JP2002236716A - ユニット式建物用cadシステム - Google Patents
ユニット式建物用cadシステムInfo
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Abstract
式建物用CADシステムを提供すること。 【解決手段】 ユニット式建物用CADシステムは、前
記ユニット式建物の平面図を設計するための平面図設計
手段31を備え、この平面図設計手段31は、ユニット
式建物の平面図上に互いに直交して格子状に設定される
複数のグリッドモジュール心線を生成するグリッドモジ
ュール生成手段42と、グリッドモジュール心線の複数
の交点のうちの2点が選択されると、前記格子で構成さ
れる複数の長方形のうち、前記2点を対角線上の頂点と
する一つの長方形を選択する形状選択手段51と、この
形状選択手段51によって選択された長方形を建物ユニ
ットとして設定する建物ユニット設定手段52とを備え
ている。
Description
いてユニット式建物の設計作業を支援するユニット式建
物用CADシステムに関する。
ットを、建築現場で複数組み合わせて建築されるユニッ
ト式建物が利用されている。ユニット式建物の建物ユニ
ットは、図14に示すように、四隅の柱11の上下端部
を天井梁12および床梁13で連結した直方体状の骨組
み14を有するものである。天井梁12としては、長さ
の異なる長辺天井梁12Aおよび短辺天井梁12Bが設
けられている。床梁13としては、天井梁12と同様
に、長さの異なる長辺床梁13Aおよび短辺床梁13B
が設けられている。このような骨組み14には、図示し
ない天井面材および床面材、ならびに、外壁材および間
仕切壁等の造作材が取り付けられるようになっている。
で建物ユニットを製造する際に、従来建築現場で行って
いた作業がほとんど工場で行われることとなり、建築現
場での作業が著しく軽減され、高品質の建物を短期間で
建築できるという利点がある。
建物を既製品化してユニット式建物とし、これにより、
設計および製造すべき商品の種類を限定し、設計作業お
よび製造作業の高効率化を図っていたが、これでは、顧
客の多様な要望に十分対応することが困難となる場合が
ある。そこで、一般的な注文建築と同様に、顧客の要求
に応じてユニット式建物を一つずつ設計し、設計を行う
にあたり、設計作業の効率が十分確保されるように、設
計作業を支援するCADシステムを利用している(特開
平8−137930号公報参照)。
の全体形状を設計するにあたり、ユニット式建物を構成
する建物ユニットの形状を入力し、これら建物ユニット
を組み合わせる作業を行う。具体的には、CADシステ
ムを構成する表示装置の画面上に、複数の建物ユニット
の平面形状が数値で表現された形状メニューが表示され
ている。この形状メニューの中の一つをオペレータが選
択すると、表示画面がユニット式建物の平面図に切り替
わって、選択した形状の建物ユニットが表示されるよう
になっており、この作業を繰り返すことによって、ユニ
ット式建物を複数の建物ユニットで形成する。
の形状の入力毎に形状メニューを表示する作業、つまり
画面を切り替える作業が必要となるため、キーボードや
マウスの操作が複雑となって設計作業に多大な労力と時
間を要していた。また、複数の建物ユニットの形状が全
て数値で表現されているため、オペレータが誤認や誤操
作をする可能性があった。
とができるユニット式建物用CADシステムを提供する
ことにある。
め、本発明のユニット式建物用CADシステムは、次の
構成を採用する。本発明を図面を参照して説明すると、
請求項1に記載のユニット式建物用CADシステムは、
直方体状の建物ユニットを複数組み合わせて形成される
ユニット式建物の設計作業を支援するユニット式建物用
CADシステム1であって、前記ユニット式建物の平面
図を設計するための平面図設計手段31,32を備え、
この平面図設計手段は、設計対象となるユニット式建物
に設けられる部品の大きさを基準として、前記ユニット
式建物の平面図上に互いに直交して格子状に設定される
複数のグリッドモジュール心線G1、G11を生成する
グリッドモジュール生成手段42と、前記グリッドモジ
ュール心線の複数の交点のうち、第1点M、P、R、U
と、この第1点と別の点である第2点N、Q、S、Vと
が選択されると、前記格子で構成される複数の長方形の
うち、前記2点を対角線上の頂点とする一つの長方形を
選択する形状選択手段51と、この形状選択手段によっ
て選択された長方形を建物ユニットT1、T2として設
定する建物ユニット設定手段52とを備えていることを
特徴とする。
図上に設けられた複数のグリッドモジュール心線の交点
のうちの互いに異なる2点を選択するだけで建物ユニッ
トの形状を設定できるから、つまりユニット式建物の平
面図上で建物ユニットの形状を選択、設定して、これら
を組み合わせてユニット式建物を設計する作業を行うこ
とができるから、従来のユニット式建物用CADシステ
ムのように画面を切り替えて形状メニューの中から選択
する必要がない。したがって、マウス操作等の労力や時
間を軽減でき、容易に設計作業を行うことができる。さ
らに、建物ユニットの対角線上の頂点となる2点を選択
するので、具体的な形状をイメージでき、建物ユニット
の形状を数値で選択する場合に比べ、誤認や誤操作が少
なくなる。
システムは、請求項1に記載のユニット式建物用CAD
システムにおいて、前記平面図設計手段は、前記形状選
択手段によって2つの長方形が選択され、かつ、予め設
定された複数のL字形状のうちの一つが選択されると、
前記2つの長方形を選択されたL字形状に組み合わせて
平面L字形状に建物ユニットT3を設定するL型建物ユ
ニット設定手段53を備えていることを特徴とする。
2つの長方形を選択し、予め設定された複数のL字形状
のうちの一つを選択すると、L型建物ユニット設定手段
によって自動的にL型建物ユニットが平面図上に表示さ
れるから、様々な形状および大きさを有するL型建物ユ
ニットを簡単な操作で生成することができ、設計作業の
作業効率を向上できる。
システムは、請求項1または2に記載のユニット式建物
用CADシステムにおいて、前記平面図設計手段は、前
記格子状に生成される複数のグリッドモジュール心線の
うちの一つが選択され、かつ、この選択されたグリッド
モジュール心線で2分割された平面図のうちのいずれか
一方が選択されると、前記選択されたグリッドモジュー
ル心線と、この選択されたグリッドモジュール心線に平
行に隣接しかつ前記選択された一方の側にあるグリッド
モジュール心線との間の中央に、新たにグリッドモジュ
ール心線G4を生成するハーフモジュール生成手段54
を備えていることを特徴とする。
手段によって、複数のグリッドモジュール心線で形成さ
れた通常のグリッドのうち、任意の部分に通常の半分の
大きさのグリッド(ハーフサイズグリッド)を形成する
ことができるから、顧客の要望により通常の半分のモジ
ュールで部品の設計を行う箇所にのみハーフサイズグリ
ッドを生成することができる。したがって、全てのグリ
ッドにハーフサイズグリッドを生成する場合に比べ、平
面図が見にくくなることがなく、顧客の要望に沿ってハ
ーフサイズの部品を配置しつつ設計作業の作業効率を向
上できる。
システムは、請求項1から3のいずれかに記載のユニッ
ト式建物用CADシステムにおいて、前記平面図設計手
段は、前記ユニット式建物に設けられる部品62が選択
されると、その平面形状を反転させる部品反転手段55
を備えていることを特徴とする。この発明によれば、部
品を選択するのみで自動的にその選択された部品の形状
が反転されるから、例えば、扉や窓のように開き勝手が
左右ある部品や、システムキッチン等のように部屋に対
応した形状にする必要がある部品について、部品の平面
形状を一つ登録するだけでよく、部品の登録数を削減で
き、設計作業の作業効率を向上できる。
システムは、請求項1から4のいずれかに記載のユニッ
ト式建物用CADシステムにおいて、前記平面図設計手
段は、前記ユニット式建物の1階平面図を設計するため
の1階平面図設計手段31と、2階平面図を設計するた
めの2階平面図設計手段32とを備え、この2階平面図
設計手段は、前記1階平面図設計手段で設計された1階
平面図を2階平面図上に複製する1階平面図複製手段4
6を備えていることを特徴とする。
1階平面図を設計した後、2階平面図設計手段によって
2階平面図を設計する際に、1階平面図複製手段によっ
て1階平面図を2階平面図に複製できる。したがって、
ユニット式建物を構成する建物ユニットの形状、配置等
は1階、2階共にほぼ同一であるから、1階平面図をベ
ースとして2階平面図の設計作業を迅速に行うことがで
き、設計作業の作業効率を向上できる。さらに、2階平
面図の設計作業の際に、間仕切壁や、トイレ、流し台等
の水回り関係の配置を1階の間仕切壁やパイプスペース
位置を考慮して設計できるから、2階平面図の設計作業
を効率的に行うことができる。
システムは、請求項1から5のいずれかに記載のユニッ
ト式建物用CADシステムにおいて、前記ユニット式建
物の立面図を設計するための立面図設計手段35を備
え、この立面図設計手段は、部品63、66の種類と立
面図上の水平方向の位置が選択されると、前記建物ユニ
ットの上端または下端からの規定の寸法で前記部品の高
さ方向の位置を設定する高さ位置設定手段57を備えて
いることを特徴とする。
物ユニットと異なる階高を有する建物ユニットの立面図
を設計する場合であっても、窓や扉等の部品の立面図上
の水平方向の位置を設定するだけで、高さ位置設定手段
によって、部品の高さ位置が自動的に設定されて立面図
上の位置が決定されるから、階高に合わせて部品情報を
登録する必要がなく、部品の登録数を削減でき、設計作
業の作業効率を向上できる。
システムは、請求項6に記載のユニット式建物用CAD
システムにおいて、前記平面図設計手段および立面図設
計手段は、前記建物ユニットの床または間仕切壁65が
選択されると、この選択された床または間仕切壁をAL
C材に設定する材料選択手段56を備えていることを特
徴とする。
は間仕切壁を選択するだけで、この選択された床または
間仕切壁がALC材に自動的に設定されるので、顧客の
要望に応じて壁材や床材としてALC材を用いることが
できるから、設計の自由度を向上できる。
に基づいて説明する。図1には、本実施形態に係るCA
Dシステム1のブロック図が示されている。CADシス
テム1は、直方体状の骨組を有する建物ユニット(図1
4参照)を複数組み合わせて形成されるユニット式建物
の設計作業を支援するユニット式建物用のものであり、
特に、顧客の要求に応じたユニット式建物の設計作業を
支援するものである。CADシステム1には、本システ
ムの核となるコンピュータ本体10と、設計している階
の平面図等を表示するCRT表示装置2と、コンピュー
タ本体10等の操作を行うための入力装置3と、設計し
た平面図等を製図するX−Yプロッタ装置4と、設計し
た建物についてのデータ等を印字するプリンタ5とが設
けられている。
ハードディスク装置20と、各種の処理を行う演算装置
であるCPU30とを含んで構成されたものである。こ
のうち、ハードディスク装置20には、記憶される情報
の属性毎に複数の記憶領域が設定されている。これらの
記憶領域としては、ユニット式建物を構築するための部
品に関する部品データが蓄積された部品情報蓄積手段2
1と、設計されたユニット式建物の部品、部材および工
賃の価格等に関する価格データが蓄積された積算情報蓄
積手段22とが設けられている。
ストールされ、これらのソフトウェアを並列処理するマ
ルチタスク機能を有するものである。CPU30には、
ソフトウェアにより、ハードディスク装置20の部品情
報蓄積手段21に蓄積された部品データを用いてユニッ
ト式建物の1階平面図を設計する1階平面図設計手段3
1と、ハードディスク装置20の部品情報蓄積手段21
に蓄積された部品データを用いてユニット式建物の2階
平面図を設計する2階平面図設計手段32と、ハードデ
ィスク装置20の部品情報蓄積手段21に蓄積された部
品データを用いてユニット式建物の基礎伏図を設計する
基礎伏図設計手段33と、ハードディスク装置20の部
品情報蓄積手段21に蓄積された部品データを用いてユ
ニット式建物の屋根伏図を設計する屋根伏図設計手段3
4と、ハードディスク装置20の部品情報蓄積手段21
に蓄積された部品データを用いてユニット式建物の立面
図を設計する立面図設計手段35と、ハードディスク装
置20の積算情報蓄積手段22に蓄積された価格データ
を用いて、設計したユニット式建物を積算する積算手段
36とが設けられている。
36の他に、部品情報蓄積手段21および積算情報蓄積
手段22に蓄積されたデータの入出力を管理するととも
に、ユニット式建物の部品のうち、平面の構造および形
状に関連する部品データを1階平面図設計手段31およ
び2階平面図設計手段32へ出力する際に、当該部品と
関連する部品データを基礎伏図設計手段33、屋根伏図
設計手段34、立面図設計手段35、積算手段36に出
力する情報管理手段37が設けられている。
ック図が示されている。1階平面図設計手段31には、
ハードディスク装置20の部品情報蓄積手段21とのデ
ータの入出力を制御するデータ入出力制御手段41と、
ユニット式建物の建物ユニットおよび部品の設置位置の
基準となるグリッドモジュール心線を生成するグリッド
モジュール生成手段42と、建物ユニットの形状を設計
する建物ユニット形状設計手段43と、ハードディスク
装置20の部品情報蓄積手段21に蓄積された部品デー
タを用いてユニット式建物の部品を設計する部品設計手
段44と、建物ユニット形状設計手段43および部品設
計手段44で設計された設計データから平面図を生成す
る平面図生成手段45とが設けられている。
ット式建物に設けられる部品の大きさを基準として、ユ
ニット式建物の平面図上に互いに直交して格子状に設定
される複数のグリッドモジュール心線を生成するものと
なっている。
ユニットを構成する長方形をマウス操作で選択するため
の形状選択手段51と、形状選択手段51で選択された
長方形を建物ユニットとして設定する建物ユニット設定
手段52と、形状選択手段51で選択された長方形を組
み合わせて平面L字形状に建物ユニットを設定するL型
建物ユニット設定手段53とが設けられている。
た第1点と第2点の二点から、複数の長方形のうち、前
記二点を対角線上の頂点とする一つの長方形を選択する
ものである。オペレータが選択できる第1点は、グリッ
ドモジュール生成手段42が生成した格子状のグリッド
モジュール心線の複数の交点のうちの1点となってい
る。また、オペレータが選択できる第2点は、グリッド
モジュール心線が生成したグリッドモジュール心線の複
数の交点のうち、第1点と別の点となっている。
段51で選択された長方形を、その選択された形状を有
する建物ユニットとして設定するものである。
定された複数のL字形状のうちからオペレータが選択し
た一つの組み合わせと、形状選択手段51で選択された
2つの長方形とから、これら2つの長方形を選択された
L字形状に組み合わせて平面L字形状に建物ユニットを
設定するものである。
ル心線同士の中央に新たにグリッドモジュール心線を生
成するハーフモジュール生成手段54と、ユニット式建
物の部品の平面形状を反転させる部品反転手段55と、
ユニット式建物の床または間仕切壁のうちALC材で形
成する部分を設定する材料選択手段56とが設けられて
いる。
ータが選択した任意の箇所に新たにグリッドモジュール
心線を加えることにより、グリッドモジュール生成手段
42で形成された通常のグリッドの半分の大きさのグリ
ッド(ハーフサイズグリッド)を形成するものである。
すなわち、ハーフモジュール生成手段54は、複数のグ
リッドモジュール心線のうちオペレータが選択した一つ
のグリッドモジュール心線と、この選択されたグリッド
モジュール心線で2つに分割されたユニット式建物の平
面図のうち、オペレータが選択した一方の側とから、前
記選択されたグリッドモジュール心線と、このグリッド
モジュール心線に平行に隣接し、かつ、選択された一方
の側にあるグリッドモジュール心線との間の中央に、新
たにグリッドモジュール心線を生成するものとなってい
る。
の部品情報蓄積手段21から出力された部品データのう
ち、オペレータが選択した部品について、その平面形状
を反転させて設定するものである。材料選択手段56
は、ユニット式建物の平面図において、オペレータが選
択した床または間仕切壁をALC材で形成するように設
定するものである。
立面図設計手段35のブロック図が示されている。2階
平面図設計手段32には、1階平面図設計手段31と同
様に、ハードディスク装置20の部品情報蓄積手段21
とのデータの入出力を制御するデータ入出力制御手段4
1と、ユニット式建物の建物ユニットおよび部品の設置
位置の基準となるグリッドモジュール心線を生成するグ
リッドモジュール生成手段42と、建物ユニットの形状
を設計する建物ユニット形状設計手段43と、ハードデ
ィスク装置20の部品情報蓄積手段21を用いてユニッ
ト式建物の部品を設計する部品設計手段44と、建物ユ
ニット形状設計手段43および部品設計手段44で設計
された設計データから平面図を生成する平面図生成手段
45とが設けられている。さらに、2階平面図設計手段
32には、1階平面図設計手段31で設計された1階平
面図を2階平面図上に複製する1階平面図複製手段46
が設けられている。
1階平面図を設計した後に2階平面図を設計する際に、
既に設計された1階平面図における各建物ユニットの形
状や配置、および間仕切壁の壁厚や配置等を2階平面図
上に複製するものである。
装置20の部品情報蓄積手段21や積算情報蓄積手段2
2とのデータの入出力を制御するデータ入出力制御手段
41と、ユニット式建物の部品の高さ位置を設定する高
さ位置設定手段57と、材料選択手段56および高さ位
置設定手段57で設計された設計データから立面図を生
成する立面図生成手段47とが設けられている。
択した部品の種類と1階平面図設計手段31または2階
平面図設計手段32で設計された部品の水平方向の配置
とから、建物ユニットの下端からの規定の寸法で部品の
立面図上の位置を設定するものである。
作業における本実施形態の動作について説明する。先
ず、長方形状の建物ユニットを設計する手順について説
明する。
表示装置2の画面上には、図4に示すように、グリッド
モジュール生成手段42が生成した互いに直交する複数
のグリッドモジュール心線G1が表示される。まず、グ
リッドモジュール心線G1が形成する複数の交点のう
ち、1点Mを十字カーソルK1で選択し、この点Mを第
1点とする。次いで、グリッドモジュール心線G1が形
成する複数の交点のうち、第1点Mとは異なる1点Nを
十字カーソルK1で選択し、この点Nを第2点とする。
これらの操作により、第1点Mおよび第2点Nを対角線
上の頂点とする長方形が一つ決定され、建物ユニット設
定手段52を起動させると、この長方形が建物ユニット
T1として設定される。
5に示すように、建物ユニットT1の大きさを示す境界
線G2と、建物ユニットT1の外壁を示す外壁線G3
と、建物ユニットT1を構成する柱11とが、自動的に
設定されて表示されるとともに、建物ユニットT1に連
結される建物ユニットを設計するために、グリッドモジ
ュール生成手段42によって、新たにグリッドモジュー
ル心線G11が生成される。ここで、新たに生成される
グリッドモジュール心線G11は、1階平面図上におい
て建物ユニットT1に他の建物ユニットが連結可能な部
分、つまり、外壁線G3で区切られることによってユニ
ット式建物の外部とされた部分を除いて生成されるよう
になっている。
手順と同様の手順で、新たに生成されたグリッドモジュ
ール心線G11が形成する複数の交点のうち、互いに異
なる第3点Pおよび第4点Qを十字カーソルK1で選択
することにより、第3点Pおよび第4点Qを対角線上の
頂点とする長方形が建物ユニットT2として設定され
る。建物ユニットT2の設定が完了すると、図6に示す
ように、建物ユニットT2の大きさを示す新たな境界線
G2と、建物ユニットT2を構成する柱11とが、設定
されて表示され、建物ユニットT1またはT2に連結さ
れる建物ユニットを設計するために、グリッドモジュー
ル生成手段42によって、さらに新たにグリッドモジュ
ール心線G12が生成される。以上の作業を繰り返すこ
とにより、複数の長方形状の建物ユニットT1、T2を
組み合わせたユニット式建物の全体形状の設計が完了す
る。
する手順について説明する。L型建物ユニット設定手段
53を起動させると、CRT表示装置2の画面には、図
7(A)に示すように、複数のL字形状を表した形状メニ
ューが表示され、この形状メニューの中から所望の形
状、例えば形状(a)を選択する。L字形状の選択が完了
すると、形状選択手段51が起動され、図7(B)に示す
ように、長方形状の建物ユニットを設計する手順と同様
の手順で、グリッドモジュール心線G1で形成された複
数の交点のうち、十字カーソルK1で互いに異なる第5
点Rおよび第6点Sを選択し、さらに互いに異なる第7
点Uおよび第8点Vを選択することにより、第5点Rお
よび第6点Sを対角線上の頂点とする長方形と、第7点
Uおよび第8点Vを対角線上の頂点とする長方形とが決
まる。
と、L型建物ユニット設定手段53によって、選択され
た2つの長方形が選択された形状(a)に組み合わされて
L型建物ユニットT3として設定される。L型建物ユニ
ットT3の設定が完了すると、図8に示すように、L型
建物ユニットT3の境界線G2および外壁線G3とL型
建物ユニットを構成する柱11とが自動的に設定されて
表示されるとともに、L型建物ユニットに連結される建
物ユニットを設計するために、グリッドモジュール生成
手段42によって、新たにグリッドモジュール心線G1
3が生成される。
物ユニットT3と、例えば、長方形状の建物ユニットと
を組み合わせることにより、ユニット式建物の全体形状
の設計が完了する。
る部品の設計作業について説明する。CRT表示装置2
の画面上には、図9に示すように、4つの長方形状の建
物ユニットT4〜T7で構成されたユニット式建物の1
階平面図が表示されるとともに、各建物ユニットT4〜
T7には、グリッドモジュール生成手段42が生成した
互いに直交する複数のグリッドモジュール心線G1が表
示されている。ハーフモジュール生成手段54を起動さ
せて、これら複数のグリッドモジュール心線G1のう
ち、交点を除く1点Wを十字カーソルK1で選択する
と、点Yを含むグリッドモジュール心線G1は、線幅が
変更されることによって、他のグリッドモジュール心線
G1と識別可能に表示される。
ル心線G1で2つに分割された平面図のうち、いずれか
一方の側をマウス操作でクリックすることにより選択す
ると、ハーフモジュール生成手段54によって、前記選
択されたグリッドモジュール心線G1と、このグリッド
モジュール心線G1に平行に隣接し、かつ、選択された
一方の側にあるグリッドモジュール心線G1との間の中
央に、新たなグリドモジュール心線としてのハーフモジ
ュール心線G4が生成される。
たはグリッドモジュール心線G1を基準として、部品情
報蓄積手段21から出力された部品データを用いて、ユ
ニット式建物を構成する部品、例えば、キッチン61、
扉62、外部窓63および間仕切壁65を1階平面図上
に配置する。すなわち、図10に示すように、ユニット
式建物の外壁に外部窓63および外部扉66を、建物ユ
ニットT1の図10中左上隅にキッチン61を、建物ユ
ニットT1と建物ユニットT2との間に扉62を、建物
ユニットT2のハーフモジュール心線G4に沿って間仕
切壁65を配置する。
体的に説明すると、部品情報蓄積手段21から扉62の
部品データを平面図上に読み出して表示した後(図10
中点線で示す)、扉62の平面形状を構成する線上の1
点、例えば点Xを始点とし、この始点Xを十字カーソル
K1で押さえながら平面図上を移動させて、始点Xをグ
リッドモジュール心線G1またはハーフモジュール心線
G4上の複数の交点のうちの一つの点Yに重ね合わせる
ことによって、この点Yを始点Xとして扉62が建物ユ
ニットT1上に配置される。キッチン61、扉62、外
部窓63および間仕切壁65の配置についても、同様の
手順で行う。
ジュール心線G4上の交点に間仕切壁65上の始点を重
ね合わせて、ハーフモジュール心線G4を基準として配
置することが可能となっているが、外壁に取り付けられ
る部品、例えば外部窓63については、ハーフモジュー
ル心線G4上の交点に外部窓63上の始点を重ね合わせ
ることができず、ハーフモジュール心線G4を基準とし
て配置することができないようになっている。
いて説明する。扉、キッチン等の部品については、その
部品を構成する部分の配置によって、その仕様が異なる
ものがある。例えば、扉には、右開きのタイプ(扉6
2)と、この右開きと反対方向に開く左開きのタイプが
あり、それぞれ蝶番およびドアノブの取り付け位置が反
対になっている。部品情報蓄積手段21には、複数の仕
様のうち1つの仕様についての平面形状のみが部品デー
タとして蓄積されており、1階平面図上には、図11に
示すように、右開きのタイプの扉62(図11中点線で
示す)のみが、部品情報蓄積手段21から入力されて表
示されている。ここで、部品反転手段55を起動させ
て、扉62の平面形状を構成する線上の1点Xを始点と
して選択すると、部品反転手段55によって、この始点
Xを含むグリッドモジュール心線に対して線対称にその
形状が反転され、左開きの扉62Aが表示される。な
お、キッチン61についても、同様の手順で反転させる
ことができる。
のうちALC材で形成する部分を設定する作業について
説明する。すなわち、図12に示すように、材料選択手
段56を起動させ、床または間仕切壁のうち所望の部
分、例えば間仕切壁65を十字カーソルK1によって選
択すると、材料選択手段56によって、この選択された
間仕切壁65がALC材で形成されるものとして設定さ
れて、斜線によってその他の部分と識別可能に表示され
る。以上により、1階平面図における部品の設計作業が
完了する。
計作業における本実施形態の動作について説明する。C
RT表示装置2の画面には、グリッドモジュール生成手
段42が2階平面図上に生成した互いに直交する複数の
グリッドモジュール心線G1が表示される。ここで、1
階平面図複製手段を起動させると、2階平面図上に1階
平面図が複製されて表示される。すなわち、2階平面図
上には、1階の各建物ユニットの形状や配置、および間
仕切の厚さや配置が複製されて表示されるとともに、グ
リッドモジュール心線G1、境界線G2、外壁線G3が
表示される。この複製された1階平面図を基礎として、
1階平面図を設計した手順と同様の手順で、2階平面図
を設計する。
における本実施形態の動作について説明する。ユニット
式建物の立面図は、1階平面図設計手段31で生成した
1階平面図および2階平面図設計手段32で生成した2
階平面図に基づき、立面図設計手段35が自動的に生成
するものである。すなわち、1階平面図設計手段31お
よび2階平面図設計手段32において、ユニット式建物
を構成する部品、例えば外部窓63および外部扉66の
平面図上の位置が設定されると(図10(A)参照)、こ
のデータは立面図設計手段35に入力されて、外部窓6
3および外部扉66の立面図上の水平方向の位置として
設定される。同時に、高さ位置設定手段57によって、
部品情報蓄積手段21から部品データを入力し、建物ユ
ニットT4〜T7下端から外部窓63下端までの寸法が
規定寸法S1とされ、建物ユニットT4〜T7下端から
外部扉66下端までの寸法がS2とされて、立面図にお
ける外部窓63および外部扉66の高さ方向の位置が設
定される。
には、図13(A)に示すように、1階部分を建物ユニッ
トT5、T7で構成したユニット式建物が表示されてい
る。建物ユニットT5、T7は、階高H1を有する標準
建物ユニットであって、図13(A)中左側に外部扉66
が、右側に外部窓63が設けられ、建物ユニットT5の
下端から外部扉66までの寸法がS2、建物ユニットT
7の下端から外部窓63の下端までの寸法がS1となっ
ている。
物ユニットよりも高い階高H2を有する階高建物ユニッ
トである場合であっても、図13(B)に示すように、建
物ユニットT5、T7の下端から外部扉66および外部
窓63の下端までの寸法は、標準建物ユニットの場合と
同様にS2およびS1となっている。
果がある。 (1)ユニット式建物の平面図上に設けられた複数のグ
リッドモジュール心線G1の交点のうちの互いに異なる
第1点Mおよび第2点Nを選択するだけで建物ユニット
T1、T2の形状を設定できるから、つまりユニット式
建物の平面図上で建物ユニットT1、T2の形状を選
択、設定して、これらを組み合わせてユニット式建物を
設計する作業を行うことができるから、従来のユニット
式建物用CADシステムのように画面を切り替えて形状
メニューの中から選択する必要がない。したがって、マ
ウス操作等の労力や時間を軽減でき、容易に設計作業を
行うことができる。さらに、建物ユニットの対角線上の
頂点となる2点を選択するので、具体的な形状をイメー
ジでき、建物ユニットの形状を数値で選択する場合に比
べ、誤認や誤操作が少なくなる。
方形を選択し、予め設定された複数のL字形状のうちの
一つの形状(a)を選択すると、L型建物ユニット設定手
段53によって自動的にL型建物ユニットT3が平面図
上に表示されるから、様々な形状および大きさを有する
L型建物ユニットを簡単な操作で生成することができ、
設計作業の作業効率を向上できる。
って、複数のグリッドモジュール心線G1で形成された
通常のグリッドのうち、任意の部分に通常の半分の大き
さのグリッド(ハーフサイズグリッド)を形成すること
ができるから、顧客の要望により通常の半分のモジュー
ルで間仕切壁65の設計を行う箇所にのみハーフサイズ
グリッドを生成することができる。したがって、全ての
グリッドにハーフサイズグリッドを生成する場合に比
べ、平面図が見にくくなることがなく、顧客の要望に沿
って部品を配置しつつ設計作業の作業効率を向上でき
る。
の選択された扉62の形状が反転されるから、扉62の
平面形状を一つ登録するだけでよく、部品の登録数を削
減でき、設計作業の作業効率を向上できる。
図を作成した後、2階平面図設計手段32によって2階
平面図を作成する際に、1階平面図複製手段によって1
階平面図を2階平面図に複製できる。したがって、ユニ
ット式建物を構成する建物ユニットの形状、配置等は1
階、2階共にほぼ同一であるから、1階平面図をベース
として2階平面図の設計作業を迅速に行うことができ、
設計作業の作業効率を向上できる。さらに、2階平面図
の設計作業の際に、間仕切壁や、トイレ、流し台等の水
回り関係の配置を1階の間仕切壁やパイプスペース位置
を考慮して設計できるから、2階平面図の設計作業を効
率的に行うことができる。
ニットと異なる階高H2を有する階高建物ユニットの立
面図を設計する場合であっても、外部窓63および外部
扉66の立面図上の水平方向の位置を設定するだけで、
高さ位置設定手段57によって、外部窓63および外部
扉66の高さ位置が自動的に設定されて立面図上の位置
が決定されるから、階高に合わせて部品情報を登録する
必要がなく、部品の登録数を削減でき、設計作業の作業
効率を向上できる。
するだけで、この選択された間仕切壁65がALC材に
自動的に設定されるので、顧客の要望に応じて、壁材と
してALC材を用いることができるから、設計の自由度
を向上できる。
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、部
品情報蓄積手段21および積算情報蓄積手段22を比較
的大型の第1のコンピュータ内に構成し、1階平面図設
計手段31、2階平面図設計手段32、基礎伏図設計手
段33、屋根伏図設計手段34、立面図設計手段35お
よび積算手段36を別の比較的小型の第2のコンピュー
タ内に構成するとともに、第2のコンピュータを複数設
け、これら複数の第2のコンピュータを第1のコンピュ
ータと通信手段で相互に接続してもよい。このようにす
れば、部品情報、積算情報が収納されたファイルを著し
く大きくできるうえ、このファイルの管理およびメンテ
ナンスを一括して行うことができる。
る前記部品情報蓄積手段21および積算情報蓄積手段2
2等の各種データは、FD、CD−ROM、DVD等の
コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してCA
Dシステム1を実現するコンピュータに提供したり、パ
ソコン通信、インターネット等のネットワークを介して
各コンピュータに提供してもよい。また、1階平面図設
計手段31、2階平面図設計手段32、基礎伏図設計手
段33、屋根伏図設計手段34、立面図設計手段35お
よび積算手段36等は、コンピュータ本体10で実現さ
れるプログラムであるため、コンピュータで読み取り可
能な記録媒体に記録して各コンピュータに提供したり、
パソコン通信、インターネット等のネットワークを介し
て各コンピュータに提供して機能させてもよい。
ムによれば、次のような効果が得られる。請求項1に記
載のユニット式建物用CADシステムによれば、ユニッ
ト式建物の平面図上に設けられた複数のグリッドモジュ
ール心線の交点のうちの互いに異なる2点を選択するだ
けで建物ユニットの形状を設定できるから、つまりユニ
ット式建物の平面図上で建物ユニットの形状を選択、設
定して、これらを組み合わせてユニット式建物を設計す
る作業を行うことができるから、従来のユニット式建物
用CADシステムのように画面を切り替えて形状メニュ
ーの中から選択する必要がない。したがって、マウス操
作等の労力や時間を軽減でき、容易に設計作業を行うこ
とができる。さらに、建物ユニットの対角線上の頂点と
なる2点を選択するので、具体的な形状をイメージで
き、建物ユニットの形状を数値で選択する場合に比べ、
誤認や誤操作が少なくなる。
システムによれば、形状選択手段によって2つの長方形
を選択し、予め設定された複数のL字形状のうちの一つ
を選択すると、L型建物ユニット設定手段によって自動
的にL型建物ユニットが平面図上に表示されるから、様
々な形状および大きさを有するL型建物ユニットを簡単
な操作で生成することができ、設計作業の作業効率を向
上できる。
システムによれば、ハーフモジュール生成手段によっ
て、複数のグリッドモジュール心線で形成された通常の
グリッドのうち、任意の部分に通常の半分の大きさのグ
リッド(ハーフサイズグリッド)を形成することができ
るから、顧客の要望により通常の半分のモジュールで部
品の設計を行う箇所にのみハーフサイズグリッドを生成
することができる。したがって、全てのグリッドにハー
フサイズグリッドを生成する場合に比べ、平面図が見に
くくなることがなく、顧客の要望に沿ってハーフサイズ
の部品を配置しつつ設計作業の作業効率を向上できる。
システムによれば、部品を選択するのみで自動的にその
選択された部品の形状が反転されるから、例えば、扉や
窓のように開き勝手が左右ある部品や、システムキッチ
ン等のように部屋に対応した形状にする必要がある部品
について、部品の平面形状を一つ登録するだけでよく、
部品の登録数を削減でき、設計作業の作業効率を向上で
きる。
システムによれば、1階平面図設計手段で1階平面図を
設計した後、2階平面図設計手段によって2階平面図を
設計する際に、1階平面図複製手段によって1階平面図
を2階平面図に複製できる。したがって、ユニット式建
物を構成する建物ユニットの形状、配置等は1階、2階
共にほぼ同一であるから、1階平面図をベースとして2
階平面図の設計作業を迅速に行うことができ、設計作業
の作業効率を向上できる。さらに、2階平面図の設計作
業の際に、間仕切壁や、トイレ、流し台等の水回り関係
の配置を1階の間仕切壁やパイプスペース位置を考慮し
て設計できるから、2階平面図の設計作業を効率的に行
うことができる。
システムによれば、通常の階高を有する建物ユニットと
異なる階高を有する建物ユニットの立面図を設計する場
合であっても、窓や扉等の部品の立面図上の水平方向の
位置を設定するだけで、高さ位置設定手段によって、部
品の高さ位置が自動的に設定されて立面図上の位置が決
定されるから、階高に合わせて部品情報を登録する必要
がなく、部品の登録数を削減でき、設計作業の作業効率
を向上できる。
システムによれば、建物ユニットの床または間仕切壁を
選択するだけで、この選択された床または間仕切壁がA
LC材に自動的に設定されるので、顧客の要望に応じて
壁材や床材としてALC材を用いることができるから、
設計の自由度を向上できる。
すブロック図である。
ック図である。
立面図設計手段のブロック図である。
設計する手順を説明するための図である。
平面図である。
複数設計する手順を説明するための図である。
設計する手順を説明するための図である。
平面図である。
計する際に利用するハーフモジュールを生成する手順を
説明するための図である。
る手順を説明するための図である。
説明するための図である。
材で形成する部分を設定する手順を説明するための図で
ある。
である。
る建物ユニットの骨組みの斜視図である。
ール心線 G4 グリッドモジュール心線としてのハーフモジ
ュール心線 M、N、P、Q、R、S、U、V 点 T1、T2 長方形状の建物
ユニット T3 L型建物ユニッ
ト
Claims (7)
- 【請求項1】 直方体状の建物ユニットを複数組み合わ
せて形成されるユニット式建物の設計作業を支援するユ
ニット式建物用CADシステムであって、 前記ユニット式建物の平面図を設計するための平面図設
計手段を備え、この平面図設計手段は、 設計対象となるユニット式建物に設けられる部品の大き
さを基準として、前記ユニット式建物の平面図上に互い
に直交して格子状に設定される複数のグリッドモジュー
ル心線を生成するグリッドモジュール生成手段と、 前記グリッドモジュール心線の複数の交点のうち、第1
点と、この第1点と別の点である第2点とが選択される
と、前記格子で構成される複数の長方形のうち、前記2
点を対角線上の頂点とする一つの長方形を選択する形状
選択手段と、 この形状選択手段によって選択された長方形を建物ユニ
ットとして設定する建物ユニット設定手段とを備えてい
ることを特徴とするユニット式建物用CADシステム。 - 【請求項2】 請求項1に記載のユニット式建物用CA
Dシステムにおいて、 前記平面図設計手段は、前記形状選択手段によって2つ
の長方形が選択され、かつ、予め設定された複数のL字
形状のうちの一つが選択されると、前記2つの長方形を
選択されたL字形状に組み合わせて平面L字形状に建物
ユニットを設定するL型建物ユニット設定手段を備えて
いることを特徴とするユニット式建物用CADシステ
ム。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のユニット式建
物用CADシステムにおいて、 前記平面図設計手段は、前記格子状に生成される複数の
グリッドモジュール心線のうちの一つが選択され、か
つ、この選択されたグリッドモジュール心線で分割され
た平面図のうちのいずれか一方が選択されると、 前記選択されたグリッドモジュール心線と、この選択さ
れたグリッドモジュール心線に平行に隣接しかつ前記選
択された一方の側にあるグリッドモジュール心線との間
の中央に、新たにグリッドモジュール心線を生成するハ
ーフモジュール生成手段を備えていることを特徴とする
ユニット式建物用CADシステム。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のユニ
ット式建物用CADシステムにおいて、 前記平面図設計手段は、前記ユニット式建物に設けられ
る部品が選択されると、その平面形状を反転させる部品
反転手段を備えていることを特徴とするユニット式建物
用CADシステム。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載のユニ
ット式建物用CADシステムにおいて、 前記平面図設計手段は、前記ユニット式建物の1階平面
図を設計するための1階平面図設計手段と、2階平面図
を設計するための2階平面図設計手段とを備え、この2
階平面図設計手段は、前記1階平面図設計手段で設計さ
れた1階平面図を2階平面図上に複製する1階平面図複
製手段を備えていることを特徴とするユニット式建物用
CADシステム。 - 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載のユニ
ット式建物用CADシステムにおいて、 前記ユニット式建物の立面図を設計するための立面図設
計手段を備え、この立面図設計手段は、部品の種類と立
面図上の水平方向の位置が選択されると、前記建物ユニ
ットの上端または下端からの規定の寸法で前記部品の高
さ方向の位置を設定する高さ位置設定手段を備えている
ことを特徴とするユニット式建物用CADシステム。 - 【請求項7】 請求項6に記載のユニット式建物用CA
Dシステムにおいて、 前記平面図設計手段および立面図設計手段は、前記建物
ユニットの床または間仕切壁が選択されると、この選択
された床または間仕切壁をALC材に設定する材料選択
手段を備えていることを特徴とするユニット式建物用C
ADシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001035567A JP4620266B2 (ja) | 2001-02-13 | 2001-02-13 | ユニット式建物用cadシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001035567A JP4620266B2 (ja) | 2001-02-13 | 2001-02-13 | ユニット式建物用cadシステム |
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- 2001-02-13 JP JP2001035567A patent/JP4620266B2/ja not_active Expired - Fee Related
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