JP3952827B2 - 給紙装置、給紙装置を備えた記録装置及び給紙方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ等の記録装置に用いられる給紙装置、給紙装置を備えた記録装置及び給紙方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタには、自動給紙装置(以下、ASF(Auto Sheet Feeder )という。)を備えるものがある。ASFにセットされた用紙は、印刷を開始する際に、ASFが駆動されて、印刷可能な位置である所定の頭出し位置まで、自動的に給紙される。
【0003】
図8は、ASFを備えた従来のプリンタ(記録装置)を示す。このプリンタには、複数枚の用紙に連続印刷できるように、複数枚の用紙をストックして自動給紙するASF81が備えられている。ASF81は、複数枚の用紙が載置される載置板82と、載置板82の先端(下端)箇所に近接して対向配置されたLDローラ83とを備えている。キャリッジ84の下端に設けられた印刷ヘッド85とLDローラ83との間には、用紙Pを検知するレバー式の用紙検知センサ86が設けられている。LDローラ83は、紙送りローラ87と排紙ローラ88を駆動する紙送りモータを動力源とする。紙送りモータの駆動により、載置板82上に載置された一番上の用紙にLDローラ83がその円弧面で当接しながら1回転することで、その用紙Pが紙送りローラ87まで送り出される。なお、図8(a)において▲で指す位置は、印刷ヘッド85の最下流端の基準位置である。
【0004】
ここで、このプリンタに接続されたコンピュータから送られる印刷データは、用紙P上において、図7に示すように構成されているとする。この用紙Pは図7の矢印に示す方向に給紙される(従って、図面上左端が用紙Pの先端である。)。この場合、プリンタが印刷をするために必要とする所定の余白は、用紙P上のA線で区切られる位置であり、先端からの距離はl1である。また、B線で区切られる位置がこの印刷データの印字開始位置となっており、A線からB線の間には上余白(距離l2)が設けられている。図面上B線より右側の斜線部分は、印字データDの領域となっている。
【0005】
従って、用紙Pは、LDローラ83により紙送りローラ87まで送り出され、紙送りローラ87の回転により図8(a)の位置、即ち基準位置▲とA線とが一致する位置まで頭出しされて、停止する。そして、上余白分(距離l2)の紙送りローラ87の回転により図8(b)の位置、即ち基準位置▲とB線とが一致する位置まで紙送りがされ、停止する。この状態でキャリッジ84が駆動し、印字データDが印刷される。
【0006】
なお、このプリンタには、プリンタに設けられた給紙ボタンを押すことにより給紙を行う第1の給紙モードと、上述のように印刷データを受信した後に給紙を行う第2の給紙モードとが設けられている。第1の給紙モードでは、給紙ボタンを押すことにより、図8(a)の位置まで頭出しをする給紙が行われ、その後印刷データを受信して印刷開始位置である図8(b)の位置まで紙送りがされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のプリンタでは、頭出し動作を行った後一旦停止する構成になっている。このため、次に上余白がある場合は、紙送り動作を行い、さらに停止した後、印刷を開始している。しかし、給紙動作と上余白分の紙送り動作との間に停止動作が必ず入るため、全体として印刷速度を落とすこととなっていた。このため、プリンタの高速処理が望まれる今日において問題となっていた。
【0008】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、印刷データに上余白がある場合に、その印刷開始位置までの紙送りをより効率的に行う給紙装置、給紙装置を備えた記録装置及び給紙方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、自動給紙手段にて給紙された用紙の先端を検知する紙検出手段と、前記紙検出手段を通過した用紙を搬送する紙送り手段と、外部から送られる印刷データを受信する前に前記紙検出手段の検知位置から所定の頭出し位置までの第1の紙送り量を給紙する第1の給紙モードと、印刷データを受信した後に給紙を行う第2の給紙モードとを有する給紙装置であって、前記第2の給紙モードにおいて、印刷データの上余白の有無を検出する上余白検出手段と、前記印刷データの上余白量を解析する上余白量解析手段とを有するとともに、前記上余白検出手段により上余白が検出されない場合には、前記紙送り手段は、前記紙検出手段により用紙の先端が検知されてからは途中で停止することなく、前記第1の紙送り量を給紙した後停止する一方、前記上余白検出手段により上余白が検出された場合には、前記上余白量解析手段は上余白量を解析し、前記紙送り手段は、前記紙検出手段により用紙の先端が検知されてからは前記頭出し位置を含む途中で停止することなく、前記第1の紙送り量及び前記上余白量を第2の紙送り量として給紙した後停止することを要旨とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の給紙装置において、前記第1の給紙モードで、第1の紙送り量を給紙した後に外部から印刷データを受信した際に、前記上余白検出手段により上余白が検出された場合には、前記上余白量解析手段は上余白量を解析し、前記紙送り手段は前記上余白量を給紙した後停止することを要旨とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の給紙装置において、前記自動給紙手段は、複数枚の用紙をセット可能な用紙載置部を備え、該用紙載置部にセットされた用紙を1枚ずつ給紙することを要旨とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の給紙装置を備えた記録装置において、前記紙送り手段から給紙された用紙に記録をする記録手段を有するとともに、前記紙検出手段は、前記自動給紙手段と前記記録手段との間で前記自動給紙手段から給紙された用紙の先端を検知するものであることを要旨とする。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の給紙装置を備えた記録装置において、前記紙送り手段が給紙して停止した位置を基点として、前記記録手段が前記印刷データの記録を用紙に行うことを要旨とする。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の給紙装置を備えた記録装置において、前記第1の給紙モードは、記録装置に設けられた給紙操作手段からの給紙指令を受けた場合に選択されることを要旨とする。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項4〜6のいずれかに記載の給紙装置を備えた記録装置において、前記所定の頭出し位置は、前記記録手段が記録可能な最下流端の基準位置と、用紙を記録するために必要とする所定の余白からなることを要旨とする。
【0016】
請求項8に記載の発明は、自動給紙手段にて給紙された用紙の先端を紙検出手段により検知し、該紙検出手段を通過した用紙を搬送する給紙方法であって、外部から送られる印刷データを受信する前に前記紙検出手段の検知位置から所定の頭出し位置までの第1の紙送り量を給紙する第1の給紙モードと、印刷データを受信した後に給紙を行う第2の給紙モードとを有し、前記第2の給紙モードにおいて、印刷データの上余白の有無を検出する段階と、前記印刷データの上余白が検出された場合には、その上余白量を解析する段階とを有するとともに、前記印刷データの上余白が検出されない場合には、前記紙送り手段は、前記紙検出手段により用紙の先端が検知されてからは途中で停止することなく、前記第1の紙送り量を給紙した後停止する一方、前記印刷データの上余白が検出された場合には、上余白量を解析し、前記紙送り手段は、前記紙検出手段により用紙の先端が検知されてからは前記頭出し位置を含む途中で停止することなく、前記第1の紙送り量及び前記上余白量を第2の紙送り量として給紙した後停止することを要旨とする。
【0017】
(作用)
請求項1及び8に記載の発明によれば、給紙動作を行うタイミングが印刷データを受信する前後で、第1及び第2の給紙モードを有する給紙装置において、それぞれ異なる紙送り量の制御がなされる。即ち、第1の給紙モードは、給紙動作開始時において印刷データを受信していないため、第1の紙送り量で一旦給紙を停止しなければいけない。その一方で、第2の給紙モードは、印刷データを受信してから給紙動作を開始するため、第1の紙送り量に、上余白がある場合の上余白量を付加した第2の紙送り量により給紙を行うことができる。即ち、第2の給紙モードでは、給紙動作と上余白のための紙送り動作の間に紙送り手段を停止する必要がなくなる。従って、異なる給紙モードに対応した給紙制御ができるとともに、第2の給紙モードでは、上余白がある印刷データに対して、その印刷開始位置までの紙送りをより効率的に行うことができる。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、第1の給紙モードにおいて、一旦給紙を停止した後でも、上余白検出手段及び上余白量解析手段により、上余白量分の給紙を行うことができる。従って、第1及び第2の給紙モードにおいて、上余白検出手段及び上余白量解析手段を共用することができるため、給紙装置の構成を簡易にすることができる。
【0019】
請求項3に記載の発明によれば、複数枚の用紙をセット可能な用紙載置部を備え、該用紙載置部にセットされた用紙を1枚ずつ給紙する自動給紙手段を備えた給紙装置において、請求項1又は2に記載の発明の作用効果が得られる。従って、第2の給紙モードにおいて複数枚の用紙を連続給紙する場合に、紙送りをより効率的に行うことができる。
【0020】
請求項4に記載の発明によれば、給紙装置を備えた記録装置において、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の作用効果が得られる。従って、特に第2の給紙モードにおいて用紙を給紙する場合に、紙送りをより効率的に行なった上で記録を開始することができる。
【0021】
請求項5に記載の発明によれば、紙送り手段が給紙して停止した位置を基点として、記録手段が印刷データの記録を用紙に行う。従って、第1及び第2の給紙モードにおいて、記録開始位置までの紙送りがなされた上で、印刷データの記録が行われる。
【0022】
請求項6に記載の発明によれば、第1の給紙モードは、記録装置に設けられた給紙操作手段からの給紙指令を受けた場合に選択される。従って、給紙操作手段からの給紙指令により、第1の給紙モードが選択される。
【0023】
請求項7に記載の発明によれば、所定の頭出し位置は、前記記録手段が記録可能な最下流端の基準位置と、用紙を記録するために必要とする所定の余白からなる。従って、用紙上の記録可能な最大限の位置から記録を開始することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図3は、記録装置としての印刷装置(インクジェット式プリンタ)を示す。プリンタ1には、本体2の背面側に自動給紙手段としての自動給紙装置(Auto Sheet Feeder 。以下、フィーダ3という)が装備されている。フィーダ3には、用紙サポート4、載置板5及びエッジガイド6を備えた用紙ガイド7が取着されている。フィーダ3は用紙ガイド7にセットされた用紙を1枚ずつ本体2内に給紙する給紙駆動機構を備える。本体2内には幅方向(主走査方向)に往復動するキャリッジ8が設けられ、キャリッジ8の下部に設けられた印刷ヘッド9から所定のタイミングでインクが吐出されることにより用紙に印刷が行われる。そして、本体2の前側下部に開口する排出口2Aから印刷された用紙が排出されるようになっている。また、プリンタ1には、給紙操作手段としての給紙ボタン40が設けられており、給紙装置に対して給紙指令を送信できるようになっている。なお、キャリッジ8及び印刷ヘッド9により記録手段が構成される。
【0025】
図1は給紙装置を示す。同図に示すように、本体背面部にある載置板5の下端付近に、LDローラ10が対向配置されている。LDローラ10の給紙方向下流側には、一対のガイド11,12が配置されている。
【0026】
各ガイド11,12の用紙入口付近には、その下端が用紙通路に達する長さで延出するレバー15と、レバー15の上端部を検知対象とする用紙検出センサ16とを備える。用紙検出センサ16は、給紙される用紙Pがレバー15の下端を押してこれを回動させるとオンし、レバー15の下端を押す用紙Pが切れるとレバー15がバネの付勢力で原位置(復帰位置)に復帰してオフする。つまり、レバー15を回動させる用紙Pが無いときはレバー15は図1(a)に示す復帰位置に配置され、用紙Pがレバー15を回動させることによりレバー15は図1(b)に示す用紙検知位置に回動する。従って、用紙Pの先端を検知してからその用紙の後端が切れるまで用紙検出センサ16はオン状態を維持する。なお、レバー15と用紙検出センサ16とにより紙検出手段が構成される。
【0027】
紙送りローラ13と排紙ローラ17は、同一駆動源によって駆動して用紙Pを協働して紙送りする。また、LDローラ10も紙送りローラ13及び排紙ローラ17と同一駆動源によって駆動されるようになっており、給紙時には、紙送りローラ13及び排紙ローラ17によって前の用紙Pの排紙がなされるとともに、LDローラ10と紙送りローラ13とによって次の用紙Pの給紙がなされる。ただし、LDローラ10は、駆動源と切り離し可能となっており、給紙時にのみ動力伝達可能な状態に切替えられる。
【0028】
次に、図2により、給紙装置を備えるプリンタの電気的構成を説明する。
同図に示すように、印刷システム20は、ホストコンピュータ(PC)21と、プリンタ1とを備えている。ホストコンピュータ21は本体21Aと表示装置21Bと入力手段としての入力装置21Cとを備える。本体21Aでは、プログラムとCPU(図示省略)とによりプリンタドライバ22が構築されている。プリンタドライバ22は画像データや文書データを印刷データに変換する処理を実行する。なお、プリンタドライバ22により、印刷制御装置及び給紙モード指定手段が構成される。
【0029】
プリンタ1はホストコンピュータ21と通信可能に接続されており、プリンタドライバ22で変換された印刷データはホストコンピュータ21からプリンタ1に転送され、プリンタ1のインタフェイス24に受信される。インタフェイス24に接続されたバスには、CPU25、ROM26、RAM27及びASIC28等が接続されている。CPU25はROM26に記憶されたプログラムを実行することで、ASIC28に対し印刷制御上必要な指示や給紙処理の指示を出す。なお、ASIC28により、制御手段、コマンド解釈手段、紙送りコマンド判定手段が構成される。
【0030】
ASIC28は、印刷制御を司るとともに、CPU25の指示の基に給紙処理を実行する。ASIC28には、ヘッド駆動回路31、モータ駆動回路32,33及び給紙ボタン40が接続されている。ASIC28はヘッド駆動回路31を介して印刷ヘッド9を制御するとともに、各モータ駆動回路32,33を介してキャリッジモータ34及び紙送りモータ35を制御する。なお、モータ駆動回路33及び紙送りモータ35により、紙送り手段が構成される。ASIC28は、ホストコンピュータ21から受信した印刷データのコマンドを解釈するとともにデータ展開をし、このデータ等を基にヘッド駆動回路31を介して印刷ヘッド9を制御する。また、印刷データにはヘッダに各種コマンドが付されており、例えば紙送りコマンドが設定されている。
【0031】
LDローラ10は、紙送りローラ13と排紙ローラ17を駆動する紙送りモータ35を動力源とする。LDローラ10と紙送りモータ35の間には動力伝達を切替えるクラッチ手段としてのクラッチ36が介在する。即ちLDローラ10は、紙送りローラ13及び排紙ローラ17を駆動する紙送りモータ35に対し、その動力伝達の切断・接続の切替えをするクラッチ36を介して作動連結されている。給紙時は、クラッチ36が接続状態に切替えられ、これによりLDローラセット動作がなされ、LDローラ10が駆動可能な状態にセットされる。本実施形態では、クラッチ36はトリガレバー37の操作により機械的に切替えられる機構となっている。クラッチ36は、給紙時において、キャリッジ8が例えばホームポジションと反対側の給紙待機位置に移動配置されることで、トリガレバー37がキャリッジ8に押されて操作されることにより、機械的に切替えられるようになっている。
【0032】
本実施形態では、紙送りモータ35にステッピングモータを使用している。ASIC28は、紙送りモータ35のステップ数を計数する計測手段としてのカウンタ39を内部に有する。ASIC28はカウンタ39の計数値から用紙Pの位置を認知する。なお、紙送りモータ35の回転をエンコーダで検出する構成としてもよく、この場合はエンコーダからのパルスエッジをカウンタ39により計数して、用紙Pの位置を認知するようにすることもできる。
【0033】
なお、図1(c)に示す距離mは、所定の用紙検出センサ16の検知位置から所定の頭出し位置までの距離であり、この距離mの紙送り量を第1の紙送り量という。この距離mの紙送り量は一定であるため、紙送りモータ35のステップ数はMステップ(m=Mステップ)としてROM26に記憶されている。
【0034】
次に、図4〜6により、本実施形態の給紙装置の作用を説明する。
図4は給紙動作選択ルーチン、図5は第2給紙動作ルーチン、図6は第1給紙動作ルーチンのフローチャートをそれぞれ示している。
【0035】
図4に示すように、給紙動作は、ステップ(以下、単に「S」と記す。)S10において、プリンタ1の給紙ボタン40が押されたか否かが確認される。給紙ボタン40が押されていない場合(NO)は、第2の給紙モードとしての第2給紙動作ルーチン(S20)に進み、給紙ボタン40が押された場合(YES)は、第1の給紙モードとしての第1給紙動作ルーチン(S30)に進む。ROM26には、第1及び第2の給紙動作ルーチンを実行するプログラムデータが記憶されている。このプログラムは、ASIC28により実行される。第1及び第2の給紙動作ルーチンのルーチンのいずれかが終了すると、プリンタ1はキャリッジ8を駆動して印字を開始し(S40)、印字を終了した時点(S50)でこの処理を終了する。
【0036】
次に、図5により、第2給紙動作ルーチン(S20)について説明する。
第2給紙動作ルーチン(S20)は、給紙ボタン40が押されていない場合、即ち印刷データを受信した後に給紙を行う第2の給紙モードにおける動作ルーチンである。
【0037】
まず、ASIC28が、プリンタドライバ22から送信される印刷データを受信する(S110)。印刷データには、紙送りコマンド及び印字コマンド等が含まれている。紙送りコマンドには紙送り量のデータ、印字コマンドには印字データがそれぞれ記憶されている。そしてS120に進み、ASIC28は、この印刷データに上余白があるか否かを検出する。即ち、上余白の有無の検出は、印刷データの最初のコマンドが紙送りコマンドであるか否かにより行われる。そして、上余白がある場合は、上余白量の解析を行う。上余白量の解析は、紙送りコマンドの紙送り量(l2)を紙送りモータ35のステップ数(Lステップ)に換算する(l2=Lステップ)ことで行う。なお、ASIC28により、上余白検出手段と上余白量解析手段が構成される。
【0038】
次に、ASIC28は、給紙動作を開始し(S130)、用紙検出センサ16が用紙Pの先端を検知したか否かの確認がされる(S140)。これは、用紙Pの先端の検知があるまで処理が繰り返され(NO)、先端が検知されると(YES)、この時点でカウンタ39がリセットされ(C=0)、カウンタ39にて紙送りモータ35のステップ数の計数を開始する(S150)。そして、カウンタ値が上余白量と第1の紙送り量のステップ数の合計(C=L+M)に達したか否かの確認がされる(S160)。これは、カウンタ値がこのステップ数の合計に達するまで処理が繰り返され(NO)、合計に達すると(YES)、この時点で紙送りモータ35を停止させる(S170)。以上により、第2給紙動作ルーチンが終了する。なお、第1の紙送り量と上余白量の合計を第2の紙送り量という。
【0039】
次に、図6により、第1給紙動作ルーチン(S30)について説明する。
第1給紙動作ルーチン(S30)は、給紙ボタン40が押された場合、即ち印刷データを受信する前に給紙を行う第1の給紙モードにおける動作ルーチンである。
【0040】
まず、ASIC28は、給紙動作を開始し(S310)、用紙検出センサ16が用紙Pの先端を検知したか否かの確認がされる(S320)。これは、用紙Pの先端の検知があるまで処理が繰り返され(NO)、先端が検知されると(YES)、この時点でカウンタ39がリセットされ(C=0)、カウンタ39にて紙送りモータ35のステップ数の計数を開始する(S330)。そして、カウンタ値が第1の紙送り量のステップ数(C=M)に達したか否かの確認がされる(S340)。これは、カウンタ値がMに達するまで処理が繰り返され(NO)、Mに達すると(YES)、この時点で紙送りモータ35を停止させる(S350)。
【0041】
次に、ASIC28は、プリンタドライバ22から送信される印刷データを受信する(S360)。そして、ASIC28は、この印刷データに上余白があるか否かを検出する(S370)。この上余白の有無の検出は、図5におけるS120と同様である。
【0042】
次に、ASIC28は、紙送り動作を開始し(S380)、カウンタ39をリセットして(C=0)、カウンタ39にて紙送りモータ35のステップ数の計数を開始する(S390)。そして、カウンタ値が上余白量のステップ数(C=L)に達したか否かの確認がされる(S400)。これは、カウンタ値がLに達するまで処理が繰り返され(NO)、Lに達すると(YES)、この時点で紙送りモータ35を停止させる(S410)。以上により、第1給紙動作ルーチンが終了する。
【0043】
次に、本実施形態における給紙処理の作用を図1及び図7に従って説明する。本実施形態では、図7に示す構成の印刷データを用紙P上にて印刷するものとして説明する。この用紙Pは、図7の矢印に示す方向に給紙される(従って、図面上左端が用紙Pの先端である。)。この場合、プリンタが印刷をするために必要とする所定の余白は、用紙P上のA線で区切られる位置であり、先端からの距離はl1である。また、B線で区切られる位置がこの印刷データの印字開始位置となっており、A線からB線の間が上余白(距離l2)となっている。図面上B線より右側の斜線部分は、印字データDの領域となっている。
【0044】
給紙装置は、図1(a)の状態から、載置板5上の用紙Pのうち一番上の1枚にLDローラ10がその円弧面で当接しながら回転して給紙が開始される。そして、図1(b)に示すように、用紙Pの先端がレバー15の先端に当接し、用紙検出センサ16が用紙Pを検知すると、カウンタ39による計数処理が開始される。そして、LDローラ10が1回転することで、用紙Pが紙送りローラ13まで送り出される。そして、用紙Pは紙送りローラ13の回転により引き続き所定量送り出されることで、図1(c)に示すように、その先端が印刷ヘッド9の基準位置(最下流端)(同図における基準位置▲)から所定量はみ出した位置(即ち、基準位置▲から距離l1だけはみ出た位置である。)に頭出しされる。ここで、第1給紙動作においては、用紙Pが図1(c)の位置で停止する(S350)。そして、第1給紙動作において印刷データに上余白がある場合は、紙送りモータ35を駆動して、用紙Pを図1(d)に示す位置(m+l2)まで送り停止する。一方、第2給紙動作において印刷データに上余白がある場合は、用紙Pが図1(c)の位置で停止せずに、図1(d)に示す位置(m+l2)までさらに用紙Pが送られて停止する。
【0045】
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、給紙動作を行うタイミングが印刷データを受信する前後で、第1及び第2の給紙モードを有しており、それぞれ異なる紙送り量の制御がなされる。即ち、第1の給紙モードは、給紙動作開始時において印刷データを受信していないため、第1の紙送り量で一旦給紙を停止しなければいけない。その一方で、第2の給紙モードは、印刷データを受信してから給紙動作を開始するため、第1の紙送り量に上余白がある場合はこの上余白量を付加した第2の紙送り量により給紙を行うことができる。即ち、第2の給紙モードでは、給紙動作と上余白のための紙送り動作の間に紙送りローラ13を停止する必要がなくなる。従って、異なる給紙モードに対応した給紙制御ができるとともに、第2の給紙モードでは、上余白がある印刷データに対して、その印刷開始位置までの紙送りをより効率的に行うことができる。
【0046】
(2)上記実施形態では、第1の給紙モードにおいて、一旦給紙を停止させた後でも、ASIC28が、上余白検出及び上余白量解析を行うことにより、上余白量分の給紙を行うことができる。従って、第1及び第2の給紙モードにおいて、ASIC28による上余白検出及び上余白量解析を共用することができるため、プリンタ1の構成を簡易にすることができる。
【0047】
(3)上記実施形態では、複数枚の用紙をセット可能な載置板5を備え、載置板5にセットされた用紙を1枚ずつ給紙するフィーダ3を備えている。従って、第2の給紙モードにおいて複数枚の用紙を連続給紙する場合に、紙送りをより効率的に行うことができる。
【0048】
(4)上記実施形態では、紙送りローラ13が給紙して停止した位置を基点として、印刷ヘッド9が印刷データの印刷を用紙に行う。従って、第1及び第2の給紙モードにおいて、印刷開始位置までの紙送りがなされた上で、印刷データの記録が行われる。
【0049】
(5)上記実施形態では、給紙ボタン40を押したときに、第1の給紙モードが選択される。従って、給紙ボタン40を有するプリンタに対して、異なる給紙モードによる紙送り制御を行うことができる。
【0050】
(6)上記実施形態では、所定の頭出し位置である第1の紙送り量は、プリンタ1が印刷可能な最下流端の基準位置と、用紙を印刷するために必要とする所定の余白(l1)からなる。従って、用紙上の印刷可能な最大限の位置から印刷を開始することができる。
【0051】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、プリンタが印刷をするために必要とする所定の余白として、用紙の先端からの距離をl1としたが、この距離は任意であり、距離を0としてもよい。例えば、四辺縁なし印刷対応のプリンタであれば、このl1を0として紙送りをすることができる。この場合、第1の紙送り量としての距離mは、図1(c)上基準位置▲と一致することになる。
【0052】
○上記実施形態では、用紙検出センサ16はレバー式のものとしたが、これに限定されない。例えば用紙間の隙間を光学的に検出する光学式センサを使用し、それまで検出できていた用紙間の隙間を検出できなくなったら用紙先端として検出してもよい。レバー式センサよりも用紙先端検知に必要な用紙間隔が短くて済み、レバー式センサを使用する上記実施形態に比べ、設定し得る用紙間隔の最小値をさらに短くすることができる。
【0053】
○上記実施形態では、クラッチは機械的に切替えられる構成であったが、例えばトリガ信号による制御によりクラッチ(例えば電磁クラッチ)が電気的に切替えられる構成を採用してもよい。
【0054】
○上記実施形態では、紙送り量を紙送りモータ35のステップ数でカウントとしていたが、例えば時間によってカウントしてもよい。即ち、紙送り速度が精度の高いものであれば、時間を監視することで距離を正確に監視することが可能となる。
【0055】
○上記実施形態では、紙送りローラ13、排紙ローラ17及びLDローラ10は、同一駆動源で駆動される構成であったが、例えば紙送りローラ13、排紙ローラ17とLDローラ10との駆動源を別個に設けてもよい。
【0056】
○上記実施形態では、インクジェット式プリンタとしたが、適用される記録装置は、これに限定されない。例えばドットインパクトプリンタや他のインク方式のプリンタ等に適用してもよい。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、印刷データに上余白がある場合に、その印刷開始位置までの紙送りをより効率的に行うすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は本発明の実施形態における給紙処理を説明する模式側面図。
【図2】印刷システムの電気的構成を示す概略図。
【図3】プリンタの斜視図。
【図4】給紙動作選択ルーチンのフローチャート。
【図5】第2給紙動作ルーチンのフローチャート。
【図6】第1給紙動作ルーチンのフローチャート。
【図7】印刷データの構成を用紙において説明する模式平面図。
【図8】(a),(b)は従来技術における給紙処理を説明する模式平面図。
【符号の説明】
1 記録装置としてのプリンタ
3 自動給紙手段としてのフィーダ(自動給紙装置)
5 用紙載置部としての載置板
8 記録手段を構成するキャリッジ
9 記録手段を構成する印刷ヘッド
15 紙検出手段を構成するレバー
16 紙検出手段を構成する用紙検出センサ
28 上余白検出手段及び上余白量解析手段としてのASIC
33 紙送り手段を構成するモータ駆動回路
35 紙送り手段を構成する紙送りモータ
l2 上余白量
m 第1の紙送り量としての距離
P 用紙
Claims (8)
- 自動給紙手段にて給紙された用紙の先端を検知する紙検出手段と、
前記紙検出手段を通過した用紙を搬送する紙送り手段と、
外部から送られる印刷データを受信する前に前記紙検出手段の検知位置から所定の頭出し位置までの第1の紙送り量を給紙する第1の給紙モードと、印刷データを受信した後に給紙を行う第2の給紙モードとを有する給紙装置であって、
前記第2の給紙モードにおいて、
印刷データの上余白の有無を検出する上余白検出手段と、
前記印刷データの上余白量を解析する上余白量解析手段とを有するとともに、
前記上余白検出手段により上余白が検出されない場合には、前記紙送り手段は、前記紙検出手段により用紙の先端が検知されてからは途中で停止することなく、前記第1の紙送り量を給紙した後停止する一方、
前記上余白検出手段により上余白が検出された場合には、前記上余白量解析手段は上余白量を解析し、前記紙送り手段は、前記紙検出手段により用紙の先端が検知されてからは前記頭出し位置を含む途中で停止することなく、前記第1の紙送り量及び前記上余白量を第2の紙送り量として給紙した後停止することを特徴とする給紙装置。 - 前記第1の給紙モードで、第1の紙送り量を給紙した後に外部から印刷データを受信した際に、前記上余白検出手段により上余白が検出された場合には、前記上余白量解析手段は上余白量を解析し、前記紙送り手段は前記上余白量を給紙した後停止することを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
- 前記自動給紙手段は、複数枚の用紙をセット可能な用紙載置部を備え、該用紙載置部にセットされた用紙を1枚ずつ給紙することを特徴とする請求項1又は2に記載の給紙装置。
- 前記紙送り手段から給紙された用紙に記録をする記録手段を有するとともに、
前記紙検出手段は、前記自動給紙手段と前記記録手段との間で前記自動給紙手段から給紙された用紙の先端を検知するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の給紙装置を備えた記録装置。 - 前記紙送り手段が給紙して停止した位置を基点として、前記記録手段が前記印刷データの記録を用紙に行うことを特徴とする請求項4に記載の給紙装置を備えた記録装置。
- 前記第1の給紙モードは、記録装置に設けられた給紙操作手段からの給紙指令を受けた場合に選択されることを特徴とする請求項4又は5に記載の給紙装置を備えた記録装置。
- 前記所定の頭出し位置は、前記記録手段が記録可能な最下流端の基準位置と、用紙を記録するために必要とする所定の余白からなることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の給紙装置を備えた記録装置。
- 自動給紙手段にて給紙された用紙の先端を紙検出手段により検知し、該紙検出手段を通過した用紙を搬送する給紙方法であって、
外部から送られる印刷データを受信する前に前記紙検出手段の検知位置から所定の頭出し位置までの第1の紙送り量を給紙する第1の給紙モードと、印刷データを受信した後に給紙を行う第2の給紙モードとを有し、
前記第2の給紙モードにおいて、
印刷データの上余白の有無を検出する段階と、
前記印刷データの上余白が検出された場合には、その上余白量を解析する段階とを有するとともに、
前記印刷データの上余白が検出されない場合には、前記紙送り手段は、前記紙検出手段により用紙の先端が検知されてからは途中で停止することなく、前記第1の紙送り量を給紙した後停止する一方、
前記印刷データの上余白が検出された場合には、上余白量を解析し、前記紙送り手段は、前記紙検出手段により用紙の先端が検知されてからは前記頭出し位置を含む途中で停止することなく、前記第1の紙送り量及び前記上余白量を第2の紙送り量として給紙した後停止することを特徴とする給紙方法。
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