JP2002203397A - シフトレジスタ回路、表示装置およびイメージセンサ - Google Patents

シフトレジスタ回路、表示装置およびイメージセンサ

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JP2002203397A JP2001208160A JP2001208160A JP2002203397A JP 2002203397 A JP2002203397 A JP 2002203397A JP 2001208160 A JP2001208160 A JP 2001208160A JP 2001208160 A JP2001208160 A JP 2001208160A JP 2002203397 A JP2002203397 A JP 2002203397A
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stages
stage
clock
circuit
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JP2001208160A
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Masaru Kawabata
賢 川畑
Yukimitsu Yamada
幸光 山田
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第2のシフトレジスタに選択的にクロック信
号を供給し、消費電力を低減させると共に、回路規模も
小さく、また、トランジスタの信頼性が低下することも
ないシフトレジスタ回路を提供する。 【解決手段】 縦続接続された複数の段F’1、F’
2、…を有する第1のシフトレジスタと、この第1のシ
フトレジスタより多くの段F1、F2、…を有する第2
のシフトレジスタとを有し、前記第2のシフトレジスタ
が有する段F1、F2、…は、連続する段によって構成
されるグループGr1、Gr2、…に分けられ、前記第
1のシフトレジスタが有する各段F’1、F’2、…
は、第2のシフトレジスタ内の各グループGr1、Gr
2、…を構成する段F1、F2、…に、クロック信号S
1、S2、…として、互いに位相が異なる、所定パルス
数のみ連続するパルス列を出力する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置やイメー
ジセンサに用いるシフトレジスタ回路に関し、特に、シ
フトレジスタにクロック信号を供給する回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図19は、従来のシフトレジスタ回路の
一例を示す回路図である。このシフトレジスタ回路は、
複数の段F’1、F’2、F’3、…、F’mが縦続接
続された第1のシフトレジスタと、複数の段F1、F
2、F3、…、Fnが縦続接続され、かつ、連続する3
つの段が1つのグループを形成している第2のシフトレ
ジスタとを有する。第2のシフトレジスタにおいては、
例えば、段F1、F2、F3が、1つのグループGr1
を形成している。
【0003】第2のシフトレジスタには、ゲート回路G
e1、Ge2、Ge3、…、Gemを介して、3相のク
ロック信号φa、φb、φcが供給されるが、このクロ
ック信号φa、φb、φcは、ゲート回路Ge1、Ge
2、Ge3、…、Gemに、第1のシフトレジスタの出
力S1、S2、S3、…、Smが入力されることによ
り、第2のシフトレジスタの各グループに選択的に供給
される。このような選択的なクロック信号の供給は、シ
フトレジスタ回路の消費電力を低減させるためである。
第2のシフトレジスタの出力G1、G2、G3、…、G
nは、表示装置等の駆動に用いられる。
【0004】図20は、上記シフトレジスタ回路の動作
を説明するためのタイミングチャートである。第1のシ
フトレジスタの初段F’1にスタートパルスSP’が入
力されると、このパルスが、順次、次の段に伝達され
て、まず信号S1が出力され、次に信号S2が出力さ
れ、さらに、次段以降からも、順次、信号S3、S4、
…、Smが出力される。これらの信号S1、S2、S
3、…、Smが、それぞれ、ゲート回路Ge1、Ge
2、Ge3、…、Gemに入力され、これらのゲート回
路Ge1、Ge2、Ge3、…、Gemは、信号S1、
S2、S3、…、Smに応じて、3相のクロック信号φ
a、φb、φcのパルス列の中から、必要なパルスを選
択する。例えば、ゲート回路Ge1は、クロック信号φ
1a、φ1b、φ1cを選択し、ゲート回路Ge2は、
クロック信号φ2a、φ2b、φ2cを選択する。
【0005】ゲート回路Ge1、Ge2、Ge3、…、
Gemが選択したクロック信号は、それぞれ、第2のシ
フトレジスタの各グループに供給される。例えば、ゲー
ト回路Ge1が選択したクロック信号φ1a、φ1b、
φ1cは、グループGr1に供給され、グループGr1
内の段F1、F2、F3に入力される。これと共に、第
2のシフトレジスタの初段であるF1に、スタートパル
スSPが入力される。すると、第2のシフトレジスタの
段F1、F2、F3から、順次、信号G1、G2、G3
が出力され、段F4以降からも、同様に、信号G4、G
5、G6、…、Gnが出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術には、次のような問題がある。すなわち、上記の従来
技術においては、第1のシフトレジスタの出力S1、S
2、S3、…、Smをゲート回路Ge1、Ge2、Ge
3、…、Gemに供給し、これらのゲート回路Ge1、
Ge2、Ge3、…、Gemが、クロック信号φa、φ
b、φcを、第2のシフトレジスタのグループ毎に選択
する。従って、第1のシフトレジスタと第2のシフトレ
ジスタの間に、ゲート回路Ge1、Ge2、Ge3、
…、Gemを介在させる必要があり、これにより、シフ
トレジスタ回路の回路規模が大きくなるという問題があ
る。
【0007】また、表示装置と同一の基板(ガラス基
板)上に、ゲート回路Ge1、Ge2、Ge3、…、G
emおよび第2のシフトレジスタを形成しようとする
と、これらのゲート回路および第2のシフトレジスタ内
のトランジスタは、アモルファスシリコンまたは多結晶
シリコンを含む素材によって構成されることになる。ア
モルファスシリコンまたは多結晶シリコンを含む素材に
よって構成されたトランジスタに、常に電圧が印加され
ると、電圧ストレスによりトランジスタの特性劣化が引
き起こされ、このトランジスタの信頼性が低下する場合
がある。従って、このようなトランジスタには、極力電
圧を印加しないことが重要である。上記の従来技術にお
いては、ゲート回路Ge1、Ge2、Ge3、…、Ge
mが、常時、稼働状態となるので、これらのゲート回路
内のトランジスタに、常に電圧が印加され、この電圧ス
トレスにより、トランジスタの信頼性が低下する場合が
ある。
【0008】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、第2のシフトレジスタに選択的にクロッ
ク信号を供給し、消費電力を低減させると共に、回路規
模も小さく、また、トランジスタの信頼性が低下するこ
ともないシフトレジスタ回路、表示装置およびイメージ
センサを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のシフトレジスタ
回路は、縦続接続された複数の段を有する第1のシフト
レジスタと、この第1のシフトレジスタより多くの段を
有する第2のシフトレジスタとを有し、前記第2のシフ
トレジスタが有する段は、連続する段によって構成され
るグループに分けられ、前記第1のシフトレジスタが有
する各段は、第2のシフトレジスタ内の各グループを構
成する段に、クロック信号として、互いに位相が異な
る、所定パルス数のみ連続するパルス列を出力すること
を特徴とする。前記第1のシフトレジスタの入力端子に
は、有限のパルス数のみ連続するパルス列が入力される
ことが好ましい。また、前記第1のシフトレジスタは、
双方向性シフトレジスタであることが好ましい。
【0010】上記構成によれば、第2のシフトレジスタ
における必要な段にのみクロック信号が供給され、低消
費電力化が実現されると共に、第1のシフトレジスタが
有する段の出力が、直接、第2のシフトレジスタに入力
され、第1のシフトレジスタと第2のシフトレジスタと
の間にゲート回路を介在させる必要がないので、シフト
レジスタ回路全体での回路規模を小さくすることができ
る。また、上記構成によれば、第2のシフトレジスタの
グループ内の段が有するクロック入力端子が一系統にま
とめられ、従って、各グループが一組のクロック入力端
子をもつことになるので、第2のシフトレジスタのため
のクロック信号の配線が、第2のシフトレジスタの全域
に引き回されることがなくなる。これにより、第2のシ
フトレジスタ内のクロック信号の配線が短くなるので、
配線容量や配線抵抗によるクロック信号の遅延を減らす
ことができる。
【0011】前記第2のシフトレジスタは、複数系列設
けられていることが好ましい。上記構成によれば、複数
系列設けられた第2のシフトレジスタが有する段の出力
で、表示装置における奇数フィールドおよび偶数フィー
ルドを駆動することができるので、上記のシフトレジス
タ回路をインターレース駆動に用いることができる。ま
た、奇数フィールドと偶数フィールドを切り替えるため
にゲート回路を設ける必要がないので、回路規模を小さ
くすることができる。
【0012】前記第2のシフトレジスタが有する段の出
力は、信号線と走査線とが交差した交差点付近にスイッ
チング素子が形成されたアクティブマトリクス回路の走
査信号とされていることが好ましい。第2のシフトレジ
スタが有する段の出力がアクティブマトリクス回路の走
査信号とされれば、すなわちアクティブマトリクス回路
のゲートドライバまたはソースドライバを上記のシフト
レジスタ回路で構成すれば、ゲートドライバまたはソー
スドライバの回路規模を小さくすることができる。
【0013】前記アクティブマトリクス回路および第2
のシフトレジスタに含まれるMISトランジスタは、全
て同一型のMISトランジスタによって構成されている
ことが好ましい。上記構成によれば、アクティブマトリ
クス回路および第2のシフトレジスタに含まれるMIS
トランジスタが、同一型のMISトランジスタによって
構成されるので、製造プロセスが簡単になる。
【0014】前記アクティブマトリクス回路および第2
のシフトレジスタに含まれるMISトランジスタは、全
てアモルファスシリコンまたは多結晶シリコンを含む素
材によって構成されていることが好ましい。アモルファ
スシリコンまたは多結晶シリコンを含む素材によって構
成されたMISトランジスタに、常に電圧が印加される
と、このMISトランジスタの信頼性が低下する場合が
ある。上記構成によれば、第2のシフトレジスタに含ま
れるMISトランジスタには、ほとんどの期間、電圧が
印加されないので、信頼性低下の問題が起きない。
【0015】前記第2のシフトレジスタは、前記アクテ
ィブマトリクス回路と同一基板上に形成されていること
が好ましい。第2のシフトレジスタと、アクティブマト
リクス回路とを同一基板上に形成すれば、第2のシフト
レジスタとアクティブマトリクス回路との間の配線を短
くすることができる。同一基板上に形成するということ
は、同一の製造プロセスでMISトランジスタを形成す
ることになるので、第2のシフトレジスタとアクティブ
マトリクス回路のMISトランジスタは同一型となり、
素材も同じになる。また、アクティブマトリクス回路
(具体的には、表示装置等)は、一般にサイズが大き
い。従って、第2のシフトレジスタと、アクティブマト
リクス回路とを同一基板上に形成すれば、アクティブマ
トリクス回路のサイズに合わせて、第2のシフトレジス
タのためのクロック信号の配線を長く引き回さなければ
ならない。このとき、上記構成によれば、第2のシフト
レジスタ内のクロック信号の配線が短くなるので、配線
容量や配線抵抗によるクロック信号の遅延を減らすこと
ができる。または、第2のシフトレジスタ内のクロック
信号の配線が短くなるので、その分、この配線の線幅を
縮小することができる。その結果、アクティブマトリク
ス回路が表示装置である場合には、表示部として用いる
ことができない無効エリア(額縁の部分)を小さくする
ことができる。
【0016】前記第2のシフトレジスタが有する各段
は、端子として、n相(nは2以上の整数)のクロック
信号を入力するクロック入力端子と、第2のシフトレジ
スタの入力端子または前段の出力端子から送られる信号
を入力する入力端子と、後段の入力端子または第2のシ
フトレジスタの出力端子へ送る信号を出力する出力端子
とのみを有し、前記各段は、前記クロック入力端子のう
ちのいずれかから、各段の状態を初期化するための初期
状態レベルを入力することが好ましい。上記構成によれ
ば、第2のシフトレジスタの各段の状態を初期化するた
めの初期状態レベルが、クロック入力端子のうちのいず
れかから入力されるので、初期状態レベルを供給するた
めだけの配線(例えば、接地ライン)が不要になる。従
って、第2のシフトレジスタに接続される配線が少なく
なり、配線に必要な面積を小さくすることができる。ま
た、アモルファスシリコンまたは多結晶シリコンを含む
素材によって構成されたMISトランジスタに、常に同
じ向きに電圧が印加されると、このMISトランジスタ
の信頼性が低下する場合がある。MISトランジスタ
に、常に初期状態レベルに固定された配線からではな
く、電位が時々刻々変動するクロック入力端子のうちの
いずれかから、初期状態レベルが入力されれば、このM
ISトランジスタに印加される電圧の向きが、時々刻々
変動し、同じ向きに固定されることがない。従って、こ
のMISトランジスタの信頼性が向上する。
【0017】本発明の表示装置またはイメージセンサ
は、上記のシフトレジスタ回路を備えることを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
におけるシフトレジスタ回路の構成図である。このシフ
トレジスタ回路は、複数の段F’1、F’2、F’3、
…、F’mが縦続接続された第1のシフトレジスタと、
複数の段F1、F2、F3、…、Fnが縦続接続され、
かつ、連続する6つの段が1つのグループを形成してい
る第2のシフトレジスタとを有する。第2のシフトレジ
スタにおいては、例えば、段F1〜F6がグループGr
1を形成しており、段F7〜F12がグループGr2を
形成している。
【0019】第2のシフトレジスタの各グループには、
第1のシフトレジスタ内の連続する3つの段の出力端子
から、3相のクロック信号が供給される。例えば、第2
のシフトレジスタのグループGr1には、第1のシフト
レジスタ内の連続する3つの段F’1、F’2、F’3
から出力されるクロック信号S1、S2、S3が供給さ
れ、グループGr2には、段F’4、F’5、F’6か
ら出力されるクロック信号S4、S5、S6が供給され
る。
【0020】1つのグループ内の各段が有する3つのク
ロック入力端子は、同相のものどうしが全て接続され、
1つのグループに1組(3つ)設けられたクロック入力
端子に接続されている。例えば、グループGr1内の各
段が有する3つのクロック入力端子は、それぞれクロッ
ク信号ラインL1、L2、L3に接続され、これらのク
ロック信号ラインL1、L2、L3は、グループGr1
に1組設けられたクロック入力端子T1、T2、T3に
接続されている。クロック信号ラインL1、L2、L3
は、他のグループのクロック信号ライン(例えば、グル
ープGr2のクロック信号ラインL4、L5、L6)と
は接続されていない。従って、1つのグループ内にある
クロック信号ラインが、第2のシフトレジスタ全体に引
き回されることはない。
【0021】グループ内のクロック信号ライン(例え
ば、グループGr1内のクロック信号ラインL1、L
2、L3)は、具体的には、TFT基板(ガラス基板)
上に形成される配線なので、配線抵抗が大きい。これに
対し、第1のシフトレジスタから、第2のシフトレジス
タの各グループに1組設けられたクロック入力端子(例
えば、グループGr1に1組設けられたクロック入力端
子T1、T2、T3)までの配線は、TCPにおける配
線になるので、低抵抗配線材料を用いることができる。
従って、配線抵抗によるクロック信号の遅延を少なくす
ることができる。
【0022】図2は、上記シフトレジスタ回路の動作を
説明するためのタイミングチャートである。第1のシフ
トレジスタの初段F’1には、4パルスのみが連続する
スタートパルスSP’が入力される。このパルスが、順
次、次の段に送られ、第1のシフトレジスタの各段F’
1、F’2、F’3、…、F’mから、4パルスのみが
連続するクロック信号S1、S2、S3、…、Smが、
異なる位相で出力される。クロック信号S1、S2、S
3、…、Smは、第2のシフトレジスタにおける各グル
ープに供給される。例えば、クロック信号S1、S2、
S3は、第2のシフトレジスタにおけるグループGr1
に供給され、クロック信号S4、S5、S6は、第2の
シフトレジスタにおけるグループGr2に供給される。
【0023】第2のシフトレジスタのグループGr1に
供給されたクロック信号S1、S2、S3は、グループ
Gr1内の段F1〜F6を駆動し、初段F1に1パルス
のみ入力されるスタートパルスSPを、順次、次の段に
送る。さらに、第2のシフトレジスタのグループGr2
に供給されたクロック信号S4、S5、S6は、グルー
プGr2内の段F7〜F12を駆動し、このグループG
r2の初段F7に入力される、グループGr1の最後段
F6から出力された信号G6を、順次、次の段に送る。
このような動作が、信号(パルス)が第2のシフトレジ
スタの最後段Fnに到達するまで繰り返される。
【0024】第1のシフトレジスタの各段を、4パルス
が連続する信号が通過した後は、各段が出力するクロッ
ク信号は全てLowレベルに固定される。例えば、4パ
ルスが連続する信号が、第1のシフトレジスタの段F’
1〜F’3を通過した後は、段F’1〜F’3が出力す
るクロック信号S1〜S3は全てLowレベルに固定さ
れる。これと共に、クロック信号S1〜S3を入力して
いる第2のシフトレジスタのグループGr1内の段F1
〜F6においても、既にパルスが通過しているので、段
F1〜F6が出力する信号G1〜G6は全てLowレベ
ルに固定される。すなわち、パルスが通過した不要な段
は休止状態とされるので、シフトレジスタ回路の消費電
力が節約される。
【0025】なお、例えば、クロック信号S1、S2、
S3に含まれるパルスにおいて、第2のシフトレジスタ
のグループGr1の動作に必要なパルス、およびクロッ
ク信号S4、S5、S6に含まれるパルスにおいて、第
2のシフトレジスタのグループGr2の動作に必要なパ
ルスは、タイミングチャート中の波線で囲まれたパルス
のみである。ただし、これ以外のパルスも、第2のシフ
トレジスタの動作に悪影響を与えることはない。
【0026】図3は、上記実施形態におけるシフトレジ
スタ回路を、表示装置のクロック発生回路およびゲート
ドライバとして用いた例の構成図である。この表示装置
においては、TFT基板(ガラス基板)1上に表示エリ
ア2が形成され、この表示エリア2の横に、この表示エ
リア2内の走査線2aを駆動するゲートドライバ(第2
のシフトレジスタ)3が形成されている。すなわち、表
示エリア2と、ゲートドライバ(第2のシフトレジス
タ)3とは、同一のTFT基板(ガラス基板)1上に、
同一の製造プロセスで形成される。従って、表示エリア
2内の走査線2aと信号線2bとの交点に形成されるM
ISトランジスタ2cと、ゲートドライバ(第2のシフ
トレジスタ)3内のMISトランジスタとは、同一型
(例えば、Nチャネルトランジスタ)となる。また、M
ISトランジスタの素材も同一となり、ガラス基板上に
形成されるので、アモルファスシリコンまたは多結晶シ
リコンを含む素材によって構成される。
【0027】TFT基板(ガラス基板)1上に形成され
たゲートドライバ(第2のシフトレジスタ)3には、T
CP4上に設けられたクロック発生回路(第1のシフト
レジスタ)4aからクロック信号S1、S2、S3、
…、Smが供給される。また、ソースドライバ5は、表
示エリア2内の信号線2bを駆動する。なお、上記実施
形態における第2のシフトレジスタを、表示装置のソー
スドライバとして用いることも可能である。
【0028】例えば、上記表示装置が、6インチVGA
パネルだとすると、走査線2aを駆動するゲートドライ
バ(第2のシフトレジスタ)3の段数は480段にな
る。上記実施形態においては、第2のシフトレジスタ内
の段が、6段ずつのグループに分けられるので、480
段を6段ずつのグループに分けると、80のグループに
分けられる。従って、各グループ内のクロック信号ライ
ンの長さは、グループ分けをしない場合と較べて1/8
0になり、各グループ内のクロック信号ラインの配線容
量および配線抵抗も1/80になる。クロック信号の遅
延量は、単純計算では、配線容量×配線抵抗によって決
まるので、1/6400になる。
【0029】図4は、本発明の第2の実施形態における
シフトレジスタ回路の構成図である。以下、この図を参
照し、本実施形態の構成を説明するが、第1の実施形態
と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。本実施形態のシフトレジスタ回路は、奇
数フィールドと偶数フィールドとをもつインターレース
方式の表示装置に用いられる。このため、第1の実施形
態における第2のシフトレジスタが2系統設けられてい
る。以下、これらのシフトレジスタを、第2のシフトレ
ジスタおよび第3のシフトレジスタと呼ぶ。第2のシフ
トレジスタと第3のシフトレジスタの構成は同一であ
り、第2のシフトレジスタは、奇数フィールド用で、段
FO1、FO2、FO3、…を有し、第3のシフトレジ
スタは、偶数フィールド用で、段FE1、FE2、FE
3、…を有する。
【0030】第2のシフトレジスタおよび第3のシフト
レジスタが有する段は、各シフトレジスタにおける連続
する3つの段、合計で6つの段が1つのグループを形成
している。例えば、第2のシフトレジスタが有する段F
O1、FO2、FO3と、第3のシフトレジスタが有す
る段FE1、FE2、FE3との合計6つの段が、グル
ープGr1を形成しており、第2のシフトレジスタが有
する段FO4、FO5、FO6と、第3のシフトレジス
タが有する段FE4、FE5、FE6との合計6つの段
が、グループGr2を形成している。
【0031】図5は、上記シフトレジスタ回路の動作を
説明するためのタイミングチャートである。第1のシフ
トレジスタの初段F’1には、2パルスのみが連続する
スタートパルスSP’が入力される。このパルスが、順
次、次の段に送られ、第1のシフトレジスタの各段F’
1、F’2、F’3、…から、2パルスのみが連続する
クロック信号S1、S2、S3、…が、異なる位相で出
力される。クロック信号S1、S2、S3、…は、第2
のシフトレジスタおよび第3のシフトレジスタにおける
各グループに供給される。例えば、クロック信号S1、
S2、S3は、第2のシフトレジスタおよび第3のシフ
トレジスタにおけるグループGr1に供給され、クロッ
ク信号S4、S5、S6は、グループGr2に供給され
る。
【0032】グループGr1に供給されたクロック信号
S1、S2、S3は、グループGr1内の段FO1〜F
O3および段FE1〜FE3を駆動する。第2のシフト
レジスタの初段FO1には、1パルスのみのスタートパ
ルスSPOが入力され、第3のシフトレジスタの初段F
E1には、スタートパルスSPOとはタイミングが異な
るが、やはり1パルスのみのスタートパルスSPEが入
力される。これにより、第2のシフトレジスタからは、
奇数フィールド用の信号GO1、GO2、GO3、…が
出力され、第3のシフトレジスタからは、前記奇数フィ
ールド用の信号とはタイミングが異なる、偶数フィール
ド用の信号GE1、GE2、GE3、…が出力される。
これ以後の段についても同様の動作が行われる。
【0033】本実施形態においても、第1のシフトレジ
スタの各段を、2パルスが連続する信号が通過した後
は、段が出力するクロック信号は全てLowレベルに固
定される。これと共に、クロック信号を入力している第
2のシフトレジスタおよび第3のシフトレジスタにおい
ても、パルス通過後は、各段が出力する信号が全てLo
wレベルに固定される。すなわち、パルスが通過した不
要な段は休止状態とされるので、シフトレジスタ回路の
消費電力が節約される。
【0034】図6は、本発明の第3の実施形態における
シフトレジスタ回路の構成図である。以下、この図を参
照し、本実施形態の構成を説明するが、第1の実施形態
と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。本実施形態のシフトレジスタ回路におい
ては、段F1、F2、F3、…、Fnによって構成され
る第2のシフトレジスタの各グループ内に、4本のクロ
ック信号ラインが設けられている。例えば、第2のシフ
トレジスタの段F1〜F6で構成されるグループGr1
内には、4本のクロック信号ラインL1、L2、L3、
L4が設けられている。これらのクロック信号ラインL
1、L2、L3、L4には、第1のシフトレジスタの段
F’1、F’2、F’3、F’4が出力するクロック信
号S1、S2、S3、S4が供給される。なお、クロッ
ク信号S4は、次のグループGr2にも供給される。
【0035】図7は、上記シフトレジスタ回路の動作を
説明するためのタイミングチャートである。第1のシフ
トレジスタの初段F’1には、3パルスのみが連続する
スタートパルスSP’が入力される。このパルスが、順
次、次の段に送られ、第1のシフトレジスタの各段F’
1、F’2、F’3、…から、3パルスのみが連続する
クロック信号S1、S2、S3、…が、異なる位相で出
力される。クロック信号S1、S2、S3、…は、第2
のシフトレジスタにおける各グループに供給される。例
えば、クロック信号S1、S2、S3、S4は、第2の
シフトレジスタにおけるグループGr1に供給される。
なお、クロック信号S4は、次のグループGr2にも供
給される。
【0036】グループGr1に供給されたクロック信号
S1〜S4は、グループGr1内の段F1〜F6を駆動
する。このとき、クロック信号S1とクロック信号S4
とは同相であるが、タイミングが1周期ずれている。こ
れにより、第1の実施形態で4パルス必要であった、第
1のシフトレジスタのスタートパルスSP’を、本実施
形態においては、3パルスに減らすことができる。第2
のシフトレジスタの初段F1には、1パルスのみのスタ
ートパルスSPが入力される。これにより、第2のシフ
トレジスタのグループGr1を構成する段F1〜F6か
らは、順次、信号G1〜G6が出力される。これ以後の
段についても同様の動作が行われる。
【0037】本実施形態においても、第1のシフトレジ
スタの各段を、3パルスが連続する信号が通過した後
は、各段が出力するクロック信号は全てLowレベルに
固定される。これと共に、クロック信号を入力している
第2のシフトレジスタにおいても、パルス通過後は、各
段が出力する信号が全てLowレベルに固定される。す
なわち、パルスが通過した不要な段は休止状態とされる
ので、シフトレジスタ回路の消費電力が節約される。
【0038】なお、例えば、クロック信号S1〜S4に
含まれるパルスにおいて、第2のシフトレジスタのグル
ープGr1の動作に必要なパルスは、タイミングチャー
ト中の波線で囲まれたパルスである。これ以外のパルス
は不要なパルスであるが、第1の実施形態(図2)と比
較すると、不要なパルスが減っている。前述したよう
に、不要なパルスが、第2のシフトレジスタの動作に悪
影響を与えることはないが、消費電力を低減させるとい
う点から見ると、不要なパルスは少ない方がよい。ま
た、第2のシフトレジスタがTFT基板(ガラス基板)
上に形成され、この第2のシフトレジスタがTFT(Th
in Film Transistor)を含む場合には、このTFTへの
電圧ストレスを小さくするという点から、不要なパルス
は少ない方がよい。従って、本実施形態には、第1の実
施形態と比較して、消費電力が少なく、第2のシフトレ
ジスタがTFTを含む場合であっても、このTFTへの
電圧ストレスが小さいので、信頼性が高いという利点が
ある。
【0039】図8は、本発明の各実施形態における第2
のシフトレジスタまたは第3のシフトレジスタを構成す
る段の内部回路を示す回路図である。この段は、前段が
出力した信号Gi−1を入力する入力端子INと、後段
へ送る信号Giを出力する出力端子OUTと、3相のク
ロック信号を入力する3つのクロック入力端子Ka、K
b、Kcとを有する。
【0040】入力端子INは、ダイオードとして動作す
るMISトランジスタM1を介して、記憶素子として動
作するコンデンサCの一端(A点)に接続されている。
コンデンサCの他端は、出力端子OUTに接続されてい
る。クロック入力端子Kaは、MISトランジスタM2
のドレインに接続され、クロック入力端子Kbは、MI
SトランジスタM3およびM4のゲートに接続され、ク
ロック入力端子Kcは、MISトランジスタM3および
M4のソースに接続されている。コンデンサCの一端
(A点)は、MISトランジスタM2のゲートおよびM
ISトランジスタM3のドレインと接続されている。コ
ンデンサCの他端すなわち出力端子OUTは、MISト
ランジスタM2のソースおよびMISトランジスタM4
のドレインと接続されている。
【0041】この段は、入力端子INから入力される入
力信号Gi−1を記憶素子としてのコンデンサCに保持
し、出力端子OUTから出力信号Giとして出力する。
このとき、常にL(Lowレベル)の状態に保たれてい
る接地ラインが段に接続されていなくても、クロック入
力端子KbおよびKcをL(Lowレベル)にすれば、
出力端子OUTから出力される信号GiをL(Lowレ
ベル)に戻す(初期化する)ことができる。
【0042】ところで、アモルファスシリコンまたは多
結晶シリコンを含む素材によって構成されたMISトラ
ンジスタのゲート・ソース間に、常に同じ向きに電圧が
印加されると、このMISトランジスタの信頼性が低下
する場合がある。MISトランジスタM3およびM4の
ゲートに、電位がHighレベルまたは接地電位となる
クロック信号が入力され、ソースに、常に接地電位に保
たれている接地ラインが接続されていると仮定すると、
ゲートの電位は、常にソースの電位以上となり、ゲート
・ソース間の電圧の向きは常に一定となる。これに対
し、図8に示した段の構成によれば、MISトランジス
タM3およびM4のゲートに、電位がHighレベルま
たは接地電位となるクロック信号が入力されると共に、
ソースにも、電位がHighレベルまたは接地電位とな
るクロック信号が入力される。そして、これらのクロッ
ク信号は位相が異なるので、ゲート・ソース間の電圧の
向きは時々刻々変動し、常に同じ向きに固定されること
がない。従って、このMISトランジスタの信頼性が向
上する。
【0043】図9は、本発明の第4の実施形態における
シフトレジスタ回路の構成を示すブロック図である。こ
のシフトレジスタ回路は、複数の段F’1、F’2、
F’3、…が縦列接続された第1のシフトレジスタと、
複数の段F1、F2、F3、…が縦列接続され、かつ、
連続する4つの段が1つのグループを形成している第2
のシフトレジスタとを有する。第2のシフトレジスタに
おいては、例えば、段F1〜F4がグループGr1を形
成しており、段F5〜F8がグループGr2を形成して
おり、段F9〜F12がグループGr3を形成してい
る。
【0044】第2のシフトレジスタ内の各グループに設
けられた2つのクロック入力端子には、第1のシフトレ
ジスタ内の連続する2つの段の出力端子から、2相のク
ロック信号が供給される。例えば、第2のシフトレジス
タ内のグループGr1に設けられた2つのクロック入力
端子T1、T2には、それぞれ、第1のシフトレジスタ
内の連続する2つの段F’1、F’2の出力端子から出
力される2相のクロック信号S1、S2が供給される。
また、グループGr2のクロック入力端子T3、T4に
は、それぞれ、段F’3、F’4から出力されるクロッ
ク信号S3、S4が供給される。
【0045】1つのグループ内の各段に設けられた2つ
のクロック入力端子は、それぞれ、1つのグループに設
けられた2つのクロック入力端子のうちのいずれかに接
続されている。例えば、グループGr1内の各段に設け
られた2つのクロック入力端子は、それぞれ、グループ
Gr1内のクロック信号ラインL1、L2のうちのいず
れかに接続され、これらのクロック信号ラインL1、L
2は、それぞれ、グループGr1に設けられた2つのク
ロック入力端子T1、T2に接続されている。グループ
Gr1内のクロック信号ラインL1、L2は、他のグル
ープ内のクロック信号ライン(例えば、グループGr2
内のクロック信号ラインL3、L4)とは接続されてい
ない。従って、1つのグループ内のクロック信号ライン
が、第2のシフトレジスタ全体に引き回されることはな
い。
【0046】グループ内のクロック信号ライン(例え
ば、グループGr1内のクロック信号ラインL1、L
2)は、具体的には、TFT基板(ガラス基板)上に形
成される配線なので配線抵抗が大きい。これに対し、第
1のシフトレジスタ内の各段の出力端子(例えば、段
F’1、F’2の出力端子)から、第2のシフトレジス
タ内の各グループに設けられた2つのクロック入力端子
(例えば、グループGr1に設けられた2つのクロック
入力端子T1、T2)までの配線は、TCPにおける配
線になるので、低抵抗配線材料を用いることができる。
従って、1つのグループ内のクロック信号ラインを、第
2のシフトレジスタ全体に引き回さないことによって、
配線抵抗によるクロック信号の遅延を少なくすることが
できる。
【0047】図10は、第1のシフトレジスタ内の各段
F’1、F’2、F’3、F’4、…の内部構成を示す
回路図である。第1のシフトレジスタは、双方向性シフ
トレジスタとなっていて、2相のクロックφ1、φ2を
用いて、第1のシフトレジスタ内の段に記憶されるクロ
ック信号を、図における右または左に転送する。転送の
方向は、制御信号Rによって決定される。
【0048】具体的には、第1のシフトレジスタは、制
御信号RがHighレベルのとき、第1のシフトレジス
タ内の段に記憶されるクロック信号を、図における左か
ら右へ転送し、制御信号RがLowレベルのとき、第1
のシフトレジスタ内の段に記憶されるクロック信号を、
図における右から左へ転送する。
【0049】第1のシフトレジスタ内の各段F’1、
F’2、F’3、F’4、…の内部構成を、段F’2を
例に挙げて説明する。なお、段F’3、F’4、…の内
部構成は、段F’2の内部構成と同一なので説明を省略
する。また、段F’1の内部構成も、後述する点以外
は、段F’2の内部構成と同一である。
【0050】段F’2は、4つのトランジスタQ1、Q
2、Q3、Q4と、6つのインバータN1、N2、N
3、N4、N5、N6と、4つの論理積ゲートA1、A
2、A3、A4とを有する。トランジスタQ1とQ2と
は直列に接続され、トランジスタQ3とQ4とは直列に
接続されている。インバータN1の入力端子は、トラン
ジスタQ1とQ2とが接続された点に接続され、インバ
ータN1の出力端子は、トランジスタQ3とQ4とが接
続された点に接続されている。インバータN2の入力端
子は、トランジスタQ4の一端であって、トランジスタ
Q3と接続されていない端子に接続され、インバータN
2の出力端子は、トランジスタQ2の一端であって、ト
ランジスタQ1と接続されていない端子に接続されてい
る。
【0051】トランジスタQ2の一端であって、トラン
ジスタQ1と接続されていない端子は、インバータN3
の入力端子に接続され、インバータN3とN4とは直列
に接続され、インバータN4の出力端子からは、クロッ
ク信号S2が出力される。
【0052】段F’2内のトランジスタQ1の一端であ
って、同じ段F’2内のトランジスタQ2と接続されて
いない端子は、前段F’1内のインバータN2の出力端
子に接続され、段F’2内のトランジスタQ3の一端で
あって、同じ段F’2内のトランジスタQ4と接続され
ていない端子は、前段F’1内のインバータN2の入力
端子に接続されている。
【0053】段F’2内のインバータN2の出力端子
は、次段F’3内のトランジスタQ1の一端であって、
同じ段F’3内のトランジスタQ2と接続されていない
端子に接続され、段F’2内のインバータN2の入力端
子は、次段F’3内のトランジスタQ3の一端であっ
て、同じ段F’3内のトランジスタQ4と接続されてい
ない端子に接続されている。
【0054】トランジスタQ1のゲートには、クロック
φ1と制御信号Rとの論理積をとった信号が入力され
る。トランジスタQ2のゲートには、クロックφ1と制
御信号Rの反転信号との論理積をとった信号が入力され
る。トランジスタQ3のゲートには、クロックφ2と制
御信号Rの反転信号との論理積をとった信号が入力され
る。トランジスタQ4のゲートには、クロックφ2と制
御信号Rとの論理積をとった信号が入力される。
【0055】なお、段F’1の内部構成が、段F’2の
内部構成と異なる点は、段F’1内のトランジスタQ1
の一端であって、同じ段F’1内のトランジスタQ2と
接続されていない端子に、スタートパルスSP1が入力
される点と、段F’1内には、トランジスタQ3、論理
積ゲートA3およびインバータN6がない点である。
【0056】図11は、上記の第1のシフトレジスタの
動作を示すタイミングチャートである。クロックφ1、
φ2は、互いの位相が180°異なる2相のクロックで
ある。この2相のクロックφ1、φ2が、第1のシフト
レジスタに供給され、かつ、制御信号RがHighレベ
ルの状態で、第1のシフトレジスタの初段F’1に1パ
ルスのみのスタートパルスSP1が入力されると、この
スタートパルスSP1を起源とするクロック信号は、右
方向に転送される。クロック信号が右方向に2段転送さ
れた後に、制御信号RがLowレベルとされ、今度は、
クロック信号は、左方向に転送される。クロック信号が
左方向に1段転送された後に、制御信号Rが再度Hig
hレベルとされ、クロック信号は、右方向に3段転送さ
れる。以後、1段の左転送と、3段の右転送とが繰り返
されることにより、第1のシフトレジスタから、図示し
たような波形のクロック信号S1、S2、S3、S4が
得られる。
【0057】図12は、第2のシフトレジスタ内の各段
Fi+1、Fi+2、…の内部構成を示す回路図であ
る。第2のシフトレジスタ内の各段Fi+1、Fi+
2、…の内部構成を、段Fi+1を例に挙げて説明す
る。なお、段Fi+2、…の内部構成も、段Fi+1の
内部構成と同一なので説明を省略する。
【0058】段Fi+1は、前段から出力される信号G
iを入力する入力端子INと、次段Fi+2へ送る信号
Gi+1を出力する出力端子OUTと、第1のシフトレ
ジスタが出力する2相のクロック信号Sn、Sn+1を
入力する2つのクロック入力端子Ka、Kbと、次段F
i+2から出力されるパルス信号Gi+2を入力する端
子Pとを有する。
【0059】段Fi+1のクロック入力端子Kaにクロ
ック信号Snが入力され、段Fi+1のクロック入力端
子Kbにクロック信号Sn+1が入力された場合には、
次段Fi+2のクロック入力端子Kaにはクロック信号
Sn+1が入力され、次段Fi+2のクロック入力端子
Kbにはクロック信号Snが入力される。
【0060】例えば、段F1のクロック入力端子Kaに
クロック信号S1が入力され、段F1のクロック入力端
子Kbにクロック信号S2が入力された場合には、次段
F2のクロック入力端子Kaにはクロック信号S2が入
力され、次段F2のクロック入力端子Kbにはクロック
信号S1が入力される。
【0061】段Fi+1の入力端子INは、MISトラ
ンジスタM1を介して、記憶素子として動作するコンデ
ンサCの一端(A点)に接続されている。コンデンサC
の他端(B点)は、出力端子OUTに接続されている。
クロック入力端子Kaは、MISトランジスタM1およ
びM5のゲートに接続され、クロック入力端子Kbは、
MISトランジスタM2のドレインに接続されている。
コンデンサCの一端(A点)は、MISトランジスタM
2のゲートおよびMISトランジスタM3のドレインと
接続されている。コンデンサCの他端(B点)は、MI
SトランジスタM2のソース、MISトランジスタM4
およびM5のドレインと接続されている。
【0062】段Fi+1は、入力端子INから入力され
る信号Giを記憶素子としてのコンデンサCに保持し、
出力端子OUTから信号Gi+1として出力する。従っ
て、段Fi+1、Fi+2、…が縦列接続された第2の
シフトレジスタは、2相のクロック信号Sn、Sn+1
により、各段に保持された信号を順次右へ転送する。
【0063】図13は、上記の第2のシフトレジスタの
動作を示すタイミングチャートである。第2のシフトレ
ジスタは、第1のシフトレジスタが出力するクロック信
号S1、S2、S3、S4、…を用いて、第2のシフト
レジスタ内の初段F1に入力されるスタートパルスSP
2を起源とする信号を順次右へ転送し、図示した波形の
信号G1、G2、G3、G4、…を出力する。
【0064】第2のシフトレジスタ内の各グループから
信号が出力された後は、第1のシフトレジスタから第2
のシフトレジスタ内の各グループに入力されるクロック
信号は、全てLowレベルに固定される。例えば、第2
のシフトレジスタ内のグループGr1から信号G1〜G
4が出力された後は、グループGr1に入力されるクロ
ック信号S1、S2は、いずれもLowレベルに固定さ
れる。すると、グループGr1内の全ての段F1〜F4
は休止状態となり、消費電力が節約され、段F1〜F4
内のMISトランジスタに電圧ストレスがかかり続ける
ことがなくなるので、MISトランジスタの劣化が防止
される。
【0065】本実施形態におけるシフトレジスタ回路に
よって、例えば480本の走査線を有する表示装置を駆
動することが可能である。
【0066】図14は、本発明の第5の実施形態におけ
るシフトレジスタ回路の構成を示すブロック図である。
このシフトレジスタ回路は、複数の段F’1、F’2、
F’3、F’4、…が縦列接続された第1のシフトレジ
スタと、複数の段F1、F2、F3、F4、…が縦列接
続され、かつ、連続する6つの段が1つのグループを形
成している第2のシフトレジスタとを有する。第2のシ
フトレジスタにおいては、例えば、段F1〜F6がグル
ープGr1を形成しており、段F7〜F12がグループ
Gr2を形成している。
【0067】第2のシフトレジスタ内の各グループに設
けられた2つのクロック入力端子には、第1のシフトレ
ジスタ内の連続する2つの段の出力端子から、2相のク
ロック信号が供給される。例えば、第2のシフトレジス
タ内のグループGr1に設けられた2つのクロック入力
端子T1、T2には、それぞれ、第1のシフトレジスタ
内の連続する2つの段F’1、F’2の出力端子から出
力される2相のクロック信号S1、S2が供給される。
また、グループGr2のクロック入力端子T3、T4に
は、それぞれ、段F’3、F’4から出力されるクロッ
ク信号S3、S4が供給される。
【0068】上記以外のシフトレジスタ回路内の接続関
係は、第4の実施形態と同様なので、説明を省略する。
また、第1のシフトレジスタ内の各段F’1、F’2、
F’3、F’4、…の内部構成や、第2のシフトレジス
タ内の各段F1、F2、F3、F4、…の内部構成も、
第4の実施形態と同様なので、説明を省略する。
【0069】図15は、上記の第1のシフトレジスタの
動作を示すタイミングチャートである。クロックφ1、
φ2は、互いの位相が180°異なる2相のクロックで
ある。この2相のクロックφ1、φ2が、第1のシフト
レジスタに供給され、かつ、制御信号RがHighレベ
ルの状態で、第1のシフトレジスタの初段F’1に1パ
ルスのみのスタートパルスSP1が入力されると、この
スタートパルスSP1を起源とするクロック信号は、右
方向に転送される。クロック信号が右方向に2段転送さ
れた後に、制御信号RがLowレベルとされ、クロック
信号が左方向に1段転送され、その後、制御信号Rが再
度Highレベルとされ、クロック信号が右方向に1段
転送され、さらにその後、制御信号Rが再度Lowレベ
ルとされ、クロック信号が左方向に1段転送される。そ
の後、制御信号Rが再度Highレベルとされ、クロッ
ク信号が右方向に2段転送される。以後、1段の右転
送、1段の左転送、1段の右転送、1段の左転送、2段
の右転送という動作を一組とする動作が繰り返されるこ
とにより、第1のシフトレジスタから、図示した波形の
クロック信号S1、S2、S3、S4が得られる。
【0070】図16は、上記の第2のシフトレジスタの
動作を示すタイミングチャートである。第2のシフトレ
ジスタは、第1のシフトレジスタが出力するクロック信
号S1、S2、S3、S4、…を用いて、第2のシフト
レジスタ内の初段F1に入力されるスタートパルスSP
2を起源とする信号を順次右へ転送し、図示した波形の
信号G1、G2、G3、G4、…を出力する。
【0071】本実施形態における第1のシフトレジスタ
内の段数は、第2のシフトレジスタ内の段数の1/3と
することができるので、第1のシフトレジスタの回路規
模を小さくすることができる。さらに、第2のシフトレ
ジスタ内の段のグループ構成と、制御信号Rの波形パタ
ーンを変更することにより、第1のシフトレジスタ内の
段数を、第2のシフトレジスタ内の段数の1/3以下、
例えば1/4とすることもできる。
【0072】図17は、本発明のシフトレジスタ回路
を、表示装置のクロック発生回路およびゲートドライ
バ、またはクロック発生回路およびソースドライバとし
て用いた例を示す構成図である。この表示装置において
は、クロック発生回路4aが出力するクロック信号が、
TFT基板(表示装置基板)1上のゲートドライバ3に
供給され、このゲートドライバ3が、表示エリア2内の
走査線2aを駆動する。また、クロック発生回路4bが
出力するクロック信号が、TFT基板(表示装置基板)
1上のソースドライバ5aに供給され、このソースドラ
イバ5aが出力する走査信号SC1が、トランジスタ5
bのゲートに印加される。トランジスタ5bは、走査信
号SC1に応じて、表示エリア2内の信号線2bへのソ
ース信号SC2の供給をオン、オフする。
【0073】本発明の各実施形態における第1のシフト
レジスタを、クロック発生回路4aとして、第2のシフ
トレジスタおよび第3のシフトレジスタを、走査線2a
に走査信号SC3(各実施形態における信号G1、G
2、…、または信号GO1、GO2、…およびGE1、
GE2、…)を供給するゲートドライバ3として用いる
ことができる。あるいは、第1のシフトレジスタを、ク
ロック発生回路4bとして、第2のシフトレジスタを、
トランジスタ5bのゲートに走査信号SC1(各実施形
態における信号G1、G2、…)を印加するソースドラ
イバ5aとして用いることもできる。
【0074】図18は、本発明のシフトレジスタ回路
を、イメージセンサのクロック発生回路およびゲートド
ライバ、またはクロック発生回路およびソースドライバ
として用いた例を示す構成図である。このイメージセン
サにおいては、図17に示した表示装置のTFT基板
(表示装置基板)1上の表示エリア2における表示素子
2dの代わりに、TFT基板(イメージセンサ基板)6
上のセンサエリア7における受光素子7dが設けられて
いる。これ以外の構成は、図17に示した表示装置と同
様である。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、第2のシフトレジスタ
における必要な段にのみクロック信号が供給され、低消
費電力化が実現されると共に、第1のシフトレジスタが
有する段の出力が、直接、第2のシフトレジスタに入力
され、第1のシフトレジスタと第2のシフトレジスタと
の間にゲート回路を介在させる必要がないので、シフト
レジスタ回路全体での回路規模を小さくすることができ
る。また、第2のシフトレジスタのグループ内の段が有
するクロック入力端子が一系統にまとめられ、従って、
各グループが一組のクロック入力端子をもつことになる
ので、第2のシフトレジスタのためのクロック信号の配
線が、第2のシフトレジスタの全域に引き回されること
がなくなる。これにより、第2のシフトレジスタ内のク
ロック信号の配線が短くなるので、配線容量や配線抵抗
によるクロック信号の遅延を減らすことができる。
【0076】また、第2のシフトレジスタを複数系列設
ければ、複数系列設けられた第2のシフトレジスタが有
する段の出力で、表示装置における奇数フィールドおよ
び偶数フィールドを駆動することができるので、本発明
のシフトレジスタ回路をインターレース駆動に用いるこ
とができる。また、奇数フィールドと偶数フィールドを
切り替えるためにゲート回路を設ける必要がないので、
回路規模を小さくすることができる。
【0077】また、第2のシフトレジスタが有する段の
出力がアクティブマトリクス回路の走査信号とされれ
ば、すなわちアクティブマトリクス回路のゲートドライ
バまたはソースドライバを上記のシフトレジスタ回路で
構成すれば、ゲートドライバまたはソースドライバの回
路規模を小さくすることができる。
【0078】また、アクティブマトリクス回路および第
2のシフトレジスタに含まれるMISトランジスタが、
同一型のMISトランジスタによって構成されれば、製
造プロセスが簡単になる。
【0079】また、アモルファスシリコンまたは多結晶
シリコンを含む素材によって構成されたMISトランジ
スタに、常に電圧が印加されると、このMISトランジ
スタの信頼性が低下する場合がある。本発明によれば、
第2のシフトレジスタに含まれるMISトランジスタに
は、ほとんどの期間、電圧が印加されないので、信頼性
低下の問題が起きない。
【0080】また、第2のシフトレジスタと、アクティ
ブマトリクス回路とを同一基板上に形成すれば、第2の
シフトレジスタとアクティブマトリクス回路との間の配
線を短くすることができる。また、アクティブマトリク
ス回路(具体的には、表示装置等)は、一般にサイズが
大きい。従って、第2のシフトレジスタと、アクティブ
マトリクス回路とを同一基板上に形成すれば、アクティ
ブマトリクス回路のサイズに合わせて、第2のシフトレ
ジスタのためのクロック信号の配線を長く引き回さなけ
ればならない。このとき、本発明によれば、第2のシフ
トレジスタ内のクロック信号の配線が短くなるので、配
線容量や配線抵抗によるクロック信号の遅延を減らすこ
とができる。または、第2のシフトレジスタ内のクロッ
ク信号の配線が短くなるので、その分、この配線の線幅
を縮小することができる。その結果、アクティブマトリ
クス回路が表示装置である場合には、表示部として用い
ることができない無効エリア(額縁の部分)を小さくす
ることができる。
【0081】また、第2のシフトレジスタの各段の状態
を初期化するための初期状態レベルを、クロック入力端
子のうちのいずれかから入力すれば、初期状態レベルを
供給するためだけの配線(例えば、接地ライン)が不要
になる。従って、第2のシフトレジスタに接続される配
線が少なくなり、配線に必要な面積を小さくすることが
できる。また、アモルファスシリコンまたは多結晶シリ
コンを含む素材によって構成されたMISトランジスタ
に、常に同じ向きに電圧が印加されると、このMISト
ランジスタの信頼性が低下する場合がある。MISトラ
ンジスタに、常に初期状態レベルに固定された配線から
ではなく、電位が時々刻々変動するクロック入力端子の
うちのいずれかから、初期状態レベルが入力されれば、
このMISトランジスタに印加される電圧の向きが、時
々刻々変動し、同じ向きに固定されることがない。従っ
て、このMISトランジスタの信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態におけるシフトレジ
スタ回路の構成図。
【図2】 本発明の第1の実施形態におけるシフトレジ
スタ回路の動作を説明するためのタイミングチャート。
【図3】 本発明の第1の実施形態におけるシフトレジ
スタ回路を、表示装置のクロック発生回路およびゲート
ドライバとして用いた例の構成図。
【図4】 本発明の第2の実施形態におけるシフトレジ
スタ回路の構成図。
【図5】 本発明の第2の実施形態におけるシフトレジ
スタ回路の動作を説明するためのタイミングチャート。
【図6】 本発明の第3の実施形態におけるシフトレジ
スタ回路の構成図。
【図7】 本発明の第3の実施形態におけるシフトレジ
スタ回路の動作を説明するためのタイミングチャート。
【図8】 本発明の各実施形態における第2のシフトレ
ジスタまたは第3のシフトレジスタを構成する段の内部
回路を示す回路図。
【図9】 本発明の第4の実施形態におけるシフトレジ
スタ回路の構成を示すブロック図。
【図10】 本発明の第4の実施形態における第1のシ
フトレジスタ内の各段F’1、F’2、F’3、F’
4、…の内部構成を示す回路図。
【図11】 本発明の第4の実施形態における第1のシ
フトレジスタの動作を示すタイミングチャート。
【図12】 本発明の第4の実施形態における第2のシ
フトレジスタ内の各段Fi+1、Fi+2、…の内部構
成を示す回路図。
【図13】 本発明の第4の実施形態における第2のシ
フトレジスタの動作を示すタイミングチャート。
【図14】 本発明の第5の実施形態におけるシフトレ
ジスタ回路の構成を示すブロック図。
【図15】 本発明の第5の実施形態における第1のシ
フトレジスタの動作を示すタイミングチャート。
【図16】 本発明の第5の実施形態における第2のシ
フトレジスタの動作を示すタイミングチャート。
【図17】 本発明のシフトレジスタ回路を、表示装置
のクロック発生回路およびゲートドライバ、またはクロ
ック発生回路およびソースドライバとして用いた例を示
す構成図。
【図18】 本発明のシフトレジスタ回路を、イメージ
センサのクロック発生回路およびゲートドライバ、また
はクロック発生回路およびソースドライバとして用いた
例を示す構成図。
【図19】 従来のシフトレジスタ回路の一例を示す回
路図。
【図20】 従来のシフトレジスタ回路の動作を説明す
るためのタイミングチャート。
【符号の説明】
F1、F2、F3、…、Fn 段 F’1、F’2、F’3、…、F’m 段 Gi−1、Gi、Gi+1、Gi+2、… 信号 S1、S2、S3、… クロック信号 SC1、SC3 走査信号 SC2 ソース信号 SP、SP1、SP2 スタートパルス SP’ スタートパルス IN 入力端子 OUT 出力端子 Ka、Kb、Kc クロック入力端子 T1、T2、T3 クロック入力端子 M1、M2、M3、M4、M5 MISトランジスタ C コンデンサ Q1、Q2、Q3、Q4 トランジスタ N1、N2、N3、N4、N5、N6 インバータ A1、A2、A3、A4 論理積ゲート φ1、φ2 クロック R 制御信号 L1、L2、L3、L4、L5、L6 クロック信号ラ
イン Gr1、Gr2、Gr3、… グループ 1 TFT基板(ガラス基板、表示装置基板) 2 表示エリア 2a 走査線 2b 信号線 2c MISトランジスタ 2d 表示素子 3 ゲートドライバ(第2のシフトレジスタ、第3のシ
フトレジスタ) 4 TCP 4a、4b クロック発生回路(第1のシフトレジス
タ) 5、5a ソースドライバ(第2のシフトレジスタ) 5b トランジスタ 6 TFT基板(イメージセンサ基板) 7 センサエリア 7d 受光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G09G 3/36 Fターム(参考) 5C006 BB16 BC03 BC11 BF03 EB05 FA43 FA47 5C080 AA06 AA10 BB05 DD24 DD25 DD26 FF11 JJ02 JJ03 JJ04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦続接続された複数の段を有する第1の
    シフトレジスタと、 この第1のシフトレジスタより多くの段を有する第2の
    シフトレジスタとを有し、 前記第2のシフトレジスタが有する段は、連続する段に
    よって構成されるグループに分けられ、 前記第1のシフトレジスタが有する各段は、第2のシフ
    トレジスタ内の各グループを構成する段に、クロック信
    号として、互いに位相が異なる、所定パルス数のみ連続
    するパルス列を出力することを特徴とするシフトレジス
    タ回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のシフトレジスタの入力端子に
    は、有限のパルス数のみ連続するパルス列が入力される
    ことを特徴とする請求項1に記載のシフトレジスタ回
    路。
  3. 【請求項3】 前記第1のシフトレジスタは、双方向性
    シフトレジスタであることを特徴とする請求項1に記載
    のシフトレジスタ回路。
  4. 【請求項4】 前記第2のシフトレジスタが、複数系列
    設けられていることを特徴とする請求項2に記載のシフ
    トレジスタ回路。
  5. 【請求項5】 前記第2のシフトレジスタが有する段の
    出力が、信号線と走査線とが交差した交差点付近にスイ
    ッチング素子が形成されたアクティブマトリクス回路の
    走査信号とされていることを特徴とする請求項1から4
    のいずれかに記載のシフトレジスタ回路。
  6. 【請求項6】 前記アクティブマトリクス回路および第
    2のシフトレジスタに含まれるMISトランジスタは、
    全て同一型のMISトランジスタによって構成されてい
    ることを特徴とする請求項5に記載のシフトレジスタ回
    路。
  7. 【請求項7】 前記アクティブマトリクス回路および第
    2のシフトレジスタに含まれるMISトランジスタは、
    全てアモルファスシリコンまたは多結晶シリコンを含む
    素材によって構成されていることを特徴とする請求項5
    に記載のシフトレジスタ回路。
  8. 【請求項8】 前記第2のシフトレジスタは、前記アク
    ティブマトリクス回路と同一基板上に形成されているこ
    とを特徴とする請求項5に記載のシフトレジスタ。
  9. 【請求項9】 前記第2のシフトレジスタが有する各段
    は、端子として、 n相(nは2以上の整数)のクロック信号を入力するク
    ロック入力端子と、 第2のシフトレジスタの入力端子または前段の出力端子
    から送られる信号を入力する入力端子と、 後段の入力端子または第2のシフトレジスタの出力端子
    へ送る信号を出力する出力端子とのみを有し、 前記各段は、前記クロック入力端子のうちのいずれかか
    ら、各段の状態を初期化するための初期状態レベルを入
    力することを特徴とする請求項2または4に記載のシフ
    トレジスタ回路。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれかに記載のシ
    フトレジスタ回路を備えたことを特徴とする表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から9のいずれかに記載のシ
    フトレジスタ回路を備えたことを特徴とするイメージセ
    ンサ。
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