JPH08291562A - 建物ユニット及びその組立方法並びにユニット建物 - Google Patents

建物ユニット及びその組立方法並びにユニット建物

Info

Publication number
JPH08291562A
JPH08291562A JP7095124A JP9512495A JPH08291562A JP H08291562 A JPH08291562 A JP H08291562A JP 7095124 A JP7095124 A JP 7095124A JP 9512495 A JP9512495 A JP 9512495A JP H08291562 A JPH08291562 A JP H08291562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling
unit
building
building unit
elevator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7095124A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kuwabara
弘明 桑原
Hiroto Koike
裕人 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP7095124A priority Critical patent/JPH08291562A/ja
Publication of JPH08291562A publication Critical patent/JPH08291562A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物ユニットにおいて、天井梁に天井部材を
取付けるに際し、生産性を損なうことなく、その取付作
業性を向上すること。 【構成】 建物ユニット11において、天井梁14A
(14B)の下部に、天井梁14A(14B)の上部の
水平方向の内側よりも、水平方向で建物ユニット11の
内側に突出する支持部113が設けられ、天井パネル1
10が上記支持部113に載置し、固定されてなるも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物ユニット及びその組
立方法並びにユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平3-212551号公報に記載の如
く、形鋼製床梁1と角鋼管製柱2と形鋼製天井梁3とを
接合してなる建物ユニットがある。この建物ユニットの
天井構造についてみると、図23(A)に示す如く、相
対する天井梁3の下フランジに天井根太4を架け渡し、
この天井根太4を天井梁3の下フランジにビス止めし、
天井根太4の下面に石膏ボード等の天井面材5を釘打ち
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には、下記〜の問題点がある。 天井根太4への天井面材5の釘打ち方向が上向き(図
23(A)のA方向)となり、釘打ち作業性が悪い。
【0004】上記を解決するため、天井面材5を天
井根太4に釘打ちした天井パネルを予め容易する場合に
は、天井パネルの天井根太端部を相対する天井梁3の下
フランジ間に入れられない。
【0005】そこで現状では、上記を解決するた
め、建物ユニットを図23(B)に示す如くに天地逆置
きし、相対する天井梁3の下フランジ間に天井根太4を
架け渡し、この天井根太4に下向き(図23(B)のB
方向)で天井面材5を釘打ちし、その後、建物ユニット
を反転して天地を正しくする。従って、建物ユニットの
天地反転作業が必要となって生産性が悪い。
【0006】本発明は、建物ユニットにおいて、天井梁
に天井部材を取付けるに際し、生産性を損なうことな
く、その取付作業性を向上することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、床梁と柱と天井梁とを接合してなる建物ユニットに
おいて、天井梁の下部に、天井梁の上部の水平方向の内
側よりも、水平方向で建物ユニットの内側に突出する支
持部が設けられ、天井部材が上記支持部に支持されてな
るようにしたものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、床梁と柱と天
井梁とを接合してなる建物ユニットの組立方法におい
て、天井梁の下部に、天井梁の上部の水平方向の内側よ
りも、水平方向で建物ユニットの内側に突出する支持部
を設け、予め天井根太と天井面材とから組立てられた天
井パネルを上記支持部に載置し固定するようにしたもの
である。
【0009】請求項3に記載の本発明は、複数の建物ユ
ニットを組合わせてなるユニット建物において、建物ユ
ニット内にエレベータの昇降するエレベータ室を設け、
建物ユニットのエレベータ室の異なる側面部のそれぞれ
に、第1の取付部材を介して取付けられる乗り場用戸ユ
ニットと、第2の取付部材及びガイドレール取付ブラケ
ットを介して取付けられるエレベータ昇降用ガイドレー
ルとを備えてなり、第1の取付部材と第2の取付部材は
エレベータ室の内側に突出する支持部を備え、最上階の
エレベータ室の上部に設けた取付部材の支持部には、エ
レベータ室のための天井部材が支持されてなるようにし
たものである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記の作用
がある。 天井部材は、建物ユニットの上方から相対する天井梁
の間に入れられて支持部に支持され、下向き作業にて取
付けられる。即ち、建物ユニットの天地反転作業の如く
を伴うことなく、天井部材を下向き取付けできる。従っ
て、建物ユニットの生産性を損なうことなく、天井部材
の取付作業性を向上できる。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 天井根太と天井面材とから予め天井パネルを組立てる
ことができる。そして、この天井パネルが、建物ユニッ
トの上方から相対する天井梁の間に入れられて支持部に
支持され、下向き作業にて取付けられる。即ち、建物ユ
ニットの天地反転作業の如くを伴うことなく、天井パネ
ルを下向き取付けできる。従って、建物ユニットの生産
性を損なうことなく、天井パネルの取付作業性を向上で
きる。
【0012】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 エレベータ室を備える建物ユニットにおいて、乗り場
用戸ユニットやエレベータ昇降用ガイドレールの取付用
として用いることのできる取付部材を、上記の天井部
材支持用として兼用できる。従って、エレベータ室を備
える建物ユニットの構成を複雑にせずに、建物ユニット
の天地反転作業の如くを伴うことなく、天井部材を下向
き取付けできる。即ち、建物ユニットの生産性を損なう
ことなく、天井部材の取付作業性を向上できる。
【0013】
【実施例】図1はユニット建物のエレベータを示す正面
図、図2は図1の側面図、図3は図1の1階平面図、図
4は図1の2階平面図、図5は図1の3階平面図、図6
は建物ユニットの間仕切り構造を示す断面図、図7は工
場生産ままの建物ユニットの積層状態を示す正面図、図
8は図7の側面図、図9は建物ユニットの床フレームを
示す模式図、図10は建物ユニットの天井フレームを示
す模式図、図11は建物ユニット内におけるエレベータ
のレイアウトを示す模式図、図12は乗り場正面図、図
13は乗り場用戸ユニットの取付工程を示す模式図、図
14はガイドレールと油圧ジャッキの取付工程を示す模
式図、図15はガイドレールとかご保持縦枠の取付工程
を示す模式図、図16はプラットホームを示す模式図、
図17はかごの組立状態を示す模式図、図18はレール
ブラケットの取付工程を示す模式図、図19は建物ユニ
ットのエレベータを構成しない部分の天井構造を示す模
式図、図20は建物ユニットのエレベータを構成する部
分の天井構造を示す模式図、図21は図19の変形例を
示す模式図、図22は図19の他の変形例を示す模式
図、図23は従来の建物ユニットの天井構造を示す模式
図である。
【0014】(ユニット建物)(図1〜図8) ユニット建物10は、図1〜図6に示す如く、工場生産
された建物ユニット11を建築現場に輸送し、複数の建
物ユニット11を左右上下に組合わせて多層階(例えば
3階)の建物として構築される。建物ユニット11は、
床フレーム12を形成する床大梁12A、柱13、天井
フレーム14を形成する天井大梁14Aを箱形に接合し
た骨組構造体であり、必要に応じて、床、壁、天井、住
宅備品等を予め工場で組込んである。
【0015】ユニット建物10において、エレベータを
構成する部分には、建物ユニット11内にエレベータ室
15を設けたものが上下に積層される。そして、建物ユ
ニット11のエレベータ室15には、エレベータの構成
部材が予め工場で取付けられている。エレベータの構成
部材としては、乗り場用戸ユニット21、ガイドレール
ユニット22、エレベータかご23、かご保持縦枠2
4、プラットホーム25、油圧ジャッキ26、油圧ユニ
ット27、かご用戸ユニット28等がある。これらのエ
レベータの構成部材は、各階別の建物ユニット11に工
場で本固定もしくは仮保持される。
【0016】ここで、建物ユニット11は、図9、図1
0(図3〜図5)に示す如く、乗り場用戸ユニット21
が取付けられる第1の取付部材31と、ガイドレールユ
ニット22が取付けられる第2の取付部材32とをエレ
ベータ室15の異なる側面部のそれぞれに備えている。
そして、第1の取付部材31と第2の取付部材32と
を、略同一形状の取付部材30にて構成している。ま
た、エレベータ室15の側面部における上側と下側の第
1の取付部材31を略同一形状の取付部材30とし、上
側と下側の第2の取付部材32を同じく略同一形状の取
付部材30としている。
【0017】更に、建物ユニット11は、図9、図10
に示す如く、床フレーム12に床小梁12Bを設けると
ともに、天井フレーム14に天井小梁14Bを設けるこ
とにて、エレベータ室15を平面視で略正方形状(略対
称図形形状)とし、前記第1の取付部材31と第2の取
付部材32とを構成可能とする複数の取付部材30のそ
れぞれを、平面視で対称図形を形成するようにエレベー
タ室15の4個の側面部のそれぞれ(床フレーム12の
床大梁12A、床小梁12B、天井フレーム14の天井
大梁14A、天井小梁14B)に、互いに略同一高さに
配置している。尚、エレベータ室15の各側面部のそれ
ぞれに、左右2個の取付部材30を取付けている。
【0018】建物ユニット11におけるエレベータ室1
5の側面部に上述の如くの取付部材30を設けたこと
は、(a) 第1の取付部材31と第2の取付部材32の共
通部品化、(b) 第1の取付部材31と第2の取付部材3
2それぞれの上下方向での共通部品化、(c) エレベータ
の多様なレイアウトへの対応化を果たす。尚、エレベー
タのレイアウトとは、建物内における乗り場開口部及び
戸袋の位置等のレイアウトであり、例えばエレベータ室
15の4個の側面部のうちのいずれの側面部に乗り場開
口部を配置するか、或いは略同一側面部の左右いずれ側
に乗り場開口部を配置するか(図11(A)の左タイプ
もしくは(B)の右タイプ)等がある。
【0019】以下、建物ユニット11の天井構造につい
て説明する。 (1) 建物ユニット11のエレベータを構成しない部分の
天井構造(図19、図21、図22) 天井パネル110を予め用意する。天井パネル110
は、図19に示す如く、天井根太111に石膏ボード等
の天井面材112を釘打ち、ビス止め等にて固定するこ
とにて組立てられる。
【0020】他方、建物ユニット11において、天井フ
レーム14の相対する天井大梁14Aと天井大梁14A
(もしくは天井大梁14Aと天井小梁14B)のそれぞ
れの下フランジに、図19に示す如く、天井大梁14A
(天井小梁14B)の上フランジの内側よりも、水平方
向で建物ユニット11の内側に突出する水平板状の支持
部113が設けられる。そして、前述の天井パネル11
0を建物ユニット11の上方から相対する天井大梁14
Aと天井大梁14A(天井大梁14Aと天井小梁14
B)の間に入れ、天井根太111の端部を上述の支持部
113に支持し、この天井根太111を下向き作業にて
支持部113にビス止め等にて固定する。
【0021】図21は、図19の変形例である。この変
形例が図19と異なる点は、天井フレーム14の相対す
る天井大梁14A、14Aを角鋼管製とし、天井大梁1
4Aの側面下部に、天井パネル110のための支持部1
14を設けたことにある。
【0022】図22は、図19の他の変形例である。こ
の変形例が図19と異なる点は、天井フレーム14の相
対する天井大梁14A、14Aにおいて、下フランジ1
15Aを上フランジ115Bより突出させ、天井大梁1
4Aの下フランジ115Aの突出部分を、天井パネル1
10のための支持部116としたことにある。
【0023】(2) 建物ユニット11のエレベータを構成
する部分の天井構造(図20) 最上階(3階)を構成する建物ユニット11において、
天井フレーム14のエレベータ室15を囲む部分に位置
する天井大梁14A、天井小梁14Bに配置されている
取付部材30の水平板部(後述する如く、取付部材30
からエレベータ室15の内側に突出するもの)を支持部
117とする。そして、前述の天井パネル110を建物
ユニット11の上方から相対する天井大梁14Aと天井
小梁14Bの間に入れ、天井根太111の端部を上述の
支持部117に支持し、この天井根太111を下向き作
業にて支持部117にビス止め等にて固定する。
【0024】以下、3階建ユニット建物10の各階別の
建物ユニット11に対する、エレベータの構成部材の取
付構造及び手順について説明する。 (A) 1階の建物ユニット11(図12〜図14) (1) まず、乗り場用戸ユニット21を取付ける(図1
2、図13)。乗り場用戸ユニット21は、図12に示
す如く、戸枠41に戸42を開閉自在に組込んだもので
ある。
【0025】建物ユニット11のエレベータ室15にお
ける乗り場開口部の側面部には、図13に示す如く、乗
り場用戸ユニット21のための第1の取付部材31を構
成する上下の取付部材30が取付けられている。下部の
取付部材30は、エレベータ室15の内側に沿って水平
板部30Aを突出し、乗り場用戸ユニット21の戸枠4
1をこの水平板部30Aの上面に載置させてボルト締結
可能とする。上部の取付部材30と乗り場用戸ユニット
21の戸枠41との間には、接続部材43が介在され
る。接続部材43は、上部の取付部材30の水平板部3
0Aの下面にボルト締結され、下部の取付部材30の水
平板部30Aの上面と平行でない鉛直接続面材43Aを
備える。これにより、作業者は、乗り場用戸ユニット2
1を下部の取付部材30の水平板部30Aに載せた後、
乗り場用戸ユニット21を上部の取付部材30側の接続
部材43の鉛直接続面材43Aに立て掛けるようにし、
乗り場用戸ユニット21の戸枠41を下部の取付部材3
0の水平板部30Aにボルト締結し、戸枠41を接続部
材43の鉛直接続面材43Aにボルト締結することに
て、乗り場用戸ユニット21を取付け完了とすることが
できる。尚、乗り場用戸ユニット21の以上の取付作業
は、エレベータ室15の内外いずれの側から行なうこと
もできるが、乗り場側間仕切りを取付ける前であれば、
床のある側(エレベータ室15の外から)から作業でき
て好適である。
【0026】尚、建物ユニット11では、乗り場用戸ユ
ニット21が取付けられるエレベータ室15の乗り場開
口部の側で、取付部材30の水平板部30Aの高さと、
床大梁12A、床小梁12Bの水平板部(形鋼の上ウエ
ブもしくは角鋼管の上辺)の高さ、もしくは天井大梁1
4A、天井小梁14Bの水平板部(形鋼の下ウエブ)の
高さとを、略同一高さに設定している(図12(B)、
(C))。これは、乗り場用戸ユニット21の取付位
置、及び内装間仕切り44の端部を、エレベータ室15
の乗り場開口部に向かって前後方向で異なる設計にでき
るようにするものである。
【0027】(2) 次に、ガイドレールユニット22と油
圧ジャッキ26を取付ける(図14)。ガイドレールユ
ニット22に油圧ジャッキ26を仮保持し、1階レール
セット51を形成する。
【0028】このとき、ガイドレールユニット22は、
上下のガイドレール取付ブラケット52に一対のガイド
レール53を鉛直姿勢で相対するように保持金具54に
より仮保持される。保持金具54は、取付ブラケット5
2の取付材52Aにボルト締結され、ボルトを緩めるこ
とによってガイドレール53を上下にスライドできる。
このとき、横架材55の上にガイドレール53を立てた
状態で、このガイドレール53を保持金具54により取
付ブラケット52に取付ける。そして、下側の取付ブラ
ケット52と横架材55とをボルト締結する。尚、取付
ブラケット52は、左右の取付材52Aと、継なぎ材5
2Bとの接合体である。
【0029】また、ガイドレールユニット22を構成す
る一対のガイドレール53、53の中間部分には中間枠
56が接合され、この中間枠56にジャッキ振れ止め部
材57を取付ける。このジャッキ振れ止め部材57には
Uボルト58が取付けてある。一方、油圧ジャッキ26
には上下の吊り具59が取付けられており、この吊り具
59にクレーンの吊りワイヤを引っ掛けてクレーンで吊
り下げながら、油圧ジャッキ26の下端部を横架材55
の上に起立させる。また、油圧ジャッキ26の上端部は
ジャッキ支持部材60により上側の取付ブラケット52
の継なぎ材52Bに支持される。この油圧ジャッキ26
をUボルト58によりジャッキ振れ止め部材57に仮保
持させる。これにより、1階レールセット51が形成さ
れる。
【0030】然して、1階レールセット51を構成して
いる油圧ジャッキ26の吊り具59にクレーンの吊りワ
イヤを引っ掛けて、1階レールセット51をクレーンで
吊り下げながら、上下の取付ブラケット52を第2の取
付部材32を構成する上下の取付部材30の水平板部3
0Aの上面に同時に載置してボルト締結する。
【0031】(B) 2階の建物ユニット11(図15〜図
17) (1) まず、ガイドレールユニット22とかご保持縦枠2
4を取付ける(図15)。ガイドレールユニット22に
かご保持縦枠24を仮保持し、2階レールセット61を
形成する。
【0032】このとき、ガイドレールユニット22は、
前述の1階レールセット51のガイドレールユニット2
2と同様である。そして、かご保持縦枠24の両側面の
上下にガイドシュー62をボルト締結し(図14
(B))、このガイドシュー62をガイドレールユニッ
ト22の一対のガイドレール53に嵌合する。更に、一
対のガイドレール53のそれぞれにガイドシュー62を
ボルト等にて仮保持する。これにより、2階レールセッ
ト61が形成される。
【0033】然して、2階レールセット61を構成して
いるガイドレールユニット22のガイドレール53に吊
りボルト63を取付け、この吊りボルト63にクレーン
の吊りワイヤを引っ掛けて、2階レールセット61をク
レーンで吊り下げながら、上下の取付ブラケット52を
第2の取付部材32を構成する上下の取付部材30の水
平板部30Aの上面に同時に載置してボルト締結する。
【0034】(2) 次に、プラットホーム25を取付ける
(図16)。上記(1) で建物ユニット11に取付けられ
た2階レールセット61を構成している下側の左右のガ
イドシュー62の上面に、プラットホーム25の一側に
設けてある左右の連結部25Aを載置して位置合わせし
た状態で、連結部25Aをかご保持縦枠24にボルト締
結する。また、プラットホーム25の他側に設けてある
左右の連結部25Bを床フレーム12の床小梁12Bに
設けた取付部材30の上面に載せボルト締結する。
【0035】(3) 次に、プラットホーム25にエレベー
タかご23を載せる(図17)。エレベータかご23を
上記(2) のプラットホーム25の上に載置し、エレベー
タ室15の奥側へずらしておく。
【0036】(4) 次に、エレベータかご23にかご用戸
ユニット28を取付ける(図17)。かご用戸ユニット
28を上記(3) のエレベータかご23の上部の取付アン
グル65にボルト締結する。
【0037】(5) 次に、乗り場用戸ユニット21を取付
ける(図13)。建物ユニット11のエレベータ室15
における乗り場開口部に、乗り場用戸ユニット21を取
付ける。乗り場用戸ユニット21の取付構造及び手順
は、前述(A)(1)の1階の建物ユニット11における乗り
場用戸ユニット21の取付構造及び手順と同じである。
【0038】(6) 次に、かご保持縦枠24とプラットホ
ーム25にエレベータかご23を固定する(図17)。
エレベータかご23をプラットホーム25上の所定の固
定位置に設定し、かご23をかご保持縦枠24とプラッ
トホーム25からなるかご枠29にボルト締結する。
【0039】(C) 3階の建物ユニット11(図18) (1) まず、乗り場用戸ユニット21を取付ける(図1
3)。建物ユニット11のエレベータ室15における乗
り場開口部に、乗り場用戸ユニット21を取付ける。乗
り場用戸ユニット21の取付構造及び手順は、前述(A)
(1)の1階の建物ユニット11における乗り場用戸ユニ
ット21の取付構造及び手順と同じである。
【0040】(2) 次に、ガイドレール取付ブラケット5
2を取付ける(図18)。このとき、取付ブラケット5
2は、前述の1階レールセット51の取付ブラケット5
2と同様である。そして、下側のガイドレール取付ブラ
ケット52を、第2の取付部材32を構成する取付部材
30の水平板部30Aの上面に載置してボルト締結す
る。また、上側のガイドレール取付ブラケット52は、
第2の取付部材32を構成する取付部材30の水平板部
30Aの下面に設けたレールブラケット66の下面にボ
ルト締結される。
【0041】尚、3階の建物ユニット11では、ガイド
レール53を工場取付けせず、ガイドレール53を現地
にて上述の取付ブラケット52に取付ける。
【0042】(現地施工)(図1〜図8) 上述の如くに工場生産された建物ユニット11を現地に
輸送し、それらの建物ユニット11を予め構築されてい
る基礎上にて接合しユニット建物10を形成する。この
とき、ユニット建物10のエレベータ部分では、前述
(A) 〜(C) にて生産された各階の建物ユニット11を上
下に積層し、上下に連続するエレベータ室15を形成す
るとともに、各階にはそれぞれ各階の乗り場用戸ユニッ
ト21が配置されることになる。尚、ユニット建物10
のエレベータ部分の下部には、エレベータ用基礎71が
設けられ、この基礎71の上にスタンド72が設けられ
る。
【0043】然るに、1階の建物ユニット11にあって
は、横架材55を取外し、ガイドレール53を取付ブラ
ケット52に仮保持している保持金具54を緩め、ガイ
ドレール53をスライドさせた適宜位置にて、該ガイド
レール53を保持金具54により取付ブラケット52に
本固定する。そして、このガイドレール53と基礎71
との間には、ガイドレール53に連結される継なぎレー
ル53Aを設置する。このとき、横架材55を取外す
と、油圧ジャッキ26の下方の支持が解除されるので、
クレーンの吊りワイヤにより油圧ジャッキ26を吊り下
げた状態でUボルト58を緩め、ジャッキ支持部材60
を取外し、油圧ジャッキ26を下降させ、油圧ジャッキ
26の下端部を基礎71に嵌合させる。そして、Uボル
ト58を再び締結し、油圧ジャッキ26を本固定する。
【0044】次に、2階の建物ユニット11について
も、ガイドレール53を取付ブラケット52に仮保持し
ている保持金具54を緩め、ガイドレール53の下端を
1階の建物ユニット11の側のガイドレール53の上端
に突き合わせるように該ガイドレール53をスライドさ
せた後、該ガイドレール53を保持金具54により取付
ブラケット52に本固定する。このとき、かご枠29の
かご保持縦枠24又はプラットホーム25をクレーンで
吊り下げた状態で、かご保持縦枠24に設けてあるガイ
ドシュー62をガイドレール53に対する仮保持から解
除するとともに、プラットホーム25に設けてある連結
部25Bによる床フレーム12の床小梁12Bとのボル
ト締結を外す。そして、かご枠29をそのガイドシュー
62がガイドレール53に嵌合した状態で下降させ、油
圧ジャッキ26の上端部にかご保持縦枠24を連結す
る。
【0045】尚、油圧ジャッキ26へのかご保持縦枠2
4の連結は、油圧ジャッキ26を上に伸ばし、その伸ば
された上端部にかご保持縦枠24を連結することによる
ものであっても良い。
【0046】また、3階の建物ユニット11について
は、2階の建物ユニット11の側のガイドレール53の
上端に突き合わされるガイドレール53を、ガイドレー
ル取付ブラケット52に固定する。
【0047】尚、エレベータ室15を構成する建物ユニ
ット11にあっては、乗り場用戸ユニット21の周囲に
間仕切り壁が形成される。この間仕切り壁は、予め工場
で取付けても良く、或いは現地で取付けても良い。
【0048】また、本発明の実施においては、エレベー
タ昇降用のガイドレールと、エレベータかごのかご保持
部と、エレベータかごを予め一体に固定しておき、この
一体に組み立てられたガイドレール、かご保持部、及び
エレベータかごを建物ユニットのエレベータ室に搬入し
て固定するものであっても良い。
【0049】以下、本実施例の作用について説明する。 建物ユニット11の天井を構成するに際し、天井根太
111と天井面材112とから予め天井パネル110を
組立てることができる。そして、この天井パネル110
が、建物ユニット11の上方から相対する天井大梁14
Aと天井大梁14A(もしくは天井大梁14Aと天井小
梁14B)の間に入れられて支持部113に支持され、
下向き作業にて取付けられる。即ち、建物ユニット11
の天地反転作業の如くを伴うことなく、天井パネル11
0を下向き取付けできる。従って、建物ユニット11の
生産性を損なうことなく、天井パネル110の取付作業
性を向上できる。
【0050】エレベータ室15を備える建物ユニット
11において、乗り場用戸ユニット21やエレベータ昇
降用ガイドレール53の取付用として用いることのでき
る取付部材30を、上記の天井パネル支持用として兼
用できる。従って、エレベータ室15を備える建物ユニ
ット11の構成を複雑にせずに、建物ユニット11の天
地反転作業の如くを伴うことなく、天井パネル110を
下向き取付けできる。即ち、建物ユニット11の生産性
を損なうことなく、天井パネル110の取付作業性を向
上できる。
【0051】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明の実
施において、天井部材は必ずしも天井根太と天井面材と
の組立体からなるものでなくても良い。
【0052】また、本発明は、エレベータを備えないユ
ニット建物を構成する建物ユニットの天井構造において
も広く適用できる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、建物ユニ
ットにおいて、天井梁に天井部材を取付けるに際し、生
産性を損なうことなく、その取付作業性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はユニット建物のエレベータを示す正面図
である。
【図2】図2は図1の側面図である。
【図3】図3は図1の1階平面図である。
【図4】図4は図1の2階平面図である。
【図5】図5は図1の3階平面図である。
【図6】図6は建物ユニットの間仕切り構造を示す断面
図である。
【図7】図7は工場生産ままの建物ユニットの積層状態
を示す正面図である。
【図8】図8は図7の側面図である。
【図9】図9は建物ユニットの床フレームを示す模式図
である。
【図10】図10は建物ユニットの天井フレームを示す
模式図である。
【図11】図11は建物ユニット内におけるエレベータ
のレイアウトを示す模式図である。
【図12】図12は乗り場正面図である。
【図13】図13は乗り場用戸ユニットの取付工程を示
す模式図である。
【図14】図14はガイドレールと油圧ジャッキの取付
工程を示す模式図である。
【図15】図15はガイドレールとかご保持縦枠の取付
工程を示す模式図である。
【図16】図16はプラットホームを示す模式図であ
る。
【図17】図17はかごの組立状態を示す模式図であ
る。
【図18】図18はレールブラケットの取付工程を示す
模式図である。
【図19】図19は建物ユニットのエレベータを構成し
ない部分の天井構造を示す模式図である。
【図20】図20は建物ユニットのエレベータを構成す
る部分の天井構造を示す模式図である。
【図21】図21は図19の変形例を示す模式図であ
る。
【図22】図22は図19の他の変形例を示す模式図で
ある。
【図23】図23は従来の建物ユニットの天井構造を示
す模式図である。
【符号の説明】
10 ユニット建物 11 建物ユニット 12A 床大梁 13 柱 14A 天井大梁 14B 天井小梁 15 エレベータ室 21 乗り場用戸ユニット 22 ガイドレールユニット 30 取付部材 30A 水平板部 31 第1の取付部材 32 第2の取付部材 52 ガイドレール取付ブラケット 53 ガイドレール 110 天井パネル 111 天井根太 112 天井面材 113、114、116、117 支持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床梁と柱と天井梁とを接合してなる建物
    ユニットにおいて、 天井梁の下部に、天井梁の上部の水平方向の内側より
    も、水平方向で建物ユニットの内側に突出する支持部が
    設けられ、 天井部材が上記支持部に支持されてなることを特徴とす
    る建物ユニット。
  2. 【請求項2】 床梁と柱と天井梁とを接合してなる建物
    ユニットの組立方法において、 天井梁の下部に、天井梁の上部の水平方向の内側より
    も、水平方向で建物ユニットの内側に突出する支持部を
    設け、 予め天井根太と天井面材とから組立てられた天井パネル
    を上記支持部に載置し固定することを特徴とする建物ユ
    ニットの組立方法。
  3. 【請求項3】 複数の建物ユニットを組合わせてなるユ
    ニット建物において、 建物ユニット内にエレベータの昇降するエレベータ室を
    設け、 建物ユニットのエレベータ室の異なる側面部のそれぞれ
    に、第1の取付部材を介して取付けられる乗り場用戸ユ
    ニットと、第2の取付部材及びガイドレール取付ブラケ
    ットを介して取付けられるエレベータ昇降用ガイドレー
    ルとを備えてなり、 第1の取付部材と第2の取付部材はエレベータ室の内側
    に突出する支持部を備え、 最上階のエレベータ室の上部に設けた取付部材の支持部
    には、エレベータ室のための天井部材が支持されてなる
    ことを特徴とするユニット建物。
JP7095124A 1995-04-20 1995-04-20 建物ユニット及びその組立方法並びにユニット建物 Pending JPH08291562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7095124A JPH08291562A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 建物ユニット及びその組立方法並びにユニット建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7095124A JPH08291562A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 建物ユニット及びその組立方法並びにユニット建物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08291562A true JPH08291562A (ja) 1996-11-05

Family

ID=14129087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7095124A Pending JPH08291562A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 建物ユニット及びその組立方法並びにユニット建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08291562A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002207784A (ja) * 2001-01-10 2002-07-26 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物用cadシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002207784A (ja) * 2001-01-10 2002-07-26 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物用cadシステム
JP4648547B2 (ja) * 2001-01-10 2011-03-09 ミサワホーム株式会社 ユニット式建物用cadシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08291562A (ja) 建物ユニット及びその組立方法並びにユニット建物
JP7044572B2 (ja) 階段構造およびユニット建物
JPH08253969A (ja) ユニット建物及びエレベータの施工方法
JP3211049B2 (ja) ユニット建物
JPH08239928A (ja) 外壁材の無足場取付工法
JP7329770B2 (ja) 張り出しパネルユニット及び張り出しパネル構造
JP2001193166A (ja) 建物ユニット
JP3869527B2 (ja) 建物ユニット
JPH0826622A (ja) エレベータのガイドレールの施工方法
JP4018000B2 (ja) ユニット式建物の施工方法
JPH0813612A (ja) ユニット建物
JP2557161B2 (ja) パラペット付屋根ユニット
JP3060862B2 (ja) 衛生設備室用モジュール
JP3492091B2 (ja) ユニット建物の小屋裏構造
JPS6217527Y2 (ja)
JPH0727309Y2 (ja) プレファブルームの天井梁支持構造
JPH029148B2 (ja)
JPH0762726A (ja) バルコニーの連結構造
JPH05340023A (ja) 家屋の天井パネル取付構造
JPH08291563A (ja) ユニット建物
JPH0726515Y2 (ja) プレファブトイレの主体構造
JP3401153B2 (ja) 屋根ユニット
JPH0326827Y2 (ja)
JPH0813678A (ja) 屋根パネル及びユニット建物
JP2004270361A (ja) 屋外床スラブの構造