JP2002208414A - 固体高分子電解質型燃料電池の製造方法 - Google Patents
固体高分子電解質型燃料電池の製造方法Info
- Publication number
- JP2002208414A JP2002208414A JP2001001603A JP2001001603A JP2002208414A JP 2002208414 A JP2002208414 A JP 2002208414A JP 2001001603 A JP2001001603 A JP 2001001603A JP 2001001603 A JP2001001603 A JP 2001001603A JP 2002208414 A JP2002208414 A JP 2002208414A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst layer
- gas diffusion
- electrolyte
- layer
- diffusion substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Abstract
く、かつ、触媒層とガス拡散基材の間の接触抵抗が小さ
く、高い電池特性が得られる方法を得る。 【解決手段】触媒とプロトン導電性ポリマーを溶媒に分
散させてペーストを作製し、アノードガス拡散基材1の
上にこのペーストを塗布し、乾燥してアノードガス拡散
基材1/アノード触媒層2の接合体を作製し、そのアノ
ード触媒層2の上にプロトン導電性ポリマーを塗布して
アノードガス拡散基材1/アノード触媒層2/アノード
電解質層3を作製し、同様の方法で作製したカソードガ
ス拡散基材6/カソード触媒層5/カソード電解質層4
と、互いに電解質層を面して重ね合わせることによりセ
ルの拡散基材/触媒層/電解質膜接合体を製造する。
Description
質型燃料電池の製造方法、特にガス拡散基材/触媒層/
電解質膜接合体の製造方法に関する。
料電池のセルの基本構成を模式的に示す分解断面図であ
る。図に見られるように、プロトン導電性を有する電解
質膜10の両面にアノード触媒層2とカソード触媒層5
を形成してなる触媒層/電解質膜接合体11の外面にア
ノードガス拡散基材1とカソードガス拡散基材6を配
し、さらにその外側にアノードセパレータ8とカソード
セパレータ9を配してセルが構成されている。ガス拡散
基材は、反応ガスを通過させる働きをするとともに、電
流を外部へ伝える働きをする。また、セパレータは、集
電機能とガス供給機能の役割を果たしており、さらにセ
パレータの背面には発電反応に伴って生じる発熱を排出
するための冷却用の溝が設けられているのが通例であ
る。本構成において、アノードセパレータ8のガス流路
13に送られた燃料ガスは、アノードガス拡散基材1を
拡散してアノード触媒層2へ到達し、一方、カソードセ
パレータ9の図示しないガス流路に送られた反応空気
は、カソードガス拡散基材6を拡散してカソード触媒層
5へと到達する。電解質膜10は、触媒層/電解質膜接
合体11の接合体周辺部12においてアノード触媒層2
およびカソード触媒層5から突出しており、この突出部
が触媒層へ達した二つのガスを分離する。固体高分子電
解質型燃料電池では、電極の触媒層において以下の反応
が生じることによって、電気エネルギーが取出される。
O2 )、固相(プロトン導電性ポリマー;H+ )、液相
(触媒;e- )の3相界面で起こるので、触媒相には触
媒のほかにプロトン導電性ポリマーが含まれている必要
があり、ガスを拡散させるための細孔も必要である。ま
た、カソード極で生成する水が触媒層内の細孔に入って
ガス拡散性能の低下を引き起こす危険性があるため、フ
ッ素樹脂等の撥水材を触媒層に添加する場合もある。ま
た、電池の特性を向上させるためには、電解質膜と触媒
層との界面のH+ 移動抵抗や、触媒層と拡散基材との界
面のe-移動抵抗を小さくすることが必要となる。
来、以下のごとき方法が用いられている。すなわち第1
の方法は、まず、触媒とプロトン導電性ポリマーをエタ
ノールやエチレングリコール等の溶剤に分散させてペー
ストを作製し、次いで、カーボンペーパーあるいはカー
ボンクロス等よりなるガス拡散基材の上にこのペースト
を刷け塗り、コーター塗布、あるいはスクリーン印刷す
ることによって触媒層を形成し、得られたガス拡散基材
/触媒層を電解質膜の両面に 80 〜 200℃の温度で熱圧
着することによって触媒層/電解質膜接合体を得る方法
である。図4は、この第1の方法により作製された触媒
層/電解質膜接合体の構成を模式的に示す断面図であ
る。アノードガス拡散基材1の上にアノード触媒層2を
形成したアノード側のガス拡散基材/触媒層と、カソー
ドガス拡散基材6の上にカソード触媒層5を形成したカ
ソード側のガス拡散基材/触媒層とを電解質膜10の両
面に熱圧着することによって触媒層/電解質膜接合体が
形成されている。
に、触媒とプロトン導電性ポリマーをエタノールやエチ
レングリコール等の溶剤に分散させてペーストを作製
し、次いで、得られたペーストを電解質膜の上に刷け塗
り、コーター塗布、あるいはスクリーン印刷することに
よって触媒層を形成し、これを 80 〜 200℃の温度で加
熱することによって触媒層/電解質膜接合体を得る方法
である。前述の図5に示したセルはこの第2の方法によ
り作製した触媒層/電解質膜接合体11を用いて構成さ
れたもので、触媒層/電解質膜接合体11の外面にアノ
ード拡散基材1とカソード拡散基材6が配され、さらに
その外側にセパレータ8、9が配される。
ロトン導電性ポリマーに撥水性を付与するためのフッ素
樹脂を添加して、触媒層形成用のペーストを作製する場
合もある。また、いずれの方法においても、図4、ある
いは図5に見られるごとく、触媒層/電解質膜接合体の
電解質膜が触媒層に比べて周辺方向へ延伸する構造に形
成されており、この電解質膜の延伸部によって両触媒層
へ供給される燃料ガスと空気の混合が阻止されている。
質型燃料電池では、上述のごとき製造方法によって触媒
層/電解質膜接合体を形成し、これを組み込んで燃料電
池本体を構成している。しかしながら、このような製造
方法を用いるものにあっても、なお、以下のごとき課題
がある。
/電解質膜接合体を形成した固体高分子電解質型燃料電
池では、電解質膜と触媒層とが熱圧着によって接合され
るので、電解質膜と触媒層に含まれる高分子電解質との
間のプロトン導電性が低く、したがって、高い電池特性
を得ることができないという難点がある。また、第2の
方法により触媒層/電解質膜接合体を形成した固体高分
子電解質型燃料電池では、触媒層/電解質膜接合体の触
媒層の外側にガス拡散基材を配して機械的に接合してセ
ルが構成されるので、触媒層とガス拡散基材との間の接
触抵抗が高く、したがって、高い電池特性を得ることが
できないという難点がある。さらに、第1の方法におい
ても、また第2の方法においても、既に述べたように、
電解質膜が触媒層に比べて周辺方向へ延伸する構造と
し、この電解質膜の延伸部によって両触媒層へ供給され
る燃料ガスと空気の混合を阻止する構成としているた
め、高価な電解質膜を多量に使用する必要があり、コス
トが高くなるという問題点がある。
考慮してなされたもので、本発明の目的は、触媒層/電
解質膜接合体の電解質膜と触媒層に含まれる高分子電解
質との間のプロトン導電性が高く、かつ、触媒層とガス
拡散基材との間の接触抵抗が小さくなるよう触媒層/電
解質膜接合体が形成されて、高い電池特性が得られる固
体高分子電解質型燃料電池の製造方法を提供することに
ある。
めに、本発明においては、固体高分子電解質型燃料電池
の製造に際して、 (1)触媒とプロトン導電性ポリマー、あるいは、触媒
とプロトン導電性ポリマーと撥水材を溶媒に分散させて
ペーストを作製し、このペーストをガス拡散基材の上に
塗布してガス拡散基材/触媒層の接合体を作製し、この
ガス拡散基材/触媒層の接合体の触媒層の上にプロトン
導電性ポリマーを塗布してガス拡散基材/触媒層/電解
質層の接合体を作製し、次いで、2枚の該ガス拡散基材
/触媒層/電解質層の接合体を互いに電解質層を面して
重ね合わせて、ガス拡散基材/触媒層/電解質膜接合体
を作製することとする。
のガス拡散基材/触媒層/電解質層の接合体を互いに電
解質層を面して重ね合わせる際に、電解質層と電解質層
の間に額縁状の高分子フィルムを介装することとする。 (3)また、上記の(1)において、2枚のガス拡散基
材/触媒層/電解質層の接合体の重ね合わせを熱圧着に
より行うこととする。
状の高分子フィルムとして耐熱性高分子フィルムを用
い、2枚のガス拡散基材/触媒層/電解質層の接合体の
重ね合わせを熱圧着により行うこととする。固体高分子
電解質型燃料電池のガス拡散基材/触媒層/電解質膜接
合体を上記の(1)のごとき方法により作製すれば、ガ
ス拡散基材と触媒層、ならびに触媒層と電解質膜がとも
に塗布により接合されるので、ガス拡散基材と触媒層の
間の接触抵抗が低く抑えら、触媒層と電解質膜との間の
プロトン導電性も高くなる。したがって、この方法で作
製したガス拡散基材/触媒層/電解質膜接合体を用いて
燃料電池本体を構成すれば、高い電池特性を有する固体
高分子電解質型燃料電池が得られることとなる。
ス拡散基材/触媒層/電解質膜接合体を作製すれば、上
記の(1)の方法と同様に高い電池特性を有する固体高
分子電解質型燃料電池が得られるばかりでなく、安価な
額縁状の高分子フィルムによって燃料ガスと空気との隔
離が行われるので、従来のごとく電解質膜を大型にする
必要がなくなる。したがって、燃料電池本体が低コスト
で製作できることとなる。
のごとく、熱圧着により2枚のガス拡散基材/触媒層/
電解質層の接合体の重ね合わせを行えば、より一層安定
した特性を備えたガス拡散基材/触媒層/電解質膜接合
体が得られることとなる。
明する。 <実施例1>本実施例は、請求項1に記載の製造方法に
関する実施例である。まず、白金担持触媒(Pt 20 %/
C)とパーフルオロエチレン 5%エタノール溶液を、カ
ーボンとパーフルオロエチレンの重量比が1:1となる
ように混合し、この混合物と水とエタノールを、混合物
の重量 1gに対し、水 5g、エタノール5gの割合で混
合してペーストを作製した。続いてこのペーストをカー
ボンクロスの上に厚さが 30 μmとなるようコーターで
塗布し、これを大気雰囲気中、50℃で 12 時間乾燥する
ことによってガス拡散基材/触媒層の接合体を作製し
た。次いで、パーフルオロエチレン 5%エタノール溶液
と水を、パーフルオロエチレンと水との重量比が1:40
になるように混合した溶液を、上記のごとく作製したガ
ス拡散基材/触媒層の接合体の触媒層の上に厚さが 15
μmとなるよう滴下し、これを大気雰囲気中、50℃で 2
4 時間乾燥することによってガス拡散基材/触媒層/電
解質層の接合体を作製した。このようにして作製したア
ノード側のガス拡散基材/触媒層/電解質層とカソード
側のガス拡散基材/触媒層/電解質層を、それぞれの電
解質層を重ね合わせて接合させ、ガス拡散基材/触媒層
/電解質層接合体を作製した。
拡散基材/触媒層/電解質層接合体の構成を示す縦断面
図である。アノードガス拡散基材1にアノード触媒層2
を形成し、さらにその上にアノード電解質層3を形成し
たアノード側のガス拡散基材/触媒層/電解質層と、カ
ソードガス拡散基材6にカソード触媒層5を形成し、さ
らにその上にカソード電解質層4を形成したカソード側
のガス拡散基材/触媒層/電解質層を重ね合わせて、ガ
ス拡散基材/触媒層/電解質層接合体が作製されてい
る。このように作製されたガス拡散基材/触媒層/電解
質層接合体では、触媒層と電解質層とのプロトン導電性
が高く、ガス拡散基材と触媒層との接触抵抗が低いの
で、優れた電池特性を有する固体高分子電解質型燃料電
池を得ることができる。
の製造方法に関する実施例である。本実施例において
も、実施例1の方法と同一の方法でアノード側のガス拡
散基材/触媒層/電解質層とカソード側のガス拡散基材
/触媒層/電解質層を作製した。次いで、これらのガス
拡散基材/触媒層/電解質層を、電解質層と電解質層と
の間に厚さ 50 μmの額縁付き高分子フィルムを配して
重ね合わせ、ガス拡散基材/触媒層/電解質層接合体を
作製した。
基材/触媒層/電解質層接合体の構成を示す縦断面図で
ある。アノード電解質層3Aとカソード電解質層4Aの
間の周辺部に額縁付き高分子フィルム7が介装されてお
り、これによってアノード触媒層に供給される燃料ガス
とカソード触媒層に供給される空気とが隔離される。本
構成では、図4あるいは図5に示した従来方法による触
媒層/電解質層接合体に比べて電解質層が小さくなるの
で、材料費が安価になるという利点もある。
の製造方法に関する実施例である。本実施例において
も、実施例1の方法と同一の方法でアノード側のガス拡
散基材/触媒層/電解質層とカソード側のガス拡散基材
/触媒層/電解質層を作製した。次いで、これらのガス
拡散基材/触媒層/電解質層を、それぞれの電解質層を
重ね合わせ、温度 160℃、圧力 1.5 MPaの条件にて熱圧
着を行い、ガス拡散基材/触媒層/電解質層接合体を作
製した。
の製造方法に関する実施例である。本実施例において
も、実施例1の方法と同一の方法でアノード側のガス拡
散基材/触媒層/電解質層とカソード側のガス拡散基材
/触媒層/電解質層を作製した。次いで、これらのガス
拡散基材/触媒層/電解質層を、電解質層と電解質層と
の間に厚さ 50 μmのポリエチレンナフタレートよりな
る耐熱性の額縁付き高分子フィルムを配して重ね合わ
せ、温度 160℃、圧力 1.5 MPaの条件にて熱圧着を行
い、ガス拡散基材/触媒層/電解質層接合体を作製し
た。この作製方法を用いることによって、触媒層/電解
質層接合体製作の際の電解質膜と電解質溶液の使用量が
大幅に低減し、その材料費は従来の約 1/4となった。
散基材/触媒層/電解質層接合体を組み込んで構成した
固体高分子電解質型燃料電池の電気特性を、従来の方法
により作製したガス拡散基材/触媒層/電解質層接合体
を組み込んだ電池と比較して示した特性図である。図に
おいて、横軸はセルの単位面積当たりの電流密度、縦軸
は得られた出力電圧であり、太い実線で示した特性A
は、本実施例のガス拡散基材/触媒層/電解質層接合体
を組み込んだセルの特性、細い実線で示した特性Bは、
既に述べた従来の第1の方法で作製した図4の構成の触
媒層/電解質膜接合体を組み込んだセルの特性、細い点
線で示した特性Cは、従来の第2の方法で作製した触媒
層/電解質膜接合体を組み込んだセルの特性である。図
に見られるように、特性Aは、特性Bおよび特性Cに比
較して出力電圧が高く、電流密度が高い領域においても
出力電圧の低下が少ない。本実施例の方法を用いること
によって、従来のセルに比べてより優れた発電特性を有
する固体高分子電解質型燃料電池セルが得られることが
判る。
は、2枚のガス拡散基材/触媒層/電解質層の電解質層
を重ね合わせて熱圧着する際に、温度を 160℃、圧力を
1.5MPaとしているが、本発明者による他の実験結果に
よれば、温度を 120℃〜 200℃、圧力を 0.3 MPa〜 5.0
MPaの範囲に設定して熱圧着し、ガス拡散基材/触媒層
/電解質層接合体を作製したセルにおいても、上記の特
性Aとほぼ同等の特性が得られており、熱圧着の条件は
これらの範囲に設定すればよい。
パーフルオロエチレン 5%エタノール溶液の混合物を水
とエタノールと混合してペーストを作製し、拡散層の形
成に用いているが、白金担持触媒とパーフルオロエチレ
ン 5%エタノール溶液にさらにフッ素樹脂等の撥水材を
添加した混合物を用いることとしてもよい。このように
撥水材を添加すれば、発電に伴う反応生成水による触媒
層内のガス拡散性能の低下が抑制され、より安定した電
気特性が得られる。
項1に記載のごとき方法によってガス拡散基材/触媒層
/電解質層接合体を作製し、これを用いて固体高分子電
解質型燃料電池を製造することとしたので、ガス拡散基
材と触媒層の間の接触抵抗を低く抑え、触媒層と電解質
膜との間のプロトン導電性を高くすることが可能とな
り、高い電池特性を有する固体高分子電解質型燃料電池
が得られることとなった。
ガス拡散基材/触媒層/電解質層接合体を作製すること
とすれば、高価な電解質膜の使用量を大幅に低減できる
ので、コストダウンができる。請求項3、あるいは4に
記載のごとき方法を用いれば、電解質層同士が効果的に
接合され、安定した電気特性を有する固体高分子電解質
型燃料電池が得られる。また、請求項5に記載のごとき
方法を用いれば、反応生成水による触媒層内のガス拡散
性能の低下が抑制され、より安定した電気特性を有する
固体高分子電解質型燃料電池が得られる。
/触媒層/電解質層接合体の構成を示す縦断面図
/触媒層/電解質層接合体の構成を示す縦断面図
触媒層/電解質層接合体を組み込んで構成した電池の電
気特性を示す特性図
質膜接合体の構成を模式的に示す断面図
基本構成を模式的に示す分解断面図
Claims (5)
- 【請求項1】触媒とプロトン導電性ポリマー、あるい
は、触媒とプロトン導電性ポリマーと撥水材を溶媒に分
散させてペーストを作製し、 該ペーストをガス拡散基材の上に塗布してガス拡散基材
/触媒層の接合体を作製し、 該ガス拡散基材/触媒層の接合体の触媒層の上にプロト
ン導電性ポリマーを塗布してガス拡散基材/触媒層/電
解質層の接合体を作製し、 次いで、2枚の該ガス拡散基材/触媒層/電解質層の接
合体を互いに電解質層を面して重ね合わせて、固体高分
子電解質型燃料電池のガス拡散基材/触媒層/電解質膜
接合体を作製することを特徴とする固体高分子電解質型
燃料電池の製造方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の固体高分子電解質型燃料
電池の製造方法において、2枚のガス拡散基材/触媒層
/電解質層の接合体を互いに電解質層を面して重ね合わ
せる際に、電解質層と電解質層の間に額縁状の高分子フ
ィルムを介装することを特徴とする固体高分子電解質型
燃料電池の製造方法。 - 【請求項3】請求項1に記載の固体高分子電解質型燃料
電池の製造方法において、2枚のガス拡散基材/触媒層
/電解質層の接合体の重ね合わせを熱圧着により行うこ
とを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池の製造方
法。 - 【請求項4】請求項2に記載の固体高分子電解質型燃料
電池の製造方法において、前記の額縁状の高分子フィル
ムとして耐熱性高分子フィルムを用い、2枚のガス拡散
基材/触媒層/電解質層の接合体の重ね合わせを熱圧着
により行うことを特徴とする固体高分子電解質型燃料電
池の製造方法。 - 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の固体高
分子電解質型燃料電池の製造方法において、前記の撥水
材がフッ素樹脂であることを特徴とする固体高分子電解
質型燃料電池の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001603A JP2002208414A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | 固体高分子電解質型燃料電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001603A JP2002208414A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | 固体高分子電解質型燃料電池の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002208414A true JP2002208414A (ja) | 2002-07-26 |
Family
ID=18870222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001001603A Withdrawn JP2002208414A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | 固体高分子電解質型燃料電池の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002208414A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004220979A (ja) * | 2003-01-16 | 2004-08-05 | Toyota Motor Corp | 触媒物質含有インクとそれを用いた電極および燃料電池 |
JP2005243622A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-09-08 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 固体高分子電解質型燃料電池の膜・電極接合体の製造方法 |
EP1810360A2 (en) * | 2004-08-03 | 2007-07-25 | Gore Enterprise Holdings, Inc. | Fuel cell assembly with structural film |
JP2008130416A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Toyota Motor Corp | 膜電極接合体の製造方法 |
JP2008130433A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 固体高分子電解質型燃料電池の膜・電極接合体とその製造方法 |
JP2009080974A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Toyota Motor Corp | 燃料電池 |
JP2010027461A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Toyota Motor Corp | 膜電極接合体とその製造方法およびそれを用いた固体高分子形燃料電池 |
JP2011187436A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Samsung Sdi Co Ltd | 燃料電池用膜−電極接合体、燃料電池用膜−電極接合体の製造方法、燃料電池システム、及び燃料電池用スタック |
JP2012069407A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Aquafairy Kk | 燃料電池 |
-
2001
- 2001-01-09 JP JP2001001603A patent/JP2002208414A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004220979A (ja) * | 2003-01-16 | 2004-08-05 | Toyota Motor Corp | 触媒物質含有インクとそれを用いた電極および燃料電池 |
JP2005243622A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-09-08 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 固体高分子電解質型燃料電池の膜・電極接合体の製造方法 |
EP1810360A4 (en) * | 2004-08-03 | 2008-12-03 | Gore Enterprise Holdings Inc | STRUCTURAL FILM FUEL CELL ASSEMBLY |
JP2008509525A (ja) * | 2004-08-03 | 2008-03-27 | ゴア エンタープライズ ホールディングス,インコーポレイティド | 構造フィルムを備えた燃料電池組立体 |
EP1810360A2 (en) * | 2004-08-03 | 2007-07-25 | Gore Enterprise Holdings, Inc. | Fuel cell assembly with structural film |
JP2008130416A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Toyota Motor Corp | 膜電極接合体の製造方法 |
JP2008130433A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 固体高分子電解質型燃料電池の膜・電極接合体とその製造方法 |
JP2009080974A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Toyota Motor Corp | 燃料電池 |
JP2010027461A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Toyota Motor Corp | 膜電極接合体とその製造方法およびそれを用いた固体高分子形燃料電池 |
US8637210B2 (en) | 2008-07-22 | 2014-01-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Membrane-electrode assembly, method of producing the assembly, and solid polymer-type fuel cell employing the same |
JP2011187436A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Samsung Sdi Co Ltd | 燃料電池用膜−電極接合体、燃料電池用膜−電極接合体の製造方法、燃料電池システム、及び燃料電池用スタック |
US8735017B2 (en) | 2010-03-10 | 2014-05-27 | Samsung Sdi Co., Ltd | Membrane-electrode assembly for fuel cell, method of manufacturing membrane-electrode assembly for fuel cell, and fuel cell system |
JP2012069407A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Aquafairy Kk | 燃料電池 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7476459B2 (en) | Membrane electrode assembly and fuel cell | |
JP5298469B2 (ja) | 燃料電池用ガス拡散電極 | |
JP2008071542A (ja) | 高分子電解質形燃料電池およびその製造方法 | |
JPH0963622A (ja) | 固体高分子形燃料電池の製造方法及び固体高分子形燃料電池 | |
JP2001057218A (ja) | 固体高分子型燃料電池およびその製造方法 | |
JP2004192950A (ja) | 固体高分子型燃料電池及びその製造方法 | |
JP2002124273A (ja) | 固体高分子型燃料電池とその製造方法及び固体高分子型燃料電池モジュール | |
JP2004327358A (ja) | 固体高分子型燃料電池 | |
JP3580172B2 (ja) | 固体高分子電解質型燃料電池 | |
JP3448550B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池スタック | |
JP2000090944A (ja) | 触媒層−電解質膜接合体の製造方法およびそれを用いた固体高分子電解質型燃料電池 | |
JPH06251780A (ja) | 固体高分子電解質型燃料電池 | |
JP2002208414A (ja) | 固体高分子電解質型燃料電池の製造方法 | |
JP2005019236A (ja) | 燃料電池用容器および燃料電池 | |
JP2008300347A (ja) | 電気伝導度が向上した5層meaの製造方法 | |
JP5181678B2 (ja) | 燃料電池用膜電極接合体及びその製造方法 | |
JP2009070675A (ja) | 固体高分子形燃料電池用膜電極接合体 | |
JP2008146928A (ja) | 燃料電池用ガス拡散電極およびその製造方法 | |
JP3398013B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池用セルの作製方法 | |
JP2007087728A (ja) | 積層体及びその製造方法並びに燃料電池 | |
JPH10289722A (ja) | 固体高分子型燃料電池およびその製造方法 | |
JP2002343377A (ja) | 燃料電池用電解質膜−電極接合体およびその製造方法 | |
JP5614468B2 (ja) | 燃料電池用ガス拡散電極の製造方法 | |
JP3428079B2 (ja) | エネルギ変換装置および燃料電池並びに燃料電池の製造方法 | |
JP5341321B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池用電解質膜・電極構造体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060215 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060703 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060704 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080619 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080701 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20080901 |