JPH0727309Y2 - プレファブルームの天井梁支持構造 - Google Patents

プレファブルームの天井梁支持構造

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JPH0727309Y2
JPH0727309Y2 JP15041588U JP15041588U JPH0727309Y2 JP H0727309 Y2 JPH0727309 Y2 JP H0727309Y2 JP 15041588 U JP15041588 U JP 15041588U JP 15041588 U JP15041588 U JP 15041588U JP H0727309 Y2 JPH0727309 Y2 JP H0727309Y2
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和行 藤原
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、既設の建物躯体内に壁パネルを建並べて自立
する内装壁部を構成し、該内装壁部にて部屋空間を画成
するとともに、該内装壁上に天井梁を横設し、この天井
梁で天井パネルを吊り支持するプレファブルームの天井
梁支持構造に関する。
(従来の技術) 従来より、既設の建物躯体内に部屋の外郭線に沿って壁
パネルを複数建並べて内装壁を構成し、該内装壁にて部
屋空間を画成するとともに、内装壁上に天井梁を横設
し、この天井梁に吊ボルト、クリップ等で天井パネルを
吊り支持した所謂ユニットルームは、建物躯体側の準備
作業が簡単である他、壁パネル、天井梁、天井パネル等
をユニット化して工場内で大量生産できるため低コスト
である等の利点があり、その需要が増加している。
ところで、今日オフィスビル等にあっては、窓面積が増
加し、例えば極低い腰壁部分を残して部屋の一方の壁面
略全体を窓とする等の構造が増えつつある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来のユニットルームは、斯かる現状に
対応するには以下の解決すべき課題があった。
即ち、部屋の一方の壁面略全体を窓とするような部屋構
造にあっては、この窓配設箇所に内装壁を構成すること
が不可能である。
従って、従来のユニットルームの如く、上記天井梁を内
装壁で支持する構造にあっては、窓配設箇所等、即ち内
装壁欠落部において天井梁を支持できず、特に窓の幅寸
法が大となると、天井梁横設方向が限定されるため、部
屋形状によっては該天井梁の長さ寸法が長くなりすぎ、
天井梁としての強度が弱くなると言う問題があった。
また、角度を持って隣接する内装壁上端間に天井梁を斜
めに掛け渡すことにより内装壁上端の揺動を規制し、夫
々の内装壁を自立し易くすることが一般的に行なわれて
いるが、内装壁欠落部とこの内装壁欠落部に角度を持っ
て隣接する内装壁との間では天井梁を架け渡せず、該内
装壁が不安定となる欠点がある。
本考案は、斯かる現状に鑑み成されたものであり、内装
壁欠落部であっても天井梁を駆け渡すことができ、且つ
構造が簡単で組立が容易な天井梁支持構造を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するために本考案は、窓等のために大
きく内装壁が欠落した部分を有したプレファブルームに
おいて、この内装壁が欠落した部分に向って、建物躯体
の天井から複数本の支持部材を垂下し、これら支持部材
の下端に縦長穴を開け、また、断面逆L状の梁受部材を
内装壁が欠落した部分に沿って延在し、梁受部材の縦向
きフランジに横長穴を開け、この梁受部材の横長穴と前
記支持部材の下端の縦長穴とをボルト締めすることで支
持部材に梁受部材を結合し、この梁受部材の水平フラン
ジ上に天井梁の一端を載置したことを特徴とする。
(作用) 以上構成の本考案によれば、内装壁欠落部での天井梁支
持を、支持部材及び梁受部材等の軽量形鋼を切断加工し
た簡単な部材で行なえる。
また、梁受部材配設位置を内装壁上端位置に対応して調
節すれば、梁受部材を利用して天井梁の支持を内装壁上
端と同様に行なえ、且つ支持部材の縦長穴と梁受部材の
横長穴を介して支持部材及び梁受部材をボルト締めした
ため、配設位置調節も容易である。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
先ず添付第4図及び第5図を参照して本考案に係るプレ
ファブルーム全体に付き説明する。
添付第4図は本考案に係るプレファブルームの建物躯体
を含む縦断面図、第5図はその平面図である。
図示の如く、プレファブルーム1を構築する建物躯体3
は、柱5,5・間に大梁7,7を横設し、この大梁7,7にて床
スラブ9,9を支持したものであり、内部に適宜箇所で屈
曲する躯体内壁11,11・を有し、更に大梁7,7及び床スラ
ブ9,9には外方より躯体窓13を形成する躯体外壁構造体1
5が取付けられる。
プレファブルーム1は、床スラブ9,9の成す躯体床面F
上に、部屋Rの外郭線に沿って壁パネル17,17・・を並
設し、これら壁パネル17,17・・にて躯体窓13方向を残
して三方に自立する内装壁18,19,20を構成したものであ
る。
部屋R内部は男子用便所として利用されるのであり、躯
体窓13前方には、小便器付き配管ユニット21,21・が、
躯体窓13と直角を成して隣接する内装壁20には内装壁20
の凹部21aを利用して掃除用流し付き配管ユニット23が
夫々配設される。
また、躯体窓13と対向する内装壁19前面には大便器付き
配管ユニット25,25・及び洗面器付き配管ユニット27が
配設されている。
特に第4図に示すように、以上のプレファブルーム1の
天井パネル31の裏面には、野縁(不図示)を介して適宜
箇所にグリップ33が設けられ、このグリップ33は野縁受
35を把持している。
以上の天井パネル31は、クリップ36を介し内装壁上方に
位置する天井梁37に吊り支持され、天井梁37は、躯体窓
13側、即ち内装壁欠落部の上部に設けられる天井梁支持
構造体39にて一端を支持されるのであり、ここで更に第
1図乃至第3図を参照して、天井梁支持構造体39に付き
説明する。
添付第1図(a)は天井梁支持構造体の側面図、第1図
(b)はその要部拡大断面図、第2図はその正面図、第
3図は天井梁支持箇所を側躯体窓側から見た斜視図であ
る。
第3図に示すように、天井梁37,37を躯体窓13側で支持
する天井梁支持構造体39は、この躯体窓13に沿って大梁
7の適宜箇所に複数垂設される複数の支持部材43,43
と、これら支持部材43,43下端に固定されて躯体窓13に
沿って延在する梁受部材45とから成る。
支持部材43は山形鋼から成り、第2図に示す通りその端
部を同じく山形鋼から成る固定部材51端部に、一方のフ
ランジ43a,51aのフランジ面同士を合せた状態で、溶接
されている。
固定部材51は、固定部材51と支持部材43が逆L字状を成
すように、他方のフランジ51bを大梁7の下部フランジ7
a下面に溶接されて大梁7と平面視略直角を成し、斯く
して支持部材43は、躯体窓13に沿って大梁7に垂設され
ることとなる。
また、支持部材43の他方のフランジ43bはフランジ面を
部屋R内側に向けており、下端部に上下一対の縦長穴5
3,53が設けられている。
梁受部材45は、第1図(b)に示す通り断面逆L字状の
軽量形鋼から成り、部屋Rの躯体窓13側の幅略全体に亘
る長さ寸法を有する。
また、梁受部材45の一方のフランジ45aには、支持部材4
3垂設箇所に対応して上下一対の横長穴55,55が設けられ
ている。
以上の支持部材43と梁受部材45は、長穴53,53が設けら
れたフランジ43b,45aのフランジ面同士を合せた状態
で、フランジ43b,45aを挟むように一対の座金58,58を配
置し、座金58,58と長穴53,55にボルト57を挿通し、ナッ
ト59に螺入して固定される。
斯くして固定された梁受部材45の他方のフランジ45bは
水平を成し、そのフランジ面上には天井梁37の一端が支
持され、該天井梁37には天井パネル31が吊り支持され
る。
以上説明した天井梁支持構造体39によれば、構成要素で
ある支持部材43及び梁受部材45等が軽量形鋼を切断加工
した簡単な部材であるため、簡単に製造・組立ができ
る。
また、梁受部材45の配設位置は、支持部材43の縦長穴53
と梁受部材45の横長穴55により容易に高さ調節や水平出
しができる。
従って、内装壁18上端に配設される梁受部材61と同一の
高さとすることにより、梁受部材45を利用して内装壁が
ある場合と同様に天井梁37を横設でき、例えば、角度を
もって隣接する梁受部材45,61間に天井梁37aを斜めに架
け渡すことにより内装壁18上端の揺動を規制し、プレフ
ァブルーム1の構造強度を向上させることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、内装壁欠落部に
沿って延在する梁受部材を利用することにより、天井梁
の支持を内装壁上端と同様に行なうことができる他、支
持部材の縦長穴と梁受部材の横長穴を介して支持部材及
び梁受部材をボルト締めしたため、梁受部材の配設位置
調節が容易である。
また、支持部材及び梁受部材は軽量形鋼を切断加工した
簡単な部材であるため、天井支持構造全体の製造コスト
が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
添付第1図(a)は天井梁支持構造体の側面図、第1図
(b)はその要部拡大断面図、第2図はその正面図、第
3図は天井梁支持箇所を側躯体窓側から見た斜視図、第
4図は本考案に係るプレファブルームの建物躯体を含む
縦断面図、第5図はその平面図である。 尚図中、1はプレファブルーム、3は建物躯体、17は壁
パネル、18,19,20は内装壁、31は天井パネル、37は天井
梁、43は支持部材、45は梁受部材、53は縦長穴、55は横
長穴、57はボルト、59はナット、Fは躯体床面、Rは部
屋である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物躯体の床面上に、部屋の外郭線に沿っ
    て壁パネルを並設して自立する内装壁を構成し、該内装
    壁上に天井パネルを吊り支持するための天井梁を横設し
    たプレファブルームにおいて、 前記プレファブルームは窓等のために大きく内装壁が欠
    落した部分を有し、この内装壁が欠落した部分に向っ
    て、建物躯体の天井から複数本の支持部材を垂下し、こ
    れら支持部材の下端に縦長穴を開け、また、断面逆L状
    の梁受部材を内装壁が欠落した部分に沿って延在し、梁
    受部材の縦向きフランジに横長穴を開け、この梁受部材
    の横長穴と前記支持部材の下端の縦長穴とをボルト締め
    することで支持部材に梁受部材を結合し、この梁受部材
    の水平フランジ上に天井梁の一端を載置したことを特徴
    とするプレファブルームの天井梁支持構造。
JP15041588U 1988-11-18 1988-11-18 プレファブルームの天井梁支持構造 Expired - Fee Related JPH0727309Y2 (ja)

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