JP2002224357A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2002224357A
JP2002224357A JP2001030180A JP2001030180A JP2002224357A JP 2002224357 A JP2002224357 A JP 2002224357A JP 2001030180 A JP2001030180 A JP 2001030180A JP 2001030180 A JP2001030180 A JP 2001030180A JP 2002224357 A JP2002224357 A JP 2002224357A
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JP
Japan
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JP2001030180A
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English (en)
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Masahiro Mizuno
雅裕 水野
Naohiro Suzuki
直広 鈴木
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】確変当り図柄態様等となる期待感を刺激する変
化に富んだ当り図柄態様の確定過程を発生させて、遊技
の興趣を向上し得るパチンコ機を提供する。 【解決手段】大当りとなる場合に図柄再生行程が実行さ
れるものにあって、再変動乱数W等により、あらかじめ
定められた再変動回数と関係して所定の利得図柄態様種
で大当り確定する出現率が変化するように制御した。こ
のため、各変動ごとに期待感が醸成されて、遊技の興趣
が向上すると共に、遊技者は、その変動態様に大きな注
意を払うこととなり、図柄再生行程の意義が向上する。
また、当り図柄態様への確定過程が変化に富んだ面白い
ものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図柄表示装置に確
定表示された各図柄の組合せが所定の当り図柄態様であ
る場合に、遊技者に所定の利得を供与することとなる特
別遊技作動を実行するようにしたパチンコ遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数の図柄を変動表示する図柄表示装置
と、図柄始動領域への遊技球通過に起因して図柄を変動
開始し、停止して図柄確定する図柄制御手段とを備え、
図柄表示装置に確定表示された各図柄の組合せが所定の
当り図柄態様である場合に、遊技者に所定の利得を供与
することとなる特別遊技作動を実行するようにしたパチ
ンコ遊技機は良く知られている。これらには、いわゆる
第1種パチンコ遊技機及び第3種パチンコ遊技機があ
る。
【0003】ここで、第1種パチンコ遊技機は、図柄を
変動表示する複数の図柄表示部を具備する図柄表示装置
と、開閉片により開閉制御される可変入賞口を具備する
可変入賞装置とを備え、遊技盤面に設けられた特別図柄
始動領域への遊技球通過に起因して表示図柄を変動開始
し、停止して図柄確定する図柄制御手段とを備え、図柄
表示装置に所定の当り図柄態様が確定表示された場合
に、可変入賞装置の可変入賞口の開放と、可変入賞口の
所定制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数
の入賞満了による可変入賞口の閉鎖とを順次生じてなる
開閉ラウンドを、可変入賞口内に設けられた特定領域を
遊技球が通過することを継続条件として、所定制限回数
まで繰り返してなる特別遊技作動を実行するものであ
る。
【0004】また、第3種パチンコ遊技機は、図柄を変
動表示する図柄表示装置と、球通過を検知する図柄始動
領域と、開口を開閉制御してその内部の特別作動領域へ
球通過可能な状態と不可能な状態とに変換する普通電動
役物と、開閉制御される可変入賞口とを備え、球通過に
伴って該可変入賞口を開放する特定領域への流入制御を
行う役物とを備え、図柄始動領域への遊技球通過に起因
して、図柄表示装置の図柄を変動させた後に確定表示す
るようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様で
ある場合に、普通電動役物を開放制御し、その特別作動
領域への球通過に伴って特別遊技作動が実行され、かつ
該特別遊技作動は、役物が駆動して特定領域への球通過
が可能となり、かつ該球通過ごとに、可変入賞口の開放
と、閉鎖とを生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返し
てなるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のパチンコ遊技機
において、当り図柄態様のうちの所定のものを確変当り
図柄態様として、該確変当り図柄態様で大当りとなった
場合に、以降に大当りとなる確率を高確率に維持するよ
うにしたパチンコ機は種々提案されている。そしてこの
種の確率が変動する従来のパチンコ機としては、確変当
り図柄態様が停止表示された場合に、次回に所定態様の
図柄が停止表示されるまで、通常の確率の大当り乱数に
変えて高確率の大当り乱数を差し替える機種や、確変当
り図柄態様が停止表示された場合に、通常の確率の大当
り乱数か高確率の大当り乱数かを抽選し、抽選結果の大
当り乱数を使用する機種がある。何れも概ね1/2で通
常確率と高確率とを抽選している。
【0006】ところで、上述した制御にあっては、単に
当り図柄態様を表示するだけであり、高確率となる確変
当り図柄態様の発生は以降の遊技利得に大きく影響する
ものであるにもかかわらず、その図柄態様が通常の当り
図柄態様か、確変当り図柄態様かが一瞬にして決定され
ることとなり、面白味に欠けるという問題点がある。
【0007】本発明は、確変当り図柄態様等の、利得の
大きな当り図柄態様種となる期待感を刺激する変化に富
んだ当り図柄態様の確定過程を発生させて、遊技の興趣
を向上し得るパチンコ機を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の複数の
図柄を変動表示する図柄表示装置と、図柄始動領域への
遊技球通過に起因して図柄を変動開始し、停止して図柄
確定する図柄制御手段とを備え、図柄表示装置に確定表
示された各図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場
合に、遊技者に所定の利得を供与することとなる特別遊
技作動を実行するようにしたパチンコ遊技機において、
獲得利益が異なる複数の利得図柄態様種により区分され
る当り図柄態様を有し、当り図柄態様で一旦仮停止した
後、他の当り図柄態様に再生するための再変動過程を所
定再変動回数だけ繰り返して、確定大当り図柄の選択過
程を演出表示する図柄再生行程が実行されるものであっ
て、再変動回数選定手段により定められた再変動回数と
関係して、各利得図柄態様種の出現率を変化させるよう
に制御したことを特徴とするものである。
【0009】ここで、獲得利益が異なる複数の利得図柄
態様種としては、当該特別遊技作動後に大当りとなる確
率が向上することとなる確変当り図柄態様と、当該特別
遊技作動後に大当りとなる確率が向上しない通常当り図
柄態様の二種とすることができる。その他、獲得利益が
異なる複数の利得図柄態様種が提案され得る。
【0010】また、上述の再変動回数選定手段を、再変
動回数を抽選するための再変動乱数により構成する等に
より、再変動回数をあらかじめ特定することができる。
【0011】再変動回数と利得図柄態様種の出現率との
関係は種々提案される。例えば、再変動回数が多いほど
獲得利益が大きな利得図柄態様種で確定する確率が高く
なるように制御するようにしてもよい。この場合には、
大当りが確定しないで、次の再変動に移行すればするほ
ど、高確率を招来する確変当り図柄態様等で当り確定す
る可能性が高くなる。このため、獲得利益が小さな利得
図柄態様種で仮停止しても、変動が再開されることによ
り、さらに大きな期待を抱くこととなる。
【0012】また、再変動回数が多いほど獲得利益が大
きな利得図柄態様種で確定する確率が低くなるように制
御してもよい。この構成にあっては、次の再変動に移行
すればするほど、高確率を招来する確変当り図柄態様等
で当り確定する可能性が低くなる。このため、早く確変
当り図柄態様が来て欲しいという新たな希求が生み出さ
れる。ただしこの場合も、獲得利益が小さな利得図柄態
様種で仮停止して落胆しても、さらに再変動が開始され
ることにより、希望を抱くこととなり、従って、再変動
は敗者復活的な意味があり、遊技者に期待感を生じさせ
るものである点においては同じである。
【0013】一方、再変動回数と獲得利益が大きな利得
図柄態様種で確定する確率との関係は、上述のように、
比例的な関係だけではなく、再変動回数の進行に従っ
て、獲得利益が大きな利得図柄態様種で確定する確率が
上下に振幅するように制御することもできる。例えば、
再変動が繰り返されるたびに徐々に確率振幅を大きくし
て、その回数進行に伴って、高確率か低確率のいずれか
となるようにして、ハイリスクハイリターンの態様とす
ることもできる。またこのように配分比が上下に変動す
ると、再変動が繰り返されるたびに、徐々に高まる期待
感とその逆の落胆とが繰り返し訪れて、このタイミング
で停止して欲しいとか、もう一度再変動となって欲し
い、等の時間に伴った種々の感情の起伏が誘発されるこ
ととなる。
【0014】上述した各再変動過程をほぼ同一時間とし
て、再変動回数が増えるに従って、確定までの時間が延
長されるものとすることができる。この場合には、この
再変動過程を時間単位として把握することができ、この
再変動回数により図柄再生行程の時間を制御することが
できる。
【0015】一方、確定までの時間をほぼ一定として、
該時間内で再変動回数を変化させるようにしてもよい。
すなわち、図柄再生行程の時間はほぼ一定であり、この
ため、その変動回数の多寡により利得が影響される。こ
の場合には、各再変動過程の時間が変化することとな
る。
【0016】ところで、このように各変動回数ごとに獲
得利益が大きな利得図柄態様種で確定する確率が変化す
ると、遊技者にあって、その有利状態を理解しがたい。
そこで、あらかじめ、再変動のたびに、当該再変動過程
に対応する、所定利得図柄態様種の出現率を表示する確
率報知手段を設けることが望まれる。なお、この確率報
知手段は、上述した比例的な関係である構成にあっても
用いることができる。そして、このように確率報知手段
によりその報知内容が時間に伴い変動表示されるから、
その変動過程が最終結果と結びつかなくとも、遊技者に
は感情の抑揚が生まれて、遊技に引き込まれることとな
り、ある種の緊張感を維持しながら遊技を進行させ得る
こととなる。
【0017】而して、本発明は、このように、再変動回
数と、所定利得図柄態様種の出現率とを関係付けたか
ら、再変動が開始されることにより変化に富んだ期待感
が醸成される。而して、いずれの場合にあっても、遊技
者は、その変動態様に大きな注意を払うこととなる。
【0018】
【発明の実施の形態】いわゆる第1種パチンコ遊技機に
本発明を適用した一実施例を説明する。図1はパチンコ
遊技機の遊技盤1の正面図である。また図2は、遊技盤
1の内側レール内の中央に配設されたセンターケース4
の正面図である。ここでセンターケース4内には液晶表
示器、CRT表示器、ドットマトリックスまたは7セグ
メント指示器等からなる特別図柄表示装置6が設けられ
る。この特別図柄表示装置6の表示領域Fには三つの特
別図柄A,B,Cが表示される。この特別図柄A,B,
Cは、「1」〜「8」の8の数字からなる図柄が表示さ
れる。
【0019】センターケース4の下部には4個のパイロ
ットランプからなる始動記憶数表示装置8が設けられ
る。この始動記憶数表示装置8は、図3で示す記憶装置
RAMの一部領域により構成される始動記憶装置に記憶
された球数を表示する。さらにセンターケース4の上部
には、三個のLEDからなる普通図柄表示装置10が配
設される。この三個のLEDは順次点滅して、種々の組
み合わせの点灯態様を表示する。そして、この点灯態様
が所定の当り態様の場合には、後述の普通電動入賞口1
5を開放する。この普通図柄表示装置10としては、液
晶表示器や一乃至複数個の7セグメント指示器等により
構成し、その表示内容により、当り,はずれを決定する
ものであっても良い。
【0020】さらに、普通図柄表示装置10の直上位置
には、4個のパイロットランプからなる普通図柄始動記
憶数表示装置12が設けられ、前記普通図柄始動スイッ
チからの球検出信号が、所定数を上限として記憶装置R
AMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示
する。
【0021】一方、センターケース4の下部両側には、
普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)13,13が
設けられ、遊技球の通過により該普通図柄作動ゲート1
3,13に内蔵された普通始動スイッチS2(図3参
照)から球検出信号が発生すると、普通図柄表示装置1
0が図柄変動する。
【0022】 また、特別図柄表示装置6の直下位置に
は、内部を特別図柄始動領域14として、開閉翼片によ
り始動領域(入賞口兼用)の開口度を変化させるように
した普通電動入賞口15が配設されている。そして普通
図柄表示装置10の表示結果が、上述したような所定の
当り状態の場合には、開閉翼片が約0.2秒拡開して、
特別図柄始動領域14の開口度を拡開させ、球が入り易
い状態となる。普通電動入賞口15内には、光電スイッ
チ、リミットスイッチ等の特別図柄始動スイッチS1
(図3参照)が備えられ、該始動スイッチS1による球
通過検知に伴って、特別図柄表示装置6の特別図柄A,
B,Cが変動表示し、所定の図柄を停止表示することと
なる。
【0023】普通電動入賞口15のさらに下方には、内
部に特定領域と通常領域とを有する可変入賞口23が配
設され、開閉片24を大入賞口開放ソレノイド(図3参
照)により開閉制御することにより可変入賞口23を開
放状態と閉鎖状態のいずれかに変換する可変入賞装置2
2が配設されている。そして、特別図柄表示装置6が所
定の組み合わせで表示され、大当りとなると、開閉片2
4が開いて、その開放状態で開閉片24の上面が案内作
用を生じ、可変入賞口23へ遊技球を案内すると共に、
特定領域に遊技球が入ると、次の開閉ラウンドへ移行可
能となり、連続開放作動を生じて、遊技者に所定の利得
が供される。この可変入賞装置22は、後述する特別遊
技作動を実行するものであって、その内部には、図3で
示すように、特定領域に入った遊技球を検知する特定領
域スイッチS3と、大当り中の入賞個数を計数する入賞
球検知スイッチS4とが設けられている。ここで役物連
続作動スイッチは、特定領域スイッチS3とともに、特
定領域に入った球を計数するカウントスイッチとしての
機能も備える。
【0024】次に上記パチンコ遊技機の作動につき説明
する。特別図柄始動領域14から遊技球が流入すると、
賞品球の供給と共に特別図柄表示装置6が駆動する。
尚、連続的に通過した場合には、始動スイッチによる球
検出が始動記憶装置(RAM)に記憶され、その記憶に
基づいて上述のように始動記憶数表示装置8のLEDが
順次点灯し、最高四回まで保留される。このLEDは図
柄が変動開始する都度、消灯されて、記憶数が減少す
る。
【0025】特別図柄表示装置6が駆動すると、特別図
柄A,B,Cは所定の図柄順列に従って変動開始し、通
常では約6.5秒以上経過すると、特別図柄A,B,C
の順番に図柄変動が停止する。そして、特別図柄A,
B,Cが後述する当り確率選定乱数Wにより選定された
当り図柄態様で定められた当り図柄態様となると、大当
りが発生し、サウンドジェネレーター(図3参照)がフ
ァンファーレを発すると共に、特別遊技作動が開始さ
れ、大入賞口開放ソレノイド(図3参照)が駆動し、開
閉片24が前方に傾動して可変入賞口23が開放され、
開閉ラウンドが実行される。この開閉ラウンドは、所定
制限時間(30秒)が経過するか、該所定制限時間内
で、入賞球検知スイッチS4により10個の遊技球の入
賞検知がなされるまで継続される。また上述したよう
に、可変入賞口23の特定領域を通過し、特定領域スイ
ッチS3がオンした時は、次の開閉ラウンドへの確率が
充足され、一旦開閉片24が閉鎖駆動して、一ラウンド
が終了する。そして、その動作終了後に再び可変入賞口
23が開放して、次の開閉ラウンドへ移行する。このよ
うに開閉ラウンドが最大16回繰り返されて、可変入賞
口23の連続開放作動を生じ、遊技者に所定の利得が供
される。ここで役物連続作動スイッチは、特定領域スイ
ッチS3とともに、特定領域に入った球を計数するカウ
ントスイッチとしての機能も備える。前記サウンドジェ
ネレータは、中央制御装置CPUに接続され、音データ
を受けてアンプに出力するものであり、これにより各ス
ピーカに鳴音が発せられる。
【0026】上述の特別図柄表示装置6及び普通図柄表
示装置12の図柄制御手段は、図3で示す中央制御装置
CPU等からなる遊技制御装置80(マイクロコンピュ
ータシステム)によって構成される。かかる構成及び制
御態様につき説明する。
【0027】この中央制御装置CPUは、制御動作を所
定の手順で実行するものであって、動作プログラムを格
納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き
できる記憶装置RAMが接続されている。記憶装置RO
Mには、制御プログラム、乱数テーブル、大当り遊技パ
ターン及びランプ,LEDの表示パターン、スピーカか
らの効果音等を発生させるための音声発生パターン等の
固定データが記憶されている。そして前記乱数テーブル
には上述した各種の乱数が格納され、これにより、上述
の各ステップに沿って、各抽選がなされる。
【0028】また中央制御装置CPUには入力ポートを
介して図柄始動領域14に設けられた特別図柄始動スイ
ッチS1 、普通図柄始動スイッチS2 、特定領域スイッ
チ(役物連続作動スイッチ)S3 、入賞球検知スイッチ
4 が接続され、各スイッチから送り出された信号を波
形整形回路により波形整形して中央制御装置CPUに入
力データとして伝えられ、その情報が記憶装置RAMに
記憶される。記憶装置RAMには特別図柄表示装置6で
表示される特別図柄A,B,Cの停止表示態様を定める
データ等を一時的に記憶する記憶エリア、ソフトタイマ
を構成するレジスタ領域及び遊技制御装置80のワーク
エリア等が設けられている。この記憶装置RAMには、
メモリにデータを読み書きするアドレスを指定する情報
を一方的に伝えるアドレスバス(図示せず)と、中央制
御装置CPUと記憶装置ROM,RAMとデータのやり
取りを行なうデータバスとが接続される。さらには、記
憶装置RAMの記憶エリアには、特別図柄始動スイッチ
1 ,普通図柄始動スイッチS2 からの球検知信号が所
定個数(4個)を限度として記憶される。
【0029】さらに、中央制御装置CPUには、出力ポ
ートを介して制御する図柄制御装置81,上述した各種
ソレノイド、始動記憶数表示装置8,12,装飾ランプ
・LED等の周辺機器が接続される。図柄制御装置81
は中央制御装置CPU等と共に特別図柄表示装置6の画
面上で実行される図柄変動態様を実行すると共に普通図
柄表示装置10の表示実行を行うものであって、特別図
柄制御手段及び普通図柄制御手段を構成する。この特別
図柄制御装置81は、LCD可変表示用CPU及びドラ
イバーとを備え、そのドライバーに液晶表示器からなる
特別図柄表示装置6が接続され、その図柄を制御するよ
うにしている。この図柄制御装置81の図示しない記憶
装置には、液晶表示器(特別図柄表示装置6)への可変
表示データ、その表示パターン及び大当り表示態様等の
固定データが記憶されている。
【0030】その他、中央制御装置CPUには、上述し
たように、音データを受けてアンプに出力するサウンド
ジェネレータが接続されている。さらには、後述するよ
うに、特別遊技作動の開始から、規定個数10個が入賞
満了するまでの時間を計測するタイマーTMが接続され
ている。
【0031】次に図柄制御装置81による特別図柄表示
装置6の図柄制御につき説明する。上述の記憶装置RO
Mには、0〜599の600コマからなる大当り特別乱
数Kが格納される。ここで、低確率時では、大当り特別
乱数KがK=7,247,427が大当りとなる。すな
わち大当り確率は3/600=1/200である。ま
た、高確率時でK=7,37,67,97,127,1
57,187,217,247,277,307,33
7,367,397,427,457,487,51
7,547,577の場合には大当りとなる。すなわち
大当り確率は20/600=1/30である。そしてそ
れ以外はハズレとなる。
【0032】また記憶装置ROMには、大当り図柄乱数
Lと、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc とが格納され、
当り,ハズレに基づき停止図柄となる図柄を決定する。
さらにまた記憶装置ROMには、0〜28のリーチ乱数
Nが格納される。このリーチ乱数Nは、非リーチ状態の
ときと異なる変動態様の特殊なリーチ変動態様を複数種
類備えていることから、いずれのリーチ変動態様でリー
チ作動を行うかを決定するものであり、大当り図柄の場
合、及びハズレ図柄であってA=Bの場合に選択され
る。この特殊変動態様としては、例えば、ロングリー
チ,低速スクロール,逆走行,低速走行からの加速度的
停止,図柄の反転等の、種々の変動態様がある。さらに
は本発明にあっては、この記憶装置ROMには再変動回
数を抽選するための再変動乱数Wが格納される。
【0033】次に、上述の各乱数を用いてなる、図柄表
示態様を説明する。まず、図柄始動領域14を球が通過
すると同時に大当り特別乱数Kを選定し、当りまたはハ
ズレを決定する。尚、この過程で、始動記憶数表示装置
8に表示される始動記憶数が満杯状態(4個)となって
いる場合には、図柄始動領域14を球が通過しても無効
としたり、変動中の場合には、始動記憶数を一個加算す
る等の処理が行なわれる。そして、この図柄始動領域1
4への球通過、または始動記憶数の減算に基づき特別図
柄表示装置6が変動する。
【0034】そして、大当り特別乱数Kを抽選して、こ
れが所定乱数値であると、大当りとなる。ここで、上述
のように低確率時では、大当り確率は1/200であ
る。また、高確率時では1/30である。ここで大当り
図柄乱数Lの選定により確変当り図柄態様で大当りとな
ると、次回に大当りとなる確率が、高確率となる。この
確変当り図柄態様は、奇数図柄態様である「111」,
「333」,「555」,「777」とする。
【0035】そして始動スイッチからの球検知信号の発
生に伴って、又は始動記憶装置に記憶されている場合に
はその記憶消化に伴って、特別図柄A,B,Cを変動さ
せると共に大当り図柄乱数Lから値を選出して、当り図
柄態様を決定する。この当り図柄態様は上述のように、
偶数図柄態様である通常当り図柄態様と、奇数図柄態様
である確変当り図柄態様がある。さらにはリーチ乱数N
を抽選し、いずれの特殊変動態様でリーチ作動を行うか
を決定する。
【0036】そして、特別図柄A,Bを順次循環変動し
て停止させ、同一図柄または順列図柄となるようにして
リーチ状態とし、リーチ乱数Nにより指定された所定の
特殊動作形態を実行した後に、特別図柄Cが図柄停止し
て、大当り図柄乱数Lによりあらかじめ決定された、当
り図柄態様の組み合わせを特別図柄A,B,Cに表出
し、当り図柄態様となるようにする。そして、「大当
り」となって、上述の可変入賞装置23の作動が行われ
ることとなる。
【0037】一方、Kが当りコマでない場合には、ハズ
レとなり、特別図柄A,B,Cを変動させると共にハズ
レ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc を順次選出し、特別図柄
A,B,Cをハズレ表示する。この時、ハズレ図柄乱数
Ma ,Mb から選出された図柄が、同一図柄または順列
図柄となった場合には、リーチ作動を発生させるように
し、当り図柄態様が得られた場合は、再度、ハズレ図柄
乱数を選出し直して、ハズレ図柄態様となるようにす
る。
【0038】さらに一方、始動記憶装置の記憶消化に伴
って、図柄表示装置を変動表示させる場合にあって、始
動記憶装置の始動記憶数には限度(通常四個)があり、
この個数を越えると、始動スイッチからの球検知信号が
あっても、無効となってしまう。このため、このような
記憶満杯に伴う無効球の発生を少なくするためには、始
動記憶数が迅速に消化されることが望まれる。そこで、
大当り(特別遊技作動)が終了した直後には、通常の図
柄変動時間よりも、短い図柄変動時間を選択して、特別
図柄A,B,Cにつき変動短縮作動(時短)を実行する
ようにしている。すなわち特別図柄A,B,Cの変動固
定時間(図柄合わせに要する時間を除いた固定的な時
間)が通常6秒であるのが2秒に短縮される。
【0039】次に普通図柄作動につき説明する。遊技球
が普通図柄始動ゲート13を通過すると、該遊技球は普
通始動スイッチ(図3参照)で検出される。この普通始
動スイッチで球検出されると、普通図柄表示装置10の
普通図柄が変動する。この普通図柄は、左赤色,中緑
色,右赤色の3個のLEDで構成される。この普通図柄
表示装置10が変動中、又は普通電動役物15が開放中
のときに、普通始動スイッチで球検出されると、普通始
動記憶装置(RAM)にその球検出が記憶され、記憶数
の消化に伴って普通図柄始動記憶数表示装置12のLE
Dが点灯し、普通図柄が変動開始になる都度消灯され
て、記憶個数が表示される。尚、普通図柄始動記憶数表
示装置12の最大記憶数は4個であり、それ以上は無効
とされる。
【0040】普通図柄表示装置10の変動停止後、又は
普通電動役物15の開放動作終了後に、普通始動記憶数
表示装置12に表示された始動記憶に基づいて普通図柄
表示装置10は再び変動開始する。普通図柄表示装置1
0が変動開始後、約30秒以上経過すると変動が停止
し、左右いずれかのLEDが1個でも点灯した状態であ
れば当りとなり、普通電動役物15が約0.2秒間開放
される。
【0041】普通図柄表示装置10が変動を停止したと
きに表示する図柄態様は、「0」から「54」までの5
5コマからなる記憶装置ROMに格納された普通図柄当
り乱数Pにより決定される。そして普通図柄当り時には
すなわち普通始動スイッチで球検知されると、普通図柄
当り乱数Pから乱数値が選出され、その内容が記憶され
て、普通図柄表示装置10が変動開始すると同時に、記
憶した内容を調べ、その確率状態に対応して当りハズレ
を決定する。そして当りの場合は、当り普通図柄乱数Q
により停止態様を決定し、左赤色,右赤色のいずれか少
なくとも一つが点灯した状態となる。ハズレの場合は、
中緑色のLEDのみが点灯した状態となる。
【0042】次に本発明の要部に係る作動態様につき説
明する。本発明にあっては、当り図柄態様が通常当り図
柄態様で停止した場合は、他の当り図柄態様に再生する
ための再変動過程を所定再変動回数だけ繰り返してから
確定する図柄再生行程が実行される。そしてこの再変動
回数と関係して確変当り図柄態様と通常当り図柄態様の
出現率が変化するように制御したものである。なお、確
定される図柄態様は大当り図柄乱数Lによりあらかじめ
定められている。従って、これらの制御は当該図柄を確
定的に表示するまでの演出に係るものである。
【0043】図4は、再変動回数を抽選するための再変
動乱数Wの乱数テーブル(イ)を示すものである。ここ
で、通常当り図柄態様にあっては、再変動回数0回の場
合には4コマ(乱数値「0」,「1」,「2」,
「3」)、再変動回数1回の場合には3コマ(乱数値
「4」,「5」,「6」)、再変動回数2回の場合には
2コマ(乱数値「7」,「8」)、再変動回数3回の場
合には1コマ(乱数値「9」)、同様に再変動回数4回
の場合には0コマのコマ数が割り当てられる。また、確
変当り図柄態様にあっては、再変動回数0回の場合には
0コマ、再変動回数1回の場合には1コマ(乱数値
「0」)、再変動回数2回の場合には2コマ(乱数値
「1」,「2」)、再変動回数3回の場合には3コマ
(乱数値「3」,「4」,「5」)、同様に再変動回数
4回の場合には4コマ(乱数値「6」,「7」,
「8」,「9」)のコマ数が割り当てられる。したがっ
て、確定するまでの再変動回数と確変当り図柄態様とな
る出現率は、再変動回数0回の場合には0%、再変動回
数1回の場合には25%、再変動回数2回の場合には5
0%、再変動回数3回の場合には75%、同様に再変動
回数4回の場合には100%となる。この乱数テーブル
(イ)によれば、再変動しない場合には必ず通常当り図
柄態様で停止し、再変動回数が増えれば増えるほど、確
変当り図柄態様で確定停止することとなる。また最大回
数の再変動回数4回で確定する場合は必ず確変当り図柄
態様で大当りとなる。従ってこの実施態様にあっては、
こ大当りが確定しないで、次の再変動に移行すればする
ほど、高確率を招来する確変当り図柄態様で当り確定す
る可能性が高くなる。このため、確変当り図柄態様が来
なくても、再変動により遊技者の期待が大きく膨らんで
くることとなる。
【0044】図5は再変動を1回のみ行って通常当り図
柄態様で確定停止した場合の図柄再生行程を示すもので
ある。また図6は再変動を3回行って確変当り図柄態様
で確定停止した場合の図柄再生行程を示すものである。
ここで改めて言えば、通常当り図柄態様で確定停止した
場合には、次回の大当りとなる確率は1/200であ
り、確変当り図柄態様で確定停止した場合には、次回の
大当りとなる確率は1/30となる。
【0045】図7は、再変動回数を抽選するための再変
動乱数Wの他の乱数テーブル(ロ)を示すものである。
ここで、通常当り図柄態様にあっては、再変動回数0回
の場合には0コマ、再変動回数1回の場合には1コマ、
(途中省略)、同様に再変動回数4回の場合には4コマ
のコマ数が割り当てられる。また、確変当り図柄態様に
あっては、再変動回数0回の場合には4コマ、再変動回
数1回の場合には3コマ、(途中省略)、同様に再変動
回数4回の場合には0コマのコマ数が割り当てられる。
したがって、確定するまでの再変動回数と確変当り図柄
態様となる出現率は、再変動回数0回の場合には100
%、再変動回数1回の場合には75%、再変動回数2回
の場合には50%、再変動回数3回の場合には25%、
同様に再変動回数4回の場合には0%となる。この乱数
割り当て表によれば、再変動しない場合には必ず確変当
り図柄態様で停止し、再変動回数が増えれば増えるほ
ど、通常当り図柄態様で確定停止することとなる。また
最大回数の再変動回数4回で確定する場合は必ず通常当
り図柄態様で大当りとなる。
【0046】この実施態様にあっては、大当りが確定し
ないで、次の再変動に移行すればするほど、低確率とな
る通常当り図柄態様で当り確定する可能性が高くなる。
このため、早く確変当り図柄態様が来て欲しいという新
たな希求が生み出される。ただしこの場合も、確変当り
図柄態様以外の図柄で仮停止して落胆しても、さらに再
変動が開始されることにより、希望を抱くこととなり、
再変動は敗者復活的な意味を生じ、従って、遊技者に期
待感を生じさせるものである点においては、上述の態様
と同じである。
【0047】図8は再変動を3回行って通常当り図柄態
様で確定停止した場合の図柄再生行程を示すものであ
る。
【0048】ここで、再変動する場合には、確定する前
に所定当り図柄態様で一旦仮停止することとなるが、そ
の図柄態様は仮停止図柄乱数Xにより定められる。ここ
で仮停止図柄乱数Xは、「0」〜「3」までの4コマか
らなり、その選定により「222」,「444」,「6
66」,「888」のいずれかの通常当り図柄態様が選
択され、この図柄態様で仮停止することとなる。尚、こ
の仮停止図柄としては、確変当り図柄態様である奇数図
柄としても良い。この仮停止図柄乱数Xの選択は再変動
開始と共に行うようにすればよい。
【0049】上述の構成は、再変動回数と確変当り図柄
態様で確定する確率との関係を漸増又は漸減させるよう
にしたものであるが、このように比例的な関係だけでは
なく、特定の変動回数(例えば3回目)で最高確率また
は最低確率としたり、各再変動回数に対してあらかじめ
定められた確率を割り当てる等により、種々の関係をあ
らかじめ定めることができる。
【0050】ところで、このように各再変動過程の進行
により確率が変動した場合にあって、遊技者はこれを容
易に認識することができない。そこで、図1,2で示す
ように、センターケース4に、確率を表示する液晶表示
部や、7セグメント表示部により構成されて、確変当り
図柄態様となる確率を表示する確率表示部40aや、図
9で示すように特別図柄表示装置6の画面を利用して画
像表示される確率表示部40bを用いて、その確率を遊
技者が視認できるようにする。ここで図9の確率表示部
40bは、再変動のたびに指標スケールxを伸縮させて
確率を変動表示するものである。この確率表示部40
a、40bは、確率を遊技者が視認できるようにする確
率報知手段を構成するものである。そして、この確率表
示部40a、40bによりその報知内容が時間に伴い変
動表示されるから、その変動過程が最終結果と結びつか
なくとも、確率表示部40a、40bからの情報によ
り、遊技者には感情の抑揚が生まれて、遊技に引き込ま
れることとなり、ある種の緊張感を維持しながら遊技を
進行させ得ることとなる。
【0051】ここで図10は、各再変動回数における確
変当り図柄態様となる確率割合を示すものであって、再
変動が繰り返されるたびに徐々に確率振幅を大きくした
ものである。すなわち最初の確変当り図柄態様の出現率
を50%とし、1回目の再変動時には、75%、2回目
には25%、3回目には%100%、4回目には0%と
して、その回数進行に伴って、高出現率と低出現率とが
交互に訪れ、その率の乖離を大きくして、ハイリスクハ
イリターン状態となるようにしている。このように配分
比が上下に変動すると、遊技者は、確率表示部40a,
40bにより、その出現率の変動状態を確認することに
より、再変動が繰り返されるたびに、期待感とその逆の
落胆とが、徐々に大きな落差となりながら、繰り返し訪
れて、このタイミングで停止して欲しいとか、もう一度
再変動となって欲しい、等の時間に伴った種々の感情の
起伏が誘発されることとなる。
【0052】ここで、上述の図10にあっては、各再変
動過程をほぼ同一時間としている。これにより、再変動
回数が増えるに従って、確定までの時間が延長される。
すなわち、再変動回数は、時間単位の意義を有すること
となり、遊技者にとって、上述したように、比例的又は
反比例的に確変当り図柄態様となる比率が変化する構成
にあっては、変動時間の延長又は短縮を期待するとい
う、あらたな期待感を生ずることとなる。
【0053】一方、図11は、図柄再生行程の満了まで
の時間Tをほぼ一定とした構成を示すものである。ここ
では、変動回数に比例して確変当り図柄態様の出現率が
向上する構成としている。ここで図11イは、該時間T
内で2回再変動(変動回数は初回を含めて3回)して出
現率が50%となる場合を示し、図11ロは、時間T内
で4回再変動して出現率が100%となる場合を示す。
ここで各変動回数を異ならせるようにしたが、時間を回
数で割り振って、各再変動過程ごとのの時間を同じとし
てもよい。このように図柄再生行程の満了までの時間T
をほぼ一定として、その再変動回数と関係して確率当り
図柄態様の出現率を変化させるようにした場合には、図
柄再生行程の満了までの変動回数の多寡につき、遊技者
は注意を注ぐこととなり、この場合にも新たな期待感が
発生することとなる。
【0054】ここで、図柄再生行程の満了までの時間T
を不定とし、かつ各再変動過程ごとの時間も不定として
も良い。
【0055】ところで上述の制御態様は、当り図柄表示
態様を特別当り図柄乱数Lによりあらかじめ確定してお
いて、確率報知手段により確定表示される確変当り図柄
態様の出現率が、実際に確定する図柄態様との関係で適
正な値となるようにし、これを変動回数と関係付けた制
御態様に係るものであるが、以下に述べるように、当り
図柄表示態様を、確変当り図柄態様の出現率を生成する
乱数テーブル(ハ)から抽選する制御態様を用いても良
い。
【0056】ここで、図12は、かかる制御態様を示す
乱数テーブル(ハ)である。かかる構成にあって、変動
回数と共に進行する確変当り図柄態様となる確率変動パ
ターンはあらかじめ定められている。すなわち各変動回
数ごとに出現率が変化し、50%、25%、0%、25
%、50%、100%というように、波状に変化する確
率変動パターンが設定される。そして、この出現率を生
じさせるために、確率指定乱数である「0」〜「7」の
8コマの乱数値が、上述の出現率を生み出すように、確
変図柄当り図柄態様と、通常当り図柄態様とに所定比率
で割り振られている。一方、再変動回数選択乱数が記憶
装置ROMに格納され、その乱数値により、変動回数が
決定される。
【0057】そして、図柄が変動開始すると、まず変動
回数選択乱数を抽選し、再変動回数を決定する。そして
さらに当該再変動回数の配分割合に基づいて、確率指定
乱数を抽選し、その抽選された乱数値により確定される
当り図柄態様を決定する。例えば、再変動回数が2回を
選定されたら、乱数表で示されるように、確率指定乱数
の抽選結果はすべて、通常当り図柄態様となり、出現率
0%に合致する。また例えば4回の場合には、確変当り
図柄態様が選定されるのは「0〜3」の4コマであり、
通常当り図柄態様が選定されるのは「4〜7」の4コマ
であり、50%の出現率となる。そして確率指定乱数の
抽選により、確定表示される図柄種が決定され、その決
定に基づいて、確変図柄当り図柄態様または通常当り図
柄態様のうちどの図柄で確定するかを図柄確定乱数によ
り決定する。
【0058】一方、変動回数の消化進行に伴い、確率表
示部40a,40bは、上述のパターンで変動表示する
こととなり、再変動回数選択乱数で定められた再変動回
数となると、上述の手段により生成した当り図柄態様を
確定表示することとなる。
【0059】上述した各構成にあって、確率表示部40
a,40bの最終確率表示時期と、図柄確定時期とは同
時であっても良いが、該確率を表示確定した後、その確
率表示を停止して、遊技者に期待感を醸成させる時間を
置いてから図柄表示を確定しても良い。この場合にその
醸成時間中に音、光等により遊技者の昂揚感を促進する
演出を行うようにしても良い。
【0060】上述の構成は、獲得利益が大きな利得図柄
態様種を、確変当り図柄態様としたものであるが、その
他の獲得利得としては、出球総数、普通図柄の当り確
率、遊技続行権等種々の利得が提案され、この利得に対
応して利得図柄態様種を生成することができる。
【0061】
【発明の効果】本発明は、上述したように、大当りとな
る場合に図柄再生行程が実行されるものにあって、再変
動乱数等の再変動回数選定手段により定められた再変動
回数と関係して所定の利得図柄態様種で大当り確定する
確率が変化するように制御したから、各変動ごとに期待
感が醸成されて、遊技の興趣が向上すると共に、遊技者
は、その変動態様に大きな注意を払うこととなり、図柄
再生行程の意義が向上する。また、当り図柄態様への確
定過程が変化に富んだ面白いものとなる。
【0062】ここで再変動回数が多いほど獲得利益が大
きな利得図柄態様種で当り確定する確率が高くなるよう
に制御するようにした場合には、大当りが確定しない
で、次の再変動に移行すればするほど、獲得利益が大き
な利得図柄態様種で当り確定する可能性が高くなる。こ
のため、獲得利益が小さな利得図柄態様種で仮停止して
も、変動が再開されることにより、さらに大きな期待を
抱くこととなり、遊技の興趣が向上する。
【0063】また、再変動回数が多いほど獲得利益が大
きな利得図柄態様種で当り確定する確率が低くなるよう
に制御した場合には、次の再変動に移行すればするほ
ど、獲得利益が大きな利得図柄態様種で当り確定する可
能性が低くなることとなり、早く当該利得図柄態様種が
来て欲しいという新たな期待感を生み出すこととなり、
遊技の興趣が向上する。
【0064】さらにまた、 再変動回数の進行に従っ
て、獲得利益が大きな利得図柄態様種で確定する出現率
が上下に振幅するように制御した場合には、再変動が繰
り返されるたびに、徐々に高まる期待感とその逆の落胆
とが繰り返し訪れて、種々の感情の起伏が誘発され、変
化に富んだ遊技とすることができる。
【0065】ここで、上述の各再変動過程をほぼ同一時
間として、再変動回数が増えるに従って、確定までの時
間が延長されるようにした構成にあっては、再変動回数
は、時間単位の意義を有することとなり、遊技者にとっ
て、変動時間の延長又は短縮を期待する等、時間経過に
沿った、種々の感情が誘発されることとなり、遊技の興
趣が向上する。
【0066】また、確定までの時間をほぼ一定として、
該時間内で再変動回数を割り振ったり、各再変動回数ご
との時間を変化させるようにした場合には、再変動過程
の満了までの実行変動回数の多寡につき、遊技者は注意
を注ぐこととなり、この場合にも新たな期待感が発生し
て、遊技の興趣が向上する。
【0067】さらにまた、所定利得図柄態様種の出現率
を表示する確率報知手段を配設した構成にあっては、報
知内容が時間に伴い変動表示されるから、途中の再変動
過程が最終結果と結びつかなくとも、遊技者には感情の
抑揚が生まれて、遊技に引き込まれることとなり、ある
種の緊張感を維持しながら遊技を進行させ得ることとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤1の正面図である。
【図2】センターケース4の拡大正面図である。
【図3】マイクロコンピュータを示すブロック回路図で
ある。
【図4】乱数テーブル(イ)を示す図表である。
【図5】乱数テーブル(イ)に基づく図柄再生行程の一
例を示す流れ図である。
【図6】乱数テーブル(イ)に基づく図柄再生行程の他
例を示す流れ図である。
【図7】乱数テーブル(ロ)を示す図表である。
【図8】乱数テーブル(ロ)に基づく図柄再生行程の一
例を示す流れ図である。
【図9】確率表示部40bを示す平面図である。
【図10】各再変動過程における確変当り図柄態様とな
る確率を示すタイムチャート図である。
【図11】図柄再生行程の満了までの時間を同じとした
場合の各再変動過程における確変当り図柄態様となる確
率を示すタイムチャート図である。
【図12】乱数テーブル(ハ)を示す図表である。
【符号の説明】
1 遊技盤 4 センターケース 6 特別図柄表示装置 22 可変入賞装置 23 可変入賞口 40a,40b 確率表示部 W 再変動乱数

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の図柄を変動表示する図柄表示装置
    と、図柄始動領域への遊技球通過に起因して図柄を変動
    開始し、停止して図柄確定する図柄制御手段とを備え、
    図柄表示装置に確定表示された各図柄の組合せが所定の
    当り図柄態様である場合に、遊技者に所定の利得を供与
    することとなる特別遊技作動を実行するようにしたパチ
    ンコ遊技機において、 獲得利益が異なる複数の利得図柄態様種により区分され
    る当り図柄態様を有し、 当り図柄態様で一旦仮停止した後、他の当り図柄態様に
    再生する再変動過程を所定再変動回数だけ繰り返して、
    確定大当り図柄の選択過程を演出表示する図柄再生行程
    が実行されるものであって、再変動回数選定手段により
    定められた再変動回数と関係して、各利得図柄態様種の
    出現率を変化させるように制御したことを特徴とするパ
    チンコ遊技機。
  2. 【請求項2】獲得利益が異なる複数の利得図柄態様種
    が、当該特別遊技作動後に大当りとなる確率が向上する
    こととなる確変当り図柄態様と、当該特別遊技作動後に
    大当りとなる確率が向上しない通常当り図柄態様の二種
    からなる請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 【請求項3】再変動回数選定手段を、再変動回数を抽選
    するための再変動乱数により構成したことを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】再変動回数が多いほど獲得利益が大きな利
    得図柄態様種で確定する確率が高くなるように制御した
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載のパチンコ遊技機。
  5. 【請求項5】再変動回数が多いほど獲得利益が大きな利
    得図柄態様種で確定する確率が低くなるように制御した
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載のパチンコ遊技機。
  6. 【請求項6】再変動回数の進行に従って獲得利益が大き
    な利得図柄態様種で確定する確率が上下に振幅するよう
    に制御したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載のパチンコ遊技機。
  7. 【請求項7】各再変動過程をほぼ同一時間として、再変
    動回数が増えるに従って、確定までの時間が延長される
    ものであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のい
    ずれかに記載のパチンコ遊技機。
  8. 【請求項8】確定までの時間をほぼ一定として、該時間
    内で再変動回数を変化させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のパチンコ遊
    技機。
  9. 【請求項9】再変動のたびに、当該再変動過程に対応す
    る、所定利得図柄態様種の出現率を表示する確率報知手
    段を設けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項8のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
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