合う部分には、
   同じ給与受給者の住所及び氏名と、同じ給与支給者の名
   称又は氏名とを前記ドットプリンタにより複写印字する
   フォーム欄が印刷されると共に、単片帳票Ｂ表裏面の、
   前記単片帳票Ａ表面の給与明細書を印字するフォーム欄
   に重なり合う部分には、目隠し用の地紋が印刷され、 その次の３枚目の単片帳票Ｃの表面がそれに重なり合う
   単片帳票Ｂの裏面に貼合されて、その単片帳票Ｃの裏面
   には、給与受給者に対しての広告が印刷され、 その最下の４枚目の単片帳票Ｄ表面の、前記単片帳票Ａ
   の給与受給者の氏名と、給与支給者の名称又は氏名と、
   給与明細書とを印字するフォーム欄に重なり合う部分に
   は、同じ給与受給者の氏名と、同じ給与支給者の名称又
   は氏名と、同じ給与明細書とを前記ドットプリンタによ
   り複写印字するフォーム欄が印刷され、単片帳票Ｄ裏面
   の、前記単片帳票Ａ表面の給与明細書を印字するフォー
   ム欄に重なり合う部分には、目隠し用の地紋が印刷さ
   れ、 前記単片帳票Ｂ表面の給与受給者の住所及び氏名と、給
   与支給者の名称又は氏名とを複写印字するフォーム欄に
   重なり合う単片帳票Ａの裏面部分と、前記単片帳票Ｄ表
   面の給与受給者の氏名と、給与支給者の名称又は氏名
   と、給与明細書とを複写印字するフォーム欄に重なり合
   う単片帳票Ｃの裏面部分には、それらのフォーム欄に給
   与受給者の住所及び氏名又は氏名、給与支給者の名称又
   は氏名、又は給与明細書を前記ドットプリンタにより複
   写印字するためのノンカーボン感圧層が形成され、 さらに、前記４枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの左右
   の外側縁とそれよりも内側の単片帳票Ｃ、Ｄの左右の内
   側縁と単片帳票Ｃ、Ｄの上下の端縁とが互いに貼合され
   ると共に、前記４枚重ねの単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの左
   右の外側縁とそれよりも内側の左右の内側縁との境界線
   部分、その左右の内側縁とそれよりも内側の単片帳票
   Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄとの境界線部分、その上部の端縁とそれ
   よりも内側の単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄとの境界線部分、
   及び連続用紙の縦に連なる単片帳票Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの上
   下の境界線部分に切り離し用のミシン目が刻設されてな
   ることを特徴とする給与明細書帳票。
2. 【請求項２】 前記左右の外側縁が切り離された３枚重
   ねの単片帳票Ｂ、Ｃ、Ｄが、郵便の定型封筒と同じ大き
   さに形成されて、その単片帳票Ｂ表面のドットプリンタ
   により複写印字される給与受給者の住所及び氏名と、給
   与支給者の名称又は氏名のフォーム欄が、定型封筒に記
   載する郵便の宛て先の住所及び氏名と、郵便の差し出し
   人の名称又は氏名のフォーム欄の体裁をなす請求項１記
   載の給与明細書帳票。
3. 【請求項３】 給与受給者に対しての広告が裏面に印刷
   された単片帳票Ｅの表面が、前記単片帳票Ｄの裏面に貼
   合された請求項１又は２記載の給与明細書帳票。