JP2002209596A - L−アミノ酸の製造法 - Google Patents

L−アミノ酸の製造法

Info

Publication number
JP2002209596A
JP2002209596A JP2001011847A JP2001011847A JP2002209596A JP 2002209596 A JP2002209596 A JP 2002209596A JP 2001011847 A JP2001011847 A JP 2001011847A JP 2001011847 A JP2001011847 A JP 2001011847A JP 2002209596 A JP2002209596 A JP 2002209596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino acid
producing
escherichia
medium
fructose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001011847A
Other languages
English (en)
Inventor
Shintaro Iwatani
真太郎 岩谷
Masaki Kobayashi
正樹 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=18878936&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2002209596(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
Priority to JP2001011847A priority Critical patent/JP2002209596A/ja
Priority to DE60205955T priority patent/DE60205955T3/de
Priority to EP02000976.7A priority patent/EP1225230B2/en
Priority to US10/050,587 priority patent/US20020173011A1/en
Publication of JP2002209596A publication Critical patent/JP2002209596A/ja
Priority to US10/323,627 priority patent/US7045320B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P13/00Preparation of nitrogen-containing organic compounds
    • C12P13/005Amino acids other than alpha- or beta amino acids, e.g. gamma amino acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
    • C12N1/20Bacteria; Culture media therefor
    • C12N1/205Bacterial isolates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P13/00Preparation of nitrogen-containing organic compounds
    • C12P13/04Alpha- or beta- amino acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P13/00Preparation of nitrogen-containing organic compounds
    • C12P13/04Alpha- or beta- amino acids
    • C12P13/22Tryptophan; Tyrosine; Phenylalanine; 3,4-Dihydroxyphenylalanine
    • C12P13/227Tryptophan
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12RINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
    • C12R2001/00Microorganisms ; Processes using microorganisms
    • C12R2001/01Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
    • C12R2001/185Escherichia
    • C12R2001/19Escherichia coli

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エシェリヒア属細菌におけるL−アミノ酸生
成効率を向上させる。 【解決手段】 L−アミノ酸生産能を有するエシェリヒ
ア属細菌をフルクトースを主要な炭素源として含む培
地、好ましくは30重量%以上のフルクトースと、70
重量%以下のグルコースからなる炭素源を含む培地で培
養し、L−アミノ酸を該培地中に生成蓄積させ、該培地
よりL−アミノ酸を採取する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発酵法によるL−
アミノ酸の製造法に関する。L−アミノ酸は、医薬の原
料、調味料、飼料等として広く用いられている。
【0002】
【従来の技術】従来、L−アミノ酸は、ブレビバクテリ
ウム属やコリネバクテリウム属に属するコリネ型細菌を
用いて発酵法により工業生産されている。また、近年で
は、エシェリヒア・コリ等のエシェリヒア属細菌を用い
たL−アミノ酸の製造法も開発されている。また、遺伝
子組換え技術により、L−アミノ酸の生産能を増加させ
る種々の技術が開示されている(特開昭57−7139
7号、米国特許4371614号)。
【0003】ところで、タンパク質の大量発現を行う際
に、炭素源としてフルクトースを用いると酢酸の生成が
低減して菌体収率が上昇することが報告されている(Bi
otechnol. Prog., 15, 140-145 (1999))。しかし、フル
クトースとL−アミノ酸生産との関係については知られ
ていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、微生物
の育種や製造法の改良により、L−アミノ酸の生産性は
かなり高まってはいるが、今後の需要の一層の増大に応
えるためには、さらに安価かつ効率的なL−アミノ酸の
製造法の開発が求められている。
【0005】本発明は、エシェリヒア属細菌におけるL
−アミノ酸の生成効率を向上させる技術を提供すること
を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を行った結果、エシェリヒア
属細菌の培養に用いる培地の炭素源としてフルクトース
を用いると、L−アミノ酸生産能が向上することを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、以下のとおりである (1)L−アミノ酸生産能を有するエシェリヒア属細菌
をフルクトースを主要な炭素源として含む培地で培養
し、L−アミノ酸を該培地中に生成蓄積させ、該培地よ
りL−アミノ酸を採取するL−アミノ酸の製造法。 (2)前記培地は、炭素源全量に対し30重量%以上の
フルクトースを含む(1)のL−アミノ酸の製造法。 (3)前記培地は、炭素源全量に対し30重量%以上、
95重量%以下のフルクトースを含む(1)のL−アミノ
酸の製造法。 (4)前記培地は、炭素源全量に対し30重量%以上の
フルクトースと、70重量%以下のグルコースを含む
(1)のL−アミノ酸の製造法。 (5)エシェリヒア属細菌がエシェリヒア・コリである
(1)〜(4)のいずれかのL−アミノ酸の製造法。 (6)前記L−アミノ酸がL−トリプトファンである
(1)〜(5)のいずれかのL−アミノ酸の製造法。
【0008】なお、本明細書において「L−アミノ酸生
産能」とは、エシェリヒア属細菌を培地に培養したとき
に、培地中に有意な量のL−アミノ酸を蓄積する能力、
又は菌体中のL−アミノ酸含量を増加させる能力をい
う。本発明において、L−アミノ酸としては、L−トリ
プトファン、L−フェニルアラニン、L−リジン、L−
スレオニン、L−バリン、L−ロイシン、L−イソロイ
シン、L−ホモセリン、L−グルタミン酸等が挙げられ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いる細菌は、エシェリ
ヒア属細菌であって、かつ、L−アミノ酸生産能を有す
るものであれば特に制限されない。エシェリヒア属細菌
として具体的には、ナイトハルトらの著書(Neidhardt,
F.C. et.al.,Escherichia coli and Salmonella Typhim
urium,American Society for Microbiology,Washington
D.C.,1208, table 1)に挙げられるもの、及びそれら
の細菌に由来する誘導体が挙げられる。
【0010】L−アミノ酸生産能を有するエシェリヒア
・コリは、変異株であっても、遺伝子組換え株であって
もよい。変異株としては、L−アミノ酸の生合成に関与
する酵素の細胞内の活性が上昇するような変異、具体的
には酵素の発現量が上昇する変異、又はフィードバック
阻害が解除される変異を有する変異株が挙げられる。ま
た、遺伝子組換え株としては、L−アミノ酸の生合成に
関与する酵素をコードする遺伝子のコピー数が高められ
た株、該遺伝子の発現量が上昇するように発現調節配列
が改変された株、又はフィードバック阻害が解除された
酵素をコードする遺伝子が導入された株等が挙げられ
る。
【0011】変異株は、紫外線照射またはN−メチル−
N'−ニトロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)もしくは亜
硝酸等の通常変異処理に用いられている変異剤によっ
て、エシェリヒア属細菌野生株又はその誘導体を処理す
ることによって、得ることができる。
【0012】遺伝子のコピー数を高めるには、目的遺伝
子とエシェリヒア属細菌で機能するベクターを連結して
組換えDNAを調製し、同組換えDNAでエシェリヒア
属細菌を形質転換すればよい。また、形質転換は、D.A.
Morrisonの方法(Methods inEnzymology, 68, 326, 197
9)あるいは受容菌細胞を塩化カルシウムで処理してD
NAの透過性を増す方法(Mandel,M. and Higa,A.,J.Mo
l.,Biol.,53,159(1970))等により行うことができる。
前記ベクターとしては、pUC19、pUC18、pUC118、pUC11
9、pBR322、pHSG299、pHSG298、pHSG399、pHSG398、RSF
1010、pMW119、pMW118、pMW219、pMW218、pSTV28、pSTV
29等が挙げられ、その他ファージベクターも使用するこ
とができる。
【0013】遺伝子のコピー数を高めることは、目的遺
伝子をエシェリヒア属細菌の染色体DNA上に多コピー
存在させることによっても達成できる。エシェリヒア属
細菌の染色体DNA上に目的遺伝子を多コピーで導入す
るには、染色体DNA上に多コピー存在する配列を標的
に利用して相同組換えにより行う。染色体DNA上に多
コピー存在する配列としては、レペティティブDNA、
転移因子の端部に存在するインバーティッド・リピート
が利用できる。あるいは、特開平2-109985号公報に開示
されているように、目的遺伝子をトランスポゾンに搭載
してこれを転移させて染色体DNA上に多コピー導入す
ることも可能である。
【0014】目的酵素の活性を上昇させるには、目的酵
素をコードする遺伝子のプロモーター等の発現調節配列
を強力なものに置換することによっても達成される(特
開平1-215280号公報参照)。たとえば、lacプロモータ
ー、trpプロモーター、trcプロモーター、tacプロモー
ター、ラムダファージのPRプロモーター、PLプロモータ
ー、tetプロモーター、amyEプロモーター等が強力なプ
ロモーターとして知られている。
【0015】以下に、エシェリヒア属に属するL−アミ
ノ酸生産菌としてL−トリプトファン生産菌について、
育種法及び具体的な菌株を例示する。L−トリプトファ
ンの生合成に関与する酵素としては、L−トリプトファ
ン生合成系3−デオキシ−D−アラビノ−ヘプツロン酸
−7−リン酸合成酵素(特開平5-236947号公報参照)、
トランスケトラーゼ(米国特許第5,906,925号)、アン
トラニル酸合成酵素(WO94/08031号(特表平7-507693
号))、ホスホグリセリン酸デヒドロゲナーゼ(WO94/0
8031号)等が挙げられる。これらの酵素のうち、アント
ラニル酸合成酵素はL−トリプトファンにより、ホスホ
グリセレートデヒドロゲナーゼはL−セリンにより、そ
れぞれフィードバック阻害を受けることが知られてい
る。
【0016】本発明に用いるL−トリプトファン生産性
のエシェリヒア属細菌として好ましいものは、脱感作型
アントラニル酸合成酵素、脱感作型ホスホグリセレート
デヒドロゲナーゼ、又はこれらの両方を保持するエシェ
リヒア属細菌である。このような性質を有するエシェリ
ヒア属細菌は、例えば、アントラニル酸合成酵素遺伝子
(trpE)、及び/又はホスホグリセレートデヒドロゲナ
ーゼ遺伝子(serA)を、フィードバック阻害を受けない
ように変異させ、得られた変異型遺伝子をエシェリヒア
属性菌に導入することによって、取得することができ
る。このようなエシェリヒア属細菌としてより具体的に
は、脱感作型アントラニル酸合成酵素を保持するエシェ
リヒア・コリSV164に、脱感作型ホスホグリセレートデ
ヒドロゲナーゼをコードする変異型serAを持つプラスミ
ドpGH5(WO94/08031号参照)を導入することによって得
られる形質転換株が挙げられる。
【0017】また、トリプトファンオペロンを含む組換
えDNAが導入されたエシェリヒア属細菌も、好適なL
−トリプトファン生産菌である。具体的には、脱感作型
アントラニル酸合成酵素をコードする遺伝子を含むトリ
プトファンオペロンが導入されたエシェリヒア・コリが
挙げられる(特開昭57-71397号、特開昭62-244382号、
米国特許第4,371,614)。
【0018】さらに、L−トリプトファン生産菌とし
て、L−フェニルアラニン及びL−チロシン要求性の形
質を有する菌株エシェリヒア・コリAGX17(pGX44)〔NRRL
B-12263〕、及びトリプトファンオペロンを含むプラス
ミドpGX50を保持するAGX6(pGX50)aroP〔NRRL B-12264〕
(いずれも米国特許第 4,371,614号参照)株が挙げられ
る。
【0019】また、L−トリプトファン生産能を有する
エシェリヒア属細菌細胞内のホスホエノールピルビン酸
の生産能を上昇させることによって、L−トリプトファ
ン生産能を強化することができる(WO97/08333号)。
【0020】前記の各酵素遺伝子又はオペロンは、当業
者によく知られた通常の遺伝子の単離法にしたがって取
得することができる。例えば、既知の配列に基づいてプ
ライマーを合成し、エシェリヒア・コリK−12株等の
エシェリヒア属細菌の染色体DNAを鋳型にしてPCR
を行うことにより、目的の遺伝子を取得することが可能
である。
【0021】染色体DNAの調製、染色体DNAライブ
ラリーの作製、ハイブリダイゼーション、PCR、プラ
スミドDNAの調製、DNAの切断及び連結、形質転
換、プライマーとして用いるオリゴヌクレオチドの設定
等、遺伝子のクローニング法及び宿主への導入方法は、
当業者によく知られている通常の方法を採用することが
できる。これらの方法は、Sambrook, J., Fritsch, E.
F., and Maniatis, T.,"Molecular Cloning A Laborato
ry Manual, Second Edition", Cold Spring Harbor Lab
oratory Press, (1989)等に記載されている。
【0022】次に、他のL−アミノ酸生産菌を以下に例
示する。L−フェニルアラニン生産菌としては、エシェ
リヒア・コリ AJ 12604(FERMBP-3579)(欧州特許出願公
開第 488,424号参照)が挙げられる。L−リジン生産性
のエシェリヒア属細菌としては、L−リジンアナログに
耐性を有する変異株が例示できる。このL−リジンアナ
ログは、エシェリヒア属細菌の増殖を阻害するようなも
のであるが、その抑制はL−リジンが培地中に共存すれ
ば、全体的または部分的に解除されるようなものであ
る。例えば、オキサリジン、リジンハイドロキサメー
ト、(S)−2−アミノエチル−L−システイン(AE
C)、γ−メチルリジン、α−クロロカプロラクタム等
がある。これらのリジンアナログに耐性を有する変異株
は、通常の人工変異操作をエシェリヒア属の微生物に施
すことにより得られる。L−リジン製造に用いる菌株と
して、具体的には、エシェリヒア・コリ AJ1144
2(FERM BP−1543、NRRL B−1218
5;特開昭56−18596号及び米国特許第4346
170号参照)、エシェリヒア・コリ VL611が挙げられ
る。AJ11442株は、1981年5月1日に、通商
産業省工業技術院生命工学工業技術研究所(郵便番号3
05 日本国茨城県つくば市東一丁目1番3号)に、受
託番号 FERM P-5084として寄託されており、1987年
10月29日に、この原寄託からブダペスト条約に基づ
く国際寄託へ移管され、FERM BP-1543として寄託されて
いる。以上の微生物のアスパルトキナーゼは、L−リジ
ンによるフィードバック阻害が解除されている。
【0023】その他にも、たとえばL−スレオニン生産
菌が挙げられる。L−スレオニン生産菌も、一般的には
そのアスパルトキナーゼのL−リジンによる阻害が解除
されているからである。エシェリヒア・コリのL−スレ
オニン生産菌としては、エシェリヒア・コリ MG442(Gu
syatiner et al., Genetika(in Russian), 14, 947-956
(1978)参照)が挙げられる。
【0024】上記のL−リジン生産菌において、L−リ
ジン生合成系酵素遺伝子を強化してもよい。そのような
遺伝子としては、例えば、アスパラギン酸によるフィー
ドバック阻害を解除する変異を有するホスホエノールピ
ルビン酸カルボキシラーゼをコードする遺伝子(特公平
7−83714号公報参照)が挙げられる。L−バリン
生産性のエシェリヒア属細菌として具体的には、エシェ
リヒア・コリ VL1970(VKPM B-4411)(欧州特許出願公
開第519,113号参照)が挙げられる。その他にも、制御
機構が実質的に解除されたL−バリン生合成系遺伝子を
保持するエシェリヒア属細菌が挙げられる。このような
エシェリヒア属細菌は、例えば、ilvGMEDAオペ
ロン、好ましくはスレオニンデアミナーゼ活性を発現せ
ず、アテニュエーションが解除されたilvGMEDA
オペロンをエシェリヒア属細菌に導入することによって
得られる(特開平8−47397号公報参照)。
【0025】ilvGMEDAオペロンの全塩基配列は
明らかにされている(Nucleic Acids Res. 15, 2137 (1
987))ので、この配列に基づいて調製したオリゴヌクレ
オチドを用いたコロニーハイブリダイゼーション又はP
CRにより、エシェリヒア・コリ染色体DNAから取得
することができる。ilvGMEDAオペロンを含むD
NA断片のエシェリヒア・コリへの導入は、前述のプラ
スミド、ファージ、トランスポゾンを用いた方法によっ
て行うことができる。
【0026】L−ロイシン生産性のエシェリヒア属細菌
としては、β−2−チエニルアラニン耐性を有する菌
株、β−2−チエニルアラニン耐性及びβ−ヒドロキシ
ロイシン耐性を有する菌株(以上、特公昭62-34397号公
報)、4−アザロイシン耐性又は5,5,5−トリフル
オロロイシン耐性を有する菌株(特開平8-70879号公
報)が挙げられる。
【0027】L−イソロイシン生産性のエシェリヒア属
細菌としては、エシェリヒア・コリKX141(VKPM B-478
1)(欧州特許出願公開第519,113号参照)が挙げられ
る。
【0028】L−スレオニン生産性のエシェリヒア属細
菌としては、エシェリヒア・コリ VKPM B-3996(RIA 186
7)(米国特許第5,175,107号参照)、MG442株が挙げられ
る。
【0029】L−ホモセリン生産性のエシェリヒア属細
菌としては、C600株(Appleyard R.K., Genetics, 39,
440-452 (1954)参照)のLeu+復帰変異株であるNZ10株が
挙げられる。
【0030】L−グルタミン酸生産性のエシェリヒア属
細菌としては、L−バリン耐性株、例えば、エシェリヒ
ア・コリB11、エシェリヒア・コリK−12(ATC
C10798)、エシェリヒア・コリB(ATCC11
303)、エシェリヒア・コリW(ATCC9637)
が挙げられる。
【0031】本発明においては、L−アミノ酸生産能を
有するエシェリヒア属細菌を培養する際に、フルクトー
スを主要な炭素源として含む培地を用いる。フルクトー
スを主要な炭素源として用いることにより、L−アミノ
酸の対糖収率及び生産速度が向上する。
【0032】炭素源としては、実質的にフルクトースの
みであってもよいし、フルクトース以外の他の炭素源を
含んでいていてもよい。フルクトースの含量は、炭素源
全量に対して30重量%以上であることが好ましく、3
0〜70重量%がより好ましく、約50%付近が特に好
ましい。他の炭素源としては、グルコース、シュークロ
ース、マルトース等が挙げられる。これらのうちで好ま
しいものはグルコースである。本発明に用いる炭素源と
して具体的には、30重量%以上のフルクトースと、7
0重量%以下のグルコースからなる混合物が挙げられ
る。
【0033】炭素源以外の培地成分は、窒素源、無機イ
オン、及び必要に応じ使用する有機微量栄養素等、通常
の培地成分である。窒素源としては、硫酸アンモニウ
ム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウム等の無機ア
ンモニウム塩、大豆加水分解物などの有機窒素、アンモ
ニアガス、アンモニア水等を用いることができる。
【0034】無機イオンとしては、リン酸カリウム、硫
酸マグネシウム、鉄イオン、マンガンイオン等が少量添
加される。有機微量栄養素としては、ビタミンB1など
の要求物質または酵母エキス等を必要に応じ適量含有さ
せることが望ましい。
【0035】培養は、用いる菌株に応じた条件で行えば
よいが、具体的には、好気的条件下で16〜72時間実
施するのがよく、培養温度は30℃〜45℃に、培養中
pHは5〜7に制御する。尚、pH調整には無機あるい
は有機の酸性あるいはアルカリ性物質、更にアンモニア
ガス等を使用することができる。
【0036】発酵液からのL−アミノ酸の採取は、L−
アミノ酸の種類に応じて、イオン交換樹脂法、沈澱法そ
の他の公知の方法を適宜組み合わせることにより実施で
きる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。
【0038】<1>エシェリヒア・コリのL−トリプト
ファン生産菌の構築 WO94/08031号(特表平7-507693号)の記載内容に従い、
trpE欠損株エシェリヒア・コリKB862(DSM7196)に、フ
ィードバック阻害が解除されたアントラニル酸合成酵素
(以下、阻害解除型ASともいう)をコードする変異遺伝
子を導入し、エシェリヒア・コリSV164(trpE8)を得た。
このSV164株に、フィードバック阻害が解除されたホス
ホグリセリン酸デヒドロゲナーゼ(以下、変異型PGDと
もいう)をコードする遺伝子を含むプラスミドpGH5(WO
94/08031号に記載)を導入した。SV164/pGH5は、トリプ
トファン及びセリン生産能を有する。エシェリヒア・コ
リKB862は、AJ13828と命名され、2000年12月21
日に、工業技術院生命工学工業技術研究所(郵便番号30
5-8566 日本国茨城県つくば市東一丁目1番3号)に国
際寄託され、受託番号FERM BP−7405が付与
されている。
【0039】以下、SV164/pGH5の構築法を説明する。 (1)阻害解除型ASをコードする変異遺伝子のスクリー
ニングおよび染色体中への同変異遺伝子の組み込み トリプトファンアナログである5−メチルトリプトファ
ンを使用して、阻害解除型ASを保持する変異株をスクリ
ーニングした。E.coli K12 YMC9(ATCC33927)を、ミラ
ーの方法(Miller J.H.,1972,Experiments in Molecula
r Genetics,Cold Spring Harbor Laboratory,Cold Spri
ng Harbor,N.Y.:125−129)により、N−メチル−N′
−ニトローN−ニトロソーグアニジン(NG)で変異処理
した。すなわち、YMC9の細胞約2×1O9個を、NG 50μg/
mlを含む0.1 Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH5.5)4ml中
で、37℃で30分間インキュベートした。0.1M リン酸ナ
トリウム緩衝液(pH7.0)で2回洗浄した後、細胞0.1mlを
37℃一晩で振盪しLB中で培養した。続いて、培養液をNa
Cl 0.9%で10-3、10-4、10-5となるように希釈し、希釈
液0.1mlを5−メチルトリプトファン100μg/mlを含む最
少培地プレート上に塗布した。最少培地の組成は、グル
コース5g/l、ビタミンB1 5mg/l、KH2PO4 3g/l、KH2PO4
12g/l、MgSO4・7H2O 0.3g/l、NaCl 0.1g/l、(NH4)2SO4 5
g/l、CaCl2・2H2O 14.7mg/l、FeSO4・7H2O 2mg/l, Na3ク
エン酸塩1g/lおよび寒天15g/lである。
【0040】37℃で24〜48時間後、5−メチルトリプト
ファン耐性のクローンを、上記寒天培地上の播種した。
得られた変異株の性質を調べるために、ASのL−トリ
プトファンに対するKi値を測定した(Bauerle R. et a
l., 1987, Methods in Enzymology Vol.142:366-38
6)。その結果、変異株は2つのクラスに分類すること
ができた。クラス1の変異株は、フィードバック耐性の
アントラニル酸合成酵素を有していた。クラス2の変異
株は、Ki値は変わらないが高活性のアントラニル酸合成
酵素活性を有していた。これらの変異株のAS遺伝子を
クローン化し、塩基配列を決定した。各変異株の染色体
DNAを単離し、制限酵素NheIおよびClaIで切断し、約5kb
の大きさの断片を単離し、pBR322のNheI/ClaI断片(415
8bp)と連結させた。
【0041】連結反応物でE.coli KB 862(trpE)(DSM
7196)を形質転換した。L−トリプトファンを含まない
最少培地上で生育することができるクローンを選択し
た。trpE変異を相補するプラスミドは、全て5kbのNheI/
ClaI断片を含有していた。また、この5kbのNheI/ClaI断
片は、trpEおよびtrpDと、trpEの上流約0.8kb、及びtrp
Dの下流約1kbの配列を含んでいた。表1に、それぞれの
変異株が保持するプラスミド(pE0, pE5, pE6, pE8)に
コードされる変異ASのアミノ酸配列の相違、及びKi値を
示す。
【0042】
【表1】 表1 ──────────────────────────────────── 酵素 アミノ酸配列 Ki/mM ──────────────────────────────────── 野生型trpE NPTA LFHQ LCGD RPAT LLLE SADI DSKD DLKS (配列番号1) 0.01 trpE0 -------------------------------------E- 0.1 trpE5 -S------------------------------------- 3.0 trpE6 -------------------------F-----------E- >15 tprE8 -S-----------------------------------E- 15 ────────────────────────────────────
【0043】クラス2の変異酵素の配列解析により、変
異は、trpプロモーターのオペレーター領域内にも、trp
リーダーペプチドをコードするDNA領域内にも存在する
ことが示された。ΔtrpL1及びΔtrpL2と命名された変異
は、リーダーペプチドをコードするDNA領域内に、136bp
又は110bpの大きさの欠失を有していた。EMBLデータバ
ンクのアクセション番号V00372で登録されている配列
中、ΔtrpL1変異では、欠失は33〜168位の領域を含み、
ΔtrpL2変異では、11〜120位の領域を含んでいる。
【0044】阻害解除型ASをコードする遺伝子を高発現
させるために、2つの変異体クラスを組み合わせた。ク
ラス2では、ΔtrpL1変異を使用した。プラスミドpΔt
rpLからΔtrpL1の突然変異を有する1.6kbのNruI断片を
単離し、プラスミドpE0, pE5, pE6又はpE8の対応するNr
uI断片と置換した。得られたプラスミドをpIE0、pIE5、
pIE6又はpIE8と命名し、相同組換えによる染色体組込み
のために使用した。
【0045】各プラスミドからそれぞれ約5kbの大きさ
のNheI/ClaI断片を、低融点アガロースを用いて単離
し、直鎖状のままrecD株PD106[ΔtrpLD102]を形質転
換した。形質転換法として、Cohen et al., (1972) Pro
c.Nat1.Acad.Sci.USA, 69:2,110〜2114によるCaCl2法を
使用した。L−トリプトファンを含まない最少培地上で
生育することができ、かつアンピシリン感受性、すなわ
ちプラスミドを含まないクローンを選択した。各菌株か
ら、P1形質導入(Miller J.H., 1972, Experiments in
Molecular Genetics, Cold Spring Harbor, N.Y. :201
−205)により、阻害解除型ASをコードし、かつ、Δtrp
L1変異を併せ持つ変異型trpE遺伝子をKB862株中に転移
させ、トリプトファンを含まない最少培地で選択した。
得られた菌株を、PD103(trpE0)、KB862(trpE5)、SV164
(trpE8)およびSV163(trpE6)と命名した。
【0046】(2)セリンに対して感受性を有するホス
ホグリセリン酸デヒドロゲナーゼを暗号解読するserA遺
伝子の製造。E.coli B株(ATCC 23226)から、PGDをコ
ードするserA遺伝子を、プラスミドベクターpUC18上に
クローン化した。B株を37℃で一晩、LB中で培養した。
細胞を遠心分離(4000g)で集め、Ausubel et al., 198
7, 2.4.1−2.4.2, Current Protocols in Molecular Bi
ology, Greene Publishing Associatesに記載された方
法により、染色体DNAを調製した。染色体DNA 10μgをSp
hIで切断した。消化物約3μgを、同様にSphI切断したプ
ラスミドpUC18 0.2μgと連結した。連結反応液で、serA
変異株PC1523(CGSC No.5411)(CGSC: E.coli Genetic
Stock Center, Department of Biology 255 OML,Yale
University,Postbox 6666,New Haven,CT,USA)を、前述
のCohenらの方法により形質転換した。
【0047】形質転換株をL−セリンを含まない最少培
地上に塗布した。生育したクロ一ンは、E. coliのserA
遺伝子を3.5kbのSphI断片中に含有していた。野生型のs
erA遺伝子の配列は、WO94/08031号に記載されている。s
erA遺伝子を有する組換えベクターをpGC3と命名した。
【0048】上記のようにした得た野生型serA遺伝子を
用いて、C末端アミノ酸を欠失した変異型PGDをコード
するserA遺伝子を作製した。pGC3をSalIおよびKpnIで切
断し、得られた断片をアガロースゲル電気泳動法によっ
て分離した。serA遺伝子全長を含む2.0kbの大きさのSal
I-KpnI断片をゲルから精製した。この断片0.2μg、これ
と等モル量の、HindIII/SalI切断されたpUC18、および
配列番号2、3に示す塩基配列を有するオリゴヌクレオ
チドをアニールさせた二本鎖オリゴヌクレオチドを連結
した。このオリゴヌクレオチドは、serA遺伝子の8個の
最後のC末端コドンの中の7個を補完し、8番目のコド
ンの代わりに終始コドンTAAを導入する。従って、この
変異型serA遺伝子がコードするPGDは、C末端のアミノ
酸残基1個分短縮されている。この変異型serAを含むプ
ラスミドを、pGH5と命名した。同遺伝子がコードする変
異型PGDは、セリンに対するKi値は0.1μM〜50μMであ
り、セリンによるフィードバック阻害が解除されてい
る。
【0049】<2>L−トリプトファンの製造 上記のトリプトファン生産菌エシェリヒア・コリSV164/
pGH5を、500ml容の三角フラスコに入れた50mlのLB培地
(トリプトン 1%、酵母抽出液 0.5%、塩化ナトリウム
0.5%)に接種し、30℃で7〜8時間、振盪下(150回転/
分)で前培養した。
【0050】前記の前培養物の約1mlを、下記組成を有
する300mlの種培地に接種した。1L容の小型発酵槽を用
いて、30℃で11〜15時間、800回転/分で培養した。
【0051】〔種培地組成〕 グルコー ス 5g/L KH2PO4 12g/L (NH4)2SO4 0.1g/L MgSO4・7H2O 0.3g/L CaCl2・2H2O 15mg/L FeSO4・7H2O 2mg/L Na2 Citrate・2H2O 1g/L 痕跡元素溶液 1mg/L L-フェニルアラニン 40mg/L L-チロシン 40mg/L ビタミンB1 5mg/L テトラサイクリン 15mg/L (痕跡元素溶液) Na3MoO4 0.15g/L H3BO3 2.5g/L CoCl2・6H2O 0.7g/L CuSO4・5H2O 0.25g/L MnCl2・4H2O 1.5g/L ZnSO4・7H2O 0.3g/L
【0052】上記種培養液30mlを、下記組成を有する30
0mlの主培養培地に接種した。1L容の小型発酵槽を用い
て、30℃、800回転/分の撹拌下で、滅菌フィルターに
より滅菌した圧縮空気を1vvm通気しながら培養した。ま
た、培養期間中温度は31℃に保持し、pHはアンモニアガ
スで6.7に保持した。
【0053】〔主培養培地組成〕 グルコース 17.5g/L KH2PO4 1.5g/L (NH4)2SO4 5g/L NaCl 0.5g/L MgSO4・7H2O 0.3g/L CaCl2・2H2O 15mg/L FeSO4・7H2O 75mg/L Na2Citrate.2H2O 1g/L 痕跡元素溶液 1mg/L L-フェニルアラニン 750mg/L L-チロシン 750mg/L ビタミンB1 5mg/L Yeast Extract 2.5g/L Tryptone 2.5g/L テトラサイクリン 20mg/L (痕跡元素溶液) Na3MoO4 0.15g/L H3BO3 2.5g/L CoCl2・6H2O 0.7g/L CuSO4・5H2O 0.25g/L MnCl2・4H2O 1.5g/L ZnSO4・7H2O 0.3g/L
【0054】培養中、表2に示す組成の糖溶液700g/L
(W/V)(オートクレーブで殺菌した)をポンプ輸送す
ることによって、小型発酵槽内の糖濃度を5〜20g/Lに調
節した。培養48時間後に、培地中のL−トリプトファ
ン濃度を測定した。対糖収率及び生産速度を表3に示
す。表3は、G100を1とした比率で表している。
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】その結果、グルコース100%の糖液を流下
したものに比べ、グルコースにフルクトースを混合する
と、対糖収率及び生産速度のいずれも向上することが判
明した。特に、炭素源に対するフルクトースの割合が50
%付近で、最も高い生産性を示した。
【発明の効果】本発明によれば、エシェリヒア属細菌を
用いたL−トリプトファン等のL−アミノ酸の製造にお
いて、対糖収率及び/又は生産速度を向上させることが
できる。
【配列表】 <110> Ajinomoto Co., Inc. <120> L−アミノ酸の製造法 <130> P-7719 <140> <141> 2001-01-19 <160> 3 <170> PatentIn Ver. 2.0 <210> 1 <211> 32 <212> PRT <213> Escherichia coli <400> 1 Asn Pro Thr Ala Leu Phe His Gln Leu Cys Gly Asp Arg Pro Ala Thr 1 5 10 15 Leu Leu Leu Glu Ser Ala Asp Ile Asp Ser Lys Asp Asp Leu Lys Ser 20 25 30 <210> 2 <211> 24 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:synthetic oligonucleotide <400> 2 cattcgcgcc cgtctgctgt aata 24 <210> 3 <211> 32 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:synthetic oligonucleotide <400> 3 ctaggtaagc gcgggcagac gacattattc ga 32
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C12N 1/21 C12R 1:19) C12R 1:19) C12N 15/00 ZNAA Fターム(参考) 4B024 AA01 AA05 AA10 BA71 BA75 DA06 EA04 GA11 4B064 AE03 AE08 AE34 CA02 CA19 CC03 CC24 CD09 DA10 4B065 AA26X AB01 BA18 BB15 CA17 CA41 CA43 CA44

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 L−アミノ酸生産能を有するエシェリヒ
    ア属細菌をフルクトースを主要な炭素源として含む培地
    で培養し、L−アミノ酸を該培地中に生成蓄積させ、該
    培地よりL−アミノ酸を採取するL−アミノ酸の製造
    法。
  2. 【請求項2】 前記培地は、炭素源全量に対し30重量
    %以上のフルクトースを含む請求項1記載のL−アミノ
    酸の製造法。
  3. 【請求項3】 前記培地は、炭素源全量に対し30重量
    %以上、95重量%以下のフルクトースを含む請求項1
    記載のL−アミノ酸の製造法。
  4. 【請求項4】 前記培地は、炭素源全量に対し30重量
    %以上のフルクトースと、70重量%以下のグルコース
    を含む請求項1記載のL−アミノ酸の製造法。
  5. 【請求項5】 エシェリヒア属細菌がエシェリヒア・コ
    リである請求項1〜4のいずれか一項に記載のL−アミ
    ノ酸の製造法。
  6. 【請求項6】 前記L−アミノ酸がL−トリプトファン
    である請求項1〜5のいずれか一項に記載のL−アミノ
    酸の製造法。
JP2001011847A 2001-01-19 2001-01-19 L−アミノ酸の製造法 Pending JP2002209596A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001011847A JP2002209596A (ja) 2001-01-19 2001-01-19 L−アミノ酸の製造法
DE60205955T DE60205955T3 (de) 2001-01-19 2002-01-16 Verfahren zur Herstellung von L-Aminosäuren
EP02000976.7A EP1225230B2 (en) 2001-01-19 2002-01-16 Methods for producing L-amino acids
US10/050,587 US20020173011A1 (en) 2001-01-19 2002-01-18 Methods for producing L-amino acids
US10/323,627 US7045320B2 (en) 2001-01-19 2002-12-20 Methods for producing L-amino acids

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001011847A JP2002209596A (ja) 2001-01-19 2001-01-19 L−アミノ酸の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002209596A true JP2002209596A (ja) 2002-07-30

Family

ID=18878936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001011847A Pending JP2002209596A (ja) 2001-01-19 2001-01-19 L−アミノ酸の製造法

Country Status (4)

Country Link
US (2) US20020173011A1 (ja)
EP (1) EP1225230B2 (ja)
JP (1) JP2002209596A (ja)
DE (1) DE60205955T3 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005103275A1 (ja) * 2004-04-26 2005-11-03 Ajinomoto Co., Ltd. 発酵法によるl-トリプトファンの製造法
JP2005333984A (ja) * 2004-04-26 2005-12-08 Ajinomoto Co Inc L−アミノ酸生産菌及びl−アミノ酸の製造法
JP2017018094A (ja) * 2012-01-10 2017-01-26 シージェイ チェイルジェダン コーポレーションCj Cheiljedang Corporation L−トリプトファン産生能が強化されたエシェリキア属微生物及びこれを用いてl−トリプトファンを産生する方法
CN109536423A (zh) * 2019-01-11 2019-03-29 宁夏医科大学 一种蜡样芽孢杆菌的培养方法及其专用培养基

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4894134B2 (ja) * 2003-07-29 2012-03-14 味の素株式会社 物質生産に影響する代謝フラックスの決定方法
US7300776B2 (en) 2004-04-26 2007-11-27 Ajinomoto Co., Inc. L-amino acid-producing bacterium and a method for producing L-amino acid
JP2007117082A (ja) * 2005-09-27 2007-05-17 Ajinomoto Co Inc L−アミノ酸生産菌及びl−アミノ酸の製造法
RU2006129690A (ru) 2006-08-16 2008-02-27 Закрытое акционерное общество "Научно-исследовательский институт Аджиномото-Генетика" (ЗАО АГРИ) (RU) СПОСОБ ПОЛУЧЕНИЯ L-АМИНОКИСЛОТЫ С ИСПОЛЬЗОВАНИЕМ БАКТЕРИЙ СЕМЕЙСТВА Enterobacteriaceae, В КОТОРОЙ ОСЛАБЛЕНА ЭКСПРЕССИЯ ГЕНА ydiN, ГЕНА ydiB ИЛИ ИХ КОМБИНАЦИИ
JP2010017082A (ja) 2006-10-10 2010-01-28 Ajinomoto Co Inc L−アミノ酸の製造法
JP2010017081A (ja) * 2006-10-10 2010-01-28 Ajinomoto Co Inc L−アミノ酸の製造法
JP2010110216A (ja) * 2007-02-20 2010-05-20 Ajinomoto Co Inc L−アミノ酸または核酸の製造方法
EP2615164A1 (en) * 2007-11-10 2013-07-17 Joule Unlimited Technologies, Inc. Hyperphotosynthetic organisms
JP2012223092A (ja) 2009-08-28 2012-11-15 Ajinomoto Co Inc L−アミノ酸の製造法
JP2013013329A (ja) 2009-11-06 2013-01-24 Ajinomoto Co Inc L−アミノ酸の製造法
CN104388330B (zh) * 2014-09-26 2017-09-22 廊坊梅花生物技术开发有限公司 一种l‑色氨酸发酵菌株及其发酵生产l‑色氨酸的方法
CN107058417B (zh) * 2016-06-27 2021-04-06 通辽梅花生物科技有限公司 一种色氨酸提质增效新工艺

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1181592A (en) * 1967-01-21 1970-02-18 Kyowa Hakko Kogyo Kk Process for Producing L-Threonine by Fermentation.
JPS6471478A (en) * 1987-05-29 1989-03-16 Standard Oil Co Ohio Colibacillus having recombinant plasmid which produces tryptophan

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB181592A (en) * 1921-05-27 1922-06-22 John George Cracknell An improved vacuum cleaning device
GB903312A (en) * 1959-03-17 1962-08-15 Ajinomoto Kk Improvements in or relating to the production of l-tryptophan
DE4232468A1 (de) * 1992-09-28 1994-03-31 Consortium Elektrochem Ind Mikroorganismen für die Produktion von Tryptophan und Verfahren zu ihrer Herstellung
JP3704737B2 (ja) * 1995-03-30 2005-10-12 味の素株式会社 L−ロイシンの製造方法
JP4032441B2 (ja) 1995-08-30 2008-01-16 味の素株式会社 L−アミノ酸の製造方法
JP4088982B2 (ja) 1996-10-15 2008-05-21 味の素株式会社 発酵法によるl−アミノ酸の製造法
JP3966583B2 (ja) 1997-06-23 2007-08-29 協和醗酵工業株式会社 発酵法によるl−アミノ酸の製造法
DE19924365A1 (de) 1999-05-27 2000-11-30 Degussa Verfahren zur fermentativen Herstellung von L-Aminosäuren und für das accDA Gen codierende Nukleotidsequenzen
CA2319283A1 (en) 1999-09-20 2001-03-20 Kuniki Kino Method for producing l-amino acids by fermentation

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1181592A (en) * 1967-01-21 1970-02-18 Kyowa Hakko Kogyo Kk Process for Producing L-Threonine by Fermentation.
JPS6471478A (en) * 1987-05-29 1989-03-16 Standard Oil Co Ohio Colibacillus having recombinant plasmid which produces tryptophan

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005103275A1 (ja) * 2004-04-26 2005-11-03 Ajinomoto Co., Ltd. 発酵法によるl-トリプトファンの製造法
JP2005333984A (ja) * 2004-04-26 2005-12-08 Ajinomoto Co Inc L−アミノ酸生産菌及びl−アミノ酸の製造法
JP2017018094A (ja) * 2012-01-10 2017-01-26 シージェイ チェイルジェダン コーポレーションCj Cheiljedang Corporation L−トリプトファン産生能が強化されたエシェリキア属微生物及びこれを用いてl−トリプトファンを産生する方法
CN109536423A (zh) * 2019-01-11 2019-03-29 宁夏医科大学 一种蜡样芽孢杆菌的培养方法及其专用培养基

Also Published As

Publication number Publication date
EP1225230A1 (en) 2002-07-24
EP1225230B1 (en) 2005-09-07
DE60205955T3 (de) 2013-11-07
US20030138918A1 (en) 2003-07-24
US20020173011A1 (en) 2002-11-21
US7045320B2 (en) 2006-05-16
DE60205955T2 (de) 2006-06-22
EP1225230B2 (en) 2013-07-10
DE60205955D1 (de) 2005-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4500980B2 (ja) pckA遺伝子の発現が増強された細菌を用いたL−アミノ酸の製造法
EP1318196B1 (en) Amino acid producing strains belonging to the genus Escherichia and method for producing an amino acid
EP1449918B1 (en) Process for producing l-amino acid using escherichia
US7547531B2 (en) L-amino acid producing microorganism which has been modified to inactive the fimH gene, and a method for producing I-amino acid
KR101110580B1 (ko) 표적 물질의 제조 방법
US9708637B2 (en) Method for producing lower alkyl ester
JP2002209596A (ja) L−アミノ酸の製造法
JP2009165355A (ja) L−アミノ酸を生産する微生物及びl−アミノ酸の製造法
BRPI0806790A2 (pt) microorganismo, e, método para produzir um l-aminoácido
EP1928899B1 (en) An l-amino acid-producing bacterium and a method for producing an l-amino acid
EP2049676B1 (en) A method for producing an l-amino acid using a bacterium of the enterobacteriaceae family with attenuated expression of the ydin gene or the ydib gene or combination thereof
EP1486570A1 (en) Method for producing L-amino acid
RU2333950C2 (ru) СПОСОБ ПРОДУКЦИИ АРОМАТИЧЕСКИХ L-АМИНОКИСЛОТ С ИСПОЛЬЗОВАНИЕМ БАКТЕРИИ, ПРИНАДЛЕЖАЩЕЙ К РОДУ Methylophilus
JP4120269B2 (ja) メタノール資化性菌を用いたl−リジン又はl−アルギニンの製造法
JP4984423B2 (ja) L−アミノ酸生産菌及びl−アミノ酸の製造法
JP4019706B2 (ja) 発酵法による目的物質の製造法
JP4379089B2 (ja) 発酵法による目的物質の製造法
RU2508404C1 (ru) СПОСОБ ПОЛУЧЕНИЯ L-АМИНОКИСЛОТЫ С ИСПОЛЬЗОВАНИЕМ БАКТЕРИИ СЕМЕЙСТВА Enterobacteriaceae, ОБЛАДАЮЩЕЙ ПОВЫШЕННОЙ ЭКСПРЕССИЕЙ ГЕНОВ КАСКАДА ОБРАЗОВАНИЯ ФЛАГЕЛЛ И КЛЕТОЧНОЙ ПОДВИЖНОСТИ
VERWENDUNG et al. EXPRESSION OF THE GENE PCKA

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100330

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100727