JP2002203914A - 2段階熱処理による半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法 - Google Patents

2段階熱処理による半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2段階熱処理による半導体メモリ素子のキャ
パシタ製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板上に下部電極を形成する。前
記下部電極上に誘電体膜を形成する。前記誘電体膜上に
貴金属よりなる上部電極を形成する。酸素を含む第1雰
囲気下で、200〜600℃の範囲内で選択され、前記
上部電極の酸化温度より低い第1温度で前記上部電極が
形成された結果物を第1熱処理する。酸素を含まない第
2雰囲気下で、300〜900℃の範囲内で選択され、
前記第1温度より高い第2温度で前記第1熱処理された
結果物を第2熱処理する。これにより、上部電極の表面
を酸化させなくても誘電体膜のキュアリング効果を十分
に得られるので、キャパシタの漏れ電流特性及び誘電特
性が改善されて向上した電気的特性を得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体メモリ素子の
製造方法に係り、特にキャパシタの電気的特性を改善す
るための熱処理工程を含むキャパシタの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリ素子が高集積化されるにつ
れてメモリセル面積が減少し、これによるセルキャパシ
タンスの減少はメモリ素子、例えば、キャパシタを含む
DRAM(Dynamic Random Acces
s Memory)の集積度増加に深刻な障害要因にな
っている。セルキャパシタンスの減少はメモリセルの読
出能力を低下させ、ソフトエラー率を増加させるだけで
なく低電圧での素子動作を難しくして、素子作動時に電
力消耗を過多にする。これにより、超高集積半導体メモ
リ素子を製造するためにはセルキャパシタンスを増加さ
せうる方法を開発しなければならない。
【0003】一般的に、セルキャパシタンス誘電特性は
等価酸化膜の厚さ(Toxeq)と漏れ電流密度で評価
される。等価酸化膜の厚さはシリコン酸化物ではない他
の誘電物質よりなる誘電体膜をシリコン酸化物よりなる
誘電体膜の厚さに換算した値であって、その値が小さい
ほどキャパシタンスが増加する。また、漏れ電流密度は
キャパシタの電気的特性を向上させるためにその値が低
いことが望ましい。
【0004】セルキャパシタンスを増加させるための方
法として、キャパシタの誘電体膜としてシリコン窒化膜
やシリコン酸化膜を使用せずに高誘電率を有する高誘電
体膜に取り替える研究がなされている。それにより、T
25、(Ba、Sr)TiO3(BST)、Pb(Z
r、Ti)O3(PZT)で代表される絶縁性金属酸化
物が半導体メモリ素子用キャパシタ誘電体膜材料として
注目されている。
【0005】前記のように高誘電率を有する誘電体膜を
採用するキャパシタを製造する方法において、キャパシ
タの漏れ電流特性及び誘電特性を改善するために通常的
に上部電極を形成した後、酸素を含む雰囲気下で熱処理
を行う。このように熱処理を行えばキャパシタの漏れ電
流特性は改善されるが、希望の漏れ電流特性改善効果を
得るためには熱処理温度が高くなければならない。ま
た、満足できる水準の電気的特性を得るためには誘電膜
の種類、誘電膜の熱処理状態によって上部電極形成後に
行われる熱処理温度が変わらねばならない。
【0006】一方、集積化され続く半導体素子で適正水
準のキャパシタンスを得るためにRu、Ptのような貴
金属を電極物質として採用する技術が開発されている。
【0007】例えば、誘電体膜として窒素雰囲気下で結
晶化されたTa25膜を形成した場合には上部電極形成
後に酸素雰囲気下で500℃以上の温度で熱処理してこ
そ漏れ電流特性を改善させうる。しかし、上部電極とし
て前記Ta25膜上にCVD(chemical va
por deposition)方法で形成されたRu
膜を形成した場合に、前記上部電極を形成した後に酸素
雰囲気下での熱処理温度が450℃以上になればRuよ
りなる上部電極が酸化されてしまうので、450℃以上
で熱処理することが不可能である。前記Ta25膜を誘
電体膜で形成した場合に400℃の熱処理温度では漏れ
電流の改善効果が非常に小さい。
【0008】また、誘電体膜としてCVD方法で形成さ
れたBST膜を採用する場合には、上部電極を形成した
後に酸素雰囲気下で500℃以上の温度で熱処理してこ
そ満足できる電気的特性を得られる。しかし、上部電極
としてRu膜を形成した場合に、Ru膜は450℃以上
で急激に酸化されるので500℃以上の温度で熱処理す
ることは不可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、キャ
パシタの漏れ電流特性及び誘電特性を向上させるための
熱処理温度を低めなくても、上部電極の酸化を抑制する
ことによってキャパシタの電気的特性を効果的に改善で
きる半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法を提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の一様態に係る半導体メモリ素子のキャパシ
タ製造方法では、半導体基板上に下部電極を形成する。
前記下部電極上に誘電体膜を形成する。前記誘電体膜上
に貴金属よりなる上部電極を形成する。酸素を含む第1
雰囲気下で、200〜600℃の範囲内で選択され、前
記上部電極の酸化温度より低い第1温度で前記上部電極
が形成された結果物を第1熱処理する。酸素を含まない
第2雰囲気下で300〜900℃の範囲内で選択され、
前記第1温度より高い第2温度で前記第1熱処理された
結果物を第2熱処理する。
【0011】前記下部電極はドーピングされたポリシリ
コン、TiN、TaN、WN、W、Pt、Ru、Ir、
RuO2またはIrO2よりなる単一膜またはこれらの複
合膜より構成されうる。
【0012】前記誘電体膜はTa25、TiO2、(B
a、Sr)TiO3(BST)、StTiO3(ST)、
SiO2、Si34またはPbZrTiO3(PZT)よ
りなる単一膜またはこれらの複合膜よりなりうる。
【0013】前記上部電極はRu、Pt、Ir、RuO
2またはIrO2よりなりうる。
【0014】前記第1熱処理段階で前記第1雰囲気は酸
素を0.01〜100体積%の濃度で含む。この時に、
前記第1雰囲気はO2、N2OまたはO3ガスを含みう
る。前記第2熱処理段階で、前記第2雰囲気は不活性ガ
ス雰囲気または高真空雰囲気である。前記第1熱処理段
階及び第2熱処理段階は同じチャンバにおいてインサイ
チューで行うことができる。
【0015】本発明の一様態に係る半導体メモリ素子の
キャパシタ製造方法では、前記下部電極を形成した後、
前記下部電極を覆うシリコン窒化膜を形成する段階をさ
らに含むことができる。
【0016】本発明の一様態に係る半導体メモリ素子の
キャパシタ製造方法では、前記誘電体膜形成段階後、前
記誘電体膜を熱処理する段階をさらに含みうる。前記誘
電体膜を酸素を含む雰囲気下で熱処理する場合には20
0〜800℃の温度下で熱処理する。前記誘電体膜を酸
素を含まない雰囲気下で熱処理する場合には500〜8
00℃の温度下で熱処理する。
【0017】本発明の他の様態に係る半導体メモリ素子
のキャパシタ製造方法では、半導体基板上に下部電極を
形成する。前記下部電極上にTa25膜よりなる誘電体
膜を形成する。前記誘電体膜を熱処理する。前記熱処理
された誘電体膜上にRuよりなる上部電極を形成する。
酸素を含む第1雰囲気下で、300〜500℃の範囲内
で選択され、前記上部電極の酸化温度より低い第1温度
で前記上部電極が形成された結果物を第1熱処理する。
酸素を含まない第2雰囲気下で500〜700℃の範囲
内で選択され、第1温度より高い第2温度で前記第1熱
処理された結果物を第2熱処理する。
【0018】本発明によれば、キャパシタの電気的特性
を向上させるために上部電極形成後に2段階熱処理によ
り上部電極の表面を酸化させなくても誘電体膜のキュア
リング効果を十分に得られるので、キャパシタの漏れ電
流特性及び誘電特性が改善されて向上した電気的特性を
得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の望ましい実施例に
ついて添付図面を参照して詳細に説明する。
【0020】次に例示する実施例をいろいろな形態に変
形でき、本発明の範囲が後述する実施例に限定されるの
ではない。本発明の実施例は当業界で平均的な知識を有
する者に本発明をより完全に説明するために提供される
ものである。添付図面で膜または領域の大きさまたは厚
さは明細書の明確性のために誇張されたものである。ま
た、ある膜が他の膜または基板の”上”にあると記載さ
れた場合、前記ある膜が前記他の膜の上に直接存在する
場合もあり、その間に第3の他の膜が介在する場合もあ
る。
【0021】図1ないし図7は、本発明の望ましい実施
例に係る半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法を説明
するために工程順序に従って示した断面図である。
【0022】図1を参照すれば、半導体基板10上に下
部電極20を形成する。前記下部電極20はドーピング
されたポリシリコン、W、Pt、Ru、Irなどの金
属、TiN、TaN、WNなどの伝導性金属窒化物、ま
たはRuO2、IrO2などの伝導性金属酸化物よりなる
単一膜、またはこれらの複合膜よりなりうる。
【0023】図2を参照すれば、前記下部電極20を覆
うシリコン窒化膜30を形成する。前記シリコン窒化膜
30を形成する理由は、後続工程中に前記下部電極20
が酸化されて等価酸化膜の厚さ(Toxeq)が厚くな
る現象を防止するためである。前記シリコン窒化膜30
を形成することは、前記下部電極20をドーピングされ
たポリシリコンで形成した場合に特に効果的である。前
記シリコン窒化膜30を形成するために、前記下部電極
20が形成された結果物をNH3雰囲気下で熱処理して
前記下部電極20の露出された表面を窒化させる方法を
用いる。または、CVD方法を用いてSi34膜を蒸着
する方法を用いることもできる。前記シリコン窒化膜3
0は約5〜30Å範囲内の厚さに形成することが望まし
い。前記シリコン窒化膜30の形成段階は場合によって
省略できる。
【0024】図3を参照すれば、前記シリコン窒化膜3
0が形成された結果物の全面に誘電体膜40を形成す
る。
【0025】前記誘電体膜40はTa25、TiO2
(Ba、Sr)TiO3(BST)、StTiO3(S
T)、SiO2、Si34またはPbZrTiO3(PZ
T)よりなる単一膜またはこれらの複合膜よりなりう
る。
【0026】前記誘電体膜40としてTa25膜を形成
する場合にはその厚さを約40〜100Åの範囲内にす
ることが望ましい。
【0027】図4を参照すれば、前記誘電体膜40を熱
処理42する。前記誘電体膜40としてTa25膜を形
成した場合、前記熱処理42は200〜900℃の温度
で熱処理できる。前記熱処理42は酸素を含まない不活
性ガス雰囲気または酸素を含む雰囲気下で行うことがで
きる。前記誘電体膜40の熱処理42を不活性ガス雰囲
気下で行う場合には、前記熱処理42時の温度は500
〜800℃の範囲内で選択されうる。また、前記誘電体
膜40の熱処理42を酸素を含む雰囲気下で行う場合に
は、前記熱処理42時の温度は200〜800℃の範囲
内で選択されうる。前記誘電体膜40の熱処理42を酸
素を含む雰囲気下で行うためにO2、N2OまたはO3
スを使用できる。前記熱処理42によって前記誘電体膜
40を結晶化させ、後続の高温熱処理工程で受けられる
影響を減らして電気的特性を改善させうる。
【0028】図5を参照すれば、前記熱処理42された
誘電体膜40上に上部電極50を形成する。
【0029】前記上部電極50は、酸素分子に対して分
解触媒の役割をして酸素に対してある程度透過性を有す
る8族の貴金属元素、例えばRu、Pt、Irまたは伝
導性貴金属酸化物、例えばRuO2、IrO2よりなりう
る。
【0030】図6を参照すれば、酸素を含む第1雰囲気
下で、200〜600℃の範囲内で選択され、前記上部
電極50の酸化温度より低い第1温度T1で前記上部電
極50が形成された結果物を第1熱処理52する。この
時、酸素を含む前記第1雰囲気は酸素を0.01〜10
0体積%、望ましくは約5体積%の濃度で含むようにす
る。このために、前記第1雰囲気はO2、N2OまたはO
3ガスを含ませうる。この時、前記第1雰囲気の残りの
ガスはN2またはArのような不活性ガスよりなる。
【0031】例えば、前記誘電体膜40がTa25膜よ
りなり、前記上部電極50がCVD方法で蒸着されたR
u膜よりなる場合、前記第1熱処理52時の第1温度T
1を300〜500℃、望ましくは350〜450℃と
することができる。
【0032】酸素を含む第1雰囲気で行われる前記第1
熱処理52は前記上部電極50の酸化温度より低い第1
温度T1で行われるので、前記上部電極50の露出され
た表面が酸化されなく、前記第1雰囲気中に含まれた酸
素は前記上部電極50を透過し、その結果、前記上部電
極50と誘電体膜40との界面付近に酸素原子がたま
る。前記界面付近にたまっている酸素原子は低い反応温
度によって前記誘電体膜40をキュアリングできずに前
記界面付近に未反応状態で残っている。
【0033】前記第1熱処理52のために、ファーネス
またはバッチ式熱処理設備を用いることができる。望ま
しくは、前記第1熱処理52はRTP(rapid t
hermal processing)ファーネスで行
う。
【0034】図7を参照すれば、前記第1熱処理52さ
れた結果物は酸素を含まない第2雰囲気下で第2熱処理
54する。前記第2熱処理54は、300〜900℃の
範囲内で選択され、前記第1温度T1より高い第2温度
2で行う。
【0035】前記第2熱処理54のために、ファーネス
またはバッチ式熱処理設備を用いることができる。前記
第1熱処理52及び第2熱処理54は同一チャンバにお
いてインサイチューで行うことが望ましい。
【0036】前記第2熱処理54のために、前記第2雰
囲気はN2またはArのような不活性ガス雰囲気または
高真空雰囲気とすることができる。
【0037】例えば、前記誘電体膜40がTa25膜よ
りなり、前記上部電極50がCVD方法で蒸着されたR
u膜よりなる場合、前記第2熱処理54時の第2温度T
2を500〜700℃、望ましくは600〜650℃と
することができる。
【0038】前記第2熱処理54時に適用される前記第
2温度T2は前記誘電体膜40内の酸素欠乏をキュアリ
ングし、前記上部電極50と誘電体膜40との界面に存
在するダングリング結合(dangling bon
d)をなくすのに充分な温度に選択する。
【0039】前記のようにキャパシタの電気的特性を向
上させるための熱処理のために、前記上部電極50が形
成された結果物に対して酸素を含む第1雰囲気下で前記
上部電極50の酸化温度より低い第1温度T1で行われ
る前記第1熱処理52と、酸素を含まない第2雰囲気下
で前記第1温度T1より高い第2温度T2で行われる前記
第2熱処理54よりなる2段階熱処理を連続的に行うの
で、前記上部電極50の表面は酸化されない状態で前記
誘電体膜40のキュアリング効果を十分に得られる。し
たがって、前記上部電極50の酸化なしにキャパシタの
漏れ電流特性及び誘電特性が改善されうる。
【0040】図8及び図9は、本発明に係る方法によっ
て製造されたキャパシタの漏れ電流特性を評価した結果
を示したグラフである。図8は対照例として評価された
結果であり、図9は本発明に係る方法によって製造され
たキャパシタについての評価結果を示す。
【0041】図8及び図9の評価のために、半導体基板
上にドーピングされたポリシリコンよりなる下部電極を
400Åの厚さに形成した後、RTN(rapid t
hermal nitridation)処理して前記
下部電極上にシリコン窒化膜を形成した。その後、CV
D方法を用いて前記シリコン窒化膜上にTa25よりな
る誘電体膜を90Åの厚さに形成した。前記誘電体膜を
2雰囲気下で700℃の温度で熱処理して結晶化させ
た後、CVD方法を用いて前記誘電体膜上にRu膜を8
00Åの厚さに形成し、これをパターニングして上部電
極を形成した。その後、O2を5体積%で含有し、残り
のガスはN2よりなる雰囲気下で、前記上部電極が酸化
されない温度の400℃で前記上部電極が形成された結
果物を1次熱処理した後に漏れ電流を測定した結果、図
8に示したような結果が得られた。図8には、前記上部
電極を形成した直後の漏れ電流測定結果(−●−)と前
記上部電極が形成された結果物を前記条件によって1次
熱処理した後に得られた漏れ電流測定結果(−□−)が
共に示されている。図8の結果から、前記上部電極が形
成された結果物を前記条件によって1次熱処理だけ施し
た状態では前記1次熱処理前に比べて漏れ電流の改善効
果が大きくないことが分かる。これは誘電体膜のキュア
リングが十分になされなかったからである。
【0042】図9は、前記条件で第1熱処理された結果
物に対して追加で100体積%のN 2雰囲気下で600
℃の温度で2次熱処理した後に得られた漏れ電流評価結
果である。前記条件によって2次熱処理を施せば特に低
電圧領域で漏れ電流特性が大きく改善されることを図9
の結果で確認できる。
【0043】前記のような結果が得られる理由は次の通
りである。1次熱処理時の雰囲気中に含まれた酸素は前
記上部電極表面を酸化させずに前記上部電極を透過する
が、前記1次熱処理温度の400℃では反応温度が充分
でないので、誘電体膜内に存在する欠陥をキュアリング
できずに前記上部電極と誘電体膜との界面にたまり、こ
のように界面にたまっていた酸素原子が後続の2次熱処
理されながら前記誘電体膜内の欠陥をキュアリングす
る。すなわち、酸素を含む雰囲気下において400℃で
行われる次熱処理後に漏れ電流特性の改善効果が不充分
な理由は、酸素の供給量が問題になるのではなく、誘電
体膜内の欠陥との反応程度が重要な因子として作用する
からであると判断できる。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る半導体メモリ素子のキャパ
シタ製造方法では上部電極を形成した後、キャパシタの
電気的特性を向上させるための熱処理のために、上部電
極が形成された結果物に対して酸素を含む第1雰囲気下
で前記上部電極の酸化温度より低い第1温度で第1熱処
理を行った後、酸素を含まない第2雰囲気下で前記第1
温度より高い第2温度で第2熱処理を行う。前記第1熱
処理及び第2熱処理よりなる2段階熱処理によって上部
電極の表面を酸化させなくても誘電体膜のキュアリング
効果を十分に得られるので、キャパシタの漏れ電流特性
及び誘電特性が改善されて向上した電気的特性を得られ
る。
【0045】以上、本発明を望ましい実施例を挙げて詳
細に説明したが、本発明は前記実施例に限定されずに、
本発明の技術的思想の範囲内で当分野における通常の知
識を有する者によりいろいろな変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の望ましい実施例に係る半導体
メモリ素子のキャパシタ製造方法を説明するために工程
順序に従って示した一工程の断面図である。
【図2】図2は、本発明の望ましい実施例に係る半導体
メモリ素子のキャパシタ製造方法を説明するために工程
順序に従って示した一工程の断面図である。
【図3】図3は、本発明の望ましい実施例に係る半導体
メモリ素子のキャパシタ製造方法を説明するために工程
順序に従って示した一工程の断面図である。
【図4】図4は、本発明の望ましい実施例に係る半導体
メモリ素子のキャパシタ製造方法を説明するために工程
順序に従って示した一工程の断面図である。
【図5】図5は、本発明の望ましい実施例に係る半導体
メモリ素子のキャパシタ製造方法を説明するために工程
順序に従って示した一工程の断面図である。
【図6】図6は、本発明の望ましい実施例に係る半導体
メモリ素子のキャパシタ製造方法を説明するために工程
順序に従って示した一工程の断面図である。
【図7】図7は、本発明の望ましい実施例に係る半導体
メモリ素子のキャパシタ製造方法を説明するために工程
順序に従って示した一工程の断面図である。
【図8】図8は、本発明に係る方法によって製造された
キャパシタの漏れ電流特性を評価した結果を示したグラ
フである。
【図9】図9は、本発明に係る方法によって製造された
キャパシタの漏れ電流特性を評価した結果を示したグラ
フである。
【符号の説明】
10…半導体基板 20…下部電極
フロントページの続き (72)発明者 柳 次 英 大韓民国京畿道水原市勧善区金谷洞530番 地 エルジービリジ203棟1302号 (72)発明者 ▲こう▼ 斗 燮 大韓民国京畿道龍仁市水枝邑豊徳川里692 −1番地 三星2次アパート205棟904号 (72)発明者 鄭 恩 愛 大韓民国京畿道水原市長安区水原郵逓局私 書函125号16棟1108号 (72)発明者 金 完 敦 大韓民国京畿道水原市長安区栗田洞518番 地 珍徳アパート203棟1103号 Fターム(参考) 5F083 AD11 AD60 GA06 JA04 JA06 JA13 JA14 JA15 JA19 JA38 JA39 JA40 JA43 PR15 PR16 PR33 PR34

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に下部電極を形成する段階
    と、 前記下部電極上に誘電体膜を形成する段階と、 前記誘電体膜上に貴金属よりなる上部電極を形成する段
    階と、 酸素を含む第1雰囲気下で、200〜600℃の範囲内
    で選択され、前記上部電極の酸化温度より低い第1温度
    で前記上部電極が形成された半導体基板を第1熱処理す
    る段階と、 酸素を含まない第2雰囲気下で、300〜900℃の範
    囲内で選択され、前記第1温度より高い第2温度で前記
    第1熱処理された半導体基板を第2熱処理する段階とを
    含むことを特徴とする半導体メモリ素子のキャパシタ製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記下部電極はドーピングされたポリシ
    リコン、金属、伝導性金属窒化物または伝導性金属酸化
    物よりなることを特徴とする請求項1に記載の半導体メ
    モリ素子のキャパシタ製造方法。
  3. 【請求項3】 前記下部電極はドーピングされたポリシ
    リコン、TiN、TaN、WN、W、Pt、Ru、I
    r、RuO2またはIrO2よりなる単一膜またはこれら
    の複合膜より構成されることを特徴とする請求項2に記
    載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  4. 【請求項4】 前記誘電体膜はTa25、TiO2
    (Ba、Sr)TiO3(BST)、StTiO3(S
    T)、SiO2、Si34またはPbZrTiO3(PZ
    T)よりなる単一膜またはこれらの複合膜よりなること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子のキャ
    パシタ製造方法。
  5. 【請求項5】 前記上部電極はRu、Pt、Ir、Ru
    2またはIrO2よりなることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1熱処理段階で前記第1雰囲気は
    酸素を0.01〜100体積%の濃度で含むことを特徴
    とする請求項1に記載の半導体メモリ素子のキャパシタ
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1熱処理段階で前記第1雰囲気は
    2、N2OまたはO 3ガスを含むことを特徴とする請求
    項1に記載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1熱処理段階で、前記第1雰囲気
    は不活性ガスをさらに含むことを特徴とする請求項1に
    記載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第2熱処理段階で、前記第2雰囲気
    は不活性ガス雰囲気であることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第2熱処理段階で、前記第2雰囲
    気は高真空雰囲気であることを特徴とする請求項1に記
    載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1熱処理段階はRTP(rap
    id thermal processing)ファー
    ネスで行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体メ
    モリ素子のキャパシタ製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1熱処理段階及び第2熱処理段
    階は同じチャンバでインサイチュー(in−situ)
    で行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ
    素子のキャパシタ製造方法。
  13. 【請求項13】 前記下部電極を形成した後、 前記下部電極を覆うシリコン窒化膜を形成する段階をさ
    らに含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモ
    リ素子のキャパシタ製造方法。
  14. 【請求項14】 前記シリコン窒化膜を形成する段階
    は、前記下部電極をNH3雰囲気下で熱処理する段階を
    含むことを特徴とする請求項13に記載の半導体メモリ
    素子のキャパシタ製造方法。
  15. 【請求項15】 前記シリコン窒化膜はCVD(che
    mical vapor deposition)方法
    によって形成されることを特徴とする請求項13に記載
    の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  16. 【請求項16】 前記シリコン窒化膜は5〜30Åの厚
    さに形成されることを特徴とする請求項13に記載の半
    導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  17. 【請求項17】 前記誘電体膜形成段階後、 前記誘電体膜を熱処理する段階をさらに含むことを特徴
    とする請求項1に記載の半導体メモリ素子のキャパシタ
    製造方法。
  18. 【請求項18】 前記誘電体膜を熱処理する段階は酸素
    を含む雰囲気下で行うことを特徴とする請求項17に記
    載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  19. 【請求項19】 前記誘電体膜を熱処理する段階は20
    0〜800℃の温度下で行うことを特徴とする請求項1
    8に記載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  20. 【請求項20】 前記誘電体膜を熱処理する段階は酸素
    を含まない雰囲気下で行うことを特徴とする請求項17
    に記載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  21. 【請求項21】 前記誘電体膜を熱処理する段階は50
    0〜800℃の温度下で行うことを特徴とする請求項2
    0に記載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  22. 【請求項22】 半導体基板上に下部電極を形成する段
    階と、 前記下部電極上にTa25膜よりなる誘電体膜を形成す
    る段階と、 前記誘電体膜を熱処理する段階と、 前記熱処理された誘電体膜上にRuよりなる上部電極を
    形成する段階と、 酸素を含む第1雰囲気下で、300〜500℃の範囲内
    で選択され、前記上部電極の酸化温度より低い第1温度
    で前記上部電極が形成された半導体基板を第1熱処理す
    る段階と、 酸素を含まない第2雰囲気下で、500〜700℃の範
    囲内で選択され、第1温度より高い第2温度で前記第1
    熱処理された半導体基板を第2熱処理する段階とを含む
    ことを特徴とする半導体メモリ素子のキャパシタ製造方
    法。
  23. 【請求項23】 前記下部電極はドーピングされたポリ
    シリコン、金属、伝導性金属窒化物または伝導性金属酸
    化物よりなることを特徴とする請求項22に記載の半導
    体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  24. 【請求項24】 前記下部電極はドーピングされたポリ
    シリコン、TiN、TaN、WN、W、Pt、Ru、I
    r、RuO2またはIrO2よりなる単一膜またはこれら
    の複合膜より構成されることを特徴とする請求項23に
    記載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  25. 【請求項25】 前記誘電体膜を熱処理する段階は酸素
    を含む雰囲気下で行うことを特徴とする請求項22に記
    載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  26. 【請求項26】 前記誘電体膜を熱処理する段階は20
    0〜800℃の温度下で行うことを特徴とする請求項2
    5に記載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  27. 【請求項27】 前記誘電体膜を熱処理する段階は酸素
    を含まない雰囲気下で行うことを特徴とする請求項22
    に記載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  28. 【請求項28】 前記誘電体膜を熱処理する段階は50
    0〜800℃の温度下で行うことを特徴とする請求項2
    7に記載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  29. 【請求項29】 前記第1熱処理段階で、前記第1雰囲
    気は酸素を0.01〜100体積%の濃度で含むことを
    特徴とする請求項22に記載の半導体メモリ素子のキャ
    パシタ製造方法。
  30. 【請求項30】 前記第1熱処理段階で前記第1雰囲気
    はO2、N2OまたはO3ガスを含むことを特徴とする請
    求項22に記載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方
    法。
  31. 【請求項31】 前記第1熱処理段階は350〜450
    ℃の温度で行うことを特徴とする請求項22に記載の半
    導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  32. 【請求項32】 前記第1熱処理段階で、前記第1雰囲
    気は不活性ガスをさらに含むことを特徴とする請求項2
    2に記載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  33. 【請求項33】 前記第2熱処理段階で、前記第2雰囲
    気は不活性ガス雰囲気であることを特徴とする請求項2
    2に記載の半導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  34. 【請求項34】 前記第2熱処理段階は600〜650
    ℃の温度で行うことを特徴とする請求項22に記載の半
    導体メモリ素子のキャパシタ製造方法。
  35. 【請求項35】 前記第1熱処理段階及び第2熱処理段
    階は同じチャンバでインサイチューで行うことを特徴と
    する請求項22に記載の半導体メモリ素子のキャパシタ
    製造方法。
  36. 【請求項36】 前記下部電極を形成した後、 前記下部電極を覆うシリコン窒化膜を形成する段階をさ
    らに含むことを特徴とする請求項22に記載の半導体メ
    モリ素子のキャパシタ製造方法。
  37. 【請求項37】 半導体基板上に下部電極を形成する段
    階と、 前記下部電極上に誘電体膜を形成する段階と、 前記誘電体膜中で前記下部電極の反対側上に貴金属より
    なる上部電極を形成する段階と、 200℃と前記上部電極の酸化温度より低い第1温度限
    界との間の範囲内にある第1温度を有する酸素含有雰囲
    気に前記上部電極を露出させる段階と、 前記上部電極の酸化温度より高い第2温度を有する酸素
    欠乏雰囲気に前記上部電極を露出させる段階とを含むこ
    とを特徴とする集積回路キャパシタ製造方法。
  38. 【請求項38】 前記上部電極を形成する前に、前記誘
    電体膜を酸素欠乏雰囲気で熱処理することによって前記
    誘電体膜の結晶性を増加させる段階を行うことを特徴と
    する請求項37に記載の集積回路キャパシタ製造方法。
  39. 【請求項39】 前記酸素欠乏雰囲気はアルゴン及び窒
    素よりなる群から選択される不活性ガスを含むことを特
    徴とする請求項37に記載の集積回路キャパシタ製造方
    法。
  40. 【請求項40】 前記誘電体膜形成段階前に、前記下部
    電極上にシリコン窒化膜を形成する段階をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項37に記載の集積回路キャパシタ
    製造方法。
  41. 【請求項41】 前記酸素含有雰囲気に前記上部電極を
    露出させる段階では、酸素が前記上部電極を通じて前記
    誘電体膜内に移動するのに充分な時間の間に前記上部電
    極を酸素含有雰囲気に露出させることを特徴とする請求
    項37に記載の集積回路キャパシタ製造方法。
  42. 【請求項42】 半導体基板上に下部電極を形成する段
    階と、 前記下部電極上に誘電体膜を形成する段階と、 前記誘電体膜上に金属または金属酸化物よりなる上部電
    極を形成する段階と、 200℃と前記上部電極の酸化温度より低い第1温度限
    界との間の範囲内にある第1温度を有する酸素含有雰囲
    気に前記上部電極を露出させる段階と、 前記上部電極の酸化温度より高い第2温度を有する酸素
    欠乏雰囲気に前記上部電極を露出させる段階とを含むこ
    とを特徴とする集積回路キャパシタ製造方法。
  43. 【請求項43】 前記金属または金属酸化物はRu、P
    t、Ir、RuO2及びIrO2よりなる群から選択され
    る導電材料であることを特徴とする請求項42に記載の
    集積回路キャパシタ製造方法。
  44. 【請求項44】 前記酸素欠乏雰囲気はアルゴン及び窒
    素よりなる群から選択される不活性ガスを含むことを特
    徴とする請求項42に記載の集積回路キャパシタ製造方
    法。
  45. 【請求項45】 前記誘電体膜形成段階前に、前記下部
    電極上にシリコン窒化膜を形成する段階をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項42に記載の集積回路キャパシタ
    製造方法。
  46. 【請求項46】 前記酸素含有雰囲気に前記上部電極を
    露出させる段階では、酸素が前記上部電極を通じて前記
    誘電体膜内に移動するのに充分な時間内に前記上部電極
    を酸素含有雰囲気に露出させることを特徴とする請求項
    42に記載の集積回路キャパシタ製造方法。
  47. 【請求項47】 半導体基板上に下部電極を形成する段
    階と、 前記下部電極上に誘電体膜を形成する段階と、 前記誘電体膜上に金属または金属酸化物よりなる上部電
    極を形成する段階と、 200℃と前記上部電極の酸化温度より低い第1温度限
    界との範囲内にある第1温度を有する酸素含有雰囲気に
    前記上部電極を露出させる段階と、 前記上部電極の酸化温度より高く、前記誘電体膜内の酸
    素欠乏領域内に蓄積された酸素の拡散を通じて前記誘電
    体膜をキュアリングするのに十分に高い第2温度を有す
    る酸素欠乏雰囲気に前記上部電極を露出させる段階とを
    含むことを特徴とする集積回路キャパシタ製造方法。
  48. 【請求項48】 前記誘電体膜形成段階前に、前記下部
    電極上にシリコン窒化膜を形成する段階をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項47に記載の集積回路キャパシタ
    製造方法。
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