JP2002200803A - シリアル記録装置 - Google Patents

シリアル記録装置

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JP2002200803A JP2001345977A JP2001345977A JP2002200803A JP 2002200803 A JP2002200803 A JP 2002200803A JP 2001345977 A JP2001345977 A JP 2001345977A JP 2001345977 A JP2001345977 A JP 2001345977A JP 2002200803 A JP2002200803 A JP 2002200803A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メーカ設定の既定値を超えての印刷をユーザ
の責任の下で可能ならしめることができるシリアル記録
装置を提供すること。 【解決手段】 キャリッジに搭載されてプラテンに平行
に往復移動する記録ヘッド28、印字可能な領域を規定
するデータを格納した紙送りデータ記憶手段48のデー
タとに基づいて記録用紙を搬送する紙送り制御手段47
とを備えたシリアル記録装置において、シリアル記録装
置を外部から制御する複数のスイッチ4、5を同時に操
作することにより、紙送りデータ記憶手段48に格納さ
れているTOF又はBOFの少なくとも一方のデータを
更新可能ならしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、ワイヤドット式
記録ヘッドをキャリッジに搭載して、記録媒体の幅方向
に往復動して印刷する記録装置、詳細には上下端、及び
側端いっぱいに印刷することができるワイヤドット式シ
リアル記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インパクトワイヤを記録素子とする記録
ヘッドをキャリッジに搭載して、記録媒体の幅方向に往
復動させながら印刷を行う記録装置は、記録媒体と記録
ヘッドの間にインクリボンを介装するため、記録ヘッド
によるインクリボンの擦り等に起因する記録媒体Mの汚
れを防止することを目的として、インパクトワイヤが露
出する程度で、かつ上下方向が角部となる矩形の窓を備
えたリボンマスクを常時、記録媒体Mに弱い力で弾接さ
せながら印刷を実行するように構成されている。
【0003】このため、キャリッジにより記録ヘッドを
記録用紙の幅方向に往復移動させながら印刷を行うシリ
アル記録装置は、記録用紙の上端、または下端の隅部が
めくれたり、また変形し易いため、移動する記録ヘッド
に巻き込まれ、記録ヘッドの破損や、また印刷ミスを招
くとう問題を抱えているため、印刷が可能な上端と他端
との限界値、いわゆるTOF,BOFがメーカにより紙
送りデータとして記憶手段に格納されていて、これらT
OF,BOFを超えての印刷を防止されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、場合に
よってはこれらTOF,BOFを超えて印刷する必要が
生じる。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところはメーカ設定の既定値
を超えての印刷をユーザの責任の下で可能ならしめるこ
とができるシリアル記録装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、記録用紙を紙送りする手段
と、キャリッジに搭載されてプラテンに平行に往復移動
する記録ヘッド、記録用紙の少なくとも先端を検出する
紙検出手段と、紙検出手段からの信号と、印字可能な領
域を規定するデータを格納した紙送りデータ記憶手段の
データとに基づいて記録用紙を搬送する紙送り制御手段
とを備えたシリアル記録装置において、前記シリアル記
録装置を制御する複数のスイッチを同時に操作すること
により、前記紙送りデータ記憶手段に格納されているT
OF又はBOFの少なくとも一方のデータを更新が可能
となるように構成されている。
【0006】
【作用】シリアル記録装置を制御する複数のスイッチを
同時に操作するという常時の操作では生じないスイッチ
操作をすることにより、不用意な変更を防止しつつ、紙
送りデータ記憶手段に格納されているTOF又はBOF
の少なくとも一方のデータをユーザの求めにより更新で
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】そこで、以下に本発明の詳細を実
施例に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例を
示すものであって、印刷機構1を収容する函体2は、操
作し易い位置、例えば前面に制御パネル3が設けられて
いて、ここに紙送りスイッチ4や電源投入指令スイッチ
5が配置され、また記録ヘッドを露出させ易い領域、こ
の実施例では上面に開口を形成してカバー6が設けられ
ている。
【0008】図2(イ)(ロ)、印刷機構部及び紙送り
機構の一実施例を示すものであって、記録ヘッド10を
搭載して記録用紙Kの幅方向に往復動するキャリッジ1
1はガイド軸12、13に移動可能に設けられ、タイミ
ングベルト14を介してキャリッジモータ15に接続さ
れている。タイミングベルト14の他端を支持するアイ
ドルローラ16には記録ヘッド10の印刷位置等を検出
するエンコーダ17が接続されている。
【0009】キャリッジ11には、記録媒体Mの側端、
及び上下端をプラテン18との反射率の相違に基づいて
検出するフォトセンサーからなる紙端検出器19と、記
録ヘッド10のプラテン18に対向する面にはペーパガ
イド20が設けられている。
【0010】ペーパガイド20は、図3に示したように
記録ヘッド10のインパクトワイヤ22、22に対向す
る領域に、記録媒体Mの送り方向、及び記録ヘッドの移
動方向が角部23a、23b、23c、23dとなる窓
23を備えたリボンマスク24が、窓25から若干ΔL
突出するように両側を板バネ26により付勢されて取付
けられている。
【0011】再び図2に戻って、プラテン18は、輪列
27を介して紙送りモータ28に接続され、用紙ガイド
29を経由して送り込まれた記録用紙Mを行送り等の紙
送りするように構成されている。なお、図中符号30
は、レバー30aを備えた用紙検出器を、また符号31
は輪列32を介して軸12を回動するプラテンギャップ
調整モータを示す。
【0012】図4は、上述した印刷機構1を制御する制
御装置の一実施例を示すものであって、パターン発生手
段41は、ホスト等から受信バッファ40に送出された
文字コードデータをドットパターンデータに変換して印
刷バッファ42に出力する。
【0013】印刷データ読出手段43は、後述する印刷
制御手段45、またはエッジ印刷制御手段50による制
御を受けて所定の順序で印刷バッファ42からデータを
読出し、記録ヘッド駆動手段44に出力するものであ
る。
【0014】印刷制御手段45は、リボンマスク24に
よる記録媒体Mの巻き込みが生じるか、否かを検出し、
巻き込みが生じない場合には、印刷データ読出手段4
3、キャリッジ制御手段46、及び紙送り制御手段47
により通常印刷モードで印刷バッファ42からドットデ
ータを読出しつつ、記録ヘッド10を往復動させ、1行
の印刷が終了した段階で紙送りを実行するものである。
【0015】紙送り制御手段47は、紙送りデータ記憶
手段48のデータに基づいてTOF,BOFを管理して
記録用紙の先端の位置決めや、排紙動作を実行する他
に、電源投入判定手段49からの信号と紙送りスイッチ
4との信号により紙送りデータ記憶手段48のデータの
更新モードを起動するように構成されている。
【0016】エッジ印刷制御手段50で、パターンデー
タ発生手段41から出力された複数の文字の境界となる
空白部を検出して、パターンデータ発生手段41に格納
されている文字データの文字幅の公倍数に記録ヘッドが
位置するようにキャリッジ制御手段46によりキャリッ
ジ11を制御し、また記録ヘッドが当初に位置した桁か
ら、一方、及び他方に向けて印刷バッファ42からドッ
トデータを読み出すものである。なお、図中符号51は
電源投入指令スイッチ5により商用電力を装置に供給す
る電源リレーを示す。
【0017】このように構成した装置の動作を、図7、
及び図8に基づいて説明する。制御手段45は、記録媒
体Mの上端Uが図5に示したようにリボンマスク24の
窓23の下端23bと紙端検出器19と間に位置した段
階で、キャリッジ11を印刷領域の一端から他端に移動
させて、紙端検出器19からの信号に基づいて記録媒体
Mの幅を検出する。
【0018】このように記録媒体Mの上端Uをリボンマ
スク24の窓23よりも上流側に位置させた状態で、装
填されている記録媒体の紙幅を検出することにより、リ
ボンマスク24の窓23に記録媒体Mのコーナを巻き込
むこと無く、紙幅を検出できるばかりでなく、引き続く
印刷工程において記録媒体の引き戻し工程が不要とな
り、スループットの向上を図ることができる。
【0019】ついで、受信バッファ40に格納されてい
るデータに基づいて印刷領域を判断し、リボンマスク2
4に紙掛りが生じない程度に、上端、及び左のマージン
が十分に設定されている場合には、つまり図5に示した
ように記録媒体Mの上端Uがリボンマスク24の窓23
の上端23aより上方に位置するか、または記録媒体M
の下端Dがリボンマスク24の窓23の下端23bより
も下方に位置するか、または記録媒体Mの左端L、右端
Rがリボンマスク24の窓23の左端23c、または右
端23dよりも外側に位置した状態で印刷が終了するよ
うなマージンの場合には、通常の印刷を実行する。
【0020】すなわち、ホストから出力され、受信バッ
ファ40に格納されている文字コードをパターン発生手
段41によりドットパターンに変換して印刷バッファ4
2に格納する。キャリッジ駆動モータ15を駆動して記
録ヘッド10が印刷位置に到達した時点で、印刷バッフ
ァ42のデータを記録ヘッド駆動手段44に出力して記
録ヘッド10のインパクトワイヤ22を作動させる。こ
れにより、図示しないインクリボンの上からインパクト
ワイヤ22が記録媒体Mを打撃して記録媒体Mにドット
を形成する。
【0021】一方、記録媒体MのコーナC1乃至C4が
リボンマスク24の窓23に引っ掛かる虞が有るマージ
ン、つまり図6(イ)に示したように記録媒体Mの上端
Uがリボンマスク24の窓23の上端23aより下方
で、かつ窓23に対向する位置するか、または記録媒体
Mの下端Dがリボンマスク24の窓23の下端23bよ
りも上方に位置し、かつ窓23に対向するように位置
し、さらに図6(ロ)に示したように記録媒体Mの左端
L、右端Rがリボンマスク24の窓23の左端23c、
または右端23dよりも内側に位置し、かつ窓23に対
向する状態で印刷が終了するようなマージンの場合に
は、印刷制御手段45は、エッジ印刷制御手段48に信
号を出力する。
【0022】エッジ印刷制御手段48は、リボンマスク
24の窓23がキャリッジ11の移動によっても記録媒
体Mに引っ掛からないように紙送り制御手段47により
記録媒体Mを、その上端Uがリボンマスク24の窓23
に掛からない位置まで紙送りする(図7(I))。
【0023】次いでエッジ印刷制御手段48は、印刷デ
ータの最上端が印刷可能な位置まで記録媒体Mを引戻
し、受信バッファ40に最上行の印刷データが格納され
た段階で、印刷データに基づいて印字幅を判定する。印
字桁数が多く、両方向に分けて印刷する必要がある場合
には、記録媒体Mの中央領域で、かつ文字幅の公倍数と
なる桁位置P1に記録ヘッド10を移動させる(図7
(II))。
【0024】この状態で、記録ヘッド10を一方の方
向、例えば左端側(矢印A方向)に移動させながら、記
録ヘッド10の位置に対応するデータを印刷バッファ4
2から読出して記録ヘッド10に駆動信号を出力する。
このようにして最上行の左端Lの近傍まで印刷が進行す
ると、図7(III)に示したように記録媒体Mの端部が
リボンマスク24に押さえられた状態でインパクトワイ
ヤ22、及びリボンマスク24の窓23が記録媒体Mを
通過するから、記録媒体Mのエッジ部C1をインパクト
ワイヤ22やリボンマスク24に巻き込むことなく、印
刷が終了する。
【0025】一方の方向への印刷が終了して記録ヘッド
10が非印刷領域まで移動した段階で、エッジ印刷制御
手段48は、前述の工程図7(I)と同様に記録媒体M
の上端がリボンマスク24の窓23に掛からない位置ま
で記録媒体Mを紙送りする。
【0026】ついで、前述の一方向への印刷時の開始位
置である記録ヘッド10を中央領域で、かつ文字幅の公
倍数となる桁位置P1に記録ヘッド10を移動させる
(図7(IV))。エッジ印刷制御手段48は、印刷デー
タの最上端が印刷可能な位置まで図7(II)と同様に記
録媒体Mを引戻し、印刷バッファ42に格納されている
残りのドットデータを記録ヘッド10に出力して記録ヘ
ッド10を他方向(図中矢印B)に移動させながら印刷
を実行する。
【0027】このようにして最上行の右端Lの近傍まで
印刷が進行すると、図7(V)に示したように記録媒体
Mの端部領域がリボンマスク24に押さえられた状態で
インパクトワイヤ22、及びリボンマスク24の窓23
が記録媒体Mを通過するから、記録媒体Mのエッジ部C
2をインパクトワイヤ22やリボンマスク24に巻き込
むことなく、印刷が終了する。
【0028】このようにドットが存在しない桁位置P1
を分割位置として2回に分割して印刷するため、各方向
の印刷時の位置決めに誤差が生じたとしても、印刷開始
位置が空白領域であるため、同一文字内でのドットのズ
レがなく印字品質の低下を防止することができる。
【0029】エッジ印刷制御手段48は、最上端に印刷
すべき文字数が少ない場合には、前述の図7(I)、
(IV)の工程により上端の位置が設定された段階で、印
刷バッファ42に格納されているデータの最後端の位置
P2を検出し、記録ヘッド10を位置P2まで移動させ
る。
【0030】そして、前述と同様に左端方向に向けて印
刷を実行すると、記録媒体Mのエッジ部C1をインパク
トワイヤ22やリボンマスク24に巻き込むことなく、
最上行の印刷が終了する(図7(VI))。このように文
字数が少ない場合には、印刷バッファ42に格納されて
いるデータの後端に対応する位置に記録ヘッド10を移
動させて1パスで印刷を実行するため、紙送りや記録ヘ
ッド10の位置決め操作が少なくなり、左右に分割して
2つのパスで印刷する場合に比較してスループットを向
上することができる。
【0031】他方、リボンマスク24の窓23のサイズ
程度の下マージンが設定された印刷データが出力される
と、エッジ印刷制御手段48は、リボンマスク24の窓
23がキャリッジ11の移動によっても記録媒体Mが引
っ掛からないように、紙送り制御手段47により記録媒
体Mを、その下端Uがリボンマスク24の窓23に掛か
らない位置まで引戻す(図8(I))。
【0032】次いでエッジ印刷制御手段48は、印刷デ
ータの最下端が印刷可能な位置まで記録媒体Mを紙送り
し、受信バッファ40に最下行の印刷データが格納され
た段階で、印刷データに基づいて印字幅を判定する。印
字桁数が多く、両方向に分けて印刷する必要がある場合
には、記録媒体Mの中央領域で、かつ文字幅の公倍数と
なる桁位置P3に記録ヘッド10を移動させる(図8
(II))。
【0033】この状態で、記録ヘッド10を一方の方
向、例えば左端側に移動させながら、記録ヘッド10の
位置に対応するデータを印刷バッファ42から読出して
記録ヘッド10に駆動信号を出力する。このようにして
最下行の左端Lの近傍まで印刷が進行すると、図8(II
I)に示したように記録媒体Mの端部がリボンマスク2
4に押さえられた状態でインパクトワイヤ22、及びリ
ボンマスク24の窓23が記録媒体Mを通過するから、
記録媒体Mのエッジ部C3をインパクトワイヤ22やリ
ボンマスク24に巻き込むことなく、印刷が終了する。
【0034】一方の方向への印刷が終了して記録ヘッド
10が非印刷領域まで移動した段階で、エッジ印刷制御
手段48は、前述の工程図8(I)と同様に記録媒体M
の下端がリボンマスク24の窓23に掛からない位置ま
で記録媒体Mを引戻す。
【0035】前述の一方向への印刷時の開始位置である
記録ヘッド10を中央領域で、かつ文字幅の公倍数とな
る桁位置P3に記録ヘッド10を移動させ(図8(I
V))、次いで図8(II)と同様に最下端の印刷が可能
な位置まで記録媒体Mを印刷位置まで紙送りする。印刷
バッファ42に格納されている残りのドットデータ(T
〜Z)を記録ヘッド10に出力して印刷を実行する。
【0036】前述の一方向への印刷時の開始位置である
記録ヘッド10を中央領域で、かつ文字幅の公倍数とな
る桁位置P3に記録ヘッド10を移動させ(図8(I
V))、印刷バッファ42に格納されている残りのドッ
トデータ(T〜Z)を記録ヘッド10に出力して印刷を
実行する。
【0037】このようにして最下行の右端Rの近傍まで
印刷が進行すると、図8(V)に示したように記録媒体
Mの端部領域がリボンマスク24に押さえられた状態で
インパクトワイヤ22、及びリボンマスク24の窓23
が記録媒体Mを通過するから、記録媒体Mの下端右側の
エッジ部C4をインパクトワイヤ22やリボンマスク2
4に巻き込むことなく、印刷が終了する。
【0038】このようにドットが存在しない位置を分割
点として左右に2パスで印刷するため、各パスでの位置
決めに誤差が生じたとしても、空白領域であるため、目
立つことがなく、印字品質の低下を防止することができ
る。
【0039】エッジ印刷制御手段48は、最下端に印刷
すべき文字数が少ない場合には、前述の図8(I)、
(IV)の工程により下端の位置が設定された段階で、印
刷バッファ42に格納されているデータの先端に相当す
る位置P4を検出し、記録ヘッド10を位置P4まで移
動させる。
【0040】そして、前述と同様に右端方向に向けて印
刷を実行すると、記録媒体Mのエッジ部C4をインパク
トワイヤ22やリボンマスク24に巻き込むことなく、
最下行の印刷が終了する(図8(VI))。このように文
字数が少ない場合には、後端に記録ヘッド10を移動さ
せて1パスにより印刷を実行するため、機械的に印刷デ
ータを左右に分割して2つのパスで印刷する場合に比較
してスループットを向上することができる。
【0041】なお、上述の実施例においては、印刷に先
立って記録媒体の幅を検出するようにしているが、記録
媒体の装填基準位置、例えば左端、右端、または中央を
基準とし、ここから印刷可能な最小の記録媒体、例えば
葉書の幅の1/2程度の位置を分割位置とするようにし
ても同様の作用を奏する。
【0042】ところで、上述のように予めメーカにより
設定されたTOF、またはBOFを超えて印刷したい場
合がある。このような場合には、装置の電源をオフとし
て、紙送りスイッチ4を押圧した状態で電源投入指令ス
イッチ5を投入すると、紙送り制御手段47は、電源投
入時に既に紙送りスイッチ4が押圧されているため、紙
送り制御手段47は、規定のTOF、及びBOFを超え
たTOF、またはBOFのデータの更新を可能ならしめ
るモードが選択されたと判断する。
【0043】この状態で紙送りスイッチ4を押圧操作す
ると、押圧回数に分だけTOFの値が加減算される。こ
のようにして電源投入指令スイッチ5等、予め定められ
ている更新モード終了のための操作が行われると、紙送
り制御手段47は今入力されたデータでTOF、及びB
OFの更新を行う。
【0044】なお、上述の実施例においてはTOF、ま
たはBOFのデータを紙送りスイッチ4により変更する
ようにしているが、ホストからTOF、またはBOFの
データを送信し、これを加減算させるようにしても同様
の作用を奏する
【0045】このようにしてTOF、またはBOFの設
定が終了すると、つぎの印刷時には更新されたTOF、
またはBOFに基づいて紙送り動作が実行されるため、
既定値を超えた領域での印刷が可能となる。
【0046】なお、上述の実施例においては電源投入指
令スイッチ5と紙送りスイッチ4とを同時に操作するこ
とによりTOFやBOFの下限値の変更を可能ならしめ
ているが、通常のモードでは使用しないスイッチや、ま
た複数のスイッチを同時操作により移れるようしてもよ
い。また、このような限界を超えての印刷は極めて特殊
な場合に限られるので、他のスイッチ操作や、また電源
の再投入によりTOFやBOFの値をメーカが設定した
既定値にリセットできるようにすると、印刷の信頼性を
簡単に回復することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
リアル記録装置を制御する複数のスイッチを同時に操作
するという常時の操作では生じないスイッチ操作をする
ことにより、不用意な変更を防止しつつ、紙送りデータ
記憶手段に格納されているTOF又はBOFの少なくと
も一方のデータをユーザの求めにより更新できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤインパクト式シリアル記録装置
の一実施例を示す図である
【図2】図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のワイヤ
インパクト式シリアル記録装置の一実施例を示す構成図
である。
【図3】図(イ)、(ロ)は、それぞれ記録ヘッド近傍
の構造を示す正面図と断面図である。
【図4】制御装置の一実施例を示すブロック図である。
【図5】同上装置の記録媒体Mの幅検出時のリボンマス
ク及び紙端検出器と記録媒体Mの上下方向の位置関係を
示す図である。
【図6】図(イ)、(ロ)は、本発明のエッジ印刷を行
う場合の上下のマージン、及び左右のマージンを、リボ
ンマスクとの関係で示す図である。
【図7】図(I)乃至(VI)は、それぞれ同上装置によ
り記録媒体Mの上端領域の印刷動作を示す図である。
【図8】図(I)乃至(VI)は、それぞれ同上装置によ
り記録媒体Mの下端領域の印刷動作を示す図である。
【符号の説明】
1 印刷機構 3 制御パネル 4 紙送りスイッチ 5 電源投入指令スイッチ 10 記録ヘッド 11 キャリッジ 15 キャリッジ駆動モータ 17 エンコーダ 19 紙端検出器 20 ペーパガイド 23 リボンマスクの窓 24 リボンマスク 28 紙送りモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB19 AC04 AD01 AE04 AE10 AF15 AF31 GA03 GC11 2C060 BC02 BC12 BC47 BC53 BC72 2C062 KA01 2C480 CA01 CA02 CA40 EC13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用紙を紙送りする手段と、キャリッ
    ジに搭載されてプラテンに平行に往復移動する記録ヘッ
    ド、記録用紙の少なくとも先端を検出する紙検出手段
    と、紙検出手段からの信号と、印字可能な領域を規定す
    るデータを格納した紙送りデータ記憶手段のデータとに
    基づいて記録用紙を搬送する紙送り制御手段とを備えた
    シリアル記録装置において、 前記シリアル記録装置を制御する複数のスイッチを同時
    に操作することにより、前記紙送りデータ記憶手段に格
    納されているTOF又はBOFの少なくとも一方のデー
    タを更新が可能となるシリアル記録装置。
  2. 【請求項2】 前記データが紙送りスイッチにより入力
    される請求項1に記載のシリアル記録装置。
  3. 【請求項3】 前記データがホストから入力される請求
    項1に記載のシリアル記録装置。
  4. 【請求項4】 前記データを既定値にリセット可能な請
    求項1に記載のシリアル記録装置。
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Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0129708B2 (ja) * 1981-05-07 1989-06-13 Umemura Takeshi
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