JP2008300347A - 電気伝導度が向上した5層meaの製造方法 - Google Patents
電気伝導度が向上した5層meaの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008300347A JP2008300347A JP2007202823A JP2007202823A JP2008300347A JP 2008300347 A JP2008300347 A JP 2008300347A JP 2007202823 A JP2007202823 A JP 2007202823A JP 2007202823 A JP2007202823 A JP 2007202823A JP 2008300347 A JP2008300347 A JP 2008300347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- mea
- catalyst
- manufacturing
- microporous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/10—Fuel cells with solid electrolytes
- H01M8/1004—Fuel cells with solid electrolytes characterised by membrane-electrode assemblies [MEA]
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/86—Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
- H01M4/88—Processes of manufacture
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/10—Fuel cells with solid electrolytes
- H01M2008/1095—Fuel cells with polymeric electrolytes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/86—Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
- H01M4/88—Processes of manufacture
- H01M4/8803—Supports for the deposition of the catalytic active composition
- H01M4/881—Electrolytic membranes
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Sustainable Energy (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
- Inert Electrodes (AREA)
Abstract
【課題】 触媒層と微細気孔層間の電気的な接触抵抗を減少させることのできる電気伝導度が向上した5層MEAの製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明は、電解質膜と、前記電解質膜の両側に触媒層が形成される3層MEAの製造工程を含む5層MEAの製造方法において、ガス拡散層の一表面に前記触媒層と相接される微細気孔層を形成する段階、前記微細気孔層上に電気伝導層を塗布する段階、および、前記3層MEAの両面に、前記微細気孔層上に電気伝導層が塗布されたガス拡散層を向かい合うように熱圧着させ、前記3層MEAの触媒層と前記電気伝導層が熱圧着により接合される段階と、を含め、前記電気伝導層は、結合剤としてナフィオン溶液とカーボン粒子(カーボンブラック)をイソプロピル・アルコール(IPA)と蒸留水と混合してスラリーを作り、このスラリーをコーティング方法を通して微細気孔層上に塗布して乾燥させることを特徴とする。
【選択図】 図5
【解決手段】 本発明は、電解質膜と、前記電解質膜の両側に触媒層が形成される3層MEAの製造工程を含む5層MEAの製造方法において、ガス拡散層の一表面に前記触媒層と相接される微細気孔層を形成する段階、前記微細気孔層上に電気伝導層を塗布する段階、および、前記3層MEAの両面に、前記微細気孔層上に電気伝導層が塗布されたガス拡散層を向かい合うように熱圧着させ、前記3層MEAの触媒層と前記電気伝導層が熱圧着により接合される段階と、を含め、前記電気伝導層は、結合剤としてナフィオン溶液とカーボン粒子(カーボンブラック)をイソプロピル・アルコール(IPA)と蒸留水と混合してスラリーを作り、このスラリーをコーティング方法を通して微細気孔層上に塗布して乾燥させることを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
本発明は電気伝導度が向上した5層MEA(Membrane−Electrode Assembly)の製造方法に係り、更に詳しくは、触媒層と微細気孔層(MPL)間の電気的な接触抵抗を減少させることのできる電気伝導度が向上した5層MEAの製造方法に関する。
高分子電解質燃料電池(PEMFC)は高い出力密度、早い応答性、そして簡単なシステムなどの長所により、現在自動車の動力源および200kW級以下の精密型発電装置として使用するための研究が活発に進められており、一部は試運転中である。
高分子電解質燃料電池は一番内側に主要構成部品であるMEA(Membrane−Electrode Assembly)が位置し、このMEAはアノード極とカソード極が電解質膜の両面に位置する形態で構成されている。
高分子電解質燃料電池は一番内側に主要構成部品であるMEA(Membrane−Electrode Assembly)が位置し、このMEAはアノード極とカソード極が電解質膜の両面に位置する形態で構成されている。
図1に示すように、触媒層3、即ち、アノードとカソードは、所望する触媒量が高分子電解質膜4の表面に均一に塗布されるように製作され、そしてMEAの外側部分、即ち、触媒が位置する外側部分にガス拡散層2(GDL;Gas Diffusion Layer)が位置し、ガス拡散層の外側部分に燃料を供給し、反応により発生する水を排出するように流路が形成された分離板1が位置する。
一般的に、高分子電解質燃料電池の単位電池は、1枚の高分子電解質膜、2枚のガス拡散層、2枚の分離板にて構成され、単位電池を積層することで所望する規模の電池スタックを構成することができる。
一般的に、高分子電解質燃料電池の単位電池は、1枚の高分子電解質膜、2枚のガス拡散層、2枚の分離板にて構成され、単位電池を積層することで所望する規模の電池スタックを構成することができる。
このような構成を有するMEAにおける反応物の移動は、図2に示す通り、燃料電池のアノード極では水素の酸化反応が行われ、水素イオンと電子が発生し、この時生成した水素イオンと電子は、各々電解質膜と導線を通してカソード極に移動する。
同時に、カソード極ではアノード極からの水素イオンと電子を受けて酸素の還元反応が行われ水を生成し、この時、導線に沿う電子の流れ、および、高分子電解質膜を通したプロトンの流れにより電気エネルギーが生成される。
同時に、カソード極ではアノード極からの水素イオンと電子を受けて酸素の還元反応が行われ水を生成し、この時、導線に沿う電子の流れ、および、高分子電解質膜を通したプロトンの流れにより電気エネルギーが生成される。
このような既存のMEAの製造方法は、ガス拡散層にアノードおよびカソードとして触媒を塗布し、高分子電解質膜と接合させるCCG(Catalyst Coated on GDL)方法を通して、5層MEAを製造する方法と、触媒を高分子電解質膜に塗布して製造するCCM(Catalyst Coated on Membrane)方法を通して3層MEAを製造する方法が代表的である。
上記方法の内、CCM方法は、高分子電解質膜に触媒スラリーを直接塗布し難いため、大部分はデカール(Decal)法を使用する。このデカール法は転写(離型)紙に触媒スラリーを塗布し、乾燥させて高分子電解質膜に高熱・圧着法により転写させる方法である(図3参照)。
反面、CCG方法は、一般的にその製造法が容易で、実験室規模では多く使用されているが、触媒層をガス拡散層に塗布する方法がスプレーコーティング法以外に特別な方法がない点と、また、スプレーコーティング法は、相対的に触媒損失率が大きいため、製造工程の効率が落ちる点から産業現場で使用することが困難である。
反面、CCM方法中、離型フィルムに触媒層を塗布した後、高分子電解質膜と高温で加熱圧着させて製造するデカール法の場合は、製造工程の経済性確保が可能であるため量産化の可能性が最も高い方法である。
反面、CCG方法は、一般的にその製造法が容易で、実験室規模では多く使用されているが、触媒層をガス拡散層に塗布する方法がスプレーコーティング法以外に特別な方法がない点と、また、スプレーコーティング法は、相対的に触媒損失率が大きいため、製造工程の効率が落ちる点から産業現場で使用することが困難である。
反面、CCM方法中、離型フィルムに触媒層を塗布した後、高分子電解質膜と高温で加熱圧着させて製造するデカール法の場合は、製造工程の経済性確保が可能であるため量産化の可能性が最も高い方法である。
しかし、CCM方法、即ち、デカール法によりMEAを製造する場合は、触媒層を高分子電解質膜に直接形成させることができるため、電解質膜と触媒層間の抵抗(プロトン抵抗)が殆どないという長所があるが、その後、ガス拡散層を触媒層と相接する過程で接触抵抗が必然的に発生するという弱点がある。
従って、3層MEA、即ち、電解質膜とその両側に圧着された触媒層をガス拡散層と積層する過程で表れる接触抵抗の発生要素を抑制することが必要である。
従って、3層MEA、即ち、電解質膜とその両側に圧着された触媒層をガス拡散層と積層する過程で表れる接触抵抗の発生要素を抑制することが必要である。
通常、ガス拡散層には水管理と接触面の確保のために触媒層と相接する面に微細気孔層(MPL)を形成して使用する。この微細気孔層の役割は、電気化学反応により発生する水の円滑な排出だけでなく、数ナノメーター単位の気孔を有する触媒層と数ミクロン単位の気孔を有するガス拡散層との物理的接触を円滑にさせることである。
また、カーボン粒子と結合剤で構成されている微細気孔層において、カーボン粒子は電気伝導度の確保のために使用され、結合剤はカーボン粒子の結着(カーボン粒子間、カーボン粒子とGDL間の結着)と防水性能を担当し、この時、結合剤としてはテフロン(登録商標)系樹脂が主に使用される。従って、疎水性の特徴により水排出を円滑にさせる役割を有する。
また、カーボン粒子と結合剤で構成されている微細気孔層において、カーボン粒子は電気伝導度の確保のために使用され、結合剤はカーボン粒子の結着(カーボン粒子間、カーボン粒子とGDL間の結着)と防水性能を担当し、この時、結合剤としてはテフロン(登録商標)系樹脂が主に使用される。従って、疎水性の特徴により水排出を円滑にさせる役割を有する。
既存のMEAの層構成図は図4に示す通りである。このような層構成を有するMEAを製造することのできるCCG方法は、微細気孔層の上に触媒層を直接塗布して乾燥することで、触媒層とMPLの境界が自然になくなり電気的接触抵抗が現われない。
しかし、CCM方法、即ち、デカール法によりMEAを製造する場合、触媒層と微細気孔層が単純な締結圧力により接触するため、その境界面で電気的接触抵抗が発生する。
しかし、CCM方法、即ち、デカール法によりMEAを製造する場合、触媒層と微細気孔層が単純な締結圧力により接触するため、その境界面で電気的接触抵抗が発生する。
このような接触抵抗を解決するために多様な形態の微細気孔層が開発されて常用化されたが、触媒層の構成と微細気孔層の組合せが正確に合わなければ、出力は最大にならない。
また、組合せの最適化のためには相当な物質的および時間的消費が必要であり、新しい触媒層を開発した後にはそれに適合する微細気孔層を再び開発しなければならないという問題がある。
また、組合せの最適化のためには相当な物質的および時間的消費が必要であり、新しい触媒層を開発した後にはそれに適合する微細気孔層を再び開発しなければならないという問題がある。
例えば、触媒層と微細気孔層間の接触抵抗を無くすために、熱圧着法が適用できるが、触媒層の結合剤であるナフィオンはTg(ガラス温度)が100〜130℃、Tm(溶点)が200〜230℃の範囲であるのに比べ、微細気孔層に使用された結合剤であるテフロン(登録商標)系樹脂のTgは、約340℃と非常に高いため、2個の層を単純な熱圧着のみで接合することは不可能である。
また、別の接着剤を使用することも化学的安定性と追加的に接触抵抗を発生させることがあるため好ましくない。
従って、熱的特性が異なる2種類の物質を結合剤として適用する2つの互いに異なる層、即ち、触媒層と微細気孔層を接合しても、電気的接触抵抗が現われないようにする製造方法が要求されている。
特開2005−268011号公報
特開2005−032454号公報
また、別の接着剤を使用することも化学的安定性と追加的に接触抵抗を発生させることがあるため好ましくない。
従って、熱的特性が異なる2種類の物質を結合剤として適用する2つの互いに異なる層、即ち、触媒層と微細気孔層を接合しても、電気的接触抵抗が現われないようにする製造方法が要求されている。
本発明は、上記問題点を勘案してなされたものであり、その目的は、3層MEAの触媒層と微細気孔層の間に新しい電気伝導層を導入することで、触媒層と微細気孔層間の電気的な接触抵抗を減少させることのできる電気伝導度が向上した5層MEAの製造方法を提供することである。
本発明は、電解質膜と、前記電解質膜の両側に触媒層が形成される3層MEAの製造工程を含む5層MEAの製造方法において、ガス拡散層の一表面に前記触媒層と相接される微細気孔層を形成する段階、前記微細気孔層上に電気伝導層を塗布する段階、および、前記3層MEAの両面に、前記微細気孔層上に電気伝導層が塗布されたガス拡散層を向かい合うように熱圧着させ、前記3層MEAの触媒層と前記電気伝導層が熱圧着により接合される段階と、を含めてなることを特徴とする。
前記電気伝導層は、結合剤としてナフィオン溶液とカーボン粒子(カーボンブラック)をイソプロピル・アルコール(IPA)と蒸留水と混合してスラリーを作り、このスラリーをコーティング方法を通して微細気孔層上に塗布して乾燥させることを特徴とする。
前記コーティング方法は、スプレーコーティング法、バーコーティング法、スロットダイコーティング法の中から選択されるいずれか1種の方法であることを特徴とする。
前記触媒層の結合剤は、電気伝導層の結合剤であるナフィオンと同一物質であり、前記ガス拡散層に対する微細気孔層の結合剤は、テフロン(登録商標)であることを特徴とする。
前記触媒層と電気伝導層、微細気孔層は全て炭素材を電気伝導媒介体として使用することを特徴とする。
以上、本発明による電気伝導度が向上した5層MEAの製造方法によると、既存の触媒層と微細気孔層が単純な締結圧力により接触することによりその境界面で電気的接触抵抗が発生する点を勘案し、3層MEAの触媒層と微細気孔層の間に新しい電気伝導層を導入することで、触媒層と微細気孔層間の電気的な接触抵抗を減少させることができ、電気伝導度が向上した5層MEAを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明をより詳しく説明する。
本発明は3層MEAの触媒層と、ガス拡散層に形成された微細気孔層間に電気伝導層を形成し、触媒層と微細気孔層間の電気的接触抵抗を減少させ、究極的には、電気伝導度が形成された5層MEAを提供するものであり、その製造方法は図5に示す通りである。
本発明の電気伝導度が向上した5層MEAは、図5のように、電解質膜の両側に触媒層が形成された3層MEAを具備し、触媒層と相接される微細気孔層が形成されたガス拡散層を具備した状態で、微細気孔層上に電気伝導層を塗布した後、ガス拡散層の微細気孔層上に塗布された電気伝導層を3層MEAの両面に向き合うように熱圧着により接合したものである。
本発明は3層MEAの触媒層と、ガス拡散層に形成された微細気孔層間に電気伝導層を形成し、触媒層と微細気孔層間の電気的接触抵抗を減少させ、究極的には、電気伝導度が形成された5層MEAを提供するものであり、その製造方法は図5に示す通りである。
本発明の電気伝導度が向上した5層MEAは、図5のように、電解質膜の両側に触媒層が形成された3層MEAを具備し、触媒層と相接される微細気孔層が形成されたガス拡散層を具備した状態で、微細気孔層上に電気伝導層を塗布した後、ガス拡散層の微細気孔層上に塗布された電気伝導層を3層MEAの両面に向き合うように熱圧着により接合したものである。
即ち、触媒層と微細気孔層の間に別の電気伝導層を形成させるが、この電気伝導層をスラリー形態に製造し、多様な塗布方法、即ち、スプレーコーティング、バーコーティング、スロットダイコーティング法の中から選択されるいずれか1つの塗布方法により微細気孔層上にまず形成させ、その後、3層MEAの触媒層と熱圧着させる順で製作される。
この時、3層MEAは通常の方法(例えば、直接塗布式またはデカール法)にて製作される。
この時、3層MEAは通常の方法(例えば、直接塗布式またはデカール法)にて製作される。
特に、電気伝導層は、まずナフィオン溶液とカーボン粒子(カーボンブラック)を適正量のイソプロピル・アルコール(IPA)と蒸留水(DW)と混合してスラリーを作り、このスラリーを多様な方法のコーティング方法、即ち、スプレーコーティング、バーコーティング、スロットダイコーティング法の中から選択されるいずれか1つの塗布方法にて微細気孔層上に塗布して乾燥させたものである。
そこで、ガス拡散層の微細気孔層に塗布された電気伝導層を通常の方法で製造された3層の触媒層に相接させた後、一定圧力と温度にて加熱圧着すると、電気伝導層の結合剤であるナフィオンは触媒層で使用された結合剤(ナフィオン)と同一の物質であり、結合剤が互いに同じであるため加熱圧着工程時、2層が容易に接合される。
そこで、ガス拡散層の微細気孔層に塗布された電気伝導層を通常の方法で製造された3層の触媒層に相接させた後、一定圧力と温度にて加熱圧着すると、電気伝導層の結合剤であるナフィオンは触媒層で使用された結合剤(ナフィオン)と同一の物質であり、結合剤が互いに同じであるため加熱圧着工程時、2層が容易に接合される。
即ち、電気伝導層を微細気孔層に塗布してまず形成させることで、2種の結合剤に製作される2つの層、即ち、ナフィオンを結合剤とする電気伝導層とテフロン(登録商標)を結合剤とする微細気孔層は既に完全接合された状態であるため、結局ナフィオンを結合剤とする電気伝導層と触媒層は加熱圧着工程時に容易に接合される。
一方、触媒層と電気伝導層、そして微細気孔層全て、炭素材を電気伝導媒介体として使用する。
このように、既存の5層MEAの場合、触媒層と微細気孔層間の境界面で電気的接触抵抗が発生するが、本発明によると、3層MEAの触媒層と微細気孔層の間に電気伝導層を形成することで、触媒層と微細気孔層間の電気的な接触抵抗を減少させることのできる5層MEAを提供することができる。
一方、触媒層と電気伝導層、そして微細気孔層全て、炭素材を電気伝導媒介体として使用する。
このように、既存の5層MEAの場合、触媒層と微細気孔層間の境界面で電気的接触抵抗が発生するが、本発明によると、3層MEAの触媒層と微細気孔層の間に電気伝導層を形成することで、触媒層と微細気孔層間の電気的な接触抵抗を減少させることのできる5層MEAを提供することができる。
以下、実施例として、電気伝導度が向上した5層MEAの製造例を説明する。
1)電気伝導層のためのスラリーの製造
イソプロピル・アルコール(IPA)と水を溶媒とし、5wt%ナフィオン溶液と常用カーボンブラック(Vulcan XC−72、Cabot社)を混合し、超音波を当てながら充分に混ぜる。
この時、ナフィオンとカーボンブラックは1:1(重量比)の比率で混合する。
1)電気伝導層のためのスラリーの製造
イソプロピル・アルコール(IPA)と水を溶媒とし、5wt%ナフィオン溶液と常用カーボンブラック(Vulcan XC−72、Cabot社)を混合し、超音波を当てながら充分に混ぜる。
この時、ナフィオンとカーボンブラックは1:1(重量比)の比率で混合する。
2)電気伝導層の製作
上記の通り製造された電気伝導層のためのスラリーをスプレーコーターを利用して常用ガス拡散層(SGL Carbon Group、Sigracet GDL 10BB)の微細気孔層上に約0.3mg炭素/cm2塗布した。
以後、オーブンで80℃の温度で30分間乾燥させる。
上記の通り製造された電気伝導層のためのスラリーをスプレーコーターを利用して常用ガス拡散層(SGL Carbon Group、Sigracet GDL 10BB)の微細気孔層上に約0.3mg炭素/cm2塗布した。
以後、オーブンで80℃の温度で30分間乾燥させる。
3)3層MEAの製作
IPAと水を溶媒とし、5wt%ナフィオン溶液と常用白金触媒(55%Pt/C、Columbia Chemical Company社)を混合した後、超音波で充分に混ぜてスラリーを製造し、このスラリーを実験室用バーコーターで離型紙上に白金触媒基準0.4mgPt/cm2を塗布して乾燥させる。
塗布された電極を横/縦5cmに切り、電解質膜であるフレミオン(厚さ30um)膜の両面に当て熱圧着法にて接合し、この時の接合は125℃で5分間実施する。
IPAと水を溶媒とし、5wt%ナフィオン溶液と常用白金触媒(55%Pt/C、Columbia Chemical Company社)を混合した後、超音波で充分に混ぜてスラリーを製造し、このスラリーを実験室用バーコーターで離型紙上に白金触媒基準0.4mgPt/cm2を塗布して乾燥させる。
塗布された電極を横/縦5cmに切り、電解質膜であるフレミオン(厚さ30um)膜の両面に当て熱圧着法にて接合し、この時の接合は125℃で5分間実施する。
4)電気伝導層と3層MEA間の接合
ガス拡散層の微細気孔層に塗布された電気伝導層を3層MEAの陽極と陰極各々に、即ち、3層MEAの触媒層に相接するように積層し、積層された状態で125℃で5分間熱圧着法にて接合する。
ガス拡散層の微細気孔層に塗布された電気伝導層を3層MEAの陽極と陰極各々に、即ち、3層MEAの触媒層に相接するように積層し、積層された状態で125℃で5分間熱圧着法にて接合する。
上記方法により製造された本発明の5層MEAの性能試験として、電流−電圧特性の実験を実施した。
<試験条件>
アノードの入口、セル、カソードの入口の温度は各々70℃、70℃、70℃、大気圧(0psig)下で化学反応の当量を水素1.5、空気2.0で実施し、比較例として実施例と同様に製造された3層MEAを電気伝導層なしに通常の単位電池締結方法で締結し、同一の試験条件で性能試験を実施した。
<試験条件>
アノードの入口、セル、カソードの入口の温度は各々70℃、70℃、70℃、大気圧(0psig)下で化学反応の当量を水素1.5、空気2.0で実施し、比較例として実施例と同様に製造された3層MEAを電気伝導層なしに通常の単位電池締結方法で締結し、同一の試験条件で性能試験を実施した。
性能試験結果、図6のグラフから分かるように、実施例による本発明の5層MEAは比較例に比べてその電流−電圧特性の曲線が上向きに移動することが分かり、これは出力性能が増加したことを意味する。
1 分離板
2 ガス拡散層
3 触媒層
4 電解質膜
2 ガス拡散層
3 触媒層
4 電解質膜
Claims (5)
- 電解質膜と、前記電解質膜の両側に触媒層が形成される3層MEAの製造工程を含む5層MEAの製造方法において、
ガス拡散層の一表面に前記触媒層と相接される微細気孔層を形成する段階、
前記微細気孔層上に電気伝導層を塗布する段階、および
前記3層MEAの両面に、前記微細気孔層上に電気伝導層が塗布されたガス拡散層を向かい合うように熱圧着させ、前記3層MEAの触媒層と前記電気伝導層が熱圧着により接合される段階と
を含めてなることを特徴とする電気伝導度が向上した5層MEAの製造方法。 - 前記電気伝導層は、結合剤としてナフィオン溶液とカーボン粒子(カーボンブラック)をイソプロピル・アルコール(IPA)と蒸留水と混合してスラリーを作り、このスラリーをコーティング方法を通して微細気孔層上に塗布して乾燥させることを特徴とする請求項1記載の電気伝導度が向上した5層MEAの製造方法。
- 前記コーティング方法は、スプレーコーティング法、バーコーティング法、スロットダイコーティング法の中から選択されるいずれか1種の方法であることを特徴とする請求項2記載の電気伝導度が向上した5層MEAの製造方法。
- 前記触媒層の結合剤は、電気伝導層の結合剤であるナフィオンと同一物質であり、前記ガス拡散層に対する微細気孔層の結合剤は、テフロン(登録商標)であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気伝導度が向上した5層MEAの製造方法。
- 前記触媒層と電気伝導層、微細気孔層は全て炭素材を電気伝導媒介体として使用することを特徴とする請求項1記載の電気伝導度が向上した5層MEAの製造方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1020070052573A KR20080105255A (ko) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | 전기전도도가 향상된 5-레이어 mea 제조 방법 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008300347A true JP2008300347A (ja) | 2008-12-11 |
Family
ID=39917504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007202823A Pending JP2008300347A (ja) | 2007-05-30 | 2007-08-03 | 電気伝導度が向上した5層meaの製造方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9520610B2 (ja) |
JP (1) | JP2008300347A (ja) |
KR (1) | KR20080105255A (ja) |
CN (1) | CN101315982A (ja) |
DE (1) | DE102007056120A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101483125B1 (ko) * | 2008-02-05 | 2015-01-15 | 삼성에스디아이 주식회사 | 연료전지용 막전극 접합체, 그 제조방법 및 이를 채용한연료전지 |
CN101662032B (zh) * | 2009-09-22 | 2012-06-06 | 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 | 直接醇类燃料电池的膜电极集合体的阴极结构和制作方法 |
US9490488B2 (en) | 2011-03-29 | 2016-11-08 | Council Of Scientific & Industrial Research | Process for the preparation of membrane electrode assemblies (MEAs) |
KR101619573B1 (ko) * | 2013-12-19 | 2016-05-10 | 현대자동차주식회사 | 연료전지용 전극막 접합체 제조방법 |
DE102018213148A1 (de) * | 2018-08-07 | 2020-02-13 | Audi Ag | Schichtaufbau für eine Brennstoffzelle und Verfahren zur Herstellung eines solchen Schichtaufbaus |
FR3098356B1 (fr) * | 2019-07-01 | 2021-09-24 | Commissariat Energie Atomique | Dispositif de diffusion gazeuse pour réduire les pertes de charge |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6391487B1 (en) * | 1999-01-13 | 2002-05-21 | Japan Storage Battery Co., Ltd. | Gas diffusion electrode, method for manufacturing the same, and fuel cell with such electrode |
US6350539B1 (en) * | 1999-10-25 | 2002-02-26 | General Motors Corporation | Composite gas distribution structure for fuel cell |
CN1263186C (zh) | 2001-03-08 | 2006-07-05 | 松下电器产业株式会社 | 气体扩散电极及使用了该电极的燃料电池 |
US6733915B2 (en) | 2001-12-27 | 2004-05-11 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Gas diffusion backing for fuel cells |
KR100448168B1 (ko) * | 2001-12-27 | 2004-09-10 | 현대자동차주식회사 | 연료전지용 막-전극-가스켓 접합체의 제조방법 |
EP1460702A4 (en) * | 2001-12-27 | 2009-03-04 | Hitachi Chemical Co Ltd | SEPARATOR FOR FUEL CELL |
JP4423856B2 (ja) | 2003-01-06 | 2010-03-03 | パナソニック株式会社 | 燃料電池とその製法 |
JP4596814B2 (ja) * | 2004-02-04 | 2010-12-15 | 三菱鉛筆株式会社 | 燃料電池 |
JP4432650B2 (ja) * | 2004-04-26 | 2010-03-17 | 株式会社日立製作所 | 燃料電池電源とその運転方法および燃料電池電源を用いた携帯用電子機器 |
JP4293065B2 (ja) | 2004-06-21 | 2009-07-08 | 東洋製罐株式会社 | 耐硫化変色性、耐食性に優れた溶接缶 |
KR100578969B1 (ko) | 2004-06-30 | 2006-05-12 | 삼성에스디아이 주식회사 | 연료 전지용 전극 및 이를 포함하는 연료 전지 |
KR100550998B1 (ko) * | 2004-10-28 | 2006-02-13 | 삼성에스디아이 주식회사 | 연료 전지용 전극 및 이를 포함하는 연료 전지 시스템 |
JP2006179292A (ja) | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Konica Minolta Holdings Inc | 燃料電池 |
KR100696621B1 (ko) * | 2005-05-11 | 2007-03-19 | 삼성에스디아이 주식회사 | 연료전지용 전극기재, 이의 제조방법 및 이를 포함하는막-전극 어셈블리 |
US20060264321A1 (en) * | 2005-05-23 | 2006-11-23 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Electrocatalysts for oxygen reduction |
US8354199B2 (en) * | 2005-07-13 | 2013-01-15 | GM Global Technology Operations LLC | Multi-layer diffusion medium substrate |
-
2007
- 2007-05-30 KR KR1020070052573A patent/KR20080105255A/ko not_active Application Discontinuation
- 2007-08-03 JP JP2007202823A patent/JP2008300347A/ja active Pending
- 2007-11-15 DE DE102007056120A patent/DE102007056120A1/de not_active Withdrawn
- 2007-11-29 CN CNA2007101951201A patent/CN101315982A/zh active Pending
- 2007-12-07 US US12/001,004 patent/US9520610B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20080105255A (ko) | 2008-12-04 |
US9520610B2 (en) | 2016-12-13 |
US20100279196A1 (en) | 2010-11-04 |
DE102007056120A1 (de) | 2008-12-04 |
CN101315982A (zh) | 2008-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004192950A (ja) | 固体高分子型燃料電池及びその製造方法 | |
JP2008300347A (ja) | 電気伝導度が向上した5層meaの製造方法 | |
SG181944A1 (en) | Performance enhancing layers for fuel cells | |
KR102163539B1 (ko) | 막-전극 어셈블리, 이의 제조 방법, 및 이를 포함하는 연료 전지 스택 | |
JP2007213988A (ja) | 高分子電解質型燃料電池用電極触媒層、その製造方法および高分子電解質型燃料電池 | |
JPH11224679A (ja) | 固体高分子型燃料電池及びその製造方法 | |
CN111095641B (zh) | 膜电极组件的制造方法及层叠体 | |
KR100670279B1 (ko) | 연료전지용 얇은 막전극 접합체 및 이를 채용한 연료전지 | |
JP2003178770A (ja) | 膜−電極接合体、その製造方法及びそれを用いた固体高分子電解質型または直接メタノール型燃料電池 | |
JP2009032438A (ja) | 燃料電池用膜−電極接合体の製造方法および膜−電極接合体 | |
JP5137008B2 (ja) | 燃料電池用膜・電極接合体の製造方法 | |
JP5885007B2 (ja) | 燃料電池用電極シートの製造方法 | |
JP3428079B2 (ja) | エネルギ変換装置および燃料電池並びに燃料電池の製造方法 | |
CN112054216A (zh) | 燃料电池用的电极浆料及其制造方法 | |
KR20160051319A (ko) | 응축수 제거용 발열부 가지는 연료전지 및 그 제조 방법 | |
JP2008258060A (ja) | 膜・電極接合体の製造方法 | |
JP2008243445A (ja) | 膜電極接合体(mea)の製造法及び該膜電極接合体(mea)を備えた固体高分子型燃料電池 | |
JP4240285B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池のガス拡散層の製造方法 | |
KR100774729B1 (ko) | 서브레이어를 이용한 전사법으로 3-레이어 전해질막/전극접합체를 제조하는 방법 | |
JP4787474B2 (ja) | 膜−電極接合体用積層膜の製造方法 | |
WO2004047211A1 (fr) | Ensemble electrode a membrane pour piles a combustible et son procede de fabrication | |
JP2010161039A (ja) | 膜電極接合体の製造方法 | |
JP2007109417A (ja) | 燃料電池およびその製造方法 | |
JPWO2006038448A1 (ja) | 高分子電解質膜電極接合体の保管方法 | |
JP2007103291A (ja) | 直接メタノール形燃料電池用膜/電極接合体の製造方法 |