JP2001351984A - ダミーパターンのレイアウト決定方法、それを用いた半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

ダミーパターンのレイアウト決定方法、それを用いた半導体装置およびその製造方法

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JP2001351984A
JP2001351984A JP2000171715A JP2000171715A JP2001351984A JP 2001351984 A JP2001351984 A JP 2001351984A JP 2000171715 A JP2000171715 A JP 2000171715A JP 2000171715 A JP2000171715 A JP 2000171715A JP 2001351984 A JP2001351984 A JP 2001351984A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実パターンのレイアウト内にダミーパターン
を効率よく挿入することが可能にする。 【解決手段】 ダミーパターン形成可能領域αとダミ
ーパターンの雛型とを重ね合わせ、ダミーパターン形成
可能領域に内包されるダミーパターンの基本要素1aの
配置領域である第1のダミーパターン領域βを算出した
後、この第1のダミーパターン領域を設計ルールにおい
て定められた離隔距離を確保するように拡大された、第
2のダミーパターン領域γを算出する。その後、ダミー
パターン形成可能領域とダミーパターンの雛型とを互い
に平行に相対的に並進移動させて、第2のダミーパター
ン領域を除いたダミーパターン形成可能領域αに新たに
内包される、ダミーパターンの雛型の基本要素19aが
配置された領域である、第3のダミーパターン領域βを
算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子のレイ
アウトパターンの図形要素に疎密のばらつきがある場合
の仕上がり不良を防止するために、疎の領域にダミーパ
ターンが形成される半導体装置の、ダミーパターンのレ
イアウトを決定する方法、その方法を用いて形成された
半導体装置、およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体チップを構成するレイアウトパタ
ーン(以下、「実パターン」という。)の図形要素に疎
密のばらつきがあると、同一寸法であっても疎の部分と
密の部分で仕上りが異なるという問題がある。この問題
を解決するため疎の部分に図形要素(以下、疎の部分に
追加する図形要素群を「ダミーパターン」という。)を
追加し、疎密のばらつきを均一にする。
【0003】ダミーパターンを追加する際に、人手によ
って追加作業を行なうと、レイアウトパターンの規模が
大きくなった場合に時間がかかるという問題がある。そ
こで、コンピュータプログラムなどを用いてダミーパタ
ーンを自動的に追加する方法として、実パターン以外
に、ダミーパターンの基本要素を格子上に並べたダミー
パターンの雛型を準備し、それを実パターンに重ね合わ
せて、有効なダミーパターン部分のみを抽出して用いる
方法が考えられる。
【0004】ダミーパターンの形状についても、実パタ
ーンと同様に、設計基準に準拠することが必要であり、
どのような形状でもよいわけではない。図17に示すよ
うに、ダミーパターンの雛型の一例においては、ダミー
パターンの基本要素1はX軸方向に2a、Y軸方向に2
bの寸法を有する。また、ダミーパターンの基本要素1
はX軸方向に3a、Y軸方向に3bの間隔を経て配置さ
れている。なおこれらの寸法は、設計基準で定められた
値以上でなければならない。
【0005】以下の説明においては、パラメータとして
の領域α,β,γを導入し、それぞれ次のように定義す
る。 ・領域α:各工程において、設計基準を満足する条件
で、ダミーパターンをプレースできる領域 ・領域β:各工程において、領域α内にダミーパターン
をプレースした後の、ダミーパターン配置領域 ・領域γ:領域βに対して、設計ルール上必要な最小間
隔分だけオーバーサイズした後の領域 従来の半導体集積回路のレイアウトパターン方法によれ
ば、ダミーパターン群の生成手順を示した図18のフロ
ーチャートからわかるように、まず、実パターンのレイ
アウトにダミーパターンの雛型を重ねる(S1)。次
に、設計基準を満足する条件で、ダミーパターンをプレ
ースできる領域αを算出する(S2)。
【0006】たとえば、アルミ配線工程であれば、実パ
ターンのアルミ配線を設計基準で定めるアルミ配線最小
間隔寸法分拡大した面積が、ダミーパターンをプレース
できない領域となる。また、フィールド工程であれば、
フィールド工程の実パターン以外にトランスファーゲー
トおよびウェルとの設計基準をも考慮して論理演算式を
組み、工程S2における領域の算出を行なう。
【0007】この工程S2においては、図19に示すよ
うに、ダミーパターンをプレースできる領域12a(す
なわち領域α)は、プログラムで与えた論理演算式によ
り、実パターン11から距離14、レイアウトパターン
の終端13から距離15を隔て、かつ、ダミーパターン
自体の最小幅16を満たさない部分12bを除くことに
より算出される。次に、工程S2で求めた領域12a、
すなわち、工程S2における領域αに内包されるダミー
パターンの基本要素を抽出する(S3)。このS3工程
においては、図20に示すように、プログラムで与えた
論理演算式により、ダミーパターンをプレースできる領
域12aに内包されるダミーパターンの基本要素1aの
みが抽出され、内包されない基本要素1bは除外され
る。領域12aに内包されるダミーパターンの基本要素
1aの配置領域が、工程S2における領域βとなる。
【0008】ここで、領域12a自体をダミーパターン
とする場合に比べ、配列された基本要素1aをダミーパ
ターンとした場合の方が、面積は小さくなり、その結果
寄生容量が小さくなって、電気的特性に対する影響も小
さくなる。すなわち、ダミーパターンの生成は、面積の
増加、引いては寄生容量の増加をできるだけ抑えること
を考慮しつつ、疎密の均一化を実現することが求められ
ている。
【0009】また、ダミーパターンの基本要素の抽出
(S3)において、上記例に示す内包ではなく、論理積
を用いた場合を図22に示すように、抽出されたダミー
パターンは、ダミーパターンの基本要素1と同じ形状、
同じ面積を有する形状1aのほかに、ダミーパターンの
基本要素1とは異なる形状、より小さい面積を有する形
状1cが形成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法で抽出され
るダミーパターンの基本要素1aは、実パターンのレイ
アウトとダミーパターンの雛型の重ね方によっては、効
果的にダミーパターンが挿入できない場合があるという
問題がある。図21に示すように、実パターンとダミー
パターンの雛型とが図20に示す場合と全く同じもので
あり、図21に示す実パターンのレイアウトにおいて
は、実パターンのレイアウトに対しダミーパターンの雛
型を重ねる座標が、図20で示すX,Y軸方向に少しず
れている場合が考えられる。
【0011】図20に示すように、抽出されるダミーパ
ターンの基本要素1aの数が14個あるのに対し、図2
1においては6個である。後者は疎密の均一化について
は悪くなる方向に働く。図21においてはダミーパター
ンの基本要素1aは番号17で示した箇所には存在せ
ず、図20に示すように偏りが大きいといえる。したが
って、図21に示すような場合においては、疎密のばら
つきを均一にするだけの十分な効果が得られないという
問題がある。
【0012】半導体チップのような大規模なレイアウト
においては、図20に示すような箇所および図21に示
すような箇所が混在するため、上述の方法ではレイアウ
トの全体の疎密のばらつきを一様に均一化することが十
分にできないという問題がある。
【0013】仮に、人手作業により、空白領域17にダ
ミーパターンを追加した場合、上述の問題は解決される
としても、ダミーパターンを追加しなければならない箇
所がレイアウトの規模に応じて増えるため、非常に手間
がかかるという問題がある。
【0014】また、図22に示すような場合において
は、レイアウト全体の疎密のばらつきを一様に均一化で
きるが、抽出されたダミーパターンの基本要素1cは基
本要素1より小さくなるため、設計基準を満たさない場
合が起こり得る。
【0015】X方向もしくはY方向の幅が設計基準未満
となってしまうこと以外に、図23(a)〜(c)に示
すような形状となる可能性がある。図23(a)(b)
の形状においては、細部の幅27a,27bが設計基準
未満となることがあり、図23(c)に示すような形状
においては、点接触部分27cが設計基準未満となる。
【0016】一般に設計基準に満たない箇所はサイジン
グ処理というもので人手を介さず削除するが、図23
(b)(c)のような場合においては、簡単なサイジン
グ処理のみで削除することは困難であり、人手作業で削
除すると非常に手間がかかるという問題がある。
【0017】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、実パターンのレイアウト内に
ダミーパターンを効率よく挿入することが可能なダミー
パターン群の構成を有する半導体装置の構造およびその
製造方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のダミーパターンのレイアウト決定方法は、半導体基
板の主表面において、本来の機能を果たす素子が形成さ
れた実領域と、本来の機能を果たす素子が形成されない
ダミーパターンが形成されたダミー領域とを有する半導
体装置の、前記ダミー領域のダミーパターンのレイアウ
トを決定する方法であって、次の工程を備える。 第1工程:所定の設計ルールにおいてパターン形成不可
能な領域を除く、ダミーパターン形成可能領域を決定す
る。 第2工程:平面形状および大きさが均一な、ダミーパタ
ーンの複数の基本要素を、前記所定の設計ルールにおい
て定められた互いの離隔距離を保持するするとともに一
定の間隔で配列することによって形成された、ダミーパ
ターンの雛型を準備する。 第3工程:前記ダミーパターン形成可能領域と前記ダミ
ーパターンの雛型とを重ね合わせ、前記基本要素のうち
の前記ダミーパターン形成可能領域に内包される基本要
素の配置領域である、第1のダミーパターン領域を算出
する。 第4工程:前記第1のダミーパターン領域を含み、前記
設計ルールにおいて定められた離隔距離を確保するよう
に拡大された、第2のダミーパターン領域を算出する。 第5工程:前記ダミーパターン形成可能領域と前記第2
のダミーパターン領域との相対的な位置関係を維持し
て、前記ダミーパターン形成可能領域と、前記ダミーパ
ターンの雛型とを、互いに平行に相対的に並進移動させ
る。 第6工程:前記第5工程を経た後に、前記第2のダミー
パターン領域を除いた前記ダミーパターン形成可能領域
に新たに内包される、前記ダミーパターンの雛型の前記
基本要素が配置された領域である、第3のダミーパター
ン領域を算出する。
【0019】ダミーパターン形成可能領域が広いため
に、上記第6工程を終えた後にもダミーパターンを追加
して形成可能な領域が残存する場合には、上記工程に加
えて、第6工程において算出した前記第3のダミーパタ
ーン領域を含み、前記設計ルールにおいて定められた離
隔距離を確保するように拡大された、第4のダミーパタ
ーン領域を算出する第7の工程をさらに備え、該第4の
ダミーパターン領域および前記第2のダミーパターン領
域を前記ダミーパターン形成領域から除いた領域を、前
記ダミーパターン形成可能領域に代入して、前記第3工
程から前記第6工程までを再度実行する。ダミーパター
ンを形成可能な領域が残存しなくなるまで、第3工程か
ら第7工程までを繰り返すことにより、設計ルールを満
たすダミーパターンが最大限網羅される。
【0020】この方法によれば、実パターンのレイアウ
トとダミーパターンの雛型の重ね合せ位置とをわずかに
変化させていくことで、ダミーパターン配置箇所にダミ
ーパターンの雛型の基本要素が包含される確率が増加
し、ダミーパターンの埋め残し箇所が減少する。よっ
て、すべてのダミーパターン配置可能箇所に対し均一な
配置が可能となる。また、従来の技術において述べたよ
うな論理積を使用しないことから、抽出されるダミーパ
ターンの基本要素の形状はすべて、ダミーパターン雛型
の基本要素と同じであり、設計基準未満の寸法を含むダ
ミーパターンは形成されない。よって、ダミーパターン
としての設計基準を満たさない場合を生じることなく、
確実に疎密の均一化を図ることができる。
【0021】本発明の一実施例においては、前記第5工
程における、前記ダミーパターン形成可能領域と前記ダ
ミーパターンの雛型との相対的な並進移動は、前記ダミ
ーパターンの基本要素の配列方向を向く第1軸方向に沿
って、あるいは、その第1軸方向に加えてさらに、第1
軸に直交する第2軸方向に沿って行なわれる。
【0022】また、前記第3工程から前記第7工程まで
の繰り返しは、たとえば、前記第5工程における、前記
ダミーパターン形成可能領域と前記ダミーパターンの雛
型との相対的な並進移動における移動距離の総和が、前
記並進移動方向における前記基本要素の寸法と前記基本
要素同士の間隔の和になる直前まで行なわれる。
【0023】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板の主表面において、本来の機能を果たす素子が形成
された実領域と、本来の機能を果たす素子が形成されな
いダミーパターンが形成されたダミー領域とを有する半
導体装置を製造する方法であって、上述したダミーパタ
ーンのレイアウト決定方法を適用して形成されたマスク
を用いて、前記ダミー領域のパターニングが行なわれ
る。
【0024】本発明の半導体装置は、半導体基板の主表
面において、本来の機能を果たす素子が形成された実領
域と、本来の機能を果たす素子が形成されていないダミ
ー領域とを備える。この半導体装置は、半導体基板の主
表面において、第1の仮想格子と、該第1の仮想格子を
回転することなく同一平面内において所定の方向に移動
した第2の仮想格子とを想定し、前記ダミー領域は、所
定の設計ルールにおいてパターン形成が可能な領域にお
いて、平面の形状および大きさが均一な基本要素を、前
記所定の設計ルールにおいて定められた互いの離隔距離
を保持しながら、前記第1の仮想格子の交点に配置する
ことによって形成された第1ダミー領域と、前記第1ダ
ミー領域と重複しない領域において、平面の形状および
大きさが均一な基本要素を、前記所定の設計ルールにお
いて定められた互いの離隔距離を保持しながら、前記第
2の仮想格子の交点に配置することによって形成された
第2ダミー領域とを含む。
【0025】本は発明の半導体装置の一実施例において
は、前記第1の仮想格子を、回転することなく同一平面
内において所定の方向に移動した、前記第2の仮想格子
とは異なる第3の仮想格子とさらに想定し、前記ダミー
領域が、前記第1ダミー領域および前記第2ダミー領域
と重複しない領域において、平面の形状および大きさが
均一な基本要素を、前記所定の設計ルールにおいて定め
られた互いの離隔距離を保持しながら、前記第3の仮想
格子の交点に配置することによって形成された第3ダミ
ー領域をさらに含む。
【0026】このような構成を有する半導体装置は、上
述の本発明のダミーパターンのレイアウト決定方法を適
用した形成したマスクを用いて、ダミー領域をパターニ
ングすることにより形成される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図16に基づいて説明する。
【0028】(実施の形態1)本発明の実施の形態1
を、図1〜図5を参照して説明する。本実施の形態の半
導体装置は、図1(a)に示された半導体チップ26上
の1つのレイアウト群27の一部(円A内)を拡大して
示す図1(b)に示すように、本来の機能を果たす素子
が形成された本来の領域である実領域11と、本来の機
能を果たす素子が形成されていないダミー領域とを含
む。ダミー領域には、ダミーパターンの多数の基本要素
1a,21が、所定の設計ルールを満たす領域内におい
て設けられている。これらの基本要素1a,21は、平
面的に見た形状および大きさがすべて同一であり、上記
所定の設計ルールにおいて定められた互いの離隔距離を
保持して配列されている。
【0029】ダミーパターンの基本要素21は、半導体
チップ26の主表面に対して想定された、互いに直交す
る第1の仮想格子26a同士の交点に形成され、ダミー
パターンの基本要素1bは、基本要素1aに重なること
なく形成できる領域において、第1の仮想格子26aが
回転移動することなく平面的に任意の方向移動された、
互いに直交する第2の仮想格子26b同士の交点に形成
されている。
【0030】次に、図5に示したフローチャートを参照
して、本実施の形態におけるダミーパターン群の生成手
順を説明する。ダミーパターンの雛型としては、図17
に示した従来のものと同じものを使用する。図5に示す
ように、工程S1〜S3は、図18のフローチャートに
示した従来の方法と同じである。
【0031】本実施の形態においても、ダミーパターン
の基本要素1の形状として、上記従来技術の場合と同様
に四角形のもの用いているが、設計基準に準じていれば
四角形に限定されるものではない。
【0032】上記従来の技術の説明において述べたよう
に、図21に示すような場合においては、空白領域17
にダミーパターンが配置可能である。図21において空
白領域17にダミーパターンを配置する手順を、図5を
用いて、工程S4以降の工程に従って説明する。図2〜
図4はそれぞれ、工程S5,S13,S14までが完了
した時点のダミーパターンの配置構成を示している。
【0033】また、領域18a,領域18bおよび領域
18cの面積を加算したものは、領域12aの面積に等
しくなるようになっている。図5に示すように、工程S
4は、工程S3で求めたダミーパターンの配置領域β
(図2の基本要素1aの配置領域に相当)をオーバーサ
イズして、領域18a(すなわち領域γ)を形成する工
程である。S5の工程は、図21の領域12aから図2
の領域18aを減算し、さらにダミーパターンの基本要
素1を配置できない領域18bをも減じて、領域18c
を算出する工程である。この時点で、パラメータとして
の領域αには領域18cが代入される。
【0034】工程S11において、ダミーパターンの雛
型のみをX軸方向に、わずかな変位量であるΔXだけず
らす。その後、その変位量がダミーパターンの間隔ルー
ル寸法3aとダミーパターンの基本要素のX軸方向の寸
法2aとの和となったとき、隣の基本要素1が最初にあ
った位置に重なることになるため、ステップS12にお
ける判断によって、X軸方向の移動を中止させる。ステ
ップS12において「YES」の判断をした1回目のル
ープの後、工程S3で抽出されるダミーパターンの配置
領域βは、図3に示す領域19aとなる。領域19bは
領域α(すなわち領域18c)に内包されなかったダミ
ーパターンの基本要素1が含まれる領域である。
【0035】同様に2回目以降のループで、図3におい
て破線の円で囲んだ領域20のような、ダミーパターン
が配置可能な領域であるにもかかわらず配置されていな
い箇所に、ダミーパターンを配置していく。また、X軸
方向の移動のみでは対処できないケースもあるため、工
程S13においてY軸方向の移動をも行ない、図4に示
す結果を得る。図4における基本要素21が、ステップ
S12において「YES」と判断した後の2回目以降の
ループにより抽出した、ダミーパターンの配置領域であ
る。なお、Y軸方向についてもX軸方向と同様の理由か
ら、ステップS14を含め、以下同様に繰返すことにな
る。
【0036】以上に示したように、ダミーパターンの配
置領域1a以外に領域19a、領域21を抽出すること
で、図21に示す従来例においても、図20に示す同程
度の密度で、領域12aにダミーパターンを配置するこ
とが可能となる。
【0037】ΔX、ΔYの値は理論上、チップ製造工程
で許容されている最小解像寸法値まで細かくできるが、
処理時間やコンピュータのメモリ容量を考慮した上で適
切な値を決めておくことが好ましい。
【0038】また、実パターンに対しダミーパターンの
雛型を移動させたが、ダミーパターンの雛型に対し実パ
ターンを移動させてもよい。
【0039】図1は、この発明の一実施の形態の、半導
体チップ26上に配置されたダミーパターンの様子を表
わすものである。図5のS3の工程で求めたダミーパタ
ーンの基本要素1aは第1の格子26a上に配置され、
1回目以降のループ後、求めたダミーパターン19a,
領域21は第2の格子26b上に配置される。
【0040】なお、上記格子はダミーパターンのみ適用
するものであり、実パターンを格子上に載せる必要はな
い。
【0041】(実施の形態2)図6は、本発明の実施の
形態2におけるダミーパターン群の生成手順を示したフ
ローチャートである。図5に示した実施の形態1のフロ
ーチャートでは、S12,S14の工程がそれぞれS1
1,S13の工程の後になっているため、ΣX≧2a+
3aおよびΣY≧2b+3bの条件における各{(2b
+3b)/ΔY+(2a+3a)/ΔX−1}回分の工
程S4,S5,S11が無駄な工程となってしまう。図
6のフローチャートにおいては、この問題を解消するた
めに、工程S12,S14をそれぞれ工程S4,S13
の前に行なっている。工程S4,工程S13の前に行な
うことで、判定のしきい値はそれぞれループ1回分(Δ
X,ΔY)分だけ少ない値になる。
【0042】(実施の形態3)図7は、この発明の実施
の形態3によるダミーパターンの生成手順を示したフロ
ーチャートである。図5において示した実施の形態1お
よび図6において示した実施の形態2のダミーパターン
群においては、仮に途中で解が収束して図4に示す結果
を得ても、ΣX≧2a+3aおよびΣY≧2b+3bに
なるまで処理は終了しない。本実施の形態においては、
解が収束した後の無駄な処理時間をなくすため、工程S
5の後に工程S21を行ない、ダミーパターンが配置可
能な領域αがなくなった時点で処理を終了させている。
【0043】(実施の形態4)実施の形態1〜3におい
ては、処理手順の中でダミーパターンの雛型を移動させ
ることによって領域12aにダミーパターンを配置して
いた。それに対して実施の形態4においては、処理手順
をより簡単にするために、予めΔX,ΔY分ずつずらし
た複数のダミーパターンの雛型を用意し、選択する雛型
を変えることによって、処理手順の中で移動させるのと
同じ状態を再現させている。すなわち、本実施の形態に
おいては、ダミーパターンの雛型をその分だけ別々の集
合体(以下単に「セル」)という)に分けて選択するセ
ルを変化させている。
【0044】図8および図9は、上記のような実施の形
態4に使用するダミーパターンの雛型の構造を示す。参
照符号22a〜22d,22e〜22gで示したダミー
パターンの基本要素は、それぞれ図17に示した従来技
術における基本要素1と同様のものであるが、図を簡略
化するために、それぞれの基本要素の端の一部のみを示
している。なお、図中ではX方向、Y方向のほか便宜上
Z方向も示しているが、必要な情報はX方向とY方向の
みで、Z方向は情報としては必要ない。
【0045】次に、図8を参照して、本実施の形態のダ
ミーパターンのX軸方向の配置規則について説明する。
まず、雛型22aを基準として、X軸方向にΔXだけず
らした雛型22bを配置し、さらに、雛型22を基準と
してX軸方向にΔXずらした雛型22cを配置する。同
様にして雛型22dまでn個の雛型を配置する。ただ
し、雛型22aの左端と22dの左端との距離は2a+
3a未満にする(距離が2a+3aのとき雛型22aと
雛型22dは等価になり意味をなさない)。
【0046】次に、図9を参照して、本実施の形態のダ
ミーパターンのY軸方向の配置規則について説明する。
まず、雛型22aを基準としてY軸方向にΔYだけずら
した雛型22eを配置し、さらに、雛型22eを基準と
して前記と同様にY軸方向にm個の雛型を配置する。最
終的にはX軸方向にn個、Y軸方向にm個配列される結
果、合計n×m個の雛型が配置される。Y軸方向につい
てもX軸方向と同様に、雛型22aの左端と雛型22g
の左端との距離は2b+3b未満にする。
【0047】図10は、実施の形態4におけるダミーパ
ターン群の生成手順を示したフローチャートである。ま
ず、計算機内の変数X、Yと雛型は1対1に対応させて
おく。変数(X,Y)が(1,1)のときは雛型22
a、(2,1)のときは雛型22b…(n,1)のとき
は雛型22d、(1,2)のときは雛型22eのように
する。工程T1〜T5に示すように、計算機内の変数
X,Yを変化させることにより選択する雛型も変化さ
せ、雛型を移動させるのと同じ効果を得ている。
【0048】(実施の形態5)次に、実施の形態5の半
導体集積回路のダミーパターン形成の方法を説明する。
上記実施の形態4においては、ダミーパターンの雛型を
その分だけ別々のセルに分けて、選択するセルを変化さ
せていたのに対して、実施の形態5においては、まずセ
ルを分けることなく、その数を1つにして、ダミーパタ
ーンの雛型22a〜22d,22e〜22gの各々を、
レイアウトパターンデータの種類(以下、単に「レイ
ヤ」)という。)で分類した方法で同様の効果を得るよ
うにしている。以下、本実施の形態の具体的な手法を、
図11〜図16を用いて説明する。
【0049】図11〜図16は、実施の形態5に使用す
るダミーパターンの雛型の構造を示す。これらの図に示
されたダミーパターンの雛型の基本要素23a〜23
d,23e〜23gはダミーパターンの基本要素1と同
じものであるが、各々異なったレイヤ(たとえば基本要
素23aはレイヤa、基本要素23bはレイヤb、基本
要素23dはレイヤd、基本要素23eはレイヤe)で
描かれている点が違っている。なお図中では、実施の形
態3と同様にZ軸方向をも示しているが、Z軸方向は情
報としては必要ない。
【0050】次に、図11に示すように、ダミーパター
ンの基本要素23aを基準としてX軸方向にΔXずらし
た基本要素23bを配置し、さらに、基本要素23bを
基準としてX軸方向にΔXずらした基本要素23cを配
置する。同様にして基本要素23dまでn個の基本要素
を配置する。ただし、基本要素23aの左端と基本要素
23dの左端との距離は、2a+3aに等しくなると基
本要素23aと基本要素23dとは等価になって意味を
なさないことから、2a+3a未満になるようにする。
【0051】次に、図12に示すように、基本要素23
aを基準としてY軸方向にΔYだけずらした基本要素2
3eを配置し、さらに、基本要素23eを基準としてY
軸方向にm個の基本要素を配置する。最終的にはX軸方
向にn個、Y軸方向にm個配列される結果、合計n×m
個の雛型が配置される。Y軸方向についてもX軸方向と
同様に、基本要素23aの左端と基本要素23gの左端
との距離は2b+3b未満にする。以上のようにして配
置した図形をZ軸方向から見ると、図13に示すように
なる。なお、基本要素23a,基本要素23d,基本要
素23gはそれぞれ、その位置が確認しやすいように色
塗りをしているが、塗る色自体は情報としては必要な
い。
【0052】図14において、ユニットセル24a〜2
4dは、図13に示す図形と同じ構造を有するものであ
る。ユニットセル24aを基準としてX軸方向にΔW
(=2a+3a:ここで2aはダミーパターンの幅、3
aはダミーパターンの間隔)ずらせて、ユニットセル2
4bを配置し、さらに、ユニットセル24bを基準とし
てX軸方向にΔWずらしたユニットセル24cを配置す
る。同様にしてユニットセル24dまでp個のユニット
セルを配置する。配置した長さ25aは重ね合わせる実
パターンのレイアウトのX軸方向の長さより長くする。
【0053】図15に示すユニットセル24e〜24g
は、図13に示す図形と同じ構造を有するものである。
ユニットセル24aを基準としてY軸方向にΔH(=2
b+3b)ずらしたユニットセル24eを配置する。さ
らに、ユニットセル24eを基準としてY軸方向にΔH
ずらしたユニットセル24fを配置する。同様にして、
ユニットセル24gまでq個のユニットセルを配置す
る。このようにして、最終的にX方向にp個、Y軸方向
にq個、合計p×q個のユニットセルを配置する。ユニ
ットセル24a〜24gを配置した長さ25bは、重ね
合わせるパターンのY軸方向の長さよりも長くする。
【0054】以上のようにして、配置した図形をZ方向
から見ると、図16に示すようになる。なおユニットセ
ル24a,24b,24gは、その位置が確認しやすい
ように色塗りしているが、塗る色自体は情報としては必
要ない。
【0055】次に、本発明の実施の形態5におけるダミ
ーパターンの生成手順をを説明する。本実施の形態にお
けるダミーパターンの生成は、図10に示した実施の形
態4のフローチャートの工程と同様の手順で行なうこと
ができる。ただし、計算機内の変数X、Yの扱いのみ実
施の形態4と異なる。本実施の形態においては、計算機
内の変数X、Yとレイヤとを1対1に対応させておき、
変数(X,Y)が(1,1)のときはレイヤa、(2,
1)のときはレイヤb…(n,1)のときはレイヤd、
(1,2)のときはレイヤeのように設定する。
【0056】実施の形態4と同様に、工程T1〜T5に
おいて、計算機内の変数X、Yと変化させることにより
選択するレイヤを変化させ、雛型を移動させるのと同じ
効果が得られる。また、実施の形態4および実施の形態
5においては、実施の形態2および実施の形態3で述べ
たような方法を含めてもよい。
【0057】なお、上記実施の形態は、本発明を具現化
した単なる例示に過ぎず、本発明は、特許請求の範囲に
記載した構成に均等の範囲で変更を加えた種々の態様を
含むものである。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ダ
ミーパターンの配置可能個所を算出しダミーパターンを
配置ダミーパターン配置可能個所の算出と配置を任意の
回数反復するようにしたため、ダミーパターン配置可能
個所にダミーパターンの基本要素が包含される確率が増
加し、ダミーパターンの埋め残し個所が減少する。した
がって、すべてのダミーパターン配置可能個所に対し均
一な配置が可能となり、疎密のばらつきをより均一化で
きるという効果がある。また、論理積を使用しないた
め、抽出されるダミーパターンの形状はすべてダミーパ
ターンの基本要素と同じものになり、抽出後のダミーパ
ターンは設計基準に満たない個所を含むことがないとい
う効果がある。その結果、半導体装置の実パターンのレ
イアウト内にタミーパターンを効率よく挿入することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本発明の実施の形態1における半
導体装置を含む半導体チップの上面全体の図、(b)
は、(a)に示した一つのレイアウト群中の円Aの領域
を拡大して示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態1の半導体装置におい
て、図5のフローチャートに示す工程S5までが完了し
た状態を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1の半導体装置におい
て、図5のフローチャートに示す工程S13までが完了
した状態を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1の半導体装置におい
て、図5のフローチャートに示す全工程が完了した状態
を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態1におけるダミーパター
ン群の配置作業手順を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態2におけるダミーパター
ン群の配置作業手順を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態3におけるダミーパター
ン群の配置作業手順を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態4において使用するダミ
ーパターンの雛型の、X軸方向の配置規則を示す図であ
る。
【図9】 本発明の実施の形態4において使用するダミ
ーパターンの雛型の、Y軸方向の配置規則を示す図であ
る。
【図10】 本発明の実施の形態4および実施の形態5
におけるダミーパターンの配置群のダミーパターン配置
作業手順を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の実施の形態5に使用するダミーパ
ターンの雛型の基本要素の、X軸方向の配置規則を示し
た図である。
【図12】 本発明の実施の形態5に使用するダミーパ
ターンの雛型の基本要素の、Y軸方向の配置規則を示し
た図ある。
【図13】 本発明の実施の形態5に使用するダミーパ
ターンの雛型を、Z軸方向から見た構造を示した図であ
る。
【図14】 本発明の実施の形態5に使用するダミーパ
ターンの雛型のユニットセルの、X軸方向の配置規則を
示した図である。
【図15】 本発明の実施の形態5に使用するダミーパ
ターンの雛型のユニットセルの、Y軸方向の配置規則を
示した図である。
【図16】 本発明の実施の形態5に使用するダミーパ
ターンの雛型のユニットセルを、Z軸方向から見た構造
を示す図である。
【図17】 従来のダミーパターンの雛型の構造を示す
図である。
【図18】 従来技術におけるダミーパターン群の配置
作業手順を示すフローチャートである。
【図19】 従来のダミーパターンが配置されていく過
程において、図18における工程S2までが完了した状
態を示す図である。
【図20】 従来のダミーパターンが配置されていく過
程において、図18における工程S3までが完了された
状態を示す図である。
【図21】 図20に示すダミーパターンとは、ダミー
パターンの雛型を置く条件のみを変えた場合の、従来の
ダミーパターンの配置構成を示す図である。
【図22】 図21に示したダミーパターンとは、ダミ
ーパターンの抽出式のみを内包式論理積に変えたことの
みが異なる、従来の半導体装置におけるダミーパターン
の配置構成を示す図である。
【図23】 (a)(b)(c)は、図22に示した論
理積を用いた従来の半導体装置におけるダミーパターン
の配置構成において、条件によっては発生する可能性の
ある、基本要素とは異なる3種類の形状のダミーパター
ンの要素を示した図である。
【符号の説明】
1 ダミーパターンの基本要素、2a ダミーパターン
の基本要素のX軸方向の寸法、2b ダミーパターンの
基本要素のY軸方向の寸法、3a ダミーパターンの基
本要素のX軸方向の間隔、3b ダミーパターンの基本
要素のY軸方向の間隔、11 実パターン、1a 1回
目の演算処理により選択されたダミーパターンの基本要
素、19a 2回目の演算処理により選択されたダミー
パターンの基本要素、21 3回目以降の演算処理によ
り選択されたダミーパターンの基本要素、22a〜22
g ダミーパターンの雛型、23a〜23g ダミーパ
ターンの基本要素、24a〜24g ユニットセル。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主表面において、本来の機
    能を果たす素子が形成された実領域と、本来の機能を果
    たす素子が形成されないダミーパターンが形成されたダ
    ミー領域とを有する半導体装置の、前記ダミー領域のダ
    ミーパターンのレイアウトを決定する方法であって、 所定の設計ルールにおいてパターン形成不可能な領域を
    除く、ダミーパターン形成可能領域を決定する第1工程
    と、 平面形状および大きさが均一な、ダミーパターンの複数
    の基本要素を、前記所定の設計ルールにおいて定められ
    た互いの離隔距離を保持するするとともに一定の間隔で
    配列することによって形成された、ダミーパターンの雛
    型を準備する第2工程と、 前記ダミーパターン形成可能領域と前記ダミーパターン
    の雛型とを重ね合わせ、前記基本要素のうちの前記ダミ
    ーパターン形成可能領域に内包される基本要素の配置領
    域である、第1のダミーパターン領域を算出する第3工
    程と、 前記第1のダミーパターン領域を含み、前記設計ルール
    において定められた離隔距離を確保するように拡大され
    た、第2のダミーパターン領域を算出する第4工程と、 前記ダミーパターン形成可能領域と前記第2のダミーパ
    ターン領域との相対的な位置関係を維持して、前記ダミ
    ーパターン形成可能領域と、前記ダミーパターンの雛型
    とを、互いに平行に相対的に並進移動させる第5工程
    と、 前記第5工程を経た後に、前記第2のダミーパターン領
    域を除いた前記ダミーパターン形成可能領域に新たに内
    包される、前記ダミーパターンの雛型の前記基本要素が
    配置された領域である、第3のダミーパターン領域を算
    出する第6工程とを備えた、ダミーパターンのレイアウ
    ト決定方法。
  2. 【請求項2】 前記第6工程において算出した前記第3
    のダミーパターン領域を含み、前記設計ルールにおいて
    定められた離隔距離を確保するように拡大された、第4
    のダミーパターン領域を算出する第7の工程をさらに備
    え、該第4のダミーパターン領域および前記第2のダミ
    ーパターン領域を前記ダミーパターン形成領域から除い
    た領域を、前記ダミーパターン形成可能領域に代入し
    て、前記第3工程から前記第6工程までを実行する、請
    求項1に記載のダミーパターンのレイアウト決定方法。
  3. 【請求項3】 ダミーパターンを形成可能な領域が残存
    しなくなるまで、前記第3工程から前記第7工程までを
    繰り返す、請求項2に記載のダミーパターンのレイアウ
    ト決定方法。
  4. 【請求項4】 前記第5工程における、前記ダミーパタ
    ーン形成可能領域と前記ダミーパターンの雛型との相対
    的な並進移動を、前記ダミーパターンの基本要素の配列
    方向を向く第1軸方向に沿って行なう、請求項1〜3の
    いずれかに記載のダミーパターンのレイアウト決定方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第5工程における、前記ダミーパタ
    ーン形成可能領域と前記ダミーパターンの雛型との相対
    的な並進移動を、さらに、前記第1軸に直交する第2軸
    方向に沿って行なう、請求項4に記載のダミーパターン
    のレイアウト決定方法。
  6. 【請求項6】 前記第5工程における、前記ダミーパタ
    ーン形成可能領域と前記ダミーパターンの雛型との相対
    的な並進移動における移動距離の総和が、前記基本要素
    同士の前記並進移動方向の間隔以上になるまで、前記第
    3工程から前記第7工程までを繰り返す、請求項2に記
    載のダミーパターンのレイアウト決定方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板の主表面において、本来の機
    能を果たす素子が形成された実領域と、本来の機能を果
    たす素子が形成されないダミーパターンが形成されたダ
    ミー領域とを有する半導体装置の製造方法であって、 請求項1〜6に記載のダミーパターンのレイアウト決定
    方法を適用して形成されたマスクを用いて、前記ダミー
    領域のパターニングを行なう、半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板の主表面において、本来の機
    能を果たす素子が形成された実領域と、本来の機能を果
    たす素子が形成されていないダミー領域とを備え、 前記半導体基板の主表面において、第1の仮想格子と、
    該第1の仮想格子を回転することなく同一平面内におい
    て所定の方向に移動した第2の仮想格子とを想定し前記
    ダミー領域は、 所定の設計ルールにおいてパターン形成が可能な領域に
    おいて、平面の形状および大きさが均一な基本要素を、
    前記所定の設計ルールにおいて定められた互いの離隔距
    離を保持しながら、前記第1の仮想格子の交点に配置す
    ることによって形成された第1ダミー領域と、 前記第1ダミー領域と重複しない領域において、平面の
    形状および大きさが均一な基本要素を、前記所定の設計
    ルールにおいて定められた互いの離隔距離を保持しなが
    ら、前記第2の仮想格子の交点に配置することによって
    形成された第2ダミー領域とを含む、半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の仮想格子を、回転することな
    く同一平面内において所定の方向に移動した、前記第2
    の仮想格子とは異なる第3の仮想格子と想定し、 前記ダミー領域が、前記第1ダミー領域および前記第2
    ダミー領域と重複しない領域において、平面の形状およ
    び大きさが均一な基本要素を、前記所定の設計ルールに
    おいて定められた互いの離隔距離を保持しながら、前記
    第3の仮想格子の交点に配置することによって形成され
    た第3ダミー領域をさらに含む、請求項8に記載の半導
    体装置。
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