JP2002207784A - ユニット式建物用cadシステム - Google Patents
ユニット式建物用cadシステムInfo
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- JP2002207784A JP2002207784A JP2001002769A JP2001002769A JP2002207784A JP 2002207784 A JP2002207784 A JP 2002207784A JP 2001002769 A JP2001002769 A JP 2001002769A JP 2001002769 A JP2001002769 A JP 2001002769A JP 2002207784 A JP2002207784 A JP 2002207784A
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Abstract
残し、玄関土間と玄関ポーチとの間口幅が相違する玄関
の設計も行えるユニット式建物用CADシステムの提
供。 【解決手段】従来と同様の手順で設定入力を行う第1領
域設定手段51および第2領域設定手段52で領域R1、R
2を設定可能とし、第3領域設定手段53で領域R1と隣
接する領域R3を設定可能とし、さらに、設定された領
域R1〜R3に応じて玄関土間領域および玄関ポーチ領
域をそれぞれ設定する玄関領域設定手段54を設け、使い
勝手のよい従来の設定入力手順をそのまま残し、玄関土
間と玄関ポーチとの間口幅が異なる玄関の設計も行える
ようにする。
Description
いてユニット式建物の設計を支援するユニット式建物用
CADシステムに関する。
ットを、建築現場で複数組み合わせて建築されるユニッ
ト式建物が利用されている。ユニット式建物の建物ユニ
ットは、図16に示されるように、四隅の柱11の上下端
部を天井梁12および床梁13で連結した直方体状の骨組14
を有するものである。天井梁12としては、長さの異なる
長辺天井梁12A および短辺天井梁12B が設けられてい
る。床梁13としては、天井梁12と同様に、長さの異なる
長辺床梁13A および短辺床梁13B が設けられている。こ
のような骨組14には、図示しない天井面材および床面
材、ならびに、外壁材および間仕切壁等の造作材が取り
付けられるようになっている。
で建物ユニットを製造する際に、従来建築現場で行って
いた作業がほとんど工場で行われることとなり、建築現
場での作業が著しく軽減され、高品質の建物を短期間で
建築できるという利点を得ることができる。このユニッ
ト式建物の利点を確保するために、顧客に提供する商品
(ユニット式建物)を既製品化し、これにより、設計お
よび製造すべき商品の種類を限定し、設計作業および製
造作業の高効率化を図っていたが、これでは、顧客の多
様な要望に十分対応することが困難となる。そこで、一
般的な注文建築と同様に、顧客の要求に応じてユニット
式建物を一つずつ設計し、設計を行うにあたり、設計作
業の効率が十分確保されるように、設計作業を支援する
CADシステムを利用している(特開平10−2128
7号公報参照)。
建物を設計するにあたり、表示画面には、設計対象とな
るユニット式建物に設けられる部品の設置位置の基準を
示す補助線として、グリッドモジュール心線が表示され
る。グリッドモジュール心線は、当該ユニット式建物の
平面に格子状に設定されるとともに、互いに直交して複
数の長方形を形成するものとなっている。例えば、ユニ
ット式建物に玄関を設定するにあたり、図17に示され
るように、ユニット式建物の玄関部分が拡大されて表示
装置の画面S1に表示される。画面S1には、ユニット
式建物を構成する建物ユニット150 の柱151 と、ユニッ
ト式建物の外壁線、換言すれば、建物ユニット150 に取
り付けられる外壁面材の中心線となるグリッドモジュー
ル心線G151と、建物ユニット150 の境界線を示すグリッ
ドモジュール心線G152と、建物ユニット150 に取付可能
となる間仕切壁の中心線を示すグリッドモジュール心線
G153とが示されている。このような画面S1に対して、
玄関ポーチとなる平面長方形状の領域R1の奥行きDお
よび間口幅Wを、マウスを用いて設定する。すなわち、
領域R1の屋外部分との境界となる、ユニット式建物の
外壁部分のグリッドモジュール心線G152と、領域R1の
室内部分との境界となる、グリッドモジュール心線(ユ
ニットグリッド)G152と直交するグリッドモジュール心
線G153との交点に十字カーソルK1を移動し、領域R1
の対角線の端部となる第1点を決定する。この後、領域
R1の室内部分との境界となるとともに、互いに直交す
る一対のグリッドモジュール心線G153の交点に十字カー
ソルK1を移動し、領域R1の対角線の反対側の端部と
なる第2点を決定し、これにより、ユニット式建物の角
部に玄関ポーチ領域R1を設定する。
されるように、建物ユニット150 の長辺および短辺の中
間部分に、外壁面材を支持するための間柱152 が生成さ
れるとともに、玄関ポーチの角部の柱151 がポーチ柱15
1Aに変換される。また、ユニット式建物の外周部に沿っ
て、内壁の室内側の表面の位置を示す補助線H154が表示
される。次に、この状態で、玄関の土間となる平面長方
形状の領域R2を、マウスを用いて設定する。玄関土間
の領域R2は、玄関ポーチ領域R1の設定と同様に、領
域R2の領域R1との境界となるグリッドモジュール心
線G153と、室内部分の境界となるとともに、前述のグリ
ッドモジュール心線G153と直交するグリッドモジュール
心線G153との交点に十字カーソルK1を移動し、領域R
2の対角線の端部となる第3点を決定する。この後、領
域R2の居室部分との境界となるとともに、互いに直交
する一対のグリッドモジュール心線G153の交点に十字カ
ーソルK1を移動し、領域R2の対角線の反対側の端部
となる第4点を決定し、これにより、玄関土間領域R2
を設定する。
テムでは、玄関として、玄関土間と玄関ポーチとの間口
幅が同じ寸法のものしか設計できないので、設計の自由
度が小さく、顧客の要望に充分対応できないという問題
がある。一方、マウス操作でカーソルを移動し、第1点
ないし第4点を決定し、玄関土間および玄関ポーチを設
定する設定入力手順は、使い勝手がよいので、玄関土間
と玄関ポーチとの間口幅が同じ寸法の玄関を設定する場
合には、この設定入力手順をそのまま利用したいという
要望がある。
定入力手順をそのまま残し、玄関土間と玄関ポーチとの
間口幅が相違する玄関の設計も行えるユニット式建物用
CADシステムを提供することにある。
して説明すると、直方体状の建物ユニット150を複数組
み合わせて形成されるユニット式建物の設計作業を支援
するユニット式建物用CADシステム1であって、設計
対象となるユニット式建物に設けられる部品の設置位置
の基準線として、当該ユニット式建物の平面に格子状に
設定されるとともに、互いに直交して複数の長方形を形
成する複数のグリッドモジュール心線G151〜G153を生成
するグリッドモジュール生成手段42と、前記グリッドモ
ジュール心線G151〜G153の複数の交点のうち、前記ユニ
ット式建物の外壁線上の第1点Pと、この第1点Pを通
る前記格子の対角線上にある別の点である第2点Qとが
選択されると、前記二点P,Qから複数の長方形のうち
のひとつを選択し、選択した長方形を第1領域R1とし
て設定する第1領域設定手段51と、前記グリッドモジュ
ール心線G151〜G153の交点のうち、前記第1点Pおよび
前記第2点Qの一方を通るグリッドモジュール心線と、
前記第1点Pおよび前記第2点Qの他方を通るグリッド
モジュール心線との交点である第3点Rと、この第3点
Rを通る前記格子の対角線上にある別の点である第4点
Sとが選択されると、前記二点R,Sから複数の長方形
のうちのひとつを選択し、選択した長方形を第2領域R
2として設定する第2領域設定手段52と、前記第1点P
を通る前記外壁線上の異なる二点が第5点Tおよび第6
点Uとして選択されると、これらの二点T,Uを一辺と
するとともに、前記第1領域R1と隣接する長方形を第
3領域R3として設定する第3領域設定手段53と、前記
第1領域R1および前記第2領域R2が設定されると、
前記第1領域R1を玄関ポーチとなる玄関ポーチ領域に
設定し、前記第2領域R2を玄関の土間となる玄関土間
領域に設定する一方、前記第1領域R1および前記第3
領域R3が設定されると、前記第1領域R1を玄関の土
間となる玄関土間領域に設定し、前記第3領域R3を玄
関ポーチとなる玄関ポーチ領域に設定する玄関領域設定
手段54とを備えていることを特徴とする。
51による第1領域R1の設定操作と、第2領域設定手段
52による第2領域R2の設定操作とを順次行うことによ
り、玄関土間と玄関ポーチとの間口幅が同じ寸法の玄関
が設定入力される。そして、第1領域R1の設定操作お
よび第2領域R2の設定操作を続けて行う操作手順は、
従来から行われている玄関の設定入力手順をそのものと
なる。一方、第1領域設定手段51による第1領域R1の
設定操作と、第3領域設定手段53による第3領域R3の
設定操作とを順次行うことにより、玄関土間と玄関ポー
チとの間口幅が異なる寸法の玄関が設定入力され、設計
の自由度が拡大され、顧客の要望に充分対応できるよう
になる。
域設定手段54が設定した玄関土間領域に対し、上框161
および玄関サッシ162 の設定入力が行われると、前記上
框161 以外の周縁部分のすべてに側板を設定する側板設
定手段56と、この側板設定手段56が設定した前記側板の
うち、前記玄関サッシ162 と重複する部分の側板を削除
する側板削除手段57が設けられていることが望ましい。
このようにすれば、玄関に対して側板の設定入力が自動
的に行われるとともに、側板が不要な上框161 や玄関サ
ッシ162 には、側板が設定されないので、玄関の設計が
迅速かつ正確に行えるようになるうえ、側板を設定入力
し忘れる等の人為的誤操作が低減されるようになる。
玄関について、その形状を文字で表した形状メニュー17
1 、その間口幅を数字で表した間口メニュー172, 174、
および、その奥行きを数字で表した奥行メニュー173, 1
75を順次表示し、表示項目をオペレータに選択させて玄
関の設定入力を行う玄関設定手段55を併設することが好
ましい。このような玄関設定手段55を併設すれば、玄関
を設定入力するにあたり、オペレータに対し、形状メニ
ュー171 、間口メニュー172, 174および奥行メニュー17
3, 175が順次表示され、これらのメニュー171 〜175 が
オペレータの操作を案内するので、CADシステム1の
操作に不慣れな初心者でも、玄関の設定入力操作を間違
えることなく円滑に行えるようになる。
る土間領域設定手段58と、玄関土間以外の土間領域が設
定されると、この土間領域が複数の建物ユニットにまた
がっているか否かを検出するとともに、当該土間領域が
複数の建物ユニットにまたがっている場合には、前記複
数の建物ユニットの床梁のうち、当該土間領域を横切る
床梁については、当該土間領域と平面視で重なる部分を
省略する骨組変更手段59とが設けられていることが望ま
しい。このように、土間領域設定手段58を併設すれば、
玄関以外の部分にも土間を設定できるようになり、設計
の自由度が拡大され、顧客の要望に充分対応できるよう
になる。ここで、ユニット式建物を設計するにあたり、
最初に、ユニット式建物を構成する建物ユニット150 を
すべて設定入力してから、玄関や、玄関以外の部分の土
間の設定入力を行う。そして、建物ユニット150 の後
に、玄関以外の部分の土間の設定入力を行うと、平面図
上は、床梁13が省略されても、設定入力されている建物
ユニット150 のデータも変更しないと、建物ユニット15
0 のデータと平面図とに矛盾が生じてしまう。そこで、
上述のような骨組変更手段59を設ければ、建物ユニット
150 を設定入力した後に、玄関以外の部分にも土間を設
定入力し、平面図において床梁13を省略しても、骨組変
更手段59が、設定入力されている建物ユニット150 の骨
組データを床梁13が省略された骨組データに変更するの
で、建物ユニット150 のデータと平面図との整合性が確
保されるようになる。
辺方向に沿って一列に配列されているか否かを検出する
とともに、複数の建物ユニット150 が短辺方向に沿って
一列に配列されている場合には、前記複数の建物ユニッ
ト150 の長辺方向に延びる床梁の中間部分に中間アンカ
ー181 を自動設定する中間アンカー設定手段62が設けら
れ、この中間アンカー設定手段62は、基礎伏図を作成す
る際に、前記中間アンカー181 を自動的に基礎伏図に表
記するものとなっていることが好ましい。このようにす
れば、中間アンカー設定手段62が必要な部分に対して自
動的に中間アンカー181 を設定入力するので、基礎伏図
を作成するにあたり、作成者が平面図の内容を忘れてし
まっていても、あるいは、平面図の作成者とは異なる作
成者が基礎伏図を作成することとなっても、基礎伏図へ
の中間アンカー181 の設定入力が正確に行えるようにな
り、中間アンカー181 を設定入力し忘れる等の人為的誤
操作が低減されるようになる。
エレベータ182 が設置されているか否かを検出するとと
もに、エレベータ182 が設置されている場合には、当該
エレベータ182 の位置およびサイズを自動的に検出し、
検出した前記エレベータ182の位置およびサイズに基づ
き前記エレベータ182 用のエレベータ基礎183 を自動設
定するエレベータ基礎設定手段63が設けられ、前記エレ
ベータ基礎設定手段63は、基礎伏図を作成する際に、前
記エレベータ基礎183 を自動的に基礎伏図に表記するも
のとなっていることが望ましい。このようにすれば、エ
レベータ基礎設定手段63が基礎の必要な部分に対して自
動的にエレベータ基礎183 を設定入力するので、基礎伏
図を作成するにあたり、作成者が平面図の内容を忘れて
しまっていても、あるいは、平面図の作成者とは異なる
作成者が基礎伏図を作成することとなっても、基礎伏図
へのエレベータ基礎183 の設定入力が正確に行えるよう
になり、エレベータ基礎183 を設定入力し忘れる等の人
為的誤操作が低減されるようになる。
面に基づいて説明する。図1には、本実施形態に係るC
ADシステム1が示されている。このCADシステム1
は、直方体状の骨組を有する建物ユニット(図16参
照)を複数組み合わせて形成されるユニット式建物の設
計作業を支援するユニット式建物用のもののであり、特
に、顧客の要求に応じたユニット式建物の設計作業を支
援するものである。CADシステム1には、本システム
1の核となるコンピュータ本体10と、設計している階の
平面図等を表示するCRT表示装置2と、コンピュータ
本体10等の操作を行うための入力装置3と、設計した平
面図等を製図するX−Yプロッタ装置4と、設計した建
物についてのデータ等を印字するプリンタ5とが設けら
れている。
ードディスク装置20と、各種の処理を行う演算装置であ
るCPU30とを含んで構成されたものである。このう
ち、ハードディスク装置20には、記憶される情報の属性
毎に複数の記憶領域が設定されている。これらの記憶領
域としては、ユニット式建物を構築するための部品に関
する部品データが蓄積された部品情報蓄積手段21と、ユ
ニット式建物の基礎を形成する部位の要素に関する部位
データが蓄積された基礎情報蓄積手段22と、設計された
ユニット式建物の積算を行うために、ユニット式建物の
本体ならびにその基礎の部品、部材および工賃の価格等
に関する価格データが蓄積された積算情報蓄積手段23と
が設けられている。
トールされ、これらのソフトウェアを並列処理するマル
チタスク機能を有するものである。CPU30には、ソフ
トウェアにより、ハードディスク装置20の部品情報蓄積
手段21から入力された部品データを用いてユニット式建
物の平面図を設計する平面図設計手段31と、ハードディ
スク装置20の基礎情報蓄積手段22から入力された部位デ
ータを用いてユニット式建物の基礎伏図を設計する基礎
伏図設計手段32と、ハードディスク装置20の部品情報蓄
積手段21から入力された部品データを用いてユニット式
建物の屋根伏図を設計する屋根伏図設計手段33と、ハー
ドディスク装置20の積算情報蓄積手段23から入力された
価格データを用いて、設計したユニット式建物を積算す
る積算手段34とが設けられている。なお、CPU30に
は、以上の手段31〜34の他に、部品情報蓄積手段21、基
礎情報蓄積手段22および積算情報蓄積手段23に蓄積され
たデータの入出力を管理するとともに、ユニット式建物
の部品のうち、基礎の構造および形状に関連する部品の
部品データを平面図設計手段31へ入力させる際に、当該
部品と関連する基礎の部位に関する部位データを基礎伏
図設計手段32へ入力させる情報管理手段35が設けられて
いる。
蓄積手段21からの部品データおよびオペレータが設定入
力した位置データから平面図を生成する平面図生成手段
41と、ユニット式建物の部品を設置位置の基準となるグ
リッドモジュール心線を生成するグリッドモジュール生
成手段42と、ユニット式建物に設けられる玄関を設計す
るため玄関設計手段43と、ユニット式建物に設けられる
玄関土間以外の土間を設計するため土間設計手段44と、
ハードディスク装置20の部品情報蓄積手段21や基礎伏図
設計手段32とのデータの入出力を制御するデータ入出力
制御手段45とが設けられている。このうち、グリッドモ
ジュール生成手段42は、ユニット式建物の平面に格子状
に設定されるとともに、互いに直交して複数の長方形を
形成する複数のグリッドモジュール心線を生成するもの
となっている。
成手段42が生成したグリッドモジュール心線を利用する
とともに、形状および寸法が異なる様々な玄関の設計を
行えるようにしたものである。玄関設計手段43には、玄
関に設けられる玄関土間および玄関ポーチとなる領域を
マウス操作で設定するための第1領域設定手段51、第2
領域設定手段52、第3領域設定手段53および玄関領域設
定手段54と、文字で記載されたメニューから玄関を設定
するための玄関設定手段55と、玄関土間の側板を設定す
るための側板設定手段56および側板削除手段57とが設け
られている。
した第1点および第2点の二点から複数の長方形のうち
のひとつを選択し、選択した長方形を第1領域として設
定するものである。オペレータが選択できる第1点は、
グリッドモジュール生成手段42が生成したグリッドモジ
ュール心線の複数の交点のうち、ユニット式建物の外壁
線上の点となっている。また、オペレータが選択できる
第2点は、グリッドモジュール心線が形成する長方形状
格子の対角線であって、前述の第1点を通る対角線上に
ある第1点とは異なる点となっている。
した第3点および第4点の二点から複数の長方形のうち
のひとつを選択し、選択した長方形を第2領域として設
定するものである。オペレータが選択できる第3点は、
グリッドモジュール心線の交点のうち、第1点および第
2点の一方を通るグリッドモジュール心線と、第1点お
よび第2点の他方を通るグリッドモジュール心線との交
点となっている。また、オペレータが選択できる第4点
は、グリッドモジュール心線が形成する長方形状格子の
対角線であって、前述の第3点を通る対角線上にある第
3点とは異なる点となっている。
した第5点および第6点の二点から複数の長方形のうち
のひとつを選択し、選択した長方形を第2領域として設
定するものである。オペレータが選択できる第5点およ
び第6点は、前述の第1点を通る外壁線上の異なる二点
となっている。第3領域設定手段53が選択する長方形
は、第5点および第6点の二点を一辺とするとともに、
この一辺と直交する辺の長さが予め設定された寸法とな
ったものである。
51、第2領域設定手段52および第3領域設定手段53によ
って設定された領域と、予め設定された条件とに基づい
て玄関土間となる玄関土間領域および玄関ポーチとなる
玄関ポーチ領域を設定するものである。すなわち、玄関
領域設定手段54は、第1領域設定手段51および第2領域
設定手段52により、第1領域および第2領域が設定され
ると、第1領域を玄関ポーチとなる玄関ポーチ領域に設
定し、第2領域を玄関の土間となる玄関土間領域に設定
する一方、第1領域設定手段51および第3領域設定手段
53により、第1領域および第3領域が設定されると、第
1領域を玄関の土間となる玄関土間領域に設定し、第3
領域を玄関ポーチとなる玄関ポーチ領域に設定するもの
となっている。また、玄関領域設定手段54は、玄関土間
領域および玄関ポーチ領域が決定すると、玄関が設けら
れた建物ユニットの床梁のうち、玄関ポーチ領域の周縁
部分に配置された床梁については、当該玄関ポーチ領域
と平面視で重なる部分を省略する骨組変更機能を備えて
いる。
る複数種類の玄関について、その形状を文字で表した形
状メニュー、その間口幅を数字で表した間口メニュー、
および、その奥行きを数字で表した奥行メニューを順次
表示し、表示項目をオペレータに選択させて玄関の設定
入力を行うものである。また、玄関設定手段55は、玄関
の形状および寸法が決定すると、当該玄関が設けられる
べき建物ユニットを、マウス操作等でオペレータに設定
させる機能を備えている。
設定した、あるいは、玄関設定手段55が設定した玄関に
設けられる玄関土間領域に対し、上框および玄関サッシ
の設定入力が行われると、上框と平面視で重ならない周
縁部分のすべてに側板を設定するものである。側板削除
手段57は、側板設定手段56が設定した側板のうち、玄関
サッシと重複する部分の側板を削除するものである。
域を設定する土間領域設定手段58と、この土間領域設定
手段58により設定された土間領域に応じて建物ユニット
の骨組を変更する骨組変更手段59とを有するものとなっ
ている。土間領域設定手段58は、オペレータが選択した
第7点および第8点の二点から、グリッドモジュール心
線が形成する複数の長方形からひとつを選択し、選択し
た長方形を第1領域として設定するものである。オペレ
ータが選択できる第7点は、前述の第1点と同様に、グ
リッドモジュール生成手段42が生成したグリッドモジュ
ール心線の複数の交点のうち、ユニット式建物の外壁線
上の点となっている。また、オペレータが選択できる第
8点は、前述の第2点と同様に、グリッドモジュール心
線が形成する長方形状格子の対角線であって、前述の第
7点を通る対角線上にある第7点とは異なる点となって
いる。骨組変更手段59は、玄関土間以外の土間領域が設
定されると、この土間領域が複数の建物ユニットにまた
がっているか否かを検出する機能と、当該土間領域が複
数の建物ユニットにまたがっている場合には、複数の建
物ユニットの床梁のうち、当該土間領域を横切る床梁に
ついては、当該土間領域と平面視で重なる部分を省略す
る機能とを有するものとなっている。
計手段31が作成したユニット式建物の平面図に基づいて
基礎伏図を生成する基礎伏図生成手段61と、所定の条件
で建物ユニットの長辺方向に延びる床梁の中間部分に中
間アンカーを自動設定する中間アンカー設定手段62と、
ユニット式建物のエレベータに応じたエレベータ基礎を
自動設定するエレベータ基礎設定手段63と、ハードディ
スク装置20の基礎情報蓄積手段22や平面図設計手段31と
のデータの入出力を制御するデータ入出力制御手段45が
設けられている。
ユニットが、その短辺方向に沿って一列に配列されてい
るか否かを検出する一列配列検出手段65と、この一列配
列検出手段65が複数の建物ユニットが短辺方向に沿って
一列に配列されていることを検出すると、複数の建物ユ
ニットの長辺方向に延びる床梁の中間部分に中間アンカ
ーを自動設定する中間アンカー生成手段66とが設けられ
ている。また、中間アンカー設定手段62は、基礎伏図設
計手段32が基礎伏図を作成する際に、それ自身が生成し
た中間アンカーを自動的に基礎伏図に表記する機能を備
えたものとなっている。
式建物の平面図内にエレベータが設置されているか否か
を検出するとともに、エレベータが設置されている場合
には、当該エレベータの位置およびサイズを自動的に検
出するエレベータ検出手段67と、このエレベータ検出手
段67が検出したエレベータの位置およびサイズに基づい
て、当該エレベータ用のエレベータ基礎を自動設定する
エレベータ基礎生成手段68とが設けられている。また、
エレベータ基礎設定手段63は、基礎伏図設計手段32が基
礎伏図を作成する際に、それ自身が生成したエレベータ
基礎を自動的に基礎伏図に表記する機能を備えたものと
なっている。
業における本実施形態の動作について説明する。まず、
図3に示されるように、玄関土間と間口幅が同じ寸法に
されるとともに、建物ユニット150 の内部に形成される
玄関ポーチ156 を有するL型玄関を設計する場合につい
て説明する。L型玄関を設計する場合には、前述の背景
技術において説明した手順と同じ手順で設計作業が行わ
れる。
グリッドモジュール生成手段42が生成したグリッドモジ
ュール心線G151〜G153が表示され、グリッドモジュール
心線G151〜G153が形成する複数の交点のうち、ユニット
式建物の外壁線上の一点Pを十字カーソルK1で選択
し、この点Pを第1点とする。次いで、グリッドモジュ
ール心線G151〜G153が形成する長方形状格子の対角線で
あって、前述の第1点を通る対角線上にあり、当該第1
点とは異なる一点Qを十字カーソルK1で選択し、この
点Qを第2点とする。これらの操作により、第1点Pお
よび第2点Qを頂点とする長方形が一つ決まると、第1
領域設定手段51は、当該長方形を第1領域R1として設
定する。
く、グリッドモジュール心線G151〜G153の交点のうち、
第1点Pを通るとともに図中上下方向に延びるグリッド
モジュール心線G153と、第2点Qを通るとともに図中左
右方向に延びるグリッドモジュール心線G153との交点R
を十字カーソルK1で選択し、この点Rを第3点とす
る。次に、グリッドモジュール心線G151〜G153が形成す
る長方形状格子の対角線であって、前述の第3点Rを通
る対角線上にある第3点Rとは異なる点Sを十字カーソ
ルK1で選択し、この点Sを第4点とする。これらの操
作により、第3点Rおよび第4点Sを頂点とする長方形
が一つ決まると、第2領域設定手段52は、当該長方形を
第2領域R2として設定する。
が設定されると、玄関領域設定手段54は、第1領域R1
を玄関ポーチとなる玄関ポーチ領域に設定し、第2領域
R2を玄関の土間となる玄関土間領域に設定する。第1
領域R1および第2領域R2がそれぞれ玄関ポーチ領域
および玄関土間領域に設定されると、図4に示されるよ
うに、玄関ポーチ領域および玄関土間領域の境界線に沿
って外壁160 が設定される。この状態で、上框161 およ
び玄関サッシ162 について設定入力が行われると、側板
設定手段56が、上框161 と平面視で重ならない周縁部分
163 のすべてに側板を設定する。この後、側板削除手段
57が、側板設定手段56が設定した側板のうち、玄関サッ
シ162 と重複する部分163Aの側板を削除し、以上によ
り、L型玄関の設定入力が完了する。
ト150 の側面中間部分に玄関ポーチ156 を備えた凹型玄
関を設計する場合には、L型玄関を設計する場合と同じ
手順で設計作業が行える。ここで、凹型玄関は、玄関土
間と間口幅が同じ寸法にされるとともに、建物ユニット
150 の側面の中間部分内側に玄関ポーチ156 が形成され
るものである。このため、凹型玄関を設定するには、L
型玄関の場合おける建物ユニット150 の角隅に設定され
た第1領域R1の位置を、建物ユニット150 の側面の中
間部分に設定すれば設定入力できる。
れるとともに、図6に示されるように、建物ユニット15
0 の外部に形成される玄関ポーチ156 を有するフラット
型玄関を設計する場合について説明する。フラット型玄
関を設計する場合には、前述のL型玄関の場合と同様に
して第1領域R1を設定した後、図7に示されるよう
に、第1領域R1の第1点を通る外壁線上の異なる二点
T,Uを十字カーソルK1で選択し、これらの点T,U
を第5点および第6点とする。これらの操作により、第
5点Tおよび第6点Uを頂点とする長方形が一つ決まる
と、第3領域設定手段53は、当該長方形を第3領域R3
として設定する。
3が設定されると、玄関領域設定手段54は、第1領域R
1を玄関土間となる玄関土間領域に設定し、第3領域R
3を玄関ポーチとなる玄関ポーチ領域に設定する。第1
領域R1および第3領域R3がそれぞれ玄関土間領域お
よび玄関ポーチ領域に設定されると、図8に示されるよ
うに、玄関土間領域および玄関ポーチ領域の境界線に沿
って外壁160 が設定される。この状態で、上框161 およ
び玄関サッシ162 について設定入力が行われると、L型
玄関の場合と同様に、側板設定手段56が、上框161 と平
面視で重ならない周縁部分163 のすべてに側板を設定
し、この後、側板削除手段57が、側板設定手段56が設定
した側板のうち、玄関サッシ162 と重複する部分163Aの
側板を削除し、以上により、フラット型玄関の設定入力
が完了する。
関は、玄関設定手段55を用いても設計することができ
る。この玄関設定手段55を利用した玄関の設計作業で
は、CRT表示装置2の画面に示されるメニューのなか
から、形状、玄関ポーチの間口幅Wp、玄関ポーチの奥行
きDp、玄関土間の間口幅Wdおよび玄関土間の奥行きDdを
選択することにより、玄関の設計を行う(各寸法Wp,Wd,
Dp,Dd については図4参照のこと)。
関設定手段55を起動すると、CRT表示装置2の画面に
は、図9(A)に示されるように、その形状を文字で表
した形状メニュー171 が表示され、この形状メニュー17
1 のなかから所望の形状、ここでは、L型を選択する。
形状の選択が完了すると、CRT表示装置2の画面に
は、図9(B)に示されるように、玄関ポーチの間口幅
を数字で表した間口メニュー172 が表示され、この間口
メニュー172 のなかから所望の寸法、例えば、1820
mmを選択する。
CRT表示装置2の画面には、図9(C)に示されるよ
うに、玄関ポーチの奥行きを数字で表した奥行メニュー
173が表示され、この奥行メニュー173 のなかから所望
の寸法、例えば、1251.25mmを選択する。玄関ポ
ーチの奥行きの選択が完了すると、CRT表示装置2の
画面には、図9(D)に示されるように、玄関土間の間
口幅を数字で表した間口メニュー174 が表示される。こ
こで、形状メニュー171 でL型または凹型を選択した場
合には、玄関ポーチおよび玄関土間の幅が互いに等しく
なるので、この間口メニュー174 には、間口メニュー17
2 で選択した数字、具体的には、1820mmのみが示さ
れ、この数字を選択する。
面には、図9(E)に示されるように、玄関土間の奥行
きを数字で表した奥行メニュー175 が表示され、この奥
行メニュー175 のなかから所望の寸法、例えば、136
5mmを選択する。そして、玄関土間の奥行きの選択が完
了すると、画面には、図10に示されるように、ユニッ
ト式建物の一階平面図が示され、玄関が設けられるべき
建物ユニット150 、ここでは、図中左下の角隅の建物ユ
ニッ150Aを、マウス操作で選択すると、玄関の設計が完
了し、図4に示される玄関と同じ玄関が設定される。
計作業における本実施形態の動作について、具体例を挙
げて説明する。図11には、ユニット式建物の平面図が
示され、このユニット式建物には、図中右上の角隅に玄
関ポーチ156 および玄関土間157 が設定されている。こ
のようなユニット式建物に対して、玄関土間157 以外の
土間を設定入力するにあたり、まず、土間設計手段44を
起動し、土間領域設定手段58を用いて、グリッドモジュ
ール生成手段42が生成した図示しないグリッドモジュー
ル心線の複数の交点のうち、ユニット式建物の外壁線上
の点Vを十字カーソルK1で選択し、この点Vを第7点
とする。次に、図示しないグリッドモジュール心線が形
成する長方形状格子の対角線であって、前述の第7点を
通る対角線上にある第7点とは異なる点Wを十字カーソ
ルK1で選択し、この点Wを第8点とする。これらの操
作により、第7点Vおよび第8点Wを頂点とする長方形
が一つ決まると、土間領域設定手段58は、当該長方形を
土間領域D1として設定する。土間領域D1の設定が完
了すると、骨組変更手段59は、土間領域D1がまたがっ
ている複数の建物ユニット150B, 150Cの床梁のうち、当
該土間領域D1と平面視で重なる床梁に対し、当該床梁
の土間領域D1と重なっている部分を省略する骨組変更
処理を行う。
おける本実施形態の動作について説明する。基礎伏図
は、平面図設計手段31が生成した平面図に基づき、基礎
伏図設計手段32が自動的に生成する。この際、次に、平
面図設計手段31が生成した平面図に記載された複数の建
物ユニットが、その短辺方向に沿って一列に配列されて
いる場合には、中間アンカー設定手段62が起動され、ユ
ニット式建物の平面図内にエレベータが設置されている
場合には、エレベータ基礎設定手段63が起動される。
短辺方向に沿って複数の建物ユニット150 が一列に配列
されている場合には、中間アンカー設定手段62が起動さ
れ、図13に示されるように、建物ユニット150 の長辺
方向に延びる床梁の中間部分に中間アンカー181 を自動
設定し、基礎伏図に生成した中間アンカー181 を自動的
に記載する。なお、建物ユニット150 に設けられた玄関
土間157 側縁が、当該建物ユニット150 の長辺に沿って
いる場合には、その長辺に沿った玄関土間157が設けら
れている場合、その長辺に沿った床梁には、中間アンカ
ー181 が省略されるようになっている。一方、図14に
示されるように、ユニット式建物の平面図内にエレベー
タ182が設置されている場合には、エレベータ基礎設定
手段63が起動され、図15に示されるように、エレベー
タ182 に応じた基礎エレベータ183 を自動設定し、設定
した基礎エレベータ183 を基礎伏図に自動的に記載す
る。
182 が設けられた建物ユニット150Dが有する長辺床梁13
A のうち、外壁線上にない長辺床梁13C に沿って延びる
中基礎184 と、建物ユニット150Dの長辺床梁13A のう
ち、外壁線上にある長辺床梁13D に沿って延びる外周基
礎180 および前述の中基礎184 の中間部分を相互に連結
するとともに、基礎エレベータ183 の両側縁に沿った一
対のエレベータ支持用基礎185 とこれらのエレベータ支
持用基礎185 の中間部分を相互に連結するエレベータ支
持用基礎186 とを備えたものとなっている。
うな効果が得られる。すなわち、グリッドモジュール心
線G151〜G153が形成する長方形格子の対角線上の第1点
Pおよび第2点Qを選択することで、第1領域R1を設
定する第1領域設定手段51と、同様に第3点Rおよび第
4点Sを選択することで、第2領域R2を設定する第2
領域設定手段52と、前記第1領域R1の一辺上にある第
5点Tおよび第6点Uを選択することで、第3領域R3
を設定する第3領域設定手段53と、第1領域R1および
第2領域R2が設定されると、第1領域R1を玄関ポー
チ領域に設定するとともに第2領域R2を玄関土間領域
に設定する一方、第1領域R1および第3領域R3が設
定されると、第1領域R1を玄関土間領域に設定すると
ともに第3領域R3を玄関ポーチ領域に設定する玄関領
域設定手段54とを設けたので、玄関土間と玄関ポーチと
の間口幅が同じ寸法の玄関と、玄関土間と玄関ポーチと
の間口幅が異なる寸法の玄関との両方の設定入力を行う
ことができる。そして、第1領域R1の設定操作および
第2領域R2の設定操作を続けて行う操作手順は、従来
から行われている玄関の設定入力手順をそのものとなる
ので、従来の操作手順をそのまま残して、設計の自由度
を拡大でき、顧客の要望に充分対応することができる。
土間領域に対し、上框161 および玄関サッシ162 の設定
入力が行われると、上框161 以外の周縁部分のすべてに
側板を設定する側板設定手段56と、この側板設定手段56
が設定した側板のうち、玄関サッシ162 と重複する部分
の側板を削除する側板削除手段57とを設けたので、玄関
に対して側板の設定入力が自動的に行われるとともに、
側板が不要な上框161や玄関サッシ162 には、側板が設
定されないので、玄関の設計を迅速かつ正確に行うこと
ができるうえ、側板を設定入力し忘れる等の人為的誤操
作を低減することができる。
の玄関について、その形状を文字で表した形状メニュー
171 、その間口幅を数字で表した間口メニュー172, 17
4、および、その奥行きを数字で表した奥行メニュー17
3, 175を順次表示し、表示項目をオペレータに選択させ
て玄関の設定入力を行う玄関設定手段55を併設したの
で、玄関を設定入力するにあたり、オペレータに対し、
形状メニュー171 、間口メニュー172, 174および奥行メ
ニュー173, 175が順次表示され、これらのメニュー171
〜175 がオペレータの操作を案内するので、CADシス
テム1の操作に不慣れな初心者でも、玄関の設定入力操
作を間違えることなく円滑に行うことができる。
土間領域設定手段58と、玄関土間以外の土間領域が設定
されると、この土間領域が複数の建物ユニットにまたが
っているか否かを検出するとともに、当該土間領域が複
数の建物ユニットにまたがっている場合には、複数の建
物ユニットの床梁のうち、当該土間領域を横切る床梁に
ついては、当該土間領域と平面視で重なる部分を省略す
る骨組変更手段59とを設けたので、玄関以外の部分にも
土間を設定できるようになり、この点からも、設計の自
由度を拡大でき、顧客の要望に充分対応することができ
る。しかも、ユニット式建物を設計するにあたり、最初
に、ユニット式建物を構成する建物ユニット150 をすべ
て設定入力してから、玄関や、玄関以外の部分の土間の
設定入力が行われ、建物ユニット150 の後に、玄関以外
の部分の土間の設定入力を行い、平面図上のみにおいて
床梁が省略されても、骨組変更手段59により、床梁の省
略処理が自動的に行われるので、建物ユニット150 の骨
組データと平面図との整合性を確保することができる。
短辺方向に沿って一列に配列されているか否かを検出す
るとともに、複数の建物ユニット150 が短辺方向に沿っ
て一列に配列されている場合には、前記複数の建物ユニ
ット150 の長辺方向に延びる床梁の中間部分に中間アン
カー181 を自動設定する中間アンカー設定手段62を設
け、中間アンカー設定手段62が必要な部分に対して自動
的に中間アンカー181 を設定入力するようにしたので、
基礎伏図を作成するにあたり、作成者が平面図の内容を
忘れてしまっていても、あるいは、平面図の作成者とは
異なる作成者が基礎伏図を作成することとなっても、基
礎伏図への中間アンカー181 の設定入力が正確に行える
ようになり、中間アンカー181 を設定入力し忘れる等の
人為的誤操作を低減できる。
ータ182 が設置されているか否かを検出するとともに、
エレベータ182 が設置されている場合には、当該エレベ
ータ182 の位置およびサイズを自動的に検出し、検出し
た前記エレベータ182 の位置およびサイズに基づき前記
エレベータ182 用のエレベータ基礎183 を自動設定する
エレベータ基礎設定手段63を設け、エレベータ基礎設定
手段63が基礎の必要な部分に対して自動的にエレベータ
基礎183 を設定入力するようにしたので、基礎伏図を作
成するにあたり、作成者が平面図の内容を忘れてしまっ
ていても、あるいは、平面図の作成者とは異なる作成者
が基礎伏図を作成することとなっても、基礎伏図へのエ
レベータ基礎183 の設定入力が正確に行えるようにな
り、エレベータ基礎183 を設定入力し忘れる等の人為的
誤操作を低減できる。
て説明したが、本発明は、この実施形態に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
の改良並びに設計の変更が可能である。例えば、部品情
報蓄積手段21、基礎情報蓄積手段22および積算情報蓄積
手段23を比較的大型の第1のコンピュータ内に構成し、
平面図設計手段31、基礎伏図設計手段32、屋根伏図設計
手段33および積算手段34を別の比較的小型の第2のコン
ピュータ内に構成するとともに、第2のコンピュータを
複数設け、かつ、第1のコンピュータと、複数の第2の
コンピュータとを通信手段で相互に接続してもよい。こ
のようにすれば、部品情報、基礎情報および積算情報が
収納されたファイルを著しく大きくできるうえ、当該フ
ァイルの管理およびメンテナンスを一括して行うことが
できる。
装置20に記録される前記部品情報蓄積手段21、基礎情報
蓄積手段22、積算情報蓄積手段23等の各種データは、F
D、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り
可能な記録媒体に記録してCADシステム1を実現する
コンピュータに提供したり、パソコン通信、インターネ
ットなどのネットワークを介して各コンピュータに提供
してもよい。また、平面図設計手段31や基礎伏図設計手
段32等は、コンピュータ本体10で実現されるプログラム
であるため、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に
記録して各コンピュータに提供したり、パソコン通信、
インターネットなどのネットワークを介して各コンピュ
ータに提供して機能させてもよい。
よれば、第1領域設定手段による第1領域の設定操作
と、第2領域設定手段による第2領域の設定操作とを順
次行うことにより、玄関土間と玄関ポーチとの間口幅が
同じ寸法の玄関を設定入力でき、これら第1領域の設定
操作および第2領域の設定操作を続けて行う操作手順
は、従来から行われている玄関の設定入力手順そのもの
となり、従来の操作手順をそのまま残すことができる。
また、第1領域設定手段による第1領域の設定操作と、
第3領域設定手段による第3領域の設定操作とを順次行
うことにより、玄関土間と玄関ポーチとの間口幅が異な
る寸法の玄関を設定入力できる。従って、従来の操作手
順をそのまま残し、設計の自由度を拡大でき、顧客の要
望に充分対応することができる。
関に対して側板の設定入力が自動的に行われるととも
に、側板が不要な上框や玄関サッシには、側板が設定さ
れないので、玄関の設計を迅速かつ正確に行うことがで
きるうえ、側板を設定入力し忘れる等の人為的誤操作を
低減することができる。
玄関を設定入力するにあたり、オペレータに対し、形状
メニュー、間口メニューおよび奥行メニューが順次表示
され、これらのメニューがオペレータの操作を案内する
ので、CADシステムの操作に不慣れな初心者でも、玄
関の設定入力操作を間違えることなく円滑に行うことが
できる。
関以外の部分にも土間を設定できるようになり、設計の
自由度が拡大され、顧客の要望に充分対応できる。その
うえ、ユニット式建物を設計するにあたり、最初に、ユ
ニット式建物を構成する建物ユニットをすべて設定入力
してから、玄関や、玄関以外の部分の土間の設定入力が
行われ、建物ユニットの後に、玄関以外の部分の土間の
設定入力を行い、平面図上のみにおいて床梁が省略され
ても、骨組変更手段により、床梁の省略処理が自動的に
行われるので、骨組データと平面図との整合性を確保す
ることができる。
中間アンカー設定手段が基礎の必要な部分に対して自動
的に中間アンカーを設定入力するので、基礎伏図を作成
するにあたり、作成者が平面図の内容を忘れてしまって
いても、あるいは、平面図の作成者とは異なる作成者が
基礎伏図を作成することとなっても、基礎伏図への中間
アンカーの設定入力を正確に行うことができ、中間アン
カーを設定入力し忘れる等の人為的誤操作を低減でき
る。
レベータ基礎設定手段が基礎の必要な部分に対して自動
的にエレベータ基礎を設定入力するので、基礎伏図を作
成するにあたり、作成者が平面図の内容を忘れてしまっ
ていても、あるいは、平面図の作成者とは異なる作成者
が基礎伏図を作成することとなっても、基礎伏図へのエ
レベータ基礎の設定入力を正確に行うことができ、エレ
ベータ基礎を設定入力し忘れる等の人為的誤操作を低減
できる。
すブロック図である。
す概略平面図である。
す概略平面図である。
トを示す概略平面図である。
明するための図である。
ある。
する手順を説明するための図である。
計する手順を説明するための図である。
示す平面図である。
す基礎伏図である。
物を示す平面図である。
す基礎伏図である。
組を示す斜視図である。
するための図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】直方体状の建物ユニットを複数組み合わせ
て形成されるユニット式建物の設計作業を支援するユニ
ット式建物用CADシステムであって、 設計対象となるユニット式建物に設けられる部品の設置
位置の基準線として、当該ユニット式建物の平面に格子
状に設定されるとともに、互いに直交して複数の長方形
を形成する複数のグリッドモジュール心線を生成するグ
リッドモジュール生成手段と、 前記グリッドモジュール心線の複数の交点のうち、前記
ユニット式建物の外壁線上の第1点と、この第1点を通
る前記格子の対角線上にある別の点である第2点とが選
択されると、前記二点から複数の長方形のうちのひとつ
を選択し、選択した長方形を第1領域として設定する第
1領域設定手段と、 前記グリッドモジュール心線の交点のうち、前記第1点
および前記第2点の一方を通るグリッドモジュール心線
と、前記第1点および前記第2点の他方を通るグリッド
モジュール心線との交点である第3点と、この第3点を
通る前記格子の対角線上にある別の点である第4点とが
選択されると、前記二点から複数の長方形のうちのひと
つを選択し、選択した長方形を第2領域として設定する
第2領域設定手段と、 前記第1点を通る前記外壁線上の異なる二点が第5点お
よび第6点として選択されると、これらの二点を一辺と
するとともに、前記第1領域と隣接する長方形を第3領
域として設定する第3領域設定手段と、 前記第1領域および前記第2領域が設定されると、前記
第1領域を玄関ポーチとなる玄関ポーチ領域に設定し、
前記第2領域を玄関の土間となる玄関土間領域に設定す
る一方、前記第1領域および前記第3領域が設定される
と、前記第1領域を玄関の土間となる玄関土間領域に設
定し、前記第3領域を玄関ポーチとなる玄関ポーチ領域
に設定する玄関領域設定手段とを備えていることを特徴
とするユニット式建物用CADシステム。 - 【請求項2】請求項1に記載のユニット式建物用CAD
システムにおいて、 前記玄関領域設定手段が設定した玄関土間領域に対し、
上框および玄関サッシの設定入力が行われると、前記上
框以外の周縁部分のすべてに側板を設定する側板設定手
段と、この側板設定手段が設定した前記側板のうち、前
記玄関サッシと重複する部分の側板を削除する側板削除
手段が設けられていることを特徴とするユニット式建物
用CADシステム。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のユニット
式建物用CADシステムにおいて、 形状および寸法が異なる複数種類の玄関について、その
形状を文字で表した形状メニュー、その間口幅を数字で
表した間口メニュー、および、その奥行きを数字で表し
た奥行メニューを順次表示し、表示項目をオペレータに
選択させて玄関の設定入力を行う玄関設定手段が設けら
れていることを特徴とするユニット式建物用CADシス
テム。 - 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
のユニット式建物用CADシステムにおいて、 玄関土間以外に土間領域を設定する土間領域設定手段
と、玄関土間以外の土間領域が設定されると、この土間
領域が複数の建物ユニットにまたがっているか否かを検
出するとともに、当該土間領域が複数の建物ユニットに
またがっている場合には、前記複数の建物ユニットの床
梁のうち、当該土間領域を横切る床梁については、当該
土間領域と平面視で重なる部分を省略する骨組変更手段
とが設けられていることを特徴とするユニット式建物の
平面図作成用CADシステム。 - 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
のユニット式建物用CADシステムにおいて、 複数の建物ユニットが、その短辺方向に沿って一列に配
列されているか否かを検出するとともに、複数の建物ユ
ニットが短辺方向に沿って一列に配列されている場合に
は、前記複数の建物ユニットの長辺方向に延びる床梁の
中間部分に中間アンカーを自動設定する中間アンカー設
定手段が設けられ、この中間アンカー設定手段は、基礎
伏図を作成する際に、前記中間アンカーを自動的に基礎
伏図に表記するものとなっていることを特徴とするユニ
ット式建物用CADシステム。 - 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
のユニット式建物用CADシステムにおいて、 前記ユニット式建物の平面図内にエレベータが設置され
ているか否かを検出するとともに、エレベータが設置さ
れている場合には、当該エレベータの位置およびサイズ
を自動的に検出し、検出した前記エレベータの位置およ
びサイズに基づき前記エレベータ用のエレベータ基礎を
自動設定するエレベータ基礎設定手段が設けられ、前記
エレベータ基礎設定手段は、基礎伏図を作成する際に、
前記エレベータ用のエレベータ基礎を自動的に基礎伏図
に表記するものとなっていることを特徴とするユニット
式建物用CADシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001002769A JP4648547B2 (ja) | 2001-01-10 | 2001-01-10 | ユニット式建物用cadシステム |
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