JP2847235B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2847235B2
JP2847235B2 JP7237701A JP23770195A JP2847235B2 JP 2847235 B2 JP2847235 B2 JP 2847235B2 JP 7237701 A JP7237701 A JP 7237701A JP 23770195 A JP23770195 A JP 23770195A JP 2847235 B2 JP2847235 B2 JP 2847235B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の組合わせにより
所定の利益ある作動を生じさせる組合わせ表示装置を備
えたパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の図柄を画面上に変動表示する図柄
表示装置と、玉検出手段を備えた始動領域と、玉検出手
段からの球検出信号を所定数を上限として記憶する始動
記憶装置と、玉検出手段からの球検出信号、或は始動記
憶装置の記憶に基づいて図柄表示装置を変動表示させ、
あらかじめ抽選された内容に従って各図柄を確定表示す
る図柄制御手段とを備え、確定された各図柄の組合わせ
が所定の当り図柄態様である場合に、大入賞口を開放作
動させる等の遊技者に利得をもたらす作動を発生させる
パチンコ機は、第一種パチンコ機又は第三種パチンコ機
として良く知られている。
【0003】尚、ここで始動領域としては、賞球払い出
しを伴わない通過ゲートや、機裏に流下させて入賞球と
する始動口がある。
【0004】この種のパチンコ機にあって、リーチ状態
の場合に、その最後の特別図柄の表示図柄を低速スクロ
ールさせたり、一旦停止させる等の、非リーチ状態のと
きと異なった変動態様のリーチ変動態様を実行して、大
当りへの期待感を高めるようにしたパチンコ機が種々提
案されている。ここでリーチ状態とは、最後に停止する
特別図柄以外の各特別図柄が、大当りとなるための条件
を満足している場合をいう。これは、同一図柄のみでは
なく、オールマイティ図柄を含んでいるような大当り状
態の直前の図柄組み合わせも含むものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでリーチ状態の
ときに、リーチ変動態様を実行する構成にあって、かか
るリーチ変動態様は、大当りへの期待感を高めるもので
あるため、通常の変動態様よりも、時間がかかる。一
方、始動記憶装置の記憶消化に伴って、図柄表示装置を
変動表示させる場合にあって、始動記憶装置の始動記憶
数には限度(通常4個)があり、この記憶数を越える
と、始動スイッチからの球検出信号があっても、無効と
なる。このため、遊技者は、このような記憶満杯に伴う
無効玉の発生を少なくするためには、記憶が迅速に消化
されることを望む。従って、リーチ変動態様が、このよ
うな記憶満杯時にも漫然と実行されると、かえって、遊
技者の不興をかうこととなり、リーチ変動態様を余計な
ものと意識されることともなる。
【0006】本発明は、リーチ変動態様の実行を時宜に
応じた、最適な形態とすることを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記図柄制御
手段が、リーチ状態のときに、最後に確定表示される図
柄を、非リーチ状態のときと異なる態様のリーチ変動態
様で変動させると共に、始動記憶数が所定数を越える
と、少なくともハズレリーチ状態の場合には、あらかじ
め定められたリーチ変動態様の進行を中止し、所定の迅
速停止態様に差し替えるようにする図柄制御内容を具備
していることを特徴とするものである。
【0008】ここでハズレリーチ状態とは、図柄の確定
表示に先だって決定される抽選内容がハズレの場合であ
って、しかも最後に停止する図柄以外の各図柄が、大当
りとなるための条件を満足している状態をいう。このよ
うなハズレリーチ状態にあっては、図柄確定時には必ず
ハズレとなる。従って、当りリーチ状態と違って必ずハ
ズレとなるのであるから、始動記憶数が所定個数以上の
場合には、このハズレリーチ状態を迅速停止態様に差し
替えて、迅速に終了させ、始動記憶の消化が促進される
ことは、遊技者にとって利益となる。尚、当りリーチ状
態の場合にも、迅速停止態様に差し替えても良い。
【0009】ところで、リーチ変動態様における図柄の
変動時間を、あらかじめ定められた変動速度及び図柄数
で表示する固定変動時間と、これに続く、図柄を停止図
柄に向けて低速で変動させる図柄合わせ時間とで構成す
るようにした場合にあって、上述のリーチ変動態様の差
し替え手段としては、少なくとも変動停止したときの図
柄組み合わせがハズレ図柄態様に定められたリーチの場
合には、始動記憶数が所定数を越えた時期が、前記固定
変動時間内にあっては、あらかじめ定められたリーチ変
動態様の進行を中止して、所定の迅速停止態様に差し替
えるようにする。また、図柄合わせ時間内にあっては、
変動速度を速めるようにする。図柄合わせ時間内にあっ
ては、遊技者は、図柄順列に従う図柄の低速移行を見守
っている。従って、この場合には、遊技に違和感を生じ
ないように、配列を無視した図柄の書き換え等を行なわ
ないで、変動速度を速めることにより、ハズレリーチ状
態の進行を速めることが望ましいからである。
【0010】
【発明の実施の態様】添付図面について本発明の一実施
例を説明する。図1は、パチンコ機の遊技盤1の正面図
であって、その遊技領域3の中央には、図2で拡大して
示すように装着ケース(図示せず)の前部に固定された
センターケース4が配設され、該センターケース4内に
液晶表示器、CRT表示器、ドットマトリックスまたは
7セグメント指示器等の特別図柄表示装置6が設けられ
る。この特別図柄表示装置6には三つの特別図柄A,
B,Cが横方向に並んで表示される。この特別図柄A,
B,Cは、「0」〜「9」等の数字及びアルファベット
等からなる図柄が表示される。
【0011】センターケース4の窓孔5下には4個のパ
イロットランプからなる特別図柄始動記憶数表示装置1
1が設けられる。この特別図柄始動記憶数表示装置11
は、図3で示す記憶装置RAMの一部領域により構成さ
れる始動記憶装置に記憶された玉数を表示する。特別図
柄始動記憶数表示装置11のさらに窓孔5上には、普通
図柄表示装置10が配設される。この普通図柄表示装置
10は夫々「3」,「5」,「7」の普通図柄を変動表
示する。
【0012】また、センターケース4の両側には、普通
図柄始動ゲート13,13が設けられ、遊技球の通過に
より該普通図柄始動ゲート13,13に内蔵された普通
図柄始動スイッチ(図3参照)から球検出信号が発生す
ると、普通図柄表示装置10が図柄変動する。この普通
図柄表示装置10の選定図柄の数字が「7」であると、
センターケース4の直下位置に配設した普通電動役物1
5の開閉翼片対16,16が逆八形傾動して約0.50
1秒間開放する。又、普通図柄表示装置10の両側に
は、4個のパイロットランプからなる普通図柄始動記憶
数表示装置12が設けられる。この普通図柄始動記憶数
表示装置12は、前記普通図柄始動スイッチからの球検
出信号が、所定数を上限として記憶装置RAMの一部領
域に記憶された場合に、その記憶数を表示する。
【0013】この普通電動役物15の上部には、特別図
柄表示装置6の始動領域を構成する始動口14が配設さ
れ、該始動口14には、玉検出手段を構成する光電スイ
ッチ、リミットスイッチ等の特別図柄始動スイッチ(図
3参照)が備えられ、該始動スイッチによる玉通過検知
に伴って、特別図柄表示装置6の特別図柄A,B,Cが
変動表示する。また普通電動役物15の開閉翼片対1
6,16は普通電動役物開放ソレノイド(図3参照)を
介して変換制御され、この開閉翼片対16,16が開い
た普通電動役物15は、特別図柄表示装置6の始動口と
して機能する。
【0014】前記普通電動役物15のさらに下方には、
幅広の大入賞口23を備えた入賞装置22が配設されて
いる。この入賞装置22は、蓋体24を大入賞口開放ソ
レノイド(図3参照)により前後方向に開放することに
より、該蓋体24の案内作用により、大入賞口23に遊
技球を案内する公知構成からなり、前記大入賞口23の
中央部を特定領域23aとして、後述するように該特定
領域23aに遊技球が入ると、連続開放作動を生ずるよ
うにしている。
【0015】次に特別図柄表示装置6の作動につき説明
する。前記始動口14に遊技球が入賞すると、特別図柄
始動スイッチからの玉検知信号に基づき、特別図柄表示
装置6が変動開始すると共に、賞球の払出が行なわれ
る。尚、連続的に通過した場合には、図3の記憶装置R
AMにより構成される始動記憶装置に最高4個まで記憶
され、上述の特別図柄始動記憶数表示装置11が、該記
憶数に対応して順次点灯すると共に、特別図柄表示装置
6が変動を開始する都度、消灯されて、記憶数の減少が
表示される。
【0016】この特別図柄表示装置6が変動して、各特
別図柄A,B,Cが確定表示され、その組み合わせが、
所定の当たり図柄態様であると、大当りとなる。この図
柄制御内容は、本発明の要部を構成し、後に詳述する。
【0017】そして、「大当り」となると、報知装置
(図3参照)がファンファーレを発すると共に、入賞装
置22のソレノイドが変動して、蓋体24が前方に傾動
して大入賞口23が開放し、約10個の遊技球が入賞する
か、所定時間が経過するまで開放を行う。この大入賞口
23にあっては、特定領域23aを通過した時は、連続
変動し、その開放動作終了後に再び大入賞口23が解放
する。この連続作動の回数は、初回開放を含め最高16回
までとする。
【0018】このような一連の作動制御は、図3で示す
中央制御装置CPU等からなるマイクロコンピュータに
より構成される遊技制御装置によって実行される。かか
る構成及び制御態様につき詳細に説明する。
【0019】ここで図3で示すように、中央制御装置C
PUには記憶装置RAMが接続され、この記憶領域によ
り、始動スイッチからの球検出信号を所定個数を限度と
して記憶する始動記憶装置が構成される。またこの記憶
装置RAMの所定番地は、無効玉フラグ,リーチフラ
グ,ハズレリーチフラグとして割り当てられる。すなわ
ち、当該番地が「1」となると各フラグが立った状態と
認定される。
【0020】また中央制御装置CPUに接続された記憶
装置ROMには、0〜224のコマからなり、その内容
が例えば「7」を大当りとする大当り特別乱数Kと、該
大当り特別乱数Kの結果により選定される大当り特別図
柄乱数Lと、ハズレ特別図柄乱数Ma ,Mb ,Mc と、
リーチ乱数Nが格納される。このリーチ乱数Nは、非リ
ーチ状態のときと異なる変動態様のリーチ変動態様を複
数種類備えている場合に、いずれのリーチ変動態様でリ
ーチ作動を行うかを決定するものである。このリーチ変
動態様としては、例えば、低速スクロール,逆走行,低
速走行からの加速度的停止,図柄の反転等の、種々の変
動態様がある。本実施例では、リーチ変動態様を通常リ
ーチ態様と、一旦停止リーチ態様の二種類としている。
【0021】次に、上述の各乱数を用いてなる図柄表示
態様を、図8のフローチャートに従って説明する。尚、
図中、「特別図柄」を「特図」と表記している。
【0022】図8の特図始動スイッチ処理のサブルーチ
ンにあって、始動口14を玉が通過して、特別図柄始動
スイッチからの球検出信号が発生すると、特別図柄始動
記憶数Uが4個未満かどうかを判定する(ステップ
)。そして、4個であれば、無効玉フラグを1に設定
し(ステップ)、4個未満であれば、記憶数Uに1個
を追加した後、特別乱数Kを抽出して、一旦記憶装置R
AMに格納する。
【0023】次にステップに移行し、特別図柄が変動
中かどうかを判定し、変動中でない場合には、記憶数U
を1個減らして、ステップ以降でセットされた選定図
柄及びリーチ態様に基づき、タイマがセットされ、特別
図柄A,B,Cの変動を開始する(ステップ)。この
特別図柄A,B,Cの変動制御は後述する。
【0024】一方、特別図柄が変動中の場合には、特別
図柄選択タイミングが適当かどうかを判定し、適当の場
合には、格納された特別乱数Kを判定し(ステップ
)、これが「7」で、当りの場合には、大当り特別図
柄乱数Lから、あらかじめ決定された、「1,1,
1」、「2,2,2」、「3,3,3」、「4,4,
4」等、数字又はアルファベット等からなる同一図柄の
組み合わせよりなる当り図柄態様を選定して、セットす
る。そして、リーチフラグを「1」とし(ステップ
)、リーチ乱数Nから、抽選して、通常リーチ態様
と、一旦停止リーチ態様のいずれにするかを決定して、
セットする。
【0025】大当り特別図柄乱数Lが当り値「7」では
ない場合には、ハズレ特別図柄乱数Ma ,Mb ,Mc を
抽選して、ハズレ図柄態様を決定する。このときA=B
=Cとなった場合には、Mc を再抽選して、必ずハズレ
となるようにする。このハズレ図柄態様がA=Bの場合
には、ハズレリーチフラグを「1」とする(ステップ
)。そして、ハズレリーチフラグが「1」かどうかを
判定し、イエスの場合には、リーチ乱数Nから抽選し
て、通常リーチ態様と、一旦停止リーチ態様のいずれに
するかを決定して、セットする(ステップ)。
【0026】次に、特別図柄A,B,Cの変動制御態様
につき説明する。始動口14から遊技球が流入するか、
始動記憶装置の記憶消化により、特別図柄表示装置6が
変動する(上述のステップ参照)と、各特別図柄A,
B,Cは、変動開始後低速で1図柄(0.492秒)、
中速で2図柄(0.308×2秒)変動した後(この間
1.108秒)、高速変動する。そして、特別図柄Aは
5.052秒間高速変動し、さらにその後、ハズレ特別
図柄乱数Ma から抽選された選定図柄の3図柄前に差し
替わって、中速で2図柄、低速で1図柄変動した後(中
速からこの間1.108秒)、停止する。すなわち、計
7.268秒で停止する。
【0027】特別図柄Bは、特別図柄Aが停止すると、
選定図柄の3図柄前に差し替わって、中速で2図柄、低
速で1図柄変動した後(この間1.108秒)、停止す
る。
【0028】特別図柄Cは、図4で示すように、通常停
止のときには、特別図柄Bが停止すると、選定図柄の3
図柄前に差し替わって、中速で2図柄、低速で1図柄変
動した後(この間1.108秒)、停止する。すなわ
ち、計9.484秒で、変動が完了する。
【0029】次にハズレリーチフラグ又はリーチフラグ
が「1」に設定されているときには(上述のステップ
,参照)、上述したように、リーチ乱数Nにより指
定された内容により、通常リーチ態様と、一旦停止リー
チ態様のいずれかが実行される。
【0030】ここで、通常リーチ態様の場合には、図5
で示すように、特別図柄Bが停止すると、中速で8図柄
変動(2.464秒)させた後に、ハズレ特別図柄乱数
Mcで選定された図柄、または、特別図柄A,Bと同じ
の選定図柄となるように図柄合わせのために低速で変動
させて後に、停止する。この図柄合わせのための時間は
0.000〜6.888秒となる。すなわち、特別図柄
Bの停止後、2.464秒〜9.352秒後に停止完了
する。変動開始からの時間は、これにB図柄停止までの
時間8.376秒を加算した時間となる。
【0031】一方、一旦停止リーチ態様の場合には、図
6で示すように、特別図柄Bが停止すると、中速で2図
柄変動し、さらに低速で3図柄変動した後、0.476
秒間一旦停止して、3図柄低速移動し(ここまで4.0
44秒)、図柄合わせのために低速で変動させて後に、
停止する。この図柄合わせのための時間は上述と同様
に、0.000〜6.888秒となる。すなわち、特別
図柄Bの停止後、4.044秒〜10.932秒後に停
止完了する。
【0032】いずれのリーチ態様も、図柄合わせのため
の時間開始までが固定変動時間となり、通常リーチ態様
では、変動開始から10.840秒、一旦停止リーチ態
様では12.420秒である。
【0033】即ち、リーチ状態にあっては、特別図柄
A,Bを停止表示した後に、リーチ乱数Nにより指定さ
れたリーチ変動態様のいずれかを実行して、特別図柄C
を変動させ、遊技者の期待感を高揚させた後に、特別図
柄Cの表示図柄を停止させて、ハズレ又は当りを確定す
る。
【0034】このように、上述のリーチ変動態様は、大
当りへの期待感を高めるものであるため、通常停止より
も時間がかかる。一方、始動記憶装置の記憶消化に伴っ
て、特別図柄表示装置を変動表示させる場合にあって、
始動記憶装置の始動記憶数Uには限度(通常4個)があ
り、この個数を越えると、特別図柄始動スイッチからの
球検出信号があっても、無効となってしまう。このた
め、このような記憶満杯に伴う無効玉の発生を少なくす
るためには、始動記憶数Uが迅速に消化されることが望
まれる。
【0035】そこで、本発明にあっては、始動記憶装置
に保持された始動記憶数Uが4個未満であるかどうかを
判定して、特別図柄Cのリーチ変動態様を補正するよう
にしている。
【0036】すなわち、始動記憶数Uが4個である場合
には、記憶装置RAMに確保された記憶領域を用いて、
無効玉フラグを立て(図8ステップ参照)、ハズレリ
ーチ状態のときに無効玉フラグが立てられていると、変
動プログラムの変更がなされ、図7の迅速停止態様に差
し替えられる。すなわち、固定変動時間内に、無効玉フ
ラグが立てられれば、変動中のリ−チ態様を中止するた
めに固定変動時間がクリアされ、新たに迅速停止態様に
おける変動時間として 1.078秒がセットされ、表示
している次の1図柄を中速で変動させた後に、高速で図
柄を一巡させ、その後に選定図柄の1図柄前に差し替え
て、中速で1図柄変動させてから停止する。従って、こ
の迅速停止パターンにおける停止までの所要時間は 1.
078秒となる。
【0037】 このように、固定変動時間内に無効玉フ
ラグが立つと、残っている固定変動時間がクリアされる
と共に、これから行なわれる予定であった図柄合わせも
省かれ、代わりに所定時間後に図柄の確定が得られるよ
うな変動プログラムに差し替えられるので、リーチ状態
が短時間で終了することとなる。
【0038】尚、固定変動時間が経過した後であれば、
図柄変動はすでに図柄合わせをしながら、低速変動が行
なわれているため、遊技者は、図柄配列から、次にどの
図柄が表われてくるかを予測できる状態となっているた
め、図柄の書き換え等の、配列を無視した出現方法を採
用すると、遊技者に無用の不信感をあたえかねない。そ
こで、この場合には、変動速度を遊技者が視認できる程
度に早くして、図柄合わせの時間短縮を計る。すなわ
ち、現在表示している図柄が選定図柄であれば、そのま
ま図柄停止に移行し、選定図柄でなければ、図柄合わせ
を行なう図柄の変動速度を中速にはやめて、到来した図
柄が選定図柄となったときに停止させるようにする。
【0039】この一連の制御を図9の無効玉発生処理に
係るサブルーチンのフローチャートに従って、再度説明
する。
【0040】上述した図8のサブルーチンで設定した無
効玉フラグの状態を判定し(ステップa)、「1」の場
合には、ハズレリーチフラグが「1」かどうかを判定す
る(ステップb)。そして、イエスの場合には、上述し
た特別図柄Cの固定変動時間(通常リーチ態様では1
0.840秒、一旦停止リーチ態様では12.420
秒)がタイムアップしているかどうかを判定し(ステッ
プc)、タイムアップしてない場合には、まず固定変動
時間をクリアし(ステップd)、上述のパターンからな
る修正固定変動時間に差し替えてセットする(ステップ
e)。
【0041】一方、上述した特別図柄Cの固定変動時間
がタイムアップして、低速で、図柄合わせをしている場
合には、変動速度を上げて、低速から高速へ変換させる
(ステップf)。これにより、リーチ状態が早く終了す
ることとなる。
【0042】しかして、かかるサブルーチンにより、上
述の始動記憶の無効玉が発生すると、ハズレリーチ状態
の場合には、リーチ変動態様の進行を中止し、所定の迅
速停止態様に差し替えるようにする図柄制御内容が実行
されることとなる。
【0043】このように、特別図柄始動記憶数Uが所定
個数以上である場合には、迅速にリーチ作動が終了し
て、該始動記憶数Uが速やかに消化されるから、記憶満
杯にともなう、無効玉の発生を可及的に減少させること
が可能となる。
【0044】上述した構成にあっては、まず当りと、ハ
ズレを峻別し、ハズレの場合に、特別図柄始動記憶数U
が所定未満の場合にのみ、リーチ時にリーチ変動態様が
実行されるようにしたものであるから、当りの場合に
は、特別図柄始動記憶数Uに関係なく、リーチ変動態様
が実行されることとなる。このため、当りの場合には必
ず、リーチ変動態様の実行により、期待感,緊張感が高
揚した後に、当り図柄が表出することとなり、当りを予
感又は期待させるものとしてのリーチ変動態様の有用性
が確保される。勿論、この場合には、特別図柄始動記憶
数Uの消化が遅れたとしても問題はない。
【0045】一方、この場合には、記憶満杯時に、リー
チ変動態様が実行されれば、必ず当りとなって、次の作
動が決まってしまい、いささか興趣を欠くこととなる。
そこで、記憶満杯時には、当り,ハズレと無関係に、所
定の迅速停止態様に差し替えるようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】本発明は、リーチ状態のときに、複数の
特別図柄のうち、最後に停止する特別図柄を、非リーチ
状態のときと異なる態様のリーチ変動態様で変動させる
と共に、始動記憶数が所定個数以上となると、少なくと
もハズレリーチ状態の場合には、リーチ変動態様の進行
を中止し、所定の迅速停止態様に差し替えるようにし
た。このため、リーチ変動態様により、リーチ状態での
期待感と興奮を刺激できると共に、記憶数が多い場合に
は始動記憶の消化が促進されて、記憶満杯にともなう、
無効玉の発生を可及的に減少させることができ、遊技者
に不興をかうことのない調和のとれたリーチ変動態様の
実行が可能となり、このリーチ変動態様による有用性を
確保できて、パチンコ遊技の興趣を増大し得ることとな
る等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ機の遊技盤1を示す正面図で
ある。
【図2】本発明の特別図柄表示装置6の正面図である。
【図3】遊技制御装置(マイクロコンピュータ)を示す
ブロック回路図である。
【図4】通常停止状態における特別図柄Cの変動態様を
示すタイムチャート図である。
【図5】リーチ状態における特別図柄Cの通常リーチの
リーチ変動態様を示すタイムチャート図である。
【図6】リーチ状態における特別図柄Cの一旦停止リー
チのリーチ変動態様を示すタイムチャート図である。
【図7】特別図柄Cの迅速停止態様を示すタイムチャー
ト図である。
【図8】特図始動スイッチ処理のサブルーチンを示すフ
ローチャート図である。
【図9】無効玉発生処理のサブルーチンを示すフローチ
ャート図である。
【符号の説明】 1 遊技盤 6 特別図柄表示装置 14 始動口 22 入賞装置 23 大入賞口 A,B,C 特別図柄

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の図柄を画面上に変動表示する図柄表
    示装置と、玉検出手段を備えた始動領域と、玉検出手段
    からの球検出信号を所定数を上限として記憶する始動記
    憶装置と、玉検出手段からの球検出信号、或は始動記憶
    装置の記憶に基づいて図柄表示装置を変動表示させ、あ
    らかじめ抽選された内容に従って各図柄を確定表示する
    図柄制御手段とを備え、確定された各図柄の組合わせが
    所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利得をもた
    らす作動を発生させるパチンコ機において、 前記図柄制御手段が、リーチ状態のときに、最後に確定
    表示される図柄を、非リーチ状態のときと異なる態様の
    リーチ変動態様で変動させると共に、始動記憶数が所定
    数を越えると、少なくともハズレリーチ状態の場合に
    は、あらかじめ定められたリーチ変動態様の進行を中止
    し、所定の迅速停止態様に差し替えるようにする図柄制
    御内容を具備していることを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】前記図柄制御手段が、前記リーチ変動態様
    における図柄の変動時間を、あらかじめ定められた変動
    速度及び図柄数で表示する固定変動時間と、これに続
    く、図柄を停止図柄に向けて低速で変動させる図柄合わ
    せ時間とで構成し、少なくとも変動停止したときの図柄
    組み合わせがハズレ図柄態様に定められたリーチの場合
    には、始動記憶数が所定数を越えた時期が、前記固定変
    動時間内にあっては、あらかじめ定められたリーチ変動
    態様の進行を中止して、所定の迅速停止態様に差し替え
    るようにし、前記図柄合わせ時間内にあっては、変動速
    度を速めるようにした図柄制御内容を具備していること
    を特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
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