JP2002210146A

JP2002210146A - パチンコ遊技機

Info

Publication number: JP2002210146A
Application number: JP2001008719A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Shigeta; 正幸繁田
Original assignee: Maruhon Industry Co Ltd
Current assignee: Maruhon Industry Co Ltd
Priority date: 2001-01-17
Filing date: 2001-01-17
Publication date: 2002-07-30

Abstract

(57)【要約】【課題】大当りへの期待感を刺激する変化に富んだ作動
態様を実現する。【解決手段】遊技盤面上に当たり確率更改領域３１を備
え、該当たり確率更改領域３１への球通過に伴い、常に
又は当たり確率選定乱数Ｗの抽選結果により、当たり確
率を更改するようにしたものであるから、大当たりとな
る確率が随時変化していくため、大当たりに至る作動態
様が変化に富むものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、図柄表示装置に確
定表示された各図柄の組合せが所定の当り図柄態様であ
る場合に、遊技者に所定の利得を供与することとなる特
別遊技作動を実行するようにしたパチンコ遊技機に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】複数の図柄を変動表示する図柄表示装置
と、図柄始動領域への遊技球通過に起因して図柄を変動
開始し、停止して図柄確定する図柄制御手段とを備え、
図柄表示装置に確定表示された各図柄の組合せが所定の
当り図柄態様である場合に、遊技者に所定の利得を供与
することとなる特別遊技作動を実行するようにしたパチ
ンコ遊技機は良く知られている。これらには、いわゆる
第１種パチンコ遊技機及び第３種パチンコ遊技機があ
る。

【０００３】ここで、第１種パチンコ遊技機は、図柄を
変動表示する複数の図柄表示部を具備する図柄表示装置
と、開閉片により開閉制御される可変入賞口を具備する
可変入賞装置とを備え、遊技盤面に設けられた特別図柄
始動領域への遊技球通過に起因して表示図柄を変動開始
し、停止して図柄確定する図柄制御手段とを備え、図柄
表示装置に所定の当り図柄態様が確定表示された場合
に、可変入賞装置の可変入賞口の開放と、可変入賞口の
所定制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数
の入賞満了による可変入賞口の閉鎖とを順次生じてなる
開閉ラウンドを、可変入賞口内に設けられた特定領域を
遊技球が通過することを継続条件として、所定制限回数
まで繰り返してなる特別遊技作動を実行するものであ
る。

【０００４】また、第３種パチンコ遊技機は、図柄を変
動表示する図柄表示装置と、球通過を検知する図柄始動
領域と、開口を開閉制御してその内部の特別作動領域へ
球通過可能な状態と不可能な状態とに変換する普通電動
役物と、開閉制御される可変入賞口とを備え、球通過に
伴って該可変入賞口を開放する特定領域への流入制御を
行う役物とを備え、図柄始動領域への遊技球通過に起因
して、図柄表示装置の図柄を変動させた後に確定表示す
るようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様で
ある場合に、普通電動役物を開放制御し、その特別作動
領域への球通過に伴って特別遊技作動が実行され、かつ
該特別遊技作動は、役物が駆動して特定領域への球通過
が可能となり、かつ該球通過ごとに、可変入賞口の開放
と、閉鎖とを生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返し
てなるものである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従来のパチンコ遊技機
において、大当り図柄態様のうちの所定のものを確率変
動図柄態様として、該確率変動図柄態様で大当りとなっ
た場合に、次回の大当りまでの確率を高確率に維持する
ようにしたパチンコ機は種々提案されている。そしてこ
の種の確率が変動する従来のパチンコ機としては、確率
変動図柄態様が停止表示された場合に、次回に所定態様
の図柄が停止表示されるまで、通常の確率の大当り乱数
に変えて高確率の大当り乱数を差し替える機種や、確率
変動図柄態様が停止表示された場合に、通常の確率の大
当り乱数か高確率の大当り乱数かを抽選し、抽選結果の
大当り乱数を使用する機種がある。何れも概ね１／２で
通常確率と高確率とを抽選している。また高確率の乱数
は通常確率の１０倍以内の１種類に固定されている。

【０００６】ところで、上述した制御にあっては、大当
り図柄態様となることを条件としてその特別遊技作動の
終了後に、確率を変化させるものであり、従って次の大
当たり図柄態様の発生まで、通常確率の乱数か、一定値
の高確率のいずれかで進行するだけであり、変化に乏し
く、遊技者は次回大当りまで単調な時間を過ごすことと
なる。

【０００７】本発明は、大当りへの期待感を刺激する変
化に富んだ確率状態を発生させて、多様な作動態様を生
じさせ、これにより遊技の興趣を増大し得るパチンコ機
を提供することを目的とするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、上述の複数の
図柄を変動表示する図柄表示装置と、図柄始動領域への
遊技球通過に起因して図柄を変動開始し、停止して図柄
確定する図柄制御手段とを備え、図柄表示装置に確定表
示された各図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場
合に、遊技者に所定の利得を供与することとなる特別遊
技作動を実行するようにしたパチンコ遊技機において、
遊技盤面上に当たり確率更改領域を備え、該当たり確率
更改領域への球通過に伴い、図柄表示装置に当り図柄態
様が確定表示される当たり確率を更改するようにしたこ
とを特徴とするものである。

【０００９】かかる構成にあっては、当たり確率更改領
域への球通過により、大当たりとなる確率が変化してい
く。このため低確率時には、当たり確率更改領域へ遊技
球が通過するような打球操作を行うこととなり、また、
高確率時には、当たり確率更改領域を避けて打球操作を
行うこととなり、打球操作に戦略性を生ずる。また確率
が常に変化することとなり、遊技者の興奮や落胆を駆り
立てることとなり、変化に富んだ遊技となり、パチンコ
遊技の興趣が向上する。

【００１０】ここで、遊技盤面上に当たり確率更改領域
を備え、該当たり確率更改領域への球通過に伴い、当た
り確率選定乱数を抽選して、その抽選結果により、図柄
表示装置に当り図柄態様が確定表示される当たり確率を
更改するようにした構成も提案される。構成にあっては
当たり確率選定乱数の抽選により大当たりとなる確率が
随時変化していくため、遊技者は、大当たり確率の変化
に留意しながら、遊技を行うこととなり、遊技の進行に
気を逸らすことがない。また、当たり確率選定乱数を用
いているものであるから、遊技者は選定結果を予め知得
できない面白さを生ずる。また、多数の当たり確率を具
備する場合に、最適な構成となる。さらに、複数の特別
図柄を変動表示する特別図柄表示装置と、遊技球の通過
を検知する特別図柄始動領域と、特別図柄始動領域への
遊技球通過に起因して図柄を変動開始し、停止して図柄
確定する特別図柄制御手段とを備え、特別図柄表示装置
に確定表示された各図柄の組合せが所定の当り図柄態様
である場合に、遊技者に所定の利得を供与することとな
る特別遊技作動を実行するようにすると共に、特別図柄
始動領域を開閉制御する普通電動役物を備え、複数の普
通図柄を変動表示する普通図柄表示装置と、遊技球の通
過を検知する普通図柄始動領域と、普通図柄始動領域へ
の遊技球通過に起因して図柄を変動開始し、停止して図
柄確定する普通図柄制御手段とを備え、普通図柄表示装
置に確定表示された各図柄の組合せが所定の当り図柄態
様である場合に、普通電動役物を開放駆動するようにし
たパチンコ機において、遊技盤面上に当たり確率更改領
域を備え、該当たり確率更改領域への球通過に伴い、特
別図柄表示装置に当り図柄態様が確定表示される特別図
柄当たり確率と、普通図柄表示装置に当り図柄態様が確
定表示される普通図柄当たり確率とを更改するようにし
た構成が提案される。

【００１１】すなわち、あらかじめ、特別図柄当たり確
率と、普通図柄当たり確率の組み合わせを設定してお
き、確率更改領域に遊技球が通過すると、いずれかの組
み合わせのものを選定して、これにより特別図柄当たり
確率と、普通図柄当たり確率とを同時に更改するもので
ある。

【００１２】同様に、かかるパチンコ遊技機にあって、
当たり確率更改領域への球通過に伴い、当たり確率選定
乱数を抽選して、その抽選結果により、特別図柄表示装
置に当り図柄態様が確定表示される特別図柄当たり確率
と、普通図柄表示装置に当り図柄態様が確定表示される
普通図柄当たり確率とを更改するようにした構成も提案
される。

【００１３】ここで、更改される特別図柄当たり確率
と、普通図柄当たり確率の組み合わせが、一方の確率が
高い場合には他方の確率が低くなる組み合わせとするこ
とができる。すなわち、特別図柄始動領域を開閉制御す
る普通電動役物の開放から、大当たりに至る最終確率を
均等化しておき、普通電動役物の開放頻度を高くして、
特別図柄の変動が頻発する一方、特別図柄が大当たり態
様となる確率が低い作動態様と、普通電動役物は開放さ
れにくくして、特別図柄の変動頻度が低い一方、特別図
柄が大当たり態様となる確率が高い状態のいずれかに更
改される。これにより、最終的に遊技者に供与される利
得は異なるものではないにもかかわらず、大当たりとな
るまでの経過に大きな差異を生じ、変化に富んだ遊技形
態が実現されることとなる。

【００１４】かかる各構成にあって、当たり確率を報知
する当たり確率表示領域を遊技盤面上に配設することが
できる。これにより遊技者は現在の確率状態を知得で
き、挑戦意欲を刺激されたり、落胆や焦りなど種々の感
情が誘発されることとなる。

【００１５】また、当たり確率更改領域の入口上に、該
入口を遮蔽する閉鎖位置と、該入口からの球の流入を可
能とする開放位置とに位置決められる可動通過防止部材
を配設し、可動通過防止部材の開放位置で、当たり確率
更改領域への遊技球通過を可能とするようにしてもよ
い。この可動通過防止部材の位置制御は、時間制御によ
ることが提案される。例えば、確率変化後は、所定時間
は該確率に維持するようにするため、可動通過防止部材
を閉鎖位置として当たり確率表示領域への遊技球の通過
を不能とし、所定時間経過後に開放位置に変換して当た
り確率表示領域への遊技球の通過を可能とした構成が提
案される。この可動通過防止部材のその他の位置制御手
段としては、所定時間ごとに進出と退避を繰り返すよう
にして、タイミングが合うと、当たり確率表示領域への
遊技球の通過を可能とするようにしたり、開閉乱数を用
いて、所定タイミングで開閉乱数を抽選し、その結果に
より可動通過防止部材を進出と退避の何れかとなるよう
にする等の構成が提案される。

【００１６】

【発明の実施の形態】いわゆる第１種パチンコ遊技機に
本発明を適用した一実施例を説明する。図１はパチンコ
遊技機の遊技盤１の正面図である。また図２は、遊技盤
１の内側レール内の中央に配設されたセンターケース４
の正面図である。ここでセンターケース４内には液晶表
示器、ＣＲＴ表示器、ドットマトリックスまたは７セグ
メント指示器等からなる特別図柄表示装置６が設けられ
る。この特別図柄表示装置６の表示領域Ｆには三つの特
別図柄Ａ，Ｂ，Ｃが表示される。この特別図柄Ａ，Ｂ，
Ｃは、「０」〜「９」の１０の数字からなる図柄が表示
される。

【００１７】センターケース４の下部には４個のパイロ
ットランプからなる始動記憶数表示装置８が設けられ
る。この始動記憶数表示装置８は、図３で示す記憶装置
ＲＡＭの一部領域により構成される始動記憶装置に記憶
された球数を表示する。さらにセンターケース４の上部
には、三個のＬＥＤからなる普通図柄表示装置１０が配
設される。この三個のＬＥＤは順次点滅して、種々の組
み合わせの点灯態様を表示する。そして、この点灯態様
が所定の当り態様の場合には、後述の普通電動入賞口１
５を開放する。この普通図柄表示装置１０としては、液
晶表示器や一乃至複数個の７セグメント指示器等により
構成し、その表示内容により、当り，はずれを決定する
ものであっても良い。

【００１８】さらに、普通図柄表示装置１０の直上位置
には、４個のパイロットランプからなる普通図柄始動記
憶数表示装置１２が設けられ、前記普通図柄始動スイッ
チからの球検出信号が、所定数を上限として記憶装置Ｒ
ＡＭの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示
する。

【００１９】一方、センターケース４の下部両側には、
普通図柄作動ゲート（普通図柄始動領域）１３，１３が
設けられ、遊技球の通過により該普通図柄作動ゲート１
３，１３に内蔵された普通始動スイッチＳ2（図３参
照）から球検出信号が発生すると、普通図柄表示装置１
０が図柄変動する。

【００２０】また、特別図柄表示装置６の直下位置に
は、内部を特別図柄始動領域１４として、開閉翼片によ
り始動領域（入賞口兼用）の開口度を変化させるように
した普通電動入賞口１５が配設されている。そして普通
図柄表示装置１０の表示結果が、上述したような所定の
当り状態の場合には、開閉翼片が約０．２秒拡開して、
特別図柄始動領域１４の開口度を拡開させ、球が入り易
い状態となる。普通電動入賞口１５内には、光電スイッ
チ、リミットスイッチ等の特別図柄始動スイッチＳ1
（図３参照）が備えられ、該始動スイッチＳ1による球
通過検知に伴って、特別図柄表示装置６の特別図柄Ａ，
Ｂ，Ｃが変動表示し、所定の図柄を停止表示することと
なる。

【００２１】普通電動入賞口１５のさらに下方には、内
部に特定領域と通常領域とを有する可変入賞口２３が配
設され、開閉片２４を大入賞口開放ソレノイド（図３参
照）により開閉制御することにより可変入賞口２３を開
放状態と閉鎖状態のいずれかに変換する可変入賞装置２
２が配設されている。そして、特別図柄表示装置６が所
定の組み合わせで表示され、大当りとなると、開閉片２
４が開いて、その開放状態で開閉片２４の上面が案内作
用を生じ、可変入賞口２３へ遊技球を案内すると共に、
特定領域に遊技球が入ると、次の開閉ラウンドへ移行可
能となり、連続開放作動を生じて、遊技者に所定の利得
が供される。この可変入賞装置２２は、後述する特別遊
技作動を実行するものであって、その内部には、図３で
示すように、特定領域に入った遊技球を検知する特定領
域スイッチＳ3と、大当り中の入賞個数を計数する入賞
球検知スイッチＳ4とが設けられている。ここで役物連
続作動スイッチは、特定領域スイッチＳ3とともに、特
定領域に入った球を計数するカウントスイッチとしての
機能も備える。

【００２２】次に本発明の要部の構成につき説明する。
前記センターケース４の下部の、始動記憶数表示装置８
の直上位置には、抽選結果を報知する当たり確率表示領
域３０が配設されている。この当たり確率表示領域３０
は液晶表示装置、ドットマトリックス表示装置などによ
り構成される。

【００２３】さらに、普通電動入賞口１５のセンターケ
ース４の両側位置には、通過ゲートからなる当たり確率
更改領域３１が配設されている。この当たり確率更改領
域３１内には図４で示すように、球検知センサ３２が設
けられ、遊技球通過を検知するようにしている。そして
後述するようにこの球検知センサ３２による球通過検知
に伴い、当たり確率が更改されることとなる。この更改
された確率は、上述の当たり確率表示領域３０に表示さ
れ、遊技者に報知される。

【００２４】次に上記パチンコ遊技機の作動につき説明
する。特別図柄始動領域１４から遊技球が流入すると、
賞品球の供給と共に特別図柄表示装置６が駆動する。
尚、連続的に通過した場合には、始動スイッチによる球
検出が始動記憶装置（ＲＡＭ）に記憶され、その記憶に
基づいて上述のように始動記憶数表示装置８のＬＥＤが
順次点灯し、最高四回まで保留される。このＬＥＤは図
柄が変動開始する都度、消灯されて、記憶数が減少す
る。

【００２５】特別図柄表示装置６が駆動すると、特別図
柄Ａ，Ｂ，Ｃは所定の図柄順列に従って変動開始し、通
常では約６．５秒以上経過すると、特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃ
の順番に図柄変動が停止する。そして、特別図柄Ａ，
Ｂ，Ｃが後述する当たり確率選定乱数Ｗにより選定され
た当たり図柄態様で定められた大当たり図柄態様となる
と、大当りが発生し、サウンドジェネレーター（図３参
照）がファンファーレを発すると共に、特別遊技作動が
開始され、大入賞口開放ソレノイド（図３参照）が駆動
し、開閉片２４が前方に傾動して可変入賞口２３が開放
され、開閉ラウンドが実行される。この開閉ラウンド
は、所定制限時間（３０秒）が経過するか、該所定制限
時間内で、入賞球検知スイッチＳ4により１０個の遊技
球の入賞検知がなされるまで継続される。また上述した
ように、可変入賞口２３の特定領域を通過し、特定領域
スイッチＳ3がオンした時は、次の開閉ラウンドへの確
率が充足され、一旦開閉片２４が閉鎖駆動して、一ラウ
ンドが終了する。そして、その動作終了後に再び可変入
賞口２３が開放して、次の開閉ラウンドへ移行する。こ
のように開閉ラウンドが最大１６回繰り返されて、可変
入賞口２３の連続開放作動を生じ、遊技者に所定の利得
が供される。ここで役物連続作動スイッチは、特定領域
スイッチＳ3とともに、特定領域に入った球を計数する
カウントスイッチとしての機能も備える。前記サウンド
ジェネレータは、中央制御装置ＣＰＵに接続され、音デ
ータを受けてアンプに出力するものであり、これにより
各スピーカに鳴音が発せられる。

【００２６】上述の特別図柄表示装置６及び普通図柄表
示装置１２の図柄制御手段は、図３で示す中央制御装置
ＣＰＵ等からなる遊技制御装置８０（マイクロコンピュ
ータシステム）によって構成される。かかる構成及び制
御態様につき説明する。

【００２７】この中央制御装置ＣＰＵは、制御動作を所
定の手順で実行するものであって、動作プログラムを格
納する記憶装置ＲＯＭと、必要なデータを随時読み書き
できる記憶装置ＲＡＭが接続されている。記憶装置ＲＯ
Ｍには、制御プログラム、乱数テーブル、大当り遊技パ
ターン及びランプ，ＬＥＤの表示パターン、スピーカか
らの効果音等を発生させるための音声発生パターン等の
固定データが記憶されている。そして前記乱数テーブル
には上述した各種の乱数が格納され、これにより、上述
の各ステップに沿って、各抽選がなされる。

【００２８】また中央制御装置ＣＰＵには入力ポートを
介して図柄始動領域１４に設けられた特別図柄始動スイ
ッチＳ₁ 、普通図柄始動スイッチＳ₂ 、特定領域スイッ
チ（役物連続作動スイッチ）Ｓ₃ 、入賞球検知スイッチ
Ｓ₄ が接続され、各スイッチから送り出された信号を波
形整形回路により波形整形して中央制御装置ＣＰＵに入
力データとして伝えられ、その情報が記憶装置ＲＡＭに
記憶される。記憶装置ＲＡＭには特別図柄表示装置６で
表示される特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃの停止表示態様を定める
データ等を一時的に記憶する記憶エリア、ソフトタイマ
を構成するレジスタ領域及び遊技制御装置８０のワーク
エリア等が設けられている。この記憶装置ＲＡＭには、
メモリにデータを読み書きするアドレスを指定する情報
を一方的に伝えるアドレスバス（図示せず）と、中央制
御装置ＣＰＵと記憶装置ＲＯＭ，ＲＡＭとデータのやり
取りを行なうデータバスとが接続される。さらには、記
憶装置ＲＡＭの記憶エリアには、特別図柄始動スイッチ
Ｓ₁ ，普通図柄始動スイッチＳ₂ からの球検知信号が所
定個数（４個）を限度として記憶される。

【００２９】さらに、中央制御装置ＣＰＵには、出力ポ
ートを介して制御する図柄制御装置８１，上述した各種
ソレノイド、始動記憶数表示装置８，１２，装飾ランプ
・ＬＥＤ等の周辺機器が接続される。図柄制御装置８１
は中央制御装置ＣＰＵ等と共に特別図柄表示装置６の画
面上で実行される図柄変動態様を実行すると共に普通図
柄表示装置１０の表示実行を行うものであって、特別図
柄制御手段及び普通図柄制御手段を構成する。この特別
図柄制御装置８１は、ＬＣＤ可変表示用ＣＰＵ及びドラ
イバーとを備え、そのドライバーに液晶表示器からなる
特別図柄表示装置６が接続され、その図柄を制御するよ
うにしている。この図柄制御装置８１の図示しない記憶
装置には、液晶表示器（特別図柄表示装置６）への可変
表示データ、その表示パターン及び大当り表示態様等の
固定データが記憶されている。

【００３０】その他、中央制御装置ＣＰＵには、上述し
たように、音データを受けてアンプに出力するサウンド
ジェネレータが接続されている。さらには、後述するよ
うに、特別遊技作動の開始から、規定個数１０個が入賞
満了するまでの時間を計測するタイマーＴＭが接続され
ている。

【００３１】次に図柄制御装置８１による特別図柄表示
装置６の図柄制御につき説明する。上述の記憶装置ＲＯ
Ｍには、０〜５９９の６００コマからなる大当たり特別
乱数Ｋが格納される。ここで、低確率時では、大当たり
特別乱数ＫがＫ＝７，２４７，４２７が大当たりとな
る。すなわち大当たり確率は３／６００＝１／２００で
ある。また、高確率時でＫ＝７，３７，６７，９７，１
２７，１５７，１８７，２１７，２４７，２７７，３０
７，３３７，３６７，３９７，４２７，４５７，４８
７，５１７，５４７，５７７の場合には大当たりとな
る。すなわち大当たり確率は２０／６００＝１／３０で
ある。そしてそれ以外はハズレとなる。

【００３２】また記憶装置ＲＯＭには、大当たり図柄乱
数Ｌと、ハズレ図柄乱数Ｍa ，Ｍb，Ｍc とが格納さ
れ、当たり，ハズレに基づき停止図柄となる図柄を決定
する。さらにまた記憶装置ＲＯＭには、０〜２８のリー
チ乱数Ｎが格納される。このリーチ乱数Ｎは、非リーチ
状態のときと異なる変動態様の特殊なリーチ変動態様を
複数種類備えていることから、いずれのリーチ変動態様
でリーチ作動を行うかを決定するものであり、大当たり
図柄の場合、及びハズレ図柄であって暗貢態様である大
当たり図柄乱数Ｌ1が選定された場合にはＡ＝Ｂの場合
に、順子態様である大当たり図柄乱数Ｌ2が選定された
場合にはＡ＝（Ｂ＋１）の場合に、選択される。この特
殊変動態様としては、例えば、ロングリーチ，低速スク
ロール，逆走行，低速走行からの加速度的停止，図柄の
反転等の、種々の変動態様がある。さらには後述する他
の実施例では、この記憶装置ＲＯＭには確率選定乱数Ｗ
が格納される。

【００３３】次に、上述の各乱数を用いてなる、図柄表
示態様を説明する。まず、図柄始動領域１４を球が通過
すると同時に大当たり特別乱数Ｋを選定し、当たりまた
はハズレを決定する。尚、この過程で、始動記憶数表示
装置８に表示される始動記憶数が満杯状態（４個）とな
っている場合には、図柄始動領域１４を球が通過しても
無効としたり、変動中の場合には、始動記憶数を一個加
算する等の処理が行なわれる。そして、この図柄始動領
域１４への球通過、または始動記憶数の減算に基づき特
別図柄表示装置６が変動する。

【００３４】そして、大当たり特別乱数Ｋを抽選して、
これが所定乱数値であると、大当たりとなる。ここで、
上述のように低確率時では、大当たり確率は１／２００
である。また、高確率時では１／３０である。そして始
動スイッチからの球検知信号の発生に伴って、又は始動
記憶装置に記憶されている場合にはその記憶消化に伴っ
て、特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃを変動させると共に大当たり図
柄乱数Ｌから値を選出して、その確率に対応して当たり
図柄を決定する。さらにはリーチ乱数Ｎを抽選し、いず
れの特殊変動態様でリーチ作動を行うかを決定する。

【００３５】そして、特別図柄Ａ，Ｂを順次循環変動し
て停止させ、同一図柄または順列図柄となるようにして
リーチ状態とし、リーチ乱数Ｎにより指定された所定の
特殊動作形態を実行した後に、特別図柄Ｃが図柄停止し
て、大当たり図柄乱数Ｌによりあらかじめ決定された、
当たり図柄態様の組み合わせを特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃに表
出し、当たり図柄態様となるようにする。そして、「大
当たり」となって、上述の可変入賞装置２３の作動が行
われることとなる。

【００３６】一方、Ｋが当たりコマでない場合には、ハ
ズレとなり、特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃを変動させると共にハ
ズレ図柄乱数Ｍa ，Ｍb ，Ｍc を順次選出し、特別図柄
Ａ，Ｂ，Ｃをハズレ表示する。この時、ハズレ図柄乱数
Ｍa ，Ｍb から選出された図柄が、同一図柄または順列
図柄となった場合には、リーチ作動を発生させるように
し、当たり図柄態様が得られた場合は、再度、ハズレ図
柄乱数を選出し直して、ハズレ図柄態様となるようにす
る。

【００３７】さらに一方、始動記憶装置の記憶消化に伴
って、図柄表示装置を変動表示させる場合にあって、始
動記憶装置の始動記憶数には限度（通常四個）があり、
この個数を越えると、始動スイッチからの球検知信号が
あっても、無効となってしまう。このため、このような
記憶満杯に伴う無効球の発生を少なくするためには、始
動記憶数が迅速に消化されることが望まれる。そこで、
大当たり（特別遊技作動）が終了した直後には、通常の
図柄変動時間よりも、短い図柄変動時間を選択して、特
別図柄Ａ，Ｂ，Ｃにつき変動短縮作動（時短）を実行す
るようにしている。すなわち特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃの変動
固定時間（図柄合わせに要する時間を除いた固定的な時
間）が通常６秒であるのが２秒に短縮される。

【００３８】次に普通図柄作動につき説明する。遊技球
が普通図柄始動ゲート１３を通過すると、該遊技球は普
通始動スイッチ（図３参照）で検出される。この普通始
動スイッチで球検出されると、普通図柄表示装置１０の
普通図柄が変動する。この普通図柄は、左赤色，中緑
色，右赤色の３個のＬＥＤで構成される。この普通図柄
表示装置１０が変動中、又は普通電動役物１５が開放中
のときに、普通始動スイッチで球検出されると、普通始
動記憶装置（ＲＡＭ）にその球検出が記憶され、記憶数
の消化に伴って普通図柄始動記憶数表示装置１２のＬＥ
Ｄが点灯し、普通図柄が変動開始になる都度消灯され
て、記憶個数が表示される。尚、普通図柄始動記憶数表
示装置１２の最大記憶数は４個であり、それ以上は無効
とされる。

【００３９】普通図柄表示装置１０の変動停止後、又は
普通電動役物１５の開放動作終了後に、普通始動記憶数
表示装置１２に表示された始動記憶に基づいて普通図柄
表示装置１０は再び変動開始する。普通図柄表示装置１
０が変動開始後、約５秒以上経過すると変動が停止し、
左右いずれかのＬＥＤが１個でも点灯した状態であれば
当たりとなり、普通電動役物１５が約２秒間開放され
る。

【００４０】普通図柄表示装置１０が変動を停止したと
きに表示する図柄態様は、「０」から「５４」までの５
５コマからなる記憶装置ＲＯＭに格納された普通図柄当
たり乱数Ｐにより決定される。ここでこの普通図柄の当
たり確率も後述するように確率が変動し、高確率時に
は、３３／５５＝３／５とし、低確率確時には、５／５
５＝１／１１としている。さらにこの普通図柄の当たり
確率は、特別図柄の当たり確率と組み合わせており、特
別図柄の当たり確率が１／２００（低確率）のときに
は、普通図柄の当たり確率は３／５（高確率）とし、特
別図柄の当たり確率が１／３０（高確率）のときには、
普通図柄の当たり確率は１／１１（低確率）としてい
る。これらの意義は後述する。

【００４１】そして普通図柄当たり時にはすなわち普通
始動スイッチで球検知されると、普通図柄当たり乱数Ｐ
から乱数値が選出され、その内容が記憶されて、普通図
柄表示装置１０が変動開始すると同時に、記憶した内容
を調べ、その確率状態に対応して当たりハズレを決定す
る。そして当たりの場合は、当たり普通図柄乱数Ｑによ
り停止態様を決定し、左赤色，右赤色のいずれか少なく
とも一つが点灯した状態となる。ハズレの場合は、中緑
色のＬＥＤのみが点灯した状態となる。

【００４２】次に本発明の要部に係る作動態様につき説
明する。本発明は、上述したように、遊技盤面１上に当
たり確率更改領域３１を備え、該当たり確率更改領域３
１への球通過に伴い、普通図柄の当たり確率及び、特別
図柄の当たり確率が更改されることを特徴とするもので
ある。

【００４３】ここで上述のように、特別図柄の当たり確
率を１／２００（低確率）、普通図柄の当たり確率を３
／５（高確率）とした組み合わせパターンＰ１と、特別
図柄の当たり確率を１／３０（高確率）、普通図柄の当
たり確率を１／１１（低確率）とした組み合わせパター
ンＰ２とが設定されている。このため、いずれの組み合
わせパターンＰ１，Ｐ２にあっても普通電動役物１５の
開放から、大当たりに至る最終確率ファクター（１／２
００×３／５，１／３０×１／１１）はほぼ等しく、均
等化される。しかるに組み合わせパターンＰ１にあって
は、普通電動役物１５の開放作動が頻発して特別図柄始
動領域１４への遊技球の流入に伴い特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃ
の変動頻度が高くなる一方、特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃが大当
たり態様となる確率が低くなる作動態様が生成されるこ
ととなる。また組み合わせパターンＰ２にあっては、普
通電動役物１５の開放作動が抑制されて特別図柄Ａ，
Ｂ，Ｃの変動頻度が低くなる一方、特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃ
が大当たり態様となる確率が高くなる作動態様が生成さ
れることとなる。そしてこの作動態様が、当たり確率更
改領域３１への遊技球の通過により、一方から他方へ変
化することとなる。而して、最終的に遊技者に供与され
る利得は異なるものではないにもかかわらず、大当たり
となるまでの経過に大きな差異を生じ、変化に富んだ遊
技形態を簡易に実現することができる。また当たり確率
更改領域３１への通過タイミングを考慮に入れた戦略的
な遊技を誘引する作用を生ずる。

【００４４】ここで当たり確率更改領域３１への球通過
に伴い、当たり確率選定乱数Ｗを抽選して、その抽選結
果により、いずれかの組み合わせパターンＰ１，Ｐ２を
選定するようにしてもよい。かかる構成にあっては、ど
の組み合わせパターンＰ１，Ｐ２となるかは不明である
から、遊技者はその抽選結果に注意を払うこととなっ
て、パチンコ遊技の進行に目が離せなくなる。さらに多
数の組み合わせパターンを設けても、支障なく選定され
ることとなる。

【００４５】尚、一旦確率が変化したら、所定時間（例
えば５分）は当たり確率更改領域３１に遊技球が通過し
ても、その確率を維持するようにしても良い。すなわち
この間は、当たり確率更改領域３１を無効とする。この
当たり確率更改領域３１の無効処理は、中央制御装置Ｃ
ＰＵによる処理制御により行うことができるが、図４で
示すように、当たり確率更改領域３１のゲートの入口上
に遊技盤面に対して直交方向へ進退する可動通過防止部
材４０を配設するようにし、上述の確率変化した後、所
定時間、突出位置（閉鎖位置）に変換され、所定時間経
過後に、退避位置（開放位置）に変換されるようにして
もよい。この可動通過防止部材４０の他の位置制御手段
としては、所定時間ごとに開放位置と閉鎖位置とを繰り
返すようにして、タイミングが合うと、当たり確率表示
領域３１への遊技球の通過を可能とするようにしたり、
開閉乱数を用いて、所定タイミングで開閉乱数を抽選
し、その結果により可動通過防止部材４０を進出と退避
の何れかとなるようにする等の構成が提案される。この
所定タイミングとしては、特別図柄が所定回数が変動す
ると、開閉乱数を抽選する等の態様が提案される。

【００４６】ところで、上述したように当たり確率更改
領域３１の遊技球通過に伴い、確率が変化するが、その
内容は、当たり確率表示領域３０に表示される。この表
示により遊技者は現在の確率状態を知得でき、挑戦意欲
を刺激されたり、落胆や焦りなど種々の感情が誘発され
る。この表示内容としては、図１で示すように特別図柄
の当たり確率のみを表示すればよい。又はパターン名を
表示したり、組み合わせパターンＰ１，Ｐ２に対応する
記号、キャラクタを用いてこれを表示することにより、
確率報知するようにしても良い。

【００４７】上述の実施例は二つの組み合わせパターン
Ｐ１，Ｐ２を選定する構成につき説明したが、この種類
は、随意に増加することができる。また、特別図柄の当
たり確率と、普通図柄の当たり確率の組み合わせパター
ンを更改するようにしたものであるが、特別図柄の当た
り確率のみ、または普通図柄の当たり確率のみを更改す
るようにした構成であっても良い。

【００４８】

【発明の効果】本発明は、上述したように、遊技盤面上
に当たり確率更改領域を備え、該当たり確率更改領域へ
の球通過に伴い、常に又は当たり確率選定乱数の抽選結
果により、当たり確率を更改するようにしたものである
から、大当たりとなる確率が随時変化していくため、大
当りへの期待感を刺激する変化に富んだ作動態様が生成
される。また、遊技者は、大当たり確率の変化に留意し
ながら、遊技を行うこととなり、遊技の進行に気を逸ら
すことがない。

【００４９】また、遊技盤面上に当たり確率更改領域へ
の球通過ごとに、当たり確率を更改するようにした構成
にあっては、当たり確率更改領域への通過タイミングを
考慮に入れた戦略的な遊技を誘引することとなる。

【００５０】当たり確率更改領域への球通過に伴い、当
たり確率選定乱数を抽選して、その抽選結果により、当
たり確率を選定するようにした構成にあっては、遊技者
は選定結果を予め知得できない面白さを生ずる。また、
多数の当たり確率を具備する場合には、当たり確率選定
乱数Ｗを用いることにより選定が可能となり、最適な構
成となる。

【００５１】また、かかる各構成にあって、当たり確率
を報知する当たり確率表示領域を遊技盤面上に配設した
場合には、遊技者は現在の確率状態を知得でき、挑戦意
欲を刺激されたり、落胆や焦りなど種々の感情を誘発す
ることができる。

【００５２】さらにまた、当たり確率更改領域の入口上
に可動通過防止部材を配設し、可動通過防止部材の開放
位置で、当たり確率更改領域への遊技球通過を可能とす
るようにした構成にあっては、当たり確率更改領域の有
効及び無効制御が容易であり、かつ遊技者に明示され
で、打球タイミング調整を行うなど、新たな遊技意欲を
刺激することができる。また、可動通過防止部材の制御
により新たな変化ある遊技形態の実現が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】遊技盤１の正面図である。

【図２】センターケース４の拡大正面図である。

【図３】マイクロコンピュータを示すブロック回路図で
ある。

【図４】可動通過防止部材４０を備えた当たり確率更改
領域３１の正面図である。

【符号の説明】

１遊技盤４センターケース６特別図柄表示装置２２可変入賞装置２３可変入賞口３０当たり確率更改領域３１当たり確率表示領域４０可動通過防止部材Ｗ当たり確率選定乱数

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の図柄を変動表示する図柄表示装置
と、図柄始動領域への遊技球通過に起因して図柄を変動
開始し、停止して図柄確定する図柄制御手段とを備え、
図柄表示装置に確定表示された各図柄の組合せが所定の
当り図柄態様である場合に、遊技者に所定の利得を供与
することとなる特別遊技作動を実行するようにしたパチ
ンコ遊技機において、遊技盤面上に当たり確率更改領域を備え、該当たり確率
更改領域への球通過に伴い、図柄表示装置に当り図柄態
様が確定表示される当たり確率を更改するようにしたこ
とを特徴とするパチンコ遊技機。
【請求項２】複数の図柄を変動表示する図柄表示装置
と、図柄始動領域への遊技球通過に起因して図柄を変動
開始し、停止して図柄確定する図柄制御手段とを備え、
図柄表示装置に確定表示された各図柄の組合せが所定の
当り図柄態様である場合に、遊技者に所定の利得を供与
することとなる特別遊技作動を実行するようにしたパチ
ンコ遊技機において、遊技盤面上に当たり確率更改領域を備え、該当たり確率
更改領域への球通過に伴い、当たり確率選定乱数を抽選
して、その抽選結果により、図柄表示装置に当り図柄態
様が確定表示される当たり確率を更改するようにしたこ
とを特徴とするパチンコ遊技機。
【請求項３】複数の特別図柄を変動表示する特別図柄表
示装置と、遊技球の通過を検知する特別図柄始動領域
と、特別図柄始動領域への遊技球通過に起因して図柄を
変動開始し、停止して図柄確定する特別図柄制御手段と
を備え、特別図柄表示装置に確定表示された各図柄の組
合せが所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に所定
の利得を供与することとなる特別遊技作動を実行するよ
うにすると共に、特別図柄始動領域を開閉制御する普通電動役物を備え、複数の普通図柄を変動表示する普通図柄表示装置と、遊
技球の通過を検知する普通図柄始動領域と、普通図柄始
動領域への遊技球通過に起因して図柄を変動開始し、停
止して図柄確定する普通図柄制御手段とを備え、普通図
柄表示装置に確定表示された各図柄の組合せが所定の当
り図柄態様である場合に、普通電動役物を開放駆動する
ようにしたパチンコ機において、遊技盤面上に当たり確率更改領域を備え、該当たり確率
更改領域への球通過に伴い、特別図柄表示装置に当り図
柄態様が確定表示される特別図柄当たり確率と、普通図
柄表示装置に当り図柄態様が確定表示される普通図柄当
たり確率とを更改するようにしたことを特徴とする請求
項１記載のパチンコ遊技機。
【請求項４】複数の特別図柄を変動表示する特別図柄表
示装置と、遊技球の通過を検知する特別図柄始動領域
と、特別図柄始動領域への遊技球通過に起因して図柄を
変動開始し、停止して図柄確定する特別図柄制御手段と
を備え、特別図柄表示装置に確定表示された各図柄の組
合せが所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に所定
の利得を供与することとなる特別遊技作動を実行するよ
うにすると共に、特別図柄始動領域を開閉制御する普通電動役物を備え、複数の普通図柄を変動表示する普通図柄表示装置と、遊
技球の通過を検知する普通図柄始動領域と、普通図柄始
動領域への遊技球通過に起因して図柄を変動開始し、停
止して図柄確定する普通図柄制御手段とを備え、普通図
柄表示装置に確定表示された各図柄の組合せが所定の当
り図柄態様である場合に、普通電動役物を開放駆動する
ようにしたパチンコ機において、遊技盤面上に当たり確率更改領域を備え、該当たり確率
更改領域への球通過に伴い、当たり確率選定乱数を抽選
して、その抽選結果により、特別図柄表示装置に当り図
柄態様が確定表示される特別図柄当たり確率と、普通図
柄表示装置に当り図柄態様が確定表示される普通図柄当
たり確率とを更改するようにしたことを特徴とする請求
項２記載のパチンコ遊技機。
【請求項５】更改される特別図柄当たり確率と、普通図
柄当たり確率の組み合わせが、一方の確率が高い場合に
は他方の確率が低くなる組み合わせとした請求項３又は
請求項４記載のパチンコ遊技機。
【請求項６】当たり確率を報知する当たり確率表示領域
を遊技盤面上に配設したことを特徴とする請求項１乃至
請求項５のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
【請求項７】当たり確率更改領域の入口上に、該入口を
遮蔽する閉鎖位置と、該入口からの球の流入を可能とす
る開放位置とに位置決められる可動通過防止部材を配設
し、可動通過防止部材の開放位置で、当たり確率更改領
域への遊技球通過を可能としたことを特徴とする請求項
１乃至請求項６のいずれかに記載のパチンコ遊技機。