JP2002203905A - レイアウト設計装置、レイアウト設計方法および半導体装置 - Google Patents

レイアウト設計装置、レイアウト設計方法および半導体装置

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JP2002203905A JP2000401524A JP2000401524A JP2002203905A JP 2002203905 A JP2002203905 A JP 2002203905A JP 2000401524 A JP2000401524 A JP 2000401524A JP 2000401524 A JP2000401524 A JP 2000401524A JP 2002203905 A JP2002203905 A JP 2002203905A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダミーパターンを形成したレイアウトパター
ンのパターン密度の均一性を向上させることが可能なレ
イアウト設計装置、レイアウト設計方法およびそのレイ
アウト設計方法を用いて製造された半導体装置を提供す
る。 【解決手段】 レイアウト設計方法は、半導体装置の複
数の回路パターンを入力する入力工程S10と、入力さ
れた複数の回路パターンの位置データを認識する認識工
程S20と、認識された回路パターンの位置データに基
づいて決定された繰返し距離ごとに配置された複数のダ
ミーパターンを含むダミーパターン群を生成するダミー
パターン配置工程S30と、ダミーパターン群から、回
路パターンと重ならない領域に位置するダミーパターン
を含む最終ダミーパターンを抽出する抽出工程S40
と、抽出された最終ダミーパターンと回路パターンとを
含むレイアウトパターンを出力する出力工程S50とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レイアウト設計
装置、レイアウト設計方法および半導体装置に関し、よ
り特定的には、ダミーパターンを含むレイアウトパター
ンを出力するレイアウト設計装置、レイアウト設計方法
およびそれを用いて製造された半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造工程において
は、所定の配線や電極などを形成するために写真製版加
工技術が用いられている。この写真製版加工工程におい
ては、半導体基板の表面上にレジスト膜を形成した後、
フォトマスクに形成された転写用パターンをこのレジス
ト膜に露光・現像処理を用いて転写する。
【0003】ここで、転写用パターンが転写されるレジ
スト膜は、半導体基板の表面上に形成された層間絶縁膜
上などに形成される。この層間絶縁膜下には、一般に配
線や電極などの下部構造が形成されている。そして、こ
れらの下部構造の存在に起因して、層間絶縁膜の上部表
面に凹凸部が形成される場合がある。このような凹凸部
が存在すると、この層間絶縁膜上に形成されたレジスト
膜の上部表面にもこの凹凸部に対応したレジスト膜凹凸
部が形成される。このようにレジスト膜凹凸部が存在す
る領域では、フォトマスクの転写用パターンをレジスト
膜に転写する露光工程において、フォトマスクとレジス
ト膜の上部表面との距離が局所的に変動することにな
る。このため、レジスト膜に転写される転写パターンの
寸法が変動したり、転写パターンが解像しないという問
題が発生していた。
【0004】このような問題の発生を防止するため、レ
ジスト膜を形成する前に層間絶縁膜の上部表面をCMP
法(Chemical Mechanical Pol
ishing)により平坦化する工程が実施される。し
かし、CMP法を用いた平坦化を実施しても、下部構造
における配線などの密度が不均一で層間絶縁膜の上部表
面における凹凸部での段差が大きい場合、層間絶縁膜の
上部表面を充分に平坦化することが困難な場合があっ
た。
【0005】そこで、従来、層間絶縁膜の上部表面にお
ける凹凸部の段差を小さくする(平坦性を向上させる)
ため、下部構造として配線などが存在しない領域にダミ
ー配線を形成し、下部構造における配線などの構造物の
密度を均一化するという手法が採用されている。このよ
うなダミー配線を形成するため、半導体装置の製造工程
におけるレイアウト設計工程では、以下に述べるような
レイアウト設計方法が実施されている。
【0006】図30は、従来のレイアウト設計方法を説
明するためのフローチャートである。また、図31は、
図30に示したレイアウト設計方法により得られるレイ
アウトパターンを示す模式図である。図30および31
を参照して、従来のレイアウト設計方法を説明する。
【0007】図30および31を参照して、従来のレイ
アウト設計方法である補助パターン配置方法では、まず
半導体装置の回路を構成する配線などの回路パターン1
01a〜101cを入力する工程(S110)を実施す
る。この回路パターン入力工程(S110)では、回路
パターン101a〜101cの座標データが、礼すと設
計方法を実施するソフトウェアがインストールされたコ
ンピュータシステムのメモリに入力・保持される。
【0008】次に、回路パターン101a〜101cが
配置されるチップ領域全面にダミーパターンとしての補
助パターン103a、103bを生成する工程(S13
0)を実施する。この補助パターン生成工程(S13
0)では、補助パターン103a、103bは、予め決
められたピッチで、マトリックス状に配置される。ま
た、補助パターン103a、103bのサイズも予め決
められている。この補助パターン103a、103b
は、ダミー配線を形成するためのパターンである。
【0009】次に、補助パターン103a、103bの
うち、回路パターン101a〜101cと重ならない領
域に位置し、これらの回路パターン101a〜101c
から所定の距離離れた領域に位置する補助パターン10
3aを抽出する工程(S140)を実施する。
【0010】次に、補助パターン抽出工程(S140)
で抽出された補助パターン103aと回路パターン10
1a〜101cとからなるレイアウトパターンを出力す
る工程(S150)を実施する。このようにして、図3
1において示すように回路パターン101a〜101c
が形成されていない領域に実線で示されたダミーパター
ンとしての補助パターン103aが配置されたレイアウ
トパターンを得ることができる。
【0011】そして、このようなレイアウトパターンに
基づいてフォトマスクの転写パターンを形成する。さら
に、写真製版加工により、この転写パターンに基づいて
半導体基板上に配線とダミー配線とを形成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレイア
ウト設計方法は、以下に述べるような問題があった。す
なわち、従来のレイアウト設計方法では、補助パターン
生成工程(S130)において、補助パターン103
a、103bのサイズや補助パターン103、103b
のピッチなどは、回路パターン101a〜101cとは
無関係に予め決められた値が用いられていた。このと
き、回路パターン101a〜101cが形成されるピッ
チと補助パターン103a、103bが形成されるピッ
チとが異なる場合が発生する。このような場合、図31
に示すように、回路パターン101a〜101cと補助
パターン103a、103bとが必要以上に重なること
になり、補助パターン抽出工程(S140)において抽
出されない補助パターン103bの数が増えてしまう。
この結果、レイアウトパターン出力工程(S150)に
おいて得られるレイアウトパターンにおいて、補助パタ
ーンを配置するには充分な広さを有する部分(たとえ
ば、回路パターン101bと回路パターン101cとの
間の領域など)に補助パターンが配置されず、パターン
密度が充分均一にならない場合があった。
【0013】このようにパターン密度が充分均一化しな
い場合、このレイアウトパターンに基づいて形成される
半導体装置の構造において配線の周りに充分なダミー配
線が配置されないことになる。この結果、この配線など
の構造上に層間絶縁膜を形成した場合、層間絶縁膜の上
部表面に凹凸部が形成され、CMP法などを用いても充
分な平坦化ができない場合があった。
【0014】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の目的は、ダミー
パターンを形成したレイアウトパターンのパターン密度
の均一性を向上させることが可能なレイアウト設計装
置、レイアウト設計方法およびそのレイアウト設計方法
を用いて製造された半導体装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の1の局面にお
けるレイアウト設計装置は、半導体装置の複数の回路パ
ターンを入力する入力手段と、入力された複数の回路パ
ターンの位置データを認識する認識手段と、認識された
回路パターンの位置データに基づいて決定された繰返し
距離ごとに配置された複数のダミーパターンを含むダミ
ーパターン群を生成するダミーパターン配置手段と、ダ
ミーパターン群から、回路パターンと重ならない領域に
位置するダミーパターンを含む最終ダミーパターンを抽
出する抽出手段と、抽出された最終ダミーパターンと回
路パターンとを含むレイアウトパターンを出力する出力
手段とを備える(請求項1)。
【0016】ここで、ダミーパターンを配置することが
可能な間隔で隣接する2つの回路パターンの間にダミー
パターンを配置する場合を考える。このとき、従来のよ
うにダミーパターンの繰返し距離や配置が回路パターン
とは独立して決定されている場合、すでに述べたように
回路パターンの間に複数のダミーパターンを配置して
も、いずれのダミーパターンも回路パターンと部分的に
重なることになり、最終ダミーパターンにおいてはこの
回路パターンの間にはダミーパターンが配置されない場
合があった。しかし、本発明によれば、回路パターンの
位置データに基づいてダミーパターンの繰返し距離を決
定するので、2つの回路パターンの間において、2つの
回路パターンと重ならないようにダミーパターンを配置
することが可能な繰返し距離を選択することができる。
このため、最終ダミーパターンにおいて、上記2つの回
路パターンの間にダミーパターンを確実に配置すること
が可能になる。したがって、ダミーパターンを配置する
ことが可能なスペースがあるにもかかわらずダミーパタ
ーンが配置されないという領域を少なくすることができ
る。この結果、本発明によるレイアウト設計装置を用い
れば、パターン密度を従来より更に均一化したレイアウ
トパターンを得ることができる。
【0017】上記1の局面におけるレイアウト設計装置
では、認識手段が回路パターンの一方向におけるピッチ
を認識するピッチ認識手段を含んでいてもよく、ダミー
パターン配置手段は、認識されたピッチの整数分の1の
距離を繰返し距離として決定する手段を含んでいてもよ
い(請求項2)。
【0018】この場合、回路パターンの一方向におい
て、回路パターンのピッチより小さなピッチでダミーパ
ターンを配置することができるので、回路パターンの間
に確実にダミーパターンを配置することができる。この
ため、最終ダミーパターンにおいて、回路パターンの間
にダミーパターンが配置されない領域の広さを削減でき
る。この結果、レイアウトパターンにおけるパターン密
度をより均一化できる。
【0019】上記1の局面におけるレイアウト設計装置
では、ダミーパターン群が複数のダミーパターンの間に
位置する複数の追加ダミーパターンを含んでいてもよ
く、最終ダミーパターンは、回路パターンと重ならない
領域に位置する追加ダミーパターンを含んでいてもよい
(請求項3)。
【0020】この場合、追加ダミーパターンは、繰返し
距離より小さな距離だけダミーパターンからずれた位置
に配置されることになる。
【0021】ここで、回路パターンにおいて局所的に凸
部あるいは凹部が形成されている場合を考える。このよ
うな凸部または凹部が形成された部分の近傍領域では、
上述した繰返し距離ごとに配置したダミーパターンだけ
では充分にパターン密度を向上させることが難しい場合
がある。具体的には、たとえば回路パターンに凸部が形
成されている部分では、ダミーパターンと回路パターン
の凸部との距離が短くなる、あるいはこの凸部とダミー
パターンとが部分的になさなってしまい、最終ダミーパ
ターンにおいてダミーパターンを配置できない場合があ
る。また、たとえば回路パターンに凹部が形成されてい
る部分では、ダミーパターンと回路パターンの凹部との
間の距離が他の部分より広くなり、パターン密度が他の
部分より低下する。
【0022】そこで、このような領域において、上述の
ようにダミーパターンからずれた位置に配置された追加
ダミーパターンを適用することを考える。すると、たと
えば回路パターンに凸部が形成されている領域では、こ
の凸部から遠ざかる方向にダミーパターンよりずれた追
加ダミーパターンを適用すれば、ダミーパターンが凸部
と部分的に重なるような場合において、凸部と重ならな
いような追加ダミーパターンをこの領域に配置すること
ができる。また、回路パターンに凹部が形成されている
領域では、凹部に近づく方向にダミーパターンよりずれ
た追加ダミーパターンを適用することで、凹部と追加ダ
ミーパターンとの距離をより小さくできる。さらに、上
記繰返し距離ごとに配置されたダミーパターンであれば
1つしか上記領域にダミーパターンを配置できないよう
な場合、追加ダミーパターンを適用することにより上記
領域により多くの追加ダミーパターンを配置することも
可能になる。このようにして、レイアウトパターンにお
けるパターン密度をより均一化することができる。
【0023】上記1の局面におけるレイアウト設計装置
では、複数のダミーパターンが、回路パターンの位置を
基準として繰返し距離ごとに配置されていることが好ま
しい(請求項4)。
【0024】この場合、回路パターンの位置を基準とす
ることにより、回路パターンの間に確実にダミーパター
ンを配置することができる。このため、回路パターンと
部分的に重なるダミーパターンの数を低減できる。した
がって、最終ダミーパターンにおいてダミーパターンが
形成された領域を広くすることができるので、パターン
密度の均一性を向上させたレイアウトパターンを得るこ
とができる。
【0025】上記1の局面におけるレイアウト設計装置
では、ダミーパターン配置手段が、レイアウトパターン
を形成する領域のうち回路パターンを含む部分領域にお
いてダミーパターンを配置してもよく、出力手段は、部
分領域についての部分レイアウトパターンを含むレイア
ウトパターンを出力してもよい(請求項5)。
【0026】ここで、レイアウト設計においては、レイ
アウト設計を行なう半導体装置のレイアウトパターンを
形成する領域(以下、チップ領域と呼ぶ)の一部におい
て、自動配置・配線ソフトなどを用いてチップ領域の一
部である部分領域のレイアウトを決定する場合がある。
また、1つのチップ領域においてこのような部分領域が
複数配置される場合もある。さらに、部分領域ごとに回
路パターンの形成されるピッチなどが異なることがあ
る。このような場合、部分領域ごとにレイアウトパター
ンを出力するようにすれば、この部分領域それぞれにつ
いて、最適なダミーパターンを得ることができる。この
結果、レイアウトパターンにおいてパターン密度が不均
一となった領域の発生を防止することが可能になる。
【0027】上記1の局面におけるレイアウト設計装置
では、出力手段が、レイアウトパターンを形成する領域
のうち部分レイアウトパターンが占める領域以外の領域
に位置する周辺ダミーパターンを含むレイアウトパター
ンを出力してもよい(請求項6)。
【0028】この場合、レイアウトパターンを形成する
領域における部分領域(部分レイアウトパターンが占め
る領域)においてダミーパターンの配置を最適化できる
と同時に、部分領域以外の領域についても周辺ダミーパ
ターンを配置することにより、レイアウトパターンを形
成する領域全体についてパターン密度を均一化すること
ができる。
【0029】上記1の局面におけるレイアウト設計装置
では、周辺ダミーパターンが、複数の回路パターンの間
の距離とは独立して決定された繰返し距離に基づいて配
置されていてもよい(請求項7)。
【0030】この場合、周辺ダミーパターンについて予
め繰返し距離などを決定しておくことができるので、周
辺ダミーパターンの配置工程を簡略化できる。したがっ
て、本発明によるレイアウト設計装置を用いたレイアウ
ト設計に要する時間を短縮できる。
【0031】この発明の他の局面におけるレイアウト設
計方法は、半導体装置の複数の回路パターンを入力する
入力工程と、入力された複数の回路パターンの位置デー
タを認識する認識工程と、認識された回路パターンの位
置データに基づいて決定された繰返し距離ごとに配置さ
れた複数のダミーパターンを含むダミーパターン群を生
成するダミーパターン配置工程と、ダミーパターン群か
ら、回路パターンと重ならない領域に位置するダミーパ
ターンを含む最終ダミーパターンを抽出する抽出工程
と、抽出された最終ダミーパターンと回路パターンとを
含むレイアウトパターンを出力する出力工程とを備える
(請求項8)。
【0032】ここで、ダミーパターンを配置することが
可能な間隔で隣接する2つの回路パターンの間にダミー
パターンを配置する場合を考える。この場合、本発明に
よれば、回路パターンの位置データに基づいてダミーパ
ターンの繰返し距離を決定するので、2つの回路パター
ンの間において2つの回路パターンと重ならないよう
に、ダミーパターンを配置することが可能な繰返し距離
を選択することができる。このため、最終ダミーパター
ンにおいて、上記2つの回路パターンの間にダミーパタ
ーンを確実に配置することが可能になる。したがって、
ダミーパターンを配置することが可能なスペースがある
にもかかわらずダミーパターンが配置されないという領
域を少なくすることができる。この結果、レイアウトパ
ターンにおけるパターン密度を向上させるとともに、均
一化することが可能になる。
【0033】上記他の局面におけるレイアウト設計方法
では、認識工程が回路パターンの一方向におけるピッチ
を認識するピッチ認識工程を含んでいてもよく、ダミー
パターン配置工程は、認識されたピッチの整数分の1の
距離を繰返し距離として決定する工程を含んでいてもよ
い(請求項9)。
【0034】この場合、回路パターンの一方向におい
て、回路パターンのピッチより小さなピッチでダミーパ
ターンを配置することができるので、回路パターンの間
に確実にダミーパターンを配置することができる。この
ため、最終ダミーパターンにおいて、回路パターンの間
にダミーパターンが配置されない領域の広さを削減でき
る。この結果、レイアウトパターンにおけるパターン密
度をより均一化できる。
【0035】上記他の局面におけるレイアウト設計方法
では、ダミーパターン群が複数のダミーパターンの間に
位置する複数の追加ダミーパターンを含んでいてもよ
く、最終ダミーパターンは、回路パターンと重ならない
領域に位置する追加ダミーパターンを含んでいてもよい
(請求項10)。
【0036】この場合、追加ダミーパターンは、繰返し
距離より小さな距離だけダミーパターンからずれた位置
に配置されることになる。ここで、回路パターンにおい
て局所的に凸部あるいは凹部が形成されている場合、す
でに述べたように上記凸部または凹部が形成された部分
の近傍領域では、上述した繰返し距離ごとに配置したダ
ミーパターンだけでは充分にパターン密度を向上させる
ことが難しい場合がある。
【0037】そこで、このような領域において、上述の
ようにダミーパターンからずれた位置に配置された追加
ダミーパターンを適用する。たとえば回路パターンに凸
部が形成されている領域では、この凸部から遠ざかる方
向にダミーパターンよりずれた追加ダミーパターンを適
用すれば、すでに述べたようにダミーパターンが凸部と
部分的に重なるような場合において、凸部と重ならない
ような追加ダミーパターンをこの領域に配置することが
できる。また、回路パターンに凹部が形成されている場
合にも、すでに述べたようにこの凹部近傍に追加ダミー
パターンを配置することができる。このようにして、レ
イアウトパターンにおけるパターン密度をより均一化す
ることができる。
【0038】上記他の局面におけるレイアウト設計方法
では、複数のダミーパターンが、回路パターンの位置を
基準として繰返し距離ごとに配置されていることが好ま
しい(請求項11)。
【0039】この場合、回路パターンの位置を基準とす
ることにより、回路パターンの間に確実にダミーパター
ンを配置することができる。このため、回路パターンと
部分的に重なるダミーパターンの数を低減できる。した
がって、最終ダミーパターンにおいてダミーパターンが
形成された領域を広くすることができるので、パターン
密度の均一性を向上させることができる。
【0040】上記他の局面におけるレイアウト設計方法
では、ダミーパターン配置工程がレイアウトパターンを
形成する領域のうち回路パターンを含む部分領域におい
てダミーパターンを配置することを含んでいてもよく、
出力工程は部分領域についての部分レイアウトパターン
を含むレイアウトパターンを出力することを含んでいて
もよい(請求項12)。
【0041】ここで、レイアウト設計においては、レイ
アウト設計を行なう半導体装置のレイアウトパターンを
形成する領域(チップ領域)の一部において、自動配置
・配線ソフトなどを用いてチップ領域の一部である部分
領域のレイアウトを決定する場合がある。また、1つの
チップ領域においてこのような部分領域が複数配置され
る場合もある。さらに、部分領域ごとに回路パターンの
形成されるピッチなどが異なることがある。このような
場合、部分領域ごとにレイアウトパターンを出力するよ
うにすれば、この部分領域それぞれについて、最適なダ
ミーパターンを得ることができる。
【0042】上記他の局面におけるレイアウト設計方法
では、出力工程が、レイアウトパターンを形成する領域
のうち部分レイアウトパターンが占める領域以外の領域
に位置する周辺ダミーパターンを含むレイアウトパター
ンを出力することを含んでいてもよい(請求項13)。
【0043】この場合、レイアウトパターンを形成する
領域における部分領域(部分レイアウトパターンが占め
る領域)においてダミーパターンの配置を最適化できる
と同時に、部分領域以外の領域についても周辺ダミーパ
ターンを配置することにより、レイアウトパターンを形
成する領域全体についてパターン密度を均一化すること
ができる。
【0044】上記他の局面におけるレイアウト設計方法
では、周辺ダミーパターンが、複数の回路パターンの間
の距離とは独立して決定された繰返し距離に基づいて配
置されていてもよい(請求項14)。
【0045】この場合、周辺ダミーパターンについて予
め繰返し距離などを決定しておけば、周辺ダミーパター
ンの配置工程を簡略化できる。したがって、本発明によ
るレイアウト設計方法を用いたレイアウト設計に要する
時間を短縮できる。
【0046】この発明の別の局面における半導体装置
は、上記別の局面におけるレイアウト設計方法を用いて
製造される(請求項15)。
【0047】このようにすれば、レイアウトパターンに
おけるパターン密度を均一化することにより、半導体装
置における当該レイアウトパターンに対応した配線層な
どにおいて、回路パターンに対応する配線とダミーパタ
ーンに対応するダミー配線とをより均一に形成できる。
この結果、この配線およびダミー配線上に層間絶縁膜を
形成した場合、層間絶縁膜の上部表面の平坦性を向上さ
せることができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一ま
たは相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明
は繰返さない。
【0049】(実施の形態1)図1は、本発明によるレ
イアウト設計方法の実施の形態1を示すフローチャート
である。図2は、図1におけるパターンピッチ認識工程
を説明するためのフローチャートである。図3は、図1
における補助パターン生成工程を説明するためのフロー
チャートである。図4〜8は、図1に示したレイアウト
設計方法の各工程を説明するための模式図である。図9
は、図8に示したレイアウトパターンに基づいて製造さ
れる半導体装置の平面模式図である。そして、図10
は、本発明によるレイアウト設計方法の実施の形態1を
実施するためのレイアウト設計装置の構成を示す模式図
である。図1〜10を参照して、本発明によるレイアウ
ト設計方法の実施の形態1を説明する。
【0050】図1を参照して、本発明による半導体装置
のレイアウト設計方法は、半導体装置の製造方法におけ
るレイアウト設計工程にて用いられるものである。本発
明によるレイアウト設計方法では、まず、半導体装置の
論理設計工程および論理検証工程を経て決定された回路
図に基づいて得られる回路パターンを、レイアウト設計
装置に入力する回路パターン入力工程(S10)を実施
する。ここで、半導体集積回路などの半導体装置のレイ
アウト設計においては、小機能を有するマクロセルのパ
ターンを半導体装置(チップ)内に配置し、マクロセル
の端子間の接続を行なう配線パターンを自動的に配置す
る自動配置・配線手法が用いられる。このような自動配
置・配線手法においては、予め所定の方向に等間隔に並
ぶように設定された配線トラック上に、所定の幅を有す
る配線パターンを生成する。このような自動配置・配線
手法により配線パターンである回路パターン1a〜1c
の座標が決定されている。
【0051】この回路パターン入力工程(S10)によ
り、半導体装置の配線パターンなどの回路パターン1a
〜1cの位置座標データがレイアウトパターン設計装置
のメモリ13(図9参照)に読込まれる。図4は、入力
された回路パターン1a〜1cのレイアウトパターン上
での位置を示す。
【0052】次に、パターンピッチ認識工程(S20)
においては、まず、図2に示すように回路パターン1a
〜1cの座標データを認識する工程(S21)を実施す
る。次に、認識した回路パターン1a〜1cの座標デー
タに基づいて回路パターン1a〜1cのピッチを認識す
る工程(S22)を実施する。具体的には、図5に示し
たパターンにおいて、たとえば回路パターン1aと1b
との間のピッチP1および回路パターン1bと1cとの
間のピッチP2が検出される。このようなピッチP1、
P2(パターンピッチ)の認識は、メモリ13に取込ま
れた回路パターン1a〜1cの座標データに基づいて、
演算部12において実施される。なお、回路パターン1
a〜1cの幅Wは半導体装置の製造工程における写真製
版加工の最小加工寸法などのプロセス条件により決定さ
れる。
【0053】次に、補助パターン生成工程(S30)を
実施する。この補助パターン生成工程(S30)では、
パターンピッチ認識工程(S20)において検出された
回路パターン1a〜1cのピッチP1、P2に基づき、
図3に示すようにピッチP1、P2を2以上に等分して
得られる補助パターン用ピッチPを算出する工程(S3
1)が実施される。たとえば、図5に示したような回路
パターン1a〜1cの場合には、ピッチP1を2等分す
ると共に、ピッチP2を3等分する長さとなるように、
補助パターン用ピッチPが決定されている。
【0054】このように、回路パターン1a〜1cの一
方向としての図5における上下方向(ピッチ補助線2に
対して垂直な方向)において、回路パターン1a〜1c
のピッチP1、P2より小さな補助パターン用ピッチP
でダミーパターンとしての補助パターン3を配置するこ
とができる。このため、回路パターン1a〜1cの間に
確実に補助パターン3を配置することができる。このた
め、最終補助パターン3aにおいて、回路パターン1a
〜1cの間に補助パターン3aが配置されない領域の広
さを削減できる。この結果、レイアウトパターンにおけ
るパターン密度をより均一化できる。
【0055】そして、レイアウト上にこの補助パターン
用ピッチPだけ間隔を隔ててピッチ補助線2が設定され
る。ピッチ補助線2は、回路パターン1a〜1cの中心
線を基準として、これらの回路パターン1a〜1cと重
なるように配置されている。
【0056】この場合、後述するようにピッチ補助線2
の上に沿うように補助パターン3を配置するので、回路
パターン1a〜1cの間に確実に補助パターン3を配置
することができる。このため、回路パターン1a〜1c
と部分的に重なる補助パターン3bの数を低減できる。
したがって、最終補助パターンにおいて補助パターン3
aが形成された領域を広くすることができる。
【0057】なお、補助パターンのピッチを算出する工
程(S31)を、パターンピッチ認識工程(S20)の
一部として実施してもよい。
【0058】次に、補助パターン生成工程(S30)で
は、上述した補助パターンのピッチを算出する工程(S
31)に続いて、ピッチ補助線2に沿うように、幅W1
および長さL1(図6参照)を有するダミーパターンと
しての補助パターン3をマトリックス状に配置する工程
(S32)を実施する。ここで、補助パターン3の幅W
1は、回路パターン1a〜1cの幅W(図5参照)とほ
ぼ同じ長さとなっている。図6からもわかるように、補
助パターン3のそれぞれの中心の間の距離は、補助パタ
ーン用ピッチPと等しくなっている。
【0059】次に、回路パターン1a〜1cから所定の
距離以上離れた領域に位置する補助パターン3a(図7
参照)を最終補助パターンとして抽出する補助パターン
抽出工程(S40)を実施する。図7からもわかるよう
に、回路パターン1a〜1cと重なる部分を有する補助
パターン3bは最終補助パターンとして選択されていな
い。
【0060】次に、補助パターン抽出工程(S40)に
おいて抽出した最終補助パターンとしての補助パターン
3aと回路パターン1a〜1cとを含むレイアウトパタ
ーンを出力する工程(S50)を実施する。このとき得
られる最終的なレイアウトパターンは、図8に示すよう
なレイアウトパターンとなる。
【0061】このように、本発明によれば、パターンピ
ッチ認識工程(S20)および補助パターン生成工程
(S30)において、回路パターン1a〜1cの位置デ
ータに基づいて補助パターン3aの繰返し距離を決定す
るので、回路パターン1a〜1cの間において、回路パ
ターン1a〜1cと重ならないような補助パターン3を
配置することが可能な繰返し距離としての補助パターン
用ピッチPを決定できる。このため、レイアウトパター
ンにおいて、回路パターン1a〜1cの間に補助パター
ン3aを確実に配置することが可能になる。したがっ
て、補助パターン3を配置することが可能なスペースが
あるにもかかわらず補助パターンが配置されないという
領域を少なくすることができる。この結果、パターン密
度を従来より更に均一化したレイアウトパターンを得る
ことができる。
【0062】次に、得られたレイアウトパターンに対し
て、当該レイアウトパターンにより所定の回路特性が得
られるか、あるいはデザインルールを満足しているかと
いったような検証が行なわれる。その後、このレイアウ
トパターンに基づいて露光工程において用いられるフォ
トマスクのパターンが形成される。このようなパターン
を有するフォトマスクを用いて半導体装置の製造工程に
おける写真製版加工が実施され、図9に示すような構造
の半導体装置が製造される。
【0063】図9を参照して、本発明によるレイアウト
設計方法を適用して製造される半導体装置は、半導体基
板上に形成された層間絶縁膜上に、回路パターン1a〜
1cに基づいて配線21a〜21cが形成されている。
また、配線21a〜21cが形成されていない領域に
は、補助パターン3aに基づいて形成されたダミー配線
23aが配置されている。
【0064】このように、本発明による半導体装置で
は、レイアウトパターンにおけるパターン密度を均一化
することにより、半導体装置における当該レイアウトパ
ターンに対応した配線21a〜21cを含む層におい
て、回路パターン1a〜1cに対応する配線21a〜2
1cと補助パターン3aに対応するダミー配線23aと
のパターン密度をより均一化できる。この結果、この配
線21a〜21cおよびダミー配線23a上に層間絶縁
膜を形成した場合、層間絶縁膜の上部表面の平坦性を向
上させることができる。
【0065】また、図1〜8を参照して説明したレイア
ウト設計方法は、図10に示すようなレイアウト設計装
置を用いて実施される。図10を参照して、レイアウト
設計装置は、コンピュータを用いて半導体装置のレイア
ウト設計を行なうためのものであって、回路パターン1
a〜1cの位置データや補助パターンの位置データなど
が記憶されるメモリ13と、メモリ13に記憶されたデ
ータを操作してすでに述べたようなレイアウト設計方法
の各工程を実施する、認識手段、ダミーパターン配置手
段および抽出手段を含む中央処理装置12と、データの
入力・修正などを行なうキーボードやマウス、あるいは
CD−ROMドライブなどの入力手段としての入力装置
14と、レイアウトパターンやその他のデータを出力す
るためのディスプレイやプリンタといった出力手段とし
ての出力装置15とを備える。こられのメモリ13、中
央処理装置12、入力装置14および出力装置15はバ
ス16により互いに接続されている。
【0066】このようなレイアウト設計装置により、本
発明によるレイアウト設計方法を容易に実施できる。
【0067】(実施の形態2)本発明の実施の形態1に
おいて述べた配線などの自動配置・配線手法において
は、配線経路の自由度を向上させるため、配線トラック
上から配線トラックのピッチの半分の距離(半ピッチ)
だけずれた位置に配線パターンを位置させることを許容
するような場合がある。このような場合においても、以
下に述べる本発明によるレイアウト設計方法の実施の形
態2を用いれば、パターン密度が均一となるように補助
パターンを生成することができる。
【0068】図11は、本発明によるレイアウト設計方
法の実施の形態2を示すフローチャートであり、図1に
示した補助パターン生成工程(S30)に対応する。図
12は、本発明によるレイアウト設計方法の実施の形態
2を示すフローチャートであり、図1に示した補助パタ
ーン抽出工程(S40)に対応する。また、図13〜2
1は、本発明によるレイアウト設計方法の実施の形態2
の各工程を説明するための模式図である。図11〜21
を参照して、本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態2を説明する。
【0069】本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態2は、基本的には本発明の実施の形態1によるレイ
アウト設計方法と同様である。まず、本発明の実施の形
態1におけるレイアウト設計方法と同様に、回路パター
ン入力工程(S10)およびパターンピッチ認識工程
(S20)を実施する。その結果、図13に示すよう
に、本発明によるレイアウト設計装置に回路パターン1
a〜1cの座標データが取込まれる。
【0070】そして、本発明の実施の形態1における補
助パターン生成工程(S30)を実施する。この補助パ
ターン生成工程(S30)では、本発明の実施の形態1
と同様に、補助パターン生成工程の第1工程として、回
路パターン1a〜1cの間の間隔(ピッチ)に基づいて
補助パターン用ピッチPを決定する工程(S31)(図
3参照)を実施する。ここで、図13に示すように、回
路パターン1a、1bは、配線トラックから半ピッチず
れた位置に配置された凸部としての部分17を有する。
そして、この補助パターン用ピッチPに基づいて本発明
の実施の形態1と同様にピッチ補助線2が設定される。
【0071】次に、補助パターン生成工程(S30)に
おいては、補助パターン生成工程の第2工程として、図
14に示すようにピッチ補助線2上に位置する第1の補
助パターン10を生成する工程を実施する。この第1の
補助パターン10を生成する工程は、本発明の実施の形
態1における補助パターンを生成する工程(S32)と
基本的に同様である。この第1の補助パターン10の形
状は、基本的に本発明によるレイアウト設計方法の実施
の形態1における補助パターン3の形状と同様である。
【0072】次に、本発明の実施の形態2における補助
パターン生成工程(S30)においては、このピッチ補
助線2の間に位置し、ピッチ補助線2からP/2だけ離
れた位置にピッチ補助線2と平行に延び、ピッチ補助線
2の間隔(ピッチ)と同じ間隔で形成されたサブピッチ
補助線4(図15参照)を設定する。このサブピッチ補
助線4は、第2の補助パターン(他の補助パターン)を
配置するために用いられる。このようにして、補助パタ
ーン生成工程の第3工程として、他の補助パターンのピ
ッチおよびサブピッチ補助線の位置を決定する工程(S
33)が実施される。
【0073】次に、図15に示すように、サブピッチ補
助線4上に位置するようにダミーパターンとしての第2
の補助パターン11が配置される。このようにして、補
助パターン生成工程の第4工程として、第2の補助パタ
ーン(他の補助パターン)を生成する工程(S34)が
実施される。この第2の補助パターン11の形状も、基
本的に本発明によるレイアウトパターン設計方法の実施
の形態1における補助パターン3の形状と同様である。
ここで、図14および15からもわかるように、第1の
補助パターン10と第2の補助パターン11とは部分的
に重なるように配置される。このようにして、本発明の
実施の形態2における補助パターン生成工程(S30)
が実施される。
【0074】次に、補助パターン抽出工程(S40)を
実施する。本発明によるレイアウト設計方法の補助パタ
ーン抽出工程(S40)は、具体的には図12に示すよ
うな工程を有する。図12を参照して、補助パターン抽
出工程(S40)においては、まず回路パターン1a〜
1cと一定の距離以上離れた第1および第2の補助パタ
ーン10a、10b、11a、11b(図16参照)を
抽出する工程(S41)を実施する。この結果、図16
に示すように第1の補助パターン10a、10bおよび
第2の補助パターン11a、11bが抽出される。図1
6からもわかる様に、回路パターン1a〜1cと重なる
領域を有する補助パターンは抽出されていない。
【0075】次に、抽出された第1および第2の補助パ
ターン10a、10b、11a、11bのうち、互いに
重なる部分を有する補助パターンを選択する工程(S4
2)を実施する。この結果、図17に示すように、第1
の補助パターン10aおよび第2の補助パターン11a
が選択される。
【0076】次に、選択された第1および第2の補助パ
ターン10a、11aのうち、ピッチ補助線2上に位置
する第1の補助パターン10aをさらに選択し、第1の
補助パターン群とする工程(S43)を実施する。この
結果、図18に示すようなパターンを得る。このように
して、第1の補助パターン10aおよび第2の補助パタ
ーン11aが部分的に重なった部分において、補助パタ
ーンの重なりを解消して図18に示すような第1の補助
パターン群を得ることができる。なお、ここではピッチ
補助線2上に位置する第1の補助パターン10aを第1
の補助パターン群として選択したが、サブピッチ補助線
4上に位置する第2の補助パターン11aを第1の補助
パターン群として選択することも可能である。
【0077】また、回路パターン1a〜1cと一定の距
離以上離れた補助パターンを抽出する工程(S41)の
後、抽出された第1および第2の補助パターン10a、
10b、11a、11bのうち、互いに重なる部分を有
さない補助パターンを選択し、第2の補助パターン群と
する工程(S44)を実施する。この結果、図19に示
すように、抽出された第1および第2の補助パターン1
0a、10b、11a、11bのうち、他の補助パター
ンと重なり部分を有さない第1の補助パターン10bお
よび第2の補助パターン11bが第2の補助パターン群
として選択される。
【0078】次に、上述した第1および第2の補助パタ
ーン群からなる最終の補助パターンを決定する工程(S
45)を実施する。この結果、図20に示すように、第
1の補助パターン群としての補助パターン10aと、第
2の補助パターン群としての補助パターン10b、11
bとかならる最終の補助パターンが決定される。このよ
うにして、補助パターン抽出工程は実施される。
【0079】この後、本発明の実施の形態1と同様に、
最終の補助パターンと回路パターンとからなるレイアウ
トパターンを出力するレイアウトパターン出力工程(S
50)を実施する。この結果、図21に示すようなレイ
アウトパターンが得られる。
【0080】このように、回路パターン1a、1bにお
いて局所的に凸部としての部分17が形成されている場
合、この部分17の近傍領域では、本発明の実施の形態
1におけるピッチ補助線2に沿って形成された補助パタ
ーン10だけでは充分にパターン密度を向上させること
が難しい。たとえば、回路パターン1a、1b間におい
ては、図16からもわかるように、ピッチ補助線2に沿
って形成される第1の補助パターン10はいずれも回路
パターン1a、1bと重なる部分を有することになる。
したがって、最終補助パターンにはこの領域において第
1の補助パターン10は残存しない。
【0081】そこで、本発明によるレイアウト設計方法
の実施の形態2のように、サブピッチ補助線4を想定
し、第1の補助パターン10からずれた位置に配置され
た追加ダミーパターンとしての第2の補助パターン11
を適用すれば、上記のような回路パターン1a、1b間
においても最終補助パターンにおいて補助パターン11
bを配置することができる。このようにして、レイアウ
トパターンにおけるパターン密度をより均一化すること
ができる。
【0082】また、図21に示したレイアウトパターン
に基づいてフォトマスクに転写用パターンを形成し、そ
のフォトマスクを用いて半導体装置の製造工程における
写真製版加工を行なうことにより、本発明の実施の形態
1と同様に、図21に示したレイアウトパターンに対応
する構造を有する半導体装置を得ることができる。
【0083】(実施の形態3)DRAM(Dynami
c Random Access Memory)など
の半導体記憶装置といった規則性の高い半導体装置のレ
イアウト設計においては、小機能を有するマクロセルを
2次元アレイ状に配置してレイアウトを作成する場合が
ある。このような場合にも、本発明によるレイアウト設
計方法を適用することができる。図22〜24は、本発
明によるレイアウト設計方法の実施の形態3の各工程を
説明するための模式図である。図22〜24を参照し
て、本発明によるレイアウト設計方法の実施の形態3を
説明する。
【0084】本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態3は、基本的には図1に示した本発明の実施の形態
1によるレイアウト設計方法と同様の工程を備える。す
なわち、回路パターン入力工程(S10)において、図
22に示すような回路パターン1a〜1fを入力する。
このとき、マクロセル5a〜5fが2次元アレイ状に
(マトリックス状に)に配置されていることから、この
回路パターン1a〜1fは、それぞれこのマクロセル5
a〜5fのピッチに対応するピッチPだけ互いに離れて
配置されることになる。
【0085】次に、パターンピッチ認識工程(S20)
において、回路パターン1a〜1fのピッチPを認識す
る。
【0086】次に、補助パターン生成工程(S30)に
おいては、パターンピッチ認識工程(S20)において
認識した回路パターンのピッチPの半分(P/2)だけ
互いの中心が離れてマトリックス状に配置される補助パ
ターン3a、3bを生成する。この結果、図23に示す
ようにマクロセル5a〜5fが配置された領域上に補助
パターン3a、3bが配置される。この補助パターン3
a、3bのピッチは、回路パターンのピッチPの半分
(P/2)である。
【0087】次に、補助パターン抽出工程(S40)に
おいて、回路パターン1a〜1fと一定の距離だけ離れ
た、すなわち重ならない領域に形成されている補助パタ
ーン3aを最終の補助パターンとして抽出する。
【0088】そして、レイアウトパターン出力工程(S
50)においては、図24に示すように、回路パターン
1a〜1fと補助パターン抽出工程(S40)において
抽出された最終の補助パターンとしての補助パターン3
aとを合わせたレイアウトパターンを出力する。
【0089】このようにすれば、本発明の実施の形態1
と同様の効果を得ることができる。また、図24に示し
たレイアウトパターンに基づいてフォトマスクに転写用
パターンを形成し、そのフォトマスクを用いて半導体装
置の製造工程における写真製版加工を行なうことによ
り、本発明の実施の形態1と同様に、図24に示したレ
イアウトパターンに対応する構造を有する半導体装置を
得ることができる。
【0090】(実施の形態4)図25は、本発明による
レイアウト設計方法の実施の形態4を示すフローチャー
トである。図26は、図25に示した本発明によるレイ
アウト設計方法の実施の形態4を説明するための模式図
である。図27は、図26における境界領域7の拡大模
式図である。図25〜27を参照して、本発明によるレ
イアウト設計方法の実施の形態4を説明する。
【0091】まず、図25に示すように、本発明の実施
の形態1〜3と同様に回路パターン入力工程(S10)
を実施する。ここでは、図26に示すように、配線など
の自動配置を行なう部分領域としての自動配置・配線領
域6a、6bが境界線8を挟んで少なくとも2つあるよ
うな場合を考える。この場合、回路パターン入力工程
(S10)においては、この自動配置・配線領域6a、
6bのそれぞれについて、その領域内に形成された回路
パターンの座標データなどが入力される。
【0092】次に、入力された回路パターンのうちか
ら、補助パターンが決定されていない自動配置・配線領
域6a、6bのいずれかを抽出する自動配置・配線領域
抽出工程(S60)を実施する。
【0093】次に、この自動配置・配線領域抽出工程
(S60)において抽出された一方の領域(たとえば、
自動配置・配線領域6a)について、本発明の実施の形
態1と同様にパターンピッチ認識工程(S20)、補助
パターン生成工程(S30)および補助パターン抽出工
程(S40)を実施する。この結果、自動配置・配線領
域6aについて、補助パターンを得ることができる。
【0094】次に、すべての自動配置・配線領域につい
て補助パターンを抽出したかどうかを判断する工程(S
70)を実施する。ここで、もう一方の自動配置・配線
領域(たとえば、自動配置・配線領域6b)についてま
だ補助パターンが抽出されていない場合には、再度自動
配置・配線領域抽出工程(S60)から補助パターン抽
出工程(S40)までの工程を実施する。
【0095】この結果、複数の自動配置・配線領域6
a、6bのそれぞれについて、独立して最適な補助パタ
ーンを抽出することができる。そして、すべての自動配
置・配線領域6a、6bについて補助パターンを抽出し
たかどうかを判断する工程(S70)において、すべて
の自動配置・配線領域について補助パターンを抽出した
ことが確認された場合、回路パターンと抽出された補助
パターンとを合わせたレイアウトパターンを出力する工
程(S50)を実施する。
【0096】このようにすれば、領域6a、6bのそれ
ぞれについて独立して補助パターンを抽出することがで
きる。
【0097】このため、図26に示すように、自動配置
・配線領域6aと自動配置・配線領域6bとにおいて、
それぞれの回路パターンのピッチが異なり、ピッチ補助
線2a、2bが互いにずれるような場合に、自動配置・
配線領域6a、6bのいずれかのピッチに沿って、自動
配置・配線領域6a、6bの両方の領域について補助パ
ターンを生成する場合より、パターン密度を向上させる
ことができる。
【0098】(実施の形態5)図28は、本発明による
レイアウト設計方法の実施の形態5を説明するためのフ
ローチャートである。また、図29は、図28に示した
本発明によるレイアウト設計方法の実施の形態5の工程
を説明するための模式図である。図28および29を参
照して、本発明によるレイアウト設計方法の実施の形態
5を説明する。
【0099】パターンレイアウトを設計する領域のう
ち、一部を自動配置・配線方法によりレイアウトするよ
うな場合、図29に示すように、レイアウト設計を行な
う回路配置領域9(チップ領域)のうち、一部が自動配
置・配線領域6a、6bとなる。このような場合に、以
下に説明するように本発明によるレイアウトパターン設
計方法の実施の形態5を説明すれば、簡便かつ迅速に回
路配置領域9の全面に対してパターン密度の均一化を図
ることができる。
【0100】図28を参照して、まず図29に示した回
路配置領域9の全体について回路パターンを入力する回
路パターン入力工程(S10)を実施する。次に、本発
明の実施の形態4と同様に、自動配置・配線領域抽出工
程(S60)を実施する。この結果、自動配置・配線領
域6a、6b(以下領域6a、6bと記す)のうち、補
助パターンが生成されていないいずれか一方が認識され
る。
【0101】次に、認識された領域6a、6bのいずれ
か一方について、本発明の実施の形態4と同様にパター
ンピッチ認識工程(S20)、補助パターン生成工程
(S30)および補助パターン抽出工程(S40)を実
施する。この結果、一方の領域、たとえば領域6aにつ
いて補助パターンを得ることができる。
【0102】次に、すべての自動配置・配線領域につい
て補助パターンを抽出したかどうかを判断する工程(S
70)を実施する。この結果、すべての自動配置・配線
領域6a、6bについて補助パターンが得られていない
場合には、再度自動配置・配線領域抽出工程(S60)
から補助パターン抽出工程(S40)までを実施する。
そして、この工程をすべての自動配置・配線領域6a、
6bに対して実施する。
【0103】その後、すべての自動配置・配線領域につ
いて補助パターンを抽出したかを判断する工程(S7
0)において、すべての領域6a、6bに対して補助パ
ターンが得られたことを確認した場合、次に、回路配置
領域9の全体に対して補助パターンを生成する工程(S
80)を実施する。このとき、回路配置領域9の全面に
対して配置される補助パターンは予め決められたサイズ
であって、所定のピッチでマトリックス状に配置され
る。
【0104】次に、領域6a、6bと重ならない領域に
位置する補助パターンを抽出する補助パターン抽出工程
(S90)を実施する。
【0105】この後、領域6a、6bのそれぞれにおい
て抽出された補助パターンと、回路配置領域9において
領域6a、6b以外の領域に配置された補助パターン
と、領域6a、6bなどの内部に配置された回路パター
ンとを有する回路配置領域9の全体に対するレイアウト
パターンを出力する工程(S50)を実施する。
【0106】この場合、本発明の実施の形態1と同様の
効果を得られる。さらに、レイアウトパターンを形成す
る領域である回路配置領域9における部分領域としての
領域6a、6bにおいて補助パターンの配置を最適化で
きる。また、回路配置領域9における領域6a、6b以
外の領域についても周辺ダミーパターンとしての補助パ
ターンを配置することにより、回路配置領域9全体につ
いてパターン密度を均一化することができる。
【0107】また、回路配置領域9における領域6a、
6b以外の領域に形成される補助パターン(周辺補助パ
ターン)について予め繰返し距離(ピッチ)やサイズな
どを決定しておくので、周辺補助パターンの配置工程を
簡略化できる。したがって、本発明によるレイアウト設
計方法に要する時間を短縮できる。
【0108】なお、上述した本発明によるレイアウト設
計方法は、図10に示したレイアウト設計装置により実
施できる。
【0109】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、ダミーパターンの配置
を回路パターンの位置データに基づいて決定することに
より、レイアウトパターンにおけるダミーパターンの配
置を最適化することができる。この結果、レイアウトパ
ターンにおけるパターン密度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の形
態1を示すフローチャートである。
【図2】 図1におけるパターンピッチ認識工程を説明
するためのフローチャートである。
【図3】 図1における補助パターン生成工程を説明す
るためのフローチャートである。
【図4】 図1に示したレイアウト設計方法の各工程を
説明するための模式図である。
【図5】 図1に示したレイアウト設計方法の各工程を
説明するための模式図である。
【図6】 図1に示したレイアウト設計方法の各工程を
説明するための模式図である。
【図7】 図1に示したレイアウト設計方法の各工程を
説明するための模式図である。
【図8】 図1に示したレイアウト設計方法の各工程を
説明するための模式図である。
【図9】 図8に示したレイアウトパターンに基づいて
製造される半導体装置の平面模式図である。
【図10】 図10は、本発明によるレイアウト設計方
法の実施の形態1を実施するためのレイアウト設計装置
の構成を示す模式図である。
【図11】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態2を示すフローチャートである。
【図12】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態2を示すフローチャートである。
【図13】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態2の各工程を説明するための模式図である。
【図14】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態2の各工程を説明するための模式図である。
【図15】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態2の各工程を説明するための模式図である。
【図16】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態2の各工程を説明するための模式図である。
【図17】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態2の各工程を説明するための模式図である。
【図18】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態2の各工程を説明するための模式図である。
【図19】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態2の各工程を説明するための模式図である。
【図20】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態2の各工程を説明するための模式図である。
【図21】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態2の各工程を説明するための模式図である。
【図22】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態3の各工程を説明するための模式図である。
【図23】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態3の各工程を説明するための模式図である。
【図24】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態3の各工程を説明するための模式図である。
【図25】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態4を示すフローチャートである。
【図26】 図25に示した本発明によるレイアウト設
計方法の実施の形態4を説明するための模式図である。
【図27】 図26における境界領域の拡大模式図であ
る。
【図28】 本発明によるレイアウト設計方法の実施の
形態5を説明するためのフローチャートである。
【図29】 図28に示した本発明によるレイアウト設
計方法の実施の形態5の工程を説明するための模式図で
ある。
【図30】 従来のレイアウト設計方法を説明するため
のフローチャートである。
【図31】 図30に示したレイアウト設計方法により
得られるレイアウトパターンを示す模式図である。
【符号の説明】
1,1a〜1f 回路パターン、2,2a,2b ピッ
チ補助線、3,3a,3b 補助パターン、4 サブピ
ッチ補助線、5a〜5f マクロセル、6a,6b 自
動配置・配線領域、7 境界領域、8 境界線、9 回
路配置領域、10,10a,10b 第1の補助パター
ン、11,11a,11b 第2の補助パターン、12
中央処理装置、13 メモリー、14 入力装置、1
5 出力装置、16 バス、17 部分、21a〜21
c 配線、23a ダミー配線。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の複数の回路パターンを入力
    する入力手段と、 入力された前記複数の回路パターンの位置データを認識
    する認識手段と、 前記認識された回路パターンの位置データに基づいて決
    定された繰返し距離ごとに配置された複数のダミーパタ
    ーンを含むダミーパターン群を生成するダミーパターン
    配置手段と、 前記ダミーパターン群から、前記回路パターンと重なら
    ない領域に位置するダミーパターンを含む最終ダミーパ
    ターンを抽出する抽出手段と、 前記抽出された最終ダミーパターンと前記回路パターン
    とを含むレイアウトパターンを出力する出力手段とを備
    える、レイアウト設計装置。
  2. 【請求項2】 前記認識手段は前記回路パターンの一方
    向におけるピッチを認識するピッチ認識手段を含み、 前記ダミーパターン配置手段は、認識された前記ピッチ
    の整数分の1の距離を前記繰返し距離として決定する手
    段を含む、請求項1に記載のレイアウト設計装置。
  3. 【請求項3】 前記ダミーパターン群は、前記複数のダ
    ミーパターンの間に位置する複数の追加ダミーパターン
    を含み、 前記最終ダミーパターンは、前記回路パターンと重なら
    ない領域に位置する前記追加ダミーパターンを含む、請
    求項1または2に記載のレイアウト設計装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のダミーパターンは、前記回路
    パターンの位置を基準として前記繰返し距離ごとに配置
    されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレイ
    アウト設計装置。
  5. 【請求項5】 前記ダミーパターン配置手段は、レイア
    ウトパターンを形成する領域のうち前記回路パターンを
    含む部分領域において前記ダミーパターンを配置し、 前記出力手段は、前記部分領域についての部分レイアウ
    トパターンを含むレイアウトパターンを出力する、請求
    項1〜4のいずれか1項に記載のレイアウト設計装置。
  6. 【請求項6】 前記出力手段は、前記レイアウトパター
    ンを形成する領域のうち、前記部分レイアウトパターン
    が占める領域以外の領域に位置する周辺ダミーパターン
    を含むレイアウトパターンを出力する、請求項5に記載
    のレイアウト設計装置。
  7. 【請求項7】 前記周辺ダミーパターンは、前記複数の
    回路パターンの間の距離とは独立して決定された繰返し
    距離に基づいて配置されている、請求項6に記載のレイ
    アウト設計装置。
  8. 【請求項8】 半導体装置の複数の回路パターンを入力
    する入力工程と、 入力された前記複数の回路パターンの位置データを認識
    する認識工程と、 前記認識された回路パターンの位置データに基づいて決
    定された繰返し距離ごとに配置された複数のダミーパタ
    ーンを含むダミーパターン群を生成するダミーパターン
    配置工程と、 前記ダミーパターン群から、前記回路パターンと重なら
    ない領域に位置するダミーパターンを含む最終ダミーパ
    ターンを抽出する抽出工程と、 前記抽出された最終ダミーパターンと前記回路パターン
    とを含むレイアウトパターンを出力する出力工程とを備
    える、レイアウト設計方法。
  9. 【請求項9】 前記認識工程は前記回路パターンの一方
    向におけるピッチを認識するピッチ認識工程を含み、 前記ダミーパターン配置工程は、認識された前記ピッチ
    の整数分の1の距離を前記繰返し距離として決定する工
    程を含む、請求項8に記載のレイアウト設計方法。
  10. 【請求項10】 前記ダミーパターン群は、前記複数の
    ダミーパターンの間に位置する複数の追加ダミーパター
    ンを含み、 前記最終ダミーパターンは、前記回路パターンと重なら
    ない領域に位置する前記追加ダミーパターンを含む、請
    求項8または9に記載のレイアウト設計方法。
  11. 【請求項11】 前記複数のダミーパターンは、前記回
    路パターンの位置を基準として前記繰返し距離ごとに配
    置されている、請求項8〜10のいずれか1項に記載の
    レイアウト設計方法。
  12. 【請求項12】 前記ダミーパターン配置工程は、レイ
    アウトパターンを形成する領域のうち前記回路パターン
    を含む部分領域において前記ダミーパターンを配置する
    ことを含み、 前記出力工程は、前記部分領域についての部分レイアウ
    トパターンを含むレイアウトパターンを出力することを
    含む、請求項8〜11のいずれか1項に記載のレイアウ
    ト設計方法。
  13. 【請求項13】 前記出力工程は、前記レイアウトパタ
    ーンを形成する領域のうち、前記部分レイアウトパター
    ンが占める領域以外の領域に位置する周辺ダミーパター
    ンを含むレイアウトパターンを出力することを含む、請
    求項12に記載のレイアウト設計方法。
  14. 【請求項14】 前記周辺ダミーパターンは、前記複数
    の回路パターンの間の距離とは独立して決定された繰返
    し距離に基づいて配置されている、請求項13に記載の
    レイアウト設計方法。
  15. 【請求項15】 請求項8〜14のいずれか1項に記載
    のレイアウト設計方法を用いて製造された半導体装置。
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