JP2002205937A - 乳化組成物 - Google Patents

乳化組成物

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JP2002205937A
JP2002205937A JP2001335704A JP2001335704A JP2002205937A JP 2002205937 A JP2002205937 A JP 2002205937A JP 2001335704 A JP2001335704 A JP 2001335704A JP 2001335704 A JP2001335704 A JP 2001335704A JP 2002205937 A JP2002205937 A JP 2002205937A
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phase component
oil
emulsified composition
examples
aqueous phase
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JP2001335704A
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Yasutomo Hozumi
康友 穂積
Hiroyuki Hayashi
博幸 林
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布後の白化を抑え、安定で使用感に優れた
乳化組成物の提供。 【解決手段】 少なくとも、誘電率が4.0以上の油
と、シリコーン油と、60重量%以上の水と、を含有す
ることを特徴とする乳化組成物である。薬効成分を含有
する態様、薬効成分が、コンドロイチンの多硫酸エステ
ル化合物である態様、化粧料成分を含有する態様、等が
好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用感が良く、安
定性が高く、医薬品・化粧品等に好適に用いられる乳化
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外用医薬品等の開発においては、
薬効成分の皮膚への吸収性、薬の有効な発現等に開発の
重点が置かれており、このため、油類を基剤とした油性
軟膏に、単に薬効成分を配合した製剤が主流であった。
よって従来型の製剤では、特に、使用時の油類(基剤)
によるべたつき感等が、使用感上の大きな問題であっ
た。
【0003】しかし近年、単に薬の有効な発現のみなら
ず、使用感上優れた製剤の開発が進み、特に水中油型の
乳化製剤の技術が著しく進歩してきた。しかしながら、
前記水中油型の乳化組成物であっても、皮膚に塗布した
時、皮膚上で白化し、なじみが悪い感じを与える等の問
題があった。前記白化の原因としては、水中油型の乳化
組成物における乳化形態が、塗布後、皮膚上で油中水型
に転相すること、塗布中に該乳化組成物に気泡を含んで
しまうこと、等が考えられているものの、未だ明確では
ない。したがって、前記白化を抑制し、塗布後も安定
で、良好な使用感を与える乳化組成物の開発が望まれて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、塗布後の白化を抑え、安定
で使用感に優れた乳化組成物を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段としては、以下の通りである。即ち、 <1> 少なくとも、誘電率が4.0以上の油(以下、
本発明において「高誘電率油」と称することがある。)
と、シリコーン油と、60重量%以上の水と、を含有す
ることを特徴とする乳化組成物である。 <2> 薬効成分を含有する前記<1>に記載の乳化組
成物である。 <3> 薬効成分が、コンドロイチンの多硫酸エステル
化合物である前記<2>に記載の乳化組成物である。 <4> 化粧料成分を含有する前記<1>から<3>の
いずれかに記載の乳化組成物である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の乳化組成物は、誘電率が4.0以上の油(高誘
電率油)と、シリコーン油と、水と、を含有し、必要に
応じてその他の成分を含有する。
【0007】[誘電率が4.0以上の油(高誘電率
油)]前記高誘電率油は、極性が高く、本来乳化に関し
不安定に働く。本発明においては、このような極性の高
い油とシリコーン油とを組み合わせて配合することによ
り、乳化組成物の油相中に高い割合で安定に配合され、
前記乳化組成物を皮膚に塗布した後の白化が抑制され、
使用感に優れ、安定した乳化組成物を提供することがで
きる。
【0008】前記高誘電率油の誘電率としては、4.0
以上であることが必要であり、4.0〜8.0が好まし
い。前記高誘電率油としては、特に制限はなく、例え
ば、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、乳酸オク
チルドデシル、モノイソステアリン酸ポリグリセリル、
ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリ
ン酸ポリグリセリル、コハク酸ポリプロピレングリコー
ルオリゴエステル、(2−ヘキシルデカン酸・セバシン
酸)ジグリセリルオリゴエステル、ジペンタエリトリッ
ト脂肪酸エステル、ヘキサオキシステアリン酸ジペンタ
エリトリット、(アジピン酸・2−エチルヘキサン酸・
ステアリン酸)グリセリルオリゴエステル、セスキオレ
イン酸ソルビタン、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−
エチルヘキサン酸グリセリル等のエステル化合物等が挙
げられる。
【0009】これらの中でも、トリ−2−エチルヘキサ
ン酸グリセリル、乳酸オクチルドデシル、モノイソステ
アリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリ
セリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、ジグリ
セリルオリゴエステル、セスキオレイン酸ソルビタン、
乳酸オクチルドデシル、等が好ましい。これらは、1種
単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0010】前記高誘電率油の、前記乳化組成物におけ
る含有量としては、0.1〜15重量%が好ましく、
0.1〜10重量%がより好ましい。前記含有量が、前
記数値範囲内であると、特に、保存安定性、白化抑制効
果、使用感等が良好である。
【0011】[シリコーン油]前記シリコーン油として
は、例えば、メチルフェエルポリシロキサン、ジメチル
ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロヘキサシロキサン、ドデカメチル
シクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサ
ン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシ
ロキサン、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン
共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサ
ン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレ
ン)メチルポリシロキサン共重合体、メチルハイドロジ
ェンポリシロキサン、テトラヒドロテトラメチルシクロ
テトラシロキサン、ステアロキシメチルポリシロキサ
ン、セトキシメチルポリシロキサン、メチルポリシロキ
サンエマルション、高重合メチルポリシロキサン、トリ
メチルシロキシケイ酸、架橋型メチルポリシロキサン、
架橋型メチルフェニルポリシロキサン、等が挙げられ
る。これらの中でも、メチルフェニルポリシロキサン、
ジメチルポリシロキサン等が好ましい。これらは、1種
単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0012】前記シリコーン油の、前記乳化組成物にお
ける含有量としては、0.1〜10重量%が好ましく、
0.1〜5重量%がより好ましい。前記含有量が、前記
数値範囲内であると、特に、保存安定性、使用感等が良
好である。
【0013】前記シリコーン油の25℃における粘度と
しては、100センチストークス(100mm2/s)
以下が好ましく、50センチストークス(50mm2/
s)以下がより好ましい。前記粘度が、100センチス
トークス(100mm2/s)を超えると、乳化組成物
が硬くなり、油特有のベタツキが発現することがある。
【0014】[水]前記水としては、特に制限はない
が、精製水等が好ましい。該水の、前記乳化組成物にお
ける含有量としては、60重量%以上であることが必要
であり、60〜90重量%が好ましく、70〜85重量
%がより好ましい。前記含有量が、60重量%未満であ
ると、保存安定性、白化抑制効果、使用感等が悪い。
【0015】[その他の成分]前記その他の成分として
は、特に制限はないが、薬効成分、化粧料成分等が特に
好ましく、薬効成分が最も好ましい。
【0016】前記薬効成分としては、特に制限はない
が、特に、荒れ肌改善効果を有し、かつ、高分子である
ため安定性に寄与する点で、コンドロイチンの多硫酸エ
ステル化合物等が好ましい。
【0017】前記コンドロイチンの多硫酸エステル化合
物としては、日本薬局方外医薬品規格に定義されたヘパ
リン類似物質、コンドロイチン硫酸D、コンドロイチン
硫酸E、コンドロイチン硫酸F、コンドロイチン硫酸
H、等が挙げられる。これらは、1種単独で使用しても
よく、2種以上を併用してもよい。
【0018】前記コンドロイチンの多硫酸エステル化合
物の、前記乳化組成物における含有量としては、0.0
1〜3重量%が好ましく、0.1〜1重量%がより好ま
しい。前記含有量が、0.01重量%未満では、効果の
発現性が低いことがある。
【0019】前記薬効成分としては、前記コンドロイチ
ンの多硫酸エステル化合物のほか、例えば、グルコン酸
クロルヘキシジン、サリチル酸、ヒノキチオール、レゾ
ルシン等の殺菌剤;ホモスルファミン、スルファジアジ
ン等のサルファ剤;硫酸コリステン等の抗生物質;塩酸
デキサメタゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、酪酸ヒドロコ
ルチゾン、吉草酸酢酸プレドニゾロン、デキサメタゾ
ン、等のステロイド剤;塩酸ジフェンヒドラミン、ジフ
ェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、クロ
タミトン、等の止痒剤;アラントイン、グリチルレチン
酸類、グリチルリチン酸類及び/又はその塩、グアイア
ズレン、サリチル酸グリコール、サリチル酸メチル、ブ
フェキサマク、ウフェナマート、オウバク、カミツレ、
インドメタシン、フルルビプロフェン、フェルビナク、
ケトプロフェン、メントール、等の消炎鎮痛剤;
【0020】尿素、ビタミンA油、等の角質溶解剤;酢
酸トコフェロール、トコフェロール、塩化カルプロニウ
ム、ニコチン酸ベンジルエステル、ノニル酸ワニリルア
ミド、ポリエチレンスルホン酸ナトリウム、カンフル、
トウガラシチンキ、カプサイシン、等の血行促進剤;ア
ミノ安息香酸エチル、塩酸ジブカイン、塩酸リドカイ
ン、ジブカイン、リドカイン、等の局麻剤;塩酸エフェ
ドリン、塩酸ナファゾリン、メチルエフェドリン、等の
血管収縮剤;酸化亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、等
の収斂剤;クロトリマゾール、硝酸ミコナゾール、硝酸
エコナゾール、硝酸オキシコナゾール、ビホナゾール、
チオコナゾール、トルナフタート、トルシクラート、シ
クロピロックスオラミン、エキサラミド、シッカニン、
ウンデシレン酸、ピロールニトリン、等の抗白癬菌成
分;
【0021】安息香酸エストラジオール、テストステロ
ン、プロピオン酸テストステロン、メチルテストステロ
ン、等のホルモン成分;アミノ酸、ピロリドンカルボン
酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、等のNMF成分;コラ
ーゲン、塩酸ピリドキシン、等の水溶性ビタミン類;ア
ロエ抽出物、カンゾウ抽出物、ダービリア抽出物、シコ
ン抽出物、トウキ、センキュウ、ケイヒ、シャクヤク、
ダイオウ、ボタンピ、カノコソウ、サフラン、ニンジ
ン、コウブシ、オウゴン、オウレン、等の生薬成分;
等、更には、メフェナム酸、トルフェナム酸、フルフェ
ナム酸、アスピリン、サザピリン、アルフェナク、スプ
ロフェン、イブプロフェン、ナプロキセン、ヒドロコル
チゾン、プレドエゾロン、デキサメタゾン、ピロキシカ
ム、パルミチン酸、レチノール、油溶性ビタミン類、メ
ントール、等が挙げられる。これらの中でも、サリチル
酸、アラントイン、グリチルリチン酸類、グリチルレチ
ン酸、尿素、ビタミンA油、酢酸トコフェロール、シク
ロピロックスオラミン、メントール、生薬成分、等は、
前記化粧料成分としても有効である。これらは、1種単
独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0022】前記化粧料成分としては、前述の化合物の
ほか、保湿成分であるヒアルロン酸、セラミド、γ−オ
リザノール、ホホバ油、乳酸等、美白成分であるプラセ
ンタエキス、エラグ酸、コウジ酸、アルブチン、ルシノ
ール、油溶性甘草エキス等、紫外線吸収剤であるベンゾ
フェノン系化合物、パラアミノ安息香酸系化合物、ケイ
ヒ酸系化合物、酸化チタン、酸化亜鉛、等が挙げられ
る。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を
併用してもよい。
【0023】前記薬効成分、化粧料成分以外のその他の
成分としては、通常の一般外用剤や化粧品等に配合され
る、非イオン性界面活性剤、油性基剤、水性基剤、水溶
性高分子、酸化防止剤、キレート剤、防腐剤、清涼化
剤、pH調整剤、等が挙げられる。
【0024】前記非イオン性界面活性剤としては、例え
ば、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油、ポリ
オキシエチレンステロール・水素添加ステロール、ポリ
エチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ショ糖脂肪酸エステル、等が挙げ
られる。これらの非イオン性界面活性剤は、1種単独で
使用してもよく、2種以上を併用してもよい。前記非イ
オン性界面活性剤の、前記乳化組成物における含有量と
しては、1〜10重量%が好ましく、2〜8重量%がよ
り好ましい。
【0025】前記油性基剤としては、特に制限はなく、
一般外用剤、化粧品等に配合される殆んど総ての油性基
剤、例えば、炭化水素、油脂類、ロウ類、脂肪酸、高級
アルコール、エステル類等が挙げられ、これらは、1種
単独で使用してもよく、使用目的に応じて適宜組み合わ
せてもよい。
【0026】前記炭化水素としては、例えば、固形パラ
フィン、流動パラフィン、スクワラン、合成スタフラ
ン、スクワレン、自色ワセリン、セレシンワックス、マ
イクロクリスタリンワックス、等が挙げられる。
【0027】前記油脂類としては、例えば、オリーブ
油、ホホバ油、大豆油、モクロウ、等が挙げられる。前
記ロウ類としては、ミツロウ、ラノリン、等が挙げられ
る。前記脂肪酸類としては、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、等の飽和
脂肪酸、オレイン酸、リノール酸、ウンデシレン酸、等
の不飽和脂肪酸、イソステアリン酸、等の合成脂肪酸、
12−ヒドロキシステアリン酸、ラノリン脂肪酸、等の
脂肪酸、等が挙げられる。
【0028】前記高級アルコールとしては、例えば、ラ
ウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セタノー
ル、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコー
ル、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイ
ルアルコール、ホホバアルコール、キミルアルコール、
バチルアルコール、セラキルアルコール、コッセリルア
ルコール、等の直鎖アルコール、コレステロール、ジヒ
ドロコレステロール、フィトステロール、ラノリンアル
コール、水素添加ラノリンアルコール、等の環状アルコ
ール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、イ
ソステアリルアルコール、等の合成アルコール、等が挙
げられる。
【0029】前記エステル類としては、例えば、ミリス
チン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリス
チン酸イソステアリル、パルミチン酸イソプロピル、パ
ルミチン酸オクチル、イソノナン酸イソノニル、イソノ
ナン酸イソトリデシル、等が挙げられる。
【0030】前記水性基剤としては、例えば、エタノー
ル、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の
低級アルコール;グリセリン、ジグリセリン等の多価ア
ルコール;エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、ヘキシルグリコー
ル、ジエチレングリコール等のグリコール類;ショ糖、
乳糖、マルトース、マンニトール、エリスリトール、キ
シリトール、等の糖類及び糖アルコール;等が挙げられ
る。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を
併用してもよい。
【0031】前記水溶性高分子としては、例えば、カル
ボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ヒドロキシエ
チルセルロース、メチルセルロース、カラギーナン、ア
ルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、グアーガム、ロー
カストビーンガム、プルラン、ゼラチン、ポリアクリル
酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リエチレングリコール等が挙げられる。これらは、1種
単独で使用しても良く、2種以上を併用してもよい。
【0032】前記水溶性高分子の、前記乳化組成物にお
ける含有量としては、0.1〜20重量%が好ましく、
0.1〜10重量%がより好ましい。
【0033】前記酸化防止剤としては、例えば、ジブチ
ルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、
アスコルビン酸、等が挙げられる。前記キレート剤とし
ては、エデト駿二ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸
塩、ピロリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、グルコン酸塩
等が挙げられる。前記防腐剤としては、パラベン類、安
息香酸塩類、塩化ベンザルコニウム、フェノキシエタノ
ール、ソルビン酸、等が挙げられる。前記清涼化剤とし
ては、1−メントール、カンフル、ケイヒ油、等が挙げ
られる。前記pH調整剤としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、クエン酸ナトリウム、トリエタノール
アミン、ホウ酸、クエン酸、リン酸、乳酸、リン酸水素
カリウム、等が挙げられる。これらの化合物は、1種単
独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これ
らの化合物の、前記乳化組成物における含有量として
は、1〜10重量%が好ましく、2〜8重量%がより好
ましい。
【0034】前記油性基剤、水性基剤、酸化防止剤、キ
レート剤、防腐剤、清涼化剤、及び、pH調整剤の、前
記乳化組成物における総含有量としては、0.01〜3
0重量%が好ましく、0.1〜15重量%がより好まし
い。
【0035】以上説明した本発明の乳化組成物における
乳化型としては、その用途に応じて水中油型、油中水
型、等を適宜選択することができる。該乳化組成物の剤
型としては、クリーム製剤、乳剤、軟膏製剤、等がいず
れも好適に挙げられる。
【0036】前記乳化組成物における、水相/油相の比
率としては、65/35〜90/10が好ましい。本発
明の乳化組成物は、医薬品のほか、医薬部外品、化粧
品、及び、外用雑貨等、幅広い分野において好適に用い
られる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例を用いて、
より詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら
限定されるものではない。尚、本実施例において、特に
断りのない限り、水相成分及び油相成分中の各成分の組
成を表す数値は、乳化組成物100gにおける重量比率
(g/100g)を表す。また、本実施例において、誘
電率が高い油(誘電率が4.0以上の油)における、具
体的な誘電率としては、トリ−2−エチルヘキサン酸グ
リセリルが4.19、乳酸オクチルドデシルが4.2
4、モノイソステアリン酸ポリグリセリルが6.16、
ジイソステアリン酸ポリグリセリルが4.44、ジペン
タエリトリット脂肪酸エステルが4.75、ジグリセリ
ルオリゴエステルが4.89、セスキオレイン酸ソルビ
タンが6.30、乳酸オクチルドデシルが4.24であ
った。
【0038】(実施例1〜21、比較例1〜7) −乳化組成物の調製− 表1〜5に示す組成の水相成分及び油相成分を別々に調
製した後、70℃の温度に加温し攪拌して均一に溶解さ
せた。その後、同様の温度条件で5〜10分間、ホモミ
キサーを用いて攪拌(回転数:4000rpm〜500
0rpm)させ、常法により乳化して乳化組成物を得
た。
【0039】<評価> −保存安定性の評価− 得られた乳化組成物を、ガラス製のスクリューキャップ
付きサンプル管に入れ、5℃、25℃、40℃、及び、
50℃の各温度条件で2週間保存後、下記評価基準に従
い外観上の変化を観察した。結果を表1〜5にそれぞれ
示す。 −−評価基準−− ・◎・・・変化が無い。 ・○・・・やや粘度が低下している。 ・△・・・粘度が低下している。 ・▲・・・ごく僅かに相分離が生じている。 ・×・・・相分離が生じている。
【0040】−使用感の評価− 得られた乳化組成物について、10人のパネラーに対
し、使用テストを実施した。該使用テストにおいては、
恒温恒湿条件(20℃、50%RH)で15分間安静に
した後、前腕内側部分に、得られた乳化組成物の0.5
mlを塗布し、「塗布時の伸びの良さ」、「白化抑制効
果」、「塗布後のさっぱり感」、「べたつき感のな
さ」、「荒れ肌改善効果」、及び、「総合評価」、のそ
れぞれについて、5段階評価(評価:「非常に良好:1
0点」、「良好:8点」、「普通:6点」、「悪い:4
点」、「非常に悪い:2点」)で評点付けし、パネラー
10人の合計点について、下記評価基準に従い評価し
た。なお、「荒れ肌改善効果」の評価については、パネ
ラー10人の手の甲に塗布して行った。結果を表1〜5
にそれぞれ示す。 −−評価基準−− ・◎・・・合計81点以上 ・○・・・71〜80点 ・△・・・61〜70点 ・▲・・・51〜60点 ・×・・・50点以下
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【表5】
【0046】(実施例22:血行促進クリーム) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に代えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0047】 −−水相成分−− (g/100g) ・ヘパリン類似物質・・・・・・・・0.30 ・1,3−ブチレングリコール・・・3.00 ・キサンタンガム・・・・・・・・・0.30 ・エデト酸二ナトリウム・・・・・・0.10 ・精製水・・・・・・・・・・・・・81.30 ・総水相量・・・・・・・・・・・・85.00
【0048】
【0049】(実施例23:抗炎症クリーム) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に代えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0050】 −−水相成分−− (g/100g) ・ヘパリン類似物質・・・・・・・・0.30 ・ソルビトール・・・・・・・・・・5.00 ・カルボキシビニルポリマー・・・・1.00 ・トリエタノールアミン・・・・・・0.40 ・精製水・・・・・・・・・・・・・73.30 ・総水相量・・・・・・・・・・・・80.00
【0051】
【0052】(実施例24:抗炎症クリーム) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に代えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0053】 −−水相成分−− (g/100g) ・コンドロイチン硫酸D・・・・・・0.30 ・ジグリセリン・・・・・・・・・・3.00 ・アルギン酸ナトリウム・・・・・・0.10 ・塩化ベンザルコニウム・・・・・・1.00 ・精製水・・・・・・・・・・・・・70.60 ・総水相量・・・・・・・・・・・・75.00
【0054】
【0055】(実施例25:消炎鎮痛クリーム) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に代えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0056】 −−水相成分−− (g/100g) ・コンドロイチン硫酸E・・・・・・・・0.30 ・塩酸ジブカイン・・・・・・・・・・・0.30 ・プロピレングリコール・・・・・・・・2.90 ・乳酸・・・・・・・・・・・・・・・・2.20 ・精製水・・・・・・・・・・・・・・・64.30 ・総水相量・・・・・・・・・・・・・・70.00
【0057】
【0058】(実施例26:ニキビ治療用クリーム) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に代えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0059】 −−水相成分−− (g/100g) ・コンドロイチン硫酸F・・・・・・・・・0.30 ・サリチル酸・・・・・・・・・・・・・・1.00 ・ブルラン・・・・・・・・・・・・・・・1.20 ・塩化ベンザルコニウム・・・・・・・・・1.00 ・精製水・・・・・・・・・・・・・・・・61.50 ・総水相量・・・・・・・・・・・・・・・65.00
【0060】 −−油相成分−− (g/100g) ・ジブカイン・・・・・・・・・・・・・・・0.30 ・グリチルリチン酸ジカリウム・・・・・・・0.50 ・セスキオレイン酸ソルビタン・・・・・・・5.00 ・メチルポリシロキサンエマルション・・・・4.50 ・セタノール・・・・・・・・・・・・・・・14.00 ・バチルアルコール・・・・・・・・・・・・3.70 ・ポリオキシエチレンヒマシ油・・・・・・・3.10 ・ポリエチレングリコール脂肪酸エステル・・3.30 ・ケイヒ油・・・・・・・・・・・・・・・・0.60 ・総油相量・・・・・・・・・・・・・・・・35.00
【0061】(実施例27:鎮痒クリーム) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に代えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0062】 −−水相成分−− (g/100g) ・コンドロイチン硫酸H・・・・・・・・・・・・0.30 ・塩酸ピリドキシン・・・・・・・・・・・・・・1.00 ・アルギン酸ナトリウム・・・・・・・・・・・・1.20 ・グルコン酸塩・・・・・・・・・・・・・・・・0.20 ・精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60.30 ・総水相量・・・・・・・・・・・・・・・・・・63.00
【0063】 −−油相成分−− (g/100g) ・クロタミトン・・・・・・・・・・・・・・・・5.00 ・ジフェンヒドラミン・・・・・・・・・・・・・0.50 ・ジメチルポリシロキサン(50mm2/s)・・4.00 ・トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル・・・・3.00 ・マイクロクリスタリンワックス・・・・・・・・3.00 ・スクワラン・・・・・・・・・・・・・・・・・10.70 ・フィトステロール・・・・・・・・・・・・・・1.90 ・ベヘン酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・3.20 ・グリセリン脂肪酸エステル・・・・・・・・・・2.80 ・ポリオキシエチレンステロール・・・・・・・・2.90 ・総油相量・・・・・・・・・・・・・・・・・・37.00
【0064】(実施例28:殺菌用クリーム) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に代えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0065】 −−水相成分−− (g/100g) ・ヘパリン類似物質・・・・・・・・・・・・・・0.30 ・尿素・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10.00 ・塩化ベンザルコニウム・・・・・・・・・・・・1.00 ・エタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・0.80 ・精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・67.90 ・総水相量・・・・・・・・・・・・・・・・・・80.00
【0066】 −−油相成分−− (g/100g) ・リドカイン・・・・・・・・・・・・・・・・・0.40 ・トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル・・・・3.80 ・ジメチルポリシロキサン(20mm2/s)・・3.20 ・スクワレン・・・・・・・・・・・・・・・・・5.30 ・アラキルアルコール・・・・・・・・・・・・・2.00 ・12−ヒドロキシステアリン酸・・・・・・・・0.60 ・ソルビタン脂肪酸エステル・・・・・・・・・・2.20 ・ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル ・・・・・・・・・2.10 ・フェノキシエタノール・・・・・・・・・・・・0.40 ・総油相量・・・・・・・・・・・・・・・・・・20.00
【0067】(実施例29:ビタミン配合保湿クリー
ム) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に代えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0068】 −−水相成分−− (g/100g) ・ヘパリン類似物質・・・・・・・0.30 ・尿素・・・・・・・・・・・・・3.00 ・アミノ酸・・・・・・・・・・・0.10 ・ジエチレングリコール・・・・・0.10 ・精製水・・・・・・・・・・・・76.50 ・総水相量・・・・・・・・・・・80.00
【0069】
【0070】(実施例30:水虫用クリーム) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に代えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0071】 −−水相成分−− (g/100g) ・ヘパリン類似物質・・・・・・・0.30 ・グリチルリチン酸ジカリウム・・0.50 ・塩化ベンザルコニウム・・・・・0.40 ・グリセリン・・・・・・・・・・4.00 ・精製水・・・・・・・・・・・・64.80 ・総水相量・・・・・・・・・・・70.00
【0072】
【0073】(実施例31:痔疾用クリーム) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に代えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0074】 −−水相成分−− (g/100g) ・ヘパリン類似物質・・・・・・・・0.30 ・マレイン酸クロルフェニラミン・・0.20 ・エタノール・・・・・・・・・・・2.50 ・メントール・・・・・・・・・・・0.30 ・精製水・・・・・・・・・・・・・71.70 ・総水相量・・・・・・・・・・・・75.00
【0075】
【0076】(実施例32:毛髪用クリーム) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に代えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0077】 −−水相成分−− (g/100g) ・コンドロイチン硫酸D・・・・・0.30 ・サリチル酸・・・・・・・・・・0.50 ・ヒノキチオール・・・・・・・・0.40 ・エタノール・・・・・・・・・・4.00 ・精製水・・・・・・・・・・・・69.80 ・総水相量・・・・・・・・・・・75.00
【0078】
【0079】(実施例33:生薬配合クリーム) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に代えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0080】 −−水相成分−− (g/100g) ・コンドロイチン硫酸E・・・・・0.30 ・ダービリア抽出物・・・・・・・0.50 ・ジグリセリン・・・・・・・・・6.00 ・エデト駿二ナトリウム・・・・・0.10 ・精製水・・・・・・・・・・・・68.10 ・総水相量・・・・・・・・・・・75.00
【0081】
【0082】(実施例34:鎮痒・消炎・保湿クリーム
製剤) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に代えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0083】 −−水相成分−− (g/100g) ・ヘパリン類似物質・・・・・・・・0.30 ・珪酸アルミニウムマグネシウム・・0.20 ・キサンタンガム・・・・・・・・・0.30 ・グリセリン・・・・・・・・・・・8.00 ・エタノール・・・・・・・・・・・3.00 ・パラベン・・・・・・・・・・・・0.30 ・エデト酸二ナトリウム・・・・・・0.10 ・精製水・・・・・・・・・・・・・67.80 ・総水相量・・・・・・・・・・・・80.00
【0084】 −−油相成分−− (g/100g) ・ジフェンヒドラミン・・・・・・・・・・・・1.00 ・リドカイン・・・・・・・・・・・・・・・・1.00 ・酢酸トコフェロール・・・・・・・・・・・・0.50 ・グリチルレチン酸・・・・・・・・・・・・・0.20 ・イソプロピルメチルフェノール・・・・・・・0.10 ・ジメチルポリシロキサン(30mm2/s) ・・・・・・0.10 ・スクワラン・・・・・・・・・・・・・・・・6.50 ・セトステアリルアルコール・・・・・・・・・3.70 ・トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル・・・2.80 ・モノステアリン酸・・・・・・・・・・・・・2.00 ・モノステアリン酸ポリエチレングリコール・・2.10 ・総油相量・・・・・・・・・・・・・・・・・20.00
【0085】(実施例35:保湿クリーム製剤) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に代えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0086】 −−水相成分−− (g/100g) ・ヘパリン類似物質・・・・・・・・・・・・・0.30 ・珪酸アルミニウムマグネシウム・・・・・・・0.50 ・キサンタンガム・・・・・・・・・・・・・・0.30 ・尿素・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10.00 ・グリセリン・・・・・・・・・・・・・・・・3.00 ・エデト駿二ナトリウム・・・・・・・・・・・0.10 ・精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・・65.80 ・総水相量・・・・・・・・・・・・・・・・・80.00
【0087】 −−油相成分−− (g/100g) ・クロタミトン・・・・・・・・・・・・・・3.00 ・ジフェンヒドラミン・・・・・・・・・・・1.00 ・グリチルレチン酸・・・・・・・・・・・・0.20 ・酢酸トコフェロール・・・・・・・・・・・0.50 ・ジメチルポリシロキサン(10mm2/s) ・・・・・0.10 ・トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル・・2.00 ・スクワラン・・・・・・・・・・・・・・・7.40 ・セトステアリルアルコール・・・・・・・・3.20 ・ポリオキシエチレングリコール脂肪酸エステル ・・・2.60 ・総油相量・・・・・・・・・・・・・・・・20.00
【0088】(実施例36:保湿クリーム製剤) −乳化組成物の調製− 「実施例1〜21及び比較例1〜7」の「乳化組成物の
調製」において、水相成分及び油相成分を、下記組成の
水相成分及び油相成分に買えたほかは、「実施例1〜2
1及び比較例1〜7」と同様にして、乳化組成物を得
た。
【0089】 −−水相成分−− (g/100g) ヘパリン類似物質 0.30 ケイ酸アルミニウムマグネシウム 1.00 グリセリン 3.00 ソルビトール 3.00 ポリエチレングリコール 3.00 エタノール 5.00 エデト酸二ナトリウム 0.10 水 69.60 総水相量 85.00
【0090】 −−油相成分−− (g/100g) ジメチルポリシロキサン(10mm/s) 1.00 トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.00 スクワラン 4.50 セトステアリルアルコール 3.00 グリセリン脂肪酸エステル 2.10 ポリオキシエチレングリコール脂肪酸エステル 2.10 パラベン 0.30 総油相量 15.00
【0091】実施例22〜実施例36で得られた乳化組
成物について、前述と同様に評価したところ、「保存安
定性」については、各温度において、いずれも良好な結
果であった。また「使用感」についても良好であった。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、塗布後の白化を抑え、
安定で使用感に優れた乳化組成物を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/737 A61K 31/737 47/44 47/44 A61P 17/16 A61P 17/16 Fターム(参考) 4C076 AA06 AA17 BB31 CC18 DD37 DD44 DD46 DD64 EE52 FF43 4C083 AA082 AA122 AB051 AC022 AC072 AC102 AC122 AC152 AC242 AC352 AC422 AC432 AC442 AC472 AC482 AC532 AC582 AC682 AC812 AD042 AD151 AD162 AD212 AD242 AD341 AD342 AD352 AD492 AD532 AD552 AD622 AD662 BB13 CC02 CC05 DD31 EE06 EE07 EE16 4C086 AA01 AA02 EA26 EA27 MA02 MA03 MA05 MA28 MA63 ZA89

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、誘電率が4.0以上の油
    と、シリコーン油と、60重量%以上の水と、を含有す
    ることを特徴とする乳化組成物。
  2. 【請求項2】 薬効成分を含有する請求項1に記載の乳
    化組成物。
  3. 【請求項3】 薬効成分が、コンドロイチンの多硫酸エ
    ステル化合物である請求項2に記載の乳化組成物。
  4. 【請求項4】 化粧料成分を含有する請求項1から3の
    いずれかに記載の乳化組成物。
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