JP3839270B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図柄表示装置に確定表示された各図柄の組合せが所定の当たり図柄態様である場合に、遊技者に所定の利得を供与することとなる特別遊技作動を実行するようにしたパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図柄を変動表示する図柄表示装置と、図柄始動領域への遊技球通過を契機として、図柄表示装置の表示図柄を変動させた後に確定表示する図柄制御手段とを備え、確定図柄態様が所定の当たり図柄態様となると、遊技者にとって利益ある特別遊技作動を実行するようにしたパチンコ遊技機が提案されている。これらには、いわゆる第1種パチンコ遊技機及び第3種パチンコ遊技機がある。
【0003】
ここで、第1種パチンコ遊技機は、図柄を変動表示する複数の図柄表示部を具備する図柄表示装置と、開閉片により開閉制御される可変入賞口を具備する可変入賞装置と、遊技盤面に設けられた特別図柄始動領域への遊技球通過に起因して図柄表示部の表示図柄を変動開始し、停止して図柄確定する図柄制御手段とを備え、図柄表示装置に所定の当り図柄態様が確定表示された場合に、可変入賞装置の可変入賞口の開放と、可変入賞口の所定制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数の入賞満了による可変入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを、可変入賞口内に設けられた特定領域を遊技球が通過することを継続条件として、所定制限回数まで繰り返してなる特別遊技作動を実行するものである。
【0004】
また、第3種パチンコ遊技機は、図柄を変動表示する図柄表示装置と、球通過を検知する図柄始動領域と、開口を開閉制御してその内部の特別作動領域へ球通過可能な状態と不可能な状態とに変換する普通電動役物と、開閉制御される可変入賞口と、球通過に伴って該可変入賞口を開放する特定領域への流入制御を行う役物とを備え、図柄始動領域への遊技球通過に起因して、図柄表示装置の図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、普通電動役物を開放制御し、その特別作動領域への球通過に伴って特別遊技作動が実行され、かつ該特別遊技作動は、役物が駆動して特定領域への球通過が可能となり、かつ該球通過ごとに、可変入賞口の開放と、閉鎖とを生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような各パチンコ遊技機にあっては、遊技球が図柄始動領域を通過するに伴い、その通過数を記憶表示する始動記憶表示装置が設けられ、図柄表示装置の表示図柄を図柄変動させる始動記憶数を遊技者に報知して、遊技に幅広い趣向性を持たせていることが一般的である。
【0006】
このような始動記憶数にあっては、所定限度数以上は記憶されず、破棄されることとなっているから、従来は、始動記憶数が限度数近くまで記憶されると、表示図柄の変動に要する変動時間を短縮し、始動記憶数の消化を早めるようにすることで、始動記憶数が限度数を越えて破棄されることから生じる遊技者の不利益を減少させるようにしていた。ところが、このような変動時間の短縮作動が実行されると、遊技機毎に大当たりを得るまでの消費時間に大きな差が生じることにもなり得た。例えば、始動記憶数が2個以下の場合には1回の図柄変動にかかる図柄変動時間が10秒に設定され、始動記憶数が3個以上の場合には1回の図柄変動にかかる図柄変動時間が5秒に設定されているとすれば、図柄が変動開始して確定表示するまでに要する時間に5秒の差が生じることとなる。ここで、図柄変動態様の12回に1回の確率でリーチ図柄態様を実行する場合に、リーチ作動後にハズレ表示するハズレリーチ図柄態様のハズレリーチ変動時間を40秒とした場合、始動記憶数が2個以下の状況下で図柄変動が12回続けて実行されると、合計変動時間は、150秒(10秒×11回+40秒×1回)となる。一方、始動記憶数が3個以上の状況下で図柄変動が12回続けて実行されると、合計変動時間は、95秒(5秒×11回+40秒×1回)となり、両者の差は55秒となる。これは、大当たり発生確率が1/300の場合に、大当たりから大当たりまでに要する時間は理論的にほぼ23分の差が生じることとなる。このように、始動記憶数の記憶状況に応じて図柄変動に要する変動時間が変わることによって、比較的遊技球が図柄始動領域を通過し易い遊技機と、そうでない遊技機との間で大当たりに至るまでに要する消費時間に大きな差が生じることとなっていた。
【0007】
また、この始動記憶数の消化により実行される図柄変動にあって、従来は、図柄変動に対し所定の割合でしかリーチが発生しないため、遊技者は、大当たりに至るリーチ変動態様の発生割合を経験的に知得して遊技することとなるから、単調感を否めない。また、始動記憶数を表示する始動記憶数表示装置にあっても、単なる表示装置としての機能しか有していないため、遊技者の興味を引くことが難しく、遊技機の有する多様な趣向性を充分発揮するには限界があった。
【0008】
本発明は、かかる問題を解決し、遊技機間の公平性が保たれ、かつ興趣あふれるパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる第一の手段としては、図柄を変動表示する図柄表示装置と、図柄始動領域の遊技球通過に伴い、所定数を限度として該遊技球の通過数を記憶表示する始動記憶数表示装置と、図柄始動領域への遊技球通過または始動記憶数表示装置の始動記憶数消化により、図柄表示装置の表示図柄を変動させた後に確定表示する図柄制御手段とを備え、確定図柄態様が所定の当たり図柄態様となると、遊技者にとって利益ある特別遊技作動を実行するパチンコ遊技機において、始動記憶数が所定始動記憶数又は所定範囲内の始動記憶数であると、リーチ変動態様の発生頻度が向上する高リーチ頻度状態となるように制御したことを特徴とするパチンコ遊技機である。
【0010】
ここで、パチンコ遊技機が、図柄始動領域への遊技球通過または始動記憶数表示装置の始動記憶数消化により変動する図柄表示装置の変動時間として、通常図柄変動時間と短縮図柄変動時間とを備え、予め定められた時短開始始動記憶数以上となると、短縮図柄変動時間を採択するように制御した構成を有するものであっても良い。
【0011】
始動記憶数と高リーチ頻度状態になる場合との関係は種々提案できる。なかでも、始動記憶数が短縮図柄変動時間の実行される時短開始始動記憶数以上になると、高リーチ頻度状態になるように制御することが提案される。これにより、通常図柄変動時間での図柄変動と、短縮図柄変動時間での図柄変動との間に生じる大当たりが発生するまでに要する消費時間差を調整することができ得る。そのため、比較的遊技球が図柄始動領域を通過し易い遊技機と、そうでない遊技機との間に生じていた消費時間差が平準化されるから、各遊技機間の均衡が保たれることとなる。
【0012】
また、高リーチ頻度状態となる始動記憶数を適宜設定することもできるから、リーチ変動態様の発生割合を始動記憶数に伴って変化させることにより、遊技に新たな趣向性を付与することができ得る。例えば、始動記憶数が3個または4個の場合に高リーチ頻度状態となるように制御すると、遊技者はリーチの発生を求めて始動記憶数を3個又は4個に維持しようとするため、始動記憶数の増加減少によって一喜一憂することとなる。または、始動記憶数がない場合に高リーチ頻度状態となるように制御しても良い。この場合は、遊技球が図柄始動領域を通過した直後の図柄変動で、リーチ変動態様を発生し易くするものであるから、比較的遊技球が図柄始動領域を通過しにくい遊技機にあっても、リーチ変動態様の発生が高頻度で起こり得るため、遊技者に大当たりに対する期待感を付与することができる。このように始動記憶数が図柄変動と密接に関係し、リーチ変動態様の発生頻度が高くなる状況を制御したことにより、遊技者は図柄表示装置だけでなく、始動記憶数表示装置にも興味が移動するから、新たな緊張感が生じることとなり、遊技に対する興趣を一層増すことができ得る。
【0013】
さらに、上述のような高リーチ頻度状態を、複数のリーチ発生確率乱数を備え、所定条件が充足されることにより、リーチの選択頻度が高いリーチ発生確率乱数を選択して生成するように制御することが提案される。ここで、例えば、複数のリーチ発生確率乱数が、異なるリーチ発生頻度を有するものとし、種々の始動記憶数を有する状況で、夫々選択されるようにすれば、様々な遊技状況にあってリーチ変動態様の発生頻度が変わるため、リーチ変動態様を期待する遊技者の緊張感を刺激し、変化に富んだ面白い遊技を提供することができる。また、同時に、時短開始始動記憶数以上では高確率のリーチ発生確率乱数を選択するように制御して、通常図柄変動時間と短縮図柄変動時間とが異なるリーチ発生確率を使用することにより、上述のように遊技機毎の特性差から生じる大当たりまでの消費時間差を、各遊技機間での均衡を保つことができ得る。
【0014】
次に本発明にかかる第二の手段としては、図柄を変動表示する図柄表示装置と、図柄始動領域の遊技球通過に伴い、所定数を限度として該遊技球の通過数を記憶表示する始動記憶数表示装置と、図柄始動領域への遊技球通過または始動記憶数表示装置の始動記憶数消化により、図柄表示装置の表示図柄を変動させた後に確定表示する図柄制御手段とを備え、確定図柄態様が所定の当たり図柄態様となると、遊技者にとって利益ある特別遊技作動を実行するパチンコ遊技機において、図柄変動が所定回数連続して実行され、かつ、始動記憶数が所定始動記憶数又は所定範囲内の始動記憶数に維持されていると、リーチ変動態様の発生頻度が向上する高リーチ頻度状態となるように制御したことを特徴とするパチンコ遊技機である。
【0015】
ここで、パチンコ遊技機が、図柄始動領域への遊技球通過または始動記憶数表示装置の始動記憶数消化により変動する図柄表示装置の変動時間として、通常図柄変動時間と短縮図柄変動時間とを備え、予め定められた時短開始始動記憶数以上となると、短縮図柄変動時間を採択するように制御した構成を有するものであっても良い。
【0016】
このように、始動記憶数が予め定められた時短開始始動記憶数以上に維持された状況で、図柄変動が所定回数連続して実行されると、高リーチ頻度状態となるように制御したことにより、短縮図柄変動時間により図柄変動が連続して実行された場合には、通常図柄変動時間の場合に比して、リーチ変動態様を多く発生することになるから、比較的遊技球が図柄始動領域を通過し易い遊技機と、そうでない遊技機との間に存在する遊技機毎の特性差から生じる大当たりまでの消費時間を平準化でき、各遊技機間の均衡を保つことができ得る。
【0017】
このような高リーチ頻度状態を、複数のリーチ発生確率乱数を備え、所定条件が充足されることにより、リーチの選択頻度が高いリーチ発生確率乱数を選択して生成するように制御することが提案される。ここで、例えば、複数のリーチ発生確率乱数が、異なるリーチ発生頻度を有するものとし、図柄変動の連続回数に応じて、夫々選択されるようにすれば、リーチ変動態様の発生頻度が遊技状況により変化するため、リーチ変動態様を期待する遊技者の緊張感を刺激し、変化に富んだ面白い遊技を提供することができる。また、同時に、図柄変動が短縮図柄変動時間により所定回数連続して実行された場合に、高確率のリーチ発生確率乱数を選択するように制御して、上述した遊技機毎の特性差から生じる大当たりまでの消費時間差を平準化でき、各遊技機間の均衡を保つことができ得る。
【0018】
また、短縮図柄変動時間により図柄変動が所定回数連続して実行された場合には、次回には強制的にリーチ変動態様が実行されるよう制御することが提案される。このように、リーチ変動態様が強制的に実行することによって、上述のような大当たりの発生までの消費時間差を確実に調整できるため、比較短時間で連続して大当たりが発生するような場合にあっても、遊技機間の均衡を保つことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
いわゆる第1種パチンコ遊技機に本発明を適用した一実施例を説明する。
図1はパチンコ遊技機の遊技盤1の正面図である。また図2は、遊技盤1の内側レール内の中央に配設されたセンターケース4の正面図である。ここでセンターケース4内には液晶表示器、CRT表示器、ドットマトリックスまたは7セグメント指示器等からなる特別図柄表示装置6が設けられる。この特別図柄表示装置6の表示領域Fには三つの特別図柄A,B,Cが表示される。この特別図柄A,B,Cは、「0」〜「9」からなる10の数字からなる図柄が表示される。この特別図柄表示装置6の前部は遊技球の通過領域となっており、センターケース4の両側部に形成した流入口5,5から入った球が、該特別図柄表示装置6の前部を経由して、後述する普通電動役物15上に流下するようにしている。
【0020】
センターケース4の下部両側には4個のパイロットランプからなる始動記憶数表示装置8が設けられる。この始動記憶数表示装置8は、図3で示す記憶装置RAMの一部領域により構成される始動記憶装置に記憶された球数を表示する。さらにセンターケース4の上部には、三個のLEDからなる普通図柄表示装置10が配設される。この三個のLEDは順次点滅して、種々の組み合わせの点灯態様を表示する。そして、この点灯態様が所定の当り態様の場合には、普通電動役物15を開放する。この普通図柄表示装置10としては、液晶表示器や一乃至複数個の7セグメント指示器等により構成し、その表示内容により、当り,はずれを決定するものであっても良い。
【0021】
一方、センターケース4の両側には、普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)13,13が設けられ、遊技球の通過により該普通図柄作動ゲート13,13に内蔵された普通始動スイッチS2(図3参照)から球検出信号が発生すると、普通図柄表示装置10が図柄変動する。
【0022】
さらに、センターケース4にあって、普通図柄表示装置10の直下位置には、4個のパイロットランプからなる普通図柄始動記憶数表示装置12が設けられ、普通始動スイッチS2からの球検出信号が、所定数を上限として記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示するようにしている。
【0023】
また、特別図柄表示装置6の直下位置には、内部を特別図柄始動領域14として、開閉翼片により始動領域(入賞口兼用)の開口度を変化させるようにした普通電動役物15が配設されている。そして普通図柄表示装置10の表示結果が、上述したような所定の当り状態の場合には、開閉翼片が約0.2秒拡開して、特別図柄始動領域14の開口度を拡開させ、球が入り易い状態となる。普通電動役物15内には、光電スイッチ、リミットスイッチ等の特別図柄始動スイッチS1(図3参照)が備えられ、該始動スイッチによる球通過検知に伴って、特別図柄表示装置6の特別図柄A,B,Cが変動表示し、所定の図柄を停止表示することとなる。
【0024】
普通電動入賞口15のさらに下方には、内部に特定領域と通常領域とを有する可変入賞口23が配設され、開閉片24を大入賞口開放ソレノイド(図3参照)により開閉制御することにより可変入賞口23を開放状態と閉鎖状態のいずれかに変換する可変入賞装置22が配設されている。そして、特別図柄表示装置6が所定の組み合わせで表示され、大当りとなると、開閉片24が開いて、その開放状態で開閉片24の上面が案内作用を生じ、可変入賞口23へ遊技球を案内すると共に、特定領域に遊技球が入ると、次の開閉ラウンドへ移行可能となり、連続開放作動を生じて、遊技者に所定の利得が供される。この可変入賞装置22は、後述する特別遊技作動を実行するものであって、その内部には、図3で示すように、特定領域に入った遊技球を検知する特定領域スイッチS3と、大当り中の入賞個数を計数する入賞球検知スイッチS4とが設けられている。ここで役物連続作動スイッチは、特定領域スイッチS3とともに、特定領域に入った球を計数するカウントスイッチとしての機能も備える。
【0025】
次に上記パチンコ遊技機の作動につき説明する。
特別図柄始動領域14から遊技球が流入すると、景品球の供給と共に特別図柄表示装置6が駆動する。尚、連続的に通過した場合には、始動スイッチS1による球検出が始動記憶装置(RAM)に記憶され、その始動記憶数に基づいて上述のように始動記憶数表示装置8のLEDが順次点灯し、最高四回まで保留される。このLEDは図柄が変動開始する都度、消灯されて、始動記憶数が減少する。
【0026】
図柄表示装置6が駆動すると、特別図柄A,B,Cは所定の図柄順列に従って変動開始し、通常では約6.5秒以上経過すると、特別図柄A,B,Cの順番に図柄変動が停止する。そして、特別図柄A,B,Cが後述するように、同じ図柄の組み合わせになると、大当りが発生し、サウンドジェネレーター(図3参照)がファンファーレを発すると共に、特別遊技作動が開始され、大入賞口開放ソレノイド(図3参照)が駆動し、開閉片24が前方に傾動して可変入賞口23が開放され、開閉ラウンドが実行される。この開閉ラウンドは、所定制限時間(30秒)が経過するか、該所定制限時間内で、入賞球検知スイッチS4により10個の遊技球の入賞検知がなされるまで継続される。また上述したように、可変入賞口23の特定領域を通過し、特定領域スイッチS3がオンした時は、次の開閉ラウンドへの条件が充足され、一旦開閉片24が閉鎖駆動して、一ラウンドが終了する。そして、その動作終了後に再び可変入賞口23が開放して、次の開閉ラウンドへ移行する。このように開閉ラウンドが最大16回繰り返されて、可変入賞口23の連続開放作動を生じ、遊技者に所定の利得が供される。ここで役物連続作動スイッチは、特定領域スイッチS3とともに、特定領域に入った球を計数するカウントスイッチとしての機能も備える。前記サウンドジェネレータは、中央制御装置CPUに接続され、音データを受けてアンプに出力するものであり、これにより各スピーカに鳴音が発せられる。
【0027】
また、この遊技作動にあって、時短開始始動記憶数は3個に設定されている。而して、上記の始動記憶装置(RAM)に記憶された始動記憶数が3個及び4個の場合には、特別図柄の変動時間が短縮図柄変動時間t2により実行され、始動記憶数が2個以下の場合には通常図柄変動時間t1により実行される。本実施例では、短縮図柄変動時間t2は5秒に、通常図柄変動時間t1は10秒に設定されている。
【0028】
かかる制御態様につき詳細に説明する。
上述の特別図柄A,B,Cの図柄変動は、図3で示す中央制御装置CPU等からなるマイクロコンピュータにより構成される遊技制御装置80と連係する図柄制御装置(図柄制御手段)81によって制御される。ここで、中央制御装置CPUには記憶装置ROM及び記憶装置RAMが接続される。この記憶装置RAMの記憶領域に、始動スイッチからの球検知信号が所定個数を限度として記憶される。
【0029】
さらには記憶装置ROMには、0〜944の945コマからなる大当たり特別乱数Kが格納される。ここで、通常遊技状態である低確率時では、大当たり特別乱数KがK=7,347,647が大当たりとなる。すなわち大当たり確率は3/945=1/315である。また、高確率時でK=1,7,77,137,197,247,347,407,457,507,577,647,767,847,917の場合には大当たりとなる。すなわち大当たり確率は15/945=1/63である。そしてそれ以外はハズレとなる。ここで高確率状態は、所定の条件が満たされると、その大当たり遊技終了毎に実行される。
【0030】
また記憶装置ROMには、大当たり図柄乱数Lが格納されており、当たりの場合の停止図柄となる図柄が決定される。この大当たり図柄乱数Lは、0〜9の10コマからなり、該コマに対応する当たり図柄を選出する。さらに記憶装置ROMには、本発明にかかるリーチ発生確率乱数X,Y,Zが格納され、大当たり特別乱数Kがハズレを決定した場合に、リーチ作動の有無が決定される。これらリーチ発生確率乱数X,Y,Zは、それぞれ0〜11の12コマからなり、リーチ発生確率乱数Xでは、X=7の場合にリーチとなり、リーチ発生確率は1/12である。また、リーチ発生確率乱数Yでは、Y=3,7の場合にリーチとなり、リーチ発生確率は2/12=1/6である。また、リーチ発生確率乱数Zでは、Z=0,3,7の場合にリーチとなり、リーチ発生確率は3/12=1/4である。そして、これら以外の場合にはリーチ変動態様が実行されない。このリーチ発生確率乱数X,Y,Zは、後述するように始動記憶装置(RAM)の始動記憶数の状況に応じて選択されることとなる。
【0031】
さらに、記憶装置ROMには、0〜28のリーチ乱数Nが格納される。このリーチ乱数Nは、非リーチ状態のときと異なる変動態様の特殊なリーチ変動態様を複数種類備えていることから、いずれのリーチ変動態様でリーチ作動を行うかを決定するものであり、大当たりの場合、及びハズレの場合であって上記リーチ発生確率乱数X,Y,Zによりリーチが抽出されると、リーチ乱数Nに従って所定のリーチ変動態様が実行される。このリーチ変動態様としては、例えば、ロングリーチ,低速スクロール,逆走行,低速走行からの加速度的停止,図柄の反転等の、種々の変動態様がある。さらにまた、記憶装置ROMには、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc も格納され、ハズレの場合にあって、上記のリーチ発生確率乱数X,Y,Zに基づき停止図柄となるハズレ図柄を決定する。このハズレ図柄は、リーチ作動を実行する場合に対してMa=Mb ≠Mcとなるように選出され、リーチ作動を実行しない場合に対してMa≠Mb ≠Mcとなるように選出される。
【0032】
次に、上述の各乱数を用いてなる図柄表示態様を説明する。
まず、図柄始動領域14を遊技球が通過すると同時に大当たり特別乱数K、大当たり図柄乱数L、リーチ発生確率乱数X,Y,Z、リーチ乱数N、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc をそれぞれ抽出する。そして、これらに基づき当たりまたはハズレの図柄表示態様を実行する。尚、この過程で、始動記憶数が満杯状態(4個)となっている場合には、図柄始動領域14を遊技球が通過しても無効としたり、始動記憶数が0〜3個の場合には、始動記憶数を一個加算する等の処理が行なわれる。そして、この図柄始動領域14への遊技球通過、または始動記憶数の減算に基づき特別図柄表示装置6が変動する。なお、このハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mcは、Ma=Mb ≠Mcと、Ma≠Mb ≠Mcとを両者抽出するようにしても良いし、リーチ発生確率乱数X,Y,Zによるリーチ作動の有無が決まった後に抽出されるようにしても良い。
【0033】
ここで、大当たり特別乱数Kが所定乱数値であると、大当たりとなる。そして、大当たり図柄乱数Lの選出値による当たり図柄と、リーチ乱数Nの抽出値によるリーチ変動態様とに従って、リーチ作動から大当たりまでの図柄表示態様を決定する。これに基づき、特別図柄A,B,Cを変動させた後、特別図柄A,Bを順次停止させ、同一図柄となるようにしてリーチ状態とし、リーチ乱数Nにより決められた所定のリーチ変動態様を実行した後に、特別図柄Cが図柄停止して、大当たり図柄乱数Lにより予め決定された、同一図柄の組み合わせを特別図柄A,B,Cに表出し、当たり図柄態様となるようにする。そして、「大当たり」となって、上述の可変入賞装置23の作動を実行することとなる。
【0034】
また、Kが当たりコマでない場合には、ハズレとなる。この場合には、後述する所定の条件に基づき、リーチ発生確率乱数X,Y,Zのいずれかを選択し、その抽出値によりリーチ作動の実行が決定されると、リーチ乱数Nの抽出値によるリーチ変動態様と、ハズレ図柄乱数Ma,Mb ,McによるMa=Mb ≠Mcとに従って図柄表示態様を決定する。これに基づき、特別図柄A,B,Cを変動させた後、特別図柄A,BをA=Bのリーチ状態とし、リーチ乱数Nにより決められている特殊動作形態を実行した後に、特別図柄Cが図柄停止して、ハズレを確定することとなる。
【0035】
ここで、リーチ発生確率乱数X,Y,Zの選択によりリーチ作動を実行しない場合には、ハズレ図柄乱数Ma,Mb ,McによるMa≠Mb ≠Mcに従って図柄表示態様を決定する。これに基づき、特別図柄A,B,Cを変動させた後、特別図柄A,B,Cの順に各図柄を停止して、ハズレを確定する。
【0036】
このような図柄変動の制御に関し、本発明の要部について説明する。まず、本発明の第一手段にかかる実施例につき説明する。
上記のように大当たり特別乱数Kによりハズレが選出された場合には、リーチ発生確率乱数X,Y,Zの各選出値の中から、始動記憶装置(RAM)に記憶されている始動記憶数に対応する選出値を選択し、それに従って、リーチ作動の実行の有無を決定する。ここで、始動記憶数が2個以下(0個、1個、2個)の場合にはリーチ発生確率乱数Xを選択し、始動記憶数が3個以上(3個、4個)の場合にはリーチ発生確率乱数Yを選択する。而して、始動記憶数数が2個以下の場合(リーチ発生確率=1/12)に比べ、始動記憶数が3個以上の場合(リーチ発生確率=1/6)では高リーチ頻度状態となる。なお、大当たり特別乱数Kがハズレの場合には、リーチ発生確率乱数X,Y,Zと、リーチ乱数Nと、ハズレ図柄乱数Ma、Mb、Mcとが一旦記憶装置RAMに保存され、当該図柄変動が実行される際に、その時の始動記憶数の記憶状況に対応するリーチ発生確率乱数に基づいて図柄変動を実行する。これにより、特別図柄始動スイッチS1の作動時と、その図柄変動時との間に生じる始動記憶数変化に対応するようにしている。
【0037】
ここで、高リーチ状態は時短開始始動記憶数(3個)以上の場合になるから、上述した短縮図柄変動時間t2(5秒)による図柄変動時にリーチ変動態様が実行され易くなっている。実際には、例えば、遊技球が比較的特別図柄始動領域14を通過し易い遊技機にあって、始動記憶数が3個以上の状況が続いた場合には、リーチ発生確率乱数Yにより図柄変動が実行されるので、図4のように12回の図柄変動に対し理論上2回のリーチ変動態様が実行される。一方、遊技球が特別図柄始動領域14を通過しにくい遊技機にあっては、なかなか始動記憶数が3個以上にならず、リーチ発生確率乱数Xにより図柄変動が実行されるので、図4のように12回の図柄変動に対し理論上1回のリーチ変動態様が実行されるのみである。ここで、前者の場合には図柄変動が5秒で行われても、リーチ作動が2回実行されるため、12回の図柄変動に要する時間は150秒となり、後者の場合と等しくなる。こうして、比較的図柄始動領域14を遊技球が通過し易い遊技機と、そうでない遊技機との間に生じる図柄変動時間の差を平準化することができるから、総じて大当たりまでに要する消費時間が平準化され、各遊技機間の均衡を保つことができることとなる。なお、この例では、前者の場合に異なるリーチ作動時間を用いて示すことにより、数多くの図柄変動が実行され、異なるリーチ変動態様が行われた場合と等価となる状況を表している。
【0038】
このように始動記憶数が3個以上で高リーチ頻度状態となるように設定すると、遊技者はリーチ作動が起こりやすい始動記憶数3個以上の状態を期待するようになるから、その始動記憶数が表示されている始動記憶数表示装置に対する注目度が向上する。これにより、始動記憶装置の表示態様によっても緊張感と期待感とが付与されるから、遊技の単調さが改善されると共に、その趣向性が一層向上することができる。
【0039】
また、リーチ発生確率乱数Zは、始動記憶数が0個であり、かつ所定時間(例えば4分間)遊技球が特別図柄始動領域14を通過しない場合に選択されて、高リーチ頻度状態となる。これによって、遊技球がなかなか特別図柄始動領域14を通過せず図柄変動が実行されない状況において、次の図柄変動でリーチ変動態様を実行することにより、遊技に対する薄れた期待感を再び向上させる効果が生じる。こうして、比較的遊技球が特別図柄始動領域14を通過しにくい遊技機においても、遊技者の期待感を助長することができるから、遊技台を離れたり、緩慢な遊技を行うこともなくなり稼働率が低下することがなくなる。
【0040】
一方、上述のリーチ発生確率乱数X、Y、Zを、それぞれが0〜299の300コマからなるものとし、始動記憶数の状況に応じて各乱数より抽出した結果により図柄変動を決定するようにしても良い。この場合には、所定のコマが対応するリーチ変動態様を備えており、抽出値によりリーチ作動の有無と、リーチ発生の場合にはいずれのリーチ変動態様でリーチ作動するかを同時に選出し得るものである。なお、このリーチ発生確率乱数を用いる場合には、上述のリーチ乱数Nは、大当たり時のみに使用されることとなる。このような場合、例えば、始動記憶数が2個以下の時にリーチ発生確率乱数Xを選択し、ここでは、0〜274までの275コマがリーチ作動なしであり、275〜299までの25コマがリーチ作動の実行となる。そして、275〜299の25コマの内、所定コマでリーチ変動態様が振り分けられており、これらのいずれかを抽出すると、それに従ってリーチ変動態様が実行される。また、始動記憶数が3個の時に、リーチ発生確率乱数Yを選択し、ここでは0〜249までの250コマがリーチ作動なしであり、250〜299までの40コマがリーチ作動の実行となる高リーチ頻度状態となる。この場合にも同様に、リーチ変動態様が振り分けられた250〜299の40コマからの抽出値に従って、リーチ変動態様が実行される。さらに始動記憶数が4個の時に、リーチ発生確率乱数Zを選択し、ここでは0〜239までの240コマがリーチ作動なしであり、240〜299までの50コマがさらに高確率のリーチ頻度状態となる。そして同様に、240〜299の50コマからの抽出値に従ってリーチ変動態様が実行される。
【0041】
次に、本発明の第二手段にかかる実施例につき、図柄変動制御を説明する。
大当たり特別乱数Kによりハズレが選択された状況にあって、時短開始始動記憶数(3個)以上が維持され、短縮図柄変動時間t2により図柄変動が実行されている場合に、5回連続して図柄変動が実行され、その間リーチ作動が実行されていないと、次の6回目には強制的にリーチ変動態様が実行される。この際、例え6回目の図柄変動がリーチ発生確率乱数Xにより、予めリーチ作動が実行されないように選出されていても、このリーチ発生確率乱数Xを破棄し、強制的にリーチ変動態様が実行される。そして、リーチ乱数Nと、ハズレ図柄乱数Ma=Mb≠Mcとに基づき、図柄表示態様を実行する。これによって、リーチ発生確率乱数の結果によらず、図柄変動の6回に1回を確実にリーチ変動態様とすることとなる。そのため、通常図柄変動時間t1と短縮図柄変動時間t2との間に生じた消費時間差を、比較的短時間で平準化できるから、大当たりが短時間の間に続けて発生するような場合にあっても、遊技機間の均衡を保つことができる(図5参照)。
【0042】
ここで、上述のリーチ発生乱数Xは、大当たり特別乱数Kがハズレを選択した場合に用いられ、これによりリーチの実行が決まるとリーチ乱数Nの抽出値に基づくリーチ変動態様に従ってリーチ作動が行われることとなる。また、リーチ発生乱数Zは、上述の第一手段による実施例の場合と同様に、始動記憶数が無く、所定時間(例えば4分間)遊技球が特別図柄始動領域14を通過しない場合に選択されて、高リーチ頻度状態とする。これにより、遊技者に遊技に対する期待感を向上させる効果をもたらす。
【0043】
また、リーチ発生確率乱数Yにより、短縮図柄変動時間t2による図柄変動が所定回実行され、かつ、時短開始始動記憶数以上の場合に、高リーチ頻度状態となるようにすることもできる。例えば、2回連続して図柄変動が実行され、かつ時短開始始動記憶数以上の場合に、次の3回目の図柄変動からリーチ発生確率乱数Yを選択するようにして、上記の強制的にリーチ作動を実行する前に、一旦高リーチ頻度状態となるようにしても良い。これにより、リーチ変動態様が行われ易い始動記憶数3個以上の状態を、遊技者は期待するから、始動記憶装置の表示態様によって緊張感と期待感とが付与されて、遊技に対する興趣が一層向上することとなる。
【0044】
【発明の効果】
本発明の第一手段は、図柄始動領域への遊技球通過に伴い、その通過数を記憶表示する始動記憶数表示装置を備え、この始動記憶数の消化により図柄表示装置の表示図柄の変動を行うパチンコ遊技機にあって、始動記憶数が所定始動記憶数又は所定範囲内の始動記憶数であると、高リーチ頻度状態となるように制御したものであるから、図柄変動時間が短縮図柄変動時間により実行される時短開始始動記憶数以上の場合に、高リーチ頻度状態となるようにしたことによって、リーチ変動態様の作動回数が向上することになるから、短縮図柄変動時間と通常図柄変動時間との時間差と、各遊技機毎の特性の違いとにより生じる大当たりまでの消費時間を平準化することができるため、各遊技機間の均衡を保つことができ、健全な遊技を提供することができ得る。
【0045】
また、始動記憶数が所定始動記憶数又は所定範囲内の始動記憶数であると、高リーチ頻度状態となるように制御したものであるから、始動記憶数の状況により、リーチ変動態様が発生し易くなるので、遊技者の始動記憶数に対する関心を高め得るから、遊技に対する緊張感と期待感とを一層付与でき、遊技の趣向性が向上する。
【0046】
本発明の第二手段は、図柄始動領域への遊技球通過に伴い、その通過数を記憶表示する始動記憶数表示装置を備え、この始動記憶数の消化により図柄表示装置の表示図柄の変動を行うパチンコ遊技機にあって、図柄変動が所定回数連続して実行され、かつ、始動記憶数が所定始動記憶数又は所定範囲内の始動記憶数に維持されていると、高リーチ頻度状態となるように制御したものであるから、図柄変動が連続し、遊技に対する期待感が薄れてきた場合に、リーチ作動が発生し易くなることにより、再び遊技に対する緊張感を生じさせられるため、喜怒哀楽を含む多様な感情を付与することができ、興趣あふれる遊技内容を提供することができる。
【0047】
また、時短開始始動記憶数以上の場合に、図柄変動が短縮図柄変動時間により実行されるパチンコ遊技機にあって、短縮図柄変動時間による図柄変動が所定回数連続した場合に、強制的にリーチ作動を実行するようにしたから、短縮図柄変動時間と通常図柄変動時間との時間差と、各遊技機毎の特性の違いとにより生じる大当たりまでの消費時間を平準化することができるため、各遊技機間の均衡を保つことができ、健全な遊技を提供することができ得る。
【0048】
このような本発明にかかるパチンコ遊技機としては、リーチ発生確率の異なる複数のリーチ発生確率乱数を備え、始動記憶数等の所定条件に従って、異なるリーチ発生確率を提供するようにしたことにより、遊技状況に応じて高リーチ頻度状態になる等の演出が行われるから、遊技の趣向性が向上し、単調さを改善できるため、変化に富んだ面白い遊技を提供することができ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤1の正面図である。
【図2】センターケース4の拡大正面図である。
【図3】マイクロコンピュータを示すブロック回路図である。
【図4】12回の図柄変動に関する、短縮図柄変動時間t2と通常図柄変動時間t1との消費時間を示す図表である。
【図5】強制的にリーチ変動態様を実行した場合における消費時間を示す図表である。
【符号の説明】
1 遊技盤
6 特別図柄表示装置
8 始動記憶数表示装置
14 特別図柄始動領域
A,B,C 特別図柄
t1 通常図柄変動時間
t2 短縮図柄変動時間
X、Y、Z リーチ発生確率乱数

Claims (3)

  1. 図柄を変動表示する図柄表示装置と、図柄始動領域の遊技球通過に伴い、所定数を限度として該遊技球の通過数を記憶表示する始動記憶数表示装置と、図柄始動領域への遊技球通過または始動記憶数表示装置の始動記憶数消化により、図柄表示装置の表示図柄を変動させた後に確定表示する図柄制御手段とを備え、確定図柄態様が所定の当たり図柄態様となると、遊技者にとって利益ある特別遊技作動を実行するパチンコ遊技機において、
    図柄始動領域への遊技球通過または始動記憶数表示装置の始動記憶数消化により変動する図柄表示装置の変動時間として、通常図柄変動時間と短縮図柄変動時間とを備え、予め定められた時短開始始動記憶数以上となると、短縮図柄変動時間を採択するとともに、
    始動記憶数が短縮図柄変動時間となる時短開始始動記憶数以上となると、時短開始始動記憶数未満の場合に比して、リーチ変動態様の発生頻度が向上する高リーチ頻度状態となるように制御したことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 図柄を変動表示する図柄表示装置と、図柄始動領域の遊技球通過に伴い、所定数を限度として該遊技球の通過数を記憶表示する始動記憶数表示装置と、図柄始動領域への遊技球通過または始動記憶数表示装置の始動記憶数消化により、図柄表示装置の表示図柄を変動させた後に確定表示する図柄制御手段とを備え、確定図柄態様が所定の当たり図柄態様となると、遊技者にとって利益ある特別遊技作動を実行するパチンコ遊技機において、
    図柄始動領域への遊技球通過または始動記憶数表示装置の始動記憶数消化により変動する図柄表示装置の変動時間として、通常図柄変動時間と短縮図柄変動時間とを備え、予め定められた時短開始始動記憶数以上となると、短縮図柄変動時間を採択するとともに、
    始動記憶数が短縮図柄変動時間となる時短開始始動記憶数以上に維持された状態のまま、図柄変動が所定回数連続して実行されると、それ以外の状態の場合に比して、リーチ変動態様の発生頻度が向上する高リーチ頻度状態となるように制御したことを特徴とするパチンコ遊技機。
  3. 高リーチ頻度状態を、複数のリーチ発生確率乱数を備え、所定条件が充足されることにより、リーチの選出頻度が高いリーチ発生確率乱数を選択して生成するように制御したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機。
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