JP5439129B2 - ユニット式建物の構造計算装置 - Google Patents

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本発明は、ユニット式建物の構造計算装置に関する。
従来、建物ユニットのフレームの立体モデルを作成し、この立体モデルに基づいて構造解析する構造解析方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の構造解析方法では、立体モデルを形成するために、建物ユニットを立体的に配置するための入力作業が必要であり、各ユニットに設定された項目についての入力作業も必要であった。そこで、このような入力作業を容易にする検討がなされている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2に記載の構造計算装置では、建物を構成するユニット毎に格子状の立面グリッドを仮想設定している。そして、この立面グリッドに含まれる柱および梁が形成する長方形枠をフレームの二次元モデルとし、この二次元モデルに基づいて構造計算をする構成が採られている。
特開2000−57181号公報 特開2001−282872号公報
しかしながら、特許文献2に記載のような構成では、ユニット毎に格子状の立面グリッドを仮想設定しているため、複数のユニットを上下あるいは左右に並べたユニット式建物の構造計算をする場合、個々のユニットに対応した単層フレーム(単層のフレーム)毎にデータを入力する必要がある。また、ユニット式建物は、運用や認定範囲の拡大により多様化されているため、この多様化された建物毎に単層フレーム作成のための入力作業を繰り返さなければならず、データ入力作業の繁雑さは十分に解消されていない。
本発明の目的は、様々な建物に対してフレームデータの入力作業を容易にするユニット式建物の構造計算装置を提供することにある。
本発明のユニット式建物の構造計算装置は、図面を参照して説明すると、複数の建物ユニットを組み合わせたユニット式建物の構造計算装置1であって、前記建物ユニットの側面を表す格子状の立面補助線を設定する立面補助線設定手段632と、前記建物ユニットのフレームF1,F2を構成する柱および梁の部材を前記立面補助線に沿って設定するとともに、前記部材同士の接合状態を入力する部材入力手段633と、データ記憶部5と、前記データ記憶部5に単層フレームデータRを保存する単層フレームデータ出力制御手段と、前記データ記憶部に記憶された単層フレームデータから前記フレームF1,F2を複数連接して形成される連層フレームRを設定する連層フレーム設定手段66と、を備え、前記連層フレーム設定手段は計算用データ生成手段を備え、前記計算用フレームデータ生成手段は、前記連層フレームを構成する単層のフレームのフレームデータに基づいて、前記連層フレームの部材に関する連層フレームデータを生成し、入力操作に基づく所定の名称を付して前記データ記憶部に記憶させる連層フレームデータ生成処理と、所定の前記連層フレームの部材に割り当てる荷重を指定する入力操作を認識すると、前記荷重に関する荷重データを生成し、前記所定の連層フレームの連層フレームデータの名称と一部が一致する名称を付して前記データ記憶部に記憶させる荷重データ指定処理と、前記所定の連層フレームの部材に荷重を割り当てる旨の入力操作を認識すると、前記所定の連層フレームの連層フレームデータと名称の一部が一致する前記荷重データに基づいて、前記計算用フレームデータを生成する計算用フレームデータ生成処理と、を実施することを特徴とする。
この発明によれば、フレームデータ53を登録済みの単層のフレームF1,F2を指定することで連層フレームRをあらかじめ設定することができ、複数のユニットを上下あるいは左右に並べた様々なユニット式建物の構造計算をする場合、個々の単層のフレームF1,F2のフレームデータ53を新たに入力する必要がなく、データ入力操作が容易になる。
しかも、名称の一部が一致する連層フレームデータ56と荷重データ54,55とをデータ記憶部5から検索するだけの簡単な処理で、連層フレームRの部材に適切な荷重を割り当てた計算用フレームデータ56を生成できる。
また、本発明のユニット式建物の構造計算装置は複数の建物ユニットを組み合わせたユニット式建物の構造計算装置であって、前記建物ユニットの側面を表す格子状の立面補助線を設定する立面補助線設定手段と、前記建物ユニットのフレームを構成する柱および梁の部材を前記立面補助線に沿って設定するとともに、前記部材同士の接合状態を入力する部材入力手段と、データ記憶部5と、前記データ記憶部に単層フレームデータを保存する単層フレームデータ出力制御手段と、前記データ記憶部に記憶された単層フレームデータから前記フレームを複数連接して形成される連層フレームを設定する連層フレーム設定手段と、を備え、前記データ記憶部5は前記連層フレームの部材に割り当てる荷重に関する荷重データを記憶し、前記連層フレーム設定手段は計算用データ生成手段66を備え、前記計算用フレームデータ生成手段66は、前記連層フレームRを構成する単層のフレームF1,F2のフレームデータ53に基づいて、前記連層フレームRの部材に関する連層フレームデータ56を生成し、入力操作に基づく所定の名称を付して前記データ記憶部5に記憶させる連層フレームデータ生成処理と、所定の前記連層フレームRの部材に割り当てる荷重として前記データ記憶部5に記憶された前記荷重データ54,55の荷重を指定する入力操作を認識すると、前記指定された荷重データ54,55のコピーに前記所定の連層フレームRの連層フレームデータ56の名称と一部が一致する名称を付して前記データ記憶部5に記憶させる荷重データ指定処理と、前記所定の連層フレームRの部材に荷重を割り当てる旨の入力操作を認識すると、前記所定の連層フレームRの連層フレームデータ56と名称の一部が一致する前記荷重データ54,55に基づいて、前記計算用フレームデータ56を生成する計算用フレームデータ生成処理と、を実施することを特徴とする。
この構成によれば、データ記憶部5に記憶されている荷重データ54,55のコピーに連層フレームデータ56の名称と一部が一致する名称を付してデータ記憶部5に記憶させるため、記憶済みの荷重データ54,55を様々な連層フレームRの計算用フレームデータ56の生成に利用でき、計算用フレームデータ56の生成ごとに荷重データ54,55を新たに生成する必要がなくなる。
また、本発明のユニット式建物の構造計算装置では、前記連層フレーム設定手段66は、梁の長さおよび柱の長さがそれぞれ共通する前記建物ユニットの単層のフレームF1,F2を上下に連接して前記連層フレームRを設定する構成が好ましい。
この構成によれば、梁の長さおよび柱の長さがそれぞれ共通する単層のフレームF1,F2からなる、標準的な連層フレームRをあらかじめ設定するため、汎用性を向上できる。さらに、梁の長さまたは柱の長さが共通しない単層のフレームF1,F2からなる連層フレームRと比べて、使用頻度が高い連層フレームRをあらかじめ設定することで、入力作業が容易になる。
また、本発明のユニット式建物の構造計算装置では、前記フレームデータ53は、フレームF1,F2の種別およびモジュールに関する情報を含む構成が好ましい。
この構成によれば、特定のフレームF1,F2の種別やモジュールに対応するフレームデータ53を容易に識別でき、データ管理や編集が容易になる。
本発明の一実施形態に係るユニット式建物の構造計算装置の概略構成を示すブロック図である。 前記構造計算装置の単層フレームデータ生成手段の概略構成を示すブロック図である。 デザイナメニューを示す模式図である。 新規フレームメニューを示す模式図である。 フレーム情報メニューを示す模式図である。 立面補助線が表示された新規フレームメニューを示す模式図である。 部材入力ダイアログを示す模式図である。 立面補助線上に部材が設定された新規フレームメニューを示す模式図である。 条件設定メニューを示す模式図である。 連層フレームが表示されたデザイナメニューを示す模式図である。 一括処理メニューを示す模式図である。 計算結果出力メニューを示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本実施形態のユニット式建物の構造計算装置1が示されている。この構造計算装置1は、コンピュータであり、柱の上下端を梁で連結した立体的なフレームを備えた建物ユニットが複数組み合わされたユニット式建物の構造計算を行うものである。
なお、建物ユニットのフレームは、柱に梁を剛接合やピン接合した、いわゆるラーメン構造となっている。また、建物ユニットとしては、四隅の柱の上下端を梁で連結した直方体状のフレームを有する標準建物ユニット、直方体状のフレームから玄関部分の床梁を省略した玄関用建物ユニット、四隅の柱の上端を連結する天井梁の少なくとも一部が傾斜した台形ユニット、平面視で床梁よりも室内側へ外壁部が後退したセットバックユニット、内部に階段室が設けられた階段建物ユニット、下階の天井が上階の天井と同じ高さレベルに設けられる吹き抜け室を形成するための吹き抜け用建物ユニット、建物の外壁面に突設されるバルコニーユニット、エレベータシャフトが設けられるエレベータユニット、および、内部に車庫が設けられるとともに、車庫部の床梁が省略されたカーポートユニットなどが例示できる。
そして、この構造計算装置1は、キーボードやマウスなどから構成される操作手段2と、出力手段としてのモニタ3と、出力手段としてのプリンタ4と、データ記憶部5と、演算部6と、を備えている。
データ記憶部5には、断面構成リスト51と、メンバーリスト52と、単層フレームデータ53と、荷重データとしての設計荷重データ54と、荷重データとしての荷重割当データ55と、連層フレームデータとしても機能する計算用フレームデータ56と、計算結果データ57と、計算結果グラフィックデータ58と、などが保存されている。
断面構成リスト51は、柱メンバーや梁メンバーのそれぞれに対して関係づけられた、ユニット配置、建設地域、階数、躯体仕様、モジュール、階のデータから構成されている。
メンバーリスト52は、柱メンバー自体や梁メンバー自体の部材コード、部材名、部材種別、ヤング係数、断面積、断面二次モーメント、断面係数、塑性断面係数、断面二次半径などのデータから構成されている。このメンバーリスト52は、断面構成リスト51の編集に用いられる。
単層フレームデータ53は、ユニット式建物に設けられる各種の建物ユニットのフレームのデータであり、「Frame.xml」という拡張子を有している。
設計荷重データ54は、ユニット式建物に加わる固定荷重、積載荷重、積雪荷重、柱自重、荷重負荷方向(荷重を長辺梁または短辺梁に負担させるか)などのデータであり、「Load.xml」という拡張子を有している。
荷重割当データ55は、設計荷重データの荷重がフレームの柱や梁にどのような比率で割り当てられるかを表すデータであり、「Share.xml」という拡張子を有している。
計算用フレームデータ56は、連接された複数のフレームから構成される連層フレームに関するデータであり、「Misuc.xml」という拡張子を有している。
計算結果データ57は、構造計算結果を表すデータであり、「Result.xml」という拡張子を有している。
計算結果グラフィックデータ58は、構造計算結果をモニタ3で表示させたり、プリンタ4で印刷させたりするためのデータであり、「Graphic.xml」という拡張子を有している。
なお、各データの拡張子として、上記のもの以外を適用してもよい。
演算部6は、複数の機能を同時に並行処理するマルチタスク機能を有している。この演算部6は、各種プログラムにより構成された、断面構成リスト編集手段61と、メンバーリスト編集手段62と、単層フレームデータ生成手段63と、設計荷重データ生成手段64と、荷重割当データ生成手段65と、連層フレーム設定手段としての計算用フレームデータ生成手段66と、計算手段67と、計算結果出力手段68と、を備えている。
断面構成リスト編集手段61とメンバーリスト編集手段62とは、操作手段2からの操作信号に基づいて、断面構成リスト51、メンバーリスト52をそれぞれ編集したり、モニタ3で表示させたり、プリンタ4で印刷したりする。
単層フレームデータ生成手段63は、単層フレームデータ53を生成する。この単層フレームデータ生成手段63は、図2に示すように、基本情報入力手段631と、立面補助線設定手段632と、部材入力手段633と、節点入力手段634と、単層フレームデータ出力制御手段としての単層フレームデータ保存手段635と、を備えている。
基本情報入力手段631は、図3に示すようなデザイナメニューA10が表示されている状態において、操作手段2から新規ボタンA101が選択された旨の操作信号を取得すると、図4に示すような新規フレームメニューA15をモニタ3に表示させる。そして、新規フレームメニューA15上部のファイルボタンA161、図示しないフレーム作成ボタンが当該順序で選択されたことを認識すると、フレーム作成メニューA20を表示させる。このフレーム作成メニューA20は、作図エリアA21と、レイヤ選択エリアA22と、コマンド選択エリアA23と、から構成されている。また、作図エリアA21には、基準X軸Lx0と、基準Y軸Ly0とが表示されている。
また、基本情報入力手段631は、新規フレームメニューA15上部の情報ボタンA176が選択されると、図5に示すフレーム情報メニューA25を表示させ、各種情報の入力を促す。このフレーム情報メニューA25は、日付欄A251と、作成者欄A252と、種別欄A253と、フレーム名欄A254と、モジュール欄A255と、下部ダミー欄A256と、備考欄A257と、を備えている。種別欄A253には、フレームの種別として標準、玄関、サブフレーム、ダミーフレーム、R階梁などのうちのいずれか1つが入力される。下部ダミー欄A256には、フレームの下に配置するダミーフレームが特定のものに限定される場合、当該ダミーフレームが入力される。
そして、基本情報入力手段631は、OKボタンA258が選択されると、各欄A251〜A257に入力されている情報を保存する。
立面補助線設定手段632は、部材と節点の入力にあたり、建物ユニットの側面を表す格子状の立面補助線を作図エリアA21に追加する。具体的には、立面補助線設定手段632は、図4に示すように、レイヤ選択エリアA22の補助線ボタンA222が選択され、かつ、コマンド選択エリアA23の複写ボタンA234が選択された状態において、複写する基準X軸Lx0または基準Y軸Ly0が選択されたことを認識すると、図示しない複写ダイアログを表示させる。この複写ダイアログは、基準X軸Lx0や基準Y軸Ly0の複写距離の設定入力を促すものである。また、複写距離は、mm(ミリメートル)単位の他、モジュール寸法でも入力することができる。
そして、立面補助線設定手段632は、X方向またはY方向の複写距離が設定入力されると、基準X軸Lx0または基準Y軸Ly0から複写距離だけ移動した位置に補助線を追加する。例えば、立面補助線設定手段632は、設定入力に基づいて、図6に示すように、基準X軸Lx0と基準Y軸Ly0の交点を原点としたX座標が1820(mm)の位置に玄関柱位置を表すY補助線Ly1を表示させ、X座標が5519(mm)(6M(モジュール))の位置にユニット右端の位置を表すY補助線Ly2を表示させる。また、Y座標が2622(mm)の位置に、ユニット上端を表すX補助線Lx1を表示させる。このX補助線Lx1のY座標は、ユニットの標準時の階高に対応している。さらに、原点から玄関柱までの間の中央位置であるX座標が910(mm)の位置と、玄関柱からユニット右端までの間の中央位置であるX座標が3669.5(mm)の位置とに、たわみ計算節点用のY補助線Ly3,Ly4をそれぞれ表示させる。
部材入力手段633は、建物ユニットのフレームを構成する柱および梁の部材を立面補助線(基準X,Y軸Lx0,Ly0、X補助線Lx1、Y補助線Ly1〜Ly4)に沿って設定するとともに、各部材同士の接合状態を入力する。具体的には、部材入力手段633は、図6に示すような立面補助線が表示されている状態において、柱ボタンA223、梁ボタンA224、および、その他ボタンA225のうちのいずれかが選択されるとともに、追加ボタンA231が選択されると、部材の追加モードを実行する。そして、作図エリアA21の立面補助線上において、部材の始点と終点が指定されると、部材を示す線分を立面補助線上に描画するとともに、図7に示すような部材入力ダイアログA30を表示させる。この部材入力ダイアログA30は、左端座標移動欄A31と、右端座標移動欄A32と、接合条件欄A33と、部材欄A34と、を備えている。なお、図7は、梁ボタンA224が選択された場合の部材入力ダイアログA30を示している。
左端座標移動欄A31には、部材の左上端座標がモジュールあるいは階高により移動する場合に、その座標が入力される。この左端座標移動欄A31は、X座標が移動する場合にチェックされるX方向チェック欄A311と、特定のモジュールに限定してX座標が指定される場合にモジュールおよびX座標がそれぞれ入力されるモジュール欄A312およびX座標欄A313と、Z座標が移動する場合にチェックされるZ方向チェック欄A314と、特定の階高に限定してZ座標が指定される場合に階高およびZ座標がそれぞれ入力される階高欄A315およびZ座標欄A316と、を備えている。
右端座標移動欄A32は、部材の右下端座標がモジュールあるいは階高により移動する場合に、その座標を入力するための欄であり、左端座標移動欄A31と同様の情報を設定するための欄を有している。
接合条件欄A33は、部材の左上端の接合状態が入力される左端接合欄A331と、部材の右下端の接合状態が入力される右端接合欄A332と、を備えている。この各接合欄A331,A332には、剛接合またはピン接合である旨が入力される。
部材欄A34は、種別欄A341と、メンバー欄A342と、を備えている。種別欄A341には、梁の種別として、天井梁、床梁、中間床梁、R階梁のうちのいずれかが入力される。なお、柱ボタンA223が選択されている柱の追加モードでの種別欄A341には、柱の種別として、主柱、または、間柱が入力される、また、その他ボタンA225が選択されているその他部材の追加モードでの種別欄A341には、その他部材の種別として、サブフレーム、ラチス、軸ブレース、ダミーフレーム、その他部材のうちのいずれかが入力される。メンバー欄A342には、部材種別が柱または梁でありメンバーが計算条件(システム、配置、建設地域、階数、躯体仕様、モジュール)から自動取得される場合、空欄とされ、それ以外の場合、メンバーが入力される。
そして、部材入力手段633は、OKボタンA301が選択されると、立面補助線設定手段632で設定された立面補助線に関する情報と、各欄A31〜A34に入力されている情報と、立体補助線上に描画する部材を示す線分とを保存する。なお、上記追加モードで部材が追加されると、部材入力手段633により部材両端に節点が追加されるが、オペレータは、追加された節点の座標移動、拘束条件などを別途設定する必要がある。
節点入力手段634は、フレームの節点を追加する。具体的には、節点入力手段634は、フレーム作成メニューA20の節点ボタンA226が選択されるとともに、立体補助線上に節点が指定されたことを認識すると、この指定された位置に節点を設定する。また、節点の指定位置が部材の途中の場合には、部材を分割するか否かの入力を促す画面を表示させ、オペレータの入力に基づく内容を設定する。そして、節点入力手段634は、入力内容を保存する旨の設定入力に基づき保存処理を保存するとともに、作図エリアA21を図8に示すような内容に変更する。
具体的には、作図エリアA21の立面補助線上には、柱、梁、または、その他部材を青い線分で表す部材線Na(aは1以上の整数)と、節点を赤い丸で表す節点マークSb(bは1以上の整数)と、ピン接合の接合部分を青い白抜きの丸で表すピン接合マークPc(cは1以上の整数)とを表示させる。さらに、ピン支点を赤い三角で表すピン支点マークQd(dは1以上の整数)を表示させる。なお、図8において、部材線N4は、節点マークS3〜S5の節点を結ぶ1つの部材を表している。
単層フレームデータ保存手段635は、各メニューA20,A25、部材入力ダイアログA30に入力された各種データを単層フレームデータ53としてデータ記憶部5に保存する。具体的には、新規フレームメニューA15の保存ボタンA174が選択されると、ファイル名の入力を促し、入力されたファイル名を付した単層フレームデータ53を保存する。また、上書ボタンA173が選択されると、保存対象のデータを保存済みの単層フレームデータ53に上書きする。さらに、単層フレームデータ保存手段635は、印刷ボタンA175が選択されると、例えば、図8に示すような、部材線Na、各マークSb,Pc,Qdが表示されたフレーム作成メニューA20を、すなわち単層フレームデータ53の内容をプリンタ4で印刷させる。
設計荷重データ生成手段64は、図3に示すデザイナメニューA10の荷重ボタンA107が選択された際に表示される図示しない荷重ポップアップメニューから設計荷重設定ボタンが選択されると、設計荷重の設定を促すメニューを表示させる。そして、入力された設計荷重に関するデータにファイル名を付して設計荷重データ54として保存する。
荷重割当データ生成手段65は、荷重ポップアップメニューから荷重割当設定ボタンが選択されると、荷重割当の設定を促すメニューを表示させ、入力された荷重割当に関するデータにファイル名を付して荷重割当データ55として保存する。ここで、荷重割当データ55は、部材(R階梁、天井梁、床梁、中間梁)、荷重種別(固定荷重、積載荷重、積雪荷重など)、加力点(荷重種別が集中荷重の場合、部材左端から加力点までの距離)、負担比率(指定した加力点が負担する荷重の比率)、モジュール、などに関するデータから構成されている。
計算用フレームデータ生成手段66は、単層フレームデータ53が登録されたフレームを複数連接して形成される連層フレームを設定する。そして、デザイナメニューA10の条件ボタンA106が選択されると、1個の連層フレームに関する計算用フレームデータ56を生成する単独生成処理を実施し、一括ボタンA109が選択されると、複数個の連層フレームに関する計算用フレームデータ56を生成する一括生成処理を実施する。
具体的には、計算用フレームデータ生成手段66は、デザイナメニューA10の条件ボタンA106が選択されて単独生成処理を実施する場合、図9に示すような条件設定メニューA35を表示させる。
この条件設定メニューA35は、日付や担当者などが入力される管理情報欄A36と、建物に関する情報が入力される建物情報欄A37と、を備えている。また、建物情報欄A37は、システム種別が入力されるシステム欄A371と、ユニット配置が並列または直交である旨が入力される配置欄A372と、建設地域が入力される建設地域欄A373と、階数が入力される階数欄A374と、躯体仕様が入力される躯体仕様欄A375と、通りが外通りまたは内通りである旨が入力される通り欄A376と、下屋フレームの種別が入力される下屋欄A377と、R階梁である場合にチェックされるR階梁チェック欄A378と、を備えている。さらに、建物情報欄A37は、モジュール欄A379と、R階梁フレーム欄A380と、各階ダミーフレーム欄A381と、各階フレーム欄A382と、を備えている。
モジュール欄A379には、長辺、短辺のそれぞれについて、1つずつのモジュールに関する情報が入力可能である。
R階梁フレーム欄A380は、R階梁チェック欄A378がチェックされた場合に表示され、チェックされていない場合に表示されない。このR階梁フレーム欄A380には、長辺、短辺のそれぞれのR階梁に使用する単層フレームデータ53のファイル名が入力される。
各階ダミーフレーム欄A381と各階フレーム欄A382とは、階数欄A374で設定された階数と同じ数だけ表示される。各階ダミーフレーム欄A381と各階フレーム欄A382には、各階の長辺、短辺のそれぞれについて、1つずつのダミーフレーム、フレームに使用する単層フレームデータ53のファイル名と、高さ寸法と、に関する情報が入力可能である。
ここで、計算用フレームデータ生成手段66は、各欄A380〜A382の入力を促す場合、オペレータにより該当するセルが選択されると、フレームの種別に応じてデータ記憶部5に保存されている単層フレームデータ53のファイル名とともに、当該単層フレームデータ53に対応するフレームの構面を表す図形を表示させる。そして、いずれかのファイル名が選択されると、この選択されたファイル名を各欄A380〜A382に表示させる。
そして、計算用フレームデータ生成手段66は、OKボタンA351が選択されると、各欄A371〜A382の内容を保存する。さらに、計算用フレームデータ生成手段66は、各欄A379〜A382に入力されているファイル名の単層フレームデータ53を取得して、各欄A381,A382のフレームを連接して連層フレームを設定するとともに、図10に示すように、当該連層フレームをデザイナメニューA10の作図エリアA13に表示させる。具体的には、1階のフレームF1と、2階のフレームF2と、から構成された連層フレームRを表示させる。また、計算用フレームデータ生成手段66は、連層フレームRの表示の際、各階のフレームをモジュール、階高に合わせて配置する。さらに、ダミーフレームなどの節点が部材途中に配置され、かつ、ダミーフレーム作成時に節点位置での部材分割が有効とされている場合、節点位置で部材を自動的に分割する。また、節点および部材に長辺または短辺である旨を示す長短フラグをセットするとともに、節点番号、部材番号をそれぞれ割り付ける。さらに、計算用フレームデータ生成手段66は、断面構成リストから図9に示す条件設定メニューA35の各欄A371〜A375,A379の設定条件に合致する部材コードを抽出し、この部材コードを柱、梁にメンバーとして割り付ける。
そして、計算用フレームデータ生成手段66は、連層フレームRを構成するフレームF1,F2の単層フレームデータ53に基づいて、連層フレームRに関する計算用フレームデータ56を生成し、オペレータにより入力されたファイル名を付して、データ記憶部5に保存する(連層フレームデータ生成処理)。
また、計算用フレームデータ生成手段66は、計算用フレームデータ56に対応する連層フレームRの各部材に荷重を割り付ける。具体的には、計算用フレームデータ生成手段66は、デザイナメニューA10の荷重ボタンA107、荷重ポップアップメニューの設計荷重設定ボタンが選択され、所定の設計荷重データを指定する旨の要求を認識すると、計算用フレームデータ56と同じフォルダに、計算用フレームデータ56と同じファイル名の設計荷重データ54が保存されているか否かを判断する。そして、保存されている場合には、設計荷重データ54の内容を表示させる。
一方、保存されていない場合には、設計荷重の入力を促すメニューを表示させ、オペレータにより新たに入力された内容を指定する旨の入力を認識すると、この入力に基づく設計荷重データ54を生成し、計算用フレームデータ56と同じファイル名を付して計算用フレームデータ56と同じフォルダに保存する(荷重データ指定処理)。
さらに、計算用フレームデータ56と違うファイル名の設計荷重データ54を指定する旨の入力を認識すると、この設計荷重データ54のコピーに計算用フレームデータ56と同じファイル名を付して計算用フレームデータ56と同じフォルダに保存する(荷重データ指定処理)。
また、計算用フレームデータ生成手段66は、所定の荷重割当データ55を指定する旨の要求を認識すると、設計荷重データ54の指定処理と同様の処理を実施して、オペレータにより新たに入力された荷重割当データ55を、計算用フレームデータ56と同じファイル名を付して計算用フレームデータ56と同じフォルダに保存する(荷重データ指定処理)。また、計算用フレームデータ56と違うファイル名を有しデータ記憶部5に保存された荷重割当データ55のコピーに計算用フレームデータ56と同じファイル名を付して計算用フレームデータ56と同じフォルダに保存する(荷重データ指定処理)。
つまり、計算用フレームデータ56と名称の一部が一致する設計荷重データ54と荷重割当データ55とを、計算用フレームデータ56と同じフォルダに保存する。
そして、計算用フレームデータ生成手段66は、図10に示すように、梁および梁の長さがそれぞれ共通するフレームF1,F2からなる連層フレームRが表示された状態で、デザイナメニューA10の荷重ボタンA107、荷重ポップアップメニューの荷重割付ボタンが選択されると、表示中の連層フレームRに対応する計算用フレームデータ56と同じファイル名の設計荷重データ54と荷重割当データ55とに基づいて、連層フレームRの節点荷重、部材荷重を算出する。そして、この算出した節点荷重を節点に、部材荷重を部材にそれぞれ割り付けて、この割り付けた内容を計算用フレームデータ56に追加して更新する(計算用フレームデータ生成処理)。
また、計算用フレームデータ生成手段66は、デザイナメニューA10の一括ボタンA109が選択されて一括生成処理を実施する場合、図11に示すような一括処理メニューA40を表示させる。この一括処理メニューA40は、条件設定欄A41と、荷重ファイル欄A42と、組合せ欄A43と、を備えている。
条件設定欄A41には、図9に示す条件設定メニューA35の各欄A371〜A378と同様の内容が入力される。
荷重ファイル欄A42には、設計荷重データ54と、荷重割当データ55とが保存されているフォルダが入力される。
組合せ欄A43には、条件設定メニューA35の各欄A379〜A382と同様の内容が入力される。なお、組合せ欄A43には、長辺、短辺のそれぞれについて、複数ずつのモジュール、ダミーフレーム、フレームに関する情報が入力可能である。
そして、計算用フレームデータ生成手段66は、一括処理メニューA40のファイル作成ボタンA403が選択されるとともに、計算用フレームデータ56の保存先が入力されると、計算用フレームデータ56の生成を開始する。図11に示すような設定の場合、2階建てで、長辺モジュールとして7通り、短辺モジュールとして4通り、2階長辺フレームとして3通り、1階長辺フレームとして3通りとなっているため、組合せは、252(=7×4×3×3)通りとなる。このため、計算用フレームデータ生成手段66は、単独生成処理と同様の処理により、252個の計算用フレームデータ56を一括生成して保存する。
計算手段67は、単独生成処理により生成された計算用フレームデータ56が保存された後に、デザイナメニューA10の計算ボタンA108が選択されると、荷重に対する安全率の入力を促すダイアログを表示させる。この安全率とは、構造計算に使用する荷重に乗ずる倍率である。そして、計算手段67は、安全率の入力後にOKボタンが選択されると、計算用フレームデータ56と安全率とに基づいて、連層フレームRを含むユニット式建物の構造計算を実行し、その計算結果データ57を計算用フレームデータ56と同じファイル名で計算用フレームデータ56と同じフォルダに保存する。
また、計算手段67は、一括生成処理により生成された計算用フレームデータ56が保存された後に、一括処理メニューA40の計算ボタンA404が選択されると、計算対象の計算用フレームデータ56の選択を要求するダイアログを表示させる。そして、計算用フレームデータ56が選択された後に安全率が入力されると、計算対象の計算用フレームデータ56に関する構造計算を実行して計算結果データ57を保存する。
計算結果出力手段68は、計算結果データ57がデータ記憶部5に保存されると、図12に示すような計算結果出力メニューA45を表示させる。この計算結果出力メニューA45は、計算結果を表示するフレームを選択するためのフレーム欄A46と、荷重ケースを選択するための荷重ケース欄A47と、表示項目を選択するための表示項目欄A48と、を備えている。
そして、計算結果出力手段68は、フレーム、荷重ケース、表示項目が選択された状態でOKボタンA456が選択されると、計算結果を例えばテキスト形式で表示させる。
また、計算結果出力手段68は、表示項目欄A48の特定項目選択ボタンA481が選択されると、この選択された特定項目選択ボタンA481の左側に表示された特定の項目のみの計算結果を表示させる。さらに、この表示された結果を保存する旨、あるいは、プリンタ4で印刷する旨の入力を認識すると、この認識した処理を実施する。
また、計算結果出力手段68は、計算結果出力メニューA45の応力図タグA453が選択されると計算結果に基づく応力図(M図、Q図、N図)を表示させ、P−δタグA454が選択されるとP−δグラフを表示させる。そして、表示させているグラフィック(応力図、P−δグラフ)を保存する旨の入力を認識すると、その計算結果グラフィックデータ58を計算用フレームデータ56と同じファイル名で計算用フレームデータ56と同じフォルダに保存する。
さらに、計算結果出力手段68は、計算結果出力メニューA45のフレームDBタグA455が選択されると、剛性、許容水平耐力、保有水平耐力を所定のデータベースに出力する。
以上のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
(1)構造計算装置1は、フレームデータ53を登録済みの単層のフレームF1,F2から構成される連層フレームRをあらかじめ設定している。このため、様々なユニット式建物の構造計算をする場合、個々のフレームF1,F2のフレームデータ53をオペレータに新たに入力させる必要がなくなり、オペレータに構造計算時のデータ入力作業を容易に実施させることができる。
(2)構造計算装置1は、連層フレームRの各部材に割り付ける荷重の入力を認識すると、この入力に基づく設計荷重データ54と荷重割当データ55とを生成し、連層フレームRに対応する計算用フレームデータ56と同じファイル名を付してデータ記憶部5に保存する。そして、荷重割付ボタンが選択されると、計算用フレームデータ56と、この計算用フレームデータ56とファイル名が同じ設計荷重データ54および荷重割当データ55と、に基づいて、計算用フレームデータ56を更新する。このため、構造計算装置1は、計算用フレームデータ56と名称の一部が一致する設計荷重データ54および荷重割当データ55をデータ記憶部5から検索するだけの簡単な処理で、連層フレームRの部材に適切な荷重を割り当てた計算用フレームデータ56を生成できる。
(3)構造計算装置1は、保存済みの設計荷重データ54や荷重割当データ55を計算用フレームデータ56の生成に利用する旨の指定を認識すると、設計荷重データ54や荷重割当データ55のコピーに計算用フレームデータ56と同じファイル名を付して保存する。このため、構造計算装置1は、保存済みの設計荷重データ54や荷重割当データ55を様々な連層フレームRの計算用フレームデータ56の生成に利用でき、オペレータに、計算用フレームデータ56の生成ごとに新たな設計荷重データ54や荷重割当データ55の入力作業を実施させる必要がなくなる。
(4)構造計算装置1は、図10に示すように、梁の長さおよび柱の長さがそれぞれ共通する単層のフレームF1,F2を上下に連接して連層フレームRを設定する。このため、使用頻度が高い連層フレームRをあらかじめ設定することで、オペレータによる連層フレームデータ56を生成するための入力作業を容易することができる。
(5)構造計算装置1は、図8に示すような新規フレームメニューA15で表示された単層フレームデータ53の内容をプリンタ4で印刷する。このため、建築確認申請のために、構造計算過程や計算メカニズムの明確化が求められても、容易に対応することができる。
(6)フレームデータ53に、フレームF1,F2の種別およびモジュールに関する情報を含ませているため、特定のフレームF1,F2の種別やモジュールに対応するフレームデータ53を容易に識別でき、データ管理や編集が容易になる。
なお、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、次に示すような変形などをも含むものである。
すなわち、水平方向に並ぶフレームを複数連接して形成される連層フレームRを設定してもよい。
また、設計荷重データ54、荷重割当データ55、計算用フレームデータ56に同じのファイル名を付して同じフォルダに保存して、これらのデータに基づいて連層フレームRに荷重を割り当てたが、設計荷重データ54、荷重割当データ55、計算用フレームデータ56に互いに異なるファイル名を付して同じフォルダに保存して、これらのデータに基づいて連層フレームRに荷重を割り当ててもよい。また、設計荷重データ54、荷重割当データ55、計算用フレームデータ56に同じファイル名を付して異なるフォルダに保存して、これらのデータに基づいて連層フレームRに荷重を割り当ててもよい。
さらに、データ記憶部5に保存済みの設計荷重データ54や荷重割当データ55のコピーに計算用フレームデータ56と同じファイル名を付けて保存せずに、連層フレームRに荷重を割り当てるごとに新たな設計荷重データ54や荷重割当データ55を生成してもよい。
本発明は、ユニット式建物の構造計算装置に利用できる。
1…構造計算装置
2…操作手段
3…出力手段としてのモニタ
4…出力手段としてのプリンタ
5…データ記憶部
54…荷重データとしての設計荷重データ
55…荷重データとしての荷重割当データ
56…連層フレームデータとしても機能する計算用フレームデータ
66…連層フレーム設定手段としての計算用フレームデータ生成手段
632…立面補助線設定手段
633…部材入力手段
635…単層フレームデータ出力制御手段としての単層フレームデータ保存手段

Claims (4)

  1. 複数の建物ユニットを組み合わせたユニット式建物の構造計算装置であって、
    前記建物ユニットの側面を表す格子状の立面補助線を設定する立面補助線設定手段と、
    前記建物ユニットのフレームを構成する柱および梁の部材を前記立面補助線に沿って設定するとともに、前記部材同士の接合状態を入力する部材入力手段と、データ記憶部と、前記データ記憶部に単層フレームデータを保存する単層フレームデータ出力制御手段と、前記データ記憶部に記憶された単層フレームデータから前記フレームを複数連接して形成される連層フレームを設定する連層フレーム設定手段と、を備え、
    前記連層フレーム設定手段は計算用データ生成手段を備え、
    前記計算用フレームデータ生成手段は、前記連層フレームを構成する単層のフレームのフレームデータに基づいて、前記連層フレームの部材に関する連層フレームデータを生成し、入力操作に基づく所定の名称を付して前記データ記憶部に記憶させる連層フレームデータ生成処理と、
    所定の前記連層フレームの部材に割り当てる荷重を指定する入力操作を認識すると、前記荷重に関する荷重データを生成し、前記所定の連層フレームの連層フレームデータの名称と一部が一致する名称を付して前記データ記憶部に記憶させる荷重データ指定処理と、
    前記所定の連層フレームの部材に荷重を割り当てる旨の入力操作を認識すると、前記所定の連層フレームの連層フレームデータと名称の一部が一致する前記荷重データに基づいて、前記計算用フレームデータを生成する計算用フレームデータ生成処理と、を実施する
    ことを特徴とするユニット式建物の構造計算装置。
  2. 複数の建物ユニットを組み合わせたユニット式建物の構造計算装置であって、
    前記建物ユニットの側面を表す格子状の立面補助線を設定する立面補助線設定手段と、
    前記建物ユニットのフレームを構成する柱および梁の部材を前記立面補助線に沿って設定するとともに、前記部材同士の接合状態を入力する部材入力手段と、データ記憶部と、前記データ記憶部に単層フレームデータを保存する単層フレームデータ出力制御手段と、前記データ記憶部に記憶された単層フレームデータから前記フレームを複数連接して形成される連層フレームを設定する連層フレーム設定手段と、を備え、
    前記データ記憶部は前記連層フレームの部材に割り当てる荷重に関する荷重データを記憶し、
    前記連層フレーム設定手段は計算用データ生成手段を備え、
    前記計算用フレームデータ生成手段は、前記連層フレームを構成する単層のフレームのフレームデータに基づいて、前記連層フレームの部材に関する連層フレームデータを生成し、入力操作に基づく所定の名称を付して前記データ記憶部に記憶させる連層フレームデータ生成処理と、
    所定の前記連層フレームの部材に割り当てる荷重として前記データ記憶部に記憶された前記荷重データの荷重を指定する入力操作を認識すると、前記指定された荷重データのコピーに前記所定の連層フレームの連層フレームデータの名称と一部が一致する名称を付して前記データ記憶部に記憶させる荷重データ指定処理と、
    前記所定の連層フレームの部材に荷重を割り当てる旨の入力操作を認識すると、前記所定の連層フレームの連層フレームデータと名称の一部が一致する前記荷重データに基づいて、前記計算用フレームデータを生成する計算用フレームデータ生成処理と、を実施する
    ことを特徴とするユニット式建物の構造計算装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のユニット式建物の構造計算装置において、
    前記連層フレーム設定手段は、梁の長さおよび柱の長さがそれぞれ共通する前記建物ユニットの単層のフレームを上下に連接して前記連層フレームを設定することを特徴とするユニット式建物の構造計算装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のユニット式建物の構造計算装置において、
    前記フレームデータは、フレームの種別およびモジュールに関する情報を含むことを特徴とするユニット式建物の構造計算装置。
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