JP3375044B2 - コンピュータ画面による柱の入力表示方法 - Google Patents

コンピュータ画面による柱の入力表示方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ画面
上で建築物の伏図を作成する際に、この伏図中に柱の断
面形状を表す図形を容易に入力して表示させることので
きるコンピュータ画面による柱の入力表示方法、並びに
コンピュータに該入力表示方法を実行させるプログラム
を記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建築物の設計図面を、CAD(C
omputer Aided Design)システムにより作成すること
は、従来から広く行われている。係るCADシステムで
作成した画像データは、拡大、縮小、回転等の操作が可
能であり、また、必要により、繰り返し印刷することが
できる等の利点がある。
【0003】上記の設計図面は、主として、建築しよう
とする住宅の各階の伏図(平面図)からなり、CADシ
ステムによりコンピュータ画面上に伏図を表示させなが
ら、上記伏図中に、梁、柱、水平ブレース、外壁等の各
種部材を順次入力するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、CA
Dシステムによる複数の作成時には、梁や柱等の部材を
一々線図で入力するものであるが、係る入力作業は煩雑
なものであり、より簡易な入力方法が求められていた。
また、近年では、パーソナルコンピュータ(以下、パソ
コンという)が広く普及しており、これに伴って、住宅
の設計やCADシステム等に関する専門知識を持たない
者が入力する場合でも、パソコンに伏図を容易に入力し
て表示させることのできる入力表示方法の開発が要望さ
れていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
して、コンピュータ画面を用いて建築物の伏図を作成す
る場合に、該伏図中に柱の断面形状を容易に入力して表
示させることのできるコンピュータ画面による柱の入力
表示方法、並びにコンピュータに該入力表示方法を実行
させるプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記
録媒体を提供することを目的としている。
【0006】そのため、請求項1に係るコンピュータ画
面による柱の入力表示方法は、表示部に建築物の各階の
伏図を作成するための入力画面を表示し、上記入力画面
上で入力部からH形鋼よりなる柱のウェブの一端1点
で入力された後、上記ウェブの延びる方向他の1点で
入力されることにより、演算部は、上記ウェブの一端の
位置及びウェブの延びる方向に合致する上記H形鋼より
なる柱の断面を表す画像を作成して上記入力画面上に表
することを特徴としている。ここで、上記ウェブの延
びる方向入力される上記他の1点は、ウェブの一端
入力される上記1点から上記ウェブの延びる方向へ所定
距離以上離れていればよく、その場合、上記1点と他の
1点間の距離の大小にかかわらず、柱は一定の断面寸法
で表示される。
【0007】請求項2に係るコンピュータ画面による柱
の入力表示方法は、表示部に建築物の各階の伏図を作成
するための入力画面を表示し、上記入力画面上で入力部
から角形鋼よりなる柱の断面中の1点入力されること
により、演算部が上記角形鋼よりなる柱の断面を表す
を作成して上記入力画面上に表示するものであって、
上記柱の使用位置に応じて複数種の柱の中からいずれの
柱を選定するかの選定基準を予め定めて記憶部に記憶さ
せておき、上記入力画面上で上記入力部から柱が入力さ
れる際、上記演算部は、上記選定基準に基づいて上記複
数種の中からいずれかの柱を自動的に選定し、上記伏図
の完成後、上記演算部は、上記記憶部に記憶された構造
計算用プログラムに従って構造計算を行い、上記自動的
に選定した柱のいずれかが強度不足と判定された場合に
は、当該柱をより強度の高い柱に置換する処理を行う
とを特徴とするものである。ここで、上記柱の断面中の
1点とは、例えば、上記ロ字形の断面の中心点であって
もよく、或いは、上記ロ字形の断面のいずれかのコーナ
部であってもよい。
【0008】請求項3に係るコンピュータ画面による柱
の入力表示方法は、請求項1又は2の入力表示方法にお
いて、上記柱の断面を表す画像とともに、その柱の種類
を示す記号を上記入力画面上に表示することを特徴とす
るものである。
【0009】請求項に係る記録媒体は、請求項1乃至
のいずれかに記載したコンピュータ画面による柱の入
力表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であるこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施の
形態では、例えば、ノート型のパソコン1(コンピュー
タ)を使用することができ、このパソコン1は、キーボ
ード2及びマウス3からなる入力部4と、液晶ディスプ
レー等からなる表示部5とを備えるとともに、図示しな
いが、記憶部、演算部、制御部等を内蔵し、且つ不図示
の印刷装置と接続して、入力済の画像等の各種データの
印刷が行えるようになっている。なお、本発明を実施す
るに当たり、ノート型のパソコン1に代えて、いわゆる
デスクトップ型のパソコン等を用いてもよい。
【0011】上記パソコン1の記憶部には、住宅の各階
の伏図を表示部5で表示しながら梁や柱等の部材を所定
の入力手順で入力するための伏図入力表示用プログラム
が予め記憶されている。更に、上記記憶部には、上記伏
図中の各部材の入力位置に基づいて、これらの部材を3
次元の座標データに変換するための変換用プログラム
と、この座標データに基づいて構造計算を行うための構
造計算用プログラムとが記憶されている。上記各種プロ
グラムは、例えば、1または複数枚のフロッピーディス
クF(記録媒体)に記録され、このフロッピーディスク
Fから上記パソコン1の記憶部にインストールされ得る
ようになっている。なお、記録媒体として、CDROM
等を用いても差し支えない。
【0012】次に、上記パソコン1に住宅の各階の伏
図、特に、柱を表す図形を入力する手順につき説明す
る。伏図の作成を開始する際には、予め何階建ての住宅
であるか等の設定を行った上で、伏図の入力を行う階
(例えば、2階)を指定して所定の画面呼出操作を行う
と、パソコン1の表示部5に、図2のような入力画面A
(画面)が表示される。入力画面Aの上部は、入力操作
用の各種ボタンBを表示するための操作ボタン表示領域
A1を成し、入力画面Aの中央部から下部に渡る領域
は、入力された伏図等の画像を表示するための画像表示
領域A2を成している。
【0013】画像表示領域A2には、伏図中に各種部材
を入力する際の寸法の目安として、例えば、住宅の5m
に対応した間隔でガイド線6が縦横に表示されるととも
に、住宅の1mに対応した間隔で大ドット7が、更に、
0.25mに対応した間隔で小ドット8が表示される。
なお、ガイド線6や大ドット7、小ドット8の間隔は適
宜に設定でき、ガイド線6の表示を省略する等の変更も
任意に行える。
【0014】画像表示領域A2に伏図を入力する際に
は、操作ボタン表示領域A1の各種ボタンBの中の入力
すべき部材に対応したボタンBに図示しないカーソルを
合わせ、マウス3の左ボタン3aをクリック(以下、マ
ウス3の左ボタン3aをクリックする動作を単にクリッ
クという)する。例えば、柱を入力する場合、柱ボタン
B1をクリックすると、図3に示すように、部材表示部
D1に部材名称「柱」が表示され、続いて、柱の種類を
選定するための選定ボタンBsをクリックすると、柱の
種類に対応した名称「H、C1、C2、C3、C4、K
T1」と、個々の柱の断面形状、断面寸法とを表示した
表示領域Fが表われる。
【0015】ここで、図4に示すように、柱「H」はラ
ーメン柱であって、H形鋼10からなり、その断面寸法
は、259(ウェブ10aの幅)×100(フランジ1
0b、10cの幅)×6(ウェブ10aの厚さ)×9
(フランジ10b、10cの厚さ)である(単位は全て
mm)。また、図5に示すように、柱「C1」乃至「C
4」は支持柱であって、断面ロ字形の角型鋼11からな
る。その内、柱「C1」の断面寸法は、100(横)×
100(縦)×3.2(厚さ)であり(単位は全てm
m)、柱「C2」乃至「C4」の断面寸法は表示領域F
に示す通りであって、縦横の寸法が順次小さくなってい
る。更に、柱「KT1」も断面ロ字形の角形鋼からな
り、その縦横の寸法は柱「C4」と同一であるが、厚さ
が柱「C4」より小さくなっている。
【0016】例えば、入力操作者が柱「H」を選定して
入力する場合、表示領域F中の「H」にカーソルを合わ
せてクリックすると、図6に示すように、種類表示部D
2に名称「H」が反転表示され、この状態で柱「H」の
入力が可能となる。入力に際しては、まず、入力しよう
とする柱「H」を構成するH形鋼10のウェブ10aの
一端、つまり、ウェブ10aと一方のフランジ10bと
の接続点にカーソル(図示せず)を合わせてクリックす
ると、パソコン1はクリックの行われた点S1を認識し
て記憶する。ここで、上記点S1としては、上記のクリ
ックを行った時点でカーソルに最も近い大ドット7また
は小ドット8が選ばれる。
【0017】続いて、マウス3の操作により、図示しな
いカーソルをウェブ10aの延びる方向に沿って移動さ
せると、図7に示すように、画像表示領域A2に直線L
でウェブ10aの延びる方向が表示される。この場合、
マウス3の操作の加減によって、カーソルが多少蛇行し
たような場合でも、ウェブ10aの延びる方向は上記点
S1を起点として縦または横方向に延びる直線Lで表示
される。すなわち、ウェブ10aの延びる方向は、通
常、図7中の上下左右の4方向のいずれかであるから、
上記カーソルが多少蛇行したような場合でも、上記4方
向の中からカーソルの移動方向に最も近い方向が選択さ
れる。
【0018】そして、カーソルをウェブ10aの延びる
方向(図7では右方向)へ所定距離(例えば、隣接する
2つの小ドット8間の間隔の1/2)以上移動させた
後、例えば、直線L上の点S2でクリックすると、図8
に示すように、直線Lが消去される代わりに、H形鋼1
0の断面が表示され、且つ柱の種類を示す名称「H」が
表示される。この場合、点S2は上記の点S1から上記
所定距離以上離れていれば、直線L上のいかなる点でも
よく、点S2の位置にかかわらず、表示されるH形鋼1
0の断面寸法は一定とされる。
【0019】図9にH形鋼10からなる柱を拡大して表
示するように、伏図上のH形鋼10の位置は上記点S1
により決定され、ウェブ10aの一端、つまり、一方の
フランジ10bとの接続端が上記の点S1と合致させら
れる。また、上述したように、ウェブ10aの延びる方
向は、図9に点線で示す直線Lの方向に合致させられ
る。なお、図8の入力画面Aにおいて、拡大ボタンB2
をクリックしてH形鋼10を含む領域を指定することに
より、図9のような拡大表示を行わせることができる。
【0020】上述のように、本実施の形態では、H形鋼
10からなるラーメン柱を入力する場合、柱の種類
「H」を選定して、ウェブ10aの一端に対応した1点
S1とウェブ10aの延びる方向における他の1点S2
との2箇所をマウス3の左ボタン3aでクリックするの
みで、H形鋼10の断面形状を表す画像が作成されて画
像表示領域A2に表示される。これにより、伏図へのラ
ーメン柱の入力を容易に行える。なお、本実施の形態で
は、ラーメン柱を構成するH形鋼10の断面寸法を1種
類のみとしたが、H形鋼10として断面寸法の異なる複
数種のものを準備して、上記図3の表示領域Fで、入力
操作者が所望の寸法のH形鋼10を選択できるようにし
てもよい。
【0021】次に、支持柱「C1」乃至「C4」の入力
方法を説明する。支持柱、例えば、柱「C2」を入力す
る際には、前述した図3の表示領域Fにおいて「C2」
を選択してマウス3の左ボタン3aでクリックすると、
図10に示すように、種類表示部D2に「C2」が反転
表示され、この状態で、柱「C2」の入力が可能とな
る。実際に柱「C2」を入力するには、図示しないカー
ソルを、入力すべき柱「C2」を構成する角形鋼11の
ロ字形断面の中心点Pに位置決めしてクリックすると、
これに基づいてパソコン1により柱「C2」の画像デー
タが作成され、図11に示すように、上記中心点Pを取
り囲むように、角形鋼11からなる柱「C2」の断面形
状が表示されるとともに、柱の種類を示す記号「C2」
が表示される。
【0022】その他の支持柱「C1」、「C3」、「C
4」の入力も上記柱「C2」の入力と同様に行える。そ
の場合、入力画面A上に表示される各支持柱の断面寸法
を、実際の柱の断面寸法に対応させて変更することも可
能であるが、本実施の形態では、簡単のため、各支持柱
「C1」乃至「C4」を入力画面A上で同一の断面寸法
で表示させ、いずれの種類の柱であるかは、記号「C
1」乃至「C4」で識別するようにしている。柱「KT
1」の入力方法も同様であり、且つ入力画面A上での断
面寸法も支持柱「C1」乃至「C4」の断面寸法と等し
くされている。
【0023】なお、支持柱「C1」乃至「C4」や柱
「KT1」の入力位置の指定は、必ずしも、これらを構
成する角形鋼11のロ字形断面の中心点Pによって行う
必要はなく、例えば、角形鋼11のいずれか一つのコー
ナ部の位置を入力画面A上に1点で入力することによっ
て入力画面A上に角形鋼11の断面形状を表示させるよ
うにしてもよい。
【0024】図12に伏図の入力例を示す。各階の伏図
の入力に際しては、例えば、当該階の梁12を入力する
とともに、当該階の直下の階の柱(H形鋼10からなる
ラーメン柱「H」もしくは断面ロ字形の角形鋼11から
なる支持柱「C1」乃至「C4」)を上述した手順で入
力してゆく。例えば、2階の伏図には、2階の梁12
と、その下方に位置する1階の柱とを入力する。なお、
梁12の入力は、梁ボタンB5をクリックし、梁12の
種類(図12に表示されているように、G1、B3等)
を選定した後、梁12の両端の2点をクリックすること
により行える。なお、実際には、梁12と柱以外に、更
に、外壁、水平ブレース等の各部材を入力する。
【0025】入力済の部材を画像表示領域A2から削除
する場合は、操作ボタン表示領域A1中の削除ボタンB
6にカーソルを合わせてクリックした後、削除すべき部
材上にカーソルを合わせて今一度クリックすると、当該
部材に関する画像データがパソコン1の記憶部から削除
されて、当該部材を表す画像が画像表示領域A2から削
除される。一つの階の伏図の作成が終了すれば、続い
て、操作ボタン表示領域A1の階ボタンB7をクリック
し、順次、他の階を指定して住宅の各階毎の伏図を作成
する。
【0026】そして、全ての階の伏図の作成が終了した
段階で、構造計算を行わせる場合、パソコン1に構造計
算を指示すると、上記の伏図中に図形入力された各部材
が前記変換用プログラムで座標データに変換され、引き
続き、この座標データに基づいて、前記構造計算用プロ
グラムにより構造計算が実行される。構造計算の結果、
いずれかの部材が強度不足であると判定された場合、当
該部材またはその周辺部を補強すべく、伏図の変更を行
う。
【0027】例えば、H形鋼10からなるラーメン柱の
いずれかが強度不足であると判定された場合、このラー
メン柱の近傍に他のラーメン柱または支持柱を追加する
等の変更を行うことができ、或いは、角形鋼11からな
る支持柱のいずれかが強度不足であるか判定された場
合、当該角形鋼11をより断面寸法の大きい角形鋼11
で置換するか、支持柱の個数を増す等の変更を行うこと
ができる。そして、設計変更後に、再度、上記の構造計
算を行わせればよい。
【0028】上記の実施の形態では、「C1」乃至「C
4」からいずれの支持柱を使用するかの選定は入力作業
者が行うようにしているが、予め支持柱の使用位置等に
応じて選定基準を作成してパソコン1の記憶部に記憶さ
せておき、入力作業者が支持柱の入力を行った段階でパ
ソコン1が上記選定基準に基づいて支持柱の種類を自動
的に選定するように構成してもよい。その場合の選定基
準としては、図12にも示すように、例えば、住宅の外
周に位置する支持柱としては「C2」を使用し、外周に
位置しない支持柱としては「C4」を使用する等の基準
を定めておくことができる。
【0029】なお、自動選定を行う場合、伏図の入力が
終了して上記構造計算を行った際に、いずれかの支持柱
が強度不足と判定された場合、パソコン1が当該強度不
足の支持柱を自動的にサイズアップ、つまり、断面寸法
のより大きなものと置換して、再度構造計算を実行する
ように構成するのが好ましい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るコンピュータ画面による柱の入力表示方法は、
示部に建築物の各階の伏図を作成するための入力画面を
表示し、上記入力画面上で入力部からH形鋼よりなる
のウェブの一端1点で入力された後、上記ウェブの延
びる方向他の1点で入力されることにより、演算部
は、上記ウェブの一端の位置及びウェブの延びる方向に
合致する上記H形鋼よりなる柱の断面を表す画像を作成
して上記入力画面上に表示するものであり、上記のよう
に、入力画面上で2点を入力するのみでH形鋼からなる
柱の断面形状を入力して表示させることができるので、
H形鋼からなる柱の入力作業が容易になる利点がある。
【0031】請求項2に係るコンピュータ画面による柱
の入力表示方法は、表示部に建築物の各階の伏図を作成
するための入力画面を表示し、上記入力画面上で入力部
から角形鋼よりなる柱の断面中の1点入力されること
により、演算部が上記角形鋼よりなる柱の断面を表す
を作成して上記入力画面上に表示するものであって、
上記柱の使用位置に応じて複数種の柱の中からいずれの
柱を選定するかの選定基準を予め定めて記憶部に記憶さ
せておき、上記入力画面上で上記入力部から柱が入力さ
れる際、上記演算部は、上記選定基準に基づいて上記複
数種の中からいずれかの柱を自動的に選定し、上記伏図
の完成後、上記演算部は、上記記憶部に記憶された構造
計算用プログラムに従って構造計算を行い、上記自動的
に選定した柱のいずれかが強度不足と判定された場合に
は、当該柱をより強度の高い柱に置換する処理を行う
のであり、上記入力画面上で1点を指定するのみで角形
鋼からなる柱の断面形状を入力して表示させることがで
きるので、角形鋼からなる柱の入力作業が容易になる利
点がある。また、入力作業者が一々柱の種類を選択する
必要がないので、柱の入力作業が一層容易になるととも
に、建築物の設計に 関する特別の知識を有しない者で
も、入力作業を行うことができるようになる。更に、コ
ンピュータが当初自動選定した柱の強度が万一不足して
いた場合にも、構造計算後に上記柱がより強度の高い柱
で置換されることにより、最終的に充分な強度を有する
柱が選定されるようになる。また、構造計算後の柱の置
換もコンピュータによって自動的に行われるので、入力
操作者は一々柱の種類を指定する必要がなく、操作性は
良好なものとなる。
【0032】請求項3に係るコンピュータ画面による柱
の入力表示方法は、請求項1又は2の入力表示方法にお
いて、上記柱の断面を表す画像とともに、その柱の種類
を示す記号を上記入力画面上に表示するので、選定され
た柱の種類を上記記号により容易に識別することができ
る利点がある。
【0033】請求項に係る記録媒体は、請求項1乃至
のいずれかに記載したコンピュータ画面による柱の入
力表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であるか
ら、これらの記録媒体を使用または販売等することによ
り、上記した有益な柱の入力表示方法を一般に普及させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で使用するパソコンの外形
を示す概略斜視図。
【図2】上記パソコンの表示部に表示される入力画面を
示す説明図。
【図3】上記入力画面で柱の種類を選定する様子を示す
説明図。
【図4】ラーメン柱を構成するH形鋼を示す断面説明
図。
【図5】支持柱を構成する角形鋼を示す断面説明図。
【図6】上記入力画面でH形鋼からなるラーメン柱を選
択した状態を示す説明図。
【図7】上記入力画面でラーメン柱を入力する様子を示
す説明図。
【図8】上記入力画面上にラーメン柱が表示された状態
を示す説明図。
【図9】上記ラーメン柱が拡大表示された状態を示す説
明図。
【図10】上記入力画面で角形鋼からなる支持柱を選定
した状態を示す説明図。
【図11】上記入力画面上で支持柱が入力、表示された
状態を示す説明図。
【図12】上記入力画面上で柱と梁を含む伏図を入力す
る様子を示す説明図。
【符号の説明】
1 パソコン(コンピュータ) 10 H形鋼 10a ウェブ 11 角形鋼 A 入力画面(画面) F フロッピーディスク(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 哲雄 大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水 ハウス株式会社内 (72)発明者 塚田 雅一 大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水 ハウス株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−254000(JP,A) 特開 平6−251109(JP,A) 特開 平7−271841(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部に建築物の各階の伏図を作成する
    ための入力画面を表示し、 上記入力画面上で入力部からH形鋼よりなる柱のウェブ
    の一端1点で入力された後、上記ウェブの延びる方向
    他の1点で入力されることにより、演算部は、上記ウ
    ェブの一端の位置及びウェブの延びる方向に合致する上
    記H形鋼よりなる柱の断面を表す画像を作成して上記入
    力画面上に表示することを特徴とするコンピュータ画面
    による柱の入力表示方法。
  2. 【請求項2】 表示部に建築物の各階の伏図を作成する
    ための入力画面を表示し、 上記入力画面上で入力部から角形鋼よりなる柱の断面中
    の1点入力されることにより、演算部が上記角形鋼よ
    りなる柱の断面を表す画像を作成して上記入力画面上に
    表示するものであって、 上記柱の使用位置に応じて複数種の柱の中からいずれの
    柱を選定するかの選定基準を予め定めて記憶部に記憶さ
    せておき、上記入力画面上で上記入力部から柱が入力さ
    れる際、上記演算部は、上記選定基準に基づいて上記複
    数種の中からいずれかの柱を自動的に選定し、上記伏図
    の完成後、上記演算部は、上記記憶部に記憶された構造
    計算用プログラムに従って構造計算を行い、上記自動的
    に選定した柱のいずれかが強度不足と判定された場合に
    は、当該柱をより強度の高い柱に置換する処理を行う
    とを特徴とするコンピュータ画面による柱の入力表示方
    法。
  3. 【請求項3】 上記柱の断面を表す画像とともに、その
    柱の種類を示す記号を上記入力画面上に表示することを
    特徴とする請求項1又は2記載のコンピュータ画面によ
    る柱の入力表示方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至のいずれかに記載したコ
    ンピュータ画面による柱の入力表示方法をコンピュータ
    に実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
    読取可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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