JP3661785B2 - シリアル記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、ワイヤドット式記録ヘッドをキャリッジに搭載して、記録媒体の幅方向に往復動して印刷する記録装置、詳細には上下端、及び側端いっぱいに印刷することができるワイヤドット式シリアル記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インパクトワイヤを記録素子とする記録ヘッドをキャリッジに搭載して、記録媒体の幅方向に往復動させながら印刷を行う記録装置は、記録媒体と記録ヘッドの間にインクリボンを介装するため、記録ヘッドによるインクリボンの擦り等に起因する記録媒体Mの汚れを防止することを目的として、インパクトワイヤが露出する程度で、かつ上下方向が角部となる矩形の窓を備えたリボンマスクを常時、記録媒体Mに弱い力で弾接させながら印刷を実行するように構成されている。
【0003】
このため、キャリッジにより記録ヘッドを記録用紙の幅方向に往復移動させながら印刷を行うシリアル記録装置は、記録用紙の上端、または下端の隅部がめくれたり、また変形し易いため、移動する記録ヘッドに巻き込まれ、記録ヘッドの破損や、また印刷ミスを招くとう問題を抱えているため、印刷が可能な上端と他端との限界値、いわゆるTOF,BOFがメーカにより紙送りデータとして記憶手段に格納されていて、これらTOF,BOFを超えての印刷を防止されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、場合によってはこれらTOF,BOFを超えて印刷する必要が生じる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところはメーカ設定の既定値を超えての印刷をユーザの責任の下で可能ならしめることができるシリアル記録装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解消するために本発明においては、記録用紙を紙送りする手段と、キャリッジに搭載されてプラテンに平行に往復移動する記録ヘッド、記録用紙の少なくとも先端を検出する紙検出手段と、紙検出手段からの信号と、印字可能な領域を規定するデータを格納した紙送りデータ記憶手段のデータとに基づいて記録用紙を搬送する紙送り制御手段とを備えたシリアル記録装置において、前記シリアル記録装置を制御するスイッチを押圧しながら電源を投入することにより、前記紙送りデータ記憶手段に格納されているTOF又はBOFの少なくとも一方のデータを更新することができ、また電源の再投入により更新されたTOF又はBOFのデータが更新前の状態にリセットされるように構成されている。
【0006】
【作用】
シリアル記録装置を制御する複数のスイッチを同時に操作するという常時の操作では生じないスイッチ操作をすることにより、不用意な変更を防止しつつ、紙送りデータ記憶手段に格納されているTOF又はBOFの少なくとも一方のデータをユーザの求めにより更新でき、また電源の再投入という簡単な操作で、更新されたTOF又はBOFのデータを更新前の状態にリセットされて印刷の信頼性を確保できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
そこで、以下に本発明の詳細を実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例を示すものであって、印刷機構1を収容する函体2は、操作し易い位置、例えば前面に制御パネル3が設けられていて、ここに紙送りスイッチ4や電源投入指令スイッチ5が配置され、また記録ヘッドを露出させ易い領域、この実施例では上面に開口を形成してカバー6が設けられている。
【0008】
図2(イ)(ロ)、印刷機構部及び紙送り機構の一実施例を示すものであって、記録ヘッド10を搭載して記録用紙Kの幅方向に往復動するキャリッジ11はガイド軸12、13に移動可能に設けられ、タイミングベルト14を介してキャリッジモータ15に接続されている。タイミングベルト14の他端を支持するアイドルローラ16には記録ヘッド10の印刷位置等を検出するエンコーダ17が接続されている。
【0009】
キャリッジ11には、記録媒体Mの側端、及び上下端をプラテン18との反射率の相違に基づいて検出するフォトセンサーからなる紙端検出器19と、記録ヘッド10のプラテン18に対向する面にはペーパガイド20が設けられている。
【0010】
ペーパガイド20は、図3に示したように記録ヘッド10のインパクトワイヤ22、22に対向する領域に、記録媒体Mの送り方向、及び記録ヘッドの移動方向が角部23a、23b、23c、23dとなる窓23を備えたリボンマスク24が、窓25から若干ΔL突出するように両側を板バネ26により付勢されて取付けられている。
【0011】
再び図2に戻って、プラテン18は、輪列27を介して紙送りモータ28に接続され、用紙ガイド29を経由して送り込まれた記録用紙Mを行送り等の紙送りするように構成されている。なお、図中符号30は、レバー30aを備えた用紙検出器を、また符号31は輪列32を介して軸12を回動するプラテンギャップ調整モータを示す。
【0012】
図4は、上述した印刷機構1を制御する制御装置の一実施例を示すものであって、パターン発生手段41は、ホスト等から受信バッファ40に送出された文字コードデータをドットパターンデータに変換して印刷バッファ42に出力する。
【0013】
印刷データ読出手段43は、後述する印刷制御手段45、またはエッジ印刷制御手段50による制御を受けて所定の順序で印刷バッファ42からデータを読出し、記録ヘッド駆動手段44に出力するものである。
【0014】
印刷制御手段45は、リボンマスク24による記録媒体Mの巻き込みが生じるか、否かを検出し、巻き込みが生じない場合には、印刷データ読出手段43、キャリッジ制御手段46、及び紙送り制御手段47により通常印刷モードで印刷バッファ42からドットデータを読出しつつ、記録ヘッド10を往復動させ、1行の印刷が終了した段階で紙送りを実行するものである。
【0015】
紙送り制御手段47は、紙送りデータ記憶手段48のデータに基づいてTOF,BOFを管理して記録用紙の先端の位置決めや、排紙動作を実行する他に、電源投入判定手段49からの信号と紙送りスイッチ4との信号により紙送りデータ記憶手段48のデータの更新モードを起動するように構成されている。
【0016】
エッジ印刷制御手段50で、パターンデータ発生手段41から出力された複数の文字の境界となる空白部を検出して、パターンデータ発生手段41に格納されている文字データの文字幅の公倍数に記録ヘッドが位置するようにキャリッジ制御手段46によりキャリッジ11を制御し、また記録ヘッドが当初に位置した桁から、一方、及び他方に向けて印刷バッファ42からドットデータを読み出すものである。なお、図中符号51は電源投入指令スイッチ5により商用電力を装置に供給する電源リレーを示す。
【0017】
このように構成した装置の動作を、図7、及び図8に基づいて説明する。
制御手段45は、記録媒体Mの上端Uが図5に示したようにリボンマスク24の窓23の下端23bと紙端検出器19と間に位置した段階で、キャリッジ11を印刷領域の一端から他端に移動させて、紙端検出器19からの信号に基づいて記録媒体Mの幅を検出する。
【0018】
このように記録媒体Mの上端Uをリボンマスク24の窓23よりも上流側に位置させた状態で、装填されている記録媒体の紙幅を検出することにより、リボンマスク24の窓23に記録媒体Mのコーナを巻き込むこと無く、紙幅を検出できるばかりでなく、引き続く印刷工程において記録媒体の引き戻し工程が不要となり、スループットの向上を図ることができる。
【0019】
ついで、受信バッファ40に格納されているデータに基づいて印刷領域を判断し、リボンマスク24に紙掛りが生じない程度に、上端、及び左のマージンが十分に設定されている場合には、つまり図5に示したように記録媒体Mの上端Uがリボンマスク24の窓23の上端23aより上方に位置するか、または記録媒体Mの下端Dがリボンマスク24の窓23の下端23bよりも下方に位置するか、または記録媒体Mの左端L、右端Rがリボンマスク24の窓23の左端23c、または右端23dよりも外側に位置した状態で印刷が終了するようなマージンの場合には、通常の印刷を実行する。
【0020】
すなわち、ホストから出力され、受信バッファ40に格納されている文字コードをパターン発生手段41によりドットパターンに変換して印刷バッファ42に格納する。キャリッジ駆動モータ15を駆動して記録ヘッド10が印刷位置に到達した時点で、印刷バッファ42のデータを記録ヘッド駆動手段44に出力して記録ヘッド10のインパクトワイヤ22を作動させる。これにより、図示しないインクリボンの上からインパクトワイヤ22が記録媒体Mを打撃して記録媒体Mにドットを形成する。
【0021】
一方、記録媒体MのコーナC1乃至C4がリボンマスク24の窓23に引っ掛かる虞が有るマージン、つまり図6(イ)に示したように記録媒体Mの上端Uがリボンマスク24の窓23の上端23aより下方で、かつ窓23に対向する位置するか、または記録媒体Mの下端Dがリボンマスク24の窓23の下端23bよりも上方に位置し、かつ窓23に対向するように位置し、さらに図6(ロ)に示したように記録媒体Mの左端L、右端Rがリボンマスク24の窓23の左端23c、または右端23dよりも内側に位置し、かつ窓23に対向する状態で印刷が終了するようなマージンの場合には、印刷制御手段45は、エッジ印刷制御手段48に信号を出力する。
【0022】
エッジ印刷制御手段48は、リボンマスク24の窓23がキャリッジ11の移動によっても記録媒体Mに引っ掛からないように紙送り制御手段47により記録媒体Mを、その上端Uがリボンマスク24の窓23に掛からない位置まで紙送りする(図7(I))。
【0023】
次いでエッジ印刷制御手段48は、印刷データの最上端が印刷可能な位置まで記録媒体Mを引戻し、受信バッファ40に最上行の印刷データが格納された段階で、印刷データに基づいて印字幅を判定する。印字桁数が多く、両方向に分けて印刷する必要がある場合には、記録媒体Mの中央領域で、かつ文字幅の公倍数となる桁位置P1に記録ヘッド10を移動させる(図7(II))。
【0024】
この状態で、記録ヘッド10を一方の方向、例えば左端側(矢印A方向)に移動させながら、記録ヘッド10の位置に対応するデータを印刷バッファ42から読出して記録ヘッド10に駆動信号を出力する。このようにして最上行の左端Lの近傍まで印刷が進行すると、図7(III)に示したように記録媒体Mの端部がリボンマスク24に押さえられた状態でインパクトワイヤ22、及びリボンマスク24の窓23が記録媒体Mを通過するから、記録媒体Mのエッジ部C1をインパクトワイヤ22やリボンマスク24に巻き込むことなく、印刷が終了する。
【0025】
一方の方向への印刷が終了して記録ヘッド10が非印刷領域まで移動した段階で、エッジ印刷制御手段48は、前述の工程図7(I)と同様に記録媒体Mの上端がリボンマスク24の窓23に掛からない位置まで記録媒体Mを紙送りする。
【0026】
ついで、前述の一方向への印刷時の開始位置である記録ヘッド10を中央領域で、かつ文字幅の公倍数となる桁位置P1に記録ヘッド10を移動させる(図7(IV))。
エッジ印刷制御手段48は、印刷データの最上端が印刷可能な位置まで図7(II)と同様に記録媒体Mを引戻し、印刷バッファ42に格納されている残りのドットデータを記録ヘッド10に出力して記録ヘッド10を他方向(図中矢印B)に移動させながら印刷を実行する。
【0027】
このようにして最上行の右端Lの近傍まで印刷が進行すると、図7(V)に示したように記録媒体Mの端部領域がリボンマスク24に押さえられた状態でインパクトワイヤ22、及びリボンマスク24の窓23が記録媒体Mを通過するから、記録媒体Mのエッジ部C2をインパクトワイヤ22やリボンマスク24に巻き込むことなく、印刷が終了する。
【0028】
このようにドットが存在しない桁位置P1を分割位置として2回に分割して印刷するため、各方向の印刷時の位置決めに誤差が生じたとしても、印刷開始位置が空白領域であるため、同一文字内でのドットのズレがなく印字品質の低下を防止することができる。
【0029】
エッジ印刷制御手段48は、最上端に印刷すべき文字数が少ない場合には、前述の図7(I)、(IV)の工程により上端の位置が設定された段階で、印刷バッファ42に格納されているデータの最後端の位置P2を検出し、記録ヘッド10を位置P2まで移動させる。
【0030】
そして、前述と同様に左端方向に向けて印刷を実行すると、記録媒体Mのエッジ部C1をインパクトワイヤ22やリボンマスク24に巻き込むことなく、最上行の印刷が終了する(図7(VI))。このように文字数が少ない場合には、印刷バッファ42に格納されているデータの後端に対応する位置に記録ヘッド10を移動させて1パスで印刷を実行するため、紙送りや記録ヘッド10の位置決め操作が少なくなり、左右に分割して2つのパスで印刷する場合に比較してスループットを向上することができる。
【0031】
他方、リボンマスク24の窓23のサイズ程度の下マージンが設定された印刷データが出力されると、エッジ印刷制御手段48は、リボンマスク24の窓23がキャリッジ11の移動によっても記録媒体Mが引っ掛からないように、紙送り制御手段47により記録媒体Mを、その下端Uがリボンマスク24の窓23に掛からない位置まで引戻す(図8(I))。
【0032】
次いでエッジ印刷制御手段48は、印刷データの最下端が印刷可能な位置まで記録媒体Mを紙送りし、受信バッファ40に最下行の印刷データが格納された段階で、印刷データに基づいて印字幅を判定する。印字桁数が多く、両方向に分けて印刷する必要がある場合には、記録媒体Mの中央領域で、かつ文字幅の公倍数となる桁位置P3に記録ヘッド10を移動させる(図8(II))。
【0033】
この状態で、記録ヘッド10を一方の方向、例えば左端側に移動させながら、記録ヘッド10の位置に対応するデータを印刷バッファ42から読出して記録ヘッド10に駆動信号を出力する。このようにして最下行の左端Lの近傍まで印刷が進行すると、図8(III)に示したように記録媒体Mの端部がリボンマスク24に押さえられた状態でインパクトワイヤ22、及びリボンマスク24の窓23が記録媒体Mを通過するから、記録媒体Mのエッジ部C3をインパクトワイヤ22やリボンマスク24に巻き込むことなく、印刷が終了する。
【0034】
一方の方向への印刷が終了して記録ヘッド10が非印刷領域まで移動した段階で、エッジ印刷制御手段48は、前述の工程図8(I)と同様に記録媒体Mの下端がリボンマスク24の窓23に掛からない位置まで記録媒体Mを引戻す。
【0035】
前述の一方向への印刷時の開始位置である記録ヘッド10を中央領域で、かつ文字幅の公倍数となる桁位置P3に記録ヘッド10を移動させ(図8(IV))、次いで図8(II)と同様に最下端の印刷が可能な位置まで記録媒体Mを印刷位置まで紙送りする。印刷バッファ42に格納されている残りのドットデータ(T〜Z)を記録ヘッド10に出力して印刷を実行する。
【0036】
前述の一方向への印刷時の開始位置である記録ヘッド10を中央領域で、かつ文字幅の公倍数となる桁位置P3に記録ヘッド10を移動させ(図8(IV))、印刷バッファ42に格納されている残りのドットデータ(T〜Z)を記録ヘッド10に出力して印刷を実行する。
【0037】
このようにして最下行の右端Rの近傍まで印刷が進行すると、図8(V)に示したように記録媒体Mの端部領域がリボンマスク24に押さえられた状態でインパクトワイヤ22、及びリボンマスク24の窓23が記録媒体Mを通過するから、記録媒体Mの下端右側のエッジ部C4をインパクトワイヤ22やリボンマスク24に巻き込むことなく、印刷が終了する。
【0038】
このようにドットが存在しない位置を分割点として左右に2パスで印刷するため、各パスでの位置決めに誤差が生じたとしても、空白領域であるため、目立つことがなく、印字品質の低下を防止することができる。
【0039】
エッジ印刷制御手段48は、最下端に印刷すべき文字数が少ない場合には、前述の図8(I)、(IV)の工程により下端の位置が設定された段階で、印刷バッファ42に格納されているデータの先端に相当する位置P4を検出し、記録ヘッド10を位置P4まで移動させる。
【0040】
そして、前述と同様に右端方向に向けて印刷を実行すると、記録媒体Mのエッジ部C4をインパクトワイヤ22やリボンマスク24に巻き込むことなく、最下行の印刷が終了する(図8(VI))。このように文字数が少ない場合には、後端に記録ヘッド10を移動させて1パスにより印刷を実行するため、機械的に印刷データを左右に分割して2つのパスで印刷する場合に比較してスループットを向上することができる。
【0041】
なお、上述の実施例においては、印刷に先立って記録媒体の幅を検出するようにしているが、記録媒体の装填基準位置、例えば左端、右端、または中央を基準とし、ここから印刷可能な最小の記録媒体、例えば葉書の幅の1/2程度の位置を分割位置とするようにしても同様の作用を奏する。
【0042】
ところで、上述のように予めメーカにより設定されたTOF、またはBOFを超えて印刷したい場合がある。
このような場合には、装置の電源をオフとして、紙送りスイッチ4を押圧した状態で電源投入指令スイッチ5を投入すると、紙送り制御手段47は、電源投入時に既に紙送りスイッチ4が押圧されているため、紙送り制御手段47は、規定のTOF、及びBOFを超えたTOF、またはBOFのデータの更新を可能ならしめるモードが選択されたと判断する。
【0043】
この状態で紙送りスイッチ4を押圧操作すると、押圧回数に分だけTOFの値が加減算される。このようにして電源投入指令スイッチ5等、予め定められている更新モード終了のための操作が行われると、紙送り制御手段47は今入力されたデータでTOF、及びBOFの更新を行う。
【0044】
なお、上述の実施例においてはTOF、またはBOFのデータを紙送りスイッチ4により変更するようにしているが、ホストからTOF、またはBOFのデータを送信し、これを加減算させるようにしても同様の作用を奏する
【0045】
このようにしてTOF、またはBOFの設定が終了すると、つぎの印刷時には更新されたTOF、またはBOFに基づいて紙送り動作が実行されるため、既定値を超えた領域での印刷が可能となる。
【0046】
なお、上述の実施例においては電源投入指令スイッチ5と紙送りスイッチ4とを同時に操作することによりTOFやBOFの下限値の変更を可能ならしめているが、通常のモードでは使用しないスイッチや、また複数のスイッチを同時操作により移れるようしてもよい。また、このような限界を超えての印刷は極めて特殊な場合に限られるので、他のスイッチ操作や、また電源の再投入によりTOFやBOFの値をメーカが設定した既定値にリセットできるようにすると、印刷の信頼性を簡単に回復することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤインパクト式シリアル記録装置の一実施例を示す図である
【図2】図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のワイヤインパクト式シリアル記録装置の一実施例を示す構成図である。
【図3】図(イ)、(ロ)は、それぞれ記録ヘッド近傍の構造を示す正面図と断面図である。
【図4】制御装置の一実施例を示すブロック図である。
【図5】同上装置の記録媒体Mの幅検出時のリボンマスク及び紙端検出器と記録媒体Mの上下方向の位置関係を示す図である。
【図6】図(イ)、(ロ)は、本発明のエッジ印刷を行う場合の上下のマージン、及び左右のマージンを、リボンマスクとの関係で示す図である。
【図7】図(I)乃至(VI)は、それぞれ同上装置により記録媒体Mの上端領域の印刷動作を示す図である。
【図8】図(I)乃至(VI)は、それぞれ同上装置により記録媒体Mの下端領域の印刷動作を示す図である。
【符号の説明】
1 印刷機構
3 制御パネル
4 紙送りスイッチ
5 電源投入指令スイッチ
10 記録ヘッド
11 キャリッジ
15 キャリッジ駆動モータ
17 エンコーダ
19 紙端検出器
20 ペーパガイド
23 リボンマスクの窓
24 リボンマスク
28 紙送りモータ

Claims (1)

  1. 記録用紙を紙送りする手段と、キャリッジに搭載されてプラテンに平行に往復移動する記録ヘッド、記録用紙の少なくとも先端を検出する紙検出手段と、紙検出手段からの信号と、印字可能な領域を規定するデータを格納した紙送りデータ記憶手段のデータとに基づいて記録用紙を搬送する紙送り制御手段とを備えたシリアル記録装置において、
    前記シリアル記録装置を制御するスイッチを押圧しながら電源を投入することにより、前記紙送りデータ記憶手段に格納されているTOF又はBOFの少なくとも一方のデータを更新することができ、また電源の再投入により更新されたTOF又はBOFのデータが更新前の状態にリセットされるシリアル記録装置。
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